JPWO1997033276A1 - フォーカシング装置およびこれを用いた光ディスク装置 - Google Patents

フォーカシング装置およびこれを用いた光ディスク装置

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Abstract

(57)【要約】 記録媒体として、それぞれの厚みがhで、少なくとも一方の裏面に信号マークもしくは信号マークとなり得る反射層を備えた2枚の基板を貼り合わせて構成された光ディスク(100)が用いられる。この光ディスク(100)に対して、対物レンズ(203)を介してレーザビーム(210)が照射され、反射層からの反射光が光検出装置(213)によって検出される。この光検出装置(213)の出力は一方においては信号読取り装置(215)に供給され、他方においては対物レンズ(203)のフォーカスエラーを検出して光ディスク(100)に対する対物レンズ(203)の位置を制御するフォーカシング装置(216)に供給される。この光ディスク装置では、レーザ光源(206)の中心波長をλ0、レーザ光源の半値幅をΔλ、対物レンズの開口数をNA、対物レンズの焦点距離をf、基板材質の屈折率をn2、信号ピットへ照射されるレーザスポット光の最大径をdmaxとし、前記λ0、NA、f、dmaxに基づいて決定される最大半値幅Δλを求めるための一般関数式をgとしたとき、前記レーザ光源の半値幅Δλが下記式を満足している。

Description

【発明の詳細な説明】 フォーカシング装置およびこれを用いた光ディスク装置 [技術分野] 本発明は、ディジタル・ヴァーサタル・ディスク(Digital Versatile Disc 、以後、DVDと略記する)に対して信号の記録・再生を行うときに威力を発揮 するフォーカシング装置およびこれを用いたDVD用の光ディスク装置に関する 。
[背景技術] 近年、ディジタル信号処理技術、光ディスク製作技術、光ディスクへの記録 技術が飛躍的に進歩した。このような技術の進歩に伴って、最近では、従来のコ ンパクトディスク(以後、CDと略記する)と同等のサイズであるにも拘わらず 、記録容量を数倍に大きくした光ディスクが出現している。
この新しいタイプの光ディスクは、音声、画像、プログラム、コンピュータ 用データ等の情報をディジタル信号を用いて記録・再生するもので、一般に、D VDと呼称されている。このDVDについては、すでに世界的な規模で規格(以 後、DVD規格と略記する)が制定されており、マルチメディア時代にふさわし い汎用性に富んだ記録媒体として大いに期待されている。
DVD規格によると、DVDの直径はCDと同じ120(mm)である。厚みは CDと同じ1.2(mm)である。ただし、DVDにおいては記録容量を増大させ るために、0.6(mm)のディスクを2枚貼り合わせることによって、両面を使 って記録・再生が行える構成を採用している。一方、記録・読出しに使われるレ ーザビームの中心波長は650/635(nm)、記録・読出しに使われる対物レン ズの開口数(NA)は0.6、トラックピッチは0.74(μm)、最短ピット長0 .4(μm)、最長ピット長2.13(μm)である。このような仕様によって 、片面4ギガバイト以上の記録容量を実現している。
ところで、上記仕様から判るように、DVDは、従来のCDに比べて、記録 層の深さ、つまり基板の表面から反射記録層までの深さが約1/2で、最短ピッ ト長およびトラックピッチも約1/2である。また、記録・読出しに使われるレ ーザビームの中心波長も、CDの場合の780(nm)に比べて大幅に短い。このた め、従来のCDプレヤーと同様な手法でフォーカスエラー信号を取得しようとし ても困難な場合が多い。
すなわち、この種の光ディスクでは前述した反射記録層にピットの形で信号 が記録される。この信号を光ディスクから読出す場合、通常は、回転している光 ディスクに対して対物レンズを介してレーザビームを照射し、この照射光が光デ ィスク内に形成されている反射記録層で反射した反射光を検出することによって 記録信号を取得する。同時に、上記反射光の一部を用いてフォーカスエラーを検 出し、このエラー信号を用いて対物レンズの焦点位置に反射記録層が位置するよ うに対物レンズのフォーカシング制御が行われる。このフォーカシング制御の優 劣は、対物レンズから反射記録層までの光学条件および使用するレーザビームの 特性等によって左右される。
今まで知られているDVDプレーヤでは、CDプレーヤと同様な手法でフォ ーカシング制御が行われている。しかし、このような手法では、上述した光学条 件によっては精度の高い制御が行えず、これが原因して再生信号のS/Nの低下 やジッタの劣化を招くなどの問題があった。
[発明の開示] そこで本発明は、光ディスクの光学条件に左右されることなく、精度の高い フォーカシング制御が行えるフォーカシング装置およびこれを用いて精度の高い 記録・再生が行えるDVD用の光ディスク装置を提供することを目的としている 。
