JP5109649B2 - 化学増幅型レジスト組成物 - Google Patents
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Description
半導体の微細加工における化学増幅型レジスト組成物としては、より優れた解像度と優れたラインエッジラフネスを示すものが求められている。
Q1及びQ2は、互いに独立に、フッ素原子又は炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基を表す。
A+は、式(Ia)、式(Ib)及び式(Ic)で表されるカチオンからなる群から選ばれる少なくとも1種のカチオンを表す。
式(Ib)中、P4及びP5は、互いに独立に、水素原子、水酸基、炭素数1〜12の炭化水素基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表し、該炭化水素基及び該アルコキシ基は、直鎖状でも分岐状であってもよい。
式(Ic)中、P10〜P21は、互いに独立に、水素原子、水酸基、炭素数1〜12の炭化水素基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表し、該炭化水素基及び該アルコキシ基は、直鎖状でも分岐状であってもよい。
Bは、硫黄原子又は酸素原子を表す。
mは、0又は1を表す。]
B+は、式(II’)で表されるカチオンを表す。]
P8は、水素原子を表し、P9は、直鎖状、分岐状又は環状の炭素数1〜12の炭化水素基、もしくは置換されていてもよい芳香環基を表すか、又はP8とP9が結合して形成された炭素数3〜12の環を表す。ここで、前記の環に含まれる炭素原子は、任意に、カルボニル基、酸素原子、硫黄原子に置換されていてもよい。]
Q1及びQ2は、それぞれ独立に、フッ素原子又は炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基を表す。
A+は、式(Ia)、式(Ib)及び式(Ic)で表されるカチオンからなる群から選ばれる少なくとも1種のカチオンを表す。]
式(Ib)中、P4及びP5は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、炭素数1〜12の炭化水素基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表し、該炭化水素基及び該アルコキシ基は、直鎖状でも分岐状であってもよい。
式(Ic)中、P10〜P21は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、炭素数1〜12の炭化水素基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表し、該炭化水素基及び該アルコキシ基は、直鎖状でも分岐状であってもよい。
Bは、硫黄原子又は酸素原子を表す。
mは、0又は1を表す。]
B+は、式(II’)で表されるカチオンを表す。]
P8は、水素原子を表す。
P9は、直鎖状、分岐状又は環状の炭素数1〜12の炭化水素基もしくは置換されていてもよい芳香環基を表すか、又はP8とP9が結合して炭素数3〜12の2価の炭化水素基を表す。ここで、2価の炭化水素基に含まれる炭素原子は、任意に、カルボニル基、酸素原子、硫黄原子に置換されていてもよい。]
シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基などが挙げられる。
直鎖状又は分枝状の炭素数1〜20の置換されていてもよい炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデカニル基、テトラデカニル基、ペンタデカニル基、ヘキサデカニル基、ヘプタデカニル基、オクタデカニル基、ノナデカニル基、イコサニル基、ヘニコサニル基、ドコサニル基及び前記各基の構造異性体;
ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル基、ヒドロキシペンチル基、ヒドロキシヘキシル基、ヒドロキシヘプチル基、ヒドロキシオクチル基、ヒドロキシノニル基、ヒドロキシデシル基、ヒドロキシウンデシル基、ヒドロキシドデシル基、ヒドロキシトリデカニル基、ヒドロキシテトラデカニル基、ヒドロキシペンタデカニル基、ヒドロキシヘキサデカニル基、ヒドロキシヘプタデカニル基、ヒドロキシオクタデカニル基、ヒドロキシノナデカニル基、ヒドロキシイコサニル基及び前記各基の構造異性体;
