JP3929960B2 - 給紙ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、静電複写機、レーザプリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に適用される給紙ユニットに関する。
画像形成装置、例えば、静電複写機における複写機本体には、一般的に、給紙カセット、給紙デッキなどの用紙収納容器が備えられている。複写機本体にはまた、用紙収納容器内に収容された用紙を送り出すためのピックアップローラ、ピックアップローラにより送り出された用紙を1枚づつ搬送する給紙ローラ対、給紙ローラにより搬送された用紙をレジストローラに向けて搬送する搬送ローラ対などが配設されている。このうち、ピックアップローラと給紙ローラ対とをユニット化した、いわゆる給紙ユニットはすでに公知である。
上記形態の給紙ユニットの一つの例は、給紙ローラ対のうち上側に配置された給紙ローラ上の軸線方向に延在しかつピックアップローラ及び給紙ローラ上の両端部を保持する上保持部材と、給紙ローラ対のうち下側に配置された給紙ローラ下(捌きローラ)の軸線方向に延在しかつ給紙ローラ下の両端部を保持する下保持部材と、上保持部材及び下保持部材の長手方向両端面をそれぞれ一体に連結する連結部材とを備えている。上保持部材及び下保持部材は金属製部材から形成され、連結部材は金属製の板状部材から形成されている。連結部材の各々は、それぞれ上保持部材及び下保持部材の長手方向両端面に対し複数のビスにより締結されている。連結部材の各々には折曲片が形成され、連結部材の各々の折曲片を複数のビスにより複写機本体に締結することにより、給紙ユニットは複写機本体に離脱自在に装着される(特許文献1参照)。
上記給紙ユニットは、ピックアップローラ及び給紙ローラ対をユニットとして構成しているので、給紙ユニットを複写機本体から取り出した状態でメンテナンスを行うことができるので、上記ローラが複写機本体に装着されたものに較べてメンテナンスが容易となる。しかしながら、上記給紙ユニットは、連結部材の各々を、それぞれ上保持部材及び下保持部材の長手方向両端面に対し複数のビスにより締結することにより構成されているので、全体として組付、分解、及び、補修・交換などのメンテナンスが面倒である。また、給紙ユニットを複写機本体から取り出した後に、給紙ローラ上及び/又は給紙ローラ下の補修・交換などのメンテナンスを行う場合には、連結部材の一方を、複数のビスによる締結を解除して上保持部材及び下保持部材の長手方向一端面から取り外さなければならないので、補修・交換などのメンテナンスが非常に困難である。また多くのビスを要するのでコストアップとなる。
他方、ハウジング上及び下をそれぞれ合成樹脂により一体成形した給紙ユニットを備えた複写機も、本出願人である京セラミタ株式会社によってすでに開発され、実用化されている(複写機の製品名:イーグル、ペガサスなど)。しかしながら、この給紙ユニットにおいても、ハウジング上とハウジング下とはビスにより締結されるよう構成されているので、上記問題は解消されていない。更に、給紙ローラ上はハウジング上に、給紙ローラ下はハウジング下に、それぞれ装着され、メンテナンス時にそれらを交換する場合には被駆動軸を抜かなければならないため、交換作業が非常に困難であった。
特開2003−165643号公報
本発明の目的は、全体として組付、分解及びメンテナンスを容易に行うことを可能にする、新規な給紙ユニットを提供することである。
本発明の他の目的は、給紙ローラ上及び/又は給紙ローラ下のメンテナンスを容易に行うことを可能にする、新規な給紙ユニットを提供することである。
本発明の更に他の目的は、ビスの数を低減し、コストダウンを可能にする、新規な給紙ユニットを提供することである。
本発明の一局面によれば、合成樹脂製のハウジング下と、ハウジング下に対し離脱自在に装着される合成樹脂製のハウジング上とを備えた給紙ユニットにおいて、ハウジング下は、長手方向の両側部に配設された一対の側壁に形成された軸受部を有し、軸受部の各々は、共通の軸線上に配置されかつ半円よりも長い円弧状の軸受面と、軸受面の内径よりも小さな幅を有しかつ軸受面の両端から上方に平行に直線状に延びて側壁の上端に接続された一対の対向面からなる切欠きとを備え、ハウジング上は、共通の軸線上に配置されかつ長手方向の両側部に配設された一対の側壁からそれぞれ外方に延び出す軸部を有し、軸部の各々は、軸心を挟んだ半径方向の対称位置に配置された一対の円弧状外面と、軸心を挟んだ半径方向の他の対称位置に配置されかつ円弧状外面の各々の両端間を相互に平行に延在する一対の平坦外面とを備え、ハウジング上の軸部の各々における一対の平坦外面を、ハウジング下の、対応する軸受部の切欠きに上方から挿入して実質的に通過させることにより円弧状外面の片方が軸受面に当接して受け止められてハウジング上は挿入位置に位置付けられ、続いてハウジング上を、軸部の各々の円弧状外面の両方における少なくとも周方向の一部領域が軸受面に接触する閉位置まで一方の回動方向に回動させることにより、ハウジング上はハウジング下に装着され、ハウジング上の長手方向の一方の側部に配設された片方の側壁には、片方の側壁から外方に突出したスライド用突部であって、ハウジング上の下面方向に片方の側壁に向かって軸部の軸線方向に傾斜する傾斜面を有するスライド用突部と、ハウジングの幅方向一端部から幅方向外方であって軸部に対する半径方向外方に延び出す位置決め用突部が形成され、ハウジング下の片方の側壁の上端部における内側角部の一部領域は、スライド用突部の傾斜面の一方の回動方向における回動軌跡上に存在するよう位置付けられ、ハウジング下の一側領域であって、ハウジング下の片方の側壁に対し空間部をおいた内側位置には、位置決め用突部の他方の回動方向への移動を阻止する移動阻止壁面が配設され、ハウジング上が挿入位置に位置付けられた状態において、ハウジング上の位置決め用突部はハウジング下の該空間部内を一方の回動方向に回動可能に位置付けられ、ハウジング上が挿入位置から閉位置に向けて一方の回動方向へ回動させられると、ハウジング上のスライド用突部の傾斜面がハウジング下の片方の側壁の上端部における内側角部の一部領域に当接させられて軸方向内側に相対移動させられることにより、ハウジング上の軸部の各々が対応する軸受面に対しハウジング上の長手方向の一方から他方に向かって軸方向にスライド移動させられてハウジング上全体が同方向にスライド移動させられた状態で閉位置に位置付けられ、ハウジング上の該スライド移動によりハウジング下の移動阻止壁面はハウジング上の位置決め用突部の他方の回動方向への回動軌跡上に相対的に位置付けられ、ハウジング上が閉位置から開位置に向けて他方の回動方向へ回動させられると、ハウジング上の位置決め用突部がハウジング下の移動阻止壁面に当接させられて他方の回動方向への移動が阻止されてハウジング上は、開位置に位置付けられる、ことを特徴とする給紙ユニット、が提供される。