この発明の1つの実施例に基づく光ディスク装置では、記録媒体として、そ れぞれの厚みがhで、少なくとも一方の裏面に信号マークもしくは信号マークと なり得る反射層を備えた2枚の基板を貼り合わせて構成された光ディスクが用い られる。そして、上記光ディスクに対して、対物レンズを介してレーザビームを 照射し、前記反射層からの反射光を検出する光検出装置が設けられる。この光検 出装置の出力は一方においては信号読取り装置に供給され、他方においては対物 レンズのフォーカスエラーを検出して光ディスクに対する対物レンズの位置を制 御するフォーカシング装置に供給される。
ここで、この光ディスク装置では、前記レーザビームの中心波長をλ0、そ の半値幅をΔλ、前記対物レンズの開口数をNA、前記光ディスクを構成している 基板材質の屈折率をn2としたとき、前記レーザビームの半値幅Δλが、次の(1) 式を満たしていることを特徴としている。換言すると、(1)式を満たすレーザビ ームを出力するレーザ光源を用いている。
Δλ≧λ0 2/{2h(n2 2−NA20.5} ・・・(1) なお、Δλには自ずと上限がある。すなわち、Δλに基づく対物レンズの色 収差を考慮して、許容できる最大のレーザスポット光径dmaxを与える条件によ って制限される。具体的には、対物レンズの焦点距離をf、前記λ0、NA、dmax に基づいて決定される最大半値幅Δλを求めるための一般関数式をgとしたとき 、半値幅Δλは、 Δλ≦g(λ0,NA,f,dmax) が上限となる。
この光ディスク装置によると、レーザ光源から出たレーザビームは、対物レ ンズを通った後に光ディスクに照射される。この照射光のうちの一部は、光ディ スクの表面で反射される。この光ディスクの表面で反射された反射光をU1とす る。一方、残りの光は、光ディスクの表層部を形成している透明材層(基板)に 入射した後に信号マークを形成している反射層で反射され、再び透明材層を通っ て光ディスクの表面から出射する。この出射光をU2とする。
ここで、入射光束の最大角度をθ1(ただし、sinθ1=NA)、空気の屈折率をn1 、透明材層における屈折角度をθ2として、U1とU2との光路差ΔLを求めると 、この光路差ΔLは(2)式で示される。
ΔL=2・n2・h・cosθ2 ・・・(2) また、スネルの法則より、 n1・sinθ1=n2・sinθ2 ・・・(3) が成り立つ。
一方、レーザビームの可干渉距離Lcは、 Lc=λ0 2/Δλ ・・・(4) で示される。
したがって、もしも、光路差ΔLが可干渉距離Lcよりも短いときには、光 ディスクの表面と内部の反射層との間で光波の干渉が生じる。このような条件の 場合、光ディスクが周方向あるいは半径方向に厚みむらを持っていたり、メーカ 毎に光ディスクの厚みにばらつきがあったりした場合には、上述した干渉の影響 で、フォーカスエラー信号が光ディスクの回転に同期して変動する。この結果、 精度の高いフォーカシング制御ができなくなり、再生信号のS/N低下およびジ ッタの劣化を招くことになる。
このような干渉強度の変動がフォーカスエラー信号へ及ぼす影響についてさ らに詳しく説明する。
光ディスクの表面と内部の反射層との間で光波が多重反射および干渉したと き、屈折率n2の基板より屈折率n1の空気側に出射する全光束の強度Irは次式 で示される。
Ir={4R・sin2・δ/2・Ii}/{(1-R)2+4R・sin2・δ/2} ・・・(5) (5)式において、Iiは入射光強度、Rは空気(屈折率n1)と基板(屈折率 n2)との境界面での反射率を示す。また、δは境界面での反射光U1と情報記録 面である反射層での反射光U2との位相差に関係し、次の式で与えられる。
δ=(2π/λ0)・ΔL=(4πn2/λ0)h・cosθ2 ・・・(6) (2)式より、(6)式は、次のようになる。
δ=(4π/λ0)h・(n2 2−n1 2・sin2θ10.5 ・・・(7) (5)式から、位相差δが0からπまで変化すると、干渉強度は0(暗)から 最大(明)までの値をとることが判る。したがって、(7)式より、干渉縞の明・ 暗の周期Δhは、 Δh=λ0/{4(n2 2−n1 2・sin2θ1)0.5} ・・・(8) で与えられる。
(8)式のn1,n2およびθ1値として、それぞれn1=1(空気)、n2=1. 5(基板材料)、θ1=0〜36.9deg(DVD規格では NA=0.6=sinθ1であり、 これより最大入射角が求まる)を代入すると、干渉縞明暗の周期Δhの最小値お よび最大値は、それぞれΔhmin=λ0/6、Δhmax=λ0/5.5となる。
DVD規格によれば、使用レーザビームの中心波長λ0は、λ0=650/635(nm )である。したがって、中心波長λ0=635(nm)のレーザビームを使用した場合に は、Δhmin=0.105(μm)、Δhmax=0.115(μm)となる。このように、Δ hminとΔhmaxとの差は僅かに0.01(μm)である。このため、開口数NA=0.6 の範囲内に存在する光束はほぼ同じΔh(つまり基板の厚さむら)に対して、そ れらの干渉強度が変動する。このため、光ディスクの回転に伴って基板の厚みが 変動すると、干渉縞は最大幅で明から暗へと変化し、その結果、フォーカスエラ ー信号も変動することになる。
しかし、この発明では、半値幅Δλが(1)式を満たすレーザビームを使用し ている。このため、光路差ΔLよりも可干渉距離Lcを短くでき、この結果とし て光ディスクの表面と内部の反射層との間での光波の多重干渉を防止できる。し たがって、この発明によれば、フォーカスエラーを精度よく検出することができ るので、精度の高いフォーカシング制御が可能となり、再生信号のS/N低下お よびジッタの劣化を防止することができる。
