JP3275563B2 - 車両の四輪駆動制御装置 - Google Patents
車両の四輪駆動制御装置Info
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Description
回転数差に応じて摩擦クラッチの締結力を制御して前後
輪間の駆動力配分を制御するようにした車両の四輪駆動
制御装置に関する。
は、例えば特開昭61−178232号公報に記載もの
が知られている。この従来例には、変速機の出力軸に前
輪推進軸または後輪推進軸の一方を直結するとともに、
前輪推進軸または後輪推進軸の他方を変速機の出力軸に
摩擦クラッチを介して連結し、該摩擦クラッチの伝達ト
ルクを代えて前輪推進軸または後輪推進軸の他方へ伝達
される駆動力の制御を行う4輪駆動車の駆動力伝達装置
において、前記摩擦クラッチの摩擦板の摩擦部の温度を
温度検知器で検出し、発熱阻止手段で検出した温度が所
定温度を超える時前記摩擦クラッチを完全締結又は完全
釈放状態とするよにした4輪駆動車の駆動力伝達装置が
開示されている。
来の四輪駆動制御装置にあっては、摩擦クラッチの温度
を温度検知器で検出し、その検出温度が所定温度を超え
たときに過熱状態に至ると判断して摩擦クラッチを完全
締結状態又は完全釈放状態に制御するようにしているの
で、悪路や、砂地等でタイヤスリップを伴った高負荷の
走行状態となって、摩擦クラッチの滑りが多くなった場
合でも、摩擦クラッチ温度が所定温度を超えるまでは通
常制御状態を継続し、摩擦クラッチ温度が所定温度が超
えたときに始めて摩擦クラッチを完全締結状態として、
摩擦クラッチの滑りを抑制し、発熱を阻止することにな
り、事前に摩擦クラッチの発熱を防止することはできな
いと共に、摩擦クラッチ温度が所定温度以下に低下する
までは、通常制御状態に復帰することができず、また通
常制御状態に復帰したとしても、直ぐに摩擦クラッチが
発熱状態となって、摩擦クラッチ温度が上昇することか
ら、通常制御を中断せざるを得ないという未解決の課題
がある。
題に着目してなされたものであり、前後輪の回転数差が
大きくなって摩擦クラッチへの入力負荷状態が高負荷状
態となったときに、事前に摩擦クラッチを完全締結状態
として摩擦クラッチの発熱を抑制することができる車両
の四輪駆動制御装置を提供することを目的としている。
に、請求項1に係る車両の四輪駆動制御装置は、図1の
基本構成図に示すように、車両の前後輪の何れか一方を
主駆動輪とし、他方を副駆動輪として、制御信号に応じ
た締結力の可変制御によって前記主駆動輪及び副駆動輪
への駆動力配分を行う摩擦クラッチを有する駆動力配分
調整手段と、前記主駆動輪及び副駆動輪の回転数差を検
出する回転数差検出手段と、該回転数検出手段の回転数
検出値に基づいて前記主副駆動輪間の駆動力配分量を設
定し、当該駆動力配分量に基づいて前記摩擦クラッチを
制御する駆動力配分制御手段とを備えた車両の四輪駆動
制御装置において、前記回転数差検出手段の回転数差検
出値に基づいて前記摩擦クラッチへの入力負荷状態を検
出する負荷状態検出手段と、該負荷状態検出手段で高負
荷状態を検出したときに前記駆動力配分制御手段による
摩擦クラッチの締結力を設定された保持時間だけ最大に
保持する高負荷時補正手段と、該高負荷時補正手段の作
動状態を監視して前記保持時間を変更する保持時間変更
手段とを備えたことを特徴としている。
装置は、請求項1の発明において、前記保持時間変更手
段が、高負荷時補正手段の作動終了後から再作動される
迄の作動間隔が設定時間以下であるときに前記保持時間
を増加させるように構成されていることを特徴としてい
る。さらに、請求項3に係る車両の四輪駆動制御装置
は、請求項1の発明において、前記保持時間変更手段
が、高負荷時補正手段の作動間隔が設定時間以下の状態
を継続しているときに、その作動間隔が設定時間を越え
た場合には、保持時間を設定値に復帰させるように構成
されていることを特徴としている。
動制御装置は、請求項1の発明において、前記保持時間
変更手段は、単位時間当たりの高負荷時補正手段の作動
頻度が所定数以上であるときに前記保持時間を増加させ
るように構成されていることを特徴としている。なおさ
らに、請求項5に係る車両の四輪駆動制御装置は、請求
項1乃至4の発明において、前記負荷状態検出手段が、
回転数差検出値とこれに基づいて算出した摩擦クラッチ
に対する締結力指令値とから負荷状態を検出するように
構成されていることを特徴としている。
した主駆動輪及び副駆動輪間の回転数差に基づいて例え
ば悪路や砂地等のタイヤスリップを伴うことにより摩擦
クラッチへの入力負荷が高くなる高負荷走行状態を検出
していないときには、駆動力配分制御手段によって回転
数差検出手段の回転数差検出値に基づいて主駆動輪及び
副駆動輪間の駆動力配分量を設定し、これに基づいて摩
擦クラッチの締結力を制御するが、高負荷走行状態を検
出したときには、高負荷補正手段で駆動力配分制御手段
による摩擦クラッチの締結力を設定した保持時間だけ最
大に保持することにより、この間摩擦クラッチを完全締
結状態として滑りを防止し、摩擦クラッチでの発熱を抑
制する。また、高負荷補正手段の作動状態を保持時間変
更手段で監視することにより、高負荷補正手段の作動間
隔に応じた保持時間を設定することができ、発熱をより
確実に抑制する。
で、高負荷時補正手段の作動終了後から再作動される迄
の作動間隔が設定時間以下であるときに前記保持時間を
増加させて、摩擦クラッチにおける完全締結状態の保持
時間が長くなる。請求項3の発明では、保持時間変更手
段で、高負荷時補正手段の作動間隔が設定時間以下の状
態を継続している高負荷状態である状態から脱したとき
に保持時間を設定値に復帰させて、次回の高負荷状態に
おける初期時の摩擦クラッチの締結力制御時間を増大さ
せる。
で、単位時間当たりの高負荷時補正手段の作動頻度が増
大したときに保持時間を増大させて、摩擦クラッチにお
ける完全締結状態の保持時間を長くする。請求項5の発
明では、負荷状態検出手段で、回転数差検出値とこれに
基づいて算出した摩擦クラッチに対する締結力指令値と
から負荷状態を検出することにより、摩擦クラッチへの
入力負荷状態を確実に検出する。
する。図2に示すものは、FR(フロントエンジン,リ
ヤドライブ)方式をベースにしたパートタイム四輪駆動
車であり、回転駆動源としてのエンジン10と、前左〜
後右側の車輪12FL〜12RRと、車輪12FL〜12RRへ
の駆動力配分比を変更可能な駆動力伝達系14と、駆動
力伝達系14による駆動力配分を制御するために油圧を
供給する油圧供給装置16と、油圧供給装置16を制御
するコントローラ18を備えた車両である。
駆動力を選択された歯車比で変速する自動変速機20
と、この自動変速機20からの駆動力を前輪12FL、1
2FR及び後輪(常時駆動輪)12RL、12RR側に分配す
るトランスファ22とを有している。そして、駆動力伝
達系14では、トランスファ22で分配された前輪駆動
力が前輪側出力軸24、フロントディファレンシャルギ
ヤ26及び前輪側ドライブシャフト28を介して、左右
前輪12FL,12FRに伝達され、一方、後輪側駆動力が
プロペラシャフト(後輪側出力軸)30、リアディファ
レンシャルギヤ32及びドライブシャフト34を介して
左右後輪12RL,12RRに伝達される。
ものであり、トランスファケーシング40内において同
軸突き合わせ状態で配設されている入力軸42及び第1
出力軸44は、入力軸42がフロントケーシング40a
にラジアル軸受46を介して回転自在に支持され、第1
出力軸44がリアケーシング40bにラジアル軸受48
を介して回転自在に支持されて互いに相対回転可能に配
設されている。
ケーシング40bの下方には、入力軸42及び第1出力
軸44に対して平行に、夫々フロントケーシング40a
及びリアケーシング40bに配設されたベアリング50
及び52によって第2出力軸54が回転自在に支持され
ている。なお、入力軸42は自動変速機20の出力軸5
