JP4799417B2 - ホストコントローラ - Google Patents

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Description

本発明は、主としてSDメモリーカード又はSDIOに準拠したSDカードアプリケーション機器を制御するための半導体デバイスである、SDIOホストコントローラデバイス、及び、これを利用した応用機器等に関する。
近年、統一規格によってカード形状や通信プロトコルなどが規定された、「SDメモリーカード(Secure Digital Memory Card)」或いはその上位互換にあたる「SDIOカード(Secure Digital Input Output Card)」に準拠した、SDバススロット(本明細書では便宜上、SDバスに接続するスロットを総称して「SDスロット」と呼ぶ)を搭載する携帯情報端末(PDA)・ノートパソコンなどが普及してきている。なお、この統一規格のことを本明細書では「SD規格」と呼ぶ。より正確には、SDアソシエーションが定めている国際規格を意味する。
図9(a)は、SDホスト機器100(例えば、PDA100a,ノート型パソコン100b,SDメモリーカードリーダー100c,・・・等々)とSDカードアプリケーション機器102(無線LANカード102a,SDメモリーカード102b,mini−SDメモリーカード102c,・・・等々)の一例を示す図である。SDホスト機器100は、SD規格で大きさと形状が定められたSDスロット101を備えており、このSDスロットに各種のSDカードアプリケーション機器102が接続される。
SDカードアプリケーション機器102は、例えば無線LANカード102aやSDメモリーカード102b・102c、ラジオ放送受信カード・GPSカード・カメラカード(いずれも不図示)など、様々な周辺装置が開発されている。
従って、ホスト機器がSDスロット101を備えており、かつ、そこに必要なドライバソフトがインストールされていれば、これらの周辺装置(SDカードアプリケーション機器)をいつでも制御することができる。
なお、携帯電話などのような小型のホスト機器に対応するため、通常のSDスロットよりもややサイズの小さいmini−SDスロットなどの規格も存在するが、通信プロトコル自体はSD規格に準拠するものであるため、スロットの形状がmini−SDであるか通常のSDスロットであるかという問題は、特に断らない限り区別しないものとする。
図9(b)は、ホスト機器100が、SDバス105を介して、SDカードアプリケーション機器102と接続される様子を模式的に示した図である。ホスト機器100は、SDスロット101を備えており、SDカードアプリケーション機器102を挿着した状態で使用する。
ホスト機器100には、SDIOホストコントローラと呼ばれる半導体チップが内蔵され、一方SDカードアプリケーション機器102には、SD又はSDIOコントローラ(いずれも可能であるが以後は便宜上SDIOコントローラで統一する。)と呼ばれる半導体チップが内蔵されている。
一つのSDIOホストコントローラと一つのSDIOコントローラは常に一対一で互いに相手の発するコマンドを認識しながらデータ転送を行う仕組みになっている。この点において、SDバスは、後述するUSB(ユニバーサルシリアルバス)などのような、一対Nの接続が許容されるバスとは異なっている。
ホスト機器にSDIOカードアプリケーション機器が装着されると、ホスト機器に内蔵されているSDIOホストコントローラが、カードアプリケーション機器102に内蔵されているSDIOコントローラとの間でコマンド及びデータのやりとりを行ってカードを認識する。
従来のSDIOホストコントローラ(或いはSDホストコントローラ)は、SDIOホストのコア(SDホストエンジン)と、一つのSDバスインターフェースと、ホスト機器のCPUと接続するためのローカルバスを接続する一つのCPUインターフェース、及びクロックやレジスタ制御部など、最小限の構成を備えているだけの極めて簡単なものであった(例えば、特許文献1の図1参照)。
特開2003−76952号公報 WO03/019841
一方、ホスト機器のCPUは、ローカルバス(PCIバスやジェネリックCPUバスなど)に加え、ATAインターフェース、USBインターフェース、IEE1394インターフェースなど、高速大容量通信を可能にする種々のバスインターフェースを備えているものも多い。
USBインターフェースは、ストレージデバイスのほか、マウスやキーボードといった入出力装置、プリンタ・スキャナー、或いはメモリーカードのリーダー/ライターなど、様々な機器に接続することができる汎用性の高いインターフェースである。
しかも、ホスト機器上で動作する近年の汎用性の高いオペレーティングシステムの多くは、これらの標準的なインターフェースのホスト(IDEホスト、USBホスト等)のホストコントローラデバイス及びそのデバイスドライバが標準装備されている。
その一方で、SDバスインターフェースを接続できる機器は限られている。従って、SDカードアプリケーション機器をこれらの汎用インターフェースに接続することができれば、SDカードアプリケーション機器の利用形態が多様化し、様々な製品開発へ応用することができると考えられる。
本発明は、標準化された汎用インターフェースに接続することができる汎用性の高いSDIOホストコントローラを提供することを主たる技術的課題とする。
本発明に係るSDIOホストコントローラは、1チップの半導体集積回路デバイスであって、SDホストエンジン10とこのSDホストエンジンを制御するSDホストレジスタ群11及びメモリー12とを含むSDIOホストのコア16を少なくとも2系統と、SDIOホストを独立して制御する複数のCPUインターフェース13a,13b,・・・と、各CPUインターフェースを選択するセレクタ(MUX)14を2つ備えていることを特徴とする。このようにすると、ホスト機器にSDスロットを2系統備えることができる。
