JP2025535279A - 輸液ライン識別システム用のアダプタ - Google Patents

輸液ライン識別システム用のアダプタ

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Abstract

ユーザによる輸液ラインの識別、同じ輸液ラインに属する輸液ラインの異なる部分の同定、輸液ラインの他の輸液ラインからの区別、及び/又は医療ラインの様々なパラメータの検知を補助するために光源等のインジケータの取り付け用に構成されているアダプタ装置を開示する。アダプタ装置は、受容面と、受容面から突出する、短手方向に対向する一組以上の把持要素とを備えている。把持要素は、様々なサイズの医療ラインを収容するように構成されている。

Description

[関連出願の相互参照]
[0001]本出願は、2023年10月18日に出願された、「ADAPTOR FOR INFUSION LINE IDENTIFICATION SYSTEM」という名称の米国実用出願第18/381,563号ならびに2022年10月18日に出願された、「ADAPTOR FOR INFUSION LINE IDENTIFICATION SYSTEM」という名称の米国仮出願第63/417,281号の利益及びこれらに対する優先権を主張し、これら出願のそれぞれの開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[0002]本開示は、医療ラインの識別及び/又は医療ラインの様々なパラメータの検知を可能にするために輸液ライン等の医療ラインへの取り付け用に構成された装置に関する。
[0003]病院環境等の特定の医療環境では、典型的には静脈(IV)ラインとも呼ばれる輸液ラインを介して患者に治療流体が投与されることが多い。輸液ラインは、可撓性のあるポリマーチューブにより大略構成され、このチューブは、一端で流体源に接続され、他端で、患者の血管へのアクセスを可能にする針又はポートに接続される。一人の患者に対して一度にいくつかの治療流体を送達するために、それぞれ異なる流体源に接続された複数の輸液ラインが同時に使用されることは珍しいことではない。また、患者の腕に走行する上腕静脈へのアクセスを可能にする複数の隣接する針等、各針又は各ポートが互いに隣接して配置されることも珍しいことではない。
[0004]複数の輸液ラインの同時使用は多数の利点をもたらすことができる一方、課題にも直面し得る。例えば、複数の治療流体を一人の患者に投与するために複数の輸液ラインを使用するとき、あるラインを他のラインから敏速に識別することは面倒かつ困難となり得る。従って、特定の治療流体源とこれに対応する治療流体出力先を、他の薬剤源及びこれに対応する治療流体出力先に対して素早く正確に識別することは困難となり得る。この問題は、ラインそれぞれが、その包装形態に合わせて渦巻き状にされ、これにより他のラインと絡まったりベッドのシーツや衣類の下で絡まったりする傾向によって、悪化する。
[0005]特定の治療流体源の素早い識別は、緊急事態において必要となることが多い。例えば、複数のラインに繋がれた患者が、これらのラインの一つを介して今は投与されていない治療流体の緊急静脈投与を必要としているときは、その治療流体を直ちに投与する必要がある。治療流体を注入できる血管を迅速に特定できない場合、治療流体が既に投与されている輸液ラインを介して薬を投与することがよく行われる。新しい治療流体を投与するために既存の輸液ラインを使用するこの手法は、緊急事態ではない場合でも一般的である。
[0006]薬を投与する人は、新しい治療流体を投与する輸液ラインが、新しい治療流体と相性に問題が無い治療流体を輸送していることを確認しなければならない。既に流れている治療流体が新しい治療流体と相容れないような輸液ラインを通して新しい治療流体が注入されれば、深刻な結果となる可能性がある。例えば、リドカインが既に流れている輸液ラインにヘパリンが注入された場合、混合物中に、患者にとって危険となり得るフレーク状の沈殿物が形成されるだろう。同様に、共用の輸液ライン内でインスリンをある特定の化学療法薬と混合することは、患者にとって極めて危険となり得る。
[0007]この問題をさらに複雑にしているのが、医療分野では複数の異なるライン径が使用されている事実である。異なるライン径は、臨床環境、利用される器具、患者の属性情報(例えば、新生児、小児、成人等)や、その他の利用に伴う特別な必要性に応じて使用されることが多い。例えば、輸液ポンプでは比較的大径のチューブが使用されることが多くなるが、一方、シリンジポンプではもっと小さいチューブが使用される傾向にある。時には、同じ患者に対して同時に様々なサイズのラインが繋げられることがある。その結果、看護師や介護人が異なるラインの識別・区別を補助するインジケータ装置を利用しようとしても、インジケータ装置が適切に取り付けられない場合があったり、不注意ではずれる場合があったり、そもそも適切に取り付けることが非常に難しかったりする。
[0008]複数の輸液ラインやその関連付けられた流体源及び出力先の間の区別が難しいことと、相容れない治療流体が同じ輸液ラインを通して注入された場合に起こり得る潜在的に生命を脅かす可能性の結果として、個々の輸液ラインとその関連付けられた流体源及び出力先との簡単かつ正確な同定を可能にする装置が必要とされている。
[0009]本明細書では、様々な直径の輸液ライン及び/又はその他の医療ラインへのインジケータ装置の接続を可能するように有益に構成されたアダプタを開示する。記載のアダプタは、有益に、ユーザが多種多様な輸液ラインにインジケータ装置を取り付けられるようにする。これによって、輸液ラインを識別/区別及び/又は輸液ラインの様々なパラメータを検知するために輸液ラインに接続可能なインジケータ装置及び/又はセンサ装置の汎用性と機能的柔軟性とが高められる。
[0010]なお、本明細書で説明した特定の例は輸液ラインに関連するものだが、当業者であれば、同じ構成要素や原理が、検知及び/又は識別が有益となる可能性がある他の種類の医療ラインのためのアダプタに適用されてもよいことを容易に理解するだろう。例えば、本明細書に記載の各実施形態は、中心ライン(例えば、中心静脈カテーテルライン等)及び末梢挿入型中心カテーテル(PICC)ライン、経鼻胃管、動脈ライン、腹膜透析ライン、臍帯ライン(典型的には新生児に使用)、長期留置型カテーテル(例えば、ヒックマン又はブロッビアック・カテーテル等)、創部ドレナージライン、又はセンサ及び/又はインジケータ機能との一体化が有益であるその他の任意の医療ライン等、他の種類の静脈(IV)ラインに接続されてもよい。
