JP2003112439A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003112439A
JP2003112439A JP2001309969A JP2001309969A JP2003112439A JP 2003112439 A JP2003112439 A JP 2003112439A JP 2001309969 A JP2001309969 A JP 2001309969A JP 2001309969 A JP2001309969 A JP 2001309969A JP 2003112439 A JP2003112439 A JP 2003112439A
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Japan
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ink
ink composition
light
paper
cured
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JP2001309969A
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English (en)
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Akiyoshi Ouchi
明美 大内
Tsutomu Maekawa
勉 前川
Kunihiro Tamahashi
邦裕 玉橋
Atsushi Tsunoda
角田  敦
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェットプリンタにおいて、特にカラー
印刷の場合に、黒インクが他のカラーインクと混色せず
(滲まず)、被記録体に依存せずに高速記録が可能な、
室温で液体と紫外線や電子線等の光を照射することによ
り硬化するインクジェット用インク組成物のインクセッ
トを用いた低電力のハイブリッドプリンタ装置を提供す
る。 【解決手段】少なくともカーボンブラックを含む室温で
液体のインク組成物と、紫外線や電子線等の光を照射す
ることにより硬化するインク組成物の両方からなるイン
クセットを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置、特
にオンデマンド型インクジェットで高速度記録するイン
クジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録においては、
カラー印字においては黒色インクを用いる場合、シア
ン、イエロー、マゼンタの各インクと黒インクが混色
し、全体に黒色インクが滲んだカラー印字となり問題と
なっていた。特開平6−107988号公報では、カラ
ー3原色に油溶性染料を用い、黒インクに水溶性染料を
用いる例が報告されている。インクジェット記録におい
ては、インク滴の過剰な浸透、にじみを防止して濃度及
び彩度の高い印刷を実現し、更には耐水性、保存特性を
向上するために、特殊な基体(インクジェット専用紙)
が使用されることが通例であった。これに関しては既に
多くの報告がなされているが、例えばUSP5,85
4,649号、USP5,853,899号、特開平1
1−192778号、特開平11−129610号、特
開平11−078223号、特開平11−078221
号、特開平11−034485号、特開平11−028
861号、特開平11−020300号、特許2845
832号、特表平11−506991号公報等には、特
定の水溶性レジンを塗工することでインク吸着性を向上
することが記載されており、例えばUSP5,516,
364号、特開平11−192775号、特開平11−
157207号、特開平11−129606号、特開平
11−048604号、特開平11−034481号、
特許2938917号、特許2887098号、特許2
883299号、特許2877740号公報等には、特
定のクレイ、アルミナ等無機材料を含有することで、同
様にインク吸着性を向上し高品質の印刷を行うことが記
載されている。用紙のpHに関しては、特開2000−
119572号公報および特開2000−154344
号公報において報告がある。
【0003】併行して高画質な印刷を実現するためのイ
ンクジェット用インク組成物に関しても多数の報告がな
されている。膨大なので一部を例示すると、特開平6−
306320号、特許2136873号、特許2116
198号、特許2037450号、特許2037453
号、特許2894568号、特許2710138号、特
許2792135号、特許2841678号特許192
7399号公報等にはにじみの少ない印刷、あるいは耐
水性を可能にするインク等が記載されている。
【0004】特開昭56−93776号公報においては
金属面に接着性の良い紫外線硬化樹脂型インキ組成物、
また、紫外線を露光することによって硬化するインクジ
ェット記録用インクとしては、米国特許第4,228,
438号に開示されているように、エポキシ変性アクリ
ル樹脂およびウレタン変性アクリル樹脂をバインダーと
して使用し、且つ5ミクロン以下の粒子径の顔料を着色
成分としたインク、あるいは特開昭58−32674号
公報に開示されているカチオン重合性のエポキシ樹脂を
バインダーに用いたインク、特開平5−186725号
公報に記載されている様に、水溶性または非水溶性染料
を使用したものがあり、普通紙、再生紙への印字を容易
にしたものである。また、プラスチック基板への画像形
成方式としては、特開昭52−142516号公報に記
載されているように紫外線硬化型樹脂に昇華性染料を用
いたものが知られている。特開平9−183927号に
は、インクジェット記録方式でコーティングする紫外線
硬化型樹脂組成物が開示されている。特開平9−165
540号公報は、顔料と紫外線硬化樹脂を含有する水系
インクによりノズルの目詰まりをなくしたものである。
黒インクは着色剤が紫外線を吸収するため硬化が他のカ
ラーインクに比べて遅かった。特開平5−214279
号公報では、黒色インクを種々の色の染料の混合物で構
成し、紫外線の透過を促す報告がある。
【0005】用紙及びインクの物理特性の関連性に関し
ても多くの報告があり、特開平10−330666号、
特開平10−316915号、特開平10−27282
8号、特許2618361号、特許2801295号、
特許2529154号、特許2516218号、特許2