6に連結さ、第1出力軸44は後輪側出力軸30に連結
され、第2出力軸54は前輪側出力軸24に連結されて
いる。
には、副変速機構58が介挿されているとともに、第1
出力軸44及び第2出力軸54間には、2輪−4輪駆動
切換機構60が設けられている。副変速機構58は、遊
星歯車機構62と、この遊星歯車機構62に同軸的に配
設された噛み合いクラッチ形式の高低速切換機構64と
で構成されている。
形成されたサンギヤ62aと、フロントケーシング40
a内部で固定されたインターナルギヤ62bと、これら
サンギヤ62a及びインターナルギヤ62bに噛合する
ピニオンギヤ62cと、ピニオンギヤ62cを回転自在
に支持するピニオンキャリア62dとで構成されてい
る。
44の外周に形成されたスプライン軸部に係合するスプ
ライン穴64b1 を有する円筒部64a1 とその左端側
に一体に形成され外周面に外歯64b2 を形成したフラ
ンジ部64a2 とで構成されて軸方向に摺動自在に配設
されたシフトスリーブ64bと、このシフトスリーブ6
4bのスプライン穴64b1 と噛合可能な入力軸42の
外周位置に形成された高速シフト用ギヤ64cと、シフ
トスリーブ64bの外歯64b2 と噛合可能なピニオン
キャリア62dの内周部に形成された低速シフト用ギヤ
64dとで構成されている。
示すように、円筒部64a1 の右端側外周面に形成した
周溝64eに、左右方向に摺動可能に配設されたフォー
クロッド64fに一体に形成されたフォーク64gが係
合され、このフォークロッド64fが図示しないリンク
機構を介して運転席近傍に配設された4輪駆動高速レン
ジ(以下、4Hレンジと称す)、ニュートラルレンジ
(以下、Nレンジと称す)及び4輪駆動低速レンジ(以
下、4Lレンジと称す)を例えば直線的に選択可能な副
変速機レバーに連結されている。この副変速機レバーで
4Hレンジを選択したときには、スプライン穴64b1
が高速シフト用ギヤ64cに噛合して、入力軸42に伝
達される駆動力を直接第1出力軸44に伝達する高速シ
フト位置Hに移動され、この状態から副変速機レバーで
Nレンジを選択することにより、スプライン穴64b1
が高速シフト用ギヤ64c及び4輪駆動用ギヤ80の双
方から離間して、入力軸42と第1出力軸44との連結
状態が解除されるニュートラル位置Nに移動され、さら
に副変速機レバーで4Lレンジを選択することにより、
図4におけるシフトスリーブ64bの下部側配置に示す
ように、スプライン穴64b1 の高速シフト用ギヤ64
cとの噛合を脱し、これに代えて外歯64b2が低速シ
フト用ギヤ64dと噛合し且つスプライン穴64b1 が
後述する第1スプロケット68に形成した4輪駆動用ギ
ヤ80に噛合する低速シフト位置Lに移動される。
後輪に対する駆動力配分比を変更する湿式多板摩擦クラ
ッチ(以下、摩擦クラッチと略称する。)66と、第1
出力軸44に回転自在に配設された第1スプロケット6
8と、第2出力軸54と同軸に結合された第2スプロケ
ット70と、第1及び第2スプロケット60、70間に
巻装されたチェーン72とで構成されている。
8に結合されたクラッチドラム66aと、このクラッチ
ドラム66aにスプライン結合されたフリクションプレ
ート66bと、第1入力軸44の外周にスプライン結合
されたクラッチハブ66cと、クラッチハブ66cに一
体結合されて前記フリクションプレート66b間に配設
されたフリクションディスク66dと、第1出力軸44
と一体に回転してクラッチドラム66a側への軸方向移
動によりフリクションプレート66b及びフリクション
ディスク66dを当接させる回転部材66eと、リアケ
ーシング40bの内壁に装着されて軸方向の移動が可能
とされたクラッチピストン66gと、このクラッチピス
トン66gの軸方向の移動を回転部材66eに伝達する
スラスト軸受66fと、クラッチピストン66gとリア
ケーシング40bとの内壁間に形成されたシリンダ室6
6hと、回転部材66eに対してクラッチピストン66
g側へ付勢力を与えるリターンスプリング66jとで構
成されている。
ケーシング40bに形成された入力ポート74に、油圧
供給装置16からクラッチ圧PC が供給されると、シリ
ンダ室66h内の押圧力発生によりクラッチピストン6
6gが図3の左側へ移動し、このクラッチピストン66
gの移動がスラスト軸受66fを介して回転部材66e
に伝達され、相互に離間していたフリクションプレート
66b及びフリクションディスク66dが、フリクショ
ンディスク66dの移動により当接し、摩擦力によるク
ラッチ圧Pcに応じたクラッチ締結力が付与される。こ
れにより、第1出力軸44の回転駆動力が、摩擦クラッ
チ66のクラッチ締結力に応じた所定のトルク配分比
で、第1スプロケット68、チェーン72及び第2スプ
ロケット70を介して第2出力軸54に伝達されるよう
になっている。
てリターンスプリング66jの付勢力によって回転部材
66e及びクラッチピストン66gが図3の右側へ移動
してフリクションプレート66b及びフリクションディ
スク66dが相互に離間すると、第1出力軸44から第
2出力軸54への駆動力の伝達が遮断される。また、第
1スプロケット68には、シフトスリーブ64b側の外
周に4輪駆動用ギヤ80が設けられており、前述したよ
うにシフトスリーブ64bを低速位置にシフトすると、
そのスプライン穴64b1 と4輪駆動用ギヤ80とが噛
合して第1出力軸44及び第2出力軸54を強制的に結
合する。ここで、シフトスリーブ64bと4輪駆動用ギ
ヤ80とで強制的に4輪駆動状態を形成するドグクラッ
チを構成している。
は、図4に示すように、シフトスリーブ64bが高速シ
フト位置Hまでスライド移動したことを検出する高速シ
フト位置センサ86が配設され、この高速シフト位置セ
ンサ86の検出信号SH がコントローラ18に入力され
る。また、前記油圧供給装置16は、図5に示す回路構
成によりトランスファ22の入力ポート74に所定のク
ラッチ圧Pcを供給する。
と直結して回転駆動する正逆回転形のメインポンプ10
0と、このメインポンプ100と並列配置され、電動モ
ータ(サブモータ)102を動力源として回転駆動する
正回転形のサブポンプ104とを油圧源としている。こ
れらメインポンプ100及びサブポンプ102は、フロ
ントケーシング40a及びリヤケーシング40bの下部
に形成されたオイルタンク105内の作動油をストレー
ナ106a、108aを介して吸入し、吐出側の配管1
06b、108bに吐出する。また、配管106b、1
08bを収束する収束配管110aには、オイルエレメ
ント112が接続され、このオイルエレメント112の
上流側(メインポンプ100及びサブポンプ104側)
に、他端が潤滑系供給部114側と接続するリリーフ路
116が接続されている。また、オイルエレメント11
2の下流側にライン圧調圧弁118が接続されていると
ともに、収束配管110aから分岐する配管110b、
110c、110eに、それぞれ電磁切換弁120、ク
ラッチ圧力調整弁122、減圧弁124の入力側が接続
されている。また、クラッチ圧力調整弁122の出力側
には、電磁切換弁120からのパイロット圧が供給され
るとトランスファ22にクラッチ圧Pcを供給するパイ
ロット切換弁126の入力側が接続され、減圧弁124
の出力側には、デュティー制御電磁弁128の入力側が
接続されている。なお、オイルタンク105内には作動
油の温度を検知する温度センサ130が配設されている
とともに、ライン圧調圧弁118により減圧設定された
圧力を検知する油圧スイッチ132及びパイロット切換
弁126から出力されるクラッチ圧Pcを検知する圧力
スイッチ134が配設され、これらの検知信号はコント
ローラ18に出力される。そして、この油圧供給装置1
6は、実際の車両では、トランスファ22の内部に配設
されている。なお、オイルタンク105から作動油を吸
引するメインポンプ100は、図3に示すように、第1
ギヤ136a及び第2ギヤ136bを介して第1出力軸
44と連結され、サブポンプ104は、リアケーシング
