JP2662959B2 - 4輪駆動車用のスリップ検出装置 - Google Patents
4輪駆動車用のスリップ検出装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、センターデフ装置付のフルタイム式4輪駆
動車において、車輪スリップを防止するトラクション制
御等に用いるスリップ検出装置に関する。 【従来の技術】 センターデフ付の4輪駆動車のスリップに関しては、
前後輪の一方の2輪スリップとその両方の4輪スリップ
がある。ここで、2輪スリップの場合は、センターデフ
をデフロックすることでスリップを解消できるが、差動
制限が一義的に決定されることにより旋回性能は著しく
悪化する。また、デフロックすると車輪のスリップ状態
が判断できなくなり、このためデフロック解除を自動的
に制御することは不可能である。従って、かかるデフロ
ックは非常脱出時,雪道等の特別な低μ路走行時等にお
いてマニュアル操作することが一般に行われている。 そこで、近年上記2輪スリップに関して、グリップ側
車輪のトルク配分を多くするようにトルクスプリットを
制御することが考えられている。かかるトルクスプリッ
ト制御では前後輪のトルク配分で2輪スリップを回避す
るものであるから、センターデフの旋回性が失われず、
駆動力も確保されてトラクションの効果を有する。ま
た、この場合は常に前後輪の回転差を目標値にフィード
バック制御するので、上記2輪でのスリップ脱出状態に
なると直ちに通常制御となる。 ここで、上記2輪スリップに対するトルクスプリット
制御が行われると、2輪スリップを生じないぎりぎりに
トルク配分されることで、スリップを生じるとすれば4
輪スリップ状態になり、トルクスプリット制御の精度が
良いほど2輪スリップは生じ難く、限界性能は向上する
が、4輪が同時にスリップした時のコントロールが難し
くなり、この4輪スリップはトルクスプリットでは解消
できず、このためエンジン出力を低下させる等により動
力を低下させるトラクション制御に委ねる以外にない。 こうして、4輪駆動車のトルクスプリットや動力を低
下させるトラクションの制御は車輪スリップとの関係で
行われることから、スリップ検出が必要になる。ここ
で、4輪駆動車は4輪が駆動輪であってスリップの可能
性を有することから、この車輪速のみで2輪,4輪のスリ
ップを検出すると誤差が大きくなり、このため検出精度
を向上するように工夫する必要がある。 従来、4輪駆動車のスリップ検出に関しては、例えば
実開昭59−99827号公報の先行技術がある。ここで、車
両の速度を検出する車速センサ,タイヤの回転を検出す
るタイヤ回転センサを有し、これらの車速とタイヤ回転
とによりタイヤの空転を検知することが示されている。 【発明が解決しようとする問題点】 ところで、上記先行技術の車速センサが例えば変速機
出力側に取付けられてその回転で車速を算出するものと
すると、駆動輪スリップ時には実際の車体の移動速度か
ら大きく外れた値になる。また、4輪スリップの検出は
できない。 本発明は、このような点に鑑み、4輪駆動車の4輪ス
リップとグリップを高い精度で検出することが可能なス
リップ検出装置を提供することを目的とする。 【問題点を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本発明は、4輪駆動車用の
スリップ検出装置において、前後輪速を検出する前後輪
速検出部と、車体の加速度を検出する車体加速度検出部
と、上記前後輪速から前後輪の一方の2輪スリップを判
定する2輪スリップ検出部と、上記前後輪速を平均した
車輪速を算出する車輪速算出部と、上記車体加速度を積
分して車体速度を求める車体速度算出部と、上記2輪ス
リップ検出部による2輪スリップ検出時以外において、
上記車輪速と上記車体速度との偏差が所定値以上のとき
に4輪スリップと判定する4輪スリップ検出部とを有す
ることを特徴とする。 また、上記4輪スリップ検出部による4輪スリップ検
出後に、上記車輪速と上記車体速度との偏差が第2の所
定値以下になったときに4輪グリップと判定する4輪グ
リップ検出部を有することを特徴とする。 さらに、上記2輪スリップ検出部による2輪スリップ
検出時には4輪駆動車のトルクスプリット制御を行い、
上記4輪スリップ検出による4輪スリップ検出時にはエ
ンジン出力を低下させるトラクション制御を行うことを
特徴とする。 【作用】 上記構成に基づき、前後輪の一方の2輪スリップ条件
を除いた4輪のスリップまたはグリップの条件におい
て、車体加速度による車体速度に対し車輪速がスリップ
用設定値以上になると4輪スリップを判定し、4輪スリ
ップ状態で車輪速がグリップ用設定値以下になると4輪
グリップを判定するようになる。 こうして本発明では、2輪スリップを除いた条件で、
車体加速度による車体速度を用いて正確に4輪スリップ