825224号公報等には、最適な印刷を得るための用
紙のステキヒトサイズ度、用紙及びインクのブリストー
濡れ時間、吸収係数、インクの蒸発速度に関する報告等
が記載されている。上記のインク及び用紙(基体)に関
する一般的な解説書としては、例えば「インクジェット
記録の高画質、高速化技術と関連材料の開発」、技術情
報協会、1999年出版、「印刷・情報記録における紙
の特性と印刷適性および分析、評価」、技術情報協会、
1999年出版等がある。
【0006】これに対して近年インクジェット用に特別
に製造された専用紙ではなく、一般的な用紙(普通紙)
に対しても高品質の印刷を実施したいとの需要が高まっ
てきた。これは、用紙の価格低減のみならず、従来他の
印刷方法で処理されていた分野(オフセット、フレキソ
印刷等インキ印刷分野、レーザプリンタ、感熱記録等ノ
ンインパクトプリンタ分野、インパクトプリンタ分野
等)にもインクジェット記録方法を適用する場合不可避
的に遭遇する課題である。特に定型文書、伝票、帳票等
の多数の事務書類を高速で印刷する事務用分野に関して
は、普通紙の利用及び高速印刷が不可欠の要件であり、
従来の専用紙を想定したインクジェット用インク及び記
録方法では実現は極めて困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】水及び水溶性溶剤を溶
媒としたインクにおいては、紙のセルロース繊維への浸
透、吸着に起因するにじみ、カラーブリード、裏移り
(ブリードスルー)等の印刷品質を低下させる現象が原
理的に阻止できない。このため、カラー印刷の基本的な
方策として用紙(基体)を処理することにより印刷品質
を維持する方法が採られてきた。又、特に普通紙に対し
てインクの乾燥性(セット性)とにじみは通常相反的な
性質であり、にじみを防止すると、乾燥性が低下し高速
の印刷が不可能になった。
【0008】また、電子線や紫外線により硬化するイン
クにおいては、同一材料、同濃度の光開始剤を使用した
場合でも、硬化速度はマゼンタ>イエロ>シアン>ブラ
ックの順となる。これは、一般的に、光硬化型のインク
は光開始剤が光を吸収し反応を始めるのに対して、黒イ
ンクは着色剤自身が紫外線を吸収してしまうため硬化が
他のカラーインクに比べて遅いため、高速印刷時は照射
量を多くしなければならなかったので、電力が低減でき
ない。また、カラーインクと同じ照射量では黒インクの
硬化反応は不十分で、未反応物の臭気が印字後ずっと残
って使用者に不快を与えることになり兼ねない。
【0009】本発明は、これら従来同時に達成すること
は不可能とされてきた事項を可能にするためのもので、
その目的とするところは、インクジェットプリンタにお
いて、特にカラー印刷の場合に、黒インクが他のカラー
インクと混色せず(滲まず)、被記録体に依存せずに高
速記録が可能な、室温で液体と紫外線や電子線等の光を
照射することにより硬化するインクジェット用インク組
成物のインクセットを用いた低電力のハイブリッドプリ
ンタ装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、インク液滴を噴射させ、記録ドットを形成
するインクジェットプリンタ装置において、着色剤を含
むインク組成物が室温で液体のインク組成物と、紫外線
や電子線等の光を照射することにより硬化するインク組
成物の両方からなるインクセットを用いた。室温で液体
のインク組成物が少なくともカーボンブラックを含み、
紫外線や電子線等の光を照射することにより硬化するイ
ンク組成物が少なくともイエロー、マゼンタ、シアンの
中から選ばれるひとつの着色剤を1.5〜8wt%含有
することが好ましい。
【0011】また、紫外線や電子線等の光を照射するこ
とにより硬化するインク組成物が着色剤として顔料を含
み、液体のインク組成物が水、水溶性溶剤及び顔料を必
須成分として含んでも良い。
【0012】また、室温で液体のインク組成物の25℃
における粘度が3.5〜12mPa・sと、紫外線や電
子線等の光を照射することにより硬化するインク組成物
の130℃における粘度が5〜20mPa・sからなる
インクセットさらに、室温で液体のインク組成物の25
℃における表面張力が30〜45mN/mと、紫外線や
電子線等の光を照射することにより硬化するインク組成
物の25℃における表面張力が18〜45mN/mから
なるインクセットを用いてもよい。
【0013】記録媒体上にノズル及び用紙の間の相対速
度が10ips以上となる記録速度でインク液滴を噴射
させ、記録ドットを形成するオンデマンド型インクジェ
ットプリンタであることが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明においては被記録体にとく
に限定はない。ベック平滑度やpH、サイズ度によらず
使用できる。しかし特に非コート紙において有効に特長
を発揮できる。非コート紙とは実質的な塗料(填料)の
量が両面で12g/m以下(上述の生産統計の定義で
微塗工紙以下)の用紙を意味している。これらに該当し
ない用紙等に関するインクジェット印刷においても本発
明は効果がある。本発明のプリンタ装置に使用可能な用
紙としては、例えば上級印刷紙、中級印刷紙、下級印刷
紙、薄様印刷紙、微塗工印刷用紙、色上質紙等特殊印刷
用紙、フォーム用紙、PPC用紙、その他情報用紙等が
あり、具体的には下記する用紙及びこれらを用いた各種
の変性/加工用紙があるが、記録媒体としては、例え
ば、40kg紙、55kg紙、70kg紙、90kg
紙、135kg紙等の上質紙および色上質紙、Xero
x4024、インクジェット普通紙および専用紙、再生
紙および伝票用紙、マルチプリンタ用紙、非木材紙等が
あげられる。
【0015】本発明の目的とする分野のプリンタの印刷
速度は、従来のインクジェット記録より著しく高速であ
ることが特徴である。オンデマンド型インクジェット記
録の記録ヘッドあるいは記録方法には、ライン型記録、
シリアル型記録、転写型(シャトル型)記録等、様々な
様式があるが、本発明はこれらに特に限定されることな
く使用される。いずれにおいても、ノズル及び用紙(記
録媒体)との相対的な移動速度が10ips以上となる
工程であり、例えばライン型記録の如く、ヘッド部分が
固定され用紙のみ移動する場合は紙移動速度(紙送り速
度)が上記相対速度に該当し、シリアル型記録、すなわ
ちヘッドが紙送り方向に垂直に移動して順次記録し間欠
的に紙送りが行われる場合は、ヘッド移動速度(キャリ
ジ速度)が上記相対速度に該当する。用紙が回転するド
