JP3148337U - 電動歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】歯面や歯頸部、歯間部などの細部における歯垢除去力を高めると共に、振動による清掃実感が得られる電動歯ブラシを提供する。【解決手段】ヘッド部4の植毛面4aに、同一径の植毛穴6が設けられ、植毛面4aの中央部分に複数の植毛穴6がヘッド部4の長さ方向に並ぶことによって構成される中央植毛領域S1と、中央植毛領域S1を挟んだ両側に複数の植毛穴6がヘッド部4の長さ方向に並ぶことによって構成される外側植毛領域S2とが設けられ、中央植毛領域S1の各植毛穴6に、毛先に向かうに従って径が細くなる第1のテーパー用毛によって構成される第1の毛束が植設され、外側植毛領域S2の各植毛穴6に、第1のテーパー用毛よりも先端径の細い第2のテーパー用毛によって構成される第2の毛束が植設され、中央植毛領域S1に植設された第1の毛束の植毛密度が外側植毛領域S2に植設された第2の毛束の植毛密度よりも高く設定されている。【選択図】図2

Description

本考案は、電気的に駆動される電動歯ブラシの改良に関するものである。
近年、衛生志向の高まりにより様々な口腔内清掃具、口腔内洗浄剤などが開発されている。また、口腔内清掃具である歯ブラシでは、従来より歯面や歯頸部、歯間部などの細部における歯垢除去効果を高めるための様々な工夫が行われている(例えば、特許文献1〜3を参照。)。さらに、電気的に駆動される電動歯ブラシでも、歯垢除去効果を高めるための改良が行われている。
例えば、電気的な駆動により振動を発生させながら、ヘッド部に植設された毛束により口腔内を清掃する電動歯ブラシにおいて、毛先に向かって漸次径が細くなるテーパー用毛を用いたものが提案されている。テーパー用毛は、歯面や歯頸部、歯間部などの細部における歯垢除去効果を高めるのに大変有効である。
しかしながら、従来のテーパー用毛を用いた電動歯ブラシでは、歯の隙間における清掃性を高めることができる反面、毛腰が弱くなることによって歯面の清掃性が悪くなるといった欠点がある。また、テーパー用毛を用いた電動歯ブラシでは、そのテーパー形状に起因した応力分散により振動が干渉してしまい、振動による清掃実感が得られにくいといった課題がある。
特開2002−85159号公報 特開2001−346632号公報 特開平11−75939号公報
本考案は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、歯面や歯頸部、歯間部などの細部における歯垢除去力を高めると共に、振動による清掃実感が得られる電動歯ブラシを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は以下の手段を提供する。
すなわち、請求項1に係る考案は、植毛面に複数の植毛穴が設けられたヘッド部を備え、電気的な駆動により振動を発生させながら、前記植毛面の各植毛穴に植設された毛束により口腔内を清掃する電動歯ブラシであって、ヘッド部の植毛面に、同一径の植毛穴が設けられ、植毛面の中央部分に複数の植毛穴がヘッド部の長さ方向に並ぶことによって構成される中央植毛領域と、中央植毛領域を挟んだ両側に複数の植毛穴がヘッド部の長さ方向に並ぶことによって構成される外側植毛領域とが設けられ、中央植毛領域の各植毛穴に、毛先に向かうに従って径が細くなる第1のテーパー用毛によって構成される第1の毛束が植設され、外側植毛領域の各植毛穴に、第1のテーパー用毛よりも先端径の細い第2のテーパー用毛によって構成される第2の毛束が植設され、中央植毛領域に植設された第1の毛束の植毛密度が外側植毛領域に植設された第2の毛束の植毛密度よりも高く設定されていることを特徴とする電動歯ブラシである。
また、請求項2に係る考案は、中央植毛領域の先端側に位置する植毛穴、又は、中央植毛領域の先端側及び後端側に位置する植毛穴には、第2の毛束が植設され、外側植毛領域に植設された第2の毛束と共に、中央植毛領域に植設された第1の毛束の周囲を囲むように第2の毛束が配置されていること特徴とする請求項1に記載の電動歯ブラシである。