ジヒドロキシメチル基、ジヒドロキシエチル基、ジヒドロキシプロピル基、ジヒドロキシブチル基、ジヒドロキシペンチル基、ジヒドロキシヘキシル基、ジヒドロキシヘプチル基、ジヒドロキシオクチル基、ジヒドロキシノニル基、ジヒドロキシデシル基、ジヒドロキシウンデシル基、ジヒドロキシドデシル基、ジヒドロキシトリデカニル基、ジヒドロキシテトラデカニル基、ジヒドロキシペンタデカニル基、ジヒドロキシヘキサデカニル基、ジヒドロキシヘプタデカニル基、ジヒドロキシオクタデカニル基、ジヒドロキシノナデカニル基、ジヒドロキシイコサニル基及び前記各基の構造異性体などが挙げられる。
式(Ib)中、P4及びP5は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、炭素数1〜12の炭化水素基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表し、該炭化水素基及び該アルコキシ基は、直鎖状でも分岐状であってもよい。
式(Ic)中、P10〜P21は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、炭素数1〜12の炭化水素基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表し、該炭化水素基及び該アルコキシ基は、直鎖状でも分岐状であってもよい。
Bは、硫黄原子又は酸素原子を表す。
mは、0又は1を表す。]
前記の炭素数1〜12の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ドデシル基、2−エチルヘキシル基などが挙げられる。
前記の炭素数1〜12のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基などが挙げられる。
前記の炭素数3〜12の環状炭化水素基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アダマンチル基、ビシクロヘキシル基、フェニル基、ナフチル基、フルオレニル基、ビフェニル基などが挙げられる。前記の環状炭化水素基は、直鎖状又は分岐状の炭化水素基、アルコキシ基、水酸基及びアミノ基等により置換されていてもよい。
P31〜P36は、それぞれ独立に、水酸基、直鎖状、分岐状又は環状の炭素数1〜12の炭化水素基、炭素数1〜12のアルコキシ基を表す。
g、h、i、j、k及びlは、それぞれ独立に、0〜5の整数を表す。]
直鎖状又は分岐状の炭素数1〜12のアルコキシ基しては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基などが挙げられる。
P22〜P24は、式(Ih)におけるのと同じ意味を表す。
環Xは、単環式又は多環式の炭素数3〜30の炭化水素基を表す。ただし、前記の炭化水素基の炭素原子は、カルボニル基で置換されていてもよい。
また、環Xは、炭素数1〜6の炭化水素基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜4のペルフルオロアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基、水酸基又はシアノ基を置換基として含んでいてもよい。
Z1は、単結合又は−[CH2]k−を表す。
kは、1〜4の整数を表す。]
P22〜P24は、式(Ih)におけるのと同じ意味を表す。]
B+は、式(II’)で表されるカチオンを表す。]
P8は、水素原子を表し、P9は、直鎖状、分岐状又は環状の炭素数1〜12の炭化水素基、もしくは置換されていてもよい芳香環基を表すか、又はP8とP9が結合して形成された炭素数3〜12の環を表す。ここで、前記の環に含まれる炭素原子は、任意に、カルボニル基、酸素原子、硫黄原子に置換されていてもよい。]
炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基としては、前記と同じものが挙げられる。
Q3及びQ4としては、互いに独立に、フッ素原子又はトリフロオロメチル基である場合が好ましい。中でも、Q1〜Q4のすべてがフッ素原子である場合がより好ましい。
また、P6とP7とが結合して、アルキレン基などの炭素数3〜12の2価の炭化水素基であってもよい。