[図面の簡単な説明] 図1は、この発明に係る光ディスク装置のブロック構成図。
図2は、図1に示す装置において記録媒体として使用されるDVDの斜視図 。
図3は、図2に示されるDVDの断面を局部的に示す図。
図4は、図1に示される装置の光学系統を取り出して示す図。
図5は、図4に示される光学系統に組み込まれてフォーカスエラー信号の取 得に供される光センサの正面図。
図6は、図4に示される光学系統に組み込まれて信号の記録・読出しおよび フォーカシング制御に使用されるレーザダイオードのパワースペクトルを示す図 。
図7は、図1に示される装置において検出されるフォーカスエラー信号を示 す図。
図8は、この発明に係る光ディスク装置では使用できないレーザダイオード のパワーペクトルを示す図。
図9は、図8に示す特性のレーザダイオードを使用したときに得られるフォ ーカスエラー信号を示す図。
図10は、この発明に係る光ディスク装置において使用可能な別のレーザダ イオードのパワーペクトルを示す図。
図11は、この発明に係る光ディスク装置において使用可能なさらに別のレ ーザダイオードのパワースペクトルを示す図。
図12は、この発明に係るフォーカシング装置を組み込んだDVD原盤製造 装置の概略構成図。
図13は、図12に示される装置に組み込まれたフォーカシング装置の要部 を示す図。
図14は、図13に示されるフォーカシング装置に組み込まれてフォーカシ ング制御に使用されるレーザダイオードのパワースペクトルを示す図。の 図15は、この発明の別の実施例に係るフォーカシング装置を組み込んだ露 光装置の概略構成図。
[発明を実施するための最良の形態] 図1には、この発明に係る光ディスク装置、ここにはDVDプレーヤが示さ れている。
符号100は光ディスクとしてのDVDを示している。このDVD100は DVD規格に準拠して製作されたもので、具体的には、図2および図3に示すよ うに形成されている。
すなわち、DVD100は、ディスク状に形成された厚さ0.6(mm)の第 1および第2の情報記録部材101,102を貼り合わせて全体の厚みが約1. 2(mm)に形成されている。第1および第2の情報記録部材101,102は、 それぞれ透光性基板103,104を備えている。これら透光性基板103,1 04の背面には、圧縮動画像情報などの記録情報に対応するピットを持つととも に光を反射させる反射層105,106が被着されている。これら反射層105 ,106の上には、該反射層の酸化を防止のための保護層107,108がそれ ぞれ設けられている。そして、第1および第2の情報記録部材101,102は 、保護層107と108との間に介挿された熱硬化性の接着剤からなる接着層1 0 9によって貼り合わされている。なお、DVD100の中央にはクランピングの ためのクランピング用孔110が設けられており、その周囲にはクランピングゾ ーン111が設けられている。
DVD100を構成している各部の材質について説明すると、透光性基板1 03,104はポリカーボネイトまたはポリカーボネイトあるいはPMMA(ポ リメチルメタクリレート)を含む樹脂によって作られている。反射層105,1 06は、アルミニウム薄膜で形成されている。保護層107,108は、光硬化 性樹脂(紫外線硬化樹脂)により形成されている。接着層109はホットメルト 接着剤(熱可塑性樹脂接着剤)、例えばポリビニルエーテルパラフィン系の材料 ;[−CH2−CH=CH−CH2]n−[CH2−CH(OCH3)−]n′から なる。
図1に示される光ディスク装置では、DVD100がテーパコーン200に チャッキングされた状態でスピンドルモータ201によって、たとえば1350 (rpm)の回転数で回転される。スピンドルモータ201は、スピンドルモータ駆 動回路202により駆動される。一方、記録・再生光学系は次のように構成され ている。すなわち、DVD100の片方の面に対向させて対物レンズ203が配 置されている。この対物レンズ203は、フォーカスコイル204によって光軸 方向に、またトラッキングコイル205によってトラック幅方向に移動制御され る。対物レンズ203に対向する位置には、半導体レーザダイオード(以後、L Dと略記する)206が対物レンズ203と一体に移動可能に配置されており、 このLD206はLDドライバ207によって付勢される。
LD206から射出されたレーザビームは、コリメートレンズ208で平行 光束に変換された後、偏光ビームスプリッタ209に入射する。LD206から 射出したレーザビームは一般に楕円のファーフィールドパターンを有しているの で、円形のパターンが必要な場合はコリメートレンズ208の後に図示しないビ ーム整形プリズムを配置すればよい。
偏光ビームスプリッタ209を通過したレーザビームは、対物レンズ203 によって絞られ、図3および図4に示すように、DVD100の透光性基板10 3または104に入射する。この例において、対物レンズ203の開口数NAは 、 DVD規格に準拠して0.6である。
