JPWO1994007239A1 - 音声符号化方法及び装置 - Google Patents
音声符号化方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
音声符号化方法及び装置
技術分野
本発明は音声信号の情報圧縮を行うための音声符号化方法及び装置に関し、特に
4〜16Kbpsの伝送速度で符号化を行うためのAnalysisby−3y
nthesis (A −b S )形ベクトル量子化を用いた音声符号化方法
及び装置に関する。
背景技術
A−b−5形ベクトル量子化を用いる音声符号器、例えばCode−Excit
ed Linear Prediction (CELP)符号器は、近年、企
業内通信システム、ディジタル移動無線システムなどにおいて、音声信号をその
品質を保持しつつ情報圧縮する音声符号器として有望視されている。このベクト
ル量子化音声符号器(以下、単に符号器)においては、符号帳(コードブック)
の各コードベクトルに予測重み付けを施して再生信号を作り、再生信号と入力音
声信号との間の誤差電力を評価して最も誤差の少ないコードベクトルの番号(イ
ンデックス)を決定して受信側に送信するものである。
上記のA−b−3形ベクトル量子化方式による符号器は、前記符号帳に格納され
た約1000パターンの音源信号のベクトルの1つ1つに対して、線形予測合成
フィルタ処理を施し、再生された各音声信号と、符号化すべき入力音声信号との
間の誤差が最も小さくなる1つのパターンをその約1000のパターンの中から
探索するという処理を行う。
ところで符号器は通話の即時性が要求されるので、上記の探索処理をリアルタイ
ムで行う必要がある。そうすると、その探索処理を行うのに、例えば5msとい
う短い時間間隔で、通話の間連続して行わなければならない。
しかしながら後述する如く、この探索処理の中にフィルタ演算や相関演算という
複雑な演算操作が含まれていて、これらの演算操作に要する演算量は、例えば数
100Mops (メガオペシー93フフ秒)という膨大なものになる。これに
対応するには、現在、最高速とされるDigital Signal Proc
essor (DSP)をもってしても、数チップを必要とし、例えば携帯電話
に適用しようとする場合、その小形化ならびに低消費電力化が困難になるという
問題がある。
上記の問題を解決する音声符号化方式として、本願出願人は、特願平3−127
669号(特開平4−352200号公報)において、従来のように符号ベクト
ルそのものを格納する代わりに信号ベクトルの差分であるデルタベクトルを格納
した符号帳を用い、それらデルタベクトルを順次加算及び減算することによって
木構造を有する符号ベクトルを生成する木構造デルタ符号帳を用いることを提案
した。
この方式によれば、符号帳に要するメモリ容量が大幅に削減されるとともに、各
符号ベクトルに対する前記フィルタ演算及び相関演算は、デルタベクトルに対し
てフィルタ演算及び相関演算を行い、その結果を順次加算及び減算することによ
って達成されるので、演算量の大幅な削減が実現される。
しかし、この方式においては、各符号ベクトルがそれより少ない数の基底ベクト
ルとしてのデルタベクトルの線形結合として生成されているため、その成分とし
てデルタベクトル以外の成分は持たない。即ち符号化対象のベクトルが分布する
空間(通常、40〜64次元)のうち、高々デルタベクトルの数(通常、8〜1
0本)に対応する次元分の部分空間にしか符号ベクトルの分布を与えられない。
そのため、木構造デルタ符号帳では、符号化対象である音声信号の統計的分布に
基づき充分に基底ベクトル(デルタベクトル)を設計したとしても、従来の構造
上の制約の無い符号帳に比べて量子化特性が劣化するという問題があった。
そこで本願出願人は、特願平3−515016号において、距離を評価するため
に符号ベクトルに前記の線形予測合成フィルタ演算を施すとすべてのデルタベク
トル成分に対して均等に増幅されず成る偏りをもって増幅されること、及び木構
造デルタ符号帳において各デルタベクトルが符号ベクトルへ与える寄与はデルタ
ベクトルの順番を変えれば変えることができること、に着目し、線形予測合成フ
ィルタの係数が決定される毎に各デルタベクトルC:フィルタ演算を施してパワ
ー(ベクトルの長さ)を比較し、パワーの大きいデルタベクトルから順に並べ変
えを行った木構造デルタ符号帳を用いて符号化を行うことにより、特性を改善す
ることを提案した。
しかしながら、この方法によっても限られた数のデルタベクトルのみから符号ベ
クトルを生成する点において従来の方法と変わりがないので、特性の改善に限界
があり、更なる改善が要望されている。
A−b−5形ベクトル量子化を用いる音声符号化器のもう1つのyA題は、可変
ビットレート符号化を実現することである。可変ビットレート符号化とは、伝送
路の余裕度、音源の重要性等の状況に応して符号のビットレートを適宜変更する
ことによって全体として効率の良い符号化を達成するため、ビットレートを変更
することのできる符号化方式である。
ベクトル量子化方式を可変レート音声符号化に用いようとした場合、個々の伝送
レートに応し1こパターン数の符号帳を用意し、それらを所望の伝送レートに応
して切り換えながら符号化を行う必要がある。
この時、符号ベクトルを単に並べただけの従来の符号帳の場合、各符号帳の保持
に(ベクトルの次元二N)と(パターンfi:M)の積に相当するNXMワード
のメモリが必要である。ここで、パターン数Mは、符号ベクトルのインデックス
のビット数の2の巾乗に比例するので、伝送レートの可変幅を大きくしたり、伝
送レートを細かな“きざみ”で制御するには、膨大なメモリを要するという問題
がある。
また、可変レート伝送においては、符号化後の伝送信号に対して伝送網側からの
要求で強制的に伝送レートを低く抑える必要が生じることがあり、このような場
合、復号器では符号器が生成した符号化情報に対しピントの欠落した(ビット・
ドロップ)情報から、音声信号を再生せざるをえなくなる。
