JP6109775B2 - 成膜装置及び成膜方法 - Google Patents

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本発明は、成膜装置と、成膜方法と、に関する。
成膜対象物上に透明導電膜を反応性プラズマ蒸着により成膜する成膜装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された成膜装置は、基板上に形成された下地膜上に透明導電膜を成膜している。透明導電膜としては、たとえば、酸化インジウムスズ(ITO:酸化インジウムと酸化スズとの化合物)膜がある。
特開2002−30423号公報
透明導電膜が成膜される下地膜の一つとして、酸化シリコンを含有する膜を有する光学調整膜がある。この光学調整膜を透明導電膜が成膜される下地膜として採用する場合、酸化シリコンを含有する膜上に透明導電膜が成膜されることがある。
生産性又は膜厚分布の制御性などの要因から、酸化シリコンを含有する膜は反応性スパッタリングにより成膜することが考えられる。反応性スパッタリングによる成膜は、成膜速度が速くすることができ、また、膜厚分布の制御性に優れている。しかしながら、酸化シリコンを含有する膜を反応性スパッタリングにより成膜し、当該膜上に透明導電膜を反応性プラズマ蒸着により成膜する場合、成膜された透明導電膜の比抵抗値が増加するおそれがある。
そこで、本発明は、比抵抗値の増加が抑制された透明導電膜を成膜することが可能な成膜装置及び成膜方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、比抵抗値の増加が抑制された透明導電膜を成膜することが可能な構成について鋭意研究を行った。その結果、本発明者らは、酸化シリコンを含有する膜を高周波スパッタリングにより成膜し、当該膜上に透明導電膜を反応性プラズマ蒸着により成膜する場合、成膜された透明導電膜の比抵抗値の増加が抑制されるという事実を見出し、本発明を想到するに至った。
すなわち、本発明に係る成膜装置は、酸化シリコンを含有する第一下地膜を反応性スパッタリングにより成膜する第一成膜部と、第一下地膜上に酸化シリコンを含有する第二下地膜を高周波スパッタリングにより成膜する第二成膜部と、第二下地膜上に透明導電膜を反応性プラズマ蒸着により成膜する第三成膜部と、第一、第二、及び第三成膜部の間で成膜対象物を搬送する搬送部と、を備える。
本発明に係る成膜方法は、反応性スパッタリングにより、酸化シリコンを含有する第一下地膜を成膜する第一成膜工程と、高周波スパッタリングにより、第一下地膜上に酸化シリコンを含有する第二下地膜を成膜する第二成膜工程と、反応性プラズマ蒸着により、第二下地膜上に透明導電膜を成膜する第三成膜工程と、を含む。
本発明によれば、比抵抗値の増加が抑制された透明導電膜を成膜することが可能な成膜装置及び成膜方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る光学素子の断面構成を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る成膜装置の概略構成図である。 本実施形態に係る成膜方法の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施例及び比較例における試験条件を示す図である。 本発明の実施例及び比較例におけるシート抵抗値の測定結果を示す図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1は、本実施形態に係る光学素子E1の断面構成を説明するための図である。光学素子E1は、たとえば、携帯端末などの電子機器に使用されるタッチパネル、太陽電池、又は有機EL照明などに用いられる。
図1に示されるように、光学素子E1は、基板B上を備えている。基板Bの材料は、たとえば、ガラス又はシリコンウェハーなどである。基板B上には、第一下地膜M1が成膜されている。第一下地膜M1は、酸化シリコンを含有する。第一下地膜M1の材料は、酸化シリコン(SiOx:たとえば、SiO)である。第一下地膜M1は、たとえば、光学調整膜として機能する。