[0011]本明細書に開示のアダプタ装置は、様々な直径の輸液ラインへの取り付けを可能にする機能を有している。アダプタ装置は、また、一つ以上のインジケータ構成要素(例えば、ライト、スピーカ等)、一つ以上のセンサ(例えば、気泡、流量、沈殿物の形成、温度、塩分等を判断するためのセンサ)、及び/又は他のインジケータ装置及び/又は外部コンピュータ装置と通信するための一つ以上の通信構成要素(例えば、無線送信機や無線受信機等)を収容するようにも構成できる。インジケータ構成要素は、様々な現状状態(例えば、正常、警告、緊急等)を知らせるセンサ活動(例えば、警告状態を検知等)に基づいて、又は手動での起動(例えば、同じ輸液ラインに関連付けられたその他の接続インジケータ装置を同時に起動すること)に応じて、起動できる。
[0012]本明細書で開示のアダプタ装置は、有益に、使いやすさと医療従事者の誤りの危険性の低下をもたらすことができる。アダプタ装置は、また、対象の輸液ラインへの効果的な固定も可能で、その後の滑落や脱離の危険性を最小限にし、かつ、ライン径が違っても流体の流通に著しく影響を与えることがない。
[0013]この概要は、詳細な説明において以下で更に記載される様々な概念を簡略化した形で紹介するために提供される。この概要は、特許請求された主題の重要な特徴又は本質的な特徴を特定するためのものではないし、特許請求された主題の範囲の示唆として用いるためのものでもない。
[0014]本発明の様々な目的、特徴、特性及び利点は、そのすべてが本明細書の一部を形成する、添付の図面及び添付の特許請求の範囲と併せて考慮される実施形態の以下の説明から明らかとなるとともにより容易に理解されるだろう。図面において、同様の参照番号は、様々な図における対応する又は類似の部品を示すために利用される場合があり、示された様々な要素は、必ずしも縮尺通りに描かれていない。
[0015]従来の輸液ライン組立体を図示している。 [0016]インジケータを組み込むように構成され、様々なサイズの輸液ラインへの取り付けを可能にするように構成されている例示的なアダプタ装置を図示している。このアダプタ装置は把持要素の組を備えており、各組は、付勢把持要素に対向する固定把持要素を備えている。 インジケータを組み込むように構成され、様々なサイズの輸液ラインへの取り付けを可能にするように構成されている例示的なアダプタ装置を図示している。このアダプタ装置は把持要素の組を備えており、各組は、付勢把持要素に対向する固定把持要素を備えている。 [0017]輸液ラインに向かって付勢され、これによって輸液ラインを保持できるフィンを有する把持要素を備える例示的なアダプタ装置の一部を図示している。 輸液ラインに向かって付勢され、これによって輸液ラインを保持できるフィンを有する把持要素を備える例示的なアダプタ装置の一部を図示している。 [0018]輸液ラインを固定するように互いに向かって付勢される湾曲把持要素の組を備える例示的なアダプタ装置の一部を図示している。 [0019]把持要素の各組が固定把持要素とこれに対向する湾曲把持要素とを備える例示的なアダプタ装置の一部を図示している。 [0020]回転方向及び/又は長手方向のずれを伴って配置された把持要素を備える例示的なアダプタ装置の一部を図示している。 回転方向及び/又は長手方向のずれを伴って配置された把持要素を備える例示的なアダプタ装置の一部を図示している。 [0021]受容された輸液ラインの強制的な屈曲を補助する傾斜部を有する把持要素を備える例示的なアダプタ装置の一部を図示している。 [0022]異なるサイズの二つ以上の輸液ライン通路を画定するように配置された、短手方向に同じ位置にある3つ以上の把持要素からなる組を備える例示的なアダプタ装置の一部を図示している。 [0023]輸液ラインの固定を補助すべく輸液ラインを強制的に曲げるための案内ポストとして把持要素が構成されている例示的なアダプタ装置の一部を図示している。 輸液ラインの固定を補助すべく輸液ラインを強制的に曲げるための案内ポストとして把持要素が構成されている例示的なアダプタ装置の一部を図示している。
[はじめに]
[0024]本開示は、輸液ラインの識別のための装置及び方法に関する。このような装置及び方法は、一つの輸液ラインを他のラインから簡素かつ効率的な方法で信頼性を持って識別できるように構成されている。このような実施形態は、一つの輸液ラインを通って相容れない治療流体同士が不注意に注入されることを防ぐよう有益に機能できる。本明細書に記載の輸液ライン識別装置は、既存の臨床手法及び/又は器具を大幅に変更することなく、間違って識別される輸液ラインの数を削減する場合がある。
[0025]ここで記載の実施形態は、当技術分野で周知の輸液ラインシステム、関連装置、方法、及び一般的な製造技術を使用して実行されてもよい。これらの詳細は当業者には周知であるので、詳細に記載することは控える。
[0026]以下では治療流体を投与するための輸液ライン治療装置を例示するが、他の実施形態は、医療分野やその他の技術分野のどちらにおいても、他の用途で実施されてもよい。説明のための実施形態の各種の構成要素は、除外してもよいし、当技術分野で周知及び使用されている他の構成要素と入れ換えてもよい。非限定的な例として、治療流体バッグと、ポンプと、コネクタとを備える例示的な実施形態がある。これらの構成要素のそれぞれは、除外又は他の構成要素と入れ換え可能だろう。例えば、開示の実施形態と一緒に、様々な種類のポンプが使用できるし、全くポンプを使用しないようにすることもできる。同様に、従来の治療流体バッグやYコネクタ以外の様々な種類の流体源やコネクタも採用可能だろう。
[0027]図1は、治療流体バッグ18に接続された輸液ライン12を備える従来の輸液ライン組立体10を図示している。輸液ライン12は、第1の端部14と第2の端部16とを有している。図示の通り、一端を治療流体バッグ18に接続し、他端は患者に対して静脈挿入されるように解放したままにしてもよい。前記で説明した通り、輸液ラインの一端とその他端とを適切に一致させることが難しいため、医療環境では問題が発生し得る。つまり、複数の輸液ラインが患者に関連付けられている場合、患者側端部のどのラインがどの治療流体に取り付けられているのか容易に識別することが難しいことがしばしば起こり得る。