ラム等に設置されこれに記録を行う、あるいは一旦ドラ
ムに記録し次いでこれを用紙に転写する転写型の場合
は、移動する用紙ないしはドラム面とノズル間の相対位
置の変化する速度と理解する。いずれの場合も、記録速
度はノズル吐出周波数及び記録解像度に直接関係する。
例えば、ライン型記録の紙送り速度あるいはシリアル型
のヘッド移動速度(すなわち記録速度)Vは、インク滴
の吐出周波数f、記録解像度Rにより、V=f×Rで示
される。従来の5ips以下(通常は1ips以下)の
記録においては従来報告されている多数のインク組成物
がそのまま適用出来る。本発明は特に5ips以上、特
に好ましくは10ips以上の高速度記録において、効
果的に利用出来る。本発明の高速度をより効果的に実施
するために、印刷前、印刷中及び印刷後のいずれかに加
熱、乾燥定着工程等を付加することも可能である。記録
媒体に接触してインクまたは記録媒体を加熱するもので
あっても、赤外線等を照射し、または熱風を吹き付ける
など記録媒体に接触せずに過熱するものであってもよ
い。乾燥に適切な温度としては、記録紙が発煙や変色を
起こさないように、180℃以下であることが望まし
い。また、室温で液体のインクと紫外線や電子線等の光
を照射することにより硬化するインクを吐出するユニッ
トは、独立した個別の吐出部、定着部をもった装置を連
結しても、同一装置内で各インク組成物を吐出制御する
ものであっても、さらに、一部に共有部分を設けた構成
にしてもよい。
【0016】本発明で使用可能なインク組成物の粘度は
特に限定することはないが、室温で液体のインク組成物
の25℃における粘度が3.5〜12mPa・sと、紫
外線や電子線等の光を照射することにより硬化するイン
ク組成物の130℃における粘度が5〜20mPa・s
の範囲が安定な吐出特性を維持する上で好ましい。3.
5mPa・s未満の粘度では、インク滴の形状、周波数
特性が不良となりやすく、20mPa・sを超える粘度
では吐出が困難で安定しにくい。特に室温で液体のイン
クは12mPa・sより大きくなると噴射安定性および
記録物の保存性の点で不具合が発生しやすい。本発明の
インク組成物は使用する温度条件でニュートン流体挙動
を示すことが望ましいが、通常測定に使用されるシェア
速度(約100rpm前後)で上記条件に合致すれば、
見かけの粘度が多少のシェア速度依存性が存在しても問
題とはならない。表面張力も特に限定することはない
が、室温で液体のインク組成物の25℃における表面張
力が30〜45mN/mと、紫外線や電子線等の光を照
射することにより硬化するインク組成物の25℃におけ
る表面張力が18〜45mN/mの範囲が安定な吐出特
性を維持する上で好ましい。18mN/m未満では被記
録体上でにじみを生じ易く特に、45mN/mを超える
とインク供給部材との濡れが悪く気泡が生じやすくなり
吐出が不安定になりやすい。なお、吐出を安定させるた
めノズル周辺に撥インク処理、インク流路やインク室に
親インク処理を施すことも効果がある。必要に応じて、
脱臭、芳香等の機構を付加したプリンタ装置としても良
い。
【0017】本発明の室温で液体のインク組成物として
は、限定なく各種の材料が使用される。一般的に着色
剤、溶剤の主材料に、補助的に結着剤、粘度、表面張
力、pH等の物性調整剤、防カビ剤、その他を添加して
構成する。着色剤は染料又は顔料であり、溶剤は水、水
溶性有機溶剤が主として使用されるが、非水系溶剤も可
能である。これら溶剤は単に溶媒としての機能以外に乾
燥防止剤(湿潤剤)、浸透剤(表面張力低下剤)、粘
度、蒸発速度制御剤等の作用を有する場合もあり、様々
な粘度、表面張力、溶解性、沸点、蒸発速度、引火点等
を示す材料が使用される。例えば、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリン、NMP、乳
酸ナトリウム、DMSO、ポリオキシエチレンアルキル
フェノール、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、エチ
レングリコールアルキルエーテル、ジエチレングリコー
ルアルキルエーテル、エタノール、プロパノール等のア
ルコール等がある。物性調整剤としては、KOH等の金
属水酸化物、各種界面活性剤、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン等のアルコールアミン類、りん酸、
強酸のアルコールアミン塩、アンモニウム塩、低級カル
ボン酸、グリコール酸、乳酸等のヒドロキシカルボン
酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、チアベ
ンダゾール、ベンズイミダゾール等の防かび剤、キレー
ト化剤、脱酸素剤、消泡剤、導電性付与剤等各種の添加
剤が用途に応じて使用できる。
【0018】本発明においては特に水、水溶性溶剤及び
顔料を必須成分とするインク組成物が好適に使用出来
る。特性向上のために水溶性溶剤を添加しても良い。例
えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等のケトンおよび低級アルコール類やエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコールおよ
びジプロピレングリコール等のグリコール類、アセテー
ト類、チオジグリコール、 N−メチル−2−ピロリド
ン、1、3−ジメチルイミダゾリジノン、アミノアルコ
ール等の含窒素化合物類を単独又は混合溶剤として使用
しても良い。
【0019】本発明における紫外線や電子線等の光を照
射することにより硬化するインク組成物としては、具体
的にはインク組成物中、光硬化性樹脂モノマーは、10
〜70重量パーセントを占めるが、有効なものとして
は、分子構造中にラジカル重合可能な不飽和二重結合を
有する比較的低粘度の樹脂モノマーで、例えば、単官能
基の2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート(EH
A)、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート(H
EA)、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
(HPA)、カプロラクトン変性テトラヒドロフルフリ
ル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレ
ート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、テト
ラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート、2−フェノキシエチル(メタ)
アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、イソ
オクチル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)ア
クリレート、カプロラクトン(メタ)アクリレート、エ
トキシ化ノニルフェノール(メタ)アクリレート、二官
能基のトリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールヒドロキシピバリン酸エステルジ
(メタ)アクリレート(MANDA)およびヒドロキシ
ピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルジ(メタ)
アクリレート(HPNDA)、1.3−ブタンジオール
ジ(メタ)アクリレート(BGDA)、1.4−ブタン
ジオールジ(メタ)アクリレート(BUDA)、1.6
−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート(HDD
A)、1、9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート(D
EGDA)、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリ
レート(NPGDA)、トリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート(TPGDA)、カプロラクトン
変性ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエス
テルジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化オペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、エトキシ変性ビス
フェノールAジ(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコール200ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコール400ジ(メタ)アクリレート、多官能基の
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(T
MPTA)、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート(PETA)、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート(DPHA)、トリアリルイソシ
アネート、ε−カプロラクトン変性ジペンタエリスリト
ールの(メタ)アクリレート、トリス(2ーヒドロキシ
エチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、
エトキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、プロポキシ化グリセリルトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メ
タ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヒドロ
キシペンタ(メタ)アクリレート、エトキシ化ペンタエ
リスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタ(メ
タ)アクリレートエステル等が好ましい。具体的には、
KAYARAD TC-110S、KAYARAD R-128H、KAYARADR-526、KAY
ARAD NPGDA、KAYARAD PEG400DA、KAYARAD MANDA、KAYAR
AD R-167、KAYARAD HX-220、KAYARAD HX-620、KAYARAD
R-551、KAYARAD R-712、KAYARAD R-604、KAYARAD R-68
4、KAYARAD GPO、KAYARAD TMPTA、KAYARAD THE-330、KA
YARADTPA-320、KAYARAD TPA-330、KAYARAD PET-30、KAY
ARAD RP-1040、KAYARAD T-1420、KAYARAD DPHA、KAYARA
D DPHA-2C、KAYARAD D-310、KAYARAD D-330、KAYARADDP
CA-20、KAYARAD DPCA-30、KAYARAD DPCA-60、KAYARAD D
PCA-120、KAYARAD DN-0075、KAYARAD DN-2475、KAYAMER
PM-2、 KAYAMER PM-21、KSシリーズHDDA、TPGDA、TMPT
A、SRシリーズ256、257、285、335、33
9A、395、440、495、504、111、21
2、213、230、259、268、272、34
4、349、601、602、610、9003、36
8、415、444、454、492、499、50
2、9020、9035、295、355、399E4
94、9041203、208、242、313、60
4、205、206、209、210、214、231
E239、248、252、297、348、365
C、480、9036、350(以上、日本化薬製)、
ビームセット770(荒川化学製)等が使用できる。
【0020】プレポリマーとしてはポリエステル系樹
脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹
脂、アルキッド樹脂、エーテル系樹脂、多価アルコール
等のアクリレート、メタアクリレート等が限定すること
なく使用できる。また、水溶性樹脂およびエマルジョン
タイプの光硬化型樹脂についても使用できる。具体的に
は、KAYARAD UXシリーズ2201、2301、320
4、3301、4101、6101、7101、810
1、KAYARAD R&EXシリーズ、011、300、130、
190、2320、205、131、146、280、
KAYARAD MAXシリーズ、1100、2100、210
1、2102、2203、2104、3100、310