ハウジング上の、閉位置から開位置までの他方の回動方向への回動角度は、閉位置から挿入位置までの他方の回動方向への回動角度よりも小さい、ことが好ましい。
ハウジング上とハウジング下との間には、ハウジング上をハウジング下に対し閉位置に解除自在にロックするロック手段が配設されている、ことが好ましい。
本発明の他の局面によれば、合成樹脂製のハウジング下と、ハウジング下に対し開位置と閉位置との間を回動自在にかつ離脱自在に装着される合成樹脂製のハウジング上とを備えた給紙ユニットにおいて、ハウジング下の長手方向の中央部には給紙ローラ下が回転自在にかつ離脱自在に配設され、ハウジング上の長手方向の中央部には、サブユニットが離脱自在に装着され、サブユニットには、給紙ローラ上とピックアップローラとが回転自在に駆動連結されて装着され、ハウジング上の、サブユニットを境界とする長手方向の片側領域には、被駆動軸が回転自在に支持され、ハウジング下には駆動源が配設され、サブユニットがハウジング上に装着されると、給紙ローラ上と被駆動軸とが解除自在に駆動連結され、ハウジング上が開位置から閉位置まで回動させられると、ハウジング上の給紙ローラ上がハウジング下の給紙ローラ下に圧接させられかつ被駆動軸が駆動源に解除自在に駆動連結される、ことを特徴とする給紙ユニット、が提供される。
ハウジング下の長手方向の中央部には、長手方向に間隔をおいて一対の支持壁が配設され、支持壁の各々の上端部には上端が開放された軸受部が配設され、給紙ローラ下は、軸と、軸に回転自在に支持されたローラとを備えると共に、軸の両端部が、対応する支持壁の軸受部に相対回転できないようにかつ離脱自在に装着される、ことが好ましい。
支持壁の各々における軸受部の各々は、軸線を通り上下方向に延びる仮想平面を挟んで相互に該平面に平行に対向する一対の側壁と、片方の側壁の中間領域から他方の側壁の下端に向かって円弧状に延在する底壁とを備え、片方の側壁の上端部には内側に延び出す突起が形成され、給紙ローラ下の軸の両端部は、円弧状の外周面と、軸の先端から相互に接近する軸線方向に延在する平坦面とを備え、給紙ローラ下は、軸の両端部における平坦面が、対応する支持壁における他方の側壁に圧接させられかつ軸の両端部における円弧状の外周面が、対応する支持壁における片方の側壁の突起を下方に乗り越えて実質的に片方の側壁及び底壁に圧接させられて保持される、ことが好ましい。
ハウジング上の下面側における長手方向の中央部には、長手方向に間隔をおいて一対の支持壁が配設され、ハウジング上の、一対の支持壁を境界とする長手方向の片側領域には該被駆動軸が回転自在に支持され、サブユニットは一対の支持壁間に離脱自在に装着され、サブユニットが一対の支持壁間に装着されると、サブユニットの給紙ローラ上は、該被駆動軸の一端部に解除自在に駆動連結される、ことが好ましい。
支持壁の各々には、軸受部と抜止部とが形成され、軸受部の各々は、該被駆動軸と共通の軸線上に配置された半円状の軸受面と、軸受面の両端から上方に延びて支持壁の上端に接続された一対の対向面からなる切欠きとを備え、抜止部の各々は、支持壁の各々の内側において軸受部をハウジング上の幅方向に挟んで配設された一対の抜止用突片の相互に対向する面に形成された、該軸線と同心の円弧面と、該円弧面の各々の内径よりも小さな幅を有しかつ該円弧面の各々の上端から上方に平行に直線状に延びて支持壁の上端に接続された一対の対向面からなる切欠きとを備え、サブユニットは一対の側壁を備え、側壁の各々には、環状の被抜止部が側外方に突出して配設され、被抜止部の各々は、共通の軸線を有する貫通穴と、軸心を挟んだ半径方向の対称位置に配置された一対の円弧状外面と、軸心を挟んだ半径方向の他の対称位置に配置されかつ円弧状外面の各々の両端間を相互に平行に延在する一対の平坦外面とを備え、給紙ローラ上は、軸と、軸に一体に配設されたローラとを備え、給紙ローラ上の軸の両端部は、軸受部材を介して被抜止部の貫通穴に回動自在に支持され、軸受部材の各々は、円筒部と、円筒部の軸方向の一端外周面から半径方向外方に延び出す環状フランジとを備えると共に、円筒部の外周面が、対応する被抜止部の貫通穴に圧入されかつ、円筒部の内周面が軸の端部の外周面に相対回転自在に嵌合させられ、被抜止部の各々の軸方向外側面と、対応する軸受部材の環状フランジの、該外側面に軸方向に対向する内側面との間には環状の隙間が形成されて円筒部の外周面における軸方向の一部領域が外部に露呈され、サブユニットの被抜止部の各々における一対の平坦外面を、ハウジング上の、対応する抜止部における切欠きに挿入して実質的に通過させると、軸受部材の各々の円筒部における該一部領域が、ハウジング上の、対応する軸受部の切欠きを通って円弧面に支持されることによりサブユニットは挿入位置に位置付けられ、続いてサブユニットを、被抜止部の各々の円弧状外面が、対応する抜止部における円弧面に接触する閉位置まで回動させることにより、サブユニットはハウジング上に装着される、ことが好ましい。
サブユニットとハウジング上との間には、サブユニットをハウジング上に対し閉位置に解除自在にロックするロック手段が配設されている、ことが好ましい。
サブユニットに配設された給紙ローラ上の軸の一端部は、半円状の外周面と、軸心に沿って軸の一端から他端方向に延在する平坦面とを備え、ハウジング上に回転自在に支持された該被駆動軸の一端部は、半円状の外周面と、軸心に沿って軸の一端から他端方向に延在する平坦面とを備え、給紙ローラ上の軸の一端部の平坦面が、該被駆動軸の一端部の平坦面に対向するように、サブユニットを一対の支持壁に装着することにより、給紙ローラ上の軸の一端部と該被駆動軸の一端部とは解除自在に駆動連結される、ことが好ましい。
ハウジング下の駆動源は電動モータからなり、電動モータの駆動軸には駆動ギヤが一体に配設され、ハウジング上の該被駆動軸の他端部には被駆動ギヤが一体に配設され、ハウジング上がハウジング下に対し閉位置に位置付けられると、該被駆動軸の被駆動ギヤが電動モータの駆動ギヤに解除自在に駆動連結される、ことが好ましい。