ここで、LD206の発光特性、つまりLD206のパワースペクトルにつ いて説明する。すなわち、図4に示すように、透光性基板104(103)の厚 みをh、透光性基板104(103)へ入射する入射光束210の最大角度をθ1 (ただし、sinθ1=NA)、空気の屈折率をn1、透光性基板104(103)に おける屈折角度をθ2、LD206から射出されるレーザビーム、つまり入射光 速210の中心波長をλ0、その半値幅をΔλとしたとき、LD206として、 Δλ≧λ0 2/{2h(n2 2−NA20.5} の条件を満たすものが用いられている。
具体的には、図6に示すように、たとえば中心波長λ0=635(nm)、半値 幅Δλ=0.5(nm)のLDが用いられている。
再生時、対物レンズ203を介してDVD100の透光性基板104(10 3)に入射したレーザビームは、反射層106(105)上に微小なビームスポ ットとして集束される。そして、反射層106(105)からの反射光は、対物 レンズ203内を入射光とは逆方向に通過した後、偏光ビームスプリッタ209 で反射され、集光レンズ211およびシリンドリカルレンズ212などの検出光 学系を経て光検出器213に入射する。
光検出器213は、図5に示すように、同一平面上に配置された4つの光検 出素子214a〜214dで構成されている。この光検出器213の4つの検出 出力はアンプと加減算器などを含むアンプアレー215に入力され、ここでフォ ーカスエラー信号F、トラッキングエラー信号Tおよび再生信号Sが生成される 。
なお、トラッキングエラー信号Tは、公知のプッシュプル法と呼ばれる手法 によって求められる。また、フォーカスエラー信号Fは、公知の非点収差法で求 められる。この非点収差法では、図5に示す光検出素子のうちの対角線上に位置 する光検出素子214aの出力Iaと光検出素子214bの出力Ibとを加算し、 この加算信号から、光検出素子214cの出力Icと光検出素子214dの出力Id とを加算した信号を減算し、この減算信号からフォーカスエラー信号を得るよう にしている。
フォーカスエラー信号Fおよびトラッキングエラー信号Tは、サーボコント ローラ216を経由してフォーカスコイル204およびトラッキングコイル20 5にそれぞれ供給される。これにより、対物レンズ203が光軸方向およびトラ ック幅方向に移動制御され、DVD100の記録面である反射層106(105 )に対する光ビームのフォーカシングと、目標トラックに対するトラッキングと が行われる。
一方、アンプアレー215からの再生信号Sは信号処理回路217に入力さ れ、ここで波形等化および2値化処理が施される。2値化処理では、波形等化後 の再生信号をPLL(位相同期回路)とデータ識別回路とに導き、PLLによっ て再生信号からDVD100に情報を記録したときの基本クロックであるチャネ ルクロックを抽出する。そして、チャネルクロックに基づいて再生信号の「0」 ,「1」を識別することにより、DVD100に記録されている情報のデータ識 別を行い、データパルスを得る。すなわち、チャネルクロックの立ち上がりまた は立ち下がりのタイミングを基準とする所定の時間幅(検出窓幅またはウインド ウ幅という)内で波形等化後の再生信号を適当なしきい値と比較することにより 、データ識別を行う。
こうして信号処理回路217から検出されたデータパルスはディスクコント ローラ218に入力され、フォーマットの解読、エラー訂正などが行われた後、 動画像情報のビットストリームとしてMPEG2デコーダ/コントローラ219 に入力される。DVD100には、MPEG2の規格に従って動画像情報を圧縮 符号化したデータが反射層105,106上のピットパターンとして記録されて いる。そこで、MPEG2デコーダ/コントローラ219は、入力されたビット ストリームを復号(伸長)して、元の動画像情報を再生する。
再生された動画像情報はビデオ信号発生回路220に入力され、ブランキン グ信号などが付加されることにより、NTSCフォーマットなどの所定のテレビ ジョンフォーマットのビデオ信号とされ、図示しないディスプレイにより表示さ れる。
先に説明したように、このDVD用の光ディスク装置では、(1)式の条件を 満たす発光特性のLD206を用いているので、(2)式で示される光路差ΔLに 対して、(4)式で示される可干渉距離Lcを短くできる。この結果、DVD100 の表面と内部の反射層105(106)との間で光波の干渉が生じるのを防止で きる。
具体的な数値で説明すると、LD206はたとえば中心波長λ0=635(nm )、半値幅Δλ=0.5(nm)のレーザビームを送出する。したがって、このレー ザビームの可干渉距離Lcは、(4)式からLc=0.8(mm)となる。一方、DV D100はDVD規格に準拠して厚さh=0.6(mm)の情報記録部材101, 102を貼り合わせたものであり、また対物レンズ203もDVD規格に準拠し て開口数NA=0.6に設定されている。したがって、情報記録部材101,10 2を構成している透光性基板103,104が屈折率n2=1.5のポリカーボ ネイトで形成されているものとすると、光路差ΔLは、(2)式より、ΔL=1. 650(mm)となる。