1、3510、3661(以上、日本化薬製)、ビーム
セット700、710、720、750、502H、5
04H、505A−6、510、550B、551B、
575、261、265、267、259、255、2
71、243、101、102。115、207TS、
575CB、AQ−7、AQ−9、AQ−11、EM−
90、EM−92(以上、荒川化学製)、0304T
B、0401TA、0403KA、0404EA、04
04TB、0502TI0502TC、102A、10
3A、103B、104A、1312MA、1403E
A、1422TM、1428TA、1438MG、15
51MB、IBR−305、1FC−507、1SM−
012、1AN−202、1ST−307、1AP−2
01、1PA−202、1XV−003、1KW−43
0、1KW−501、4501TA、4502MA、4
503MX、4517MB、4512MA、4523T
I、4537MA、4557MB、6501MA、65
08MG、6513MG、6416MA、6421M
A、6560MA、6614MA、717−1、856
−5、QT701−45、6522MA、6479M
A、6519MB、6535MA、724−65A、8
24−65、6540MA、6RI−350、6TH−
419、6HB−601、6543MB、6AZ−16
2、6AZ−309、6AZ−215、6544MA、
6AT−203B、6BF−203、6AT−113、
6HY316、6RL−505、7408MA、750
1TE、7511MA、7505TC、7529MA、
MT408−13、MT408−15、MT408−4
2、7CJ−601、7PN−302、7541MB、
7RZ−011、7613MA、8DL−100、8A
Z−103、5YD−420、9504MNS、アクリ
ットWEM−202U、030U、321U、306
U、162、WBR−183U、601U、401U、
3DR−057、829、828(以上、大成化工)。
【0021】これらはインクジェット用インクの主成分
として十分な印刷物保管安定性が得られる。インク溶融
時の流動性が安定している他に、印刷画像を擦ったり折
り曲げたりすることに耐えうる強度を持っている。
【0022】ビヒクルはこれらの中から選ばれる少なく
とも1種、または2種以上を混合して用いることができ
る。これらはいずれも記録媒体へのぬれ性が良好で広範
囲の各種被着体物質に対し密着性に優れる。さらに、低
粘度化および高速化のために水および溶剤を添加しても
良い。インク組成物の構成成分をいずれも良く溶解さ
せ、印字後は速やかに蒸発するものであればいずれの溶
剤でも良い。このために使用する溶剤は、ケトンおよび
/またはアルコールを主溶剤とするのが好ましく、例え
ば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、メタノール、エタノール、イソプロパノール等
を単独又は混合さらに水との混合溶剤として使用するの
が好ましい。紫外線や電子線等の光を照射することによ
り硬化するインク組成物としては、水性または非水性の
いずれも使用できる。
【0023】光開始剤としては、ビヒクル総量中0.0
1重量パーセントから10重量パーセント含まれる。例
えば、ベンゾインエーテル系、アセトフェノン系、ベン
ゾフェノン系、ベンゾフェノン、チオキサントン系、そ
の他アシルホスフィンオキサイド、メチルフェニルグリ
オキシレート等の特殊グループがあり、ベンゾインアル
キルエーテル、ベンジルメチルケタール、ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン、p−イソプロピル−α−
ヒドロキシイソブチルフェノン、1、1−ジクロロアセ
トフェノン、2−クロロチオキサントン等が選ばれる。
光開始助剤としては、トリエタノールアミン、2−ジメ
チルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香
酸イソアミル、重合性3級アミン等が挙げられる。具体
的にはバイキュア10、30、55(以上、ストウファ
ー)、KAYACURE BP-100、KAYACURE BMS、KAYACURE D
ETX-S、KAYACURE CTX、KAYACURE 2-EAQ、KAYACURE D
MBI、KAYACURE EPA(以上、日本化薬)、イルガキュア
651、184、907、369(以上、チバガイギ)、ダロキュア
1173、1116、953、2959、2273、1
664(以上、メルク)、サンドレ1000(サン
ド)、カウンタキュアCTX、カウンタキュアBMS、カウン
タキュアITX、カウンタキュアPDO、カウンタキュアBE
A、DMB(以上、ワードブレンキンソップ)、サンキュア
ーIP、BTTP(以上、日本油脂)等が望ましい。その他、
光開始剤含有タイプの光硬化型樹脂を使用しても良い。
【0024】これらはインクジェット用インクの主成分
として十分な印刷物保管安定性が得られる。インク溶融
時の流動性が安定している他に、印刷画像を擦ったり折
り曲げたりすることに耐えうる強度を持っている。ビヒ
クルはこれらの中から選ばれる少なくとも1種、または
2種以上を混合して用いることができる。これらはいず
れも記録媒体へのぬれ性が良好で広範囲の各種被着体物
質に対し密着性に優れる。
【0025】着色剤としては上記ビヒクルに良分散して
耐候性に優れた顔料が望ましい。本発明に特に使用され
る顔料の発色性(添加濃度当たりの色濃度)は必ずしも
高くなく、加えて均質の微粒子分散体の製造が困難なた
め、高濃度とすると過剰に溶融粘度が増大する現象があ
って、インクジェット用インクとしては従来実用化され
ていなかった。特に限定されるわけではないが、本発明
には例えばカラーインデックスに記載される下記の番号
の有機又は無機顔料が使用できる。
【0026】赤あるいはマゼンタ顔料としては、Pig
ment Red 3、5、19、22、31、38、
43、48:1、48:2、48:3、48:4、4
8:5、49:1、53:1、57:1、57:2、5
8:4、63:1、81、81:1、81:2、81:
3、81:4、88、104、108、112、12
2、123、144、146、149、166、16
8、169、170、177、178、179、18
4、185、208、216、226、257、Pig
ment Violet 3、19、23、29、3
0、37、50、88、Pigment Orange
13、16、20、36、青またはシアン顔料として