以下、本発明に従って構成された給紙ユニットの好適な実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、図1〜図29において、実質的に同一部分は同一符号で示してある。
図1〜3及び図18を参照して、給紙ユニット2は、合成樹脂製のハウジング下4と、ハウジング下4に対し開位置と閉位置との間を回動自在にかつ離脱自在に装着される合成樹脂製のハウジング上6とを備えている。なお、ハウジング下4及びハウジング上6についての方向及び位置を、図1を代表として説明すると、ハウジング下4及びハウジング上6における長手方向とは左右方向を示し、長手方向の一側部とは右方の側部(後述する電動モータMが配設されている側の側部)を示し、長手方向の他側部とは左方の側部を示し、幅方向とは上下方向を示し、幅方向の一端部とは下方の端部を示し、幅方向の他端部とは上方の端部を示すものである。他の図においてもこの基準に準ずることはいうまでもない。
全体が細長いハウジング下4における他側部は、幅方向の一端部から幅方向の外方に突出しているので、一側部の幅よりも広く形成されている。ハウジング下4の他側部における突出領域と、一側端には、それぞれ、長手方向の他側から一側に向かう方向及びその延長方向に延び出す係止ピン8がそれぞれ2本配設されている。ハウジング下4の一側部の外側には駆動源である電動モータMが取り付けられている。給紙ユニット2は、図示しない画像形成装置の装置本体に配設された収容凹部の手前側から後ろに向かって挿入され、装置本体に配設された図示しない係止穴に係止ピン8の各々が離脱自在に嵌合されることにより装置本体に離脱自在に装着される。
図18、図19及び図20を参照して、ハウジング下4の長手方向の両側部には、一対の側壁10及び12が配設されている。ハウジング下4の幅方向の一端部における側壁10及び12には、それぞれ軸受部14及び16が形成されている。相互に実質的に同じ形状及び大きさを有する軸受部14及び16の各々は、共通の軸線上に配置されかつ半円よりも長い円弧状の軸受面18と、軸受面18の内径よりも小さな幅を有しかつ軸受面18の両端、すなわち上方に開放された軸受面18の二つの上端から上方に平行に直線状に延びて側壁10及び12の上端に接続された一対の対向面20aからなる切欠き20とを備えている。図20から容易に理解されるように、軸受面18を軸線方向に見て、切欠き20の一対の対向面(壁面)20aは、軸受面18の軸心を通り上下方向に延在する仮想平面(不図示)を挟んだ対称位置に存在しかつ該仮想平面に平行に延在するよう形成されている。上記説明から明らかなように、軸受部14及び16の軸受面18は、切欠き20を介して上方に開放されている、といえる。
ハウジング上6の長手方向の両側部には、一対の側壁6A及び6Bが配設されている。ハウジング上6の幅方向の一端部における側壁6A及び6Bには、共通の軸線上に配置されかつハウジング上6の側壁6A及び6Bからそれぞれ外方に延び出す軸部22及び24が配設されている。相互に実質的に同じ形状及び大きさを有する軸部22及び24の各々は、軸心を挟んだ半径方向の対称位置に配置された一対の円弧状外面26及び28と、軸心を挟んだ半径方向の他の対称位置に配置されかつ円弧状外面26及び28の各々の両端間を相互に平行に延在する一対の平坦外面30及び32とを備えている。円弧状外面26及び28は軸心を挟んで相互に対称形をなし、また、平坦外面30及び32も軸心を挟んで相互に対称形をなしている。
ハウジング上6の軸部22及び24の各々における一対の平坦外面30及び32を、ハウジング下4の、対応する軸受部14及び16の切欠き20に上方から挿入して実質的に通過させることにより、下側に位置する円弧状外面の片方28が軸受面18に当接して受け止められてハウジング上6は挿入位置に位置付けられる(図21参照)。ハウジング上6は、長手方向の一側から他側方向に見て、幅方向の一端を下方にして図21において左上方に斜めに傾斜している。続いてハウジング上6を、閉位置に向けて一方の回動方向(図21において時計方向)に回動させる。図22は、挿入位置から閉位置に向けて一方の回動方向に若干の角度だけ回動させた状態を示している。この位置は、ハウジング上6の、後述する開位置を示している。
ハウジング上6を、軸部22及び24の各々の円弧状外面26及び28の両方における少なくとも周方向の一部領域が軸受面18に接触する閉位置(図23参照)まで一方の回動方向に回動させることにより、ハウジング上6はハウジング下4に対し上方からほぼ重合した状態で装着される。ハウジング上6が閉位置に位置付けられた状態において、軸部22及び24の各々の円弧状外面26及び28の両方における少なくとも周方向の一部領域が軸受面18に接触するよう位置付けられるので、軸部22及び24の各々の、軸受部14及び16に対する半径方向外方への抜けが確実に防止される。図23に明示されているように、実施形態においては、ハウジング上6が閉位置に位置付けられた状態において、軸部22及び24の各々の円弧状外面26における周方向の全領域が軸受面18に接触させられ、また円弧状外面28における周方向の一部領域が軸受面18に接触させられるよう位置付けられている。ハウジング上6が閉位置に位置付けられた状態において、ハウジング上6の側壁6A及び6Bは、ハウジング下4の、対応する側壁10及び12の内側に位置付けられる。
図20、図24及び図25を参照して、ハウジング上6の片方の側壁6Aには、片方の側壁6Aからある厚さをもって側外方に突出するよう配設されたスライド用突部34であって、ハウジング上6の下面(閉位置でハウジング下4の上面に対向する下面)方向に片方の側壁6Aに向って軸部22の軸線方向に傾斜する傾斜面34aを有するスライド用突部34が配設されている。スライド用突部34は、ハウジング上6のほぼ幅方向に所定の厚さを有し、軸部22に対し、該幅方向における他端側の近傍位置に配置されている。スライド用突部34の傾斜面34aの一端に対するハウジング上6の上面側には、該一端に連続する他の突部35が形成されている。他の突部35の側面(ハウジング上6の長手方向に面する側面)は、軸部22の軸線に直交する方向に延びる平坦面からなる。ハウジング下4の片方の側壁10の上端部における内側角部10aの一部領域は、スライド用突部34の傾斜面34aの上記一方の回動方向における回動軌跡上に存在するよう位置付けられている。
