JP5845867B2 - 歯磨組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、泡感触が改善し、特に歯磨き時にやわらかな感触の泡を与え、かつ低温保存での練肌及び液分離安定性に優れた歯磨組成物に関する。
歯磨組成物の使用感のうち口腔内の泡の感触は、清掃感を感じることができるテクスチャーのひとつである。近年、スキンケア製品やヘアケア製品のように、歯磨き中の泡の感触に特徴を持つ製品が上市されるようになってきており、消費者の歯磨き時の泡に関する注目も高くなってきている。このような泡の感触は、歯をやさしく磨いたという満足感につながると考えられ、歯磨き時の泡の感触を改善することは、消費者の嗜好性を向上させるために有効であり、より泡感触のよい歯磨組成物が求められている。
一方、歯磨組成物の泡性能に関して、出願人は、歯磨き時の泡を口腔内に長時間滞留させるため、ポリビニルピロリドン、脂肪酸ジエタノールアミド又はポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキル硫酸塩を含有する歯磨組成物(特許文献1参照)、キサンタンガム、ポリビニルピロリドン、ソルビット、アルキル硫酸塩、酸化チタンを併用した歯磨組成物(特許文献2参照)を提案した。また、特定の高重合ポリエチレングリコール、アルキル硫酸塩、増粘性シリカ及び/又はケイ酸アルミニウム系増粘成分を併用することで、泡のクリーミィ感を向上させた歯磨組成物を提案した(特許文献3参照)。しかしながら、泡の様々な感触のうち、泡のやわらかさを実感できるとは言い難く、泡感触については未だ改善の余地があった。
特開平11−209255号公報 特開2009−149540号公報 国際公開第2010/073975号パンフレット 特開2006−347987号公報 特開2011−132137号公報 特開平10−291921号公報 特開平10−87460号公報
このように、歯磨組成物においては、やさしく歯を磨いた感触を与えることができるような泡を与えることが使用感向上のために望まれているが、従来技術では、歯磨き時に泡のやわらかさが実感できるような泡感触を付与することは困難であった。従って、泡感触の改善が課題となっていた。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、泡感触が改善し、特に歯磨き時にやわらかな感触の泡を与え、かつ低温保存安定性に優れた歯磨組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、(A)アルキル硫酸塩と、(B)カルボキシメチルセルロースナトリウムと、(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、(D)N−アシル−L−グルタミン酸塩とを併用して配合することにより、歯磨き時の泡感触が改善し、やわらかな感触の泡を与え、かつ低温保存安定性に優れる製剤が得られることを知見し、本発明をなすに至った。
即ち、(A)、(B)及び(C)成分を併用すると、低温保存安定性を改善できるが泡のやわらかさに劣るという課題があるが、上記併用系に(D)成分を配合することによって、意外にも上記課題が解消され、泡感触が改善し、歯磨き時にやわらかな感触の泡を得ることができ、かつ低温保存での練肌、液分離安定性も良好となる。本発明では、(A)、(B)、(C)及び(D)成分を組み合わせることによって、上記格別の作用効果を奏するものであり、(A)又は(B)成分を欠く場合は泡のやわらかさに劣り、かつ低温保存安定性が低く、(C)成分を欠く場合は低温保存安定性に劣り、また、(D)成分を欠く場合は泡のやわらかさに劣り、いずれの場合も本発明の目的を達成できない。
なお、ラウリル硫酸塩、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合した歯磨組成物で泡立ち量、泡の持続性の向上効果が認められることが、特許文献4、5に記載されている。また、N−アシル−L−グルタミン酸塩を配合し、発泡性、泡立ち性を高めた技術(特許文献6参照)、ノンエアゾール型泡状歯磨製品の起泡性及び泡保持性を高めた技術(特許文献7参照)が提案されている。しかしながら、これら技術から、(A)、(B)、(C)、(D)成分の併用による泡のやわらかさという泡感触の向上及び低温保存安定性の改善は予想し難い。
従って、本発明は、
(A)アルキル硫酸塩を0.8〜2.5質量%、(B)カルボキシメチルセルロースナトリウムを0.6〜2.5質量%、(C)酸化エチレンの平均付加モル数が5〜40モルであるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を0.05〜3質量%、及び(D)アシル基の炭素数が8〜20であるN−アシル−L−グルタミン酸塩を0.3〜2質量%含有してなることを特徴とする歯磨組成物