は、pigment Blue 1、15、15:1、
15:2、15:3、15:4、15:6、16、17
−1、22、27、28、29、36、60、緑顔料と
しては、Pigment Green 7、26、3
6、50、黄顔料としては、Pigment Yell
ow 1、3、12、13、14、17、34、35、
37、55、74、81、83、93、94、95、9
7、108、109、110、137、138、13
9、153、154、155、157、166、16
7、168、180、185、193、黒顔料として
は、Pigment Black 7、28、26など
が目的に応じて使用できる。
【0027】具体的に商品名を示すと、例えば、クロモ
ファインイエロー2080、5900、5930、AF
−1300、2700L、クロモファインオレンジ37
00L、6730、クロモファインスカーレット675
0、クロモファインマゼンタ6880、6886、68
91N、6790、6887、クロモファインバイオレ
ット RE、クロモファインレッド6820、683
0、クロモファインブルーHS−3、5187、510
8、5197、5085N、SR−5020、502
6、5050、4920、4927、4937、482
4、4933GN−EP、4940、4973、520
5、5208、5214、5221、5000P、クロ
モファイングリーン2GN、2GO、2G−550D、
5310、5370、6830、クロモファインブラッ
クA−1103、セイカファストエロー10GH、A−
3、2035、2054、2200、2270、230
0、2400(B)、2500、2600、ZAY−2
60、2700(B)、2770、セイカファストレッ
ド8040、C405(F)、CA120、LR−11
6、1531B、8060R、1547、ZAW−26
2、1537B、GY、4R−4016、3820、3
891、ZA−215、セイカファストカーミン6B1
476T−7、1483LT、3840、3870、セ
イカファストボルドー10B−430、セイカライトロ
ーズR40、セイカライトバイオレットB800、78
05、セイカファストマルーン460N、セイカファス
トオレンジ900、2900、セイカライトブルーC7
18、A612、シアニンブルー4933M、4933
GN−EP、4940、4973(以上大日精化工業
製)、KET Yellow 401、402、40
3、404、405、406、416、424、KET
Orange 501、KET Red 301、3
02、303、304、305、306、307、30
8、309、310、336、337、338、34
6、KET Blue 101、102、103、10
4、105、106、111、118、124、KET
Green 201(以上大日本インキ化学製)、C
olortex Yellow 301、314、31
5、316、P−624、314、U10GN、U3G
N、UNN、UA−414、U263、Finecol
Yellow T−13、T−05、Pigment
Yellow1705、Colortex Oran
ge 202、Colortex Red101、10
3、115、116、D3B、P−625、102、H
−1024、105C、UFN、UCN、UBN、U3
BN、URN、UGN、UG276、U456、U45
7、105C、USN、Colortex Maroo
n601、Colortex BrownB610N、
Colortex Violet600、Pigmen
t Red 122、Colortex Blue51
6、517、518、519、A818、P−908、
510、Colortex Green402、40
3、Colortex Black 702、U905
(以上山陽色素製)、Lionol Yellow14
05G、Lionol Blue FG7330、FG
7350、FG7400G、FG7405G、ES、E
SP−S(以上東洋インキ製)、Toner Mage
nta E02、Permanent RubinF6
B、Toner Yellow HG、Permane
nt Yellow GG−02、Hostapeam
BlueB2G(以上ヘキストインダストリ製)、カ
ーボンブラック#2600、#2400、#2350、
#2200、#1000、#990、#980、#97
0、#960、#950、#850、MCF88、#7
50、#650、MA600、MA7、MA8、MA1
1、MA100、MA100R、MA77、#52、#
50、#47、#45、#45L、#40、#33、#
32、#30、#25、#20、#10、#5、#4
4、CF9、(以上三菱化学製)などが挙げられる。ま
た、顔料を予め水や溶剤に高濃度分散した分散液を使用
することもできる。例えば、MICROPIGMO W
MBK−5、WMBE−5、WMRD−5、WMYW−
5、AMBK−2、AMYW−2、AMBE−4(以上
オリエント化学製)、FM BLACK 591、JA
Black 25W、GA Black 2821、
GA Yellow1、GA Magenta1、GA
Cyan 2(以上御国色素製)CAB−O−JET
200、 CAB−O−JET300(以上キャボット
スペシャルティケミカルズ)などが挙げられる。樹脂で
顔料をコーティングしたマイクロカプセル型顔料や、顔
料自身の表面を処理した自己分散型顔料などが制限無く
使用できるできるが、非塗工紙においても十分な光学濃
度が得られる顔料または顔料分散体が望ましい。例え
ば、粒子径は50〜200nmのものが望ましい。
【0028】染料としては、直接染料、酸性染料、食用
染料、塩基性染料、反応性染料、分散染料、建染染料、
可溶性建染染料、反応分散染料等通常インクジェット記
録に使用する各種染料を使用することができる。耐光性
を重要視する場合の使用に対しては顔料系の着色剤を使
用し、カラーの鮮やかさが重要な場合の使用に対しては
染料系の着色剤を必要に応じて使い分けることができ
る。また、顔料、染料を混合して使用することも可能で
ある。また、本発明のプリンタ装置は顧客の要求するカ
ラーを提供することも可能である。
【0029】添加量は着色剤濃度0.8〜10重量%が
適量である。0.8重量%未満では画像品質が低下し、
10重量部より多いとインク粘度特性に悪影響を与え
る。特に好ましいのは1.5〜8重量%である。また色
の調整等で2種類以上の着色剤を適時混合して使用でき
る。本発明のインク組成物に更に機能性を発現するた
め、光安定化剤、表面処理剤、界面活性剤、粘度低下