また、請求項3に係る考案は、中央植毛領域に、第2の毛束が30%以下の割合で植設されていることを特徴とする請求項2に記載の電動歯ブラシ。
また、請求項4に係る考案は、中央植毛領域に、複数の植毛穴がヘッド部の長さ方向に少なくとも2列以上並んで設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電動歯ブラシである。
また、請求項5に係る考案は、第1のテーパー用毛の先端径が40〜80μmであり、第2のテーパー用毛の先端径が5〜30μmであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電動歯ブラシである。
また、請求項6に係る考案は、中央植毛領域に植設された第1の毛束の植毛密度をρ、外側植毛領域に植設された第2の毛束の植毛密度をρとしたときに、0.40≦ρ≦0.70、0.20≦ρ≦0.40、1.2≦ρ/ρ≦2.4の関係を満足することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電動歯ブラシである。
また、請求項7に係る考案は、第1の毛束の最大高さをt[mm]、第2の毛束の最大高さをt[mm]としたときに、0.5≦t−t≦2.0の関係を満足すること特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の電動歯ブラシである。
以上のように、本考案の請求項1に係る電動歯ブラシでは、外側植毛領域よりも植毛密度が高く、なお且つ第2のテーパー用毛よりも先端径の太い第1のテーパー用毛からなる中央植毛領域の第1の毛束によって、歯面が効率良く刷掃されると共に、この中央植毛領域よりも植毛密度が低く、なお且つ第1のテーパー用毛よりも先端径の細い第2のテーパー用毛からなる外側植毛領域の第2の毛束によって、歯頸部及び歯間部が効率良く刷掃されるため、歯面や歯頸部、歯間部などの細部における歯垢除去力を高めることが可能である。また、植毛密度が高い中央植毛領域の第1の毛束は、第2のテーパー用毛よりも先端径の太い第1のテーパー用毛によって構成されるため、この第1の毛束による毛腰の強さが良好な振動伝達を生み出し、振動による清掃実感を向上させることが可能となる。さらに、ヘッド部の植毛面に同一径の植毛穴が設けられた電動歯ブラシでは、製造コストを上げることなく、歯垢除去効果と清掃実感との向上を図ることが可能である。
また、本考案の請求項2に係る電動歯ブラシでは、中央植毛領域に植設された第1の毛束の周囲を囲むように第2の毛束を配置することで、歯面の清掃性と歯の隙間における清掃性とを高めると共に、振動による清掃実感を向上させることができ、更に、毛先が歯茎に当たったときの当たり心地を良好なものとすることができる。
さらに、本考案の請求項3に係る電動歯ブラシでは、中央植毛領域に第2の毛束を30%以下の割合で植設することで、歯面の清掃性と歯の隙間における清掃性とをバランスよく両立させることができる。
また、本考案の請求項4に係る電動歯ブラシでは、中央植毛領域に第1の毛束がヘッド部の長さ方向に少なくとも2列以上並んで植設されることで、これら第1の毛束によって歯面に対する十分な歯垢除去力と、振動による十分な清掃実感とを得ることができる。
また、本考案の請求項5に係る電動歯ブラシでは、第1のテーパー用毛の先端径を40〜80μmとし、第2のテーパー用毛の先端径を5〜30μmとすることで、歯面の清掃性と歯の隙間における清掃性とをバランスよく両立させることができる。
また、本考案の請求項6に係る電動歯ブラシでは、中央植毛領域の植毛密度ρ1を0.4≦ρ1≦0.7とすることで、中央植毛領域における第1の毛束の毛腰を適度に強くする一方、外側植毛領域の植毛密度ρ2を0.2≦ρ2≦0.4とすることで、外側植毛領域における第2の毛束を適度に撓らせることが可能となる。そして、これら中央植毛領域に植設された第1の毛束の植毛密度ρ1に対する外側植毛領域に植設された第2の毛束の植毛密度ρ2の比ρ1/ρ2を1.2〜2.4とした場合には、外側植毛領域よりも植毛密度が高い中央植毛領域の第1の毛束によって、歯面が効率良く刷掃されると共に、この中央植毛領域よりも植毛密度が低い外側植毛領域の第2の毛束によって、歯頸部及び歯間部が効率良く刷掃されるため、歯面や歯頸部、歯間部などの細部における歯垢除去力を高めることができる。