[0028]開示内容が参照により本明細書に全体として組み込まれる米国特許番号第10,722,641号には、輸液ラインに選択的に取り付け可能であり無線接続で互いに通信するように連結された複数の光源を介して輸液ラインの識別を可能にするように構成された輸液ライン組立体が記載されている。光源は、第1の光源が手動で起動され光信号を発すると、第2の光源も手動の起動を必要としないで自動で同様に起動し対応する光信号を発し、また逆の場合も同様であるように構成されている。
[0029]このような選択的に取り付け可能なインジケータ装置によって、有益に、追加の取り付け器具や特注の製造工程を必要とせずに、従来の環境においてユーザ(例えば、医療スタッフ等)が簡単に装置を輸液ラインに取り付けたり、このようなインジケータ装置の複数の組を複数の夫々の輸液ラインに取り付けできるようになる。しかし、輸液ラインのサイズは一様ではなく、それゆえ、このようなインジケータ装置は、あらゆる種類の輸液ラインへ容易に取り付けられることはない、又は、ある種類の輸液ラインに対しては他のものよりも取り付け性が良くなる可能性がある。
[0030]本明細書では、直径が様々な輸液ラインへのインジケータ装置の接続を可能にするように有益に構成されたアダプタを開示する。記載のアダプタは、有益に、ユーザが、多種多様な輸液ラインへ容易に取り付けられるように米国特許第10,722,641号に開示のもの等のインジケータ装置を取り付けできるようにする。これによって、輸液ラインを識別及び/又は区別するためのインジケータ装置の汎用性及び機能的柔軟性が高められる。
[アダプタ装置]
[0031]図2A及び2Bは、インジケータ(例えば、光源等)を組み込むように構成され、様々なサイズの輸液ラインへの取り付けを可能にするように構成されている例示的なアダプタ装置100を図示している。説明のために輸液ライン12も示されている。
[0032]図2Aは、アダプタ装置100の等角投影図である。図示の通り、アダプタ装置100は、三重構成で配置された3つの部分102aと、102bと、102cとを備えている。つまり、部分102aは、ヒンジ103aに沿って部分102bに対して折り重なることができ、部分102cは、ヒンジ103bに沿って部分102bに対して折り重なることができる。各部分を閉鎖位置で選択的に固定するために、ヒンジ103a及び/又は103bにて又はその近辺にコネクタが配置されてもよい。このようなコネクタは、例えば、可撓性のあるタブ、摩擦嵌合、磁石取り付け、又はその他の適した固定手段を備えてもよい。部分102a、102b、102cが閉鎖位置に配置されると、装置100は、輸液ライン12が通過可能な開口110を有するハウジングとして機能できる。
[0033]図示の実施形態では、ヒンジ103a及び103bは、部分102bを挟んで反対側に配置されている。他の実施形態では、ヒンジ103a及び103bは、同じ側に配置されている。さらに別の実施形態では、ヒンジ103a及び/ヒンジ103bは省略される。例えば、別個の部分102a、102b、及び102cが、ヒンジ103a及び/又は103bを介して接続されることなくアダプタ装置100の閉鎖形態を形成するために選択的に組み立てられていてもよい。
[0034]ある実施形態では、部分102a、102b、及び102cのうちの二つ以上が、関連付けられたヒンジ無しで一つの部品として一体的に形成されてもよい。例えば、部分102a及び102bを、互いに対して回転及び/又は取り外し可能に構築することによって、インジケータ、電源、及び/又はその他の構成要素を収容するための内部室116(図2Bを参照)へのアクセスが可能になるが、他の実施形態では、製造の間に内部室116を包囲するようにしてもよい。
[0035]ある実施形態では、部分102a、102b、又は102cのうちの一つ以上が省略されてもよい。例えば、輸液ライン12の対応する部分の周囲を完全に包囲するためには部分102cが好適であるが、ある実施形態では省略されてもよい。
[0036]図示の実施形態で示す通り、部分102aが部分102bについて閉鎖位置へと折り重ねられると、部分102aの受容面105が輸液ライン12を受容するよう位置付けられる。把持要素104(104a及び104bを含む)とその対向する把持要素106(106a及び106bを含む)は、受容面105から突出し、アダプタ装置100を輸液ライン12に取り付け可能にするために輸液ライン12を把持するように構成されている。
[0037]図示のアダプタ装置100では、把持要素104は固定把持要素として構成されており、一方、把持要素106は付勢把持要素として構成されている。付勢把持要素106は、把持要素の把持面109(つまり、輸液ライン12と接触する面)を対向する固定把持要素104に向かって付勢する機能を有している。この付勢機能によって、付勢把持要素106は、様々なサイズの輸液ライン12を収容するために固定把持要素104に対して相対的に屈曲可能となる。
[0038]言い換えると、輸液ライン12が位置する(つまり、一つの開口110から別の開口110への)軸として長手方向軸を定義すると、付勢把持要素106は、長手方向軸に実質的に垂直に走行する短手方向軸に沿って屈曲し、これによって各付勢把持要素106とこれに対応する固定把持要素104との間の空間を変化させるように構成されている。
[0039]図示の実施形態では、二組の把持要素を示しており、各組は、固定把持要素104と付勢把持要素106とを有している。別の実施形態では、把持要素の配置が異なっていてもよい。例えば、ある実施形態は、一つの固定把持要素104と一つの付勢把持要素106とを備えてもよい。別の実施形態では、それぞれ固定把持要素104と付勢把持要素106とを有する三組以上の把持要素を備えてもよい。