P8は水素原子を表す。P9は炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、又はフェニル基、ベンジル基などの置換されていてもよい芳香環基を表すか、P8とP9とが結合して、環を形成するが、そのP8とP9とが結合して形成されるアルキレン基などの炭素数3〜12の2価の炭化水素基を表す。P9がアルキル基の場合、該アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基などが挙げられる。P9がシクロアルキル基の場合、該シクロアルキル基としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロデシル基などが挙げられる。ここで、式(II’)における前記2価の炭化水素基に含まれる炭素原子は、任意に、カルボニル基、酸素原子、硫黄原子に置換されていてもよい。
この場合、式(I)で表されるオニウム塩及び式(II)で表されるスルホニウム塩は、それぞれ単独で用いても複数種を使用してもよい。
ここで、4級炭素原子とは、水素原子以外の置換基と結合していて水素とは結合していない炭素原子を意味し、酸に不安定な基としては、エーテル結合のα位の炭素原子が3つの炭素原子と結合した4級炭素原子であることが好ましい。
かかるモノマーとしては、酸に不安定な基として、2−アルキル−2−アダマンチル基、1−(1−アダマンチル)−1−アルキルアルキル基などのような脂環式構造などの嵩高い基を含むモノマーが、得られるレジストの解像度が優れる傾向があることから好ましい。
嵩高い基を含むモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸2−アルキル−2−アダマンチル、(メタ)アクリル酸1−(1−アダマンチル)−1−アルキルアルキル、5−ノルボルネン−2−カルボン酸2−アルキル−2−アダマンチル、5−ノルボルネン−2−カルボン酸1−(1−アダマンチル)−1−アルキルアルキル、α−クロロアクリル酸2−アルキル−2−アダマンチル、α−クロロアクリル酸1−(1−アダマンチル)−1−アルキルアルキルなどが挙げられる。
具体的には、アクリル酸やメタクリル酸のような遊離のカルボン酸基を有するモノマーに由来する構造単位、無水マレイン酸や無水イタコン酸のような脂肪族不飽和ジカルボン酸無水物に由来する構造単位、2−ノルボルネンに由来する構造単位、(メタ)アクリロニトリルに由来する構造単位、エーテル結合のα位が2級炭素原子又は3級炭素原子のアルキルエステルや1−アダマンチルエステルである(メタ)アクリル酸エステル類に由来する構造単位、p−又はm−ヒドロキシスチレンなどのスチレン系モノマーに由来する構造単位、ラクトン環がアルキル基で置換されていてもよい(メタ)アクリロイロキシ−γ−ブチロラクトンに由来する構造単位などを挙げることができる。なお、1−アダマンチルエステルは、エーテル結合のα位が4級炭素原子であるが、酸に不安定な基であり、1−アダマンチルエステルには水酸基などが結合していてもよい。
R3及びR4は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、メチル基又はトリフルオロメチル基を表す。
p及びqは、それぞれ独立に、1〜3の整数を表す。pが2又は3のときには、R3は互いに異なる基であってもよく、qが2又は3のときには、R4は互いに異なる基であってもよい。]
R5及びR6が基−COOUである場合は、カルボキシル基がエステル結合したものであり、Uに相当するアルコール残基としては、例えば、置換されていてもよい炭素数1〜8程度の炭化水素基、2−オキソオキソラン−3−イル基又は2−オキソオキソラン−4−イル基などを挙げることができる。ここで、該炭化水素基は、水酸基や脂環式炭化水素残基などが置換基として結合していてもよい。]
2−ノルボルネン、
2−ヒドロキシ−5−ノルボルネン、
5−ノルボルネン−2−カルボン酸、
5−ノルボルネン−2−カルボン酸メチル、
5−ノルボルネン−2−カルボン酸2−ヒドロキシ−1−エチル、
5−ノルボルネン−2−メタノール、
5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物。
R13〜R15は、それぞれ独立に、水素原子、直鎖状、分岐状又は環状の炭素数1〜10程度の炭化水素基、炭素数6〜10程度のアリール基又は炭素数1〜6程度のアルコキシ基を表す。
更に、前記の炭化水素基上、アリール基上、又はアルコキシ基上の水素原子の少なくとも1個は、それぞれ独立に、ヒドロキシル基、アミノ基、又は1〜6個程度の炭素原子を有するアルコキシ基で置換されていてもよい。該アミノ基上の水素原子の少なくとも1個は、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基で置換されていてもよい。