また、本考案の請求項7に係る電動歯ブラシでは、前記第1の毛束の最大高さをt[mm]、前記第2の毛束の最大高さをt[mm]としたときに、0.5≦t−t≦2.0の関係を満足することで、外側植毛領域に植設された第2の毛束の歯頸部及び歯間部に対する毛先進入性を向上させることができる。また、毛先が歯面に当たったときに、毛丈の長い外側植毛領域の第2の毛束が自然に開き、毛先が歯頸部にフィットするため、毛先が歯頸部に当たる角度を気にすることなく、簡単な操作で歯頸部の刷掃効果を向上させることができる。
以下、本考案を適用した電動歯ブラシについて、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を模式的に示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、場合によって毛束の図示を省略し、毛束が植毛される植毛穴のみを示すものとする。
本考案の一実施形態として図1に示す電動歯ブラシ1は、ハンドル部2と、このハンドル部2の一端から軸線方向に延長されたネック部3と、このネック部3の先端に着脱自在に取り付けられたヘッド部4とを有し、電気的な駆動により振動を発生させながら、このヘッド部4に植設された毛束5により口腔内を清掃するものである。
ハンドル部2は、使用者が把持する部分であり、その形状については特に限定されないものの、例えば略円柱状を為している。このハンドル部2の内部は、図示を省略するものの、例えばニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池、リチウムイオン電池などの二次電池からなる内部電源と、各部の駆動を制御する制御回路とが配置された水密構造となっている。
また、内部電源として二次電池を搭載する場合には、外部電源(商用電源)から充電器を介して内部電源への充電が可能である。この場合、無接点充電方式を用いた方が使用性が高く安全性の点で望ましい。なお、内部電源としては、上述した二次電池の他にも、例えば一次電池(単3又は単4の乾電池)を搭載する構成としてもよい。
制御回路は、内部電源と接続されて、ハンドル部2に設けられた操作ボタンを使用者が操作した場合に、その操作に応じた制御信号を生成し、この制御信号に基づいて後述する振動子への電力供給、並びに振動子の駆動を制御する。なお、電動歯ブラシ1は、このような制御回路を含まない構成とすることも可能であり、操作ボタンを使用者が操作した場合に、内部電源から振動子へと電力を直接供給し、振動子が駆動されるようにしてもよい。
ネック部3は、ハンドル部2とヘッド部4との間を連結する部分であり、細長く括れた形状を有している。また、ネック部3の先端部には、ヘッド部4を着脱自在に装着するための取付機構が設けられている。なお、取付機構については、例えばネック部3の先端部にヘッド部4を外嵌めした状態で、ネック部3に設けられた係止爪(凸部)をヘッド部4に設けられた被係止穴(凹部)に係止するといったものであり、ヘッド部4を着脱自在に装着する構成であれば、このような構成に特に限定されるものではなく、従来公知の取付機構を用いることができる。また、ネック部3の形状については、図1に示すようなストレート形状に限らず、奥歯を磨き易いように緩やかなカーブ形状としてもよい。
ネック部3の先端部には、図示を省略するものの、超音波振動や音波振動などの振動を発生させる振動子が内蔵されている。この振動子は、配線を介して上記ハンドル部2内の制御回路と電気的に接続されている。なお、この配線は、中空のネック部3内に配置するか、インサート成形によってネック部3内に埋設して配置することができる。
ヘッド部4は、毛束5により口腔内を刷掃する部分であり、上述した振動子により振動を発生させながら、刷掃時に毛束5を振動させることによって、歯面や歯頸部、歯間部などの細部における歯垢除去効果を高めることが可能となっている。また、ヘッド部4は、ネック部3に対して着脱自在とすることによって、一定使用後に別のヘッド部(取替用ブラシ)と交換可能となっている。なお、電動歯ブラシ1では、上記ハンドル部2及びネック部3からなるブラシ本体に対してヘッド部4を交換可能としたもの以外にも、上記ハンドル部2からなるブラシ本体に対してネック部3及びヘッド部4からなる取替用ブラシを交換可能としたものであってもよい。