[0040]さらに、図示の実施形態では付勢把持要素106毎に一つの固定把持要素104又は固定把持要素104毎に一つの付勢把持要素106が示されているが、他の実施形態では、別様な関係にしてもよい。例えば、ある実施形態では、一つの付勢把持要素106に対して複数の固定把持要素104を有する一つ以上の組、及び/又は一つの固定把持要素104に対して複数の付勢把持要素106を有する一つ以上の組を備えてもよい。
[0041]図示の実施形態では、付勢把持要素106は、付勢把持要素106の付勢の程度に従って変化する可変スパン107を持つアーチ構造を有している。つまり、付勢把持要素106の把持面109が対応する固定把持要素104に向かって付勢されるほど、スパン107は大きくなり、一方、把持面109が固定把持要素104から離れる方向に曲がると(例えば、間に挿入された輸液ラインによって押しやられると)、スパン107は小さくなる。ここで、可変スパン107を形成するアーチ構造は、短手方向に沿って拡大及び縮小可能に垂直面に位置している。あるいは、アーチ構造は、水平面に沿って延在してもよい(例えば、図4のアーチ構造と可変スパン307とを参照)。
[0042]図示の通り、把持面109の短手方向の移動を可能にする、対応するチャネル111を部分102cが有するため、各付勢把持要素106のスパン107は収縮及び拡張できる。つまり、把持面109は、受容面105に固定されておらず、チャネル111によってその対応する固定把持要素104へ接近及び離間可能となっている。
[0043]図2Bは、内部室116を図示するために部分102cを取り除いたアダプタ装置100の図を示している。この実施形態では、内部室116は、回路基板112及び電源114(例えば、バッテリー)を有している。回路基板112及び電源114は、任意選択的に、同様な示唆(例えば、同様な色の光等)を提示するように構成された一つ以上の追加のアダプタ装置と併せて、アダプタ装置100が取り付けられる輸液ラインを識別するためのインジケータ(例えば、光源等)として機能できる。このようにして、複数のアダプタ装置が取り付けられる同じ輸液ラインの異なる部分が同じ輸液ラインのものとして容易に識別できる。
[0044]アダプタ装置100は、また、装置100の長手方向中央に又はその近辺(例えば、もっと外周側にある把持要素104と106との間)に配置された、把持要素108a及び108b等の中央側に位置する把持要素108を一つ以上備えてもよい。このような要素は、ねじれ、衝突、又は屈曲に対する輸液ライン12の保護をさらに追加する、及び/又は装置を通した輸液ライン12の位置的案内をさらに追加するために、付加的構造を装置に設けるように機能してもよい。
[0045]把持要素108は、受容された輸液ライン12の不要な動きを制限するための構造的案内及び/又は障壁を形成すべく、受容面105から延在する垂直突起として形成されてもよい。ここでは一対の把持要素108が示されているが、他の実施形態は、中央側に位置する把持要素を複数備えていてもよく、又は中央側に位置する把持要素が省略されてもよい。
[0046]中央側に位置する把持要素108は、また、一つ以上の短手方向突起117を備えてもよい。短手方向突起117は、輸液ライン12の固定又は案内を補助するために、輸液ライン12の受容を目的とする内部空間に向かって延在している。これらの短手方向突起117は、挟まれる可能性のあるライン上の位置を作り出すことなく受容された輸液ラインを支持及び当接するように、互いから長手方向にずれることができる。図示の例には含まれていないが、ある実施形態は、追加で又は代わりに、同様な機能を持って外周側に位置する把持要素104や106に短手方向突起を備えてもよい。
[0047]本明細書で開示のアダプタ装置は、外周側に位置する把持要素の一つ以上の組(例えば、把持要素104や106等)、中央側に位置する把持要素の一つ以上の組(例えば、把持要素108等)、又はその両方を備えてもよい。これらの種類の把持要素の一方又は両方は、輸液ラインへの固定を補助する付勢機能を有してもよい。
[0048]別の実施形態では、追加で又は代わりに、様々なサイズの輸液ラインへの取り付けを可能にするために、他の構成の把持要素を備えてもよい。以下の実施形態は、追加で又は代わりに、アダプタ装置100に対して前記で説明した特徴のいずれを備えてもよく、逆も同様である。例えば、全部の組み合わせを具体的に説明していないとしても、実施形態は、本明細書で開示の把持要素のどのような組み合わせを有してもよい。
[0049]図3Aは、装置の外周側の位置で固定把持要素204が付勢把持要素206に対向して配置されている受容面205を示している。付勢把持要素206は、一つ以上のフィン213を備えている。フィン213は、対向する固定把持要素204に向かって付勢される。フィン213は、ラインが装置内に位置決めされるとこのラインに対して付勢力を維持しつつ、より短手方向の向きからより長手方向の向きへと回転して対向する把持要素204及び206間にさらに空間を設けることによって、異なるサイズの輸液ラインを収容できる。図示の実施形態もまた、中央側に位置する把持要素208を備えている。この実施形態では、中央側に位置する把持要素208ではフィンが省略されている。
[0050]図示の実施形態では、把持要素の各組は、フィン213を有する付勢把持要素206に対向する固定把持要素204を備えているが、別の実施形態は、互いに向かって延在するフィン213をどちらも備える対向する把持要素を備えることができる。
[0051]図3Bは、フィン213を利用する面205を受容する別の構成を図示している。この構成では、フィン213は、中央側に位置する把持要素208から内側に向かって延在している。図3Aと同様に、フィン213は、より短手方向の位置に向かっても付勢されることによって輸液ラインの固定を補助しながら、より長手方向の向きへと移動して受容された輸液ラインを収容する空間を作り出すことができる。図示の実施形態は、対向する把持要素208のどちらもフィン213を備えていることを示している。あるいは、一つの把持要素208ではフィンが省略されてもよい(図3Aに示す把持要素204及び206と同様に)。外周側に位置する把持要素204では(図示の通り)フィンが省略可能であり又は追加のフィンを備えることができる。
