JP7170471B2 - キャビネット - Google Patents
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Description
すなわち、本発明に係るキャビネットは、前後方向に移動可能とされた外引出と、前後方向に移動可能とされ、可動距離が前記外引出の可動距離よりも短い内引出と、前記内引出を前記外引出に連動させる連動機構と、を備え、該連動機構は、前記外引出及び前記内引出のいずれか一方に設けられたマグネット部と、前記外引出及び前記内引出の他方に設けられ、前記マグネット部に磁着可能とされた磁性体部と、前記マグネット部を、左右方向を向く軸線回りに回動させる回動部と、を有し、前記マグネット部は、下端部を前記磁性体部側に向けるように傾斜した姿勢が保持されていることを特徴とする。
外引出を引き出してマグネット部と磁性体部との磁着を引き離す際には、マグネット部と磁性体部とが面接触可能な状態から、マグネット部が左右方向を向く軸線回りに回動してマグネット部と磁性体部とが線接触する状態に移行してから引き離される。よって、マグネット部と磁性体部との接触面積が少ない状態から外引出を内引出から引き離すため、外引出を内引出から小さい力で引き離すことができる。
また、引き離されている外引出を内引出に近づけてマグネット部と磁性体部とを磁着させる際には、マグネット部と磁性体部とが線接触する状態となり、内引出が外引出に連動するようになる。さらに外引出を内引出に近づけると、マグネット部と磁性体部とが面接触可能な状態に移行する。よって、連動し始める(マグネット部が磁性体部に磁着し始める)段階では、マグネット部と磁性体部との接触面積が少ないため、マグネット部と磁性体部とが磁着する際に生じる音が小さい。
したがって、外引出を内引出から引き離す際に要する力を小さくすることができるとともに、外引出を内引出に連動させる際に生じる音を小さくすることができるため、内引出を外引出に作動性良く連動させることができる。
また、マグネット部の下端部が磁性体部側を向くように傾斜した姿勢が保持されているため、外引出が内引出から引き離される瞬間及び内引出を外引出に連動させる瞬間には、マグネット部と磁性体部と線接触した状態を確実に保持することができる。よって、内引出を外引出に、より一層作動性良く連動させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るキャビネットを示す斜視図である。
図1に示すように、キャビネット100は、キャビネット本体1と、外引出2と、内引出3と、内引出3を外引出2に連動させる連動機構4と、を備えている。なお、キャビネット100は、他にも複数の引出11等を備えていてもよい。本実施形態のキャビネット100は、例えばキッチンに設置されるものであるが、洗面所やリビング等に設置されるキャビネットであってもよい。
なお、本実施形態では、外引出2は、前板22と、側板23と、背板と、を有しているが、外引出2の形状は適宜設定可能である。
なお、本実施形態では、内引出3は、載置部31と、サイド部32と、を有しているが、内引出3の形状は適宜設定可能である。
連動機構4は、マグネットユニット4Aと、インナーキャップ(磁性体部)4Bと、を有している。マグネットユニット4Aは、外引出2の前板22の後面22bに、左右方向に離間して2箇所に設けられている(図1では、片方のマグネットユニット4Aのみ示している)。インナーキャップ4Bは、内引出3の各サイド部32の前端に設けられている。
図2に示すように、マグネットユニット4Aは、取付部材40と、回動部材50と、カバー部材60と、を有している。
回動部材50は、図3に実線で示す非収容姿勢50Aから、図3に二点鎖線で示す収容姿勢50Bまで回動可能とされている。
まず、外引出2及び内引出3を引き出す際の動作について説明する。
図4は、外引出2及び内引出3の引き出し動作を示す図であり、(a)外引出2及び内引出3がキャビネット本体1に収納された状態を示し、(b)外引出2が前方に引き出されて外引出2の前板22が前傾した状態を示し、(c)外引出2及び内引出3がともに引き出されて内引出3が外引出2から引き離される直前の状態を示し、(d)外引出2が内引出3から引き離されて単独で引き出された状態を示している。