ヘッド部4は、口腔内を刷掃しやすい形状や大きさであればよく、その形状について特に限定されないものの、一般的に略直方体状を為している。なお、ヘッド部4の材質については、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、飽和ポリエステル樹脂、ポリメタクリル酸メチル、プロピオン酸セルロース、ポリウレタン、ポリアミド、ABS(アクロル二トリル・ブタジエン・スチレン)などの熱可塑性樹脂材料を挙げることができるが、これらの材料に必ずしも限定されるものではない。
ヘッド部4の一面(植毛面という。)4aには、図2に示すように、同一径の植毛穴6が千鳥状に複数並んで配置されている。そして、毛束5は、複数本の刷毛(フィラメント)を束ねて二つ折りにし、その間に平線と呼ばれる金属製の抜止め具(図示せず。)を挟んで植毛穴6に打ち込むことによって、各植毛穴6に植設されている。なお、図2では、毛束5の図示を省略し、植毛穴6のみを図示している。
なお、植毛穴6は、千鳥状に複数並んで配置された構成に限らず、格子状に複数並んで配置された構成とすることも可能である。また、植毛穴6の内径は、植毛される毛束5の本数と相関があるので、毛束5の硬さや使用感に影響するが、植毛する際に用いる毛束5の太さや毛丈によって使用感はある程度調整可能ではあるが、一般に、1.0〜2.4mmの範囲が好ましい。
毛束5は、その刷毛の材質について特に限定されないものの、例えば、ポリアミド(例:6−12ナイロン、6−10ナイロン)、ポリエステル(例:ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート)、ポリオレフィン(例:ポリプロピレン)、エラストマー(例:オレフィン系、スチレン系)などの合成樹脂材料を挙げることができる。また、これらの樹脂材料を複数組み合わせて用いてもよく、例えば芯鞘構造などのように、芯部と鞘部で異なる樹脂材料を用いることもできる。
刷毛の縦断面形状は、通常は円形であるが、そのような形状に限定されるものではなく、例えば、楕円形、三角形、四角形、六角形、星形、三つ葉のクローバー形、四つ葉のクローバー形など任意の形状とすることができる。
毛束5の毛丈は、ヘッド部4の植毛面4aから、大人用で8mm〜13mm、子供用で6mm〜9mmとすることが好ましい。刷毛の太さ(最大径)は、口腔内の使用性や使用感の点から、0.12mm〜0.26mmであることが好ましい。また、使用感や、刷掃感、清掃効果、耐久性など考慮して、太さの異なる複数本の刷毛を任意に組み合わせて用いてもよい。
毛束5の植毛方法としては、上述した刷毛の毛束5を二つ折りにし、その間に平線を挟んで植毛穴6に植設する平線植毛法以外にも、毛束5の下端をヘッド部4となる溶融樹脂中に圧入して固定する熱融着法や、毛束5の下端を加熱して溶融塊を形成した後に、金型のキャビティ内に溶融樹脂を充填してヘッド部5と一体に成形するインモールド法などを用いることができる。
ヘッド部4の植毛面4aには、その中央部分に複数の植毛穴6がヘッド部4の長さ方向に並ぶことによって構成される中央植毛領域S1と、この中央植毛領域S1を挟んだ両側に複数の植毛穴6がヘッド部4の長さ方向に並ぶことによって構成される外側植毛領域S2とが設けられている。
なお、本例では、ヘッド部4の植毛面4aに千鳥状に並ぶ複数の植毛穴6のうち、植毛面4aの中央部分においてヘッド部4の長さ方向に並ぶ3列の植毛穴6によって中央植毛領域S1が構成されている。一方、この中央植毛領域S1を挟んだ両側において、それぞれヘッド部4の長さ方向に並ぶ2列の植毛穴6によって一対の外側植毛領域S2が構成されている。
