<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態に係る光電センサ1について説明する。第1の実施形態に係る光電センサ1は、回帰反射部材2と組み合わせて使用する回帰反射型光電センサである。図1は、第1の実施形態に係る光電センサ1の全体構成図である。
図1に示すように、光電センサ1は、投光手段21と、受光手段22と、判定手段23と、受光信号調整手段24と、感度パラメータ調整手段25と、記憶部28と、出力回路29と、インジケータ33とを備える。受光信号調整手段24は、操作部31と、第1調整部41とを有する。感度パラメータ調整手段25は、トリガ入力受付部32と、第2調整部42とを有する。図2は、投光手段21、受光手段22、第1調整部41、第2調整部42、判定手段23、及び、記憶部28の詳細構成図である。
投光手段21は、検出領域5内に存在する検出対象物6を検出するための検出光Aを発する。図1及び図2に示すように、投光手段21は、検出光Aを発する発光ダイオードなどの投光素子11と、投光素子11を駆動する投光回路12を含む。図2に示すように、投光回路12は、Voltage DAC(電圧出力デジタルアナログコンバータ)12aと、トランジスタ12bと、固定電源12c(電圧値:Vcc)と、抵抗12d、及び、グランド(GND)12eとを含む。図2では、投光素子11は、発光ダイオードである場合を図示している。投光素子11のアノードは、固定電源12cに接続されている。投光素子11のカソードは、トランジスタ12bのコレクタに接続されている。トランジスタ12bのベースには、Voltage DAC12aが接続されている。トランジスタ12bのエミッタには、過電流防止のための抵抗12dの一端が接続されている。抵抗12dの他端は、グランド12eに接続されている。すなわち、抵抗12dは接地されている。
Voltage DAC12aは、第1調整部41と第2調整部42とに接続している。Voltage DAC12aは、第1調整部41及び/または第2調整部42からの出力電圧信号を受信し、当該出力電圧信号に対応するHi電圧と0VのLo電圧から成るパルス電圧をトランジスタ12bのベースに出力する。このパルス電圧の周期は、製品仕様上定められた固定値であってもよい。あるいは、図示しない別途の調整手段によりパルス電圧の周期が変更可能であってもよい。Voltage DAC12aからHi電圧が印加されると、固定電源12cからトランジスタ12bのコレクタに向かって電流が流れて、投光素子11が発光する。当該Hi電圧が大きくなればなるほど、この電流の大きさが大きくなるので、投光素子11から出る光のパワーが大きくなる。
記憶部28は、このHi電圧の大きさと、投光素子11から出る光のパワー(投光パワー)との関係を記録した投光パワー・電圧値対応テーブルT3を記憶している。投光パワー・電圧値対応テーブルT3は、例えば、以下の3つの手順によって作成される。
(手順1)投光手段21を基板に組み付けた状態で、複数の異なる離散的な電圧をVoltage DAC12aに印加する。
(手順2)複数の異なる離散的な電圧の各々において、投光素子11が発する光を光度計や光検出器で測定する。
(手順3)当該測定結果から得られる投光パワーを、Voltage DAC12aに印加した電圧に対応して、投光パワー・電圧値対応テーブルT3に格納する。
後述する第1調整部41及び第2調整部42は、投光パワーを調整する場合、調整後の投光パワーを算出した後、投光パワー・電圧値対応テーブルT3を参照する。そして、第1調整部41及び第2調整部42は、調整後の投光パワーに対応する電圧値をVoltage DAC12aに出力させるための出力電圧信号をVoltage DAC12aに出力する。なお、当該調整後の投光パワーが、投光パワー・電圧値対応テーブルT3に格納されている投光パワーのいずれの値にも一致しないとき、第1調整部41及び第2調整部42は、投光パワー・電圧値対応テーブルT3に格納されている、当該調整後の投光パワーに近い値を抽出し、線形補間によって、当該調整後の投光パワーに対応する電圧値を算出してもよい。なお、第1調整部41及び第2調整部42による、投光パワーの算出方法は後述する。以上によって、検出光Aの投光強度(投光パワー)が調整される。
回帰反射部材2は、投光素子11に対向して配置され、投光素子11から出射された検出光Aは、回帰反射部材2で反射して戻り光Bとなる。戻り光Bは、検出領域5からの検出光Aに相当する。検出光Aは、例えば可視光であるが、回帰反射部材2によって回帰される光であればよく、その波長領域は特に限定されない。回帰反射部材2は、多数のコーナーキューブを含む。入射光は、回帰反射部材2内で反射した後、入射光と同じ方向に返される。
受光手段22は、戻り光Bを受ける。図1及び図2に示すように、受光手段22は、受光素子16と、受光回路17とを含む。受光素子16は、例えば、フォトダイオードであり、戻り光Bの受光量に応じて出力信号を変化させる。図2では、受光素子16は、フォトダイオードである場合を図示している。図2に示すように、受光回路17は、電流電圧変換回路17aと、可変ゲインアンプ17bと、A/D変換器17cと、固定電源17d(電圧値:Vcc)とを含む。なお、固定電源17dは、固定電源12cと共通であってもよい。受光素子16のアノードは、固定電源17dに接続されている。受光素子16のカソードは、電流電圧変換回路17aに接続されている。受光素子16は、受光した戻り光Bの強度に応じた光電流を電流電圧変換回路17aに出力する。電流電圧変換回路17aは、光電流の大きさに対応した電圧値を可変ゲインアンプ17bに出力する。可変ゲインアンプ17bは、第1調整部41と第2調整部42とに接続する。可変ゲインアンプ17bは、第1調整部41及び/または第2調整部42からのアンプ出力信号を受信する。第1調整部41と第2調整部のアンプ出力信号の決定方法については後述する。
可変ゲインアンプ17bは、アンプ出力信号に応じたゲインで電流電圧変換回路17aから出力される電圧を増幅し、増幅した電圧をA/D変換器17cに出力する。可変ゲインアンプ17bのゲインは、受光手段22における受光量のゲインに相当する。記憶部28は、アンプ出力信号と、可変ゲインアンプ17bのゲインとの関係を記録したゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT4を記憶している。ゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT4は、例えば、可変ゲインアンプ17bの製品仕様から、複数の離散的なゲインに対応するアンプ出力信号を求めることによって作成される。A/D変換器17cは、可変ゲインアンプ17bからの電圧値をデジタル値に変換し、第1調整部41、第2調整部42、及び、判定手段23とに出力する。第1調整部41、第2調整部42、及び、判定手段23は、A/D変換器17cからのデジタル値を、戻り光Bの受光信号値として受信する。
判定手段23は、受光信号値と、記憶部28にしきい値データD3として記憶されているしきい値とを比較し、検出対象物6の有無を判定する。具体的には、検出対象物6が検出領域5内に存在しない場合、受光信号値はしきい値を上回っている。しかし、検出対象物6が検出領域5内に存在すると、戻り光Bの受光量が減少するため、受光信号値が低下する。判定手段23は、受光信号値がしきい値より小さくなると、検出対象物6が検出領域5内に存在すると判定する。判定手段23が利用するしきい値は、後述する記憶部28に記憶されている。また、判定手段23による判定結果は、インジケータ33に、インジケータON/OFF信号として出力される。出力回路29は、判定手段23による判定結果を、光電センサ1のコントローラやPCなどの外部機器に出力する。