R16は、直鎖状、分岐状又は環状の炭素数1〜10程度の炭化水素基を表す。更に該炭化水素基上の水素原子の少なくとも1個は、それぞれ独立に、ヒドロキシル基、アミノ基、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基で置換されていてもよい。該アミノ基上の水素原子の少なくとも1個は、炭素数1〜4の炭化水素基で置換されていてもよい。
R17〜R20は、それぞれ独立に、直鎖状、分岐状又は環状の炭素数1〜10程度の炭化水素基又は炭素数6〜10程度のアリール基を表す。更に、該炭化水素基上又はアリール基上の水素原子の少なくとも1個は、それぞれ独立に、ヒドロキシル基、アミノ基、炭素数1〜6のを有するアルコキシ基で置換されていてもよい。該アミノ基上の水素原子の少なくとも1個は、炭素数1〜4の炭化水素基で置換されていてもよい。
Wは、炭素数1〜10のアルキレン基、カルボニル基、イミノ基、スルフィド基又はジスルフィド基を表す。該アルキレン基は、好ましくは2〜6程度の炭素原子を有する。]
ここで、固形分とは、化学増幅型レジスト組成物から溶剤を除いた成分の合計量をいう。
また、化学増幅型レジスト組成物に、クエンチャーである塩基性化合物を用いる場合は、レジスト組成物の全固形分量を基準に、0.01〜1重量%程度の範囲で含有するのが好ましい。
化学増幅型レジスト組成物としては、さらに、必要に応じて、増感剤、溶解抑止剤、他の樹脂、界面活性剤、安定剤、染料など、各種の添加物を少量含有することもできる。
ここで用いられる溶剤は、各レジスト成分を溶解し、適当な乾燥速度を有し、溶剤が蒸発した後に均一で平滑な塗膜を与えるものであればよく、この分野で通常工業的に用いられている溶剤が使用しうる。
実施例及び比較例中、含有量ないし使用量を表す%及び部は、特記ないかぎり重量基準である。また重量平均分子量は、ポリスチレンを標準品として、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィー(東ソー株式会社製HLC−8120GPC型、カラムはTSKgel Multipore HXL−M3本、溶媒はテトラヒドロフラン)により求めた値である。
また、化合物の構造はNMR(日本電子製GX−270型又はEX−270型)、質量分析(LCはAgilent製1100型、MASSはAgilent製LC/MSD型又はLC/MSD TOF型)で確認した。
酸発生剤;トリフェニルスルホニウム 4−オキソ−1−アダマンチルオキシカルボニルジフルオロメタンスルホナート(酸発生剤B1)の合成
(1)ジフルオロ(フルオロスルホニル)酢酸メチルエステル100部、イオン交換水250部に、氷浴下、30%水酸化ナトリウム水溶液230部を滴下した。100℃で3時間還流し、冷却後、濃塩酸88部で中和した。得られた溶液を濃縮することによりジフルオロスルホ酢酸 ナトリウム塩を164.8部得た(無機塩含有、純度62.6%)。
(2)ジフルオロスルホ酢酸 ナトリウム塩5.0部(純度62.8%)、4−オキソ−1−アダマンタノール2.6部、エチルベンゼン100部を仕込み、濃硫酸0.8部を加え、30時間加熱還流した。冷却後、濾過、tert−ブチルメチルエーテルで洗浄し、ジフルオロスルホ酢酸−4−オキソ−1−アダマンチルエステル ナトリウム塩を5.5部得た。1H−NMRによる純度分析の結果、純度35.6%であった。
MS(ESI(+)Spectrum):M+ 263.2(C18H15S+=263.09)
MS(ESI(−)Spectrum):M− 323.0(C12H13F2O6S-=323.04)
酸発生剤;トリフェニルスルホニウム 1−((3−ヒドロキシアダマンチル)メトキシカルボニル)ジフルオロメタンスルホナート(酸発生剤B2)の合成
(1)ジフルオロ(フルオロスルホニル)酢酸メチルエステル100部、イオン交換水150部に、氷浴下、30%水酸化ナトリウム水溶液230部を滴下した。100℃で3時間還流し、冷却後、濃塩酸88部で中和した。得られた溶液を濃縮することによりジフルオロスルホ酢酸 ナトリウム塩を164.4部得た(無機塩含有、純度62.7%)。
(2)ジフルオロスルホ酢酸 ナトリウム塩1.9部(純度62.7%)、N,N−ジメチルホルムアミド9.5部に、1,1’−カルボニルジイミダゾール1.0部を添加し2時間撹拌した。この溶液を、3−ヒドロキシアダマンチルメタノール1.1部、N,N−ジメチルホルムアミド5.5部に、水素化ナトリウム0.2部を添加し、2時間撹拌した溶液に添加した。15時間撹拌後、生成したジフルオロスルホ酢酸−3−ヒドロキシ−1−アダマンチルメチルエステル ナトリウム塩をそのまま次の反応に用いた。