そして、中央植毛領域S1の各植毛穴6には、図2及び図3に示すように、毛先に向かうに従って径が細くなるテーパー状の刷毛(以下、第1のテーパー用毛という。)によって構成される毛束5(以下、第1の毛束5aという。)が植設されている。一方、外側植毛領域S2の各植毛穴6には、第1のテーパー用毛よりも先端径の細いテーパー状の刷毛(以下、第2のテーパー用毛という。)によって構成される毛束5(以下、第2の毛束5bという。)が植設されている。
さらに、中央植毛領域S1の先端側及び後端側に位置する植毛穴6a,6bには、それぞれ第2の毛束が植設されている。これにより、ヘッド部4の植毛面4aには、これら中央植毛領域S1の先端側及び後端側に植設された第2の毛束5bと、外側植毛領域S2に植設された第2の毛束5bとが、中央植毛領域S1に植設された第1の毛束5aの周囲を囲むように配置されている。
さらに、中央植毛領域S1に植設された第1の毛束5aの植毛密度は、外側植毛領域S2に植設された第2の毛束5bの植毛密度よりも高く設定されている。なお、ここで言う「植毛密度」とは、[植毛穴の面積の総和]÷[植毛面積]で与えられる値のことであり、「植毛穴の面積の総和」とは、各植毛領域S1,S2を構成する植毛穴6の面積を足した値であり、「植毛面積」とは、「JIS S 3016−1995」に準拠したものであり、各植毛領域S1,S2の外周に位置する各植毛穴6の外側を直線で結んだ囲み領域の面積で表される。
以上のような構造を有する電動歯ブラシ1では、外側植毛領域S2よりも植毛密度が高く、なお且つ第2のテーパー用毛よりも先端径の太い第1のテーパー用毛からなる中央植毛領域S1の第1の毛束5aによって、歯面が効率良く刷掃されると共に、この中央植毛領域S1よりも植毛密度が低く、なお且つ第1のテーパー用毛よりも先端径の細い第2のテーパー用毛からなる外側植毛領域S2の第2の毛束5bによって、歯頸部及び歯間部が効率良く刷掃されるため、歯面や歯頸部、歯間部などの細部における歯垢除去力を高めることが可能である。
また、植毛密度が高い中央植毛領域S1の第1の毛束5aは、第2のテーパー用毛よりも先端径の太い第1のテーパー用毛によって構成されるため、この第1の毛束5aによる毛腰の強さが良好な振動伝達を生み出し、振動による清掃実感を向上させることが可能となる。さらに、ヘッド部4の植毛面4aに同一径の植毛穴6が設けられた電動歯ブラシ1では、製造コストを上げることなく、歯垢除去効果と清掃実感との向上を図ることが可能である。
また、本考案を適用した電動歯ブラシ1では、中央植毛領域S1に植設された第1の毛束5aの周囲を囲むように第2の毛束5bが配置されている。これにより、歯面の清掃性と歯の隙間における清掃性とを高めると共に、振動による清掃実感を向上させることができ、更に、毛先が歯茎に当たったときの当たり心地を良好なものとすることができる。
なお、本考案では、中央植毛領域S1の先端側及び後端側に位置する植毛穴6a,6bに第2の毛束5bが植設された構成に限らず、中央植毛領域S1の先端側に位置する植毛穴6aに第2の毛束5bが植設された構成としてもよい。
さらに、本考案を適用した電動歯ブラシ1では、中央植毛領域S1に第2の毛束5bを30%以下の割合で植設することで、歯面の清掃性と歯の隙間における清掃性とをバランスよく両立させることができる。なお、ここで言う中央植毛領域S1における第2の毛束5bの割合とは、中央植毛領域S1に設けられた植毛穴6の面積の総和に対する第2の毛束5bが植設された植毛穴6の面積の総和の割合(面積比)のことである。
また、本考案を適用した電動歯ブラシ1では、第1のテーパー用毛の先端径を40〜80μmとし、第2のテーパー用毛の先端径を5〜30μmとすることで、歯面の清掃性と歯の隙間における清掃性とをバランスよく両立させることができる。
また、本考案を適用した電動歯ブラシ1では、中央植毛領域S1に複数の植毛穴6がヘッド部4の長さ方向に少なくとも2列以上並んで設けられていることが好ましい。これにより、中央植毛領域S1に第1の毛束5aがヘッド部4の長さ方向に2列以上並んで植設されることになり、これら第1の毛束5aによって歯面に対する十分な歯垢除去力と、振動による十分な清掃実感とを得ることができる。