を提供する。
本発明の歯磨組成物は、泡感触が改善し、特に歯磨き時にやわらかな感触の泡を与え、かつ低温保存安定性に優れる。
以下、本発明につき更に詳細に説明する。本発明の歯磨組成物は、練歯磨、液状歯磨、潤製歯磨等の歯磨剤、特に練歯磨として好適に調製され、泡感触改善剤及び低温保存安定剤として、(A)アルキル硫酸塩、(B)カルボキシメチルセルロースナトリウム、(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、(D)N−アシル−L−グルタミン酸塩を必須成分として配合したものである。
(A)アルキル硫酸塩としては、アルキル基の炭素数が8〜18、特に12〜14のものが好適であり、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩が使用される。アルキル基の炭素数が8未満では使用時に刺激が感じられたり、また味が悪くなり、18を超えると、泡立ちが悪くなる場合がある。
アルキル硫酸塩としては具体的には、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウムなどが挙げられる。中でも、溶解性及び使用感の点からラウリル硫酸ナトリウムが好適である。
なお、アルキル硫酸塩は市販品を使用でき、例えばラウリル硫酸ナトリウムは東邦化学工業株式会社製、日光ケミカルズ株式会社製の製品などを使用できる。
アルキル硫酸塩の配合量は、組成全体の0.8〜2.5%(質量%、以下同様。)が好ましく、より好ましくは1.0〜2.0%である。とりわけ、泡量が適切になることで泡実感をより改善できることから1.2〜1.8%であることがさらに好適である。配合量が0.8%未満では、泡のやわらかさに劣る場合がある。2.5%を超えると泡のやわらかさ及び低温保存安定性に劣ることがある。また、口腔内に刺激を感じるなど、使用感が悪くなる場合がある。
(B)カルボキシメチルセルロースナトリウムとしては、25℃における2%水溶液の粘度が300〜1,500mPa・s、特に340〜1,050mPa・sであるものが好適である。2%水溶液の粘度が300mPa・s未満では、泡のやわらかさに劣る場合がある。1,500mPa・sを超えると口腔内での分散性が悪くなり、泡の感触が悪くなる場合がある。
カルボキシメチルセルロースナトリウムの粘度は、下記方法でBH型粘度計により測定した値である。
300mlビーカーにプロピレングリコール20gをとり、これにカルボキシメチルセルロースナトリウム6.0gを加えて、よく分散させた。次に、この分散液に精製水274gを加え、25℃恒温水槽中で、3枚羽をつけた撹拌機(新東科学(株)製、BL1200)を用い撹拌した。撹拌1分後から粘度計(東京計器(株)製、B8H型粘度計、ローターNo.2、回転数20rpm、測定時間3分後)を用いて粘度を測定した。
カルボキシメチルセルロースナトリウムとしては、市販品が使用できる。例えば、ダイセルファインケム株式会社製のCMCダイセル、日本製紙ケミカル株式会社製のサンローズなどが挙げられる。
カルボキシメチルセルロースナトリウムの配合量は、組成全体の0.6〜2.5%が好ましく、より好ましくは0.7〜2.0%である。とりわけ、泡のやわらかさ及び液分離安定性の点から0.8〜1.6%であることがさらに好適である。配合量が0.6%未満では十分な泡のやわらかさが得られないことがある。また、低温保存安定性に劣る場合がある。2.5%を超えると泡のやわらかさ及び低温保存後の練肌に劣る場合がある。
本発明では、(A)、(B)成分と共に(C)成分を組み合わせ配合することが、本発明の効果発現に重要である。
(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、泡のやわらかさの点で酸化エチレン(E.O.)の平均付加モル数が40モル以下のものが好ましく、特に5〜40モル、とりわけ20〜40モルのものがより好適に使用できる。酸化エチレンの平均付加モル数が40モルを超えると泡のやわらかさに劣る場合がある。また、5モル未満では、低温保存時の安定性に劣ると共に、特有の異味が生じて製剤の味が悪くなる場合がある。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、1種単独でも2種以上を併用してもよい。また、市販されているものが使用でき、このようなポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、例えば日光ケミカルズ(株)製のHCO−10、HCO−20、HCO−30、HCO−40、日本エマルジョン(株)製のHC−5、HC−10、HC−20、HC−30、HC−40、青木油脂工業(株)製のBLAUNON CW−10,CW−25などが挙げられる。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合量は、組成全体の0.05〜3%、特に0.1〜1%が好ましい。とりわけ、泡のやわらかさ及び液分離安定性の点から0.2〜1%であることがさらに好適である。配合量が0.05%未満であると低温保存後の液分離安定性に劣る場合があり、3%を超えると泡のやわらかさが悪くなる場合がある。