このCPUインターフェースは、少なくともATAインターフェースとATA−SDプロトコル変換エンジンを備えていることが好ましい。このように、ATAインターフェースとATA−SDプロトコル変換エンジンとを備えていると、IDEホストを備えたホスト機器が本発明に係るSDIOホストコントローラを認識することができる。この場合、SDIOホストコントローラは、IDEデバイスとして認識されるため、ターゲットデバイスがSDメモリーカードである場合には、ドライバソフトやファームウエアなどをインストールする必要もない。
この場合、ATAインターフェースは、ウルトラDMAコントローラを備えていることが好ましい。このようにすると、ウルトラDMA転送方式をサポートするため、データ転送速度が向上する。
また、CPUインターフェースは、ATAインターフェースの他、更に、PCIバスインターフェース、及び/又は、汎用マイコンインターフェース(ジェネリックCPUインターフェース)を備えていることが好ましい。これらのインターフェースを介して、SDIOカードアプリケーション機器を制御できるためである。
このようにすると、本発明に係るSDIOホストコントローラは、複数のインターフェースのいずれかを一つずつを使用して、各SDスロットに接続されるターゲットデバイスを独立に制御することができる。
本発明に係るSDメモリーカード複製装置は、SDメモリーカードの記録データを複製するための装置であって、ウルトラDMAコントローラを備えたATAインターフェース及びATA−SDプロトコル変換エンジンを搭載した上記のSDIOホストコントローラを2つと、IDEホストコントローラとして機能するロジック回路と、セレクタ回路を備え、SDIOコントローラの1つを読み出し用、他の1つを書き込み用とすることを特徴とする。


この場合、IDEホスト及びセレクタ回路は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)で構成しても良い。この複製装置を実現するために必要なATAコマンドはATA必須コマンド及びリムーバブルデバイスであるSDメモリーカードの特質に起因する数種類のコマンドだけで良いため、FPGAで容易に実現することができる。もちろん、CPUやマイコンで構成しても良い。
また、この装置のIDEホストコントローラに比較器及び2つのバッファーを更に設け、複写元及び複写先のアドレス毎のデータをハードウエア的に比較すれば、ソフトウエア的に照合を行う場合よりも高速に照合を行うことができる。
本発明に係るメモリーカードの複製方法は、IDEホストコントローラと、ATAインターフェースを介して前記IDEホストコントローラと接続された読み出し用メモリーカードホストコントローラと、ATAインターフェースを介して前記IDEホストコントローラと接続されると共に、前記読み出し用ホストコントローラとデータバスで直結された書き込み用メモリーカードホストコントローラと、セレクタ回路を含んだメモリーカード複製装置において、
以下のステップを含むことを特徴とする:
(イ)IDEホストコントローラが、複製元となるデータが記録されたメモリーカードの読み出し用のホストコントローラに対し、リードDMAコマンドを発行するステップ、
(ロ)読み出し用のホストコントローラがリードDMAコマンド(Read DMA)を受信すると、複製元となるデータが記録されたメモリーカードからデータを読み込み、読み出し用のホストコントローラのバッファーに蓄積するステップ、
(ハ)データがバッファーにたまったら、読み出し用のホストコントローラがDMAリクエスト信号(dmarq1)を立てるステップ、
(ニ)IDEホストコントローラがDMAリクエストコマンド(dmarq1)を受信した後、書き込み用のホストコントローラに対しライトDMAコマンド(Write DMA)を発行するステップ、
(ホ)IDEホストコントローラが読み出し用ホストコントローラからDMAリクエスト信号(dmarq2)を受信した後、データ転送開始信号(dmack)を発行すると同時にセレクタ回路を切り替えることにより「iordy1」と「dior2」を電気的に結合するステップ。
このように、IDEホストコントローラはコマンドの受け渡しを行うが、データ転送時には、読み出し用ホストコントローラから書き込み用ホストコントローラに直接データ転送が行われ、IDEホストコントローラを介さないでデータ転送が行われることが特徴である。このように、データをハードウエア的に転送するため、データ転送効率が極めて高く、高速転送可能である。
本発明に係るSDメモリーカードリーダーライターは、本発明に係るSDIOホストコントローラ(ATAインターフェース及びATA−SDプロトコル変換エンジンを備えるもの)と、ATAブリッジ機能を持つUSBコントローラとが、それぞれのコントローラのATAインターフェースを介してウルトラDMAバスにより接続されていることを特徴とする。
USBコントローラはUSBホスト機器側で認識されているため、ドライバソフトやファームウエアなどを必要とせず、かつ、ウルトラDMA転送方式によるため読み出し及び書き込み速度が劇的に増大する。
本発明に係るSDIOホストコントローラデバイスによると、従来よりも一層汎用性が高められ、様々なホスト機器に適用されることが期待される。また、本発明に係るSDIOホストコントローラデバイスを利用した新規な応用製品、例えば、SDメモリーカードを高速に複製することができるSDメモリーカード複製装置などを提供することができる。
(第1の実施形態)
はじめに、本発明に係るSDIOホストコントローラデバイス(以下単に「ホストコントローラ」ということもある。)の一例と、その代表的な実施態様の概要ついて説明する。
[SDホストコントローラの一例]