図20及び図26を参照して、ハウジング上6の一側部にはまた、軸部22に対する半径方向外方に延び出す位置決め用突部36が形成されている。位置決め用突部36は、ハウジング上6の幅方向の一端から外方に延び出すよう形成されている。位置決め用突部36は、ハウジング上6の上下面方向に所定の厚さを有し、軸部22の軸線方向に所定の幅を有し、軸部22に対しハウジング上6の幅方向の一端側に配置されている。ハウジング下4の一側領域であって、ハウジング下4の片方の側壁10に対し空間部38をおいた(挟んだ)内側位置(ハウジング下4の他側部方向寄りの位置)には、位置決め用突部36の他方の回動方向(図22において反時計方向)への移動を阻止する移動阻止壁面40が配設されている。
図21及び図26を参照して、ハウジング上6が挿入位置に位置付けられた状態において、ハウジング上6の位置決め用突部36はハウジング下4の空間部38内を一方の回動方向に回動可能に位置付けられる。ハウジング上6が挿入位置(図21参照)から閉位置(図23参照)に向けて一方の回動方向へ回動させられると、ハウジング上6のスライド用突部34の傾斜面34aがハウジング下4の片方の側壁10の上端部における内側角部10aの一部領域に当接させられて相対移動させられて軸部22の軸方向内側に相対移動させられる(図24及び図25参照)。その結果、ハウジング上6の軸部22及び24の各々が対応する軸受面18に対し、ハウジング下4及びハウジング上6の長手方向の一方から他方に向かって(ハウジング下4及びハウジング上6の一側部から他側部に向う方向に向って)軸方向にスライド移動させられて、ハウジング上6全体が該方向にスライド移動させられた状態で閉位置に位置付けられる(図23及び図28参照)。図28に示されているように、ハウジング上6の上記スライド移動に起因して、ハウジング下4の移動阻止壁面40は、ハウジング上6の位置決め用突部36の他方の回動方向への回動軌跡上に相対的に位置付けられる(ハウジング上6の位置決め用突部36の回動軌跡の位置が、空間部38が存在する領域から移動阻止壁面40が存在する領域に移動させられるため)。
図22、図23、図28及び図29を参照して、ハウジング上6が閉位置(図23参照)から開位置(図22参照)に向けて他方の回動方向へ回動させられると、ハウジング上6の位置決め用突部36がハウジング下4の移動阻止壁面40に当接させられて他方の回動方向への移動が阻止されて、ハウジング上6は開位置に位置付けられる(図29参照)。図21〜図23から容易に理解されるように、ハウジング上6の、閉位置(図23参照)から開位置(図22参照)までの他方の回動方向への回動角度は、閉位置(図23参照)から挿入位置(図21参照)までの他方の回動方向への回動角度よりも小さく規定されている。その結果、軸部22及び24の各々の円弧状外面26及び28の両方における少なくとも周方向の一部領域が軸受面18に接触するよう位置付けられるので、軸部22及び24の各々の、軸受部14及び16に対する半径方向外方への抜け(切欠き20を通しての抜け)が確実に防止され、メンテナンスを容易かつ確実に行うことができる。
ハウジング上6が図29に示されるように、開位置に位置付けられた状態において、ハウジング上6が図29において右方に移動するのを防止したい場合には、空間部38の上方に位置する軸部22の周囲に図示しない合成樹脂製のバンドを解除自在に巻きつけることが好ましい。図20〜図23などには図示が省略されているが、軸部22には、軸方向の一端から他端方向に延びる切欠き42が形成され(図29参照)、この切欠き42には図示しない電線が複数本通されている。したがって、上記バンドは、電線を束ねる機能と、開位置に位置付けられたハウジング上6の移動防止機能とを備えることになる。このような構成は、ハウジング上6を開位置に安定して位置付けるので、メンテナンスをより安定して行うことを可能にする。
ハウジング上6をハウジング4から取り外す場合には、ハウジング上6を閉位置から開位置まで回動させた後、ハウジング上6を長手方向の他方に移動させる。これにより、ハウジング上6の位置決め用突部36の回動軌跡の位置が、移動阻止壁面40が存在する領域から空間部38が存在する領域に移動させられるので、ハウジング上6を開位置から挿入位置まで回動させることができる。続いて、ハウジング上6をハウジング4に対し上方に移動させることにより、軸部22及び24を、対応する軸受部14及び16の切欠き20を通して引き出すことができるので、ハウジング上6をハウジング4から容易に取り外すことができる。
なお、ハウジング上6とハウジング下4との間には、ハウジング上6をハウジング下4に対し閉位置に解除自在にロックするロック手段が配設されている。ロック手段は、図4に示されているように、ハウジング下4の両側壁部の各々における、ハウジング下4の幅方向の他端側上面から上方に延び出す係止ピン部44と、ハウジング上6の両側壁6A及び6Bからそれぞれ側外方に延び出すよう配設された張出部6a及び6bに配設された係止穴46とから構成されている。上記したとおりにしてハウジング上6がハウジング下4に対し開位置から閉位置に回動させられると、ハウジング上6の係止穴46の各々が、ハウジング下4の、対応する係止ピン44に圧入され、ハウジング上6はハウジング下4に対し閉位置に解除自在にロックされる(図1〜図3参照)。
本発明による給紙ユニット2によれば、ハウジング上6をハウジング下4に対し、きわめて容易かつ確実に回動自在に装着することができ、またきわめて容易に取り外すことができるので、ハウジング上6とハウジング下4との組付、分解及びメンテナンスを容易に行うことを可能にする。また、従来の給紙ユニットよりもビスの数を低減できるので、コストダウンを可能にする。
図4を参照して、ハウジング下4の長手方向の中央部には給紙ローラ下50が回転自在にかつ離脱自在に配設されている。ハウジング上6の長手方向の中央部には、サブユニット52が離脱自在に装着されている。サブユニット52には、給紙ローラ上54とピックアップローラ56とが回転自在にかつ離脱自在に駆動連結されて装着されている。ハウジング上6の、サブユニット52を境界とする長手方向の片側領域(図4において左側領域)には、被駆動軸58が図示しない軸受を介して回転自在に支持されている。サブユニット52がハウジング上6に装着されると、給紙ローラ上54と被駆動軸58とが解除自在に駆動連結される。また、ハウジング上6が開位置から閉位置まで回動させられると、ハウジング上6の給紙ローラ上54がハウジング下4の給紙ローラ下50に圧接させられかつ被駆動軸58が駆動源に解除自在に駆動連結される。