操作部31は、作業者によって操作可能範囲内で位置が操作される。図3は、検出光Aと戻り光Bとの投受光部分10の斜め前方から見た光電センサ1の外観斜視図である。図4は、光電センサ1の操作パネル30の拡大図である。図3を参照すると、操作パネル30は、光電センサ1の上面に設けられている。操作部31は、操作部材31eを含む。操作部材31eは、操作パネル30中央付近に設けられる。操作部材31eは、プラスドライバーが挿入可能なプラス(+)状の孔31fを有するドーム(dome)状の回転可能な部材である。図4に示すように、操作部材31eは、へこみによって形成された指標部31gを有し、指標部31gが、目盛り31hのどこを指しているかによって、作業者は、おおよその位置を把握することができる。なお、図4に示された指標部31gの表示方法はあくまでも一例であって、具体的な設定範囲が別の方法で表示されていてもよい。
図2に示すように、操作部31は、可変抵抗31a、A/D変換器31b、固定電源31c(電圧値:Vcc)、及びグランド(GND)31dとをさらに含む。固定電源31cは、固定電源12c、17dと共通化されてもよい。また、グランド31dは、グランド12eと共通化されてもよい。操作部材31eが回転すると、その回転量に応じて、図2に示す可変抵抗31aが変化する。可変抵抗31aは、固定電源31cとグランド31dとに接続され、可変抵抗31aの抵抗値が変わることによって変化する電圧値は、A/D変換器31bに出力される。A/D変換器31bは、可変抵抗31aが出力する電圧値をデジタル値に変換する。A/D変換器31bは、このデジタル値を第1調整部41に出力する。
操作部31では、作業者による感度パラメータの微調整が可能となるように、感度パラメータの調整範囲が予め定められている。ここで、操作部31の可動範囲を操作可能範囲と呼ぶ。図4の例では、図示されている「OFF」の位置から「3」の位置までの範囲が操作可能範囲である。なお、本実施形態では、操作部31が操作されることによって所定の調整範囲内で調整される感度パラメータのことを第2感度パラメータと呼ぶこととする。第2感度パラメータとは、投光手段21から発せられる検出光Aの投光強度(投光パワー)及び、受光手段22における受光量のゲイン(受光ゲイン)の少なくとも一方の感度パラメータである。
記憶部28は、図2を参照すると、上述するしきい値データD3、投光パワー・電圧値対応テーブルT3、及び、ゲイン・アンプ出力対応テーブルT4以外に、投光パワーデータD1、ゲインデータD2、範囲データD4、及びA/D出力・投光パワー対応テーブルT1とA/D出力・ゲイン対応テーブルT2とを記憶する。投光パワーデータD1は、感度パラメータの1つである投光パワーに関するデータであって、具体的には、Voltage DAC12aのHi電圧である。ゲインデータD2は、感度パラメータの1つである可変ゲインアンプ17bのゲイン(受光ゲイン)のデータである。範囲データD4とA/D出力・投光パワー対応テーブルT1とA/D出力・ゲイン対応テーブルT2とについては後述する。記憶部28は、ROM、RAMなどのメモリ、または、ハードディスク等によって実現される。記憶部28は、投光パワーデータD1、ゲインデータD2、及び、しきい値データD3として、投光パワー、受光ゲイン、及び、しきい値の初期値を予め記憶している。後述する第1調整部41及び第2調整部42によって、記憶されていたしきい値や感度パラメータの初期値が参照され、書き換えられる。
第1調整部41は、A/D変換器31bからのデジタル値を取得し、第2感度パラメータを調整する。具体的には、投光パワーを調整する場合、第1調整部41は、記憶部28に記憶されているA/D出力・投光パワー対応テーブルT1を参照する。A/D出力・投光パワー対応テーブルT1には、A/D変換器31bからのデジタル値と、投光パワーとの関係が記憶されている。第1調整部41は、A/D変換器31bからのデジタル値を取得し、取得したデジタル値に対応する投光パワーをA/D出力・投光パワー対応テーブルT1から求める。そして、第1調整部41は、投光パワー・電圧値対応テーブルT3を参照して、求めた投光パワーに対応する電圧値をVoltage DAC12aに出力させるための出力電圧信号をVoltage DAC12aに出力する。なお、当該求めた投光パワーが、投光パワー・電圧値対応テーブルT3に格納されている投光パワーのいずれの値にも一致しないとき、第1調整部41は、投光パワー・電圧値対応テーブルT3に格納されている、当該調整後の投光パワーに近い値を抽出し、線形補間によって、当該調整後の投光パワーに対応する電圧値を算出してもよい。ここで、A/D出力・投光パワー対応テーブルT1において、操作部材31eが操作可能範囲の一端(「OFF」の位置)に位置するときの最小デジタル値(操作部材31eの位置と出力されるデジタル値との関係は後述)に対応する投光パワーを最大投光パワーとする。そして、操作部材31eが操作可能範囲の他端(「3」の位置)に位置するときの最大デジタル値に対応する投光パワーを最小投光パワーとする。このとき、最小投光パワーに対する最大投光パワーの倍率が2.6倍以内となるように、A/D出力・投光パワー対応テーブルT1には、A/D変換器31bからのデジタル値と、投光パワーとの値との関係が定義されている。
A/D出力・投光パワー対応テーブルT1は、例えば、以下の3つの手順によって作成される。
(手順1)操作部材31eを目盛り31hの一端(例えば、"OFF"の位置)に向けたときにA/D変換器31bが出力する第1デジタル値deg1を測定し、第1デジタル値deg1に対応する投光パワーを最大投光パワーmaxPとする。最大投光パワーmaxPは、例えば、光電センサ1の検出対象物に合わせて製造業者が経験的に定めることができる。
(手順2)操作部材31eを目盛り31hの他端(例えば、"3"の位置)に向けたときにA/D変換器31bが出力する第2デジタル値deg2を測定し、第2デジタル値deg2に対応する投光パワーを最小投光パワーminPとする。最小投光パワーminPは、例えば、投光素子11の製品仕様から最大値を設定することができる。
(手順3)第1デジタル値deg1と第2デジタル値deg2との間の第3デジタル値deg3の投光パワーPは、線形補間によって定める。つまり、(deg3 - deg1):(deg2−deg3)=(P−minP):(maxP−P)が成り立つようにPを定める。
また、第1調整部41は、受光ゲインを調整する場合、記憶部28に記憶されているA/D出力・ゲイン対応テーブルT2を参照する。A/D出力・ゲイン対応テーブルT2には、A/D変換器31bからのデジタル値と、可変ゲインアンプ17bのゲイン値との関係が記憶されている。
A/D出力・ゲイン対応テーブルT2は、例えば、以下の3つの手順によって作成される。
(手順1)操作部材31eを目盛り31hの一端(例えば、"OFF"の位置)に向けたときにA/D変換器31bが出力する第1デジタル値deg1を測定し、第1デジタル値deg1に対応する受光ゲインを最小ゲインminGとする。最小ゲインminGは、例えば、光電センサ1の検出対象物に合わせて製造業者が経験的に定めることができる。
(手順2)操作部材31eを目盛り31hの他端(例えば、"3"の位置)に向けたときにA/D変換器31bが出力する第2デジタル値deg2を測定し、第2デジタル値deg2に対応するゲインを最大ゲインmaxGとする。最大ゲインmaxGは、例えば、可変ゲインアンプ17bの製品仕様から最大値を設定することができる。
(手順3)第1デジタル値deg1と第2デジタル値deg2との間の第3デジタル値deg3の受光ゲインGは、線形補間によって定める。つまり、(deg3 - deg1):(deg2−deg3)=(G−minG):(maxG−G)が成り立つようにGを定める。