従来、ベクトル量子化に比べ効率の低いスカラー量子化においては、ピント・ド
ロップに対する対策として、重要度の低いLSBから順にピントを落とすよう制
御したり、高レートの量子化器が低レートの量子化器の量子化レベルを包含する
よう構成する(エンベデッド符号化)等の工夫がなされてきた。
ところが、符号ベクトルを単に並べただけの従来の符号帳を用いるベクトル量子
化方式の場合、符号帳自体に何らの構造化もなされていないため、符号ベクトル
のインデックスのビット間に重要度の差がなく (LSBが落とされてもMSB
が落とされても全く異なるベクトルが呼び出されることに変わりはない)、スカ
ラー量子化の場合と同様な対策が採れず、ビット ドロップに対して大きな音質
劣化を引き起こすという問題がある。
発明の開示
したがって本発明の第1の目的::、前述の方式よりもさらに改善された木構造
データ符号帳による音声符号化方法および装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、符号帳のために膨大なメモリを必要とせず、ビ、トドロ
ソブに対する対策が可能なベクトル量子化による音声符号化方法及び装置を提供
することにある。
本発明によれば、予め与えられた符号ベクトルの中で入力音声信号ベクトルとの
距離が最小である符号ベクトルに付されたインデックスにより該入力音声信号ベ
クトルを符号化する音声符号化方法であって、
a)複数の差分符号ベクトルを格納し、b)咳差分符号ベクトルの各々に線形予
測合成フィルタのマトリクスを乗し、
C)該マトリクスが乗じられた差分符号ベクトルのパワーの増幅率を評価し、
d)該評価されたパワーの増幅率の大きさの順に該マトリクスが乗しられた差分
符号ベクトルを並べ替え、e)並べ替えられたベクトルの中から評価されたパワ
ーの増幅率の大きさの順に所定個数のベクトルを選択し、f)該選択されたベク
トルを木構造上で順次加算及び減算することによって生成されるべき、線形予測
合成フィルタ処理が施された符号ベクトルと、前記入力音声信号ベクトルとの距
離を評価し、g)!評価された距離が最小である符号ベクトルを決定する各段階
を具備する音声符号化方法が提供される。
本発明によれば、予め与えられた符号ベクトルの中で入力音声信号ベクトルとの
距離が最小である符号ベクトルに付されたインデックスにより咳入力音声信号ベ
クトルを符号化する符号化装置であって、
複数の差分符号ベクトルを格納する手段と、該差分符号ベクトルの各々に線形予
測合成フィルタのマトリクスを乗しる手段と、
咳マトリクスが乗しられた差分符号ベクトルのパワーの増幅率を評価する手段と
、
該評価されたパワーの増幅率の大きさの順に該マトリクスが乗じられた差分符号
ベクトルを並べ替える手段と、並べ替えられたベクトルの中から評価されたパワ
ーの増幅率の大きさの順に所定個数のベクトルを選択する手段と、該選択された
ベクトルを木構造上で順次加算及び減算することによって生成されるべき、線形
予測合成フィルタ処理が施された符号ベクトルと、前記入力音声信号ベクトルと
の距離を評価する手段と、該評価された距離が最小である符号ベクトルを決定す
る手段とを具備する音声符号化装置もまた提供される。
本発明によれば、予め与えられた符号ベクトルの中で入力音声信号ベクトルとの
距離が最小である符号ベクトルに付された可変ビット長の符号により該入力音声
信号ベクトルを可変長符号化する可変長音声符号化方法であって、
a)?X数の差分符号ベクトルを格納し、b)先頭から所望の符号ビット長に応
した数の差分符号ベクトルを木構造上で順次加算及び滅夏することによって生成
されるべき符号ベクトルと前記入力音声信号ベクトルとの距離を評価し、c)該
評価された距離が最小である符号ベクトルを決定し、d)該決定された符号ベク
トルに付されるべき所望符号ビット長の符号を決定する各段階を具備する可変長
音声符号化方法もまた提供される。
本発明によれば、予め与えられた符号ベクトルの中で入力音声信号ベクトルとの
距離が最小である符号ベクトルに付された可変ビット長の符号により咳入力音声
信号ベクトルを可変長符号化する可変長音声符号化方法であって、
複数の差分符号ベクトルを格納する手段と、先頭から所望の符号ビット長に応し
た数の差分符号ベクトルを木構造上で順次加算及び減算することによって生成さ
れるべき符号ベクトルと前記入力音声信号ベクトルとの距離を評価する手段と、
該評価された距離が最小である符号ベクトルを決定する手段と、該決定された符
号ベクトルに付されるべき所望符号ビット長の符号を決定する手段とを具備する
可変長音声符号化装置もまた提供される。
図面の簡単な説明
図11ま音声生成系の概念を示したブロック図;図2は一般的なCELP音声符
号化の原理を示したブロック図;図3は従来技術として、A−b−3型ベクトル
量子化の雑音符号帳探索処理の構成を示したブロック図:図4は雑音符号帳探索
処理のアルゴリズムをモデル化したブロック図。
図5はデルタ符号帳の原理を説明するためのブロック図;図6A及び6B;=木
構造デルタ符号帳の適応化方式を説明するための図;
図?A、τB及びτCは本発明の詳細な説明するための図;図8:=本発明の音
声符号化器のプロ2り図、及び図9A及び図9B:よ本発明の可変レート符号化
方式を説明するための図である。
発明を実施するための最良の形態
音声には有声音と無声音とがあり、有声音は声帯の振動によるパルス音源が基と
なって発生し、個人個人のノドや口の声道特性が付加されて声になる。また、無
声音は声帯を振るわせないで出す音で、単なるガウス性の雑音列が音源となって
声道を通って声となる。従って、音声発生メカニズムは図1に示すように、有声
音の元となるパルス音5pscと無声音の元となる雑音源NSCと、各音源から
出力される信号に声道特性を付加する線形予測合成フィルタLPCFによりモデ
ル化できる。尚、人の声はピッチ周期性を有し、該周期性はパルス音源から出力
されるパルスの周期性に対応しており、人や話の内容によって異なる。