図1は、本発明に係るSDIOホストコントローラの一実施例を示している。同図に示すように、このコントローラ18の機能ブロックとしては、SDホストのSDプロトコルエンジン(SDホストエンジン10)と、このSDホストエンジンを制御する、SDホストレジスタ群11及びメモリー(SRAM等)12と、を含むSDIOホストのコア16を2系統(同一の機能ブロックは同じ符号を用い、添字a,bを用いて区別している)備え、SDのホストを制御するCPUインターフェースを3つ(ATAインターフェース13a、PCIインターフェース13b、汎用マイコンインターフェース13c)と、各CPUインターフェースを選択するセレクタ(MUX14a、14b)とを備えた1チップの半導体デバイスである。試作品は、144pinのCSP(チップサイズパッケージ)で大きさが8mm×8mm×1.0mmとなった。
SDスロットを備えたホスト機器がSDカードアプリケーション機器を制御するために最低限必要な部分は図1の破線で囲まれたSDIOホストのコア1系統と、PCIインターフェースなどローカルバスに接続するためのインターフェース、及びクロック・リセット回路などの周辺回路であり、それらはすでに1チップのデバイスとして製品化されているものもある。
しかし、このホストコントローラ18は、SDホストを制御するCPUインターフェースが複数系統あり、SD規格のスペックに含まれている「PCIバスインターフェース」及び「汎用マイコンインターフェース」に加えて、「ATAインターフェース」とを備えていることが特徴である。
−各機能ブロックの説明−
以下、各機能ブロックについて説明する。
(a)SDホストエンジン
ターゲットとなるアプリケーション機器(SDカードアプリケーションデバイス)にSDコマンドを発行しこれを制御する部分であり、SDIOホストコントローラの心臓部である。
(b)SDホストレジスタ群
SD規格(SDホストバージョンver1.0)に準拠したレジスタ仕様であり、汎用のオペレーティングシステムが標準装備しているデバイスドライバをそのまま利用することができる。
(c)メモリー(バッファー)
SRAMで構成し、ダブルバッファーメモリー(512バイト)を2バンク搭載している。このメモリーはSDホストのコアに内蔵される場合と外付けの場合とがあるが、いずれでも良い。なお、バッファーとして機能するものであれば、メモリーの構成はSRAMに限られない。
(d)クロック・リセット部
SD規格のバージョンアップ(フィズィカルスペシフィケーションver1.01)に対応するため、クロック周波数が従来の25MHzから50MHzとなり、より高速にデータ転送することが可能になっている。規格の制限がなければこれ以上で動作させることも可能である。
(e)PCIバスインターフェース
PCIバス(Peripheral Component Interconnect bus)とは、CPUシステムが周辺装置とデータ転送する際の内部バスの仕様である。本発明に係るSDIOホストコントローラのPCIバスインターフェースは、DMA(ダイレクトメモリアクセス)による転送方式をサポートしている。
(f)汎用マイコンインターフェース
汎用マイコンインターフェース(ジェネリックCPUインターフェース)とは、マイコンに接続するためのインターフェースである。マイコンはホスト機器に組み込まれたもの(エンベディッド用)であることが通常である。汎用マイコンインターフェースを通してマイコンはSDホストのレジスタ(図1の符号11)の内容を知ることができる。本発明に係るSDIOホストコントローラの汎用マイコンインターフェースは、DMA(ダイレクトメモリアクセス)による転送方式をサポートしている。
以上の(a)乃至(f)は、SD規格に準拠したSDIOホストコントローラの機能ブロックの基本的な構成である。
(g)ATAインターフェース
ATAインターフェース(以下、単に「ATA」という場合もある。)はCPUの内部バスインターフェースの一つであり、通常、ハードディスクドライブなどのストレージデバイスを接続するためのインターフェースである。ATAは、IDEと呼ばれる規格化されたコネクタにIDEデバイス(ハードディスクドライブなど)を接続して使用する。本明細書では、ATAのホストコントローラのことを、「IDEホスト」と呼ぶ。
本発明に係るSDIOホストコントローラのATAインターフェースは、PIO転送方式(プログラムドI/O)やをサポートしている他、専用のDMAコントローラを搭載しており、そのためウルトラDMAによる転送方式をサポートしている。シングル/マルチワードDMA転送方式をもサポートするよう構成にしても良い。
(h)ATA−SDプロトコル変換エンジン
ATAインターフェースを備えていても、SDバスにコマンド及びデータを送るためには、SDホストエンジンがATAのコマンドを解釈することできなければならない。このため、ATAコマンドをSDコマンドに変換するためのプロトコル変換エンジンが必要となる。
ATA−SDプロトコル変換エンジンは、ATAインターフェースでコマンドを受けると、SDホストエンジンから予め決められたSDコマンド発するように構成する。例えば、”リードセクタ”というコマンドを受けた場合、SDプロトコルエンジンには『”コマンド18(CMD18)”及び”コマンド12(CMD12)”を発する』というルール(コマンドテーブル)を予め定義しておくことにより、プロトコル変換を行う。
表1は、ATA−SDプロトコル変換エンジンがサポートするATAコマンドの一例である。IDEホストが必要とするコマンドはATAデバイス必須コマンドと、電源管理フィーチャーセット、SDメモリーカードの状態(取り外し可能であるため、接続中か否か)を通知するためのコマンド(例えば、SDメモリーカードが未接続である、SDメモリーカードが変更された、SDメモリーカードは書き込み禁止である、などを通知するためのコマンド)をサポートしている。
Figure 0004799417