図4(d)に示す状態から、使用者が、外引出2の前板22の把手を把持して後方に押し戻すと、外引出2のみが単独で後方に移動する。
また、引き離されている外引出2を内引出3に近づけて回動部材50とインナーキャップ4Bとを磁着させる際には、回動部材50の下端部50dとインナーキャップ4Bとが線接触する状態となり、内引出3が外引出2に連動するようになる。さらに外引出2を内引出3に近づけると、回動部材50とインナーキャップ4Bとが面接触可能な状態に移行する。よって、連動し始める(回動部材50がインナーキャップ4Bに磁着し始める)段階では、回動部材50とインナーキャップ4Bとの接触面積が少ないため、回動部材50とインナーキャップ4Bとが磁着する際に生じる音が小さい。
したがって、外引出2を内引出3から引き離す際に要する力を小さくすることができるとともに、外引出2を内引出3に連動させる際に生じる音を小さくすることができるため、内引出3を外引出2に作動性良く連動させることができる。
次に、本発明の変形例1に係るキャビネットについて、主に図5を用いて説明する。
下記に示す変形例の説明において、前述した部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5は、本発明の一実施形態の変形例1に係るキャビネットの外引出及び内引出の引き出し動作を示す図であり、(a)外引出及び内引出が収納された状態を示し、(b)外引出及び内引出がともに引き出されて内引出が外引出から引き離される直前の状態を示し、(c)外引出が内引出から引き離されて単独で引き出された状態を示している。
図5に示すように、本変形例では、外引出2Xの前板22は回動しない。
外引出2X及び内引出3を引き出す際の動作について説明する。
図5(a)に示すように、外引出2Xに設けられた回動部材50の前部50fが、取付部材40の収容空間40sに収容された収容姿勢50Bとされている。回動部材50の上側マグネット51及び下側マグネット52の両方の磁力により、回動部材50の後板部531とインナーキャップ4Bとが面接触可能な状態であり、内引出3が外引出2Xと連動可能な状態とされている。
図5(c)に示す状態から、使用者が、外引出2Xの前板22の把手を把持して後方に押し戻すと、外引出2Xのみが単独で後方に移動する。
また、引き離されている外引出2Xを内引出3に近づけて回動部材50とインナーキャップ4Bとを磁着させる際には、回動部材50の下端部50dとインナーキャップ4Bとが線接触する状態となり、内引出3が外引出2Xに連動するようになる。さらに外引出2Xを内引出3に近づけると、回動部材50とインナーキャップ4Bとが面接触可能な状態に移行する。よって、連動し始める(回動部材50がインナーキャップ4Bに磁着し始める)段階では、回動部材50とインナーキャップ4Bとの接触面積が少ないため、回動部材50とインナーキャップ4Bとが磁着する際に生じる音が小さい。
したがって、外引出2Xを内引出3から引き離す際に要する力を小さくすることができるとともに、外引出2Xを内引出3に連動させる際に生じる音を小さくすることができるため、内引出3を外引出2Xに作動性良く連動させることができる。
次に、本発明の変形例2に係るキャビネットについて、主に図6から図8を用いて説明する。
図6は、本発明の一実施形態の変形例2に係るキャビネットの外引出及び内引出の引き出し動作を示す図であり、(a)外引出及び内引出が収納された状態を示し、(b)外引出及び内引出がともに引き出されて内引出が外引出から引き離される直前の状態を示し、(c)外引出が内引出から引き離されて単独で引き出された状態を示している。図7は、本発明の一実施形態の変形例2に係るキャビネットのマグネット部及び回動部を示す斜視図である。図8は、本発明の一実施形態の変形例2に係るキャビネットのマグネット部及び回動部を示す図であり、左右方向から見た図である。
図7に示すように、マグネットユニット4Yは、取付部材40Yと、回動部材50Yと、を有している。