剤、酸化防止剤、老化防止剤、架橋促進剤、酸素吸収
剤、可塑剤、防腐剤、防錆剤、蒸発促進剤、pH調整
剤、消泡剤、整泡剤、保湿剤、分散剤等を混合すること
ができる。
【0030】上記した顔料及びその他の成分の混合、分
散には、スターラー、ビーズミル、ホモジナイザが最適
であるが周知の各種の撹拌、粉砕又は分散装置が特に制
限無く使用できる。
【0031】本発明のインク組成物は、インクジェット
プリンタに適用するために、周知の幾つかの要件を満足
する。すなわち、このインクは室温で十分な安定性があ
り、印刷前の保管および印刷後の画質に信頼性がある。
記録媒体に付着硬化後は十分な透明性と彩度を有し、か
つ均一な薄膜を形成して良好な画質の印刷物を与える。
印刷物を重ねておいた状態で、オフセットが発生しない
こと、また、環境および人体に配慮した安全性が高い組
成物であることが必要である。臭気が気になる場合は、
インク保管容器に換気、脱臭または芳香の機能を付加し
たものを使用したり、プリンタ装置本体や被記録媒体に
同様の機能を具備して使用者に不快感を与えないように
することができる。
【0032】画像形成のインク滴を硬化する手段として
は、紫外線(UV)照射ランプ、電子線、熱等が挙げら
れる。UV照射ランプにおいては、熱が発生し、被記録
体が変形してしまう可能性があるため、冷却機構、例え
ば、コールドミラー、コールドフィルター、ワーク冷却
等が具備されていると望ましい。ランプの種類として
は、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライド等があ
る。超高圧水銀灯は点光源であるが、光学系と組み合わ
せて光利用効率を高くしたDeepUVタイフ゜は、短波長領域の
照射が可能である。メタルハライドは、波長領域が広い
ため着色物に有効的である。Pb、Sn、Feなどの金属のハ
ロゲン化物が用いられ、光開始剤の吸収スヘ゜クトルに合わせ
て選択できる。硬化に有効であるランプであれば、特に
制限無く使用できる。さらに、高速化のために熱風乾燥
装置を併設した機構を使用できるほか、硬化を効率よく
するためにポリビニルアルコール等の酸素遮断膜を形成
し、その上から照射させることも有効である。
【0033】更に、このインク組成物は、印刷を必要と
するときのみインク小滴を噴射させる、従来公知のイン
クジェットプリンタ例えば、オフィス用プリンタ、工業
用マーキングに使用されているプリンタ、ワイドフォー
マット型プリンタ、刷版及び製版用プリンタ、ラベルプ
リンタおよびこの典型的操作を持つすべてのタイプの高
速プリンタにも使用可能である。高速乾燥が可能である
ため、記録媒体としては、上述した用紙以外にもプラス
チックフィルム、カプセル、ジェル、金属箔、ガラス、
木材、布等が使用できる。非接触印刷が可能なだけに媒
体の形状は広範なものが使用できる。一旦転写体に記録
し、記録媒体に転写する方法、加圧加熱装置等の処理を
含む記録方法も使用できる。さらに、黒のみ室温で液体
のインク組成物にすると、黒の単色印刷時には電子線や
紫外線を照射する電力が節約でき、また、黒インクの硬
化が他のカラーインクに比べて遅いことも解消できる。
【0034】次に本発明の典型的なインク組成物を示
し、表1〜表3に示す実施例により具体的に説明する
が、記載例に限定されるものではない。 〔インク組成物1〜4〕35重量部の精製水とグリセリ
ン(和光純薬製)を60重量部、及びジエチレングリコ
ールモノブチルエーテル(和光純薬製)5重量部を混合
し、これに対して着色剤として黒顔料分散体(1・・御
国色素製GA BLACK 2821)、2・・赤顔料
水分散体(オリエント化学製、MICROPIGMO
WMRE−5)、3・・イエロ染料(C.I.Acid
Yellow23)、4・・青顔料水分散体(オリエン
ト化学製、MICROPIGMO WMBE−5)をそ
れぞれ着色剤濃度を全量に対して5重量パーセントにな
るように混合し、組成物全300gをホモジナイザ(日
立工機製HG30)を用いて、回転数2、000rpm
で均質な混合物が得られるまで溶解、分散し、続いてろ
過を行い不純物等を除去し、均質なインク組成物4種を
得た。これらインクの粘度は回転粘度計(トキメック製
EDLモデル)、表面張力は自動表面張力計(協和界面
科学社製CVBP−Zモデル)にて測定した。いずれも
測定温度は25℃である。結果は表1に記載した。 〔インク組成物5〕80重量部のダワノールTPMとP
Ph(いずれもダウケミカル日本製)を20重量部を混
合し、これに対して着色剤として黒顔料(5・・三菱化
学製、MA77)を濃度が全量に対して1.5重量パー
セントになるように混合し、インク組成物1と同様の方
法で、均質なインク組成物を得た。また、インク組成物
1と同様の方法で粘度および表面張力を測定し結果を表
1に記載した。 〔インク組成物6〜9〕アクリットWBR−829(大
成化工製)を100重量部、これに対して着色剤とし
て、6・・黒顔料分散体(キャボット製、 CAB−O
−JET300)、7・・マゼンタ顔料水分散体(御国
色素製GA Magenta1)、8・・イエロ顔料水
分散体(オリエント化学製、MICROPIGMO W
MYW−5)、9・・青顔料水分散体(オリエント化学
製、 MICROPIGMO WMBE−5)をそれぞ
れをそれぞれ着色剤濃度を全量に対して8重量パーセン
トになるように混合し、混合物全300gをホモジナイ
ザ(日立工機製HG30)を用いて、回転数2、000
rpmで均質な混合物が得られるまで分散し、続いてろ
過を行い不純物等を除去し、均質なインク組成物3種を
得た。これらインクの粘度は回転粘度計(トキメック製
EDLモデル)、表面張力は自動表面張力計(協和界面
科学社製CVBP-Zモデル)にて測定した。いずれも測定温
度は25℃である。結果は表1に記載した。 〔インク組成物10〜12〕ビームセット575CB
(荒川化学製)を30重量部、ビームセット770(荒
川化学製)を66重量部、光開始剤(チバガイギ製、イ
ルガキュア369)を4重量部、これに対して着色剤と
して、10・・イエロー顔料(チバスペシャルティケミ
カルズ製、Cromophtal Yellow 6
G)、11・・赤顔料(オリエント化学製、 MICR
OPIGMO AMRD−2)、12・・シアン顔料
(東洋インキ製、 Lionol Blue FG−74
00G )をそれぞれ着色剤濃度を全量に対して1.5
重量パーセントになるように混合し、ホモジナイザー
(日立工機製HG30)または撹拌ミル(栗本鐵工所
製)により130℃で、均質な溶融分散混合物が得られ