表2及び表3は、ATA−SDコマンド変換テーブルの一例である。
Figure 0004799417
Figure 0004799417
また、番地(アドレス)の指定の仕方としては、一般に、CHA(シリンダヘッダアドレッシング)方式と、LBA(ロジカル・ブロック・アドレッシング)方式とがある。SDメモリーカードはLBA方式であり、IDEホスト機器側はCHS方式である。このため、CHAからLBAアドレスの変換が必要となる。この場合、IDEホスト機器がCHAで最後の番地をアクセスしたときSDメモリーの容量を超えないように変換しなければならない点は注意が必要である。
また、SDIOカードアプリケーション機器からのコマンドレスポンスが遅い場合、ホスト機器のシステムがハングアップしないように適切な時間で処理を打ち切るなどの手当てが必要である。
MUX(マックス):
上述したように本発明に係るSDIOホストコントローラは複数のインターフェースを持っているため、これらのうち、どのインターフェースを適用して通信するか、予め設定するための切り替えスイッチ(例えばディップスイッチなど)で設定しなければならない。MUXはいわばインターフェースを選択するセレクタの役割を担うものである。
−ATAの転送方式について−
次に、ATAの転送方式について簡単に説明する。ATAの転送方式には、(i)CPUが直接データ転送を行うPIO転送方式、(ii)専用のDMAコントローラで実現するウルトラDMA転送方式などがある。各転送方式にはそれぞれ各ATA信号の制御方法やタイミングが細かく規定されている。
(i)PIO転送方式
PIO(Programed I/O)転送方式とは、CPUが直接データの転送を行う方式であり、CPUのIN/OUT命令でバッファーメモリー空間を読み書きし、それをLOOP命令などで繰り返し実行する。この方法は、システムバス上でレジスタ及びメインメモリーのアクセスサイクルが発生するため、システムバスの速度が転送レートを律速する。
(ii)ウルトラDMA転送方式
ATAはウルトラDMA転送という高速データ転送用のインターフェースを備えており、ウルトラDMAインターフェースを利用したデータ転送の方式のことをウルトラDMA転送方式という。この方式は、PCIバス上でバスマスタとなったIDEコントローラに内蔵されているDMAコントローラがデータ転送を行う。PCIバス上でのデータ転送は、通常のPCIバスマスタによるデータ転送そのものとなる。ATAデバイス側のアクセスは、IDEコントローラ自体がシステムバスに関係なく自身のDMAコントローラで行うため、システムバス上で発生するアクセスサイクルはメインメモリーに対するもののみとなる。従って、他の転送方式よりも高速にデータ転送が可能になる。
他に、シングル/マルチワードDMA転送方式(DMAという名前が付いているが、ウルトラDMA転送方式とは全く別物である。)もあるが、ここでは説明を省略する。
以下、図2(a)乃至(d)を参照して、図1に例示したホストコントローラを用いた実用性の高い実施態様について説明する。
−第1の態様−
ホスト機器には様々なものがあるが、上述したようにハードディスクドライブを内蔵する機器であれば、通常はIDEホストを搭載しており、ATAインターフェースを備えている。
図2(a)に示すように、これらのIDEホストを搭載している機器に対して、上述した図1に示すホストコントローラ18を適用すると、ATAインターフェース21からATAウルトラDMAバス(ATA U−DMAバス)を介してホスト機器19aのIDEホスト25に接続することができる。
IDEホスト25はホスト機器19aのCPU等(不図示)で最初から認識されており、ATAとSDのプロトコル変換はホストコントローラ18で行われるため、SDホストを認識するためのドライバソフトやファームウエアなどをホスト機器にインストールする必要がない。
なお、ATAは、基本的にストレージデバイスを接続するためのインターフェースであるため、図2(a)のように、SDIOではなくSDメモリーカードなどに接続する態様が基本となるが、メモリー機能を搭載していればSDIOカードでも構わない。
以上のように、本実施態様のような使用法によると、従来ハードディスクを接続していたところをSDメモリーカードに置き換えて機器を小型化したり、或いはカードの着脱が容易である点を活かしてハードディスクの補助記憶媒体として使用したりすることが可能になる。
また、転送速度の速いウルトラDMA転送によるため、従来のローカルバスを経由してソフトウエア的にSDメモリーカードにデータを書き込み/読み出しする場合と比較して、書き込み/読み出し速度が増大する。この速度の向上は体感できるほど劇的なものである。
−第2の態様−
ホスト機器が、IDEホストと、マイコン(ジェネリックCPUのホスト)又はPCIホストとを搭載している場合、これら2つのインターフェースでホストコントローラと接続することもできる。
図2(b)に示すように、これらのIDEホストとPCIバスを搭載しているCPU又はマイコンとを持つホスト機器19bに対して、上述した図1に示すホストコントローラ18を適用すると、ATAインターフェース21からATAウルトラDMAバス(ATA U−DMAバス)を介してホスト機器19bのIDEホスト25に接続すると共に、PCIバス22(又はジェネリックCPUバス(不図示))を介してホスト機器19bのCPU等に接続することができる。
近年のパーソナルコンピュータの殆どは、IDEホスト25とPCIバスを搭載したCPUを標準装備している。また、ホスト機器がPCIバスを持っていない場合でも、マイコンを持っている場合には、GPIOのような汎用ポートからホストコントローラ18の汎用マイコンインターフェースに接続することもできる。