[0052]図4は、対向する把持要素306に向かってそれぞれ付勢される把持要素306を備える受容面305を示している。つまり、把持要素306の所与の一対では、対向する把持要素のそれぞれが、お互いに向かって付勢される。これは、固定把持要素と付勢把持要素とを備える構成(図2Aに図示されているもの等)とは対照的である。把持要素306は互いに向かって付勢されているが、輸液ラインを収容するために把持要素306間の空間を拡張するように水平面で回転できる。
[0053]図示の通り、把持要素306は、摩擦を強めて受容された輸液ラインに対抗するように一つ以上の突起315(例えば、陵、歯、溝等)を備えることができる。
[0054]図2Aに示す実施形態と同様に、把持要素306は、可変スパン307を可能とする構造的機能を備えることができる。つまり、スパン307は、把持要素306がこれに対向する把持要素306から離間できるように収縮でき、また、把持要素306をこれに対向する把持要素306に向かって付勢するように拡張できる。ここで、可変スパン307を形成するアーチ構造は、水平面に位置し、一方、図2Aの可変スパン107を形成するアーチ構造は垂直面に位置する。追加で又はその代わりに、把持要素306自身の湾曲形状によって付勢力を付与することができる。
[0055]図5は、受容面405の別の実施形態を示している。この実施形態は、固定把持要素404と付勢把持要素406とを備えている。この実施形態では、付勢把持要素406は、図4の把持要素306と同様に、湾曲形状を有し、水平面で回転可能である。しかし、この実施形態では、把持要素406は、水平面での把持要素406の移動を可能にする対応するチャネル411内に配置されている。
[0056]図6A及び6Bは、回転方向のずれ及び/又は長手方向に沿ったずれを伴って配置された把持要素504及び/又は508を有する受容面505の別の実施形態を示している。このような実施形態では、有益に、ラインのねじれや衝突の原因となる過度な屈曲を作り出すことなく、輸液ラインへの装置の固定を補助するような屈曲を、受容された輸液ラインに誘発できる。
[0057]例えば、図6Aでは、中央側に位置する把持要素508は、装置の長手方向軸に実質的に平行になっている。しかし、外周側に位置する把持要素504の各組は、把持要素504の幅が長手方向軸を横切る方向に延在するように回転方向にずれている。これによって輸液ラインを強制的に屈曲形状にし、輸液ラインへの装置の固定を補助するように、輸液ラインに把持要素504の壁を押圧させる。
[0058]把持要素504の各組は、受容された輸液ラインに所望の屈曲を作り出すのに適した量だけ、長手方向軸に対して相対的に独立回転され得る。例えば、把持要素504の各組は、約10度から約45度だけ、約15度から約40度だけ、約20度から約35度だけ、又は、これらの角度の任意の組み合わせを端点とする範囲内の量だけ、長手方向軸に対して(どちらの方向でも)相対的に独立回転されていてもよい。把持要素504の組は、図示の通り反対方向に回転されていてもよいし、同じ方向に回転されていてもよい。
[0059]図6Bでは、外周側に位置する把持要素504は長手方向軸に対して実質的に平行であり、中央側に位置する把持要素508は、長手方向軸に対して相対的に回転されている。中央側に位置する把持要素508は、また、図示の通り、長手方向に沿っても若干ずれて配置できる。図6Aの外周側に位置する把持要素504の組と同様に、図6Bの中心側に位置する把持要素508は、ねじれや衝突を引き起こす過剰な屈曲を形成することなく、輸液ラインの固定を補助するように受容された輸液ラインを押し曲げて緩やかな屈曲を作り出す。
[0060]図7は、受容面605の他の実施形態を図示している。ここでは、一つ以上の把持要素が、受容された輸液ラインの強制的な屈曲を補助する傾斜部分を有している。図示の実施形態では、中央側に位置する把持要素608のそれぞれは、長手方向軸と実質的に平行である主部分と、中央から内側に(長手方向軸に向かって)傾斜する傾斜部分619とを備えている。一対の把持要素のうち第1の把持要素608aは、第1の側(つまり、図示の図から「左」側)に第1の傾斜部分619aを備えており、一対の把持要素のうち第2の把持要素608bは、第1の側から反対の第2の側(つまり、図示の図から「右」側)に第2の傾斜部分619bを備えている。よって、把持要素608は、その間に受容された輸液ラインのための湾曲した通路を画定するように共働する。
[0061]図7に示す実施形態は、装置の長手方向軸に実質的に平行である、外周側に位置する把持要素604を備えている。別の実施形態では、このような把持要素604のうちの一つ以上は傾斜していてもよい(図6Aに示すように)。
[0062]図8は、把持要素が複数の輸液ライン通路を画定する受容面705の別の実施形態を図示している。図示の実施形態は、輸液ライン通路の画定を補助する、外周側に位置する把持要素704を備えており、複数の輸液ライン通路を画定する、中心側に位置する把持要素を少なくとも3つ備えている。例えば、第1の輸液ライン通路721aは、第1の(つまり、「一番上の」)把持要素708aと第2の(つまり、「真ん中の」)把持要素708bとの間に配置でき、一方、第2の輸液ライン通路721bは、第2の把持要素708bと第3の(つまり、「一番下の」)把持要素708cとの間に配置できる。追加の把持要素を短手方向に積み重ねてさらに多くの輸液ライン通路を画定することができる。
[0063]図示の通り、輸液ライン通路721は、同じサイズである必要はない。ある環境では、ユーザが特定の輸液ラインに最も合致する輸液ライン通路721を選択できるように、異なるサイズの輸液ライン通路721を設けることは有益となり得る。図示の実施形態では、輸液ライン通路721aは比較的小さめのサイズとなり、一方、輸液ライン通路721bは比較的大きめのサイズとなっている。ユーザは、異なるアダプタ装置を用いる必要無しに特定の輸液ラインに最も適合する通路を選択できる。例えば、小さい方の輸液ライン721aに置かれたときに過剰に挟まれる危険性がある輸液ラインを、代わりに輸液ライン通路721bに位置決めでき、一方、輸液ライン通路721b内で適切に固定するには小さすぎる輸液ラインを、代わりに輸液ライン通路721a内に位置決めできる。
[0064]受容面705は、また、どのように装置を通して輸液ラインを経由させるかをユーザが識別しやすくするために、一つ以上のインジケータ標示723も備えることができる。例えば、インジケータ標示723は、別々の輸液ライン通路721の相対的なサイズの違いをユーザに示すために、異なる太さの線を示すことができる。