このように、半値幅Δλが(1)式を満たすレーザビームを使用している。こ のため、光路差ΔLよりも可干渉距離Lcを短くでき、この結果としてDVD1 00の表面と内部の反射層との間で光波の多重干渉が生じるのを防止できる。し たがって、対物レンズ203のフォーカス方向変位ΔZに対して、図7に示すよ うに直線的に変化するフォーカスエラー信号を取得することができる。この結果 、精度の高いフォーカシング制御が可能となり、再生信号のS/N低下およびジ ッタの劣化を防止することができる。
なお、半値幅Δλが(1)式を満たさないレーザビームを使用した場合、たと えば図8に示すように、中心波長λ0=685(nm)、半値幅Δλ=0.2(nm)のレ ーザビームを使用した場合には次のようになる。すなわち、この場合の可干渉距 離Lcは、Lc=2.34(mm)となり、光路差ΔL=1.650(mm)よりも長 い。このため、U1とU2(図5参照)との干渉を防止することができない。この結 果、対物レンズのフォーカス方向変位ΔZに対して、図9に示すように、脈動的 に変化するフォーカスエラー信号しか取得することができない。
上記説明から判るように、記録媒体としてDVDを用いる光ディスク装置さ らには将来出現すると予想されるHight Definition−DVDと呼ばれている高精 細なDVDを取り扱う光ディスク装置において、より精度の高い記録・再生を実 現するには、前述したU1とU2との干渉を回避する必要がある。そのためには、 たとえばDVDに厚みむらがあった場合でも、光路差ΔLが常に可干渉距離Lc よりも長いことが必要である。可干渉距離Lcを短くするには、半値幅Δλの大 きいLDの使用が望まれる。
このようなLDの1つのパワースペクトルを図10に示す。この図から判る ように、このLDは中心波長λ0=650(nm)、半値幅Δλ=0.3(nm)である。
このLDの可干渉距離Lcを計算すると、Lc=1.408(mm)となり、光路差 ΔL=1.65(mm)よりも短い。したがって、U1とU2との干渉を防止するこ とができる。
また、Hight Definition−DVDを取り扱う光ディスク装置では、図11に 示すように、中心波長λ0=417(nm)程度のレーザビームを使用する必要があ る。そこで、(1)式に、λ0=417(nm)、h=0.6(mm)、n2=1.5を 代入して必要な半値幅Δλを求めてみると、Δλ≧0.105(nm)となる。すな わち、Hight Definition−DVDを取り扱う光ディスク装置では、中心波長λ0 が410(nm)から420(nm)で、半値幅Δλが0.105(nm)以上であることが 必要である。なお、Hight Definition−DVDよりさらに機能アップさせた光デ ィスク装置でも、(1)式より、U1とU2とが干渉するのを防止できる半値幅Δλ を求めることができる。
なお、上記実施例においては、光デイスクの一例としてDVDプレーヤを示 したが、プログラムやコンピュータ用データ等を記録・再生するためのROM( DVD−ROM)やRAM(DVD−RAM)等にも適用できる。
図12には、この発明に係るフォーカシング装置を備えた光ディスク用原盤 記録装置が示されている。この原盤記録装置は、原盤作製の初期段階において、 ホトレジストの塗布されているレジストマスタディスクにレーザビームを用いて 記録を施す工程で使用される。
符号300は光源を示している。この光源300は、例えばKr+レーザ管 (波長351nm)で構成されている。光源300から射出したレーザビーム3 01は、レンズ群302により平行ビームに整形され、ミラー303〜308で 反射され、電気光学変調素子309によって光パワーの交流ノイズが除去される 。続いて、波長板310を通過し、ミラー311で反射され、音響光学変調素子 3 12により光パワーの直流成分が安定化され,ミラー313,314で反射され 、続いて音響光学変調素子315により記録する情報に応じて変調される。なお 、この図では音響光学変調素子315を制御する制御系が省略されている。
記録光は、ミラー316で反射され、拡大光学系317によりビーム径が拡 大され、ミラー318とミラー319で反射され、偏光ビームスプリッター32 0とλ/4板321とを通過し、ダイクロイックミラー322で反射され、対物 レンズユニット323内の対物レンズ324によって集光され、光ディスク用原 盤325の感光剤面に記録スポットを形成する。
この記録スポットによって光ディスク用原盤325の感光剤面に記録部が形 成される。この記録部は、光ディスク用原盤325の回転と、対物レンズユニッ ト323を支持するスライダー326の半径方向の移動とによって、スパイラル 状の軌道上に形成される。その間、対物レンズ324は、その焦点が常に原盤3 25の感光剤面に位置するように、フォーカシング装置327によって制御され る。なお、情報の記録された光ディスク用原盤325は、記録部にピットが現れ るように現像処理され、その後に銀メッキされてディスクマスタとして用いられ る。
フォーカシング装置327は、記録開始に先立って対物レンズ324の位置 を粗調整する粗調整系328と、記録中に記録光を使って対物レンズ324の位 置を微調整する微調整系329とで構成されている。
粗調整系328は、図13に示すように、対物レン324の光軸方向の位置 を調整する対物レンズアクチュエータ330と、対物レンズ324のフォーカス エラーを光学的に検知するためのフォーカスエラー検知光学系331と、この検 知光学系331で得られた信号に基づいて対物レンズアクチュエータ330を制 御する制御部332とを備えている。