B2のMS(ESI(+)Spectrum):M+ 263.07(C18H15S+=263.09)
MS(ESI(−)Spectrum):M− 339.10(C13H17F2O6S-=339.07)
酸発生剤;ジメチルフェニルスルホニウム 1−アダマンチルメトキシカルボニルジフルオロメタンスルホナート(酸発生剤B7)の合成
(1)ジフルオロ(フルオロスルホニル)酢酸メチルエステル200部、イオン交換水300部に、氷浴下、30%水酸化ナトリウム水溶液460部を滴下した。100℃で2.5時間還流し、冷却後、濃塩酸175部で中和した。得られた溶液を濃縮することによりジフルオロスルホ酢酸 ナトリウム塩を328.19部得た(無機塩を除去していないため、含有量62.8%)。
(2)ジフルオロスルホ酢酸 ナトリウム塩123.3部(含有量62.8%)、1−アダマンタンメタノール65.7部、ジクロロエタン600部を仕込み、p−トルエンスルホン酸75.1部を加え、12時間加熱還流した。その後、濃縮してジクロロエタンを留去し、tert−ブチルメチルエーテル400部添加し、リパルプ後、濾過した。残渣にアセトニトリル400部添加撹拌後ろ過を2回繰り返し、濾液を濃縮することにより、ジフルオロスルホ酢酸−1−アダマンチルメチルエステル ナトリウム塩を99.5部得た。
MS(ESI(+)Spectrum):M+ 139.0(C8H11S+=139.06)
MS(ESI(−)Spectrum):M− 323.0(C13H17F2O5S-=323.08)
酸発生剤;トリフェニルスルホニウム 1−アダマンチルメトキシカルボニルジフルオロメタンスルホナート(酸発生剤B8)の合成
酸発生剤合成例3(2)と同様の方法で得られたジフルオロスルホ酢酸−1−アダマンチルメチルエステル ナトリウム塩32.8部を仕込み、イオン交換水100部に溶解させた。この溶液に、トリフェニルスルホニウム クロライド28.3部、メタノール140部溶液を添加した。15時間撹拌後、濃縮し、クロロホルム200部で2回抽出した。有機層を合わせてイオン交換水で中性になるまで洗浄を繰り返し、得られた有機層を濃縮した。濃縮液をtert−ブチルメチルエーテル300部添加撹拌後得られた白色析出物をろ過し、減圧乾燥することにより白色結晶としてトリフェニルスルホニウム 1−アダマンチルメトキシカルボニルジフルオロメタンスルホナート(B8)を39.7部得た。
MS(ESI(+)Spectrum):M+ 263.2(C18H15S+=263.09)
MS(ESI(−)Spectrum):M− 323.0(C13H17F2O5S-=323.08)
酸発生剤;1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)テトラヒドロチオフェニウム パーフルオロブタンスルホナート(酸発生剤C1)の合成
四つ口フラスコに1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)テトラヒドロチオフェニウムブロミド5.0部とアセトニトリル50部、水2.5部を仕込み、ここにパーフルオロブタンスルホン酸銀7.1部をアセトニトリル21.3部に溶解させた溶液を滴下し、室温で4時間攪拌した。析出した臭化銀を濾別し、濾液を濃縮した。濃縮残を酢酸エチルとtert−ブチルメチルエーテルの混合溶媒より再結晶することにより、目的物の1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)テトラヒドロチオフェニウム パーフルオロブタンスルホナートを6.8部得た。
酸発生剤;1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)テトラヒドロチオフェニウム パーフルオロオクタンスルホナート(酸発生剤C2)の合成
四つ口フラスコに1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)テトラヒドロチオフェニウムブロミド3.0部とアセトニトリル120部を仕込み、ここにパーフルオロオクタンスルホン酸カリウム5.6部を仕込み、室温で24時間攪拌した。析出した臭化カリウムを濾別し、濾液を濃縮した。ここに、クロロホルム50部を加え、室温で16時間攪拌し、不溶物を濾別した。この濾液をさらにクロロホルム200部に溶解し、このクロロホルム溶液を水洗した。水洗後、クロロホルム層を濃縮し、tert−ブチルメチルエーテルに滴下して、生成した結晶を濾過、乾燥し、目的物1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)テトラヒドロチオフェニウムを4.7部得た。