[0065]図9A及び9Bは、案内ポスト808の形態で把持要素を備えている受容面805の別の実施形態を図示している。案内ポスト808は、装置の輸液ラインへの固定を補助するように輸液ラインを案内するための構造として機能できる。例えば、図9Aの装置では、輸液ラインは、一組の把持要素804を経由し、それから案内ポスト808のうちの一つの「上」を経由し、そして次の案内ポストの「下」を経由し、その後把持要素804の最後の組を経由できる。案内ポスト808は、他の実施形態における中央側に位置する把持要素に加えて又はその代わりとして含まれ得る。
[0066]案内ポスト808は、図9Aに示す通り、長手方向に互いに対して実質的に一列に並んで配置できる。あるいは、案内ポスト808は、(図9Bに示す通り)長手方向軸を挟んだ反対側に配置される及び/又は長手方向軸から異なる距離に位置するように、互いに対して短手方向にずれることができる。このようなずれによって、輸液ラインのための屈曲の程度が異なる差異通路を有益に画定できる。例えば、小さい方の輸液ラインは、効果的な固定のためにはより大きい屈曲が必要となる可能性がある一方で、大きい方の輸液ラインは、効果的な固定のために同程度の屈曲は必要としない可能性があり、曲げられ過ぎるとぶつかってしまうだろう。
[0067]図示の例では、大きい方の輸液ラインは、第1の組の把持要素804を経由し、それから第1の案内ポスト808上を経由し、そして次の案内ポスト808の下を経由し、その後第2の組の把持要素804を経由できる(右から左へ)。小さい方の輸液ラインは、第1の組の把持要素804を経由し、それから第1の案内ポスト808の下を経由し、そして次の案内ポスト808上を経由し、その後第2の組の把持要素804を経由できる(右から左に)。案内ポスト808の短手方向のずれによって、小さい方の輸液ラインは、より程度の大きな屈曲へと強制的に曲げられ、一方、大きい方の輸液ラインも強制的に曲げられるがその程度は小さい。
[0068]受容面805は、また、どのように装置を通して輸液ラインを経由させるかをユーザが識別しやすくするために、一つ以上のインジケータ標示823も備えることができる。例えば、図示の通り、インジケータ標示823は、相対的な輸液ラインのサイズに基づいて輸液ラインを経由させる好適な方向をユーザに示すために、異なる太さの線を示すことができる。
[0069]図9A及び9Bに図示した例示的な実施形態は、それぞれ二つの案内ポスト808を備えている。二つの案内ポスト808は、典型的には最適な釣り合いを持ち、輸液ラインの過剰な衝突無しに十分な屈曲をもたらす一方、他の実施形態は、二つより多い案内ポスト808を備えてもよい(例えば、比較的小さい輸液ラインが予想される場合等)。ある実施形態では、効果的な輸液ラインの屈曲と固定を作り出すのに一つの案内ポスト808で十分な場合がある(例えば、比較的大きい輸液ラインが予想される場合等)。
[さらなる用語および定義]
[0070]本明細書においては、アダプタ装置の「長手方向軸」は、その内部に位置決めされた輸液ラインの同じ全体的な方向に走行する軸を示すものとして使用され、典型的には、装置の第1の側における一組の外周側に位置する把持要素から装置の第2の側における対向する一組の外周側に位置する把持要素まで(つまり、図面での向きでは「左」から「右」へ)延在することになる。「短手方向軸」は、長手方向軸に垂直で、装置の幅に沿って(つまり、図面での向きでは「上部」から「下部」へ)延在する。「長手方向」又は「短手方向」は、それぞれ、長手方向軸又は短手方向軸に平行する任意の方向である。「水平面」は、長手方向軸と短手方向軸によって画定される面であり、例えば、装置の受容面と平行となり得る。「垂直面」は、水平面に垂直である(つまり、図面での向きではページから飛び出すように延在する)。
[0071]別段に示されていない限り、本明細書においては、「把持要素の組」は、少なくとも一対の対向する把持要素であって、間に輸液ラインが通過できる距離だけ互いから短手方向に離間する把持要素を含むものとして使用される。本明細書で説明した例示的な実施形態は、二組又は三組の把持要素備えているが、他の実施形態では、一組の把持要素又は三組よりも多い把持要素を備えてもよい。
[0072]特定の構成、パラメータ、構成要素、要素、その他に関して、本開示のある特定の実施形態を詳細に説明してきたが、これらの説明は例示的であり、特許請求される本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
[0073]さらに、記載された実施形態の構成要素の所与の要素のいずれについても、その要素又は構成要素について挙げた可能な代替例のいずれも、概して、別段に暗示的又は明示的に述べられていない限り、個別に使用されてもいいし、互いに組み合わせて用いられてもよい。
[0074]同じ要素の複数の例を指す参照番号は、参照番号に文字が続く形を取る場合がある。例えば、ある実施形態に構成要素150が複数回含まれる場合、このような構成要素を一般的に指すとき及び/又はこのような構成要素の集合的な組を指すときに「構成要素150」と呼ぶ場合があり、一方、構成要素の個々の例を指すときは「構成要素150a」、「構成要素150b」、「構成要素150c」等と呼ぶ場合がある。
[0075]加えて、別段に示されていない限り、本明細書及び特許請求の範囲において用いられた、量、成分、距離、又はその他の測定値を表す数は、「約」という用語又はその同義語によって任意選択的に修飾されるものと理解されたい。「約」、「ほぼ」、「実質的に」等の用語が、記載された量、値、又は状態と併せて使用されるときは、記載された量、値、又は状態の20%未満、10%未満、5%未満、1%未満、0.1%未満、又は0.01%未満だけ逸脱した量、値又は状態を意味するとみなされてもよい。
[0076]本明細書において使用されるいずれの見出し及び小見出しも、構成上の目的のためだけであり、本明細書の範囲又は特許請求の範囲を限定するために使用されることを意味していない。