フォーカスエラー検知光学系331は、非点収差法を用いた光学系で、光源 341、コリメートレンズ342、シリンドリカルレンズ343、リレーレンズ 344a,344b、偏光ビームスプリッタ345、λ/4板346、ミラー3 47、球面レンズ348、シリンドリカルレンズ349、4分割受光素子350 を有している。
光源341は発散性の楕円の光ビームを射出する。この光ビームは、コリメ ートレンズ342により僅かに収束性の光ビームに変えられ、シリンドリカルレ ンズ343によって円形の光ビームに整形される。その後、光ビームはリレーレ ンズ344a,344bを通過し、偏光ビームスプリッタ345に入射する。光 源341から射出されるレーザー光は直線偏光でp波に設定されている。このた め、偏光ビームスプリッタ345に入射した光ビームはこれを透過し、λ/4板 346によって右回りの円偏光に変えられ、ミラー347で反射され、ダイクロ イックミラー322を透過し、対物レンズ324によって原盤325に集光され る。
原盤325からの反射ビームは、逆回りすなわち、左回りの円偏光となって おり、対物レンズ324に入射し、ダイクロイックミラ322を透過し、ミラー 347で反射され、λ/4板346によってs波に変換される。その後、今度は 偏光ビームスプリッタ345で反射され、球面レンズ348により収束性の光ビ ームに変えられ、シリンドリカルレンズ349を経て、4分割受光素子359に 入射する。4分割受光素子350の各受光部351a、351b、351c、3 51dは、それぞれ受光光量に対応した信号Ia、Ib、Ic、Idを出力する。
制御部332は、4分割受光素子350の各信号Ia〜Idを導入し、非点収 差法に基づいて、(Ia+Ib)―(Ic+Id)の演算を行なう。この演算によっ て、対物レンズ324のデフォーカス量を示すフォーカスエラー信号が得られる 。制御部332は、フォーカスエラー信号をゼロに維持すべく対物レンズアクチ ュエータ330をフィードバック制御する。これにより、対物レンズ324は、 その焦点が常に原盤325の感光剤面に一致するように位置制御される。
図12に示す原盤記録装置は、たとえばトラックピッチが0.74(μm) の原盤の作製を目的としている。このため、対物レンズ324として、開口数N A=0.9、焦点距離f=4.002(mm)(波長351nm)のものが使用 されている。その作動距離d(対物レンズ324の最下面に取り付けられている 保護用の透光性平行平板から原盤325の表面までの距離)は350(μm)で ある。
フォーカシング装置327の粗調整系328では、光源341として図14 にパワースペクトルを示すSLD(スーパールミネントダイオード、アンリツ( 株)製)が使用されている。このSLDのパワースペクトルは、図14に示した ように、中心波長λ0=670(nm)、半値幅Δλ=20(nm)である。し たがって、SLDから放射される光の可干渉距離Lcは、(4)式により、Lc=2 2(μm)となる。
このように、粗調整系328において、対物レンズ324の作動距離dに比 べて可干渉距離Lcを十分に小さくできるパワースペクトルの光源341を用い ている。つまり、ほぼλ0 2/Δλ≦2dを満足するものが用いられている。この ため、対物レンズ324の前面に設けられる透明の保護板と原盤325との間で 光波の多重干渉が起こるのを防止できる。この結果、先の実施例と同様に、制御 部332において、対物レンズ324のフォーカス方向変位ΔZに対して、図7 に示すように直線的に変化するフォーカスエラー信号を取得することができる。
したがって、精度の高いフォーカシング制御が可能となる。
このように、本実施形態のフォーカシング装置によれば、作動距離の短い原 盤記録装置に適用した場合においても、ノイズの少ないフォーカスエラー信号が 得られる。この結果、フォーカシング制御を精度良く行なえ、良質な原盤作製の 実現に貢献できる。なお、微調整系329では記録時に記録光を用い、同じく非 点収差法でフォーカシング制御が行われる。また、図12中、360は光量をチ ェックするための光検出器を示している。
図15には、この発明に係るフォーカシング装置を備えた露光装置が示され ている。
この露光装置では、LD400から放射されたレーザビーム401をレンズ 402,403を介してウエハ等の試料404の表面に斜めに照射する。そして 、試料404の表面からの反射光405をレンズ406,407を介して光導通 形位置検出器408に導入し、この位置検出器408で試料404の表面位置を 検出する。そして、検出された表面位置情報を露光装置本体409あるいは試料 保持装置の位置制御系に与え、露光装置本体409の焦点位置を常に試料404 の表面位置に一致させるようにフォーカシング制御系を構成している。
そして、この露光装置においても、LD400として、先に説明したSLD のように半値幅Δλの十分に大きいものを用いている。すなわち、LD400と して、そのパワースペクトルの中心波長λ0と半値幅Δλとが、試料404を覆 う可能性のある光学媒質の厚みtに対して、 ほぼλ0 2/Δλ≦2t(n2 2−sin2θ)0.5を満足するものが用いられている。