(D)成分のN−アシル−L−グルタミン酸塩は、泡感触改善剤である。
N−アシル−L−グルタミン酸塩としては、アシル基の炭素数が8〜20、特に12〜16のものが好適である。また、その塩は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、有機アミン塩などが挙げられる。
具体的には、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウムなどが挙げられる。中でも、使用性の点からN−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウムがより好適である。
なお、N−アシル−L−グルタミン酸塩は市販品が使用でき、例えば、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウムは、味の素株式会社製、旭化成ケミカルズ株式会社製の製品などが使用できる。
N−アシル−L−グルタミン酸塩の配合量は、組成全体の0.3〜2%が好ましく、より好ましくは0.5〜1.5%である。とりわけ泡のやわらかさ及び低温保存安定性の点から0.5〜1.2%であることがさらに好適である。配合量が0.3%未満であると泡のやわらかさに劣る場合がある。2%を超えると低温保存安定性に劣る場合がある。
本発明の歯磨組成物には、上述した成分に加えて、本発明の効果を損なわない範囲で、通常歯磨組成物に使用されているその他の公知成分を必要に応じて配合することができる。配合できる任意成分としては、研磨剤、粘結剤、界面活性剤、湿潤剤、甘味剤、香料、pH調整剤、防腐剤、有効成分あるいは薬効成分等がある。
研磨剤としては、第2リン酸カルシウム・2水和塩及び無水和物、第1リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム等のリン酸カルシウム系化合物、沈降性シリカ、アルミノシリケート等のシリカ系研磨剤、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ベントナイトなど、あるいはこれら成分の造粒物が挙げられ、これらの1種又は2種以上を配合できる。研磨剤の配合量は通常、組成全体の0〜60%、特に8〜50%が好ましい。
粘結剤としては、(B)カルボキシメチルセルロースナトリウム以外のもの、例えば増粘性シリカやケイ酸アルミニウムなどの無機粘結剤、キサンタンガム、ポリビニルピロリドン、カラギーナン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、トラガントガム、カラヤガム、アラビヤガム、ローカストビーンガム、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、カーボポール、ビーガム、アルギン酸プロピレングリコール等の有機粘結剤を配合してもよい。
これら粘結剤は配合しなくてもよいが、添加する場合は本発明の効果を妨げない範囲で、(B)成分との合計で組成全体の0.6〜10%となる範囲が望ましい。
界面活性剤としては、(A)、(C)、(D)成分以外の公知の界面活性剤、例えばアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤を1種単独で又は2種以上を組み合わせて配合できる。
アニオン性界面活性剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム等のN−アシルタウレート、アシルサルコシンナトリウムなどが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム、アルキルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ラクトール脂肪酸エステル等の糖アルコール脂肪酸エステル、アルキロールアマイド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ラウリル酸モノ又はジエタノールアミド等の脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル、プルロニック等が挙げられる。
これら界面活性剤の配合量は、(A)、(C)、(D)成分を含めた合計量が組成全体の10%以下、特に1.5〜8%となる範囲が好ましい。