酸発生剤;1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)テトラヒドロチオフェニウム パーフルオロエタンスルホナート(酸発生剤C3)の合成
化合物(P2)23.7部をクロロホルム236.9部に溶解した。化合物(P1)15.0部を滴下して室温で一晩攪拌した。反応後、イオン交換水79.0部を加えて攪拌、静置後、水層を分離した。有機層から白色固体が析出し、ろ別した。得られた残渣をアセトニトリル13.8部に溶解し、tert−ブチルメチルエーテル207.1部の中に滴下した。白色固体が析出し、ろ別、乾燥して化合物(C3)を21.9部得た。
19F−NMR(ジメチルスルホキシド−d6、標準物質ヘキサフルオロベンゼン):δ(ppm)−118.96(s,2F);−79.89(s,3F)
酸発生剤:1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)テトラヒドロチオフェニウム トリフルオロメタンスルホナート(酸発生剤C4)の合成
(1)四つ口フラスコにフェナシルブロマイド14.9部とアセトン75部を仕込み、ここにテトラヒドロチオフェン6.6部を滴下し、室温で18時間攪拌した。析出した結晶を濾取し、tert−ブチルメチルエーテルとアセトンの1対1(重量基準)混合溶媒80部で洗浄し、さらにtert−ブチルメチルエーテル50部で洗浄し、乾燥することにより、テトラヒドロ−1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)−チオフェニウム ブロミド16.9部を得た。
2.16−2.32(m,4H);3.46−3.64(m,4H);5.31(s,2H);7.63(m,2H);7.77(m,1H);8.00(m,2H)
メタクリル酸2−エチル−2−アダマンチル、メタクリル酸3−ヒドロキシ−1−アダマンチル、及びα−メタクリロイロキシ−γ−ブチロラクトンを、5:2.5:2.5のモル比で仕込み、全モノマーに対して2重量倍のメチルイソブチルケトンを加えて、溶液とした。そこに、開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを全モノマー量に対して2モル%添加し、80℃で約8時間加熱した。その後、反応液を大量のヘプタンに注いで沈殿させる操作を3回行い、精製した。その結果、重量平均分子量が約 9,200の共重合体を得た。この共重合体は、次式で表される各単位を有するものであり、これを樹脂A1とする。
メタクリル酸2−エチル−2−アダマンチル、メタクリル酸3−ヒドロキシ−1−アダマンチル、5−メタクリロイルオキシ−2,6−ノルボルネンラクトンをモル比50:25:25(13.41g:6.38g:6.00g)で仕込み、そこに1,4−ジオキサンを全モノマーの1.28重量倍(32.86g)加え、溶液とした。更に開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを全モノマーの3モル%(0.532g)加え、溶液とした。別途、1,4−ジオキサンを全モノマーの0.72重量倍(18.72g)を仕込み、その後、88℃に昇温し、そこに、上記モノマー溶液を88℃、2時間で仕込み、同温度で5時間攪拌した。反応マスを冷却後、これを大量のメタノールと水の混合溶媒へ注ぎ、得られた沈殿物を大量のメタノールで洗浄する作業を3回行い精製し、乾燥したところ、平均分子量約8500の下記の共重合体16.3g(収率63.0%)を得た。これを樹脂A2とする。
以下の各成分を混合して溶解し、さらに孔径0.2μmのフッ素樹脂製フィルターで濾過して、レジスト液を調製した。
B1:トリフェニルスルホニウム 4−オキソ−1−アダマンチルオキシカルボニルジフルオロメタンスルホナート
種類は、表1に記載:計10部
<クエンチャー>
Q1:2,6−ジイソプロピルアニリン
<溶剤>
Y1:
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 145部
2−ヘプタノン 20.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 20.0部
γ−ブチロラクトン 3.5部