第1調整部41は、A/D変換器31bからのデジタル値を取得し、取得したデジタル値に対応する受光ゲインをA/D出力・ゲイン対応テーブルT2から求める。そして、第1調整部41は、ゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT4を参照して、求めたゲインを可変ゲインアンプ17bに設定させるためのアンプ出力信号を可変ゲインアンプ17bに出力する。なお、当該求めたゲインが、ゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT4に格納されているゲインのいずれの値にも一致しないとき、第1調整部41は、ゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT4に格納されている、当該求めたゲインに近い値を抽出し、線形補間によって、当該求めたゲインに対応するアンプ出力信号を算出してもよい。ここで、A/D出力・ゲイン対応テーブルT2において、操作部材31eが操作可能範囲の一端に位置するときの最小デジタル値に対応するゲイン値を最大ゲインとする。そして、操作部材31eが操作可能範囲の他端に位置するときの最大デジタル値に対応するゲイン値を最小ゲインとする。このとき、最小ゲインに対する最大ゲインの倍率が2.6倍以内となるように、A/D出力・ゲイン対応テーブルT2には、A/D変換器31bからのデジタル値と、可変ゲインアンプ17bのゲイン値との関係が定義されている。これによって、第1調整部41は、操作部31が操作可能範囲の一端から他端への操作により、受光信号値の最小値に対する最大値の倍率が2.6倍以内の範囲になるように第2感度パラメータを調整することができる。
トリガ入力受付部32は、感度パラメータ調整手段25による調整を開始するときに、作業者によって押下されるボタンである。図12は、トリガ入力受付部32、インジケータ33、判定手段23、及び、第2調整部42の詳細構成図である。図5に示すように、調整ボタン32は、所謂タクトスイッチに相当する。調整ボタン23が作業者により押されると、例えば、電源電圧Vccの信号が第2調整部42に出力される。第2調整部42は、電源電圧Vccの信号が入力されることで、トリガ入力がされたことを判定することができる。図4に示すように、トリガ入力受付部32は、操作部材31eよりも投受光部分10から遠い位置に配置されている。トリガ入力受付部32は、後述する第2調整部42による感度パラメータ調整動作を実行するためのトリガ入力を受け付ける。すなわち、感度パラメータ調整手段25は、トリガ入力受付部32によりトリガ入力を受け付けると、第2調整部42による感度パラメータ調整動作を実行する。トリガ入力受付部32は、検出対象物6が検出領域5にない状態において、操作部材31eが所定の位置(例えば、「OFF」の位置)に設定されてから、押下される。以降の説明では、トリガ入力受付部32によるトリガ入力がされる際に操作部材31eが設定されている位置のことを、初期位置と呼ぶこととする。
第2調整部42は、トリガ入力受付部32がトリガ入力を受け付けると、投光パワーと受光ゲインとしきい値とのうちの少なくともいずれかを調整する。第2調整部は、例えば、トリガ入力受付部32から固定電源の電圧が伝達されることで、トリガ入力受付部32がトリガ入力を受け付けたことを検知することができる。ここで、第2調整部42が調整する感度パラメータを第1感度パラメータと呼ぶ。
この場合、第2調整部42は、以下の(1)(2)の条件を満たすように、第1感度パラメータを調整する。
(1)操作部31の操作による最小受光信号値と、操作部31の操作による最大受光信号値との間にしきい値が存在する。
(2)第1調整部41の調整範囲が受光信号値に対するしきい値の比率で示して50%から130%までの間に含まれる範囲となる。
なお、上述する(2)において、50%から130%までの間に含まれる範囲としたのは、50%乃至130%の範囲を設定範囲とすれば、透明体検出のための調整が可能であることを本発明者らが見出したためである。さらに、第1調整部41の調整範囲を70%から110%までの範囲とするのが、作業者による微調整が容易となるため、より好ましい。ここで、上述する50%から130%までの間に含まれる範囲等を定義するデータは、範囲データD4として記憶部28に記憶される。範囲データD4は、下限値K1(%)と上限値K2(%)とを含む。範囲データD4は、予め決められた値として記憶部28に記憶されている。範囲データD4は第2調整部42によって参照される。
第2調整部42は、上述する(1)(2)の条件を満たすように、調整後の受光信号値を求める。そして、第2調整部42は、トリガ入力が受け付けられた後に受光した受光信号値と調整後の受光信号値とを比較して、調整後の第1感度パラメータを求める。
第1感度パラメータが検出光Aの投光強度(投光パワー)である場合、第2調整部42は、しきい値データD3として記憶部28に記憶されたしきい値Vthを取得する。そして、第2調整部42は、第2感度パラメータが受光ゲインであるとき、以下の[条件A][条件B]が成り立つように、投光パワーを定める。
[条件A]A/D出力・ゲイン対応テーブルT2のうち、操作部31の操作による最小受光信号値Vmin(最大デジタル値Dmaxに対応するゲインGminを可変ゲインアンプ17bが設定した際の受光信号値Vmin)に対する当該取得したしきい値Vthの比率(Vth/Vmin)が、K2(%)となる。
[条件B]A/D出力・ゲイン対応テーブルT2のうち、操作部31の操作による最大受光信号値Vmax(最小デジタル値Dminに対応するゲインGmaxを可変ゲインアンプ17bが設定した際の受光信号値Vmax)に対する当該取得したしきい値Vthの比率(Vth/Vmax)がK1(%)となる。
上述するDmax、Gmin、Dmin、Gmaxは、A/D出力・ゲイン対応テーブルT2に記憶されている。トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最小受光信号値Vmin_currentは、以下のように導出される。まず、第2調整部42は、トリガ入力が受け付けられた後に受光した受光信号Vcurrentと、その際のA/D変換器31bが出力するデジタル値Dcurrentを取得する。つぎに、第2調整部42は、A/D出力・ゲイン対応テーブルT2を参照し、デジタル値Dcurrentに対応するゲインGcurrentを取得する。Vmin_currentは、GminとGcurrentとVcurrentとから(式1)により算出される。
Vmin_current = Vcurrent * Gmin / Gcurrent (式1)
トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最大受光信号値Vmax_currentも、GmaxとGcurrentとVcurrentとから(式2)により算出される。
Vmax_current = Vcurrent * Gmax / Gcurrent (式2)
ここで、(Vth/Vmin_current)がK2より大きい場合、[条件A]を満たすための、Vth*100/K2となる目標受光信号値をVtarget1とする。このとき、第2調整部42は、A/D出力・投光パワー対応テーブルT1を参照し、Dcurrentに対応する投光パワーPcurrentを取得する。第2調整部42が調整すべき目標投光パワーPtarget1は以下の(式3−1)のように設定できる。
Ptarget1 = Pcurrent * Vtarget1 / Vmin_current (式3−1)