40bに外付けされた電動モータ102に連結されてい
る。
各構成部品を詳述する。正回転駆動をするメインポンプ
100は、吸入配管106cの端部に接続されたストレ
ーナ106aを介してオイルタンク105から作動油を
吸引し、サブポンプ104も、吸入配管108cの端部
に接続されたストレーナ108aを介してオイルタンク
105から作動油を吸引する。そして、収束配管110
aと接続する各ポンプの吐出配管106b、108bに
はそれぞれ逆止弁106d、108dが介挿されている
とともに、メインポンプ100の吐出配管106bとサ
ブポンプ104の吸入配管108cとの間は、バイパス
路140が接続されている。このバイパス路140は、
バイパス配管140aと、このバイパス配管140aに
介挿された3連の逆止弁140bとで構成され、吐出配
管106bが負圧状態となった場合に逆止弁140bが
開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路と
なる。
配管110aに接続されたリリーフ路116は、潤滑系
供給部114側に他端が接続されたリリーフ配管116
aと、このリリーフ配管116aに介挿された2連のバ
ネ付き逆止弁116bとで構成されている。そして、オ
イルエレメント112のフィルタに目詰まりが発生し
て、オイルエレメント112より上流側の圧力が所定圧
以上となると、逆止弁116bが開状態となり、作動油
が破線矢印方向に流れる連通路となる。
及びスプリング形式の減圧弁により構成され、収束配管
110a側に接続する入力ポート118A 、潤滑系11
4側に接続する出力ポート118B 及び固定絞りを介し
て一次圧及び二次圧が供給される内部パイロットポート
118P1、118P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング118aが配設されてい
る。そして、メインポンプ100もしくはサブポンプ1
04で昇圧されたライン圧PL は、ライン圧調圧弁11
8より所定圧に減圧設定されて電磁開閉弁120、クラ
ッチ圧力調整弁122、パイロット弁124に供給され
る。なお、減圧設定した際に出力ポート118B から流
れ出た作動油は、潤滑系供給部114へ供給される。
部、外部パイロット及びスプリング形式の圧力調整弁で
構成されており、配管110cと接続する入力ポート1
22A、パイロット切換弁126と接続する出力ポート
122B 、二次圧が固定絞りを介してパイロット圧とし
て供給される内部パイロットポート122P1、デューテ
ィ制御電磁弁128から制御圧が供給される外部パイロ
ットポート122P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング122aが配設されてい
る。このクラッチ圧力調整弁122は、デューティ制御
電磁弁128からのパイロット制御圧が供給されない場
合には、入力ポート122A と出力ポート122B の連
通路が閉塞されて二次圧が出力されないが、デューティ
制御電磁弁128からパイロット制御圧が供給される
と、スプールが移動制御されて出力ポート122B から
パイロット制御圧に応じた二次圧がクラッチ圧Pcとし
て出力される。
リング形式の二次圧一定形減圧弁により構成されてお
り、配管110eと接続する入力ポート124A 、デュ
ーティ制御電磁弁128と接続する出力ポート12
4B 、出力ポート124B からの二次圧が固定絞りを介
してパイロット圧として供給される内部パイロットポー
ト124P と、ドレインポート124D とを有する筒状
の弁ハウジング内にスプールが摺動自在に配設され、こ
のスプールを一端側に付勢するリターンスプリング12
4aが配設されている。そして、内部パイロットポート
124P に供給されるパイロット圧によってスプールが
所定位置に移動制御されることにより、入力ポート12
4A から供給された一次圧が、所定圧に減圧調整された
制御圧としてデューティ制御電磁弁128に供給される
ようになっている。
ポート2位置形に構成され、減圧弁124側に接続され
た入力ポート128A と、ドレイン側に接続されたドレ
インポート128D と、クラッチ圧力調整弁122の外
部パイロットポート122P2と接続する出力ポート12
8B と、リターンスプリング127aとを有し、弁内部
に配設されたスプールが出力ポート128B とドレイン
ポート128D とを連通させるノーマル位置128b
と、入力ポート128A と出力ポート128B とを連通
させる作動位置128cとに移動制御される弁である。
そして、コントローラ18からソレノイド128dに所
要デューティ比の励磁電流i0 が供給されると、その励
磁電流i0 がオン状態である区間リターンスプリング1
28aに抗してノーマル位置128bから作動位置12
8cにスプールが移動制御されることにより、デューテ
ィ比に応じたパイロット制御圧がクラッチ圧調整弁12
2に出力される。したがって、クラッチ圧調整弁122
は、デューティ制御電磁弁128から外部パイロットポ
ート122P2にパイロット制御圧が供給されると、パイ
ロット制御圧に応じたクラッチ圧Pcが出力され、これ
に応じて摩擦クラッチ66のクラッチ締結力が制御され
てクラッチ圧Pcに応じた前輪への駆動トルクの配分が
行われる。
弁120は、3ポート2位置に構成され、ライン圧が供
給される入力ポート120A と、パイロット切換弁12
6の外部パイロットポート126P1と接続する出力ポー
ト120B と、ドレインポート120D とを有し、弁内
部に配設されたスプールが入力ポート120A を遮断し
且つ出力ポート120B をドレインポート120D に連
通させるノーマル位置120bと、入力ポート120A
と出力ポート120B とを連通させ且つドレインポート
120D を遮断する作動位置120cとに移動制御され
る弁である。そして、電磁切換弁120は、コントロー
ラ18から励磁電流i1 がソレノイド120dに入力さ
れると、その励磁電流i1 がオン状態を継続している間
リターンスプリング120aに抗してスプールが移動制
御されて作動位置120cとなり、パイロット切換弁1
26の外部パイロットポート126P1にパイロット制御
圧が供給される。また、コントローラ18からの励磁電
流i1 がオフ状態となると、リターンスプリング120
aの押圧力によってノーマル位置120bに戻され、外
部パイロットポート126P1に供給されていたパイロッ
ト制御圧がドレインポート120D を通じて消圧され
る。
も示すように、クラッチ圧力調整弁122から二次圧が
供給される入力ポート126A 、トランスファ22へ二
次圧を供給する出力ポート126B 、電磁切換弁120
のソレノイド120dが通電状態であるときにパイロッ
ト制御圧が供給される外部パイロットポート126P1、
ドレインポート126D を有する筒状の弁ハウジング1
26i内に、スプール126eが摺動自在に配設され、
さらに、このスプール126eを一端側に付勢するリタ
ーンスプリング126aが配設されている弁である。
プール126eは、外部パイロットポート126P1にパ
イロット制御圧が供給されない場合には、入力ポート1
26A と出力ポート126B とが遮断され、且つ出力ポ
ート126B がドレインポート126D に連通する2W
Dモード位置126bに移動制御される(図6の左側半
断面状態)。また、電磁開閉弁120のソレノイド12
0dが通電状態(オン状態)となると、電磁開閉弁12
0のスプールを第2位置120cに移動制御して外部パ
イロットポート126P1にパイロット制御圧が供給さ
れ、入力ポート126A と出力ポート126B とが連通
する4WDモード位置126cに移動制御される(図6
の右側半断面状態)。
磁切換弁120からのパイロット制御圧で駆動すること
により、高圧のパイロット制御圧でスプール126eを
駆動することができ、スプール126eの摺動通路に塵
埃、切り屑等が付着してスプール126eの摺動抵抗が