従って、このように2つのインターフェースによってホストコントローラを接続すれば、ATAインターフェースを介してSDメモリーカードを操作する一方で、PCI又は汎用マイコンインターフェースを介して各種のSDIOカードアプリケーション機器(例えば、無線LANカードなど)を制御することができる。
−第3及び第4の態様−
図2(c)に示すように、PCIバスインターフェースを介して2系統のSDIOカードアプリケーション機器に接続することもできる。このようにすると、1つのホスト機器が2つのSDバススロット(SDIO対応)を持つことができるようになる。この態様は主として汎用的なパーソナルコンピュータにSDIOホストを接続する際の態様である。
図2(d)に示すように、マイコンのGPIOポートのような汎用マイコンインターフェースを介して2系統のSDIOカードアプリケーション機器に接続することもできる。このようにすると、2つのSDIOホストを1つのホスト機器に内蔵することができる。この態様は、主としてPDAやディジタルビデオカメラ等、PCIバスを持たない機器にSDIOホストを内蔵(エンベディッド)する際の態様である。
以上の実施態様は一例であり、かつ、いずれも排他的なものではない。当業者の通常の創作レベルに照らし、これらの実施態様をそれぞれ適宜組み合わせたり、修正・変更する場合の実施態様も本発明の範囲に含まれるであろう。
以下、本発明に係るSDIOホストコントローラデバイスを利用した応用製品の実施態様について説明する。
(第2の実施形態)−メモリーカード複製装置−
上述したとおり、第1の実施形態で例示したSDIOホストコントローラは、ATAのコマンドを用いて直接SDカードアプリケーション機器を制御することができる。従って、このSDIOホストコントローラデバイス2つと、ATAのホスト(ATAコマンドを送るためのロジック回路)1つとを組み合わせると、SDメモリーカードを複製するための専用回路(複製装置)を構成することができる。
通常、あるSDメモリーカードのデータを、他のSDメモリーカードに複製(コピー)する場合、一旦ホスト機器にデータを全て読み込んだ後、コピー先となる別のSDメモリーカードをそのホスト機器に挿着し、読み込んだデータを全て書き込むことで、データの複製が完了する。しかし、このようにソフトウエア的にデータの読み出しと書き込みを行う方法は、手間と時間がかかる。
ホストコントローラ同士をATAインターフェースで結合し、データをウルトラDMA転送するための専用回路を作成すれば、高速化と省力化が実現できる。
(実施例1)−SDメモリーカード複製方法(1:1)−
[回路構成]
図3(a)は、本発明に係るSDIOホストコントローラデバイスを利用したSDメモリーカード複製回路の一例を示している。この回路は、メモリーカードに記録されているデータを、他のメモリーカードに複製(コピー)するための専用回路である。この回路は、2つのSDIOホストコントローラ31a,31bと、ロジック回路を構成する例えばFPGA33と、1つのセレクタ回路34を備えている。
同図に示すように、FPGA33と、2つのホストコントローラ31a,31bとはデータ転送用のバス(データバス)の他、ATAのコマンドを送受信するための信号線で結合される。
各信号線はいずれもATAの規格に沿ったものであり、ATAの各レジスタにアクセスするために使用するチップセレクト信号(CS[1:0])、或いは、データ又はデータポートへアクセスするアドレス信号(DA[2:0])などを送るための信号線は、説明を簡単にするため図示していない。
更に、2つのホストコントローラ31a,31bは、互いのATAインターフェース(特に、ウルトラDMAインターフェース)を物理的に直結するように接続され、データ転送はウルトラDMA転送方式により実行される。
第1のSDIOホストコントローラ31aは読み出し用であり、複製元(マスター)となる第1のSDメモリーカード32aが接続される。一方、第2のSDIOホストコントローラデバイス31bは書き込み用であり、複製先(コピー先)となる第2のSDメモリーカード32bが接続される。
図3(b)は、上記回路構成を実現するためのハードウエアインプリメンテーションの一例を示している。この図のように、最も簡単な実装方法は、簡単な数種類のATAコマンドをサポートするIDEホスト35をFPGA33に組み込んでしまうことである。もちろん、セレクタ34はFPGA33の内部に組み込むこともできる。また、バスを共有して用いる場合はIDEホスト35と共に調停回路(アービトレート・コントローラ)36を設けておくことも必要である。
[データ転送方法]
FPGA32はATAコマンド信号を用いて2つのSDIOホストコントローラデバイス31a,31bのデータ転送の開始や終了のタイミングなどを制御する。しかし、複製の際に転送されるデータは、2つのSDIOホストコントローラデバイスのそれぞれのウルトラDMAインターフェースを介して直接(すなわちデータ自体はFPGA32を介さずに)転送される。
この回路は、ホストコントローラのATAインターフェースを利用してSDメモリーカードのデータの入出力を中央コントロールチップ(図3におけるIDEホスト)が発行するATAコマンドで制御する。ATAコマンドにより、複写元はウルトラDMAの「Read mode(読み出しモード)」、コピー先はウルトラDMAの「Write mode(書き込みモード)」に設定し、転送準備完了前までにdmarq信号を発行しておき、それぞれのdmack信号を制御することによりデータ転送の開始と終了を制御する。
ここで、dmack信号・dmarq信号とは、いずれもATAの信号名の一つであり、両者はいわゆるハンドシェイク、すなわち、一方が立ち、他方も立つとデータ転送が開始するという関係にたつ。
具体的には、ストローブ信号は、送信側はiordy、受信側はdior、というデータ信号線を用いて実現する。データ転送のプロトコルは、概ね以下の手順で行われる。
図4(a)は、FPGAが発行するATA信号のプロトコルタイミングチャートを示す図である。