第一下地膜M1上には第二下地膜M2が成膜されている。第二下地膜M2は、酸化シリコンを含有する。第二下地膜M2の材料は、酸化シリコン(SiOx:たとえば、SiO)である。第二下地膜M2上には、透明導電膜M3が成膜されている。透明導電膜M3は、TCO(Transparent Conductive Oxide)膜である。透明導電膜M3の材料は、酸化インジウムを組成として含んだ材料であり、たとえば、ドープ元素の無い酸化インジウム、酸化インジウムスズ、酸化インジウムタングステン、又は、酸化インジウム亜鉛などの金属酸化物である。また、これらの金属酸化物が2種以上複合されてもよい。透明導電膜M3の厚みは、たとえば5〜35nm程度に設定してもよいが、当該数値に限定されない。第一下地膜M1、第二下地膜M2、及び透明導電膜M3が成膜されていない状態の基板B、第一下地膜M1が成膜された状態の基板B、並びに、第一下地膜M1及び第二下地膜M2が成膜された状態の基板Bは、後述する成膜対象物10に対応する。
(成膜装置)
ここで、図2を参照して、上述した光学素子E1を製造する際に用いられる成膜装置について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る成膜装置1の概略構成図である。
成膜装置1は、真空中にて希薄アルゴン雰囲気下でプラズマを発生させ、プラズマ中のプラスイオンを成膜材料(ターゲット3,4)に衝突させることで成膜材料の原子をはじき出し、成膜対象物10上に付着させて成膜を行う装置と、生成されたプラズマを用いて成膜材料(タブレット5)をイオン化し、成膜対象物10上に付着させて成膜を行う装置とを含んでいる。成膜装置1は、真空チャンバ2と、電力源6と、成膜対象物10を搬送する搬送ローラ11(搬送部)と、成膜装置1の制御を行う制御部30と、を備えている。電力源6は、真空チャンバ2に設けられた電極(不図示)へ電力を供給する。複数の電極はターゲット3,4をそれぞれ保持する。ターゲット3,4は、それぞれ電力源6と電気的に接続されている。
真空チャンバ2は、スパッタリングが行われるスパッタ室7Aと、スパッタ室7Aの前段側に隣接する排気室8と、スパッタ室7Aの後段側に隣接する蒸着室7Bと、蒸着室7Bの後段側に隣接するベント室9とを備えている。真空チャンバ2内には、成膜対象物10が収容される。真空チャンバ2内には、搬送ローラ11が設けられている。搬送ローラ11は、成膜対象物10を配置可能であって、配置された成膜対象物10を所定の搬送方向Aに搬送可能である。これにより成膜対象物10は、搬送ローラ11により搬送方向Aに搬送される。
ターゲット3,4は、成膜材料又は成膜材料の一部(組成材料)から成る平板状の部材である。なお、ターゲット3,4として、円筒状の部材を用いてもよい。ターゲット3,4は、スパッタ室7A内において成膜対象物10に対向して配置されている。ターゲット3,4は、所定の間隔を開けて、搬送方向Aに沿って配置されている。
ターゲット3と成膜対象物10との間には、スパッタリング空間C1が形成される。ターゲット4と成膜対象物10との間には、スパッタリング空間C2が形成される。
スパッタ室7Aは、第一成膜部71と、第二成膜部72と、を備えている。第一成膜部71には、搬送ローラ11により成膜対象物10として基板Bが搬送される。第一成膜部71に搬送される成膜対象物10は、基板B上に成膜されていてもよい。第一成膜部71は、酸化シリコンを含有する第一下地膜M1を反応性スパッタリングにより成膜する。ターゲット3は、シリコンからなる材料である。真空チャンバ2内に酸素を含むガスを導入し、ターゲット3をスパッタリングすることにより、酸化シリコンを含有する膜が成膜させる。
第二成膜部72には、搬送ローラ11により成膜対象物10として、第一下地膜M1が成膜された基板Bが搬送される。第二成膜部72は、第一下地膜M1上に酸化シリコンを含有する第二下地膜M2を高周波スパッタリングにより成膜する。ターゲット4は、酸化シリコンからなる材料である。真空チャンバ2内に酸素を含むガスを導入し、ターゲット4をスパッタリングすることにより、酸化シリコンを含有する膜が成膜させる。