大きい場合でも、スプール126eの摺動を確保するこ
とができる。
び4輪駆動モードを選択するモード選択スイッチ90が
配設されている。このモード選択スイッチ90は、2輪
駆動モードと、4輪駆動モードのうち前後輪の回転数差
ΔNに応じて摩擦クラッチ66を制御して前輪側への駆
動力配分を0%から50%まで変更する4輪駆動オート
モードと、4輪駆動モードで摩擦クラッチ66を完全締
結状態として前輪側への駆動力配分を50%に固定する
4輪駆動ロックモードとの3つのモードを選択可能に構
成され、このモード選択スイッチ90から2輪駆動モー
ドを選択したときに選択信号D2 がオン状態となり、4
輪駆動オートモードもを選択したときに選択信号D4Aが
オン状態となり、4輪駆動ロックモードを選択したとき
に選択信号D4Lがオン状態となり、これら選択信号D2
〜D4Lがコントローラ18に入力される。
を検出する副駆動輪回転数検出手段としての前輪側回転
数センサ96が配設されていると共に、副変速機構58
の入力軸42の回転数を検出する主駆動輪回転数検出手
段としての後輪側回転数センサ98が配設され、これら
前輪側回転数センサ96及び後輪側回転数センサ98か
ら出力される前輪側回転数検出値NF 及び後輪側回転数
検出値NR がコントローラ18に入力される。なお、後
輪側回転数センサ98としては、自動変速機20の出力
軸の回転数を検出する既存の回転数センサをそのまま適
用することができる。
うに、高速シフト位置センサ86、モード選択スイッチ
90、前輪側回転数センサ96及び後輪側回転数センサ
98からの検出信号に基づいて油圧供給装置16への励
磁電流i0 及びi1 を出力する装置である。なお、この
実施例では、同じコントローラ18において、油圧供給
装置16が所定のライン圧を保持可能にするための制御
も行うようになっており、そのために必要な前記油温セ
ンサ130および油圧スイッチ132,134を備える
とともに、これらのセンサからの検出信号に基づくモー
タ制御信号SMもコントローラ18から前記油圧供給装
置16へ出力される。
に、前記駆動力配分制御を行うためのマイクロコンピュ
ータ7と、前述の所定ライン圧保持制御を行うためのマ
イクロコンピュータ8と、前記マイクロコンピュータ7
からの制御信号CS0 に応じて前記油圧供給装置16に
おけるデューティ制御電磁弁128のソレノイド128
dに所要デューティ比Dの励磁電流i0 を供給する駆動
回路31aと、前記マイクロコンピュータ7からの制御
信号CS1 に応じてオン・オフされる励磁電流i1 を油
圧供給装置16における電磁切換弁120のソレノイド
120dに供給する駆動回路31bと、前記マイクロコ
ンピュータ8からのモータ制御信号SMに応じてサブモ
ータ102をチョッパ制御してモータ制御信号SM に応
じた回転速度に速度制御するモータ駆動回路103とを
備えている。
ンサ86、90、96、98からの検出信号を各検出値
として読み込むためのA/D変換機能を有する入力イン
タフェース回路7aと、所定のプログラムに従って駆動
力配分制御のための演算・制御処理(図11参照)等を
行う演算処理装置7bと、ROM、RAM等の記憶装置
7cと、前記演算処理装置7bで得られた前後輪の回転
数差ΔNに対応する前輪側トルク配分を決定するクラッ
チ圧PC を指令するデューティ比Dの制御信号CS0 及
びクラッチ圧PC を出力するか否かを決定する制御信号
CS1 を出力するための出力インタフェース回路7dと
を備えている。また、前記マイクロコンピュータ8は、
前記各センサ130,132,134からの検出信号を
各検出値として読込むためのA/D変換機能を有する入
力インタフェース回路8aと、演算処理装置8bと、R
OM,RAM等の記憶装置8cと、前記演算処理装置8
bで得られた電動モータ回転速度指令値を例えばアナロ
グ電圧信号SM として出力するためのD/A変換機能を
有する出力インタフェース回路8dとを備えている。
1に示す演算処理に従って、4輪オートモードで且つ高
速シフト位置検出信号SH がオン状態であるときに、前
輪側回転封検出値NF 及び後輪側回転数検出値NR とか
ら算出した回転数差ΔNに基づいて摩擦摩擦クラッチの
入力負荷状態を検出し、高負荷状態を検出したときに摩
擦クラッチ66を所定の保持時間tH だけ完全締結状態
とするようにデューティ比Dを“D2 ”に設定してデュ
ーティ比Dに対応する指令値の制御信号CS0を出力す
ると共に、制御信号CS1 をオン状態に制御する高負荷
時制御処理と、高負荷状態を検出していないときに、高
速シフト位置センサ86からの高速シフト位置検出信号
SH 、モード選択スイッチ90からのモード選択信号D
2,D4A,D4L、前輪側回転数センサ96の回転数検出値
NF 及び後輪側回転数センサ98の回転数検出値NR に
基づいて、4輪駆動オートモードで且つ高速シフト位置
検出信号SH がオンであるときに、前輪側トルク配分指
令値T2 を設定して、これに対応するクラッチ圧PC を
指令するデューティ比Dを算出し、4輪駆動ロックモー
ドで且つ高速シフト位置検出信号SH がオン状態である
ときにデューティ比Dを最大値D2 に設定して、デュー
ティ比Dに対応する指令値の制御信号CS0を出力する
と共に、制御信号CS1 をオン状態に制御し、且つモー
ド選択スイッチ90のモード選択信号D2 がオン状態で
2輪駆動モードを表すとき、高速シフト位置検出信号S
H がオフ状態であって、高低速切換機構64がニュート
ラル位置N又は低速シフト位置Lにあるときに、制御信
号CS1 及びCS0 をオフ状態とする通常制御処理とを
実行し、各制御処理で設定された制御信号CS0 及びC
S1 を夫々前記駆動回路31a及び31bに出力する。
クロコンピュータ7から出力されるアナログ電圧信号で
なる制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比Dの
励磁電流を出力する例えばパルス幅変調回路を備えてお
り、制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比の励
磁電流i0 をデューティ制御電磁弁128のソレノイド
128dに出力する。
ロコンピュータ7から出力される制御信号CS1 を電磁
切換弁120のソレノイド120dを励磁可能な電流値
の励磁電流i1 に変換して、これを電磁切換弁120の
ソレノイド120dに出力する。また、マイクロコンピ
ュータ8で行われる演算処理、すなわち油圧供給装置1
6が所定の油圧を供給可能にするための制御は、例え
ば、図示しない演算処理によって、油圧スイッチ132
で収束配管110aのオイルエレメント112の下流側
のライン圧PL が設定値以下に低下していることを検出
したときに、サブポンプ104からの吐出圧(油量)を
制御するために、前記油温センサ130からの油温検出
値SY に応じて設定される回転速度指令値を表す制御信
号SM を算出し、これをモータ駆動回路103に供給す
ることにより、サブモータ102の回転速度を制御し
て、油圧供給装置16から出力されるライン圧PL を所
定圧力に維持するものである。なお、モード選択スイッ
チ90のモード選択信号D4Lがオン状態即ち4輪駆動ロ
ックモードで且つ油圧スイッチ134でパイロット切換
弁126から出力されるクラッチ圧PC が零であること
を検出したときには、パイロット切換弁126が異常で
あると判断して警報を発する。
置7cには、演算処理装置8bの処理の実行に必要なプ
ログラム及び固定データ等が予め記憶されているととも
に、その処理結果が一時記憶可能とされている。この
内、固定データとしては、図8から図10に示す各制御
特性に対応した記憶テーブルを含んでいる。図8は、前
後輪回転速度差ΔTに対する前輪側への伝達トルクΔT
の制御特性を示したものである。これによると、駆動力
配分を伝達トルクΔTを回転速度差ΔNの増加に応じて
非線形に増加させている。また、図9は、切替弁126
のクラッチ圧Pcの増加に応じて直線的に増加する前輪