とグリップを検出することが可能になる。 【実 施 例】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図において、本発明が適用されるセンターデフ付
のトルクスプリットおよびトラクション制御可能な4輪
駆動車の駆動系として、フロントエンジンで縦置きであ
り、トルクコンバータ付自動変速機を備えたものについ
て述べると、エンジン1,トルクコンバータ2,および自動
変速機3が車両前後方向に配置され、動力伝達可能に連
結している。自動変速機3の出力軸4はセンターデフ装
置20に入力し、センターデフ装置20にはトルクスプリッ
ト装置25がバイパスして設けてある。 センターデフ装置20は、プラネタリギヤ式であり、サ
ンギヤ21,リングギヤ22,サンギヤ21とリングギヤ22に噛
合うピニオン23,およびキャリア24から成り、キャリア2
4に変速機出力軸4が同軸状に連結する。また、センタ
ーデフ装置20の2つの出力側のサンギヤ21,リングギヤ2
2において、大径のリングギヤ22から変速機出力軸に回
動自在に設けられたリダクションギヤ5,6を介して出力
軸4と平行なフロントドライブ軸7に連結し、このフロ
ントドライブ軸7がフロントデフ装置8,車軸9を介して
左右の前輪10L,10Rに伝動構成される。一方、小径のサ
ンギヤ21からリヤドライブ軸11に連結し、このリヤドラ
イブ軸11がリヤデフ装置12,車軸13等を介して左右の後
輪14L,14Rに伝動構成される。 こうしてセンターデフ装置20は、変速機出力を前後輪
に所定のトルク配分で伝達し、かつ前後輪の回転差を吸
収する。ここで、上記駆動系により車体前方の方が後方
より静的荷重が大きいのに対応し、リングギ ヤ22から
前輪へ伝達されるトルクの方がサンギヤ21から後輪へ伝
達されるトルクより大きくなっている。 トルクスプリット装置25は、フロントドライブ軸7と
同軸のバイパス軸26,トルク可変制御可能なクラッチと
して例えば油圧クラッチ27を有し、バイパス軸26が油圧
クラッチ27のハブ27aに、そのドラム27bが一対のギヤ2
8,29を介してリヤドライブ軸11に伝動構成される。ここ
で、上記リダクションギヤ5,6もこの場合の構成要素で
あり、そのギヤ比を例えば“1"にし、ギヤ28,29のギヤ
比がそれより若干小さく設定される。また油圧クラッチ
27は、油圧ユニット30からの作動油の供給によりクラッ
チトルクを生じ得るようになっている。 こうして油圧クラッチ27では、ハブ27aに対しドラム2
7bの方が若干低速の回転差を生じ、このため油圧クラッ
チ27にクラッチ圧を与えてクラッチトルクを発生させる
とハブ27aの前輪側からドラム27bの後輪側にクラッチ圧
等に応じたトルク移動を行って、前輪側と後輪側のトル
ク配分を可変する。即ち、センターデフ装置20の入力ト
ルクをTi,センターデフ装置20によるフロント側配分比
をγとすると、フロントドライブ軸7の伝達トルクはγ
・Tiに、リヤドライブ軸11のトルクは(1−γ)・Tiに
配分される。そこで、クラッチトルクをTc,ギヤ28,29の
ギヤ比をKとすると、トルク移動によりフロントドライ
ブ軸7,リヤドライブ軸11のトルクTF,TRは、 TF=γ・Ti−Tc TR=(1−γ)・Ti+KTc になる。こうして、クラッチトルクTcの変化によりフロ
ント側トルクTFの配分比はセンターデフ装置20におけ
る配分比以下で連続的に変化し、リヤ側トルクTRの配分
比はセンターデフ装置20における配分比以上で連続的に
変化してトルクスプリット作用する。 また、エンジン1のスロットル弁15にはモータ等のア
クチュエータ16が取付けられ、このアクチュエータ16で
スロットル弁開度の電子制御が可能になっている。 電子制御系として、左右前輪と後輪の回転数センサ40
L,40R,41L,41R,車体加速度センサ42,アクセル開度セン
サ43,スロットル開度センサ44,および舵角センサ45を有
し、これらのセンサ信号が制御ユニット50に入力する。
制御ユニット50は、センサ信号を処理してスリップ状態
を判断し、クラッチ圧制御信号を油圧ユニット30に、ス
ロットル制御信号をアクチュエータ16に出力する。 第2図において、制御ユニット50について述べる。制
御ユニット50は、スリップ検出部51,トルクスプリット
制御部52および動力を低下させるトラクション制御部53
を有する。 スリップ検出部51は、回転数センサ40L,40Rの左右前
輪回転数NFL,NFRが入力する前輪速算出部54と、回転数
センサ41L,41Rの左右後輪回転数NRL,NRRが入力する後
輪算出部55を有する。そして前輪速算出部54,後輪速算
出部55で前後輪速NF,NRを以下により算出する。 NF=(NFL+NFR)/2 NR=(NRL+NRR)/2 上記前後輪速NF,NRは前輪スリップ検出部56に入力
し、舵角センサ45からの出力値λ等により目標前後輪速