蒸着室7Bは、第三成膜部73を備える。第三成膜部73には、搬送ローラ11により成膜対象物10として、第一下地膜M1及び第二下地膜M2が成膜された基板Bが搬送される。第三成膜部73は、タブレット5を保持する主ハース41と、主ハース41を環状に取り囲む補助陽極である輪ハース42と、プラズマビームを主ハース41へ照射するプラズマガンなどのプラズマ源43と、を備えて構成される。第三成膜部73は、第二下地膜M2上に透明導電膜M3を反応性プラズマ蒸着により成膜する。タブレット5は、酸化インジウムを組成として含んだ材料であり、たとえば、酸化インジウムスズである。タブレット5は、蒸着室7B室内において成膜対象物10に対向して配置されている。第三成膜部73は、プラズマ源43によってプラズマPを生成し、主ハース41に保持されたタブレット5を加熱して蒸発させる。このとき、蒸発物が蒸発源(タブレット5)と成膜対象物10との間に形成された空間C3を拡散するので、反応性プラズマ蒸着により透明導電膜M3が成膜される。
成膜装置1は、スパッタ室7A、蒸着室7B、排気室8、及びベント室9の各室に接続されて、各室内を真空引きするためのターボ分子ポンプ(TMP:Turbo Molecular Pump)12と、スパッタ室7A、蒸着室7B、排気室8、及びベント室9の各室間、排気室8の入口部、及びベント室9の出口部に設けられたゲートバルブ13と、排気室8及びベント室9のそれぞれに接続されたドライポンプ14と、を備えている。
成膜装置1は、雰囲気ガスである不活性ガスとしてのアルゴン(Ar)ガスを内部に充填したアルゴンボンベ16と、アルゴンボンベ16内のアルゴンガスを所定の流量でスパッタ室7内に供給するガス流量制御器であるマスフローコントローラ(MFC;Mass Flow Controller)17とを備えている。なお、雰囲気ガスとして、キセノン(Xe)又はクリプトン(Kr)を使用してもよい。成膜装置1は、酸素ガスを内部に充填した酸素ボンベ22と、酸素ボンベ22内の酸素ガスを所定の流量でスパッタ室7A内に供給するガス流量制御器であるマスフローコントローラ21とを備えている。
アルゴンボンベ16には、アルゴンガスを真空チャンバ2に導入するラインL11,L12,L13が接続されている。ラインL11,L12,L13には、マスフローコントローラ17が接続されている。一方、酸素ボンベ22には、酸素ガスを真空チャンバ2に導入するラインL21,L22,L23が接続されている。ラインL21,L22,L23には、マスフローコントローラ21が接続されている。ラインL21はラインL11の途中に合流している。ラインL11の出口端部はターゲット3の近傍に配置されている。ラインL22はラインL12の途中に合流している。ラインL12の出口端部は、ターゲット4の近傍に配置されている。ラインL23はラインL13の途中に合流している。ラインL13の出口端部は、蒸着室7B内に配置されている。
マスフローコントローラ17,21は、制御部30と電気的に接続されている。制御部30は、マスフローコントローラ17,21を制御することによって、真空チャンバ2へ供給するアルゴンガスの流量と酸素ガスの流量を制御する。これによって、制御部30は、真空チャンバ2内の酸素濃度を調整することができる。
真空チャンバ2内であって成膜対象物10の膜厚方向と対向する裏側には、加熱部18が搬送方向Aに並べて配置されている。加熱部18は、成膜対象物10の裏面側を加熱することで、成膜される面を間接的に加熱する。加熱部18はヒータであり、加熱部18により、熱が基板Bに伝わる。加熱部18は、スパッタ室7、排気室8、及びベント室9の各室に設けられている。加熱部18は、真空チャンバ2内における取付位置が特に限定されておらず、成膜対象物10を加熱することができればどこに配置してもよい。