図15〜図17を参照して、ハウジング下4の底壁における上面側の長手方向の中央部には、長手方向に間隔をおいて一対の支持壁62が配設されている。相互に実質的に同じ形状及び大きさを有する支持壁62の各々の上端部には上端が開放された軸受部64が配設されている。給紙ローラ下50は、軸50Aと、軸50Aに回転自在に支持されたローラ50Bと、ローラ50Bと軸50Aとの間に配設されたトルクリミッタ50Cとを備えると共に、軸50Aの両端部が、対応する支持壁62の軸受部64に相対回転できないようにかつ離脱自在に装着される。
更に具体的に説明すると、図17に示されているように、支持壁62の各々における軸受部64の各々は、軸線を通り上下方向に延びる仮想平面(不図示)を挟んで相互に該平面に平行に対向する一対の側壁66及び68と、片方の側壁66の中間領域から他方の側壁68の下端に向かって円弧状に延在する底壁70とを備えている。片方の側壁66の上端部には内側に延び出す突起72が形成されている。この実施形態において、支持壁62の各々は、ハウジング下4と一体に形成されているが、ハウジング下4とは別体の合成樹脂から形成して、ハウジング下4の長手方向の中央部における底壁に適宜の手段により固定する他の実施形態もある。
給紙ローラ下50の軸50Aの両端部は、円弧状の外周面50aと、軸50Aの両端から相互に接近する軸線方向に延在する平坦面50bとを備えている。給紙ローラ下50は、軸50Aの両端部の平坦面50bが、対応する支持壁62における他方の側壁68に圧接させられかつ軸50Aの両端部における円弧状の外周面50aが、対応する支持壁62における片方の側壁66の突起72を下方に乗り越えて実質的に片方の側壁66及び底壁70に圧接させられて保持される。給紙ローラ下50を取り外す場合には、給紙ローラ下50を支持壁62の各々に対し持ち上げることにより、側壁66及び68間を通して上端から抜き出すことができる。このように、給紙ローラ下50は、ハウジング下4に対しほぼワンタッチで離脱自在に装着されるので、補修・交換などのメンテナンスを容易かつ迅速に行うことを可能にし、実用上きわめて有用である。また、ビスを使用しないので、コストダウンを可能にする。
図4、図7及び図12を参照して、ハウジング上6の下面側における長手方向の中央部には、長手方向に間隔をおいて一対の支持壁74が配設されている。ハウジング上6の、一対の支持壁74を境界とする長手方向の片側領域(片方の側壁6A側の領域)には、被駆動軸58が長手方向に延在氏かつ回転自在に支持されている。サブユニット52は一対の支持壁74間に離脱自在に装着される。サブユニット52が一対の支持壁74間に装着されると、サブユニットの給紙ローラ上54は、被駆動軸58の一端部に解除自在に駆動連結される。
更に具体的に説明すると、支持壁74の各々には軸受部76と抜止部77とが形成されている。相互に実質的に同じ形状及び大きさを有する軸受部76の各々は、被駆動軸58と共通の軸線上に配置された半円状の軸受面76Aと、軸受面76Aの両端(上端)から上方に延びて支持壁74の上端に接続された一対の対向面76aとからなる切欠き76Bとを備えている。切欠き76Bを形成する一対の対向面76aの間隔、特に軸受面76Aの両端近傍領域における間隔は、軸受面76Aの直径と実質的に同じに形成されるが、それ以上の高さ領域においては軸受面76Aの直径よりも大きく形成されてもよい。軸受面76Aの各々を軸線方向に見て、切欠き76Bの一対の対向面(壁面)76aであって、軸受面76Aの両端近傍領域における一対の対向面76aは、軸受面76Bの軸心を通り上下方向に延在する仮想平面(不図示)を挟んだ対称位置に存在しかつ該仮想平面に平行に延在するよう形成されている。上記説明から明らかなように、支持壁74の各々における軸受部76の軸受面76Aは、切欠き76Bを介して上方に開放されている、といえる。
抜止部77の各々は、支持壁74の各々の内側において軸受部76Aをハウジング上6の幅方向に挟んで配設された一対の抜止用突片78の相互に対向する面に形成された、被駆動軸58と共通の軸線と同心の円弧面78Aと、円弧面78Aの各々の内径よりも小さな幅を有しかつ円弧面78Aの各々の上端から上方に平行に直線状に延びて支持壁74の上端に接続された一対の対向面80aからなる切欠き80とを備えている。円弧面78Aの各々を軸線方向に見て、切欠き80の一対の対向面(壁面)80aは、円弧面78Aの各々の軸心を通り上下方向に延在する仮想平面(不図示)を挟んだ対称位置に存在しかつ該仮想平面に平行に延在するよう形成されている。抜止用突片78の各々は、該仮想平面を挟んで相互に対称形をなしている。円弧面78Aの各々の半径は、対応する軸受面76Aの半径よりも大きい。
図8〜図13を参照して、サブユニット52は、縦長のハウジング81を備え、ハウジング81は、幅方向(図8〜図10においてほぼ左右方向)の両側に側壁82を備えている。ハウジング81の長手方向の一端部(図8〜図10において上下方向の下端部)における側壁82の各々には環状の被抜止部84が側外方に突出して配設されている。被抜止部84の各々は、共通の軸線を有する貫通穴84a(図8参照)と、軸心を挟んだ半径方向の対称位置に配置された一対の円弧状外面84bと、軸心を挟んだ半径方向の他の対称位置に配置されかつ円弧状外面84bの各々の両端間を相互に平行に延在する一対の平坦外面84cとを備えている。一対の平坦外面84cは被抜止部84の接線方向であってハウジング81の長手方向に延在するよう位置付けられている。円弧状外面84bの各々は軸心を挟んで相互に対称形をなし、また、平坦外面84cの各々も軸心を挟んで相互に対称形をなしている。
給紙ローラ上54は、軸88と、軸88に一体に配設されたローラ90とを備えている。給紙ローラ上54の軸88の両端部は、軸受部材92を介して被抜止部84の貫通穴84aに回転自在に支持されている。軸受部材92の各々は、円筒部92aと、円筒部92aの軸方向の一端外周面から半径方向外方に延び出す環状フランジ92bとを備えている。軸受部材92の各々は、円筒部92aの外周面が、対応する被抜止部84の貫通穴84aに圧入されかつ、円筒部92aの内周面が給紙ローラ上54における軸88の、対応する端部の外周面に相対回転自在に嵌合させられる。軸受部材92の軸方向外側における軸88の外周面に形成された環状係止溝88a(図8参照)にストップリング94が嵌合される。これにより、給紙ローラ上54における軸88の両端部は、軸受部材92を介して側壁82に回転自在に支持される。この状態において、被抜止部84の各々の軸方向外側面と、対応する軸受部材92の環状フランジ92bの、該外側面に軸方向に対向する内側面との間には環状の隙間Sが形成されて円筒部92aの外周面における軸方向の一部領域が外部に露呈される(図12及び図13参照)。