以上のことから、入力音声に対応するパルス音源の周期と雑音源の雑音列を特定
することができれば、これらパルス周期と雑音源の雑音列を識別する符号(イン
デックス)により入力音声を符号化することができる。
ここで、図2に示すように、過去の値(bP+gC)を異なるサンプル数遅延さ
せて得られるベクトルPを適応符号帳11に格納し、適応符号帳11内のベクト
ルPにゲインbを乗したベクトルbpを線形予測合成フィルタ12に入力してフ
ィルタ演夏処理を施し、得られたフィルタ演夏結果bAPを入力音声信号Xから
減算してその誤差信号から誤差電力評価部13において該差電力が最小となる適
応符号帳11のベクトルPを選択することにより、周期を決定する。
その後又はこれと同時に、予め複数の雑音列(各雑音列はN次元のコードベクト
ルで表現されている)を雑音符号帳1に用意しておき、各コードベクトルCにゲ
インgを乗じ線形予測合成フィルタ3の処理を施した再生信号ベクトルgACと
入力信号ベクトルX(N次元ベクトル)との誤差が最小となるコードベクトルを
誤差;力評価部5が決定すれば、前記周期とコードベクトルを特定するデータ(
インデックス)により音声を符号化することができる。なお、図2を参照して上
記に説明した例は、ベクトルACとベクトルAPが直交化されている場合の例で
あり、そうでない場合には、入力信号ベクトルXからベクトルbAPを差し引い
たベクトルX−bAPとの誤差が最小となるコードベクトルを決定する。
図3はA−b−3法によるベクトル量子化を用いた音声伝送(符号化)方式の構
成図で図2の下半分に相当している。詳しく述べると1はN次元コードベクトル
CをサイズMだけ記憶する雑音符号帳、2はゲインgの増幅部、3は入力信号X
から線形予測分析により決定された係数を有し、増幅部2の出力に線形予測フィ
ルタ演算処理を施す線形予測合成フィルタ、4は線形予測合成フィルタ3から出
力される再生信号ベクトルと入力信号ベクトルの誤差を出力する誤差発生部、5
は該誤差を評価し、該誤差が最小となるコードベクトルをめる誤差電力評価部で
ある。
このA−b−3法による量子化では通常のベクトル量子化と異なり、雑音符号I
11の各コードベクトル(C)に最適のゲイン(g)を掛けた後、線形予測合成
フィルタ3でフィルタ処理を施し、このフィルタ処理で得られる再生信号ベクト
ル(gAC)と入力信号ベクトル(X)との間の誤差信号(E)を誤差発生部4
でめ、誤差電力評価部5で誤差信号の電力を評価関数(距離尺度)として雑音符
号帳】の探索を行い、誤差電力が最小となるコードベクトルをめ、該コードベク
トルを特定する符号(インデックス)により入力信号を符号化して伝送する。
このときの誤差電力は次式
%式%(1)
により与えられる。最適なコードベクトル及びゲインgは、二の(1)式に示す
誤差電力を最小化するものとして決定される。尚、声の大きさによりパワーが異
なるので、ゲインgを最適化して再生信号パワーを入力信号のパワーに合わせる
。最適ゲインは(1)式をgで偏微分してOと置くことによりめることができる
。即ち、dlEl”/dg=Q
より、gは
g = (X” AC)/((AC)” (AC)) (2)で与えられる。こ
のgを(1)式に代入すると、IEI”−IXI” −(χ丁 AC)!/((
AC)’(AC)) (3)となる。入力信号Xと線形予測合成フィルタ3の出
力ACの相互相関をRXC1線形予測合成フィルタ3の出力ACの自己相関をR
CCとすれば、相互相関及び自己相関は次式
%式%(4)
により表現される。
(3)式の誤差電力を最小にするコードベクトルCは(3)式の右辺第2項を最
大にするものであるから、該コードベクトルCは次式
%式%(6)
と表現でき、最適のゲインは(6)式を満たす相互相関、及び自己相関を用いて
(2)式より
g”Rxc/Rcc (7)
で与えられる。
図4は以上の式により、誤差電力が最小となるコードベクトルをめて入力信号を
符号化する雑音符号帳探索処理アルゴリズムをモデル化した構成図であり、相互
相関Rxc(”χ丁AC)を演算する演算部6と、この相互相関RXCの二乗を
演算する演算部7と、ACの自己相関RCCを演算する演算部8と、Rxc”
/ Rccを演算する演算部9と、RXC” / Rccが最大となる、換言す
れば誤差電力が最小となるコードベクトルを決定して該コードベクトルを特定す
る符号を出力する誤差電力評価部5とが設けられているが、等価的に図3と同じ
ものである。
このような従来の符号帳探索処理の内で主なものは、■コードベクトルCに対す
るフィルタ処理、■相互相関RXCの算出処理、及び■自己相関RCCの算出処
理の3つである。 LPCフィルタ3の次数をNP、ベクトル量子化(コードベ
クトル)の次元をNとすると、1つのコードベクトルに対して、■〜■のそれぞ
れに要する演算量はNP ・N、N、及びNである。従って、1つのコードベク
トル当たりの符号帳探索に要する演算量は(Np=2) ・Nとなる。
通常用いられている雑音符号帳lは、40次元・符号帳サイズ1024(N=4
0. M−1024)程度のものであり、LPGフィルタ3の分析次数N、が1
0次程度であるため、1回の符号帳探索に(10+2 ) ・40・1024=
480 xlO’の積和算を要する。
この欅な符号帳探索を音声符号化のサブフレーム(5m5ec)毎に行うために
は、96門ops (メガオペレーン3フフ秒)という膨大な処理能力が必要と
なり、現在最高速のディジタル・ジクナル・プロセッサ(許容演算量20〜40
Mops)を使用しても、その実時間実現には数チップを要してしまう。
また、この様な雑音符号帳1をテーブルとして記憶・保持するために:=、N
・M (=40 1024=1024=40Kものメモリ容量が必要になって′
−よう。
更には、A−b−5型ベクトル量子化を用いた音声符号器の適用分野と考えられ
る自動車電話・携帯電話において;=、装置の小型化・低消費電力化が必須の条
件てあり、膨大な演算量や膨大なメモリ容量は、いずれも音声符号器実現上で重