度差設定部62で理論的に設定される目標前後輪速度差Δ
Ns(≧0)を用いて、NF−NR>ΔNs+K1の場合に前輪
スリップを検出する。また前後輪速NF,NRは後輪スリッ
プ検出部57に入力し、NF−NR<ΔNs−K2の場合に後輪
スリップを検出する。ここで、K1,K2は回転数センサの
精度により決定される不感帯幅である。これらの2輪ス
リップ信号はトルクスプリット制御部52に入力し、前輪
スリップの場合は、油圧クラッチ27のクラッチ圧と共に
前輪側から後輪側への移動トルク量を増大して後輪寄り
トルク配分にし、後輪スリップの場合は、クラッチ圧を
低下して前輪寄りトルク配分に制御するのであり、この
クラッチ圧制御信号を油圧クラッチ27にクラッチ圧を供
給する油圧ユニット30に出力する。 一方、前後輪速NF,NRは車輪速算出部58に入力し、4
輪平均で車速に対応した車輪速Vを以下により算出す
る。 V=(NF+NR)/2 また、車体加速度センサ42の車体加速度Gは車体加速
度算出部59に入力し、車体加速度Gを以下のように積分
して車速に対応した車体速度Vgを算出する。 Vg=∫Gdt これらの車輪速Vと車体速度Vgは4輪スリップ検出部
60に入力するが、ここには上記前輪スリップ検出部56,
後輪スリップ検出部57の2輪スリップ信号が入力してお
り、2輪スリップ条件以外の4輪のスリップまたはグリ
ップの条件下のみで以下のように判断する。即ち、V>
Vgの関係から両者の速度差ΔVを、ΔV=V−Vgにより
求め所定のスリップ用設定値ΔVsを用いて、ΔV>ΔVs
の場合に4輪スリップを検出する。 この4輪スリップの信号は動力を低下させるトラクシ
ョン制御部53に入力し、4輪スリップ時はスロットル開
度を絞ってエンジン出力の制限を行うように補正したス
ロットル制御信号を出力する。 また、上記4輪スリップ検出部60に対し4輪グリップ
検出部61を有し、車輪速V,車体速度Vgと共に4輪スロッ
トル検出部60の出力が入力する。4輪グリップ検出部61
はグリップ用設定値ΔVsより例えば小さいグリップ用設
定値ΔVs′を有し、4輪スリップ検出後にΔV<ΔVs′
となった場合に4輪グリップを検出し、動力を低下させ
るトラクション制御部53を例えば徐々に復帰してスロッ
トル開度をアクセル開度に追従制御するようになってい
る。 次いで、このように構成された4輪駆動車の作用につ
いて述べる。 先ず、車両走行時に自動変速機3がドライブ(D)等
の走行レンジにシフトされると、エンジン1の動力がト
ルクコンバータ2を介し自動変速機3へ入力し変速動力
が出力し、この動力がセンターデフ装置20のキャリア24
に伝達する。そしてリングギヤ22とサンギヤ21により車
両の車輪に対する静的荷重配分に対応して、前後輪側に
例えば60:40のトルク配分比で振り分けられる。リング
ギヤ22からの動力はリダクションギヤ5,6,フロントドラ
イブ軸7,フロントデフ装置8等を介して前輪10L,10R
に、サンギヤ21からの動力はリヤドライブ軸11,リヤデ
フ装置12等を介して後輪14L,14Rにそれぞれ伝達するの
であり、こうしてセンターデフ付のフルタイム4輪駆動
走行になる。 このときトルクスプリット装置25の油圧クラッチ27
は、リダクションギヤ5,6とギヤ28,29とのギヤ比により
回転差を生じて回転し、後輪へのトルク移動可能になっ
ている。 一方、電子制御系の各センサで種々の情報が検出さ
れ、これが制御ユニット50に入力する。そして、2輪あ
るいは4輪スリップを検出して種々の制御を行うが、こ
れについて第3図のフローチャート図を参照して述べ
る。 先ず、スリップフラグをクリアしてイニシャライズさ
れ、スリップ検出部51の前輪速算出部54,後輪算出部55
で前後輪速NF,NRを算出し、これが前輪スリップ検出部
56,後輪スリップ検出部57に入力し、両者の差を目標前
後輪速度差ΔNsと比較する。そして、ΔNs−K2<NF−
NR<ΔNs+K1の条件を満たさない場合に前輪または後
輪のスリップを検出し、このスリップ信号がトルクスプ
リット制御部52に入力し、スリップ状態に応じたクラッ
チ圧制御信号が油圧ユニット30に入力して油圧クラッチ
27のクラッチ圧を制御する。そこで、前輪スリップでは
クラッチ圧の増大で後輪寄りのトルク配分に、後輪スリ
ップではクラッチ圧の減少で前輪寄りトルク配分にトル
クスプリット制御され、これにより駆動力が確保され、
スリップを回避する方向に移行する。また、2輪スリッ
プを生じない場合は、他の要素で走行条件に応じてトル
クスプリット制御される。 一方、上記2輪スリップ条件以外で4輪スリップ検出
部60が検出可能になり、車輪速Vと車体加速度Gを積分
した速度Vgの差ΔVを求める。ここで、スリップフラグ
がクリアの場合はスリップ用設定値ΔVsと比較する。そ
して差ΔVがスリップ用設定値ΔVs以下の小さい場合,