図6(a)に示すように、外引出2の前板22が収納姿勢2Aとされた状態では、外引出2に設けられたマグネットユニット4Yは、起立姿勢50Dとされている。この状態では、回動部材50Yのマグネット51Yの磁力により、回動部材50Yの環状に配置された突出部538(図7参照。以下同じ。)全体(環状をなす突出部538の上下方向にわたって)は内引出3に設けられたインナーキャップ4Bに磁着(面接触)していて、内引出3が外引出2と連動可能な状態とされている。
図6(c)に示す状態から、使用者が、外引出2の前板22の把手を把持して後方に押し戻すと、外引出2のみが単独で後方に移動する。
また、引き離されている外引出2を内引出3に近づけて回動部材50Yとインナーキャップ4Bとを磁着させる際には、回動部材50Yとインナーキャップ4Bとが線接触する状態となり、内引出3が外引出2に連動するようになる。さらに外引出2を内引出3に近づけると、回動部材50Yとインナーキャップ4Bとが面接触する状態に移行する。よって、連動し始める(回動部材50Yがインナーキャップ4Bに磁着し始める)段階では、回動部材50Yとインナーキャップ4Bとの接触面積が少ないため、回動部材50Yとインナーキャップ4Bとが磁着する際に生じる音が小さい。
したがって、外引出2を内引出3から引き離す際に要する力を小さくすることができるとともに、外引出2を内引出3に連動させる際に生じる音を小さくすることができるため、内引出3を外引出2に作動性良く連動させることができる。
次に、本発明の変形例3に係るキャビネットについて、主に図9を用いて説明する。
図9は、本発明の一実施形態の変形例3に係るキャビネットの連動機構の一部を示す斜視図である。
図9に示すように、本変形例の回動部材50Zでは、ケース部53Zの後板部531Zは、板状に形成され、上記の実施形態のようなマグネット用孔が形成されていない。なお、後板部531Zには、後述するマグネット51Zよりも小さい形状のマグネット用孔(不図示)が形成されていてもよい。
また、引き離されている外引出2を内引出3に近づけて回動部材50Zとインナーキャップ4Bとを磁着させる際には、回動部材50Zの下端部50dとインナーキャップ4Bとが線接触する状態となり、内引出3が外引出2に連動するようになる。さらに外引出2を内引出3に近づけると、回動部材50Zとインナーキャップ4Bとが面接触可能な状態に移行する。よって、連動し始める(回動部材50Zがインナーキャップ4Bに磁着し始める)段階では、回動部材50Zとインナーキャップ4Bとの接触面積が少ないため、回動部材50Zとインナーキャップ4Bとが磁着する際に生じる音が小さい。
したがって、外引出2を内引出3から引き離す際に要する力を小さくすることができるとともに、外引出2を内引出3に連動させる際に生じる音を小さくすることができるため、内引出3を外引出2に作動性良く連動させることができる。
2…外引出
3…内引出
4…連動機構
4A…マグネットユニット
4B…インナーキャップ(磁性体部)
22…前板
32…サイド部
40…取付部材
40s…収容空間
50…回動部材
50A…非収容姿勢
50B…収容姿勢
51…上側マグネット(マグネット部)
52…下側マグネット(マグネット部)
53…ケース部(回動部)
60…カバー部材
100…キャビネット
421h…支持孔
531…後板部
535…軸部
Claims (2)
- 前後方向に移動可能とされた外引出と、
前後方向に移動可能とされ、可動距離が前記外引出の可動距離よりも短い内引出と、
前記内引出を前記外引出に連動させる連動機構と、を備え、
該連動機構は、
前記外引出及び前記内引出のいずれか一方に設けられたマグネット部と、
前記外引出及び前記内引出の他方に設けられ、前記マグネット部に磁着可能とされた磁性体部と、
前記マグネット部を、左右方向を向く軸線回りに回動させる回動部と、を有し、
前記マグネット部は、下端部を前記磁性体部側に向けるように傾斜した姿勢が保持されていることを特徴とするキャビネット。 - 前記マグネット部は、前記外引出に設けられている請求項1に記載のキャビネット。
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