(イ)FPGA33が、読み出し用のホストコントローラデバイス31aに対し、リードDMAコマンドを発行する。
(ロ)読み出し用のホストコントローラ31aがリードDMAコマンド(Read DMA)を受信すると、コピー元となるメモリーカード32aからデータを読み込みホストコントローラ31aのバッファー12aに蓄積していく。
(ハ)データがバッファーにたまったら、ホストコントローラ31aがDMAリクエスト信号(dmarq1)を立てる。これによりFPGA33はデータ転送準備が完了したことを知り、FPGAはDMAリクエストコマンド(dmarq1)を立てる。
(ニ)FPGAがDMAリクエストコマンド(dmarq1)を受信した後、書き込み用のホストコントローラ31bに対しライトDMAコマンド(Write DMA)を発行する。
(ホ)FPGAが読み出し用ホストコントローラデバイスからDMAリクエスト信号(dmarq2)を受信した後、データ転送開始信号(dmack)を発行すると同時にセレクタ回路を切り替えることにより「iordy1」と「dior2」を電気的に結合する。
図4(b)は、データ転送中の回路状態を説明するための図であり、セレクタ回路が「iordy1」と「dior2」を電気的に結合している状態を示している。このとき、「iordy1」はデータストローブ信号として作用している。
このように、データ転送の開始の直前にセレクタ34を切り替えることによりストローブ信号がFPGAではなく書き込み用のホストコントローラ31bに送られるように経路を切り替える(これにより、FPGAはデータ転送中データバスから開放される)。
要するに、データ転送の準備段階まではFPGA33が各ホストコントローラ31a,31bとATAコマンドで通信し、データ転送の直前にセレクタ回路34を切り替えることにより、各ホストコントローラ31a,31bのウルトラDMAインターフェースを直結させ、FPGA33を介さずにウルトラDMA転送させるのである。このデータ転送方式によれば、ストローブ信号及びデータ信号は、コピー元となる第1のSDIOホストコントローラデバイス31aからコピー先となる第2のSDIOホストコントローラデバイス31bに直接転送される。転送されるデータはFPGAを経由しないため、データ転送速度が大きく、かつ転送効率も高い。
なお、SDIOホストコントローラデバイスはSDIOホストのコア16を2系統含んでいる場合でも、この実施例1の装置構成を採用するときは、マスター側のSDIOホストコントローラデバイス31aは1系統のみ使用し、他の1系統は使用しない。
(実施例2)−SDメモリーカード複製装置(1:N)−
次に、実施例1では、複製元カードと複製先カードとが一対一の関係にある場合について説明したが、これを拡張し、1つの複製元カードから複数のカードに同時に複製することもできる。
図5は、図3(a)を拡張して複数のメモリーカードに複製できるようにした回路構成を示している。読み出し用(複製元)となる第1のSDIOホストコントローラ51aに対し、書き込み用(複製先)となる第2及び第3のSDIOホストコントローラ51b,51cを接続した様子を示している。もちろん、この回路は図3(b)の例にならって、FPGA1個で実現できる。
なお、セレクタ回路及びdior信号及びdiow信号を分岐すると共に、DMAインターフェースを多数接続すれば、更に多くの枚数を同時に複製することもできる。
(実施例1及び実施例2の変形例)
第1の実施形態で例示したSDIOホストコントローラはSDホストのコアを2系統備えている。一方、ATAの仕様では、プライマリとセカンダリという呼び方で、IDEコネクタが2個付いている。このため、ATAのホスト側から見て、2系統あるSDホストのそれぞれに接続されるアプリケーション機器は、マスター/スレーブとして両者を識別して使用することができる。
しかし、実施例1或いは実施例2のようなSDメモリーカードの複製回路の専用機を構成する場合には、書き込み用ホストコントローラ側で、マスター/スレーブを識別することなく、両方とも同じデータを書き込むように設定を変更することもできる。このようにすると、書き込み用ホストデバイス1つで、2枚のカードに同じデータを書き込むことができる。なお、読み出し用のホストコントローラの場合、マスター/スレーブを識別することが必要であり、両方を同時に使用する態様は想定しにくい。
(実施例3)−照合(ベリファイ)−
書き込み後にデータのベリファイ(照合)を行って、正しくコピーできたかどうか検証する際にも、照合はソフトウェア的に行うために非常に多くの時間がかかるという問題があった。
しかし、図6に示すように、FPGAで構成するIDEホストに比較器(コンパレータ)37とバッファー38a,38bを設け、これによって複写元及び複写先のアドレス毎のデータをハードウエア的に比較すれば、より高速に照合を行うことができる。
照合の結果、データ不一致のアドレスが発見されたときは、エラーフラッグを立て、エラー信号を送るようにする。この信号によりLEDを点灯させたり、液晶ディスプレイ上に不一致のアドレスを表示させたりすることができる。
なお、実施例1乃至3で説明した例は、いずれもSDIOホストコントローラの開発過程で生まれた発明であるため、SDメモリーカードを前提として説明してきたが、ATAインターフェース(及びコマンドインタープリタ)を備えた第1及び第2のホストコントローラデバイスがSDIO以外のホストインターフェース、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)やメモリースティック(登録商標)を備えている場合にも、全く同様の動作手順によってこれらのメモリーカードの複製装置を構成することができる。
(第3の実施形態)−SDメモリーカードリーダーライター−