即ち、車輪速Vが車体速度Vgに略沿って上昇する場合は
車体の安定走行時と判断され、動力を低下させるトラク
ション制御部53からアクセル開度に応じたスロットル制
御信号がアクチュエータ16に入力してスロットル弁15を
開閉することで、スロットル開度がアクセル開度に対応
するように制御される。 一方、第4図に示すように車輪速Vのみが急上昇し、
スリップ用設定値ΔVs以上になると、この時点t1で4輪
スリップを検出してスリップフラグをセットし、トラク
ション制御部53によりスロットル開度が絞られる。この
ため、エンジン1の出力は低下し、これに伴い車輪速V
の上昇が抑えられて低下しする。この4輪スリップ時に
は4輪グリップ検出部61が検出可能になり、4輪スリッ
プ検出後、車輪速Vと車体速度Vgの差がグリップ用設定
値ΔVs′以上になると、この時点t2で4輪グリップを検
出してスリップブラグをクリアする。そこで、スロット
ル開度は徐々に元に復帰し、車輪速Vはエンジン出力と
共に上昇するのであり、このような制御が1回または数
回繰返されて4輪スリップが回避され、車輪速Vは車体
速度Vgに略沿ったものになる。 以上本発明の一実施例について述べたが、前後輪速N
F,NRを駆動系で直接検出しても良い。2輪スリップのト
ルクスプリット制御等は上述に限定されない。スリップ
用とグリップ用の設定値ΔVs,ΔVs′の値は種々選択可
能であり、他の要素で可変しても良い。 また、動力を低下させるトラクション制御部として本
実施例ではスロットル開度を調整するように構成した
が、これに限らず、ブレーキ制御,あるいは点火時期制
御等により動力を低下させるように構成しても良い。 【発明の効果】 以上述べてきたように、本発明によれば、 4輪駆動車において車輪速と車体加速度による車体速
度により、4輪スリップを正確に検出できる。 4輪スリップの検出は2輪スリップの条件以外の4輪
のスリップまたはグリップの条件下で行うので、両者の
混同を防止し得る。 4輪スリップ検出後の4輪グリップの検出が4輪スリ
ップの検出の場合と各別の設定値を用いて行われるの
で、4輪スリップと共に4輪グリップを最適に検出し得
る。 上記4輪のスリップとグリップの検出でスロットル制
御を最も有効に行って、4輪スリップを的確に防止し得
る。
動車において、車輪スリップを防止するトラクション制
御等に用いるスリップ検出装置に関する。 【従来の技術】 センターデフ付の4輪駆動車のスリップに関しては、
前後輪の一方の2輪スリップとその両方の4輪スリップ
がある。ここで、2輪スリップの場合は、センターデフ
をデフロックすることでスリップを解消できるが、差動
制限が一義的に決定されることにより旋回性能は著しく
悪化する。また、デフロックすると車輪のスリップ状態
が判断できなくなり、このためデフロック解除を自動的
に制御することは不可能である。従って、かかるデフロ
ックは非常脱出時,雪道等の特別な低μ路走行時等にお
いてマニュアル操作することが一般に行われている。 そこで、近年上記2輪スリップに関して、グリップ側
車輪のトルク配分を多くするようにトルクスプリットを
制御することが考えられている。かかるトルクスプリッ
ト制御では前後輪のトルク配分で2輪スリップを回避す
るものであるから、センターデフの旋回性が失われず、
駆動力も確保されてトラクションの効果を有する。ま
た、この場合は常に前後輪の回転差を目標値にフィード
バック制御するので、上記2輪でのスリップ脱出状態に
なると直ちに通常制御となる。 ここで、上記2輪スリップに対するトルクスプリット
制御が行われると、2輪スリップを生じないぎりぎりに
トルク配分されることで、スリップを生じるとすれば4
輪スリップ状態になり、トルクスプリット制御の精度が
良いほど2輪スリップは生じ難く、限界性能は向上する
が、4輪が同時にスリップした時のコントロールが難し
くなり、この4輪スリップはトルクスプリットでは解消
できず、このためエンジン出力を低下させる等により動
力を低下させるトラクション制御に委ねる以外にない。 こうして、4輪駆動車のトルクスプリットや動力を低
下させるトラクションの制御は車輪スリップとの関係で
行われることから、スリップ検出が必要になる。ここ
で、4輪駆動車は4輪が駆動輪であってスリップの可能
性を有することから、この車輪速のみで2輪,4輪のスリ
ップを検出すると誤差が大きくなり、このため検出精度
を向上するように工夫する必要がある。 従来、4輪駆動車のスリップ検出に関しては、例えば
実開昭59−99827号公報の先行技術がある。ここで、車
両の速度を検出する車速センサ,タイヤの回転を検出す
るタイヤ回転センサを有し、これらの車速とタイヤ回転
とによりタイヤの空転を検知することが示されている。 【発明が解決しようとする問題点】 ところで、上記先行技術の車速センサが例えば変速機
出力側に取付けられてその回転で車速を算出するものと