ただし、n2は光学媒質の屈折率を示し、θは光学媒質への光の入射角を示して いる。したがって、試料404を覆う光学媒質に左右されることなく、フォーカ シング制御を行うことができる。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々変形 して実施できる。
[産業上の利用可能性] 本発明によれば、精度の高いフォーカスエラー検出に寄与できるので、精度 の高いフォーカシング制御の実現に寄与できる。したがって、たとえば光ディス ク装置に適用した場合には、再生信号のS/N低下およびジッタの劣化を図るこ とができる。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 (注)この公表は、国際事務局(WIPO)により国際公開された公報を基に作 成したものである。 なおこの公表に係る日本語特許出願(日本語実用新案登録出願)の国際公開の 効果は、特許法第184条の10第1項(実用新案法第48条の13第2項)に より生ずるものであり、本掲載とは関係ありません。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.厚みがhの基板を2枚重ねた構造であって、少なくとも一方の基板には表 面からの距離がほぼhの部分に信号ピットの形成される反射層が設けられた光デ ィスクに、レーザ光源から出た光を対物レンズを介して照射し、この照射によっ て上記光ディスク上で情報の記録あるいは再生を行うとともに、前記反射層から 反射するレーザ光の一部を検知して得られる信号に基づいて前記対物レンズのフ ォーカスエラーを検出するように構成した光ディスク装置において、 前記レーザ光源の中心波長をλ0、前記レーザ光源の半値幅をΔλ、前記対 物レンズの開口数をNA、前記基板材質の屈折率をn2としたときに、前記レーザ光 源の半値幅Δλが下記式を満足することを特徴とする光ディスク装置。 λ0 2/{2h(n2 2−NA20.5}≦Δλ
  2. 2.前記光ディスクは、厚さが0.6(mm)、直径120(mm)の基板を2枚貼 り合わせて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 3.前記レーザ光源は、半導体レーザダイオードで構成されていることを特徴 とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 4.前記レーザ光源は、パワースペクトルの中心波長λ0が635〜650(nm )の近くにあり、0.3(nm)以上の半値幅Δλを備えていることを特徴とする請 求項1,3のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  5. 5.前記レーザ光源は、パワースペクトルの中心波長λ0が410(nm)〜42 0(nm)の範囲にあり、0.105(nm)程度以上の半値幅Δλを備えていることを 特徴とする請求項1,3のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  6. 6.厚みがhの基板を2枚重ねた構造であって、少なくとも一方の基板には表 面からの距離がほぼhの部分に信号ピットの形成される反射層が設けられた光デ ィスクに、レーザ光源から出た光を対物レンズを介して照射し、この照射によっ て上記光ディスク上で情報の記録あるいは再生を行うとともに、前記反射層から 反射するレーザ光の一部を検知して得られる信号に基づいて前記対物レンズのフ ォーカスエラーを検出するように構成した光ディスク装置において、 前記レーザ光源の中心波長をλ0、前記レーザ光源の半値幅をΔλ、前記対 物レンズの開口数をNA、前記対物レンズの焦点距離をf、前記基板材質の屈折率 をn2、前記信号ピットへ照射されるレーザスポット光の最大径をdmax、前記λ0 、NA、f、dmaxに基づいて決定される最大半値幅Δλを求めるための一般関数 式をgとしたときに、前記レーザ光源の半値幅Δλが下記式を満足することを特 徴とする光ディスク装置。 λ0 2/{2h(n2 2−NA20.5}≦Δλ≦g(λ0,NA,f,dmax)
  7. 7.前記光ディスクは、厚さが0.6(mm)、直径120(mm)の基板を2枚貼 り合わせて構成されていることを特徴とする請求項6に記載の光ディスク装置。
  8. 8.前記レーザ光源は、半導体レーザダイオードで構成されていることを特徴 とする請求項6に記載の光ディスク装置。
  9. 9.前記レーザ光源は、パワースペクトルの中心波長λ0が635〜650(nm )の近くにあり、0.3(nm)以上の半値幅Δλを備えていることを特徴とする請 求項6,8のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  10. 10.前記レーザ光源は、パワースペクトルの中心波長λ0が410(nm)〜4 20(nm)の範囲にあり、0.105(nm)程度以上の半値幅Δλを備えていること を特徴とする請求項6,8のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  11. 11.厚みがhの基板を2枚重ねた構造であって、少なくとも一方の基板には 表面からの距離がほぼhの部分に信号ピットの形成される反射層が設けられた光 ディスクに、レーザ光源から出た光を対物レンズを介して照射し、この照射によ って上記光ディスク上で情報の記録あるいは再生を行うとともに、前記反射層か ら反射するレーザ光の一部を検知して得られる信号に基づいて前記対物レンズの フォーカスエラーを検出するように構成した光ディスク装置において、 前記光源の射出光パワースペクトルの中心波長と半値幅とによって決まる可 干渉距離が、前記基板表面で直接反射する光と前記基板内に入り込み前記信号ピ ットで反射した後に再び前記基板から出て行く光との光路差よりも小さくなるよ うに前記半値幅を設定したことを特徴とする光ディスク装置。