大な障害となっている。
以上のことから本願の出願人は、特願平3−127669号(特開平4−352
200号公報)において、雑音符号帳探索に要する演算量を減少でき、しかも雑
音符号帳の記憶に要するメモリ容量を減少できる音声符号化方式を提供するため
、従来の雑音符号帳の代わりに図5に示す木構造デルタ符号帳を用いることを提
案した。
図5において、予め1つの基準雑音列である初期ベクトルC0(=Δ。)と(L
−1)種類(階層)のデルタ雑音列であるデルタベクトルΔ1〜ΔL−1(L=
IO)をデルタ符号帳10に格納しておき、木構造に従ってデルタベクトルΔ1
〜ΔL−1をそれぞれ初期ベクトルC0に階層毎に加え合わせ及び差し引くこと
により順次木構造上に(2”−1)種類の雑音列のコードベクトル(符号語)0
0〜C5゜2□を表現できるようにする。またはこれらコードベクトルに一00
ベクトル(又は零ベクトル)を加えて2111の雑音列のコードベクトル(符号
語)C0〜C1゜1.を表現できるようにする。
このようにすれば、デルタ符号帳10に初期ベクトルΔ。と(L−1)種類のデ
ルタベクトルΔ1〜ΔL−1(L=10)を格納しておくだけで、次々と2L−
1(=2”−1=M−1)種類リコードベクトル又は2 L(= 2 I0=M
)種類のコードベクトルを生成することができ、デルタ符号帳10の記憶容量を
L−N(=10・N)とすることができ、従来の雑音符号帳の記憶容量M −N
(=1024・N)に比べて著しく減少させることができる。
この様な構成の木構造デルタ符号帳IOを用いれば、コードベクトルCr (j
= 0〜1022または1023)に対する相互相関R、c′I+ と自己相関
Rcc′I+ は次の様な漸化式て表現することができる。すなわち、各コード
ベクトルを
(zk、、 w C,−Δ、 i −1、2−L −1(8)またはCtw−z
篇Ck−Δ、2;−+−1≦k<2”−1(9)と表わすとき、
R,clZk−11−Rxc +l+l −I−X ?(AΔi) (10)ま
たは R,clZk−H−Rxc N+) X T (AΔ、) (11)及び
Rec Itk−11−Rcc tkl +(AΔ、)T(AΔ、) +2 (
AΔi)’(Ach) (12)または
Rcc +!に一!l x Rcc +に+ + (AΔ、)’(AΔi) −
2(AΔi)”(ACk) (13)と表現することができる。
従って、相互相関Rxcに関しては、各デルタベクトルΔ、(i=0〜L−1;
Δ、−C,)についての相互相間XT(AΔ、)の演算を行えば、漸化式(10
) (11”)式に従って、すなわち図5の木構造に従ってこれらを順次加算又
はfiIi夏することにより、すべてのコードベクトルC1に対する相互相関R
8♂Jゝが直ちに計算される。従来の符号帳では、全雑音列のコードベクトルに
対する相互相関を演算するのに
M −N (−1024・N)
回の積和真が必要であった。これに対して、木構造デルタ符号帳では、相互相関
R,efj+ を各符号ベクトルC,(j−0,1−2L−1)から直接計算せ
ず、各デルタベクトルΔj(j−0,1,・・・L−1)との相互相関を計算し
、それらを順次加算又はyIi夏することによって算出しているので、
L−N(−10・N)
回の積和算で済ますことが可能となり、演算回数を著しく減少できる。
また自己相関の式(12) (13)の第3項の交さ項(^Δi)” (AC−
については、
Cy=Δ。±Δ1±Δ2・・・±Δi−1と表わせば
(AΔi)”(ACk) = (AΔ、)”(AΔ。)±(AΔ、)T(AΔl
)=・・・±(AΔ、)” (AΔi−、) (14)と表わすことができるか
ら、Δ、とΔ。、Δ1・・・Δi−1との相互相関(AΔ、)T(^Δ。+ I
+ 2”、1−1)の計算を行い、図5の木構造に従って順次加算又は減算を行
えば第3項が算出される。さらに第2項の各デルタベクトルΔ3の自己相関(A
Δi)’(AΔ8)を計算し、これを(12) (13)式に従って、すなわち
図5の木構造に従って順次加算又は減算すれば、すべてのコードベクトルCJの
自己相関R,cりj+ が直ちに計算される。
すなわち、従来の符号帳では、自己相関を演算するのにM −N (=1024
・N)
回の積和算が必要であった。これに対して、木構造デルタ符号帳では、自己相関
Rxc+J)を各符号ベクトルCJ(j−0,1−2L−’−1)から直接計算
せず、各デルタベクトルΔj(j=0.1.・・・L−1)の自己相関及び異な
るデルタベクトルのすべての組み合わせにおける相互相関から計算しているので
、
L(LSI) ・N/2(=55・N)回の積和算で済ますことが可能となり、
演算回数を著しく減少できる。
ところが、この様な木構造デルタ符号帳の符号語(コードベクトル)は全てデル
タベクトルの線形結合とじて生成されているため、その成分としてデルタベクト
ル以外の成分は持たない。即ち、符号化対象のベクトルが分布する空間(通常、
40〜64次元)のうち、高にデルタベクトルの数(通常、8〜10本)に対応
する次元分の部分空間にしか符号ベクトルの分布を与えられなし・。
従って、木構造デルタ符号帳では、符号化対象である音声信号の統計的分布に基
つき充分に基底ベクトル(デルタベクトル)を設計したとしても、従来の構造上
の制約の無い符号帳に比べて量子化特性が劣化するという問題があった。
ところで、本発明の適用の対象となるCELP型音声符号器では、上述したよう
にベクトル量子化は通常のベクトル量子化と異なり、符号ベクトルにフィルタの
伝達間数Azを存する線形予測合成フィルタを施した信号ベクトルの空間におい
て距離評価を行い、最適なベクトルを決定するものである。
従って、図6A及び6Bに示すように、線形予測合成フィルタによって残差信号
の空間(L=3の場合図6Aの球体)は再生信号の空間に変換されるが、この時
、一般には図6Bに示すように各軸の方向成分が均等ではなく、成る歪みをもっ
た増幅が行われる。
つまり、線形予測合成フィルタの特性(A)が符号帳の構成要素である各デルタ