(Vth/Vmax_current)がK1より小さい場合、[条件B]を満たすための、Vth*100/K1となる目標受光信号値をVtarget2とする。このとき、第2調整部42は、A/D出力・投光パワー対応テーブルT1を参照し、Dcurrentに対応する投光パワーPcurrentを取得する。第2調整部42が調整すべき目標投光パワーPtarget2は以下の(式3−2)のように設定できる。
Ptarget2 = Pcurrent * Vtarget2 / Vmax_current (式3−2)
第2調整部42は、目標投光パワーPtarget1またはPtarget2を定めると、目標投光パワーPtarget1またはPtarget2に対応するVoltage DAC12aのHi電圧の値を、投光パワー・電圧値対応テーブルT3を参照することによって求める。そして、第2調整部42は、求めたHi電圧の値に対応する出力電圧信号を、Voltage DAC12aに出力する。なお、当該求めた目標投光パワーPtarget1またはPtarget2が、投光パワー・電圧値対応テーブルT3に格納されている投光パワーのいずれの値にも一致しないとき、第2調整部42は、投光パワー・電圧値対応テーブルT3に格納されている、当該求めた目標投光パワーに近い値を抽出し、線形補間によって、当該目標投光パワーに対応するHi電圧の値を算出してもよい。さらに、第2調整部42は、記憶部28に記憶された投光パワーデータD1を当該求めたHi電圧の値に書き換える。投光回路12は、第2調整部42から出力された出力電圧信号に基づいて、投光素子11を流れる電流値を変更する。なお、このとき、最小投光パワーに対する最大投光パワーの倍率が2.6倍以内となるように、A/D出力・投光パワー対応テーブルT1が定められているため、目標投光パワーPtarget1またはPtarget2のいずれかに合わせることによって、[条件A]と[条件B]が共に満たされることとなる。
さらに、第1感度パラメータ及び第2感度パラメータがともに投光パワーである場合、第2調整部42は、しきい値データD3として記憶部28に記憶されたしきい値を取得する。そして、第2調整部42は、以下の[条件C][条件D]が成り立つように、A/D出力・投光パワー対応テーブルT1を書き換える。
[条件C]A/D出力・投光パワー対応テーブルT1のうち、操作部31の操作による最小受光信号値Vmin(最大デジタル値Dmaxに対応する最小投光パワーPminによって投光素子11が投光した際の受光信号値Vmin)に対する当該取得したしきい値Vthの比率(Vth/Vmin)が、K2(%)となる。
[条件D]A/D出力・投光パワー対応テーブルT1のうち、操作部31の操作による最大受光信号値Vmax(最小デジタル値Dminに対応する最大投光パワーPmaxによって投光素子11が投光した際の受光信号値Vmax)に対する当該取得したしきい値Vthの比率(Vth/Vmax)が、K1(%)となる。
上述するDmax、Pmin、Dmin、Pmaxは、A/D出力・投光パワー対応テーブルT1に記憶されている。トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最小受光信号値Vmin_currentは、以下のように導出される。まず、第2調整部42は、トリガ入力が受け付けられた後に受光した受光信号Vcurrentと、その際のA/D変換器31bが出力するデジタル値Dcurrentを取得する。つぎに、第2調整部42は、A/D出力・投光パワー対応テーブルT1を参照し、デジタル値Dcurrentに対応する投光パワーPcurrentを取得する。Vmin_currentは、PminとPcurrentとVcurrentとから(式4)により算出される。
Vmin_current = Vcurrent * Pmin / Pcurrent (式4)
トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最大受光信号値Vmax_currentも、PmaxとPcurrentとVcurrentとから(式5)により算出される。
Vmax_current = Vcurrent * Pmax / Pcurrent (式5)
ここで、(Vth/Vmin_current)がK2(%)より大きい場合、[条件C]を満たすための、Vth*100/K2となる目標受光信号値をVtarget1とする。(Vth/Vmax_current)がK1より小さい場合、[条件D]を満たすための、Vth*100/K1となる目標受光信号値をVtarget2とする。このとき、第2調整部42は、A/D出力・投光パワー対応テーブルT1を参照し、Dcurrentに対応する投光パワーPcurrentを取得する。第2調整部42が調整すべき目標投光パワーPtarget1、Ptarget2は上述の(式3−1)(式3−2)のように算出できる。
第2調整部42は、A/D出力・投光パワー対応テーブルT1の各デジタル値に対応する投光パワーの値をPtarget1/Pcurrent倍、またはPtarget2/Pcurrent倍となるように書き換える。その後、第2調整部42は、A/D変換器31bが出力するデジタル値を読み込む。第2調整部42は、書き換えたA/D出力・投光パワー対応テーブルT1を参照して、調整後の投光パワーを求める。そして、第2調整部42は、求めた調整後の投光パワーに対応するVoltage DAC12aのHi電圧の値を、投光パワー・電圧値対応テーブルT3を参照することによって求める。そして、第2調整部42は、求めたHi電圧の値に対応する出力電圧信号を、Voltage DAC12aに出力する。なお、当該調整後の投光パワーが、投光パワー・電圧値対応テーブルT3に格納されている投光パワーのいずれの値にも一致しないとき、感度パラメータ調整手段25は、投光パワー・電圧値対応テーブルT3に格納されている、当該調整後の投光パワーに近い値を抽出し、線形補間によって、当該調整後の投光パワーに対応する電圧値を算出してもよい。さらに、第2調整部42は、記憶部28に記憶された投光パワーデータD1を当該求めたHi電圧の値に書き換える。投光回路12は、第2調整部42から出力された出力電圧信号に基づいて、投光素子11を流れる電流値を変更する。
第1感度パラメータが受光手段22における受光量のゲインである場合、第2調整部42は、しきい値データD3として記憶部28に記憶されたしきい値を取得する。そして、第2調整部42は、第2感度パラメータが投光パワーであるとき、上述する[条件C][条件D]が成り立つように、受光量のゲインを定める。ゲインを求める際には、まず、第2調整部42は、(式4)(式5)にて、トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最小受光信号値Vmin_currentと、トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最大受光信号値Vmax_currentとを算出する。ここで、(Vth/Vmin_current)がK2より大きい場合、[条件C]を満たすための、Vth*100/K2となる目標受光信号値をVtarget1とする。このとき、第2調整部42は、A/D出力・ゲイン対応テーブルT1を参照し、Dcurrentに対応するゲインGcurrentを取得する。第2調整部42が調整すべき目標ゲインGtarget1は下記の(式6−1)のように算出できる。
Gtarget1 = Gcurrent * Vtarget1 / Vmin_current (式6−1)
ここで、(Vth/Vmax_current)がK1より小さい場合、[条件D]を満たすための、Vth*100/K1となる目標受光信号値をVtarget2とする。このとき、第2調整部42は、A/D出力・ゲイン対応テーブルT1を参照し、Dcurrentに対応するゲインGcurrentを取得する。第2調整部42が調整すべき目標ゲインGtarget2は下記の(式6−2)のように算出できる。