  12. 12.前記光ディスクは、厚さが0.6(mm)、直径120(mm)の基板を2枚 貼り合わせて構成されていることを特徴とする請求項11に記載の光ディスク装 置。
  13. 13.前記レーザ光源は、半導体レーザダイオードで構成されていることを特 徴とする請求項11に記載の光ディスク装置。
  14. 14.前記レーザ光源は、パワースペクトルの中心波長λ0が635〜650( nm)の近くにあり、0.3(nm)以上の半値幅Δλを備えていることを特徴とする 請求項11,13のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  15. 15.前記レーザ光源は、パワースペクトルの中心波長λ0が410(nm)〜4 20(nm)の範囲にあり、0.105(nm)程度以上の半値幅Δλを備えていること を特徴とする請求項11,13のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  16. 16.厚みがhの基板を2枚重ねた構造であって、少なくとも一方の基板には 表面からの距離がほぼhの部分に信号ピットの形成される反射層が設けられた光 ディスクに、レーザ光源から出た光を対物レンズを介して照射し、この照射によ って上記光ディスク上で情報の記録あるいは再生を行うとともに、前記反射層か ら反射するレーザ光の一部を検知して得られる信号に基づいて前記対物レンズの フォーカスエラーを検出するように構成した光ディスク装置において、 前記光源の射出光パワースペクトルの中心波長と半値幅とによって決まる可 干渉距離が、前記基板表面で直接反射する光と前記基板内に入り込み前記信号ピ ットで反射した後に再び前記基板から出て行く光との光路差よりも小さく、かつ 前記対物レンズの開口数および焦点距離、前記光源の中心波長および半値幅によ り決定されるレーザスポットの半径が隣接する信号ピットのトラックピッチより 小さくなるように、前記半値幅を設定したことを特徴とする光ディスク装置。
  17. 17.前記光ディスクは、厚さが0.6(mm)、直径120(mm)の基板を2枚 貼り合わせて構成されていることを特徴とする請求項16に記載の光ディスク装 置。
  18. 18.前記レーザ光源は、半導体レーザダイオードで構成されていることを特 徴とする請求項16に記載の光ディスク装置。
  19. 19.前記レーザ光源は、パワースペクトルの中心波長λ0が635〜650( nm)の近くにあり、0.3(nm)以上の半値幅Δλを備えていることを特徴とする 請求項16,18のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  20. 20.前記レーザ光源は、パワースペクトルの中心波長λ0が410(nm)〜4 20(nm)の範囲にあり、0.105(nm)程度以上の半値幅Δλを備えていること を特徴とする請求項16,18のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  21. 21.対象面上に対物レンズの焦点位置を合わせるフォーカシング装置であっ て、前記対物レンズを光軸方向に移動させるアクチュエータと、光源を含み、前 記対物レンズのフォーカスエラーを光学的に検知するエラー検知手段と、このエ ラー検知手段で得られた信号に基づいて上記アクチュエータを制御する手段とを 備え、前記エラー検知手段に含まれている前記光源は、そのパワースペクトルの 中心波長λ0 と半値幅Δλとが、前記対物レンズの作動距離dに対して、ほぼλ0 2 /Δλ≦2dを満足する光を射出するものであることを特徴とするフォーカシ ング装置。
  22. 22.光学媒質で覆われる可能性のある対象面上に対物レンズの焦点位置を合 わせるフォーカシング装置であって、前記対象面を光軸方向に移動させるアクチ ュエータと、光源を含み、前記対物レンズのフォーカスエラーを光学的に検知す るエラー検知手段と、このエラー検知手段で得られた信号に基づいて上記アクチ ュエータを制御する手段とを備え、前記エラー検知手段に含まれている前記光源 は、そのパワースペクトルの中心波長λ0と半値幅Δλとが、前記対象面を覆う 前記光学媒質の厚みをt、前記光学媒質の屈折率をn2、前記光学媒質に対する 光の入射角をθとしたとき、 ほぼλ0 2/Δλ≦2t(n2 2−sin2θ)0.5を満足する光を射出するものであ ることを特徴とするフォーカシング装置。
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