湿潤剤としては、ソルビット、グリセリン、プロピレングリコール、平均分子量200〜6,000のポリエチレングリコール、エチレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、還元でんぷん糖化物等の多価アルコール、糖アルコールの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて配合できる。配合量は、組成全体の28〜50%が好適である。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルヒドロカルコン、ペルラルチン、グリチルリチン、ソーマチン、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル等が挙げられる。甘味剤の配合量は通常、組成物全体の0.01〜5%である。
香料としては、公知の香料、例えばメントール、アネトール、カルボン、オイゲノール、リモネン、n−デシルアルコール、シトロネロール、α−テレピネオール、シトロネリルアセテート、シネオール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チモール、スペアミント油、ペパーミント油、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮油、ピメント油、桂葉油、シソ油、冬緑油、丁字油、ユーカリ油等が挙げられる。組成物中への香料の配合量は0.001〜2%とすることができる。
pH調整剤としては、クエン酸、乳酸などの有機酸やその塩類、塩酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウムなどの無機化合物などが挙げられる。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
薬効成分あるいは有効成分としては、デキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ等の酵素、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイン、アズレン、グリチルリチン酸塩、グリチルレチン酸塩、塩化ナトリウム、ビタミン類等の抗炎症剤、イソプロピルメチルフェノール、銅クロロフィル、グルコン酸銅、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、塩化リゾチーム等の殺菌剤、ピロリン酸塩類、ポリリン酸塩類やゼオライト等の歯石予防剤、ビタミンEなどの血行促進剤、グリシン、プロリンなどのアミノ酸類などを配合できる。なお、薬効成分あるいは有効成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることができる。
その他にも、任意成分として、ハイドロキシアパタイト、雲母チタン、酸化チタン、ベントナイトなどの無機化合物やその造粒物、結晶性セルロース等のセルロース系の有機粉末の造粒物、寒天、ゼラチン、デンプン、グルコマンナン等の天然高分子化合物、ポリ酢酸ビニル、アクリル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ナイロン末、ポリエチレン末等の合成高分子化合物及びそれらの共重合体、カルナバワックス、ロジン、ライスワックス、マイクロクリスタリンワックス、ミツロウ、パラフィンワックス等のワックス類、セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ウレタン、シリコン、天然ゴム等のラテックスゴムを架橋、重合、成形することにより得られたもの、あるいは、これらの原料を混合して得られたものやラメフィルムを用いることができる。ラメフィルムとしては、有機樹脂の積層フィルム末、及び、有機樹脂積層フィルム中にアルミニウム等の蒸着層を導入した積層フィルム末等、具体的には、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末などを、本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、以下の例において%は特に断らない限りいずれも質量%である。また、ソルビットは70%溶液を用い、下記に示す表中の配合量は、有姿量で示した。
[実施例、比較例]
表1、2に示す歯磨組成物(練歯磨)を下記製造法にて調製した。得られた歯磨組成物の泡実感(泡のやわらかさ)、低温での保存安定性について下記方法で評価した。結果を表に併記した。
歯磨組成物の製造法:
(1)精製水中にソルビットを含む水溶性成分を常温で混合溶解させた(A相)。
(2)プロピレングリコール中にカルボキシメチルセルロースナトリウムを常温で分散させたB相を、撹拌中のA相中に添加混合して、C相を調製した。
(3)C相中に香料、研磨剤、界面活性剤をニーダー(石山工作所製)を用いて常温で混合し、減圧(5.3kPa)による脱泡を行い、歯磨組成物を得た。