側への伝達トルクΔTの値を示している。また、図10
は、デューティ制御電磁弁128のソレノイド128d
に供給する励磁電流i0 のデューティ比Dの増加に応じ
て非線形に放物線状に増加するクラッチ圧力調整弁12
2のクラッチ圧Pcの値を示している。
の回転数差ΔNをもとに図8に対応する記憶テーブルを
参照することにより伝達トルクΔTが決定されると、図
9、図10に対応する記憶テーブルを順次参照して、コ
ントローラ18が出力しなければならないデューティ比
Dの値が逆算されるようになっている。そして、図10
で示すD1 〜D2 の範囲のデューティ比に応じたクラッ
チ圧P1 〜P2 が摩擦クラッチ66に供給されると、摩
擦クラッチ66の締結力に応じた前後輪側のトルク配分
比が、後輪:前輪=100%:0〜後輪:前輪=50
%:50%まで連続的に変化される。なお、デューティ
比がD1 以下であるときには、クラッチ圧PC が発生し
て摩擦クラッチ66のフリクショプレート66bとフリ
クションディスク66dとは押圧接触されるが駆動力の
伝達は行われない。
圧供給制御は、図11のフローチャートに示す基準演算
処理に従って実行される。この油圧供給制御の基準演算
処理について簡単に説明すれば、図11の演算処理は所
定時間(例えばΔt=20msec)毎のタイマ割込に
よって実行され、先ず、ステップS1でモード選択スイ
ッチ90のモード選択信号D2,D4A,D4Lを読込み、次
いでステップS2に移行して、高速シフト位置検出信号
SH がオン状態であるか否かを判定する。この判定は、
副変速機構58の高低速切換機構64のシフトスリーブ
64bが高速シフト位置Hに切換えられているか否かを
判定するものであり、高速シフト位置検出信号SH がオ
ン状態であるときには、ステップS3に移行する。
4Aがオン状態である4輪駆動オートモードであるか否か
を判定し、4輪駆動オートモードであるときには、ステ
ップS4に移行する。このステップS4では、前輪側回
転数検出値NF 及び後輪側回転数検出値NRを読込み、
次いでステップS5に移行して、後輪側回転数NR から
前輪側回転数NF を減算した回転数差ΔN(=NR −N
F )を算出しこれを記憶装置7cの所定記憶領域に更新
記憶し、次いでステップS6に移行して、回転数差ΔN
をもとに、図8の記憶テーブルを参照して、前輪側への
伝達トルクΔTを算出し、これを記憶装置7cの所定記
憶領域に更新記憶してからステップS7に移行する。
を完全締結状態に制御していることを表す締結状態フラ
グF1が“1”にセットされているか否かを判定し、こ
れが“1”にセットされているときにはステップS8に
移行する。このステップS8では、ステップS5で算出
した回転数差ΔN及びステップS6で算出した伝達トル
クΔTを読出し、これらに基づいて下記(1)式の演算
を行って摩擦クラッチ66に対する入力負荷Eを算出す
る。
が予め設定した負荷設定値ES 以上である高負荷状態で
あるか否かを判定し、E≧ES であるときには高負荷状
態であると判断して、ステップS10に移行し、高負荷
状態となったことを表す高負荷状態フラグF2を“1”
にセットし、次いでステップS11に移行して、前回の
完全締結処理が完了してからの経過時間tOFF が予め設
定した設定値tS (例えばtS =0.2秒)以下である
か否かを判定する。この判定は、高負荷状態が継続して
いるか否かを判定するものであり、tOFF >tS である
ときには高負荷状態が継続していないものと判断してス
テップS12に移行し、保持時間tH を予め設定された
設定値(例えば2秒)に設定してからステップS14に
移行し、tOFF ≦tS であるときには高負荷状態を継続
しているものと判断してステップS13に移行し、現在
の保持時間tH に設定値ΔtH (例えば2秒)を加算し
た値を新たな保持時間tH として記憶装置7cの所定記
憶領域に更新記憶する。
“0”にクリアすると共に、締結状態フラグF1を
“1”にセットしてからステップS15に移行し、デュ
ーティ比Dを摩擦クラッチ66を完全締結状態とする最
大値D2 に設定し、次いでステップS16に移行して、
決定されたデューティ比D2 に対応する指令値の制御信
号CS0 を駆動回路31aに出力し、次いでステップS
17に移行して電磁切換弁120に対するオン状態の制
御信号CS1 を駆動回路31bに出力してからタイマ割
込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
態フラグF1が“1”にセットされているものであると
きには、ステップS18に移行して、完全締結状態の継
続時間tONにタイマ割込周期Δtを加算した値を新たな
継続時間tONとして更新記憶してからステップS19に
移行し、継続時間tONがステップS12又はS13で設
定された保持時間tH 以上となったか否かを判定し、t
ON <tH であるときには前記ステップS15に移行
し、tON≧tH であるときにはステップS20に移行
し、継続時間tONを“0”にクリアすると共に、締結状
態フラグF1を“0”にリセットしてからステップS2
1に移行する。
6で算出した前輪側伝達トルクΔTをもとに図9の記憶
テーブルを参照して摩擦クラッチ66のクラッチ圧PC
を算出し、最後に図10の記憶テーブルを参照してこの
クラッチ圧PC に対応するD0 〜D1 の範囲のデューテ
ィ比Dを算出してから前記ステップS16に移行する。
<ES であるときには、高負荷状態ではないものと判断
してステップS22に移行し、高負荷状態フラグF2が
“1”にセットされているか否かを判定し、これが
“0”にリセットされているときにはそのまま前記ステ
ップS21に移行し、“1”にセットされているときに
は、ステップS23に移行する。
OFF にタイマ割込周期Δtを加算した値を新たなオフ経
過時間tOFF として更新記憶してからステップS24に
移行し、経過時間tOFF が前記設定値tS 以上であるか
否かを判定し、tOFF <tSであるときには、前記ステ
ップS21に移行し、tOFF ≧tS であるときにはオフ
経過時間tOFF を監視する必要がないものと判断してス
テップS25に移行して高負荷状態フラグF2を“0”
にリセットしてから前記ステップS21に移行する。
シフト位置検出信号SH がオフ状態であるときには、副
変速機構58の高低速切換機構64のシフトスリーブ6
4bがニュートラル位置N又は低速シフト位置Lに切換
えられるているものと判断してステップS26に移行
し、制御信号CS0 及びCS1 を共にオフ状態として、
摩擦クラッチ66に供給するクラッチ圧PC を消圧して
摩擦クラッチ66を非締結状態としてからタイマ割込処
理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
モード選択信号D4Aがオフ状態であるときには、ステッ
プS27に移行して、モード選択信号D4Lがオン状態で
あるか否かを判定し、これがオン状態であるときには4
輪駆動ロックモードが選択されているものと判断して前
記ステップS15に移行して、デューティ比Dを最大値
D2 に設定し、オフ状態であるときには、ステップS2
8に移行して、モード選択信号D2 がオン状態であるか
否かを判定し、オン状態であるときには前記ステップS
26に移行して制御信号CS0 及びCS1 をオフ状態と
して、オフ状態であるときにはそのままタイマ割込処理
を終了する。
4,S5の処理と前輪側及び後輪側回転数センサ96,
98とが回転数差検出手段に対応し、ステップS8,S
9の処理が負荷状態検出手段に対応し、ステップS10
〜ステップS15の処理が高負荷時補正手段に対応し、
このうちステップS11〜S13の処理が保持時間変更
手段に対応し、ステップS4〜S6及びステップS21
の処理が駆動力配分制御手段に対応している。
車両が停車状態にあり、自動変速機20のシフトレバー
がパーキングレンジ位置にあると共に、副変速機レバー
が4Hレンジにあり、且つモード選択スイッチ90で2