Gtarget2 = Gcurrent * Vtarget2 / Vmax_current (式6−2)
第2調整部42は、算出された目標ゲインGtarget1またはGtarget2の値に対応するアンプ出力信号を、ゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT3を参照して求め、求めたアンプ出力信号を、可変ゲインアンプ17bに出力する。さらに、第2調整部42は、記憶部28に記憶されたゲインデータD2を、目標ゲインGtarget1またはGtarget2に書き換える。受光回路17は、第2調整部42から出力されたアンプ出力信号に基づいて、受光素子16からの出力信号の増幅率を変化させることによって、受光量のゲインを変更する。ここで、最小ゲインに対する最大ゲインの倍率が2.6倍以内となるように、A/D出力・ゲイン対応テーブルT2が定められているので、算出された目標ゲインGtarget1またはGtarget2のいずれかに合わせることによって、[条件C]と[条件D]とが共に満たされることとなる。
さらに、第1感度パラメータ及び第2感度パラメータが受光ゲインであるとき、第2調整部42は、しきい値データD3として記憶部28に記憶されたしきい値を取得する。そして、第2調整部42は、上述する[条件A][条件B]が成り立つように、A/D出力・ゲイン対応テーブルT2を書き換える。具体的には、第2調整部42は、(式1)と(式2)から、トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最小受光信号値Vmin_currentと、トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最大受光信号値Vmax_currentを導出する。
ここで、(Vth/Vmin_current)がK2より大きい場合、[条件A]を満たすための、Vth*100/K2となる目標受光信号値をVtarget1とする。このとき、第2調整部42は、A/D出力・ゲイン対応テーブルT2を参照し、Dcurrentに対応するゲインGcurrentを取得する。第2調整部42が調整すべき目標ゲインGtarget1は以下の(式7−1)のように設定できる。
Gtarget1 = Gcurrent * Vtarget1 / Vmin_current (式7−1)
(Vth/Vmax_current)がK1より小さい場合、[条件B]を満たすための、Vth*100/K1となる目標受光信号値をVtarget2とする。このとき、第2調整部42は、A/D出力・ゲイン対応テーブルT2を参照し、Dcurrentに対応するゲインGcurrentを取得する。第2調整部42が調整すべき目標ゲインGtarget2は以下の(式7−2)のように設定できる。
Gtarget2 = Gcurrent * Vtarget2 / Vmax_current (式7−2)
第2調整部42は、A/D出力・ゲイン対応テーブルT2の各デジタル値に対応する投光パワーの値をGtarget1/Gcurrent倍、またはGtarget2/Gcurrent倍となるように書き換える。その後、第2調整部42は、A/D変換器31bが出力するデジタル値を読み込む。第2調整部42は、書き換えたA/D出力・ゲイン対応テーブルT2を参照して、調整後の受光ゲインを求める。そして、第2調整部42は、求めた調整後の受光ゲインに対応するアンプ出力信号の値を、ゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT4を参照することによって求める。そして、第2調整部42は、求めたアンプ出力信号を、可変ゲインアンプ17bに出力する。なお、当該求めた受光ゲインが、ゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT4に格納されているゲインのいずれの値にも一致しないとき、第2調整部42は、ゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT4に格納されている、当該求めたゲインに近い値を抽出し、線形補間によって、当該求めたゲインに対応するアンプ出力信号を算出してもよい。さらに、第2調整部42は、記憶部28に記憶されたゲインデータD2を当該求めた調整後の受光ゲインの値に書き換える。可変ゲインアンプ17は、第2調整部42から出力されたアンプ出力信号に基づいて、受光素子16からの出力信号の増幅率を変化させることによって、受光量のゲインを変更する。
第1感度パラメータがしきい値である場合、第2調整部42は、調整後のしきい値を定め、記憶部28に記憶されているしきい値データD3を、当該調整後のしきい値に書き換える。第2感度パラメータが投光パワーであるとき、第2調整部42は、上述する[条件C][条件D]が成り立つように、しきい値データD3を書き換える。具体的には、第2調整部42は、(式4)(式5)により、トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最小受光信号値Vmin_currentと、トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最大受光信号値Vmax_currentを求める。つぎに、トリガ入力が受け付けられたときのしきい値をVth_currentとすると、Vth_current/Vmin_currentがK2(%)より大きい場合、Vmin_current*K2/100以下の値を目標しきい値Vth_targetと定める。また、Vth_current/Vmax_currentがK1(%)より小さい場合、Vmax_current*K1/100以上の値を目標しきい値Vth_targetと定める。第2調整部42は、目標しきい値Vth_targetを定めると、しきい値データD3を目標しきい値Vth_targetに書き換える。
第2感度パラメータが受光ゲインである場合、第2調整部42は、上述する[条件A][条件B]が成り立つように、しきい値データD3を書き換える。具体的には、第2調整部42は、(式1)(式2)により、トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最小受光信号値Vmin_currentと、トリガ入力が受け付けられたときの、操作部31の操作による最大受光信号値Vmax_currentを求める。つぎに、トリガ入力が受け付けられたときのしきい値をVth_currentとすると、Vth_current/Vmin_currentがK2(%)より大きい場合、Vmin_current*K2/100以下の値を目標しきい値Vth_targetと定める。また、Vth_current/Vmax_currentがK1(%)より小さい場合、Vmax_current*K1/100以上の値を目標しきい値Vth_targetと定める。第2調整部42は、目標しきい値Vth_targetを定めると、しきい値データD3を目標しきい値Vth_targetに書き換える。