給紙ローラ上54の軸88における、ローラ90と片方の側壁82との間にはギヤ95が一体回転できるよう配設されている。軸88における、ギヤ95と片方の側壁82との間にはスペーサ96が相対回転可能に支持されている。なお、軸受部材92と被抜止部84の軸方向外側面との間の上記隙間Sは、軸受部材92の円筒部92aの先端をスペーサ96の端面に当接することにより形成することができる。
ハウジング81の長手方向中央よりも他端寄りの領域(図8〜図10において上下方向の上端寄りの領域)には、ピックアップローラ56が配置されている。ピックアップローラ56は、軸56Aと、軸56Aに一体に配設されたローラ56Bとを備えている。ピックアップローラ56の軸56Aの両端部は、それぞれハウジング81の側壁82に回転自在に支持されている。ピックアップローラ56の軸56Aにおける、ローラ54Bと片方の側壁82との間にはギヤ97が一体回転できるよう配設されている。ハウジング81の、ピックアップローラ56と給紙ローラ上54との間の位置には、中間ギヤ98が配置されている。中間ギヤ98は軸98Aに一体回転できるよう配設され、軸98Aはハウジング81内に回転自在に支持されている。中間ギヤ98は上記ギヤ95及び97に噛み合わされている。これにより、給紙ローラ上54とピックアップローラ56とは、ギヤ95、中間ギヤ98及びギヤ97を介して相互に同じ方向に回転するよう駆動連結される。なお、上記ギヤ95及び97はワンウェイクラッチを内蔵している。ワンウェイクラッチを内蔵する理由は、給紙ユニット2が先に述べたとおりにして装置本体に装着された状態で、ピックアップローラ56、給紙ローラ上54及び給紙ローラ下50により送り出された用紙が装置本体に設けられた図示しない搬送ローラにより同時に搬送されたとき、周速の速い搬送ローラとの間の速度差に起因する負荷を軽減するため、及びジャム処理において給紙ユニット2の下流側から用紙を引き出す場合における負荷を軽減するため、である。
図6、図7、図10及び図14を参照して、サブユニット52の被抜止部84の各々における一対の平坦外面84aを、ハウジング上6の、対応する支持壁74の軸受部76における抜止用突片78の各々の切欠き80に挿入して実質的に通過させると、軸受部材92の各々の円筒部92aにおける上記一部領域(隙間Sの領域)が、ハウジング上6の、対応する軸受部76の切欠き76Bを通って円弧面76Aに支持される。その結果、サブユニット52は挿入位置に位置付けられる(図6参照)。続いてサブユニット52を、回動させて(図5参照)、被抜止部84の各々の円弧状外面84bが、対応する抜止用突片78の各々における円弧面78Aに接触する閉位置まで回動させることにより、サブユニット52はハウジング上6に装着される(図4参照)。被抜止部84の各々の円弧状外面84aが、対応する一対の円弧面78Aに接触することにより、サブユニット52の上記幅方向一端部の半径方向外方への抜けが防止される。
図5及び図10を参照して、サブユニット52とハウジング上6との間には、サブユニット52をハウジング上6に対し閉位置に解除自在にロックするロック手段が配設されている。サブユニット52の長手方向の他端部には、サブユニット52が挿入位置(図6参照)から閉位置(図4参照)に向う回動方向に延び出す弾性フック部98が配設されている。弾性フック部98は、弾性を有する帯状の本体と、本体の先端に形成されたフック部とから構成されている。他方、ハウジング上6の、幅方向の他端に配設された他端壁100の、弾性フック部98に対応する位置には、係止穴102が形成されている。サブユニット52が上記したとおりにして挿入位置から閉位置まで回動させられると、弾性フック部98がハウジング上6の係止穴102に離脱自在に係止される。弾性フック部98と係止穴102とは上記ロック手段を構成する。弾性フック部98を弾性変形させて上記係止を解除し、サブユニット52を上記と逆方向に回動させることにより、ハウジング上6から容易に取り外すことができる。
図10を参照して、給紙ローラ上54における軸88の一端部は、ハウジング81の片方の側壁82から側外方に延び出しており、この延び出した一端部には、半円状の外周面88aと、軸心に沿って軸88の一端から他端方向に延在する平坦面88bとを備えている。図6及び図7を参照して、ハウジング上6に回転自在に支持された被駆動軸58の一端部(図7において右端部)は、半円状の外周面58aと、軸心に沿って軸の一端から他端方向に延在する平坦面58bとを備えている。給紙ローラ上54における軸88の一端部の平坦面88bが、被駆動軸58の一端部の平坦面58bに対向するように、被駆動軸58を回動させて、サブユニット52を一対の支持壁74に装着することにより、給紙ローラ上54の軸88の一端部と被駆動軸58の一端部とは解除自在に駆動連結される。
ハウジング下4に配設された電動モータMの駆動軸には図示しない駆動ギヤが一体に配設されている。ハウジング上6の上記被駆動軸58の他端部にはギヤ104が配設されている。給紙ローラ下50がハウジング下4に完全に装着され、サブユニット52がハウジング上6に完全に装着された状態において(図4に示す状態において)、ハウジング上6を開位置から閉位置まで回動させて閉位置にロックすることにより、給紙ローラ上54が給紙ローラ下50に圧接され、ギヤ104が、電動モータMの駆動ギヤに噛み合わされて、給紙ユニット2は使用可能状態となる(図1〜図3参照)。なお、ハウジング上6にはローラ106が回動自在に装着されている。
給紙ローラ上54及び/又は給紙ローラ下50を交換するなどのメンテナンス時には、先に述べたように、ハウジング上6をハウジング下4に対し閉位置から開位置に回動して、ハウジング下4の上面及びハウジング上6の下面を外部に露呈する(図4参照)。この状態で、給紙ローラ下50はハウジング下4からほぼワンタッチで取り外すことができかつ装着できる。また、サブユニット52は、給紙ローラ上54と共にハウジング上6から容易かつ迅速に取り外すことができかつ装着できる。したがって、給紙ローラ上54及び/又は給紙ローラ下50のメンテナンスを容易かつ迅速に行うことができる。