輪駆動モードを選択しており、さらにエンジン10が停
止しているものとする。この状態で、イグニッションス
イッチをオン状態としてエンジン10を始動させると、
コントローラ18に電源が投入されて、各マイクロコン
ピュータ7,8で所定の演算処理が開始される。
フトレバーがパーキングレンジ位置にあってエンジン1
0の駆動力が自動変速機20の出力軸には伝達されず、
これに連結されたトランスファ22の入力軸42及び第
1出力軸の回転が停止されているので、油圧供給装置1
6のメインポンプ100は駆動停止しており、収束配管
110aのライン圧PL は略零であり、このため、油圧
スイッチ132がオン状態となっており、そのスイッチ
信号S1 がマイクロコンピュータ8に入力されるで、こ
のマイクロコンピュータ8で油温センサ130の油温検
出値SY に基づいて電動モータ102の回転速度を決定
し、これに応じたモータ駆動制御信号SM をモータ駆動
回路103に出力する。このため、モータ駆動回路10
3によって電動モータ102が設定された回転速度で回
転駆動され、これによってサブポンプ104が回転駆動
されて所定圧の作動油が吐出され、これが逆止弁108
dを介して収束配管110aに供給されることにより、
ライン圧PL が昇圧される。そして、ライン圧PL が設
定圧に達すると、油圧スイッチ132がオフ状態とな
り、これに応じて電動モータ102の回転駆動が停止さ
れる。
1の処理が実行されるが、副変速機レバーが4Hレンジ
にあるので、高速シフト位置検出信号SH がオン状態で
あり、モード選択スイッチ90で2輪駆動モードが選択
されているので、ステップS2,S3,S27,S28
を経てステップS26に移行し、電磁切換弁120のソ
レノイド120dに対する制御信号CS1 及びデューテ
ィ制御電磁弁128に対する制御信号CS0 がオフ状態
に制御される。このため、電磁切換弁120は図5に示
すノーマル位置を維持し、その入力ポート120A がブ
ロックされ且つ出力ポート120B がドレインポート1
20D に連通しているので、パイロット切換弁126に
対するパイロット制御圧は略大気圧となっている。この
ため、パイロット切換弁126も図5に示すノーマル位
置を維持するため、その入力ポート126A がブロック
され、出力ポート126B とドレインポート126D と
が連通状態となっており、摩擦クラッチ66に供給され
るクラッチ圧PC が大気圧となっている。また、デュー
ティ制御電磁弁128も図5に示すノーマル位置128
を維持し、このデューティ制御電磁弁128から出力さ
れるパイロット制御圧も大気圧となっているので、クラ
ッチ圧力調整弁122から出力されるクラッチ制御圧P
C も零となっている。このため、摩擦クラッチ66は、
非締結状態に維持され、第1出力軸44と第1スプロケ
ット68との間の動力伝達経路が遮断されていることに
より、後輪のみの2輪駆動状態を維持する。
シフトレバーでDレンジを選択してからブレーキを解除
してアクセルペダルを踏込むことにより、車両を発進さ
せることができる。このとき、図11の処理が実行され
たときに、前記後輪のみの2輪駆動状態を維持している
ので、自動変速機20から駆動力がトランスファ22の
入力軸42に伝達されると、この駆動力がそのままシフ
トスリーブ64bを介して第1出力軸44に伝達され、
プロペラシャフト30、リアディファレンシャルギヤ3
2及びドライブシャフト34を介して左右後輪12RL,
12RRに伝達され、これら左右後輪12RL,12RRが回
転して車両を前進走行させることができる。
1出力軸44が回転駆動されることにより、これに機械
的に連結されているメインポンプ100が回転駆動さ
れ、このメインポンプ100から作動油が吐出されて逆
止弁106dを介して収束配管110aにライン圧とし
て供給されることになり、このメインポンプ100によ
る吐出圧によってライン圧PL が設定圧に維持される状
態となると、油圧スイッチ132がオフ状態となること
により、マイクロコンピュータ8による電動モータ10
2の駆動が停止される。
は凍結路等の低摩擦係数路を走行する場合には、モード
選択スイッチ90で4輪駆動オートモードを選択する。
この2輪駆動状態から4輪駆動オートモードへの切換え
は、車両の停車状態では勿論のこと、車両が走行中であ
っても例えば車速が40km/h以下の低速走行時に行うこ
とができる。
によってモード選択信号D4Aがオン状態となることによ
り、図11の処理が実行されたときに、ステップS3か
らステップS4以降の4輪駆動オートモード処理を実行
する。この4輪駆動オートモード処理では、先ず前輪側
回転数検出値NF 及び後輪側回転数検出値NR の回転数
差ΔNを算出すると共に、この回転数差ΔNをもとに図
8の記憶テーブルを参照して前輪側への伝達トルクΔT
を算出する(ステップS4〜S6)。そして、締結状態
フラグF1が“0”にリセットされているものとする
と、ステップS8に移行して、摩擦クラッチ66に対す
る入力負荷Eを算出し、この入力負荷Eが小さいときに
は、ステップS22を経てステップS21に移行し、伝
達トルクΔTに基づいてデューティ制御弁128に対す
る制御信号CS0 のデューティ比Dを決定し、次いでス
テップS16に移行して、決定されたデューティ比Dに
応じた指令値の制御信号CS0 を駆動回路31aに出力
する。このため、駆動回路31aからデューティ比Dの
励磁電流i0 がデューティ制御電磁弁128に供給され
ることにより、このデューティ制御電磁弁128からデ
ューティ比Dに応じたパイロット制御圧がクラッチ圧力
調整弁122に出力され、このクラッチ圧力調整弁12
2からパイロット制御圧に応じたクラッチ制御圧PC が
出力される。次いで、ステップS17に移行して、電磁
切換弁120に対する制御信号CS1 をオン状態とす
る。このため、電磁切換弁120がノーマル位置120
bから作動位置120cに切換えられることにより、ラ
イン圧PLがそのままパイロット制御圧としてパイロッ
ト切換弁126に供給され、これによってパイロット切
換弁126がノーマル位置126bから作動位置126
cに切換えられ、クラッチ圧調整弁122から出力され
るクラッチ制御圧PC が摩擦クラッチ66に供給され
る。
状態では、デューティ比Dが零に近い状態となり、駆動
回路31aから出力される励磁電流i0 のオン状態の区
間がオフ状態の区間に比較して短くなるので、これに応
じてデューティ制御電磁弁128から出力されるパイロ
ット制御圧も零に近い状態となり、クラッチ圧力調整弁
122から出力されるクラッチ圧PC も零に近い状態と
なって、摩擦クラッチ66のクラッチ締結力が小さい状
態に制御される。このため、摩擦クラッチ66第1出力
軸44から摩擦クラッチ66を介して第1スプロケット
68に伝達される駆動力が零に近い状態となり、前輪側
には駆動力が伝達されずほぼ後2輪駆動状態となる。
12RRでスリップを生じて、前後輪回転数差ΔNが大き
な値となるに従ってデューティ比Dが大きくなり、これ
に応じてクラッチ圧力調整弁122から出力されるクラ
ッチ圧PC が増加することにより、摩擦クラッチ66の
クラッチ締結力が増加して、摩擦クラッチ66、第1ス
プロケット68、チェーン72、第2スプロケット7
0、第2出力軸54、前輪側出力軸24、フロントディ
ファレンシャルギヤ26及びドライブシャフト28を介
して左右前輪12FL,12FRが回転駆動されて4輪駆動
状態となる。結局、前後輪回転数差ΔNに応じて前後輪
駆動力配分比が0:100から50:50まで変更され
て、良好な走行状態を確保することができる。
を生じる状態となると、摩擦クラッチ66に対するクラ
ッチ圧PC が前後輪の回転数差ΔNに応じて増加し、こ
の回転数差ΔNと伝達トルクΔTとの積で表される摩擦
クラッチ66に対する入力負荷Eが高くなって、これが
設定値ES 以上となると、図11の処理が実行されたと
きにステップS9からステップS10に移行することに
なる。この状態となると、高負荷状態フラグF2が