図12に示すように、インジケータ33は、動作表示灯33a、トランジスタ33b、固定電源33c、抵抗33d、及びグランド33eを含む。固定電源33cは、固定電源12c、17d、31cと共通化されてもよい。また、グランド33eは、グランド12e、31dと共通化されてもよい。図12に示すように、動作表示灯33aは、例えば、発光ダイオードである。動作表示灯33aのアノードは、固定電源33cに接続されている。動作表示灯33aのカソードは、トランジスタ33bのコレクタに接続されている。トランジスタ33bのベースには、判定手段23が接続されている。トランジスタ33bのエミッタには、過電流防止のための抵抗33dの一端が接続されている。抵抗33dの他端は、グランド33eに接続されている。すなわち、抵抗33dの他端は接地されている。判定手段23は、受光信号値がしきい値以上であると判定するか、もしくは、受光信号値がしきい値以下である判定するかのいずれか一方においてインジケータをONする信号であるインジケータON信号をトランジスタ33bのベースに出力する。また、判定手段23は、受光信号値がしきい値以上であると判定するか、もしくは、受光信号値がしきい値以下である判定するかの他方においてインジケータをOFFする信号であるインジケータOFF信号をトランジスタ33bのベースに出力する。例えば、インジケータON信号が電源電圧Vccの大きさの電圧であって、当該電圧がトランジスタのベースに印加されることによって、動作表示灯33aが点灯する。そして、インジケータOFF信号は、例えば、0Vの大きさの電圧であって、当該電圧がトランジスタのベースに印加されることによって、動作表示灯33aの発光が止まる。インジケータ33は、検出光Aの進行方向に向けて突出する山型の部材である。図4に示すように、インジケータ33は、操作部31よりも投受光部分10に近い位置に配置されている。操作部31とトリガ入力受付部32とインジケータ33は上述のような位置関係にあり、且つ、通常、作業者は投受光部分10の前以外の位置に立って調整作業を行うので、作業者がトリガ入力受付部32を押下する際に、インジケータ33が作業者の手に隠れにくくなっている。
作業者は、第1及び第2感度パラメータを設定した後、検出対象物6がある場合とない場合との一方において動作表示灯が点灯し、他方において動作表示灯が消灯していることを確認する。これによって、作業者は、操作部31によって設定した第2感度パラメータが適切な値であるか判断することができる。
つぎに、第1の実施形態に係る光電センサ1の感度調整動作の詳細について説明する。図5は、本実施形態に係る光電センサ1の感度調整動作のフローチャートである。まず、作業者は、検出対象物6が検出領域5にない状態において、トリガ入力受付部32を押下する。このとき、操作部材31eは初期位置に設定されている。第2調整部42は、トリガ入力受付部32が押下されたか否か判定する(ステップS1)。トリガ入力受付部32が押下されていない場合(ステップS1でNo)、トリガ入力受付部32が押下されるまで待つ(ステップS1に戻る)。
トリガ入力が受け付けられると(ステップS1でYes)、投光手段21は、予め記憶部18に記憶されている投光パワーデータD1に基づいて、検出光Aを発する(ステップS2)。そして、受光手段22は、戻り光Bを受ける。そして、受光手段22は、予め記憶部18に記憶されているゲインデータD2に基づいて、受光信号値Vcapを出力する(ステップS3)。
つぎに、ステップS4において、感度パラメータ調整手段25(第2調整部42)は、受光信号値Vcapを利用して第1感度パラメータを調整する。上述するように、ここで調整される第1感度パラメータとは、検出光Aの投光強度(投光パワー)、受光手段22における受光量のゲイン(受光ゲイン)、及びしきい値Vthのうちの1つである。第1感度パラメータの調整方法は、上述した通りである。
ステップS4の終了後、受光信号調整手段24(第1調整部41)は、作業者が操作部24を操作したか否かを検出する(図5BのステップS5)。具体的には、第1調整部41は、一定周期で、A/D変換器31bに入力される電圧値に係るデジタル値を読み込んで、可変抵抗31aの抵抗値が変化しているか否かを検出する。これによって、第1調整部41は、トリガ入力受付部32が押下される際の初期位置(図4の例では、「OFF」の位置)から操作部31の位置が変化したかを検出する。
操作部24が操作された場合(ステップS5でYes)、第1調整部41は、操作部24の操作量を読み込む。そして、第1調整部41は、操作部24の操作量に応じて、第2感度パラメータを調整する(ステップS6)。第2感度パラメータの調整方法においても上述の通りである。
なお、第1調整部41は、投光パワーと受光ゲインを組みあわせて処理することもできる。また、第2調整部42は、投光パワーと受光ゲインとしきい値とを組みあわせて処理することもできる。例えば、第1調整部41は、目標とする受光信号値Vtargetに最も近くなる投光パワーとするHi電圧値を、投光パワー・電圧値参照テーブルT3を参照して求め、まず、投光パワーを調整してもよい。つぎに、第1調整部41は、受光ゲインを利用して微調整することによって、目標とする受光信号値Vtargetを得るようにしてもよい。ステップS6の処理が終了すると、ステップS5に戻る。そして、ステップS5とS6の処理を繰り返す。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、操作部24によってしきい値Vth以外の感度パラメータが調整される場合について説明した。第2の実施形態に係る光電センサ1aは、操作部24によってしきい値Vthを調整する。図6は、第2の実施形態に係る光電センサ1aの全体構成図である。図6に示すように、光電センサ1aは、投光手段21と、受光手段22と、判定手段23と、感度パラメータ調整手段25aと、しきい値調整手段26と、記憶部28と、出力回路29と、インジケータ33とを備える。感度パラメータ調整手段25aは、トリガ入力受付部32と、第3調整部42とを有する。しきい値調整手段26は、操作部31と、第4調整部44とを有する。図7は、第2の実施形態に係る投光手段21、受光手段22、第3調整部43、第4調整部44、判定手段23、及び、記憶部28の詳細構成図である。図6、図7では、第1の実施形態に係る光電センサ1と共通の構成は、第1の実施形態と同じ符号を付しており、詳細な説明を省略する。
記憶部28aは、第1の実施形態の記憶部28と比べて、A/D出力・投光パワー対応テーブルT1と、A/D出力・ゲイン対応テーブルT2とを有さず、A/D範囲データD5をさらに記憶している。A/D範囲データD5は、A/D変換器17cの最大値Vdegmaxのデータと最小値Vdegminのデータを含んでいる。A/D範囲データD5は、予め定められ、記憶部28aに記憶される。A/D範囲データD5は、第3調整部43によって参照される。
トリガ入力受付部32は、感度パラメータ調整手段25aによる調整を開始するときに、作業者によって押下されるボタンである。トリガ入力受付部32は、後述する第3調整部43による感度パラメータ調整動作を実行するためのトリガ入力を受け付ける。すなわち、感度パラメータ調整手段25aは、トリガ入力受付部32によりトリガ入力を受け付けると、第3調整部43による感度パラメータ調整動作を実行する。トリガ入力受付部32は、検出対象物6が検出領域5にない状態において、操作部31が所定の位置(例えば、「OFF」の位置)に設定されてから、押下される。
第3調整部43は、トリガ入力受付部32がトリガ入力を受け付けると、検出対象物6が検出領域5にない状態において、受光信号値が所定の基準信号値となるように、投光パワーまたは受光ゲインを調整する。この基準信号値は、受光手段22における増幅及びA/D変換が飽和することなく、受光信号値が受光量に対応して変化する範囲で選ばれる。好ましくは、例えば、A/D変換出力の最大値の50%から70%までとなるように選ばれる。ここで、第3調整部43が調整する感度パラメータを第3感度パラメータと呼ぶ。第3調整部43の投光手段21、受光手段22、及び記憶部28に対する動作は、しきい値を調整しない点を除いて、第2調整部42の投光手段21、受光手段22、及び記憶部28に対する動作と同一である。