すると、駆動輪スリップ時には実際の車体の移動速度か
ら大きく外れた値になる。また、4輪スリップの検出は
できない。 本発明は、このような点に鑑み、4輪駆動車の4輪ス
リップとグリップを高い精度で検出することが可能なス
リップ検出装置を提供することを目的とする。 【問題点を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本発明は、4輪駆動車用の
スリップ検出装置において、前後輪速を検出する前後輪
速検出部と、車体の加速度を検出する車体加速度検出部
と、上記前後輪速から前後輪の一方の2輪スリップを判
定する2輪スリップ検出部と、上記前後輪速を平均した
車輪速を算出する車輪速算出部と、上記車体加速度を積
分して車体速度を求める車体速度算出部と、上記2輪ス
リップ検出部による2輪スリップ検出時以外において、
上記車輪速と上記車体速度との偏差が所定値以上のとき
に4輪スリップと判定する4輪スリップ検出部とを有す
ることを特徴とする。 また、上記4輪スリップ検出部による4輪スリップ検
出後に、上記車輪速と上記車体速度との偏差が第2の所
定値以下になったときに4輪グリップと判定する4輪グ
リップ検出部を有することを特徴とする。 さらに、上記2輪スリップ検出部による2輪スリップ
検出時には4輪駆動車のトルクスプリット制御を行い、
上記4輪スリップ検出による4輪スリップ検出時にはエ
ンジン出力を低下させるトラクション制御を行うことを
特徴とする。 【作用】 上記構成に基づき、前後輪の一方の2輪スリップ条件
を除いた4輪のスリップまたはグリップの条件におい
て、車体加速度による車体速度に対し車輪速がスリップ
用設定値以上になると4輪スリップを判定し、4輪スリ
ップ状態で車輪速がグリップ用設定値以下になると4輪
グリップを判定するようになる。 こうして本発明では、2輪スリップを除いた条件で、
車体加速度による車体速度を用いて正確に4輪スリップ
とグリップを検出することが可能になる。 【実 施 例】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図において、本発明が適用されるセンターデフ付
のトルクスプリットおよびトラクション制御可能な4輪
駆動車の駆動系として、フロントエンジンで縦置きであ
り、トルクコンバータ付自動変速機を備えたものについ
て述べると、エンジン1,トルクコンバータ2,および自動
変速機3が車両前後方向に配置され、動力伝達可能に連
結している。自動変速機3の出力軸4はセンターデフ装
置20に入力し、センターデフ装置20にはトルクスプリッ
ト装置25がバイパスして設けてある。 センターデフ装置20は、プラネタリギヤ式であり、サ
ンギヤ21,リングギヤ22,サンギヤ21とリングギヤ22に噛
合うピニオン23,およびキャリア24から成り、キャリア2
4に変速機出力軸4が同軸状に連結する。また、センタ
ーデフ装置20の2つの出力側のサンギヤ21,リングギヤ2
2において、大径のリングギヤ22から変速機出力軸に回
動自在に設けられたリダクションギヤ5,6を介して出力
軸4と平行なフロントドライブ軸7に連結し、このフロ
ントドライブ軸7がフロントデフ装置8,車軸9を介して
左右の前輪10L,10Rに伝動構成される。一方、小径のサ
ンギヤ21からリヤドライブ軸11に連結し、このリヤドラ
イブ軸11がリヤデフ装置12,車軸13等を介して左右の後
輪14L,14Rに伝動構成される。 こうしてセンターデフ装置20は、変速機出力を前後輪
に所定のトルク配分で伝達し、かつ前後輪の回転差を吸
収する。ここで、上記駆動系により車体前方の方が後方
より静的荷重が大きいのに対応し、リングギ ヤ22から
前輪へ伝達されるトルクの方がサンギヤ21から後輪へ伝
達されるトルクより大きくなっている。 トルクスプリット装置25は、フロントドライブ軸7と
同軸のバイパス軸26,トルク可変制御可能なクラッチと
して例えば油圧クラッチ27を有し、バイパス軸26が油圧
クラッチ27のハブ27aに、そのドラム27bが一対のギヤ2
8,29を介してリヤドライブ軸11に伝動構成される。ここ
で、上記リダクションギヤ5,6もこの場合の構成要素で
あり、そのギヤ比を例えば“1"にし、ギヤ28,29のギヤ
比がそれより若干小さく設定される。また油圧クラッチ
27は、油圧ユニット30からの作動油の供給によりクラッ
チトルクを生じ得るようになっている。 こうして油圧クラッチ27では、ハブ27aに対しドラム2
7bの方が若干低速の回転差を生じ、このため油圧クラッ
チ27にクラッチ圧を与えてクラッチトルクを発生させる
とハブ27aの前輪側からドラム27bの後輪側にクラッチ圧
等に応じたトルク移動を行って、前輪側と後輪側のトル
ク配分を可変する。即ち、センターデフ装置20の入力ト
ルクをTi,センターデフ装置20によるフロント側配分比