USB(ユニバーサル・シリアル・バス)インターフェースは、様々な機器に接続することができる汎用性の高い、CPUの外部インターフェースである。従来、USB端子に接続するSDメモリーカードリーダーライターは存在していたが、USBのコントローラとSDホストコントローラを搭載し、USBで受け取ったデータをファームウエアなどによってSDデータに変換し、汎用マイコンインターフェースなどを介してSDに送るというものであった。このように、ソフトウエア的にデータ変換を行っていたため、読み出し及び書き込みの速度が遅く、8Mbyte/sec程度が上限であった。
一方、USBコントローラは種々のものが開発されており、ATAのホスト側とUSBのブリッジ変換を行うことができるいわゆるブリッジチップがある。
本発明に係るSDIOホストコントローラは、ATAインターフェース及びATA−SDプロトコル変換エンジンを搭載しているため、ATAブリッジ機能を持つUSBコントローラと本発明に係るSDIOホストコントローラとをATA−ウルトラDMAバスで接続することができる。
図7(a)は、本発明に係るSDIOホストコントローラを利用したSDメモリーカードリーダーライターの一実施例を示す構成図である。同図に示すように、このカードリーダーライター70は、本発明に係るホストコントローラ71(図1の符号18と同一のもので良い)と、ATAブリッジ機能を持つUSBコントローラ(ATA−USB2.0)73と、SDスロット75a,75bとを備え、ホストコントローラ(SDメモリーカード対応)とUSBコントローラとが互いにATAインターフェースを介してウルトラDMAバスにより接続されている。また、USB端子から電源を供給できるため、レギュレータIC74により装置全体に電源を供給することができるようになっている。SD側のホストコントローラはSDメモリーカード102aを接続する。
USBのホストはホスト機器(例えば、PC)側にあり、BOT(バルクオンリートランスファー)プロトコルで通信する。USBは接続先の機器の種類によってクラススペックが異なる。BOTプロトコルは大容量記憶装置とのデータ転送を行う場合のデータ転送プロトコルクラス(マスストレージクラス)である。
このように、ATA−ウルトラDMAバスにより接続し、ハードウエア的にデータ転送を行うため、従来のSDメモリーカードリーダーライターと比較して、転送速度が劇的に増大する。
−変形例−
図7(b)は、図7(a)の変形例であり、USBコントローラとの通信をATAインターフェースではなく、汎用マイコンインターフェースを介して行うようにした態様である。
このようにすると、USBコントローラに搭載されているマイコンがホストコントローラのSDIOレジスタを直接制御できるようになるため、SDメモリーカードだけでなく、SDIOカードアプリケーション機器(例えば、SDIO無線LANカードなど)をも操作することができる。
ただし、接続するSDIOカードアプリケーション機器によっては、ファームウエア或いはホスト機器側のドライバソフトを開発する必要があり、USBコントローラとの通信プロトコルについてもBOTプロトコルを採用するか、或いは他の通信プロトコルを採用するかなど選択が必要になると考えられる。
−その他の実施例−
IDEホストを搭載したUSBコントローラと同様に、IDEホストを搭載したIEEE1394コントローラなども存在している。従って、USBコントローラをIEEE1394コントローラに置き換えれば、上記実施例及びその変形例にならって、IEEE1394対応の超高速SDカードリーダーライターが実現する。
(第4の実施形態)
第3の実施形態で説明したSDメモリーカードリーダーライターは、ATAインターフェースを搭載しているため、ホストコントローラのATAインターフェースと接続するためのIDEコネクタを設けることは極めて容易である。
図8(a)は、図7(a)で説明したSDメモリーカードリーダーライター70に、例えば2.5インチのIDEコネクタ76を設け、ATA/IDEバスによって、ハードディスクレコーダー80に接続した状態を表している。このハードディスクレコーダー80は、内部に1台のハードディスクドライブ81とIDEホストとなるCPU82とを内蔵し、それらがATAインターフェースを介して接続されている。
ATAの仕様によれば、1つのIDEコネクタに対し最大2つのデバイス(デバイス0、デバイス1)を接続することができる。なお、デバイス0をプライマリ、デバイス1をセカンダリと呼ぶ。
従って、ハードディスクレコーダー80のセカンダリデバイスとして、図8(a)に示すSDメモリーカードリーダーライターを接続すれば、ハードディスクレコーダー80は直ちにホストコントローラ81を認識し、ハードディスクレコーダーでSDメモリーカードを制御することが可能となる。
もちろん、接続先の機器はIDEホストを搭載したホスト機器であれば良く、ハードディスクレコーダーに限られない。例えば、パーソナルコンピュータ、ハードディスク内蔵のオーディオプレーヤーなど、基本的にハードディスクドライブを接続する機器が挙げられる。
なお、図8(a)に示すような使用方法は、上述した第1の実施形態における第1の態様(図2(a))の典型的な具体例である。
また、図8(b)のように、PCIバスインターフェースのスロット77を更に設けておけば、種々のCPUインターフェースを介して様々なホスト機器に容易に接続できるため、ホスト機器の開発が一層容易になる。
本発明に係るSDIOホストコントローラデバイスは、ATAインターフェースを含む複数のCPUインターフェースを搭載しているため、様々なホスト機器に簡単に接続することができる。また、ATAとSDのプロトコル変換エンジンを備えているため、IDEホストから見れば、本発明に係るSDIOホストコントローラは、IDEデバイスとして認識されるだけであり、ドライバソフトやファームウエアなどを必要としない。
更に、USBとATAのブリッジチップを介してホスト機器の外部バスに接続した場合には、ATAとSDのプロトコル変換エンジンによってハードウエア的にプロトコル変換するため、データ転送速度が従来よりも劇的に増大する。