“1”にセットされ、初期状態で経過時間tOFF が設定
値tS にセットされているものとすると、ステップS1
2に移行して、保持時間tH が設定値tS に設定され、
次いで経過時間tOFF が“0”にクリアされると共に、
締結状態フラグF1を“1”にセットし、且つデューテ
ィ比Dを最大値D2 (100%)に設定し、これに応じ
てオン状態の制御信号CS0 が駆動回路31aに出力さ
れるので、この駆動回路31aからオン状態の励磁電流
i0 がデューティ制御電磁弁128に供給される。この
ため、デューティ制御電磁弁128が作動位置に固定さ
れるため、減圧弁124で設定された最大パイロット圧
がクラッチ圧調節弁122に供給され、このクラッチ圧
調節弁122から最大値のクラッチ圧PCMAXが出力さ
れ、これがパイロット切換弁126を介して摩擦クラッ
チ66に供給される。このため、摩擦クラッチ66が完
全締結状態となってフリクションプレート66bとフリ
クションディスク66dとの間の滑りが防止され、摩擦
クラッチ66の温度上昇が抑制される。
きには、締結状態フラグF1が“1”にセットされてい
ることにより、ステップS7からステップS18に移行
して、完全締結状態の継続時間tONに周期Δtを加算し
た値を新たな継続時間tONとして更新記憶し、次いでス
テップS19に移行して、継続時間tONが保持時間tH
に達したか否かを判定し、保持時間tH に達していない
ときには前記ステップS15に移行するので完全締結状
態を継続し、保持時間tH に達するとステップS20に
移行して継続時間tONを“0”にクリアすると共に、締
結状態フラグF1を“0”にリセットしてからステップ
S21に移行することになり、そのときの回転数差ΔN
に応じたクラッチ制御圧PC が設定されて、4輪駆動オ
ートモードに復帰する。
れたときに、ステップS7からステップS8に移行し
て、摩擦クラッチ66の負荷状態を監視する処理に復帰
する。このとき、ステップS8で算出された入力負荷E
が設定値ES 未満であるときには、ステップS9からス
テップS22に移行し、高負荷状態フラグF2が“1”
にセットされているので、ステップS23に移行して、
オフ経過時間tOFF に周期Δtを加算した値を新たなオ
フ経過時間tOFF として更新記憶し、次いでステップS
24に移行して、オフ経過時間tOFF が設定値tS に達
したか否かを判定し、達していないときにはステップS
21に移行して、4輪駆動オートモードを継続する。
に達する以前に、再度高負荷状態となると、図11の処
理が実行されたときに、ステップS9からステップS1
0を経てステップS11に移行し、オフ経過時間tOFF
が設定値tS 以下であるので、ステップS13に移行し
て、現在の保持時間tH に設定値ΔtH を加算した値を
新たな保持時間tH として更新記憶し、次いでオフ経過
時間tOFF を“0”にクリアすると共に、締結状態フラ
グF1を“1”にセットして、完全締結状態に移行す
る。
回の保持時間より長くなっていることにより、完全締結
状態が長く維持されることになり、摩擦クラッチ66の
発熱が確実に抑制される。高負荷状態が設定値tS の時
間内に繰り返されるときには、繰り返し回数が増加する
毎に保持時間tH が増加することになり、摩擦クラッチ
66の発熱を防止することができる。
20に移行して完全締結状態が解除された後に、高負荷
状態となることなく、ステップS9からステップS22
を経てステップS23に移行する状態が継続して、オフ
継続時間tOFF が設定値tS以上となると、ステップS
24からステップS25に移行して、高負荷状態フラグ
F2が“0”にリセットされる。このため、その後低負
荷状態を継続する場合には、ステップS9からステップ
S22を経てステップS21に移行することになり、オ
フ経過時間tOFF のカウントアップは停止される。
プS9からステップS10を経てステップS11に移行
すると、この状態では、オフ継続時間が設定値tS 以上
の状態を維持しているため、ステップS12に移行し
て、保持時間tH が設定値tSに復帰され、上記の動作
が繰り返される。ところで、モード選択スイッチ90で
4輪駆動オートモードを選択し、且つ副変速機レバーで
4Hレンジを選択している走行状態でスタックを生じた
とき、或いはスタックを生じ易い砂地等を走行する場合
には、副変速機レバーを4Lレンジに切換える必要があ
るが、この場合には、車両を停車状態とし、且つシフト
レバーをNレンジ又はパーキングレンジにシフトすると
共に、副変速機レバーをニュートラル位置Nを介して低
速シフト位置Lに切換える。この状態では高速シフト位
置検出信号SH がオフ状態となるため、図11の処理が
実行されたときにステップS2からステップS26に移
行して、電磁切換弁120に対する制御信号CS1 及び
デューティ制御電磁弁128に対する制御信号CS0 を
オフ状態とする。このため、駆動回路31bから励磁電
流i1 の出力が停止され、これによって電磁切換弁12
0がリターンスプリング120aによって作動位置12
0cからノーマル位置120bに復帰し、これによって
パイロット制御圧が大気圧となることにより、パイロッ
ト切換弁126がリターンスプリング126aによって
作動位置126cからノーマル位置126bに復帰し、
且つデューティ制御電磁弁128から出力されるパイロ
ット制御圧が大気圧に降圧されて、クラッチ圧力調整弁
122から出力されるクラッチ制御圧PC が零に降圧さ
れる。このため、摩擦クラッチ66に供給されてるクラ
ッチ圧PC が直ちに大気圧に降圧される。このため、摩
擦クラッチ66が非締結状態に復帰して、第1出力軸4
4と第1スプロケット68との相対回転が可能な状態と
なり、前述したように、シフトスリーブ64bのスプラ
イン穴64b1 を第1スプロケット68の高速シフト用
ギヤ80に容易に噛合させることができ、シフトスリー
ブ64bの高速位置Hから低速位置Lへの摺動を容易に
行うことができる。
ている状態では、自動変速機20の出力軸の駆動力がト
ランスファ22の入力軸42を経て副変速機構62で減
速され、その減速された駆動力がピニオンキャリア62
dに形成された低速シフト用ギヤ64d、シフトスリー
ブ64bの外歯64b2 を介してシフトスリーブ64b
に伝達され、このシフトスリーブ64bからこれにスプ
ライン結合された第1出力軸44に伝達されると共に、
シフトスリーブ64bのスプライン穴64b1に噛合し
た4輪駆動用ギヤ80を介し、第1スプロケット68、
チェーン72、第2スプロケット70を介して第2出力
軸54に伝達され、入力軸42に伝達された駆動力が強
制的に第1出力軸44及び第2出力軸54に分配され
て、4輪駆動状態となる。
20を適用した場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、手動変速機を適用することもでき、
この場合には、その出力軸の回転数をスピードメータ用
回転数検出部から検出することができる。また、上記実
施例においては、副変速機構62の高低速切換機構64
を副変速機レバーで機械的に操作する場合について説明
したが、これに限らず、モード切換スイッチ90に副変
速機レバーの4Hレンジ及び4Lレンジに対応する切換
接点を設けると共に、シフトスリーブ64bを摺動駆動
する電動モータを設け、モード選択スイッチで選択され
たモードに対応して電動モータを駆動してシフトスリー
ブを摺動させることもできる。
ィ制御電磁弁128を適用してクラッチ圧力調整弁12
2のパイロット制御圧を形成する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、デューティ制御電
磁弁128に代えてソレノイドに供給される励磁電流の
値に応じて出力圧を調整可能な電磁比例圧力制御弁を適
用することもでき、この場合には、駆動回路31aを例
えばフローティング形定電圧回路で構成して、入力され
る制御信号CS0 の電圧値に応じた電流値の励磁電流i