本発明に従って構成された給紙ユニットの好適実施形態を示す平面図。 図1に示す給紙ユニットを図1においてほぼ右斜め下方から見た斜視図。 図1に示す給紙ユニットを図1においてほぼ右斜め上方から見た斜視図 図1に示す給紙ユニットにおいて、ハウジング上をハウジング下に対し回動させて開いた状態を示す斜視図。 図4に示す給紙ユニットにおいて、サブユニットをハウジング上に取り付けて閉位置に向けて回動させる途中の状態を示す斜視図。 図4に示す給紙ユニットにおいて、サブユニットをハウジング上に取り付けて閉位置に向けて回動させる前の状態を示す斜視図。 図4に示す給紙ユニットにおいて、サブユニットをハウジング上に取り付ける直前の状態を示す斜視図。 図7に示すサブユニットにおいて、軸受部材及びストップリングを分解して示す斜視図。 図8に示すサブユニットにおいて、軸受部材を組付けた状態を示す斜視図。 図9に示すサブユニットにおいて、ストップリングを組付けた状態を示す斜視図。 図10に示すサブユニットを別の角度から見た斜視図。 図10に示すサブユニットを更に別の角度から見た斜視図。 図12に示すサブユニットの下面図。 図7に示すハウジング上における右側の支持壁を拡大して示す斜視図。 図4に示す給紙ユニットにおいて、給紙ローラ下をハウジング下から取り外した状態を示す部分斜視図。 図15において、給紙ローラ下をハウジング下に装着した状態を示す部分斜視図。 図15において右側の支持壁を図15において右側から見た側面図。 図4に示す給紙ユニットの分解斜視図。 図18に示す給紙ユニットにおけるハウジング下の軸受部であって、図18において右側の軸受部を拡大して示す斜視図。 図18に示す給紙ユニットにおいて、ハウジング上の軸部をハウジング下の軸受部に挿入する直前の状態を示す部分側面図。 ハウジング上の軸部をハウジング下の軸受部に挿入した状態(ハウジング上は挿入位置にある)を示す部分側面図。 ハウジング上を閉位置に向けて回動させる途中におけるハウジング上の軸部の、ハウジング下の軸受部に対する回動状態を示す部分側面図。 ハウジング上を閉位置まで回動させたときの、ハウジング上の軸部の、ハウジング下の軸受部に対する回動状態を示す部分側面図。 図18に示す給紙ユニットにおいて、ハウジング上をハウジング下に装着して閉位置に向けて回動させる途中の状態を示す部分斜視図。 図24に示す給紙ユニットにおいて、ハウジング上を更に閉位置に向けて回動させた状態を示す部分斜視図。 図21に示す状態を、図21において左方から見た部分斜視図。 図22に示す状態を、図22において左方から見た部分斜視図。 図23に示す状態を、図23において左方から見た部分斜視図。 ハウジング上を、図23に示す閉位置から図22に示す開位置まで回動させた状態を図22において左方から見た部分斜視図。
符号の説明
2:給紙ユニット
4:ハウジング下
6:ハウジング上
10、12:側壁
14、16:軸受部
18:軸受面
20:切欠き
22、24:軸部
26、28:円弧状外面
30、32:平坦外面
50:給紙ローラ下
52:サブユニット
54:給紙ローラ上
56:ピックアップローラ

Claims (11)

  1. 合成樹脂製のハウジング下と、ハウジング下に対し離脱自在に装着される合成樹脂製のハウジング上とを備えた給紙ユニットにおいて、
    ハウジング下は、長手方向の両側部に配設された一対の側壁に形成された軸受部を有し、軸受部の各々は、共通の軸線上に配置されかつ半円よりも長い円弧状の軸受面と、軸受面の内径よりも小さな幅を有しかつ軸受面の両端から上方に平行に直線状に延びて側壁の上端に接続された一対の対向面からなる切欠きとを備え、
    ハウジング上は、共通の軸線上に配置されかつ長手方向の両側部に配設された一対の側壁からそれぞれ外方に延び出す軸部を有し、軸部の各々は、軸心を挟んだ半径方向の対称位置に配置された一対の円弧状外面と、軸心を挟んだ半径方向の他の対称位置に配置されかつ円弧状外面の各々の両端間を相互に平行に延在する一対の平坦外面とを備え、
    ハウジング上の軸部の各々における一対の平坦外面を、ハウジング下の、対応する軸受部の切欠きに上方から挿入して実質的に通過させることにより円弧状外面の片方が軸受面に当接して受け止められてハウジング上は挿入位置に位置付けられ、続いてハウジング上を、軸部の各々の円弧状外面の両方における少なくとも周方向の一部領域が軸受面に接触する閉位置まで一方の回動方向に回動させることにより、ハウジング上はハウジング下に装着され、
    ハウジング上の長手方向の一方の側部に配設された片方の側壁には、片方の側壁から外方に突出したスライド用突部であって、ハウジング上の下面方向に片方の側壁に向かって軸部の軸線方向に傾斜する傾斜面を有するスライド用突部と、ハウジングの幅方向一端部から幅方向外方であって軸部に対する半径方向外方に延び出す位置決め用突部が形成され、ハウジング下の片方の側壁の上端部における内側角部の一部領域は、スライド用突部の傾斜面の一方の回動方向における回動軌跡上に存在するよう位置付けられ、
    ハウジング下の一側領域であって、ハウジング下の片方の側壁に対し空間部をおいた内側位置には、位置決め用突部の他方の回動方向への移動を阻止する移動阻止壁面が配設され、
    ハウジング上が挿入位置に位置付けられた状態において、ハウジング上の位置決め用突部はハウジング下の該空間部内を一方の回動方向に回動可能に位置付けられ、
    ハウジング上が挿入位置から閉位置に向けて一方の回動方向へ回動させられると、ハウジング上のスライド用突部の傾斜面がハウジング下の片方の側壁の上端部における内側角部の一部領域に当接させられて軸方向内側に相対移動させられることにより、ハウジング上の軸部の各々が対応する軸受面に対しハウジング上の長手方向の一方から他方に向かって軸方向にスライド移動させられてハウジング上全体が同方向にスライド移動させられた状態で閉位置に位置付けられ、ハウジング上の該スライド移動によりハウジング下の移動阻止壁面はハウジング上の位置決め用突部の他方の回動方向への回動軌跡上に相対的に位置付けられ、
    ハウジング上が閉位置から開位置に向けて他方の回動方向へ回動させられると、ハウジング上の位置決め用突部がハウジング下の移動阻止壁面に当接させられて他方の回動方向への移動が阻止されてハウジング上は、開位置に位置付けられる、
    ことを特徴とする給紙ユニット。