露光後は、ホットプレート上にて表1の「PEB」の欄に示す温度で60秒間ポストエキスポジャーベークを行い、さらに2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で現像を行った。
有機反射防止膜基板上のもので現像後のダークフィールドパターンを走査型電子顕微鏡で観察し、その結果を表2に示した。なお、ここでいうダークフィールドパターンとは、外側にクロム層(遮光層)をベースとしてライン状にガラス面(透光部)が形成されたレチクルを介した露光及び現像によって得られ、したがって露光現像後は、ラインアンドスペースパターンの周囲のレジスト層が残されるパターンである。
ラインエッジラフネス評価:リソグラフィプロセス後のレジストパターンの壁面を走査型電子顕微鏡で観察し、比較例1を基準(△で表記)とし、これよりも滑らかになっているものを○、変化の無いものを△、悪化しているものを×として判断した。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
例 No. 樹脂 酸発生剤 クエンチャー PB/PEB
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実施例1 A1/10部 B2/0.41部 C1/0.285部 Q1/0.065部 115℃/115℃
実施例2 A1/10部 B1/0.40部 C1/0.285部 Q1/0.065部 115℃/115℃
実施例3 A1/10部 B1/0.40部 C2/0.378部 Q1/0.065部 115℃/115℃
実施例4 A2/10部 B1/0.40部 C1/0.285部 Q1/0.065部 120℃/120℃
実施例5 A1/10部 B1/0.40部 C3/0.230部 Q1/0.065部 115℃/115℃
実施例6 A1/10部 B1/0.40部 C4/0.144部 Q1/0.065部 115℃/115℃
実施例7 A1/10部 B8/0.40部 C1/0.285部 Q1/0.065部 115℃/115℃
実施例8 A1/10部 B7/0.40部 C1/0.285部 Q1/0.065部 115℃/115℃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
比較例1 A1/10部 B1/0.50部 Q1/0.065部 115℃/115℃
比較例2 A1/10部 C1/1.425部 Q1/0.065部 115℃/115℃
比較例3 A2/10部 B1/0.50部 Q1/0.065部 120℃/120℃
比較例4 A2/10部 C1/1.20部 Q1/0.065部 120℃/120℃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
例 No. 実効感度 解像度 パターン壁面の
(mJ/cm2) (nm) 平滑性
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実施例1 31 90 ○
実施例2 30 90 ○
実施例3 35 90 ○
実施例4 29 90 ○
実施例5 32 90 ○
実施例6 33 90 ○
実施例7 43 90 ○
実施例8 72 90 ○
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
比較例1 35 90 △
比較例2 26 95 ○
比較例3 36 90 ×
比較例4 24 95 ○
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Claims (11)
- 式(I)で表されるオニウム塩と、式(II)で表されるスルホニウム塩とを含有する酸発生剤、並びに、酸に不安定な基を持つ重合単位を有し、それ自身はアルカリに不溶又は難溶であるが、酸の作用でアルカリに可溶となる樹脂を含有することを特徴とする化学増幅型レジスト組成物。
[式(I)中、R21は、直鎖状又は分枝状の炭素数1〜20の置換されていてもよい炭化水素基、あるいは炭素数3〜30の置換されていてもよい環状炭化水素基を表す。ただし、該炭化水素基及び該環状炭化水素基に含まれる炭素原子は、任意に、カルボニル基、酸素原子に置換されていてもよい。
Q1及びQ2は、互いに独立に、フッ素原子又は炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基を表す。
A+は、式(Ia)、式(Ib)及び式(Ic)で表されるカチオンからなる群から選ばれる少なくとも1種のカチオンを表す。