この場合、第3調整部43は、以下の[条件E]を満たすように、第3感度パラメータを調整する。別の言い方をすれば、第3調整部43は、以下の[条件E]を満たす基準信号値となるように、受光信号値を調整する。
[条件E]第4調整部44の調整範囲が受光信号値に対するしきい値の比率で示して50%から130%までの間に含まれる範囲となる。
なお、[条件E]において、第4調整部44の調整範囲を70%から110%までの範囲とするのが、作業者による微調整が容易となるため、さらに好ましい。ここで、上述する50%から130%までの間に含まれる範囲等を定義するデータは、範囲データD4として記憶部28に記憶される。範囲データD4は、下限値K1(%)と上限値K2(%)とを含む。範囲データD4は、予め決められた値として記憶部28に記憶されている。範囲データD4は第3調整部43によって参照される。
第3調整部43は、上述する[条件E]を満たすように、調整後の受光信号値を求める。そして、第3調整部43は、トリガ入力が受け付けられた後に受光した受光信号値Vcurrentとその際のA/D変換器31bが出力するデジタル値Dcurrentとを取得する。
つぎに、第3調整部43は、受光信号値Vcurrentに対して、Vcurrent*K1/100からVcurrent*K2/100までの範囲が、A/D変換器17cの最大値Vdegmaxと最小値Vdegminとの間にあるか、判定する。Vcurrent*K1/100がVdegminより小さい場合、Vdegmin*K1/100以上である目標の受光信号値Vtargetを定める。
第3感度パラメータが投光パワーである場合、第3調整部43は、投光パワーデータD1と投光パワー・電圧値対応テーブルT3を参照し、現在の投光パワーPcurrentを取得する。第3調整部44が調整すべき目標投光パワーPtargetは以下の(式8)のように設定できる。
Ptarget = Pcurrent * Vtarget / Vcurrent (式8)
第3調整部43は、目標投光パワーPtargetを定めると、目標投光パワーPtargetに対応するVoltage DAC12aのHi電圧の値を、投光パワー・電圧値対応テーブルT3を参照することによって求める。そして、第3調整部43は、求めたHi電圧の値に対応する出力電圧信号を、Voltage DAC12aに出力する。なお、当該調整後の投光パワーが、投光パワー・電圧値対応テーブルT3に格納されている投光パワーのいずれの値にも一致しないとき、第3調整部43は、投光パワー・電圧値対応テーブルT3に格納されている、当該調整後の投光パワーに近い値を抽出し、線形補間によって、当該調整後の投光パワーに対応する電圧値を算出してもよい。さらに、第3調整部43は、記憶部28に記憶された投光パワーデータD1を当該求めたHi電圧の値に書き換える。投光回路12は、第3調整部43から出力された出力電圧信号に基づいて、投光素子11を流れる電流値を変更する。
第3感度パラメータが受光ゲインである場合、第3調整部43は、ゲインデータD2を参照し、現在の受光ゲインGcurrentを取得する。第3調整部44が調整すべき目標受光ゲインGtargetは以下の(式9)のように設定できる。
Gtarget = Gcurrent * Vtarget / Vcurrent (式9)
第3調整部43は、算出された目標ゲインGtargetの値に対応するアンプ出力信号を、ゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT4を参照して求め、求めたアンプ出力信号を、可変ゲインアンプ17bに出力する。なお、当該目標ゲインGtargetが、ゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT4に格納されているゲインのいずれの値にも一致しないとき、第3調整部43は、ゲイン・アンプ出力信号対応テーブルT4に格納されている、当該目標ゲインGtargetに近い値を抽出し、線形補間によって、当該求めたゲインに対応するアンプ出力信号を算出してもよい。さらに、第3調整部43は、記憶部28に記憶されたゲインデータD2を、目標ゲインGtargetに書き換える。受光回路17は、第3調整部43から出力されたアンプ出力信号に基づいて、受光素子16からの出力信号の増幅率を変化させることによって、受光量のゲインを変更する。
操作部31では、作業者による感度パラメータの微調整が可能となるように、感度パラメータの調整範囲が予め定められている。ここで、操作部31の可動範囲を操作可能範囲と呼ぶ。すなわち、操作部31の位置は、操作可能範囲で操作され得る。図4の例では、図示されている「OFF」の位置から「3」の位置までの範囲が操作可能範囲である。本実施形態では、操作部31が操作されることによって所定の調整範囲内で調整される感度パラメータのことを第4感度パラメータと呼ぶこととする。第4感度パラメータとは、しきい値である。第3感度パラメータと第4感度パラメータとは、互いに異なる感度パラメータである。
第4調整部44は、操作部31の操作可能範囲の一端(「OFF」の位置)から他端(「3」の位置)への操作により、受光信号値に対するしきい値の比率で示して50%から130%までの間に含まれる範囲でしきい値を変化させる。すなわち、操作部31の指標部31bが「OFF」の位置を指しているときのしきい値は、操作可能範囲内で操作部31が操作されることにより得られるしきい値のうち、最小となる。このしきい値を、最小のしきい値と呼ぶ。また、操作部31の指標部31bが「3」の位置を指しているときのしきい値は、操作可能範囲内で操作部31が操作されることにより得られるしきい値のうち、最大となる。このしきい値を、最大のしきい値と呼ぶ。最小のしきい値は、上述する基準信号値の50%に相当する。最大のしきい値は、上述する基準信号値の130%に相当する。
なお、好ましくは、第4調整部44は、受光信号値に対するしきい値の比率で示して70%から110%までの間に含まれる範囲でしきい値を変化させる。この場合、最小のしきい値は、上述する基準信号値の70%に相当する。最大のしきい値は、上述する基準信号値の110%に相当する。
第4調整部44は、トリガ入力受付部32によってトリガ入力が受け付けられた後、操作部31が操作されると、操作部31の指標部31bが指している位置に対応する比率となるように、第3調整部43によって調整された調整後の受光信号値から、調整後のしきい値を求める。そして、第4調整部44は、記憶部28に記憶されているしきい値データD3を、調整後のしきい値に書き換える。第4調整部44の投光手段21、受光手段22、及び記憶部28に対する動作は、受光ゲインと投光パワーを調整せず、しきい値のみ調整する点が第1調整部41の投光手段21、受光手段22、及び記憶部28に対する動作と異なる。しかし、第4調整部44のその他の動作は、第1調整部41の動作と同一である。したがって、図7を参照すると、第4調整部44は、Voltage DACに対して出力電圧信号を出力せず、可変ゲインアンプ17bに対してアンプ出力信号を出力しない。
つぎに、第2の実施形態に係る光電センサ1aの感度調整動作の詳細について説明する。図8は、本実施形態に係る光電センサ1aの感度調整動作のフローチャートである。図8では、図5と同じ処理に同じ符号を付しており、詳細な説明を省略する。
図8のステップS15において、感度パラメータ調整手段25a(第3調整部43)は、受光信号値Vcurrentに基づいて、調整後の受光信号値が上述する信号値Vtargetとなるように第3感度パラメータを調整する。上述するように、ここで調整される第3感度パラメータとは、検出光Aの投光強度(投光パワー)または、受光手段22における受光量のゲイン(受光ゲイン)である。第3調整部43の調整方法は上述したとおりである。