るまで加熱、混練し、続いて加熱加圧ろ過を行い不純物
等を除去し、室温で放冷して均質なインク組成物3種を
得た。また、インク組成物1と同様の方法で粘度および
表面張力を測定し結果を表2に記載した。 〔実施例1〕インク組成物1〜4および10〜12を用
いて、ダイレクト刷版作製機(日立工機製SJ02A)
のヘッド部分を摘出、2組固定して印刷に使用し、イン
ク吐出速度3kHz、用紙送り速度を10ipsとし
て、解像度300(×600)dpiで10ipsの印
刷を行った。光硬化するインクには、紫外線照射装置
(ウシオ電機製、UVC−1212/1MNLC3−A
A04)で100mJ/cm2の光量を照射した。IJ
専用紙、普通紙を用いた。混色によるインクのにじみを
目視観察により簡易評価した。評価は以下の3段階で行
った。表3中、◎はインクの混色(にじみ)がない、○
はインクのにじみがほとんどない、×は使用不可(イン
クのにじみがある)、を意味している。プリントしたイ
ンクが乾燥するまでの時間を測定した。◎は4秒未満、
○は10秒未満、×は使用不可(10秒以上)を意味して
いる。実施例1の評価結果は色が重ならない独立した色
は勿論、黒インクとイエロー、マゼンタおよびシアン色
が重なったカラーインクのにじみがほとんど無く、乾燥
時間も短く、高品質なプリンタ装置および記録物が提供
できることが判った。また、印字に使用した消費電力
は、使用したすべてのインクが光により硬化するタイプ
のプリンタより小さかった。 〔実施例2〕インク組成物5および7〜9を用いて、実
施例1と同様に評価した。実施例2の評価結果は黒イン
クとカラーインクのにじみが無く、乾燥時間も短く高品
質なプリンタ装置および記録物が提供できることが判っ
た。また、印字に使用した消費電力は使用したすべての
インクが光により硬化するタイプのプリンタより小さか
った。 〔比較例1〕インク組成物1〜4を用いて、実施例1と
同様に評価した。比較例1の評価結果は、インクの混色
(にじみ)が見られ、ドット形状が著しい乱れ(フェザ
リング等)を示し、普通紙においては画質が大きく劣っ
ていた。 〔比較例2〕インク組成物6〜9を用いて、実施例1と
同様に評価した。比較例2の評価結果はインクの混色
(にじみ)はほとんど無いが、黒インクの硬化が遅く高
速記録に不適であった。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【発明の効果】本発明のインクジェップリンタ装置によ
れば、室温で液体と紫外線や電子線等の光を照射するこ
とにより硬化するインクジェット用インク組成物のイン
クセットを用いたハイブリッドのプリンタ装置を提供す
る。本発明のプリンタ装置により、高速でドット滲みの
少ない高画質のカラー印刷が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角田 敦 北海道千歳市末広7−2−2−722 Fターム(参考) 2C056 EA01 EA05 EA11 EE14 FC02 HA44 2H086 BA01 BA02 BA05 BA53 BA55 BA59 BA60 BA61 BA62

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク液滴を噴射させ、記録ドットを形成
    するインクジェットプリンタ装置において、少なくとも
    カーボンブラックを含む室温で液体のインク組成物と、
    紫外線や電子線等の光を照射することにより硬化するイ
    ンク組成物の両方からなるインクセットを用いることを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】紫外線や電子線等の光を照射することによ
    り硬化するインク組成物が少なくともイエロー、マゼン
    タ、シアンの中から選ばれるひとつの着色剤を1.5〜
    8wt%含有することを特徴とする請求項1項記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】紫外線や電子線等の光を照射することによ
    り硬化するインク組成物が着色剤として顔料を含むこと
    を特徴とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】室温で液体のインク組成物が水、水溶性溶
    剤及び顔料を必須成分とするインク組成物を用いること
    を特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】室温で液体のインク組成物の25℃におけ
    る粘度が3.5〜12mPa・sと、紫外線や電子線等
    の光を照射することにより硬化するインク組成物の25
    ℃における粘度が5〜20mPa・sからなるインクセ
    ットを用いることを特徴とする請求項1記載のインクジ
    ェット記録装置。
  6. 【請求項6】室温で液体のインク組成物の25℃におけ
    る表面張力が25〜45mN/mと、紫外線や電子線等
    の光を照射することにより硬化するインク組成物の25
    ℃における表面張力が18〜45mN/mからなるイン
    クセットを用いることを特徴とする請求項5記載のイン
    クジェット記録装置。
  7. 【請求項7】記録媒体上にノズル及び用紙の間の相対速
    度が10ips以上となる記録速度でインク液滴を噴射
    させ、記録ドットを形成するオンデマンド型インクジェ
    ットプリンタであることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】インクジェット記録装置が記録ドットを乾
    燥させる機構または、および定着させる機構を具備する
    ことを特徴とする請求項7記載のインクジェット記録装
    置。
  9. 【請求項9】インク液滴を噴射させ、記録ドットを形成
    するインクジェットプリンタ装置において、少なくとも
    水とカーボンブラックを含む室温で液体のインク組成物
    と、少なくともイエロー、マゼンタ、シアンの中から選
    ばれる着色剤を含む紫外線や電子線等の光を照射するこ
    とにより硬化するインク組成物の両方からなるインクセ
    ットを用いることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
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