電力源6は、ターゲット3,4に電力を供給して放電を起こすための電力源である。図2に示されるように、電力源6は、MF電源61及びRF電源62を備えている。MF電源61は、MF帯の周波数を発振する高周波電源である。MF電源61とターゲット3とは、電気的に接続されている。MF電源61は、一定の周期を有する波状又は矩形波状の電圧をターゲット3に印加する。MF電源61の周波数はたとえば、数十kHzである。
RF電源62は、RF帯の周波数を発振する高周波電源である。RF電源62とターゲット4とは、電気的に接続されている。RF電源62は、一定の周期を有する波状又は矩形波状の電圧をターゲット4に印加する。RF電源62の周波数はたとえば、13〜41MHzである。インピーダンスの整合をとるためのマッチングボックス62aが設けられている。
制御部30は、成膜装置1の動作を制御する。制御部30は、少なくとも電力源6、搬送ローラ11、加熱部18と電気的に接続されており、所定の成膜条件となるように各構成要素を制御することができる。制御部30は、成膜時における成膜対象物10の温度が成膜に適した温度となるように、加熱部18を制御する。制御部30は、成膜に適した放電電力となるように電力源6を制御する。
(製造方法)
ここで、上述の成膜装置1を用いてスパッタリング及び反応性プラズマ蒸着によって成膜対象物10上に透明導電膜M3を成膜する成膜方法の一例の方法MT1について説明する。ただし、以下の説明に係る成膜方法に限定されるものではなく、手順及び処理条件は適宜変更してよい。図3は、本実施形態に係る光学素子E1の製造方法の内容を示すフローチャートである。
まず、基板Bに第一下地膜M1を成膜する工程が実行される(ステップS1:第一成膜工程)。ステップS1の処理は、第一成膜部71にて実行される。ステップS1の工程では、基板Bの一面に第一下地膜M1が成膜される。第一下地膜M1が成膜された基板Bは、第二成膜部72へ搬送される。
次に、第二下地膜M2を成膜する工程が実行される(ステップS2:第二成膜工程)。ステップS2の処理は、第二成膜部72にて実行される。ステップS2の工程では、基板Bに成膜された第一下地膜M1に第二下地膜M2が成膜される。第二下地膜M2が成膜された基板Bは、第三成膜部73へ搬送される。
そして、透明導電膜M3を成膜する工程が実行される(ステップS3:第三成膜工程)。ステップS3の処理は、第三成膜部73にて実行される。基板Bに成膜された第二下地膜M2の最表面に透明導電膜M3が成膜される。
以上、ステップS1からステップS3が完了することにより、透明導電膜M3が表面に成膜された光学素子E1を製造する工程が完了する。
(作用・効果)
次に、本実施形態に係る成膜装置1及び成膜方法の作用・効果について説明する。
以上説明した成膜装置1及び製造方法によれば、透明導電膜M3は、反応性スパッタリング法により成膜された第一下地膜M1上に直接成膜される構成ではなく、高周波スパッタリング法により成膜された第二下地膜M2上に成膜される構成となる。よって、比抵抗値の増加が抑制された透明導電膜M3を成膜することが可能となる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
実施例1として、成膜装置1を用いて、透明導電膜M3として、酸化インジウムスズ膜を成膜した。図4において、本発明の実施例及び比較例における試験条件を示す。試験条件は図4にも示される通り、以下の条件にて行った。基板Bの材料として、ホウ素が添加されているシリコン(Si)を用いた。基板Bの搬送速度は5mm/secとした。成膜時の基板温度は180℃とした。ターゲット3,4の大きさは、いずれも100mm×1m×66mmとした。また、タブレット5の大きさは、直径30mm×40mmとした。
第一成膜部71は、成膜圧力を0.7Paとした。雰囲気ガスとしてアルゴンガスを用い、アルゴンガスの流量を150sccmとした。酸素の流量を100sccmとした。電源として交流電源を用いた。投入電力をMF帯の周波数において12kWとし、放電電圧を−360Vとした。
第二成膜部72は、成膜圧力を0.7Paとした。アルゴンガスの流量を200sccmとした。投入電力をRF帯の周波数において6kWとし、放電電圧を−450Vとした。