また、本考案を適用した電動歯ブラシ1では、中央植毛領域S1に植設された第1の毛束5aの植毛密度をρ、外側植毛領域S2に植設された第2の毛束5bの植毛密度をρとしたときに、0.40≦ρ≦0.70、0.20≦ρ≦0.40、1.2≦ρ/ρ≦2.4の関係を満足することが好ましい。
本考案を適用した電動歯ブラシ1では、中央植毛領域S1の植毛密度ρを0.40≦ρ≦0.70の範囲、より好ましくは0.50≦ρ≦0.60の範囲とすることで、中央植毛領域Sにおける第1の毛束5aの毛腰を適度に強くする一方、外側植毛領域S2の植毛密度ρを0.20≦ρ≦0.40の範囲、より好ましくは0.30≦ρ≦0.40の範囲とすることで、外側植毛領域S2における第2の毛束5bを適度に撓らせることが可能となる。
そして、これら中央植毛領域S1に植設された第1の毛束5aの植毛密度ρに対する外側植毛領域S2に植設された第2の毛束5bの植毛密度ρの比(以下、植毛密度比という。)ρ/ρを1.2〜2.4の範囲とした場合には、外側植毛領域S2よりも植毛密度が高い中央植毛領域S1の第1の毛束5aによって、歯面が効率良く刷掃されると共に、この中央植毛領域S1よりも植毛密度が低い外側植毛領域S2の第2の毛束5bによって、歯頸部及び歯間部が効率良く刷掃されるため、歯面や歯頸部、歯間部などの細部における歯垢除去力を高めることができる。
また、本考案を適用した歯ブラシ1では、図3に示すように、中央植毛領域S1に植設された第1の毛束5aの最大高さをt[mm]、外側植毛領域S2に植設された第2の毛束5bの最大高さをt[mm]としたときに、0.5≦t−t≦2.0の関係を満足することが好ましい。
すなわち、この歯ブラシ1では、中央植毛領域S1に植設された第1の毛束4の最大高さtを、外側植毛領域S2に植設された毛束5の最大高さtよりも低くすることで、外側植毛領域S2に植設された第2毛束5bの歯頸部及び歯間部に対する毛先進入性を向上させることが可能である。また、毛先が歯面に当たったときに、毛丈の長い外側植毛領域Sの第2の毛束5bが自然に開き、毛先が歯頸部にフィットするため、毛先が歯頸部に当たる角度を気にすることなく、簡単な操作で歯頸部の刷掃効果を向上させることが可能である。
したがって、この歯ブラシ1では、上述した中央植毛領域S1における第1の毛束5aと外側植毛領域S2における第2の毛束5bとの毛丈差t−tを、0.5〜2.0の範囲、より好ましくは1.0〜1.5の範囲とすることで、歯面の清掃性と歯茎への当たり心地を良好なものとすることが可能である。
以下、実施例により本考案の効果をより明らかなものとする。なお、本考案は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
(実施例1〜6及び比較例1〜6)
本実施例では、先ず、表1に示すように、「植毛穴配置(植毛穴径)」、「植毛密度比(a)/(b)」、「第1の毛束(a),第2の毛束(b)」の種類、「毛丈差」、及び「振動数」を異ならせた実施例1〜6及び比較例1〜4の電動歯ブラシを作製した。
Figure 0003148337
次に、これら実施例1〜6及び比較例1〜4の歯ブラシについて、「歯面及び歯頸部の歯垢除去率」による清掃性の評価、及び「歯面の刷掃実感」、「歯頸部の刷掃実感」、「振動による歯垢除去実感」、「歯グキへの当たり心地」による使用感の評価、並びにこれらの「総合評価」を行った。その評価結果を表2に示す。
Figure 0003148337
なお、「歯面及び歯頸部の歯垢除去率」については、ライオン社製のブラッシングマシーンを用いて、顎模型の歯に塗布した人工プラークの除去率を「歯面」及び「歯頸部」について測定し、その評価を行った。その評価基準は以下のとおりである。
また、ブラッシングマシーンの刷掃条件は、ブラッシング力=200g、ストローク=20mm、速度=40mm/secである。除去率は、上顎第2小臼歯と第1大臼歯と第2大臼歯に人工プラークを塗布し、刷掃後に画像解析によって求めた。
<歯面の歯垢除去率>
○…「80%以上」
△…「70%以上〜80%未満」
×…「70%未満」
<歯頸部の歯垢除去率>
○…「70%以上」
△…「50%以上〜70%未満」
×…「50%未満」