をγとすると、フロントドライブ軸7の伝達トルクはγ
・Tiに、リヤドライブ軸11のトルクは(1−γ)・Tiに
配分される。そこで、クラッチトルクをTc,ギヤ28,29の
ギヤ比をKとすると、トルク移動によりフロントドライ
ブ軸7,リヤドライブ軸11のトルクTF,TRは、 TF=γ・Ti−Tc TR=(1−γ)・Ti+KTc になる。こうして、クラッチトルクTcの変化によりフロ
ント側トルクTFの配分比はセンターデフ装置20におけ
る配分比以下で連続的に変化し、リヤ側トルクTRの配分
比はセンターデフ装置20における配分比以上で連続的に
変化してトルクスプリット作用する。 また、エンジン1のスロットル弁15にはモータ等のア
クチュエータ16が取付けられ、このアクチュエータ16で
スロットル弁開度の電子制御が可能になっている。 電子制御系として、左右前輪と後輪の回転数センサ40
L,40R,41L,41R,車体加速度センサ42,アクセル開度セン
サ43,スロットル開度センサ44,および舵角センサ45を有
し、これらのセンサ信号が制御ユニット50に入力する。
制御ユニット50は、センサ信号を処理してスリップ状態
を判断し、クラッチ圧制御信号を油圧ユニット30に、ス
ロットル制御信号をアクチュエータ16に出力する。 第2図において、制御ユニット50について述べる。制
御ユニット50は、スリップ検出部51,トルクスプリット
制御部52および動力を低下させるトラクション制御部53
を有する。 スリップ検出部51は、回転数センサ40L,40Rの左右前
輪回転数NFL,NFRが入力する前輪速算出部54と、回転数
センサ41L,41Rの左右後輪回転数NRL,NRRが入力する後
輪算出部55を有する。そして前輪速算出部54,後輪速算
出部55で前後輪速NF,NRを以下により算出する。 NF=(NFL+NFR)/2 NR=(NRL+NRR)/2 上記前後輪速NF,NRは前輪スリップ検出部56に入力
し、舵角センサ45からの出力値λ等により目標前後輪速
度差設定部62で理論的に設定される目標前後輪速度差Δ
Ns(≧0)を用いて、NF−NR>ΔNs+K1の場合に前輪
スリップを検出する。また前後輪速NF,NRは後輪スリッ
プ検出部57に入力し、NF−NR<ΔNs−K2の場合に後輪
スリップを検出する。ここで、K1,K2は回転数センサの
精度により決定される不感帯幅である。これらの2輪ス
リップ信号はトルクスプリット制御部52に入力し、前輪
スリップの場合は、油圧クラッチ27のクラッチ圧と共に
前輪側から後輪側への移動トルク量を増大して後輪寄り
トルク配分にし、後輪スリップの場合は、クラッチ圧を
低下して前輪寄りトルク配分に制御するのであり、この
クラッチ圧制御信号を油圧クラッチ27にクラッチ圧を供
給する油圧ユニット30に出力する。 一方、前後輪速NF,NRは車輪速算出部58に入力し、4
輪平均で車速に対応した車輪速Vを以下により算出す
る。 V=(NF+NR)/2 また、車体加速度センサ42の車体加速度Gは車体加速
度算出部59に入力し、車体加速度Gを以下のように積分
して車速に対応した車体速度Vgを算出する。 Vg=∫Gdt これらの車輪速Vと車体速度Vgは4輪スリップ検出部
60に入力するが、ここには上記前輪スリップ検出部56,
後輪スリップ検出部57の2輪スリップ信号が入力してお
り、2輪スリップ条件以外の4輪のスリップまたはグリ
ップの条件下のみで以下のように判断する。即ち、V>
Vgの関係から両者の速度差ΔVを、ΔV=V−Vgにより
求め所定のスリップ用設定値ΔVsを用いて、ΔV>ΔVs
の場合に4輪スリップを検出する。 この4輪スリップの信号は動力を低下させるトラクシ
ョン制御部53に入力し、4輪スリップ時はスロットル開
度を絞ってエンジン出力の制限を行うように補正したス
ロットル制御信号を出力する。 また、上記4輪スリップ検出部60に対し4輪グリップ
検出部61を有し、車輪速V,車体速度Vgと共に4輪スロッ
トル検出部60の出力が入力する。4輪グリップ検出部61
はグリップ用設定値ΔVsより例えば小さいグリップ用設
定値ΔVs′を有し、4輪スリップ検出後にΔV<ΔVs′
となった場合に4輪グリップを検出し、動力を低下させ
るトラクション制御部53を例えば徐々に復帰してスロッ
トル開度をアクセル開度に追従制御するようになってい
る。 次いで、このように構成された4輪駆動車の作用につ
いて述べる。 先ず、車両走行時に自動変速機3がドライブ(D)等
の走行レンジにシフトされると、エンジン1の動力がト
ルクコンバータ2を介し自動変速機3へ入力し変速動力
が出力し、この動力がセンターデフ装置20のキャリア24
に伝達する。そしてリングギヤ22とサンギヤ21により車
両の車輪に対する静的荷重配分に対応して、前後輪側に
例えば60:40のトルク配分比で振り分けられる。リング
ギヤ22からの動力はリダクションギヤ5,6,フロントドラ