以上のように、本発明に係るSDIOホストコントローラデバイスは、ドライバソフトやファームウエアの開発を不要なものとし、SDホスト機器の開発環境を一層容易にするものであり、産業上の利用可能性は極めて大きい。
図1は、本発明に係るSDIOホストコントローラの機能ブロックの一実施例を示す図である。 図2(a)乃至(d)は、図1に例示したホストコントローラを用いた実用性の高い実施態様を示す図である。 図3(a)は、本発明に係るSDIOホストコントローラデバイスを利用したSDメモリーカード複製回路の一例を示す図である。(b)は、(a)の回路構成を実現するためのハードウエアインプリメンテーションの一例を示す図である。 図4(a)は、FPGAが発行するATA信号のプロトコルタイミングチャートを示す図である。(b)は、データ転送中の回路状態を説明するための図である。 図5は、図3(a)を拡張して複数のメモリーカードに複製できるようにした回路構成を示している。 図6は、データ比較器(照合器)のハードウエアインプリメンテーションの一例を示す図である。 図7(a)は、本発明に係るSDIOホストコントローラを利用したSDメモリーカードリーダーライターの一実施例を示す構成図である。(b)は、(a)の変形例であり、USBコントローラとの通信をATAインターフェースではなく、汎用マイコンインターフェースを介して行うようにした態様である。 図8(a)は、SDメモリーカードリーダーライター70に、例えば2.5インチのIDEコネクタ76を設け、ATA/IDEバスによって、ハードディスクレコーダー80に接続した状態を表している。(b)は、PCIバスインターフェースのスロット77を更に設けたSDメモリーカードリーダーライターを表している。 図9(a)は、SDホスト機器100とSDカードアプリケーション機器102の一例を示す図である。(b)は、ホスト機器100が、SDバス105を介して、SDカードアプリケーション機器102と接続される様子を模式的に示した図である。
符号の説明
10 SDホストエンジン
11 SDホストレジスタ(群)
12 メモリー(バッファー)
13 CPUインターフェース
13a ATAインターフェース(ATA/SDエンジン)
13b PCIインターフェース
13c 汎用マイコンインターフェース(ジェネリックCPUインターフェース)
18 SDIOホストコントローラ
20(20a,20b) SDスロット
21 IDEコネクタ
22 PCIスロット端子
31(31a,31b,31c) ホストコントローラ
32(32a,32b) SDメモリーカード
33 FPGA(又はCPU)
34 セレクタ回路
35 IDEホスト
36 調停回路(アービトレート コントローラ)
37 比較器(コンパレータ)
38(38a,38b) バッファー
70 SDメモリーカードリーダーライター
71 SDIOホストコントローラ
73 USBコントローラ
74 レギュレータIC
100 SD/SDIOホスト機器
100a PDA
100b ノートパソコン
100c SDメモリーカードリーダーライター
101 SDスロット
102 SD/SDIOカードアプリケーション機器
102a SDメモリーカード
102b SDIOカード
103 SD/SDIOホストコントローラ
104 SD/SDIOコントローラ
105 SDバス

Claims (8)

  1. 1チップの半導体集積回路デバイスであって、SDホストエンジンとこのSDホストエンジンを制御するSDホストレジスタ群及びメモリーとを含むSDIOホストのコアを少なくとも2系統と、前記SDIOホストを独立して制御する複数のCPUインターフェースと、各CPUインターフェースを選択するセレクタを2つ備えていることを特徴とするSDIOホストコントローラ。
  2. 少なくともATAインターフェースとATA−SDプロトコル変換エンジンを備えていることを特徴とする請求項1記載のSDIOホストコントローラ。
  3. 前記ATAインターフェースは、ウルトラDMAコントローラを備えていることを特徴とする請求項2記載のSDIOホストコントローラ。
  4. 前記CPUインターフェースは、ATAインターフェースの他、更に、PCIバスインターフェース、及び/又は、汎用マイコンインターフェースを備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のSDIOホストコントローラ。
  5. SDメモリーカードの記録データを複製するための装置であって、
    請求項2又は3記載のSDIOホストコントローラを2つと、IDEホストコントローラとして機能するロジック回路と、セレクタ回路を備え、前記SDIOコントローラの1つを読み出し用、他の1つを書き込み用とすることを特徴とするSDメモリーカード複製装置。
  6. 前記IDEホストコントローラ及びセレクタ回路は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)で構成されていることを特徴とする請求項5記載のSDメモリーカード複製装置。
  7. 前記IDEホストコントローラが比較器及び2つのバッファーを更に設け、複写元及び複写先のアドレス毎のデータをハードウエア的に比較することによりデータの照合を行うことができるようにした請求項記載のSDメモリーカード複製装置。
  8. 請求項1乃至請求項記載のいずれか1項に記載のSDIOホストコントローラと、ATAブリッジ機能を持つUSBコントローラとが、それぞれのコントローラのATAインターフェースを介してウルトラDMAバスにより接続されていることを特徴とするSDメモリーカードリーダーライター。
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