つぎに、操作部材31eが操作された場合(ステップS5でYes)、第4調整部44は、操作部材31eの操作量を読み込む。そして、第4調整部44は、操作部材31eの操作量に応じて、第4感度パラメータを調整する(ステップS17)。第4調整部44の調整方法は上述したとおりである。
ステップS17以降の処理は第1の実施形態と同じである。すなわち、ステップS5に戻り、ステップS5の処理とステップS17の処理とが繰り返される。
<効果>
つぎに、第1及び第2の実施形態に係る光電センサ1、1aの効果について説明する。図9は、第1の実施形態に係る光電センサ1の効果を説明するための図面である。図9は、検出対象物6が検出領域5にない場合における調整後の受光信号値をVD(第1の実施形態では、Vtarget2に相当し、第2の実施形態ではVtargetに相当する)と表し、時間t1からt2において透明体のような検出対象物6が検出領域5を通過した場合の信号を太線で図示している。透明体のような検出対象物6の場合、検出対象物6が通過することにより低下する受光信号値ΔVは、小さい。本実施形態では、第1調整部41または第4調整部44によって調整される受光信号値VDに対するしきい値Vthの比率がK2からK1の範囲内となるように、第1感度パラメータ及び第3感度パラメータが第2調整部42または第3調整部43によって確実に調整される(ただし、K1は0.5以上であり、K2は1.3以下である)。K1からK2までの間としたのは、透明体検出のための調整が可能であることを本発明者らが見出したためである。したがって、光電センサ1、1aは、透明体を安定して検出することができる。従来技術による調整範囲は、投光回路12、受光回路17における感度調整手段の下限値Vminから上限値Vmaxまでの範囲で調整されるものが一般的であるため、感度ボリュームの調整範囲が大きかった。このため、感度ボリュームの単位回転角あたりの感度パラメータの変化量が大きかった。したがって、感度ボリュームによって感度パラメータを微妙に調整することが困難であった。一方、本実施形態に係る光電センサ1、1aの調整範囲はK1(%)からK2(%)の範囲に制限される。さらに、好ましくは、K1は70%であって、K2は110%となる範囲まで制限される。このため、操作可能範囲が従来の感度ボリュームと同等の範囲であるとすれば、操作部24の単位回転角あたりの感度パラメータの変化量が従来に比べて小さくなる。したがって、図9に示すように、しきい値VthをVDとVD−ΔVとの間に設定するような、操作部24による感度パラメータの微妙な調整が容易となる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、透過型光電センサにも適用可能である。図10は、第1の実施形態に係る光電センサの変形例1cである。図11は、第2の実施形態に係る光電センサの変形例1dである。光電センサ1c、1dは、回帰反射部材2と組み合わせて使用しない。光電センサ1c、1dでは、受光手段22は、投光手段21が発し、検出領域5を通過した検出光Aを直接受ける。光電センサ1c、1dのその他の構成、及び動作は、それぞれ、光電センサ1、1aと同じである。なお、本変形例1c、1dでは、投光器と受光器とが一体となった透過型光電センサが示されているが、投光器と受光器とが分離している透過型光電センサにも適用可能である。また、光電センサ1c、1dは、投光素子11から発する検出光を所定の位置まで導く送信器用光ファイバと、送信機用光ファイバから発せされた光を受光し、受光素子16まで導く受光器用光ファイバをさらに含む、ファイバ光電センサであってもよい。
第1及び第2の実施形態の光電センサ1、1aは、検出光Aが検出対象物6を通過する場合、検出光Aが検出対象物6を2回通過した検出光Aが得られる。したがって、検出対象物6が透明体のような光減衰率の低い物体であっても、検出光Aの減衰が大きくなる。一方、本変形例の光電センサ1b、1cは、検出光Aが検出対象物6を1回しか通過しない。したがって、検出光Aの減衰が第1及び第2の実施形態の光電センサ1、1aに比べておよそ半分に低下する。したがって、図9に示す検出対象物6が通過することにより低下する受光信号値ΔVはさらに小さくなる。しかし、光電センサ1、1aの調整範囲はK2からK1の範囲に制限される(ただし、K1は0.5以上であり、K2は1.3以下である。)。したがって、ΔVの値が小さくなっても、しきい値VthをVDとVD−ΔVとの間に設定するような、操作部24による感度パラメータの微妙な調整は可能である。
さらに、本発明は、検出領域5に検出光Aを集光させるレンズを有し、検出光Aと戻り光Bとが当該レンズを通過するいわゆる同軸回帰反射型光電センサにも適用可能である。その場合、レンズと投光素子11との間にハーフミラーが設けられてもよい。また、当該ハーフミラーと受光素子16との間に、レンズ、ミラー、プリズムなどの導光のための光学系が別途設けられてもよい。
操作パネル30は図4に表示したものに限られない。例えば、目盛り31cは、「OFF」「1」「2」「3」と表示されるのではなく、受光信号値に対するしきい値の比率が表示されてもよい。また、トリガ入力受付部32が押下される際の操作部31の所定の位置は、当該比率が最小の位置(図4では「OFF」の位置)とは限らず、当該比率が100%の位置、あるいは、最大の位置(図4では「3」の位置)であってもよい。
トリガ入力受付部32は、スイッチなどの他の操作部材であってもよい。また、トリガ入力受付部32が省略されてもよい。この場合、例えば、光電センサ1の外部に接続される機器(例えば、PCなど)からコマンドによって感度パラメータ調整手段25が起動され、第2感度パラメータが調整されてもよい。
また、インジケータ33に代えて、音声通知など他の伝達手段によって、受光信号値の状態を作業者に通知してもよい。さらに、インジケータ33は、異なる色を点灯させるのでなく、点滅速度を変えたり、発光素子を回転などの移動をさせたり、または、ディスプレイにメッセージを表示することによって、受光信号値の状態を作業者に通知してもよい。
なお、上述した実施形態に係る全て又は一部の機能ブロック(例えば、判定手段23、第1調整部41、第2調整部42、第3調整部43、第4調整部44)は、記憶装置(ROM、RAM、ハードディスク等)に格納された上述した処理手順を実行可能なプログラムデータが、CPUによって解釈実行されることで実現されてもよい。この場合、プログラムデータは、記録媒体を介して記憶装置内に導入されてもよいし、記録媒体上から直接実行されてもよい。なお、記録媒体は、ROMやRAMやフラッシュメモリ等の半導体メモリ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクメモリ、CD−ROMやDVDやBD等の光ディスクメモリ、及びメモリカード等をいう。また、記録媒体は、電話回線や搬送路等の通信媒体も含む概念である。
また、上述した各実施形態に係る全て又は一部の機能ブロック(例えば、判定手段23、第1調整部41、第2調整部42、第3調整部43、第4調整部44)は、典型的には集積回路であるLSI(集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、又はウルトラLSI等と称される)として実現されてもよい。これらは、個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全部を含むように1チップ化されてもよい。また、集積回路化の手法は、LSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。