イブ軸7,フロントデフ装置8等を介して前輪10L,10R
に、サンギヤ21からの動力はリヤドライブ軸11,リヤデ
フ装置12等を介して後輪14L,14Rにそれぞれ伝達するの
であり、こうしてセンターデフ付のフルタイム4輪駆動
走行になる。 このときトルクスプリット装置25の油圧クラッチ27
は、リダクションギヤ5,6とギヤ28,29とのギヤ比により
回転差を生じて回転し、後輪へのトルク移動可能になっ
ている。 一方、電子制御系の各センサで種々の情報が検出さ
れ、これが制御ユニット50に入力する。そして、2輪あ
るいは4輪スリップを検出して種々の制御を行うが、こ
れについて第3図のフローチャート図を参照して述べ
る。 先ず、スリップフラグをクリアしてイニシャライズさ
れ、スリップ検出部51の前輪速算出部54,後輪算出部55
で前後輪速NF,NRを算出し、これが前輪スリップ検出部
56,後輪スリップ検出部57に入力し、両者の差を目標前
後輪速度差ΔNsと比較する。そして、ΔNs−K2<NF−
NR<ΔNs+K1の条件を満たさない場合に前輪または後
輪のスリップを検出し、このスリップ信号がトルクスプ
リット制御部52に入力し、スリップ状態に応じたクラッ
チ圧制御信号が油圧ユニット30に入力して油圧クラッチ
27のクラッチ圧を制御する。そこで、前輪スリップでは
クラッチ圧の増大で後輪寄りのトルク配分に、後輪スリ
ップではクラッチ圧の減少で前輪寄りトルク配分にトル
クスプリット制御され、これにより駆動力が確保され、
スリップを回避する方向に移行する。また、2輪スリッ
プを生じない場合は、他の要素で走行条件に応じてトル
クスプリット制御される。 一方、上記2輪スリップ条件以外で4輪スリップ検出
部60が検出可能になり、車輪速Vと車体加速度Gを積分
した速度Vgの差ΔVを求める。ここで、スリップフラグ
がクリアの場合はスリップ用設定値ΔVsと比較する。そ
して差ΔVがスリップ用設定値ΔVs以下の小さい場合,
即ち、車輪速Vが車体速度Vgに略沿って上昇する場合は
車体の安定走行時と判断され、動力を低下させるトラク
ション制御部53からアクセル開度に応じたスロットル制
御信号がアクチュエータ16に入力してスロットル弁15を
開閉することで、スロットル開度がアクセル開度に対応
するように制御される。 一方、第4図に示すように車輪速Vのみが急上昇し、
スリップ用設定値ΔVs以上になると、この時点t1で4輪
スリップを検出してスリップフラグをセットし、トラク
ション制御部53によりスロットル開度が絞られる。この
ため、エンジン1の出力は低下し、これに伴い車輪速V
の上昇が抑えられて低下しする。この4輪スリップ時に
は4輪グリップ検出部61が検出可能になり、4輪スリッ
プ検出後、車輪速Vと車体速度Vgの差がグリップ用設定
値ΔVs′以上になると、この時点t2で4輪グリップを検
出してスリップブラグをクリアする。そこで、スロット
ル開度は徐々に元に復帰し、車輪速Vはエンジン出力と
共に上昇するのであり、このような制御が1回または数
回繰返されて4輪スリップが回避され、車輪速Vは車体
速度Vgに略沿ったものになる。 以上本発明の一実施例について述べたが、前後輪速N
F,NRを駆動系で直接検出しても良い。2輪スリップのト
ルクスプリット制御等は上述に限定されない。スリップ
用とグリップ用の設定値ΔVs,ΔVs′の値は種々選択可
能であり、他の要素で可変しても良い。 また、動力を低下させるトラクション制御部として本
実施例ではスロットル開度を調整するように構成した
が、これに限らず、ブレーキ制御,あるいは点火時期制
御等により動力を低下させるように構成しても良い。 【発明の効果】 以上述べてきたように、本発明によれば、 4輪駆動車において車輪速と車体加速度による車体速
度により、4輪スリップを正確に検出できる。 4輪スリップの検出は2輪スリップの条件以外の4輪
のスリップまたはグリップの条件下で行うので、両者の
混同を防止し得る。 4輪スリップ検出後の4輪グリップの検出が4輪スリ
ップの検出の場合と各別の設定値を用いて行われるの
で、4輪スリップと共に4輪グリップを最適に検出し得
る。 上記4輪のスリップとグリップの検出でスロットル制
御を最も有効に行って、4輪スリップを的確に防止し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される4輪駆動車の概略を示す構
成図、 第2図はスリップ検出装置の実施例と制御系のブロック
図、 第3図は作用のフローチャート図、 第4図は4輪スリップの防止状態を示すタイムチャート
図である。 51……スリップ検出部、54……前輪速算出部、55……後
輪速算出部、58……車輪速算出部、59……車体速度算出
部、60……4輪スリップ検出部、61……4輪グリップ検
出部
成図、 第2図はスリップ検出装置の実施例と制御系のブロック