<泡実感(泡のやわらかさ)>
専門パネラー10人を用いた官能試験により評価した。口径8mmのラミネートチューブに充填した試験歯磨組成物を歯ブラシ上に約1.5cm載せ、通常歯を磨く方法で3分間使用し、泡のやわらかさを下記評価基準−1で官能評価した。10人の結果の平均点から評価基準−2に従って判定した。
なお、ここで、泡のやわらかさについては、使用者が歯磨き時に泡がやわらかく、歯をやさしく磨くことができたと実感することができるような感触のものを、やわらかな泡と判断した。
評価基準−1
5点:泡が非常にやわらかく感じた
4点:泡がかなりやわらかく感じた
3点:泡がやわらかく感じた
2点:どちらともいえなかった
1点:泡がやわらかく感じなかった
評価基準−2(専門パネラー10人の評価結果を平均した値の判定基準)
◎:平均点が4.0点以上5.0点以下
○:平均点が3.0点以上4.0点未満
△:平均点が2.0点以上3.0点未満
×:平均点が2.0点未満
<低温保存安定性(練肌、液分離)>
低温保存安定性は、以下のように評価した。口径8mmのラミネートチューブに充填した試験歯磨組成物を−5℃、10℃の温度サイクルが制御された恒温槽に4週間保存した。温度サイクルは、−5℃から10℃へ24時間で上昇し、10℃になったら、同様に24時間で下降することを繰り返した。恒温槽から取り出した試験歯磨組成物は、室温に戻した後、わら半紙上に1本が約10cmになるように合計3本押し出した後、わら半紙を半分に折ることで練を押し広げた後に開き、そのときの練の肌を目視にて評価した。評価は、評価基準−3に従った。また、わら半紙の裏に染みた液の量を液分離の程度とし、評価基準−4に従い評価した。
評価基準−3(練をわら半紙に押し広げたときの練肌)
◎:つやがあり、非常になめらかである
○:ややつやがあり、なめらかである
△:小さな凹凸又はざらつきが認められる
×:大きな凹凸及び/又はダマや粒が認められる
評価基準−4(液分離)
◎:液が染み出していない
○:0.5cm程度、液が染み出している
△:0.5〜1.5cm程度、液が染み出している
×:1.5cm以上、液が染み出している
下記例における使用原料は以下の通りである。
ラウリル硫酸ナトリウム;ラウリル硫酸ナトリウム、東邦化学工業(株)製
カルボキシメチルセルロースナトリウム;
CMC1260、ダイセル化学工業(株)製(2%水溶液粘度:918mPa・s)
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム;
アミノサーファクトALMS、旭化成ケミカルズ(株)製
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油−1;
HCO−20(E.O.平均付加モル数20)、日光ケミカルズ(株)製
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油−2;
HCO−10(E.O.平均付加モル数10)、日光ケミカルズ(株)製
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油−3;
HCO−40(E.O.平均付加モル数40)、日光ケミカルズ(株)製
香料組成は表3〜6に示す通りである。
なお、カルボキシメチルセルロースナトリウムの2%水溶液の粘度は下記方法で測定した。
<カルボキシメチルセルロースナトリウムの粘度測定法>
300mlビーカーにプロピレングリコール20gをとり、これにカルボキシメチルセルロースナトリウム6.0gを加えて、よく分散させた。次に、この分散液に精製水274gを加え、25℃恒温水槽中で、3枚羽をつけた撹拌機(新東科学(株)製、BL1200)を用い撹拌した。撹拌1分後から粘度計(東京計器(株)製、B8H型粘度計、ローターNo.2、回転数20rpm、測定時間3分後)を用いて粘度を測定した。
Figure 0005845867
Figure 0005845867
Figure 0005845867
表中、部はいずれも質量部である(以下、同様。)。
Figure 0005845867
Figure 0005845867
Figure 0005845867
表1、2の結果からわかるように、(A)ラウリル硫酸ナトリウムを含まない場合は、(B)、(C)及び(D)成分を含有していても、優れた泡のやわらかさは得られず、かつ低温保存後の液分離に劣った(比較例1)。(B)カルボキシメチルセルロースナトリウムを含まない場合は、(A)、(C)及び(D)成分を含有しても、同様に優れた泡のやわらかさは得られず、かつ低温保存後の液分離に劣った(比較例2)。(A)、(B)及び(D)成分を含有していても(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有しないと、低温保存後の練肌、液分離に劣った(比較例4)。また、(A)、(B)及び(C)成分を含有していても、(D)N−アシルL−グルタミン酸ナトリウムを含まない場合は、優れた泡のやわらかさは得られなかった(比較例3)。このように比較例では、泡のやわらかさ、低温保存後の練肌及び液分離の全てに優れた製剤を得ることはできなかった。