[0077]本明細書及び添付の特許請求の範囲においては、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈がそうでないと明らかに指示していない限り、複数の指示対象を排除しないものとして使用されることにも留意されたい。したがって、例えば、単数の指示対象に言及する実施形態は、2つ以上のそのような指示対象も有してもよい。
[0078]本明細書で開示の実施形態は、開示の構成要素を備える/有するものとして理解すべきであり、よって、特に記載されていない追加の構成要素を有する場合がある。本明細書に開示の実施形態は、特に記載されていない構成要素は、任意選択的に、本質的に又は完全に含まない。つまり、開示されていない構成要素は、開示の実施形態から任意選択的に完全に又は本質的に省略されてもよい。例えば、開示されたアダプタ装置では、開示されていないどのような把持要素、及び/又は、輸液ライン又はその他の医療ラインを固定する目的のその他の構成要素(例えば、発砲挿入体)も任意選択的に省略され得る。
[0079]本明細書に記載された実施形態は、一つ以上の別個の実施形態において記載された特性及び/又は特徴(例えば、成分、構成要素、部材、要素、部品、及び/又は部分等)も有していてもよく、必ずしもその特定の実施形態のために明示的に記載された特徴に厳密に限定される訳ではないことも理解されるだろう。したがって、所与の実施形態の様々な特徴は、本開示のその他の実施形態と組み合わせる及び/又はそれに組み込むことができる。したがって、本開示の特定の実施形態に関連したある特定の特徴の開示は、特定の実施形態への前記特徴の適用又は包含を限定するものとして解釈されるべきではない。むしろ、他の実施形態もそのような特徴を有することができることが理解されるだろう。
[例示的な実施形態]
[0080]以下の各節は、本開示に従った例示的な実施形態の非限定的な一覧を示している。
[0081]節1.医療ラインにインジケータ装置を取り付けるためのアダプタ装置であって、
前記アダプタ装置が取り付けられたときに前記医療ラインが延在する長手方向軸と、
受容面と、
前記受容面から突出する、短手方向に対向する一組以上の把持要素であって、短手方向に対向する把持要素の各組は、医療ラインを受容するために間に空間を画定している把持要素の組と、を備えることを特徴とする、アダプタ装置。
[0082]節2.節1に記載の装置であって、さらに、前記受容面が配置される第1の部分と、前記第1の部分がヒンジを介して取り付けられる第2の部分とを備えることを特徴とする、装置。
[0083]節3.節2に記載の装置であって、前記第1の部分と前記第2の部分とは、閉鎖形態のとき内部室を画定することを特徴とする、装置。
[0084]節4.節3に記載の装置であって、さらに、前記内部室の中にインジケータを備えることを特徴とする、装置。
[0085]節5.節4に記載の装置であって、前記インジケータは、ライト及び/又はスピーカーを備えることを特徴とする、装置。
[0086]節6.節2~5のいずれか一つに記載の装置であって、さらに、前記第2の部分がヒンジを介して取り付けられる第3の部分を備えることを特徴とする、装置。
[0087]節7.節6に記載の装置であって、前記第2の部分と第3の部分とは、前記第1の部分を包囲するように閉鎖可能であることを特徴とする、装置。
[0088]節8.節7に記載の装置であって、前記第2の部分と第3の部分とは、前記医療ラインが通過可能な開口を画定することを特徴とする、装置。
[0089]節9.節1~8のいずれか一つに記載の装置であって、把持要素の組のそれぞれにおける前記把持要素のうちの少なくとも一つは、屈曲して前記対向する把持要素間の前記空間を拡張して、これにより様々なサイズの医療ラインを収容できる付勢把持要素であることを特徴とする、装置。
[0090]節10.節9に記載の装置であって、前記付勢把持要素は変形可能なアーチ構造を有し、前記アーチ構造は、拡大状態に向かって付勢され、また、対向する把持要素の間の前記空間を拡張するように収縮可能であることを特徴とする、装置。
[0091]節11.節10に記載の装置であって、前記アーチ構造は、前記対向する把持要素に面する部分を有しており、前記対向する把持要素に面する前記部分は、前記受容面に固定されておらず、これにより前記対向する把持要素に短手方向に接近及び離間するように移動可能となっていることを特徴とする、装置。
[0092]節12.節1~11のいずれか一つに記載の装置であって、前記把持要素のうちの少なくとも一つは、より短手方向の位置に向かって付勢されるフィンを有しており、挿入された医療ラインを収容するようにより長手方向の位置に向かって屈曲可能であることを特徴とする、装置。
[0093]節13.節1~12のいずれか一つに記載の装置であって、把持要素の各組における前記把持要素のどちらも互いに向かって付勢されており、前記把持要素間の前記空間を拡張するように屈曲可能であることを特徴とする、装置。
[0094]節14.節1~13のいずれか一つに記載の装置であって、前記把持要素の組のうちの少なくとも一つは、前記長手方向軸に対して相対的に回転方向にずれていることを特徴とする、装置。
[0095]節15.節1~14のいずれか一つに記載の装置であって、前記把持要素の組のうちの少なくとも一つにおける前記把持要素は、それぞれ、前記把持要素間に置かれた医療ラインを強制的に曲げるように構成された傾斜部を有することを特徴とする、装置。
[0096]節16.節1~15のいずれか一つに記載の装置であって、前記装置は、二つ以上の医療ライン通路を画定するように配置された、短手方向に同じ位置にある少なくとも三つの把持要素を有する把持要素の組を備えており、前記二つ以上の医療ライン通路のうちの少なくとも二つは、異なるサイズの医療ラインを収容するようサイズが異なっていることを特徴とする、装置。
[0097]節17.節1~16のいずれか一つに記載の装置であって、前記把持要素の組のうちの少なくとも一つは、強制的に医療ラインを曲げるための案内ポストとして構成された把持要素を備えることを特徴とする、装置。
[0098]節18.節1~17のいずれか一つに記載の装置であって、前記装置は、気泡、流量、沈殿物の形成、温度、及び/又は塩分を検知するように構成された一つ以上のセンサを備えていることを特徴とする、装置。
[0099]節19.医療ライン識別システムであり、
請求項1に記載のアダプタ装置を二つ以上備え、