図、 第3図は作用のフローチャート図、 第4図は4輪スリップの防止状態を示すタイムチャート
図である。 51……スリップ検出部、54……前輪速算出部、55……後
輪速算出部、58……車輪速算出部、59……車体速度算出
部、60……4輪スリップ検出部、61……4輪グリップ検
出部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.4輪駆動車用のスリップ検出装置において、 前後輪速を検出する前後輪速検出部と、 車体の加速度を検出する車体加速度検出部と、 上記前後輪速から前後輪の一方の2輪スリップを判定す
る2輪スリップ検出部と、 上記前後輪速を平均した車輪速を算出する車輪速算出部
と、 上記車体加速度を積分して車体速度を求める車体速度算
出部と、 上記2輪スリップ検出部による2輪スリップ検出時以外
において、上記車輪速と上記車体速度との偏差が所定値
以上のときに4輪スリップと判定する4輪スリップ検出
部とを有することを特徴とする4輪駆動車用のスリップ
検出装置。 2.上記4輪スリップ検出部による4輪スリップ検出後
に、上記車輪速と上記車体速度との偏差が第2の所定値
以下になったときに4輪グリップと判定する4輪グリッ
プ検出部を有することを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の4輪駆動車用のスリップ検出装置。 3.上記2輪スリップ検出部による2輪スリップ検出時
には4輪駆動車のトルクスプリット制御を行い、上記4
輪スリップ検出による4輪スリップ検出時にはエンジン
出力を低下させるトラクション制御を行うことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の4輪駆動車用のスリッ
プ検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62271010A JP2662959B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 4輪駆動車用のスリップ検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62271010A JP2662959B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 4輪駆動車用のスリップ検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01113669A JPH01113669A (ja) | 1989-05-02 |
| JP2662959B2 true JP2662959B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=17494153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62271010A Expired - Fee Related JP2662959B2 (ja) | 1987-10-27 | 1987-10-27 | 4輪駆動車用のスリップ検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2662959B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7633093B2 (ja) * | 2021-06-02 | 2025-02-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車体速度推定方法及び車体速度推定装置 |
| CN115648934B (zh) * | 2022-10-27 | 2026-04-24 | 长城汽车股份有限公司 | 差速锁控制方法、装置、车辆及存储介质 |
| JP7705971B1 (ja) * | 2024-02-14 | 2025-07-10 | 本田技研工業株式会社 | 車両制御装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60152956A (ja) * | 1984-01-23 | 1985-08-12 | Mazda Motor Corp | 自動車の車輪スリツプ検出装置 |
| JPS62148962U (ja) * | 1986-03-13 | 1987-09-21 |
-
1987
- 1987-10-27 JP JP62271010A patent/JP2662959B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01113669A (ja) | 1989-05-02 |
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