ベクトルに対して異なる振幅増幅特性を示すもので、結果のベクトルは全空間に
わたって均等に分布しない。
また、図5に示される木構造デルタ符号帳において:よ、各デルタベクトルが符
号ベクトルに与える寄与はデルタベクトルがデルタ符号帳10内で置かれる位置
によって異なる。例えば、2番目に置かれたデルタベクトルΔI は第2Vk層
以下のすべての符号ベクトルに寄与するのに対しで、第3番目のデルタへクトル
Δ2は第3階層以下のすべての符号ベクトルに寄与し、Δ、は第10階層の符号
ベクトルのみに寄与する。すなわち、デルタベクトルの順番を変えれば、各デル
タベクトルの符号へクトルへの寄与を変えることができる。
以上のことから、本願出願人は特願平3−515016号において、先ス各デル
タベクトルΔ、ユニフィルタ特性(A)を施したベクトルAΔ、S二ついてパワ
ー(の増幅率:各デルタベクトルが規格化されていればAΔ8のパワーそのもの
が増幅率となる)IAΔ、:2=(AΔi)’(AΔ8)を計算して相互に比較
し、パワーの大きいデルタベクトルから順に並べ替えを行ってできた符号帳を用
いて符号化を行うことで、固定的にデルタベクトルを与えることにより分布に偏
りを有する従来の木構造デルタ符号帳に比して特性の改善を得ることができた。
しかしながら、この場合にもデルタベクトルの数は実際に用いられる数と同数で
あり、それらの中での並べ替えたデルタベクトルにより符号化を行うので、符号
帳の自由度に制約がある。
例えば議論を簡単にするため、L=2の場合、すなわちベクトルC,(=Δ0)
とデルタベクトルΔ1 とから符号ベクトルC0゜C1(=Δ0+Δ、)、C,
(=Δ。−Δl)を生成する木構造デルタ符号帳の場合を考える0図7Aに示す
ようにΔ。、Δ、として使用するベクトルを単位ベクトルeつ、eyに限定する
と、順番を入れ替えたとしても生成される符号ベクトルは斜線で表わすx−y平
面内に限定される。一方、三つの線形独立な単位ベクトルe z 、e y +
etの中から必要に応じて2つを選んでΔ。、Δ1 として使用する場合、図
7A〜7Cに示されるように、部分空間の選択の自由度が広がる。
′告−゛ルタτ6 の
そこで本発明では、更なる改善を加えるために、デルタベクトル符号帳において
実際に符号帳を構成する際に用いられるデルタベクトル(L本=初期ベクトル〒
L−]本のデルタベクトル)より多くのデルタベクトルの候補(L’本:L’>
L)を与え、これらの候補に対して上記と同様の操作を行って並べ替えを施した
後、振幅増幅率が上位のものから所望の数(L本)だけのデルタベクトルを選定
−で符号帳を構成する。このようにすることて、自由度の高い符号帳を得ること
が可能になり、量子化特性の改善が図られている。
尚、上記は符号器についてのものであるが、この符号器に対向する復号器におい
ても、符号器側と同しデルタベクトルの候補を備え、符号器側と同様の制御を行
うことにより、常に符号器側と同内容の符号帳を生成して用いることで、符号器
側との対向性を確保することができる。
図8は上記思想に基づく本発明に係る音声符号化方式の実施例を表わすブロック
図である。この実施例においてデルタベクトル符号帳10は、1つの基準雑音列
を表現する初期ベクトルC0(=Δ。)と実際に使用する(L−1)本より多い
(L’−1)本のN次元のデルタ雑音列を表現するデルタベクトルΔ1〜ΔL・
−1を記憶・保持するように構成されており、初期ベクトルc0及び各デルタベ
クトルΔ1〜Δ、・−1はそれぞれN次元で表現されている。すなわち、初期ベ
クトル及びデルタベクトルは時系列的に発生するNサンプルの雑音の振幅をそれ
ぞれコード化したN次元のベクトルである。
また、この実施例では線形予測合成フィルタ3は次数りのIIR型フィルタで構
成されるが、このフィルタのインパルス応答から生成されるNXNの正方行列A
とデルタベクトルΔ1の乗算を行って、デルタベクトルΔ、にフィルタ処理Aを
施し、ベクトルAΔ、を出力する。+111型フイルタのNp個の係数は入力音
声信号に基づいて変化し、その都度周知の方法で決定される。すなわち、入力音
声信号の隣接サンプルには相関が存在するから、サンプル間の相関係数をめ、該
相関係数からパーコール係数と称せられる偏自己相関係数をめ、該パーコール係
数からIIR型フィルタのアルファ係数を決定し、当該フィルタのインパルス応
答列を用いてNXNの正方行列Aを作成してベクトルΔ、にフィルタ処理を施す
。
フィルタ処理が施されたL°本のベクトルAΔ、(i=0.1・・・L’−1)
は記憶部40に保持され、パワー評価部42においてパワーIAΔ112=(A
Δi)”(AΔ、)が評価される。なお、各デルタへクトルΔ、は規格化(1Δ
il” = (Δ、)T(Δ1)=1)されているので、パワーの評価をするだ
けでフィルタ処理Aによる増幅度が直接評価される0次に、パワー評価部42の
評価結果に基づいてソーティング部43においてパワーの矢きい順に並べ替えら
れる6例えば図6Bの例では、
Δ。=et、Δ+=ex+ Δ2=eyの順に並び替えられる。
上記のようにして並べ替えられたベクトルAΔ;(i=o、1・・・L’−1)
は全部でL°本有るが、以陣の符号化処理は、実際に使用するL本のベクトルA
Δ+(i=0.1・・・L−1)により行われる。
そこで、選定記憶部41では振幅増幅率が大きいものからL本だけベクトルを選
定して記憶する0例えば上記の例では、上記のデルタベクトルの内、Δ。=e8
.及びΔ、 −6、が選定される。そして、これらのベクトルによって構成され
る木構成デルタ符号帳に基づいて前述した従来の木構造デルタ符号帳の場合と全
く同様に符号化処理を行う。
五号化五ユニ詳亙
以下に、選定記憶部41に記憶されたベクトルAΔ。、AΔ1゜AΔ2・・・A
ΔL−1からなる木構造デルタ符号帳と、入力信号ベクトルXとから、入力信号
ベクトルXとの距離が最小である符号ベクトルCのインデックスを見い出す符号
化部48の詳細について説明する。
符号化部48は入力信号ベクトルXと各デルタベクトルΔ、の相互相関X”(A