[式(Ia)中、P1〜P3は、互いに独立に、直鎖状、分岐状又は環状の炭素数1〜30の炭化水素基を表す。P1〜P3が直鎖状又は分岐状の炭化水素基である場合には、水酸基、炭素数1〜12のアルコキシ基又は炭素数3〜12の環状炭化水素基の一つ以上を置換基として含んでいてもよく、P1〜P3が環状炭化水素基である場合には、水酸基、炭素数1〜12の炭化水素基又は炭素数1〜12のアルコキシ基の一つ以上を置換基として含んでいてもよい。該炭化水素基及び該アルコキシ基は、直鎖状でも分岐状であってもよい。
式(Ib)中、P4及びP5は、互いに独立に、水素原子、水酸基、炭素数1〜12の炭化水素基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表し、該炭化水素基及び該アルコキシ基は、直鎖状でも分岐状であってもよい。
式(Ic)中、P10〜P21は、互いに独立に、水素原子、水酸基、炭素数1〜12の炭化水素基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表し、該炭化水素基及び該アルコキシ基は、直鎖状でも分岐状であってもよい。
Bは、硫黄原子又は酸素原子を表す。
mは、0又は1を表す。]
[式(II)中、Q3は、環状構造を有していてもよいパーフルオロアルキル基を表す。
B+は、式(II’)で表されるカチオンを表す。]
[式(II’)中、P6及びP7は、互いに独立に、直鎖状、分岐状又は環状の炭素数1〜12の炭化水素基を表すか、又はP6とP7とが結合してS+を含んで形成された炭素数3〜12の環を表す。
P8は、水素原子を表し、P9は、直鎖状、分岐状又は環状の炭素数1〜12の炭化水素基、もしくは置換されていてもよい芳香環基を表すか、又はP8とP9が結合して形成された炭素数3〜12の環を表す。ここで、前記の環に含まれる炭素原子は、任意に、カルボニル基、酸素原子、硫黄原子に置換されていてもよい。] - 式(I)におけるA+が、式(Id)、式(Ie)又は式(If)のいずれかで示されるカチオンである請求項1記載の化学増幅型レジスト組成物。
[式(Id)〜(If)中、P28〜P30は、互いに独立に、直鎖状又は分岐状の炭素数1〜20の炭化水素基を表すか、直鎖状又は分岐状の炭素数1〜12のアルコキシ基を表すか又はフェニル基以外の炭素数3〜30の環式炭化水素基を表す。
P28〜P30が炭化水素基である場合には、水酸基、炭素数1〜12のアルコキシ基又は炭素数3〜12の環状炭化水素基の一つ以上を置換基として含んでいてもよく、P28〜P30が環状炭化水素基の場合には、水酸基、炭素数1〜12の炭化水素基又は炭素数1〜12のアルコキシ基の一つ以上を置換基として含んでいてもよい。
P31〜P36は、互いに独立に、水酸基、炭素数1〜12の炭化水素基、炭素数1〜12のアルコキシ基又は炭素数3〜12の環状炭化水素基を表す。
l、k、j、i、h及びgは、互いに独立に、0〜5の整数を表す。] - 式(I)で表されるオニウム塩が、式(Ii)、式(Ij)又は式(Ik)で表されるオニウム塩である請求項1〜4のいずれか記載の化学増幅型レジスト組成物。
[式(Ii)、式(Ij)及び式(Ik)中、Q1及びQ2は、互いに独立に、式(I)におけるものと同じ意味を表す。
P22〜P24は、互いに独立に、式(Ih)におけるものと同じ意味を表す。
環Xは、単環式又は多環式の炭素数3〜30の炭化水素基を表す。ただし、前記の炭化水素基の炭素原子は、カルボニル基で置換されていてもよい。
また、環Xは、炭素数1〜6の炭化水素基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数1〜4のペルフルオロアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基、水酸基又はシアノ基を置換基として含んでいてもよい。
Z1は、単結合又は[CH2]k−を表す。
kは、1〜4の整数を表す。] - 式(I)で表されるオニウム塩と、式(II)で表されるスルホニウム塩との含有比率が、9:1〜1:9である請求項1〜8のいずれか記載の化学増幅型レジスト組成物。
- 樹脂が嵩高い基及び酸に不安定な基を有するモノマーに由来する構造単位を含む樹脂である請求項1〜9のいずれか記載の化学増幅型レジスト組成物。
- さらに塩基性化合物とを含有する請求項1〜10のいずれか記載の化学増幅型レジス
ト組成物。
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