前記アダプタ装置は、第1のアダプタ装置に関連付けられた第1のインジケータが手動で起動されインジケータ信号を発したら、第2のアダプタ装置に関連付けられた第2のインジケータもまた手動の起動を必要としないで自動で起動されて対応するインジケータ信号を発するように、互いに対して無線通信するように構成されていることを特徴とする、医療ライン識別システム。
[0100]節20.医療ラインセンサシステムであって、請求項1に記載のアダプタ装置を一つ以上備え、 各アダプタ装置は、
気泡、流量、沈殿物の形成、温度、及び/又は塩分を検知するように構成された一つ以上のセンサと、
前記一つ以上のセンサと通信可能に連結されて所定のセンサ活動に従って起動するように構成されている一つ以上のインジケータ構成要素とを備えることを特徴とする、医療ラインセンサシステム。

Claims (20)

  1. 医療ラインにインジケータ装置を取り付けるためのアダプタ装置であって、
    前記アダプタ装置が取り付けられたときに前記医療ラインが延在する長手方向軸と、
    受容面と、
    前記受容面から突出する、短手方向に対向する一組以上の把持要素であって、短手方向に対向する把持要素の各組は、医療ラインを受容するために間に空間を画定している把持要素の組と
    を備える、アダプタ装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、
    把持要素の組のそれぞれにおける前記把持要素のうちの少なくとも一つは、屈曲して前記対向する把持要素間の前記空間を拡張して、これにより様々なサイズの医療ラインを収容できる付勢把持要素である、
    装置。
  3. 請求項1に記載の装置であって、
    さらに、前記受容面が配置される第1の部分と、前記第1の部分がヒンジを介して取り付けられる第2の部分とを備える、
    装置。
  4. 請求項3に記載の装置であって、
    前記第1の部分と前記第2の部分とは、閉鎖形態のとき内部室を画定する、
    装置。
  5. 請求項4に記載の装置であって、
    さらに、前記内部室の中にインジケータを備える、
    装置。
  6. 請求項5に記載の装置であって、
    前記インジケータは、ライト及び/又はスピーカーを備える、
    装置。
  7. 請求項3に記載の装置であって、
    さらに、前記第2の部分がヒンジを介して取り付けられる第3の部分を備える、
    装置。
  8. 請求項7に記載の装置であって、
    前記第2の部分と第3の部分とは、前記第1の部分を包囲するように閉鎖可能である、
    装置。
  9. 請求項8に記載の装置であって、
    前記第2の部分と第3の部分とは、前記医療ラインが通過可能な開口を画定する、
    装置。
  10. 請求項2に記載の装置であって、
    前記付勢把持要素は変形可能なアーチ構造を有し、
    前記アーチ構造は、拡大状態に向かって付勢され、また、対向する把持要素の間の前記空間を拡張するように収縮可能である、
    装置。
  11. 請求項10に記載の装置であって、
    前記アーチ構造は、前記対向する把持要素に面する部分を有しており、
    前記対向する把持要素に面する前記部分は、前記受容面に固定されておらず、これにより前記対向する把持要素に短手方向に接近及び離間するように移動可能となっている、
    装置。
  12. 請求項1に記載の装置であって、
    前記把持要素のうちの少なくとも一つは、より短手方向の位置に向かって付勢されるフィンを有しており、挿入された医療ラインを収容するようにより長手方向の位置に向かって屈曲可能である、
    装置。
  13. 請求項1に記載の装置であって、
    把持要素の各組における前記把持要素のどちらも互いに向かって付勢されており、前記把持要素間の前記空間を拡張するように屈曲可能である、
    装置。
  14. 請求項1に記載の装置であって、
    前記把持要素の組のうちの少なくとも一つは、前記長手方向軸に対して相対的に回転方向にずれている、
    装置。
  15. 請求項1に記載の装置であって、
    前記把持要素の組のうちの少なくとも一つにおける前記把持要素は、それぞれ、前記把持要素間に置かれた医療ラインを強制的に曲げるように構成された傾斜部を有する、
    装置。
  16. 請求項1に記載の装置であって、
    前記装置は、二つ以上の医療ライン通路を画定するように配置された、短手方向に同じ位置にある少なくとも三つの把持要素を有する把持要素の組を備えており、
    前記二つ以上の医療ライン通路のうちの少なくとも二つは、異なるサイズの医療ラインを収容するようサイズが異なっている、
    装置。
  17. 請求項1に記載の装置であって、
    前記把持要素の組のうちの少なくとも一つは、強制的に医療ラインを曲げるための案内ポストとして構成された把持要素を備える、
    装置。
  18. 請求項1に記載の装置であって、
    前記装置は、気泡、流量、沈殿物の形成、温度、及び/又は塩分を検知するように構成された一つ以上のセンサを備えている、
    装置。
  19. 医療ライン識別システムであり、
    請求項1に記載のアダプタ装置を二つ以上備え、
    前記アダプタ装置は、第1のアダプタ装置に関連付けられた第1のインジケータが手動で起動されインジケータ信号を発したら、第2のアダプタ装置に関連付けられた第2のインジケータもまた手動の起動を必要としないで自動で起動されて対応するインジケータ信号を発するように、互いに対して無線通信するように構成されている、
    医療ライン識別システム。
  20. 医療ラインセンサシステムであって、
    請求項1に記載のアダプタ装置を一つ以上備え、
    各アダプタ装置は、
    気泡、流量、沈殿物の形成、温度、及び/又は塩分を検知するように構成された一つ以上のセンサと、
    前記一つ以上のセンサと通信可能に連結されて所定のセンサ活動に従って起動するように構成されている一つ以上のインジケータ構成要素と
    を備える、
    医療ラインセンサシステム。
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