第三成膜部73は、成膜圧力を0.5Paとした。アルゴンガスの流量を140sccmとした。酸素の流量を30sccmとした。電源として直流電源を用いた。電流を150Aとし、放電電圧を−60Vとした。
上述の条件にて第一下地膜M1、第二下地膜M2、及び透明導電膜M3を成膜し、光学素子E1を得た。成膜された透明導電膜M3のシート抵抗値を計測した。測定結果を図5に示す。本実施形態では、比抵抗値ではなくシート抵抗値を測定した。シート抵抗値は、厚さを持つ膜の電気抵抗値を表す量であり、単位はΩである。電気抵抗値との混同を避けるため、シート抵抗値の単位はΩ/□と記載した(図5参照)。比抵抗値の単位はΩ・mである。このため、シート抵抗値と比抵抗値とは、膜厚を考慮することにより、相互に換算可能な量である。
[比較例1]
基板Bの上に透明導電膜を直に成膜した以外の点は、実施例1と同様の条件にて透明導電膜を成膜した。即ち、基板B上に反応性プラズマ蒸着により透明導電膜のみを成膜した。実施例1と同様に透明導電膜のシート抵抗値を計測した。測定結果を図5に示す。
[比較例2]
反応性スパッタリング法により成膜された第一下地膜M1の上に反応性プラズマ蒸着により透明導電膜を直に成膜した以外の点は、実施例1と同様の条件にて透明導電膜を成膜した。即ち、基板Bに第一下地膜M1及び透明導電膜のみを成膜した。実施例1と同様に透明導電膜のシート抵抗値を計測した。測定結果を図5に示す。
[評価]
ここで、上述した実施例1、比較例1及び比較例2の測定結果について評価する。図5に示されるように、実施例1にて得られた透明導電膜のシート抵抗値は、比較例1にて得られた透明導電膜のシート抵抗値とほぼ同じ値であることが確認できた。実施例1にて得られた透明導電膜のシート抵抗値は、比較例2にて得られた透明導電膜のシート抵抗値より低い値であることが確認できた。
以上より、高周波スパッタリング法により成膜された第二下地膜M2上に成膜される透明導電膜M3の比抵抗値は、反応性スパッタリング法により成膜された下地膜上に直接成膜される透明導電膜の比抵抗値より小さくなることが確認できた。よって、高周波スパッタリング法により成膜された第二下地膜M2上に透明導電膜M3を成膜することにより、比抵抗値の増加が抑制された透明導電膜M3が成膜されることを確認できた。すなわち、下地層を設けることで比抵抗値以外の性能(たとえば、基板に対する密着性など)を改善しながらも、透明導電膜の比抵抗値の上昇を抑制することができるといえる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し得る。
光学素子E1は、上述の実施形態のように、基板B上に第一下地膜M1が直接成膜される場合に限らない。たとえば、第一下地膜M1は、基板B上に形成された他の成膜対象物上に反応性スパッタリングにより成膜されていてもよい。
成膜装置1は、上述の実施形態のように、成膜対象物10を真空チャンバ2内で搬送しながら成膜するインライン式に限らず、バッチ式であってもよい。
1…成膜装置、10…成膜対象物、11…搬送ローラ(搬送部)、71…第一成膜部、72…第二成膜部、73…第三成膜部、A…搬送方向、B…基板、M1…第一下地膜、M2…第二下地膜、M3…透明導電膜。

Claims (2)

  1. 酸化シリコンを含有する第一下地膜を反応性スパッタリングにより成膜する第一成膜部と、
    前記第一下地膜上に酸化シリコンを含有する第二下地膜を高周波スパッタリングにより成膜する第二成膜部と、
    前記第二下地膜上に透明導電膜を反応性プラズマ蒸着により成膜する第三成膜部と、
    前記第一、第二、及び第三成膜部の間で成膜対象物を搬送する搬送部と、を備える成膜装置。
  2. 反応性スパッタリングにより、酸化シリコンを含有する第一下地膜を成膜する第一成膜工程と、
    高周波スパッタリングにより、前記第一下地膜上に酸化シリコンを含有する第二下地膜を成膜する第二成膜工程と、
    反応性プラズマ蒸着により、前記第二下地膜上に透明導電膜を成膜する第三成膜工程と、を含む、成膜方法。
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