一方、「歯面の刷掃実感」、「歯頸部の刷掃実感」、「振動による歯垢除去実感」、及び「歯グキへの当たり心地」については、10名の専門パネラーによる官能評価を行い、「良い」と感じた専門パネラーの数から、以下の3段階による評価を行った。
<評価基準>
○…「7人以上」
△…「4〜6人」
×…「3以下」
また、「総合評価」については、以下のとおりである。
◎…「非常に良い。」
○…「良い。」
△…「どちらともいえない。」
×…「悪い。」
表2に示す評価結果から、実施例1〜6の電動歯ブラシは、比較例1〜4の電動歯ブラシと比較して、「歯面及び歯頸部の歯垢除去率」、「歯面の刷掃実感」、「歯頸部の刷掃実感」、「振動による歯垢除去実感」、及び「歯グキへの当たり心地」の何れの評価も良好な結果を示したことから、総合評価について良好な結果が得られた。
図1は、本考案を適用した電動歯ブラシの一例を示す側面図である。 図2は、図1中に示すヘッド部を植毛面側から見た平面図である。 図3は、図2中に示すヘッド部のA−A’断面図である。
符号の説明
1…電動歯ブラシ 2…ハンドル部 3…ネック部 4…ヘッド部 4a…植毛面 5…毛束 5a…第1の毛束 5b…第2の毛束 6,6a,6b…植毛穴 S1…中央植毛領域 S2…外側植毛領域

Claims (7)

  1. 植毛面に複数の植毛穴が設けられたヘッド部を備え、電気的な駆動により振動を発生させながら、前記植毛面の各植毛穴に植設された毛束により口腔内を清掃する電動歯ブラシであって、
    前記ヘッド部の植毛面には、同一径の植毛穴が設けられ、
    前記植毛面の中央部分に複数の植毛穴が前記ヘッド部の長さ方向に並ぶことによって構成される中央植毛領域と、前記中央植毛領域を挟んだ両側に複数の植毛穴が前記ヘッド部の長さ方向に並ぶことによって構成される外側植毛領域とが設けられ、
    前記中央植毛領域の各植毛穴には、毛先に向かうに従って径が細くなる第1のテーパー用毛によって構成される第1の毛束が植設され、
    前記外側植毛領域の各植毛穴には、前記第1のテーパー用毛よりも先端径の細い第2のテーパー用毛によって構成される第2の毛束が植設され、
    前記中央植毛領域に植設された第1の毛束の植毛密度が前記外側植毛領域に植設された第2の毛束の植毛密度よりも高く設定されていることを特徴とする電動歯ブラシ。
  2. 前記中央植毛領域の先端側に位置する植毛穴、又は、前記中央植毛領域の先端側及び後端側に位置する植毛穴には、前記第2の毛束が植設され、前記外側植毛領域に植設された第2の毛束と共に、前記中央植毛領域に植設された第1の毛束の周囲を囲むように前記第2の毛束が配置されていること特徴とする請求項1に記載の電動歯ブラシ。
  3. 前記中央植毛領域には、前記第2の毛束が30%以下の割合で植設されていることを特徴とする請求項2に記載の電動歯ブラシ。
  4. 前記中央植毛領域には、複数の植毛穴が前記ヘッド部の長さ方向に少なくとも2列以上並んで設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電動歯ブラシ。
  5. 前記第1のテーパー用毛の先端径が40〜80μmであり、前記第2のテーパー用毛の先端径が5〜30μmであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電動歯ブラシ。
  6. 前記中央植毛領域に植設された第1の毛束の植毛密度をρ、前記外側植毛領域に植設された第2の毛束の植毛密度をρとしたときに、
    0.40≦ρ≦0.70、
    0.20≦ρ≦0.40、
    1.2≦ρ/ρ≦2.4
    の関係を満足することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電動歯ブラシ。
  7. 前記第1の毛束の最大高さをt[mm]、前記第2の毛束の最大高さをt[mm]としたときに、
    0.5≦t−t≦2.0
    の関係を満足すること特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の電動歯ブラシ。
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