0 を出力するように構成すればよい。
電流i0 及びi1 がオフ状態であるときに2輪駆動状態
となるように油圧回路を構成した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、励磁電流i0 及び
i1 がオフ状態であるときに4輪駆動状態となるように
電磁切換弁120、パイロット切換弁126及びデュー
ティ制御電磁弁128のノーマル位置と作動位置とを入
替えるようにしてもよく、この場合には図11の処理に
おいて、制御信号CS0 及びCS1 のオン・オフ状態を
反転させると共に、デューティ比Dの設定を回転数差Δ
Nが小さいときにオンデューティ比を100%とし、こ
の状態から回転数差ΔNが増加するに応じてオンデュー
ティ比を徐々に減少させるようにすればよい。
H をオフ経過時間tOFF が設定値tS 以下であるときに
増加させるようにした場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、単位時間当たりの完全締結状
態への制御回数を計数して、この回数が設定値以上であ
るときに保持時間を増加させるようにしてもよい。さら
に、上記実施例においては、トランスファ22に副変速
機構58を有する場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、副変速機構58を省略したトラン
スファであっても本発明を適用することができると共
に、パートタイム4輪駆動車に限らずフルタイム4輪駆
動車にも本発明を適用することができる。
駆動車ベースの四輪駆動車に本発明を適用した場合につ
いて説明したが、これに限らず前輪駆動車ベースの四輪
駆動車に本発明を適用することもできる。
記載の発明によれば、負荷状態検出手段で回転数差検出
手段の回転数差検出値に基づいて摩擦クラッチへの入力
負荷状態を検出し、高負荷状態を検出したときに、高負
荷時補正手段で、摩擦クラッチを所定の保持時間だけ完
全締結状態とするように構成したので、摩擦クラッチの
発熱状態にかかわらず、発熱を生じ易い高負荷状態では
事前に摩擦クラッチの滑りを防止して、確実に発熱を防
止することができるという効果が得られる。
全締結状態に保持する保持時間を高負荷時補正手段の作
動状態を監視して変更するようにしたので、高負荷状態
の継続状況に応じて適切な保持時間を設定することがで
き、摩擦クラッチの発熱をより確実に防止することがで
きるという効果が得られる。さらに、請求項2記載の発
明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、高負荷時
補正手段の作動終了後から再作動される迄の作動間隔が
設定時間以下であるときに前記保持時間を増加させるよ
うにしたので、高負荷状態が継続しているか否かを正確
に判断することができ、適切な保持時間を正確に設定す
ることができるという効果が得られる。
ば、請求項1の発明の効果に加えて、高負荷時補正手段
の作動間隔が設定時間以下の状態を継続しているとき
に、その作動間隔が設定時間を越えた場合には、保持時
間を設定値に復帰させるように構成したので、完全締結
状態の保持時間が不必要に長くなることを確実に防止し
て、適切な保持時間を設定することができるという効果
が得られる。
項1の発明の効果に加えて、単位時間当たりの高負荷補
正手段の作動頻度を検出して、これが設定値以上である
ときに保持時間を増加させるようにしたので、請求項2
の発明の効果と同様に高負荷状態が継続しているか否か
を正確に判断することができ、適切な保持時間を正確に
設定するとこができるという効果が得られる。
荷状態検出手段が、回転数差検出値とこれに基づいて算
出した摩擦クラッチに対する締結力指令値とから負荷状
態を検出するように構成されているいるので、特別なセ
ンサを設けることなく摩擦クラッチへの入力負荷を正確
に検出することができるという効果が得られる。
ある。
である。
ライド動作を示す図である。
る。
換弁を示す図である。
る。
の制御特性グラフである。
に応じて変化する前輪側への伝達トルクの制御特性グラ
フである。
御特性グラフである。
フローチャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 車両の前後輪の何れか一方を主駆動輪と
し、他方を副駆動輪として、制御信号に応じた締結力の
可変制御によって前記主駆動輪及び副駆動輪への駆動力
配分を行う摩擦クラッチを有する駆動力配分調整手段
と、前記主駆動輪及び副駆動輪の回転数差を検出する回
転数差検出手段と、該回転数検出手段の回転数検出値に
基づいて前記主副駆動輪間の駆動力配分量を設定し、当
該駆動力配分量に基づいて前記摩擦クラッチを制御する
駆動力配分制御手段とを備えた車両の四輪駆動制御装置
において、前記回転数差検出手段の回転数差検出値に基
づいて前記摩擦クラッチへの入力負荷状態を検出する負
荷状態検出手段と、該負荷状態検出手段で高負荷状態を
検出したときに前記駆動力配分制御手段による摩擦クラ
ッチの締結力を設定された保持時間だけ最大に保持する
高負荷時補正手段と、該高負荷時補正手段の作動状態を
監視して前記保持時間を変更する保持時間変更手段とを
備えたことを特徴とする車両の四輪駆動制御装置。 - 【請求項2】 前記保持時間変更手段は、高負荷時補正
手段の作動終了後から再作動される迄の作動間隔が設定
時間以下であるときに前記保持時間を増加させるように
構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両の
四輪駆動制御装置。 - 【請求項3】 前記保持時間変更手段は、高負荷時補正
手段の作動間隔が設定時間以下の状態を継続していると
きに、その作動間隔が設定時間を越えた場合には、保持
時間を設定値に復帰させるように構成されていることを
特徴とする請求項1記載の車両の四輪駆動制御装置。 - 【請求項4】 前記保持時間変更手段は、単位時間当た
りの高負荷時補正手段の作動頻度が所定数以上であると
きに前記保持時間を増加させるように構成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の車両の四輪駆動制御装
置。 - 【請求項5】 前記負荷状態検出手段は、回転数差検出
値とこれに基づいて算出した摩擦クラッチに対する締結
力指令値とから負荷状態を検出するように構成されてい
ることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車
両の四輪駆動制御装置。
Priority Applications (3)
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP22647694A JP3275563B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 車両の四輪駆動制御装置 |
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| JPH0891074A JPH0891074A (ja) | 1996-04-09 |
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Family
ID=16845703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP22647694A Expired - Lifetime JP3275563B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 車両の四輪駆動制御装置 |
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| KR (1) | KR0132733B1 (ja) |
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