Δ1)を計算する演算部50と、各デルタベクトルΔ8の自己相関(AΔ、)”
(AΔ、)を計算する演算部52と、デルタベクトル間の相互相関(AΔi)
” (AΔ。、1□、、、、−、)を計算する演算部54と、演算部54の出力
から交さ項(AΔi)” (ACk)を計算する演算部55と、演算部50から
の各デルタベクトルの相互相関を累積して入力信号ベクトルXと符号ベクトルC
との相互相関Rxcを算出する演算部56と、演算部52が出力する各デルタベ
クトルの自己相関(AΔi)” (AΔ、)と演算部55が出力する交さ項(A
Δi)’ (AC,)とを累積して各符号ベクトルCの自己相関を算出する演算
部58と、RC11” / Rccを計算する演算部60と、誤差最小雑音列決
定部62、および音声符号化部64から成っている。
最初に、演算中の階層を表すバラメークlが0に設定される。この状態で演算部
50.52ではそれぞれX”(AΔ。)、(AΔ。)7(AΔ。)が計算され出
力される。演算部54.55からは0が出力される。演算部50、52が出力す
るχ’(AΔ。)、(AΔ。)’ (AΔ。)はそれぞれ第1階層における相互
相関Rxc 11、自己相関Rcc (Il+ として演算部56.58に記憶
され、出力される。演算部60ではこれらR、cll 、Rcc te+からF
(X、 C) = Rxc”/ Rccの値が計算され出力される。
誤差最小雑音列決定部62では演算されたF (X、 C)とそれ迄のF (X
、 C)の最大値Fwax (初期値は0)を比較し、F (X、 c) >F
+waxであれば、F(χ、 C)−FmaxとしてFtaaxを更新すると
共に、Fwaxを与える雑音列(コードベクトル)を特定する符号でそれ迄の符
号を更新する。
次にパラメータlが0から1に更新される。この状態で、演算部50、52では
それぞれχ”(AΔ+)+ (AΔ、)” (AΔ1)が計算され出力される。
演算部54では(AΔ+)’ (AΔ。)が計算され出力される。演算部55で
はその値を交さ項(AΔl)” (AC,) として出力する。演算部56で:
:記憶しているR xe +o+ および演算部50から出力されるX’(AΔ
1)の値から、(10) (11)式に従って第2P!層における相互相関R1
c(1)およびRXc′2) の値を計算し出力し記憶する。演算部5日では、
記憶しているR0♂0′オよび演算部52.55からそれぞれ出力される(AΔ
、)T(AΔ+)、(AΔ+)” (Ac0)の値から、(12) (13)式
に従って、第2階層における自己相関RCC(1)およびRcc(21の値を計
算し出力し記憶する。演算部60および誤差最小雑音列決定部62の動作はI=
oのときと同様である。
次にパラメータlが1から2に更新される。この状態で、演算部50、52では
それぞれX”(AΔz)、 (AΔz)’ (AΔ2)が計算され出力される。
演算部54ではΔ2とΔ3.Δ。の相互相関(46g)” (AΔ、)および(
AΔz)” (AΔ。)が計算され出力される。演算部55では、それらの値か
ら、(14)式に従って交さ項(AΔz)’ (AC+)を計算し出力する。
演算部56では記憶しているRXC(1)+ RXC(t’ および演算部50
から入力されるX”(AΔ2)の値から、(10) (11)式に従って第3階
層における相互相関R、cfl−61の値を計算し出力し記憶する。演算部58
では、記憶しているRCC(1)+ Rcc ” および演算部52.55から
それぞれ出力される(AΔz)” (AΔア)、(AΔz)” (AC,)の値
から、(12)(13)式に従って、第3階層における自己相関Rcc0″″1
の値を計算し出力し記憶する。演算部60および誤差最小雑音列決定部62の動
作はi =0.1 のときと同様である。
上記の処理を繰り返して1=L−1までの処理が終了したら、音声符号化部64
は誤差最小雑音列決定部62に記憶されている最新の符号を入力信号ベクトルχ
との距離が最小である符号ベクトルのインデックスとして出力する。
なお、演算部52における(AΔi)” (AΔ、)の演算において、パワー評
価部42の計算結果がそのまま利用できる。
ユI]:二ビ11止
前述の木構造デルタ符号帳及び本発明により改良された木構造味デルタ符号帳を
使用すれば、従来の符号帳で必要とした膨大なメモリを必要とせず、かつ、ビッ
トドロップへの対策が可能な可変レート符号化が実現される。
すなわち、図9Aに示した構造を有する木構造デルタ符号帳Δ。。
Δ1.Δ2・・・を格納しておき、図9Bに示すようにこれらのうち第1階層の
ベクトルΔ。のみを使って、
C,−O(零ベクトル)
C0−Δ。
の2つの符号ベクトルが生成されるようにして符号化を行えば、インデックスデ
ータとしてC0を選択するか否かの1ビツトの情報による1ビット符号化が達成
される。
第2階層までのベクトルΔ。、Δ1を使ってC1露O
C@3ΔO
C3禦Δ。十Δ1
C2富Δ。−Δ1
の4つの符号ベクトルが生成されるようにして符号化を行えば、インデックスデ
ータとしてC0の選択の有無およびΔC0又は−ΔCIを指定する2ビツトの情
報による2ビット符号化が達成される。
同様にして、第i段階までのベクトルΔ。、Δ1・・・Δ、を使えばiビット符
号化が達成される。したがって、L個のデルタベクトルΔ。、Δ、・・・ΔL−
+ を含む1組の木構造デルタ符号帳を使うだけで、生成されるインデックスデ
ータのビット長を1〜Lの範囲で任意に可変することができる。
従来の符号帳を使って1〜Lビツトの可変ビットレート符号化を行うとすれば、
ベクトルの次元をNとすると、必要なメモリのワード数は
N×(2°+2’−・・・+2L)=NX (2L″′−1)である。これに対
して、図9^の木構造デルタ符号帳を図9Bのようにして使用すれば、必要なメ
モリのワード数はxL
である。
木構造デルタ符号帳としては、前述の並べ替えを行わない木構造デルタ符号帳、
Aによる増幅率の大きさによりデルタベクトルを並べ替えた木構造デルタ符号帳