  2. ハウジング上の、閉位置から開位置までの他方の回動方向への回動角度は、閉位置から挿入位置までの他方の回動方向への回動角度よりも小さい、請求項記載の給紙ユニット。
  3. ハウジング上とハウジング下との間には、ハウジング上をハウジング下に対し閉位置に解除自在にロックするロック手段が配設されている、請求項1又は請求項2に記載の給紙ユニット。
  4. 合成樹脂製のハウジング下と、ハウジング下に対し開位置と閉位置との間を回動自在にかつ離脱自在に装着される合成樹脂製のハウジング上とを備えた給紙ユニットにおいて、
    ハウジング下の長手方向の中央部には給紙ローラ下が回転自在にかつ離脱自在に配設され、
    ハウジング上の長手方向の中央部には、サブユニットが離脱自在に装着され、サブユニットには、給紙ローラ上とピックアップローラとが回転自在に駆動連結されて装着され、
    ハウジング上の、サブユニットを境界とする長手方向の片側領域には、被駆動軸が回転自在に支持され、
    ハウジング下には駆動源が配設され、
    サブユニットがハウジング上に装着されると、給紙ローラ上と被駆動軸とが解除自在に駆動連結され、
    ハウジング上が開位置から閉位置まで回動させられると、ハウジング上の給紙ローラ上がハウジング下の給紙ローラ下に圧接させられかつ被駆動軸が駆動源に解除自在に駆動連結される、
    ことを特徴とする給紙ユニット。
  5. ハウジング下の長手方向の中央部には、長手方向に間隔をおいて一対の支持壁が配設され、支持壁の各々の上端部には上端が開放された軸受部が配設され、給紙ローラ下は、軸と、軸に回転自在に支持されたローラとを備えると共に、軸の両端部が、対応する支持壁の軸受部に相対回転できないようにかつ離脱自在に装着される、請求項記載の給紙ユニット。
  6. 支持壁の各々における軸受部の各々は、軸線を通り上下方向に延びる仮想平面を挟んで相互に該平面に平行に対向する一対の側壁と、片方の側壁の中間領域から他方の側壁の下端に向かって円弧状に延在する底壁とを備え、片方の側壁の上端部には内側に延び出す突起が形成され、給紙ローラ下の軸の両端部は、円弧状の外周面と、軸の先端から相互に接近する軸線方向に延在する平坦面とを備え、給紙ローラ下は、軸の両端部における平坦面が、対応する支持壁における他方の側壁に圧接させられかつ軸の両端部における円弧状の外周面が、対応する支持壁における片方の側壁の突起を下方に乗り越えて実質的に片方の側壁及び底壁に圧接させられて保持される、請求項記載の給紙ユニット。
  7. ハウジング上の下面側における長手方向の中央部には、長手方向に間隔をおいて一対の支持壁が配設され、ハウジング上の、一対の支持壁を境界とする長手方向の片側領域には該被駆動軸が回転自在に支持され、サブユニットは一対の支持壁間に離脱自在に装着され、サブユニットが一対の支持壁間に装着されると、サブユニットの給紙ローラ上は、該被駆動軸の一端部に解除自在に駆動連結される、請求項4〜6のいずれか1項に記載の給紙ユニット。
  8. 支持壁の各々には、軸受部と抜止部とが形成され、軸受部の各々は、該被駆動軸と共通の軸線上に配置された半円状の軸受面と、軸受面の両端から上方に延びて支持壁の上端に接続された一対の対向面からなる切欠きとを備え、抜止部の各々は、支持壁の各々の内側において軸受部をハウジング上の幅方向に挟んで配設された一対の抜止用突片の相互に対向する面に形成された、該軸線と同心の円弧面と、該円弧面の各々の内径よりも小さな幅を有しかつ該円弧面の各々の上端から上方に平行に直線状に延びて支持壁の上端に接続された一対の対向面からなる切欠きとを備え、
    サブユニットは一対の側壁を備え、側壁の各々には、環状の被抜止部が側外方に突出して配設され、被抜止部の各々は、共通の軸線を有する貫通穴と、軸心を挟んだ半径方向の対称位置に配置された一対の円弧状外面と、軸心を挟んだ半径方向の他の対称位置に配置されかつ円弧状外面の各々の両端間を相互に平行に延在する一対の平坦外面とを備え、
    給紙ローラ上は、軸と、軸に一体に配設されたローラとを備え、給紙ローラ上の軸の両端部は、軸受部材を介して被抜止部の貫通穴に回動自在に支持され、軸受部材の各々は、円筒部と、円筒部の軸方向の一端外周面から半径方向外方に延び出す環状フランジとを備えると共に、円筒部の外周面が、対応する被抜止部の貫通穴に圧入されかつ、円筒部の内周面が軸の端部の外周面に相対回転自在に嵌合させられ、被抜止部の各々の軸方向外側面と、対応する軸受部材の環状フランジの、該外側面に軸方向に対向する内側面との間には環状の隙間が形成されて円筒部の外周面における軸方向の一部領域が外部に露呈され、
    サブユニットの被抜止部の各々における一対の平坦外面を、ハウジング上の、対応する抜止部における切欠きに挿入して実質的に通過させると、軸受部材の各々の円筒部における該一部領域が、ハウジング上の、対応する軸受部の切欠きを通って円弧面に支持されることによりサブユニットは挿入位置に位置付けられ、続いてサブユニットを、被抜止部の各々の円弧状外面が、対応する抜止部における円弧面に接触する閉位置まで回動させることにより、サブユニットはハウジング上に装着される、請求項記載の給紙ユニット。
  9. サブユニットとハウジング上との間には、サブユニットをハウジング上に対し閉位置に解除自在にロックするロック手段が配設されている、請求項記載の給紙ユニット。
  10. サブユニットに配設された給紙ローラ上の軸の一端部は、半円状の外周面と、軸心に沿って軸の一端から他端方向に延在する平坦面とを備え、ハウジング上に回転自在に支持された該被駆動軸の一端部は、半円状の外周面と、軸心に沿って軸の一端から他端方向に延在する平坦面とを備え、給紙ローラ上の軸の一端部の平坦面が、該被駆動軸の一端部の平坦面に対向するように、サブユニットを一対の支持壁に装着することにより、給紙ローラ上の軸の一端部と該被駆動軸の一端部とは解除自在に駆動連結される、請求項記載の給紙ユニット。
  11. ハウジング下の駆動源は電動モータからなり、電動モータの駆動軸には駆動ギヤが一体に配設され、ハウジング上の該被駆動軸の他端部には被駆動ギヤが一体に配設され、ハウジング上がハウジング下に対し閉位置に位置付けられると、該被駆動軸の被駆動ギヤが電動モータの駆動ギヤに解除自在に駆動連結される、請求項10記載の給紙ユニット。
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