これらに対して、(A)、(B)、(C)成分を併用し、かつ(D)成分を配合することにより、泡のやわらかさに優れ、かつ低温保存安定性に優れた歯磨組成物が得られ、本発明の目的を達成できることがわかった。
また、下記に示す歯磨組成物を同様の原料を用いて製造し、同様に評価した。これらは、泡のやわらかさに優れ、かつ低温での保存安定性に優れていることが確認された。
[実施例14] 練歯磨
(A)ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
(B)カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5
(2%水溶液粘度;509mPa・s)
(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油−1 1
(E.O.平均付加モル数;20)
(D)N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.5
プロピレングリコール 3
ソルビット液(70%) 25
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7
重質炭酸カルシウム 30
香料−2 1
サッカリンナトリウム 0.15
水 残部
計 100%
[実施例15] 練歯磨
(A)ラウリル硫酸ナトリウム 0.8
(B)カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.4
(2%水溶液粘度;345mPa・s)
(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油−1 0.5
(E.O.平均付加モル数;20)
(D)N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 1.2
プロピレングリコール 3
ソルビット液(70%) 30
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7
増粘性シリカ 4
リン酸水素ナトリウム 20
香料−1 1
サッカリンナトリウム 0.15
水 残部
計 100%
練歯磨
[実施例16]
(A)ラウリル硫酸ナトリウム 1.5
(B)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.9
(2%水溶液粘度;1,046mPa・s)
(B)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.3
(2%水溶液粘度;353mPa・s)
(C)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油−2 3.0
(E.O.平均付加モル数;10)
(D)N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.5
プロピレングリコール 3
ソルビット液(70%) 40
フッ化ナトリウム 0.2
研磨性シリカ 15
香料−2 1
サッカリンナトリウム 0.15
水 残部
計 100%

Claims (6)

  1. (A)アルキル硫酸塩を0.8〜2.5質量%、(B)カルボキシメチルセルロースナトリウムを0.6〜2.5質量%、(C)酸化エチレンの平均付加モル数が5〜40モルであるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を0.05〜3質量%、及び(D)アシル基の炭素数が8〜20であるN−アシル−L−グルタミン酸塩を0.3〜2質量%含有してなることを特徴とする歯磨組成物。
  2. (D)成分の含有量が0.4〜1.5質量%である請求項1記載の歯磨組成物。
  3. (A)成分が、ラウリル硫酸ナトリウムである請求項1又は2記載の歯磨組成物。
  4. (D)成分が、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウムから選ばれるN−アシル−L−グルタミン酸塩である請求項1又は2記載の歯磨組成物。
  5. (D)成分が、N−ラウロイル−L−グルタミン酸塩である請求項1乃至4のいずれか1項記載の歯磨組成物。
  6. 練歯磨組成物として調製された請求項1乃至5のいずれか1項記載の歯磨組成物。
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