および、L°本のデータベクトルの中からし本選択して使用する木構造デルタ符
号帳のいずれもが使用可能である。
なお、ピントレートを可変にするll1lは、図8の符号化処理部48における
処理を、所望ビット数に応じて途中の階層で打ち切るようにすれば容易に達成さ
れる0例えば4ビット符号化の場合、i x Q。
1.2.3について、前述の符号化処理部48の処理を行うようにすれば良い。
エンベデッド竺6
エンベデノド符号化、すなわち伝送路中で一部のビットが強制的に欠落させられ
ても、復号器において音声を再生することのできる符号化システムは、上記の木
構造デルタ符号帳による可変レート符号化において、一部のピントが欠落させら
れたら、木構造上でその親または先祖の符号ベクトルとして再生されるように符
号系を構成すれば達成される0例えば4ビツトの符号系CC@、CI ・・・C
54]で1ビツトが欠落させられたら、CI3+CI4は3ビツト系のChとし
て、C1□、Cl lは3ビツト系のC2として再生されるように構成する。こ
のようにすれば、親子間係にある符号ベクトルは比較的近い値を持つので、大き
な音質の劣化なレニこ音声を再生する二とができる。
表1〜4にはこの様な符号系の一例を示す。
上記の符号系は、例えば4ビツトの場合、次の例のようにして定められている。
C1,=Δ。−Δ1−Δt−1−Δ、は、4個のデルタ・ベクトルの要素を持ち
、それぞれの符号が、上位から順に(−、−、ふ、十)となるのでこれを“10
11″と表す。
C2=Δ。−Δ、は、2個しかデルタ・ベクトルの要素を持たず、符号は(=、
−)の順である。この場合の符号を(0,0,1−)とみなし、“0010”と
表す。
このようにして符号化した情報に対して4ビット→3ビ、トのlビ、トのビット
ドロップが生じた場合について表5に示す。
表5と図9Aを参照すればわかるように、1ビツトの欠落が生しると、tPi層
上層上へクトルとして再生される。
また、2ピントの欠落が生じると表6のように再生される。
この場合、2階層上位の先祖のベクトルとして再生される。
表7〜lOには本発明のエンベデッド符号系の他の例を示す。
この符号系においても、1ビツト欠落が生じたらその親のベクトルが、2ビツト
欠落が生じたら、2階層上位の先祖のベクトルが再生される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.予め与えられた符号ベクトルの中で入力音声信号ベクトルとの距離が最小で ある符号ベクトルに割り当てられたインデックスにより該入力音声信号ベクトル を符号化する音声符号化方法であって、a)複数の差分符号ベクトルを格納し、 b)該差分符号ベクトルの各々に線形予測合成フィルタのマトリクスを乗じ、 c)該マトリクスが乗じられた差分符号ベクトルのパワーの増幅率を評価し、 d)該評価されたパワーの増幅率の大きさの順に該マトリクスが乗じられた差分 符号ベクトルを並べ替え、e)並べ替えられたベクトルの中から評価されたパワ ーの増幅率の大きさの順に所定個数のベクトルを選択し、f)該選択されたベク トルを木構造上で順次加算及び減算することによって生成されるべき、線形予測 合成フィルタ処理が施された符号ベクトルと、前記入力音声信号ベクトルとの距 離を評価し、g)該評価された距離が最小である符号ベクトルを決定する各段階 を具備する音声符号化方法。 2.前記差分符号ベクトルの各々は正規化されている請求の範囲第1項に記載の 方法。 3.前記段階f)は、前記選択されたベクトルの各々と前記入力音声信号ベクト ルとの相互相関を計算して木構造上で順次加算及び減算することによって該入力 音声信号ベクトルと前記線形予測合成フィルタ処理が施された符号ベクトルとの 相互相関Rxcを計算し、該選択されたベクトルの各々の自己相関及び異なるベ クトルのすべての組み合わせの相互相関を計算して木構造上で順次加算及び減算 することによって該線形予測合成フィルタ処理が施された符号ベクトルの自己相 関Rccを計算し、 符号ベクトルの各々について、相互相関Rxcの2乗を自己相関Rccで除した Rxc2/Rccを計算することを含み、前記段階g)は、最大のRxc2/R ccの値を与える符号ベクトルを入力音声信号ベクトルとの距離が最小である符 号ベクトルであると決定することを含む請求の範囲第1項に記載の方法。 4.予め与えられた符号ベクトルの中で入力音声信号ベクトルとの距離が最小で ある符号ベクトルに割り当てられたインデックスにより該入力音声信号ベクトル を符号化する符号化装置であって、複数の差分符号ベクトルを格納する手段と、 該差分符号ベクトルの各々に線形予測合成フィルタのマトリクスを乗じる手段と 、 該マトリクスが乗じられた差分符号ベクトルのパワーの増幅率を評価する手段と 、 該評価されたパワーの増幅率の大きさの順に該マトリクスが乗じられた差分符号 ベクトルを並べ替える手段と、並べ替えられたベクトルの中から評価されたパワ ーの増幅率の大きさの順に所定個数のベクトルを選択する手段と、該選択された ベクトルを木構造上で順次加算及び減算することによって生成されるべき、線形 予測合成フィルタ処理が施された符号ベクトルと、前記入力音声信号ベクトルと の距離を評価する手段と、該評価された距離が最小である符号ベクトルを決定す る手段とを具備する音声符号化装置。 5.前記差分符号ベクトルの名々は正規化されている請求の範囲第4項に記載の 装置。 6.前記距離評価手段は、前記選択されたベクトルの各々と前記入力音声信号ベ クトルとの相互相関を計算して木構造上て順次加算及び減算することによって該 入力音声信号ベクトルと前記線形予測合成フィルタ処理が施された符号ベクトル との相互相関Rxcを計算する手段と、 前記選択されたベクトルの各々の自己相関及び異なるベクトルのすべての組み合 わせの相互相関を計算して木構造上で順次加算及び減算することによって該線形 予測合成フィルタ処理が施された符号ベクトルの自己相関Rccを計算する手段 と、符号ベクトルの各々について、相互相関Rxcの2乗を自己相関Rccで除 したRxc2/Rccを計算する手段を含み、前記符号ベクトル決定手段は、最 大のRxc2/Rccの値を与える符号ベクトルを入力音声信号ベクトルとの距 離が最小である符号ベクトルであると決定する手段を含む請求の範囲第4項に記 載の装置7.予め与えられた符号ベクトルの中で入力音声信号ベクトルとの距離 が最小である符号ベクトルに割り当てられた可変ピット長の符号により該入力音 声信号ベクトルを可変長符号化する可変長音声符号化方法であって、 a)複数の差分符号ベクトルを格納し、b)先頭から所望の符号ビット長に応じ た数の差分符号ベクトルを木構造上で順次加算及び減算することによって生成さ れるべき符号ベクトルと前記入力音声信号ベクトルとの距離を評価し、c)該評 価された距離が最小である符号ベクトルを決定し、d)該決定された符号ベクト ルに付されるべき所望符号ビット長の符号を決定する各段階を具備する可変長音 声符号化方法。 8.前記差分符号ベクトルの各々に線形予測合成フィルタのマトリクスを乗じる 段階をさらに具備し、 前記段階b)において、該マトリクスが乗じられた差分符号ベクトルを木構造上 で順次加算及び減算することによって生成されるべき線形予測合成フィルタ処理 が施された符号ベクトルと前記入力音声信号ベクトルとの距離が評価される請求 の範囲第7項記載の方法。 9.前記段階b)は、前記マトリクスが乗じられた差分符号ベクトルの各々と前 記入力音声信号ベクトルとの相互相関を計算して木構造上で順次加算及び減算す ることによって該入力音声信号ベクトルと前記線形予測合成フィルタ処理が施さ れた符号ベクトルとの相互相関Rxcを計算し、 該マトリクスが乗じられた差分符号ベクトルの各々の自己相関及び異なるベクト ルのすべての組み合わせの相互相関を計算して木構造上で順次加算及び減算する ことによって該線形予測合成フィルタ処理が施された符号ベクトルの自己相関R ccを計算し、符号ベクトルの各々について、相互相関Rxcの2乗を自己相関 Rccで除したRxc2/Rccを評価することを含み、前記段階c)は、最大 のRxc2/Rccの値を与える符号ベクトルを入力音声信号ベクトルとの距誰 が最小である符号ベクトルであると決定することを含む請求の範囲第8項に記載 の方法。 10.前記マトリクスが乗じられた差分符号ベクトルのパワーの増幅率を評価し 、 該評価されたパワーの増幅率の大きさの順に該マトリクスが乗じられた差分符号 ベクトルを並べ甘える段階をさらに具備し、前記段階b)において、該並べ替え た順序に従って木構造上の加算及び減算が行われる請求の範囲第9項に記載の方 法。 11.前記並べ替えられたベクトルの中から評価されたパワーの増幅率の大きさ の順に所定個数のベクトルを選択する段階をさらに含み、 前記段階b)において、該選択されたベクトルを対象として木構造上の加算及び 減算が行われる請求の範囲第10項に記載の方法。12.予め与えられた符号ベ クトルの中で入力音声信号ベクトルとの距離が最小である符号ベクトルに割り当 てられた可変ビット長の符号により該入力音声信号ベクトルを可変長符号化する 可変長音声符号化装置であって、 複数の差分符号ベクトルを格納する手段と、先頭から所望の符号ビット長に応じ た数の差分符号ベクトルを木構造上で順次加算及び減算することによって生成さ れるべき符号ベクトルと前記入力音声信号ベクトルとの距離を評価する手段と、 該評価された距離が最小である符号ベクトルを決定する手段と、該決定された符 号ベクトルに付されるべき所望符号ピット長の符号を決定する手段とを具備する 可変長音声符号化装置。 13.前記差分符号ベクトルの各々に線形予測合成フィルタのマトリクスを乗じ る手段をさらに具備し、 前記距離評価手段は、該マトリクスが乗じられた差分符号ベクトルを木構造上で 順次加算及び減算することによって生成されるべき線形予測合成フィルタ処理が 施された符号ベクトルと前記入力音声信号ベクトルとの距離を評価する請求の範 囲第12項記載の装置。14.前記距離評価手段は、前記マトリクスが乗じられ た差分符号ベクトルの各々と前記入力音声信号ベクトルとの相互相関を計算して 木構造上で順次加算及び減算することによって該入力音声信号ベクトルと前記線 形予測合成フィルタ処理が施された符号ベクトルとの相互相関Rxcを計算する 手段と、 該マトリクスが乗じられた差分符号ベクトルの各々の自己相関及び異なるベクト ルのすべての組み合わせの相互相関を計算して木構造上で順次加算及び減算する ことによって該線形予測合成フィルタ処理が施された符号ベクトルの自己相関R ccを計算する手段と、符号ベクトルの各々について、相互相関Rxcの2乗を 自己相関Rccで除したRxc2/Rccを評価する手段を含み、前記符号ベク トル決定手段は、最大のRxc2/Rccの値を与える符号ベクトルを入力音声 信号ベクトルとの距離が最小である符号ベクトルであると決定する手段を含む請 求の範囲第13項に記載の装置。 15.前記マトリクスが乗じられた差分符号ベクトルのパワーの増幅率を評価す る手段と、 該評価されたパワーの増幅率の大きさの順に該マトリクスが乗じられた差分符号 ベクトルを並べ替える手段をさらに具備し、前記距離評価手段は、該並べ替えた 順序に従って木構造上の加算及び減算を行う請求の範囲第14項に記載の装置。 16.前記並べ替えられたベクトルの中から評価されたパワーの増幅率の大きさ の順に所定個数のベクトルを選択する手段をさらに含み、 前記距離評価手段は、該選択されたベクトルを対象として木構造上の加算及び減 算を行う請求の範囲第15項に記載の装置。 16.前記符号ベクトルの各々にはその1ビットが欠落したら木構造上その親に 相当する符号ベクトルに対応するように符号が割り当てられる請求の範囲第7項 に記載の方法。 17.前記符号ベクトルの各々にはその1ビットが欠落したら木構造上その親に 相当する符号ベクトルに対応するように符号が割り当てられる請求の範囲第12 項に記載の装置。
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