JP2024516450A - 共有結合性ras阻害剤及びその使用 - Google Patents
共有結合性ras阻害剤及びその使用 Download PDFInfo
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Abstract
本開示は、Rasを含む生物学的プロセスを制御可能な、単独の、または、他の治療剤、医薬組成物、及びそのタンパク質コンジュゲートと組み合わせた、化合物、またはその薬学的に許容される塩、ならびに、がんの治療におけるその使用を特徴とする。
Description
関連出願の相互参照
本出願は、その全容を参照により本明細書に援用するところの2021年5月5日出願の米国特許仮出願第63/184,500号に基づく優先権の利益を主張する。
本出願は、その全容を参照により本明細書に援用するところの2021年5月5日出願の米国特許仮出願第63/184,500号に基づく優先権の利益を主張する。
配列表
本出願は、ASCIIフォーマットで電子的に提出される配列表を含み、その全容を参照により本明細書に援用する。前記ASCIIコピーは、2022年5月4日に作成され、ファイル名は、51432-015WO2_Sequence_Listing_5_4_22_ST25であり、そのサイズは5,279バイトである。
本出願は、ASCIIフォーマットで電子的に提出される配列表を含み、その全容を参照により本明細書に援用する。前記ASCIIコピーは、2022年5月4日に作成され、ファイル名は、51432-015WO2_Sequence_Listing_5_4_22_ST25であり、そのサイズは5,279バイトである。
圧倒的多数の低分子薬剤は、標的タンパク質上で機能的に重要なポケットに結合することにより作用し、これによって、当該タンパク質の活性を制御する。例えば、スタチンとして知られる、コレステロール低下剤は、HMG-CoAレダクターゼの酵素活性部位に結合し、それにより酵素がその基質と結合することを妨げる。多くのこのような薬剤/標的相互作用ペアが知られているという事実は、ある程度の人をミスリードし、妥当な時間、努力、及びリソースの量を考慮すると、低分子モジュレーターが、全てではないにせよ、大部分のタンパク質に対して発見されることができるということを信じさせる可能性がある。これは、事実とはほど遠い。全てのヒトタンパク質のうち約10%のみが、低分子により標的化可能であるというのが、現在の推定である。非特許文献1。他の90%は現在、上述した低分子創薬に対して、不応性または難治性であると考えられている。このような標的は一般に、「アンドラッガブル」と呼ばれている。これらのアンドラッガブルな標的は、臨床的に重要なヒトタンパク質の、広大かつ大量の、利用されていないリザーバーを含む。したがって、このようなアンドラッガブルな標的の機能を制御可能な、新規の分子モダリティを発見することに、多くの関心が存在する。
Rasタンパク質(K-Ras、H-Ras、及びN-Ras)が、様々なヒトのがんにおいて不可欠な役割を果たし、故に、抗がん治療法に対する適切な標的であることが、文献では十分に確立されてきた。変異の活性化、過剰発現、または上流発現によるRasタンパク質の調節不全は、ヒト腫瘍において一般的であり、Rasにおける変異の活性化は、ヒトのがんにおいて頻繁に発見されている。例えば、非特許文献2を参照されたい。Rasタンパク質の中でも、K-Rasが最も頻繁に変異し、それ故に、がん治療法に対する重要な標的である。近年の数十年の間に、Rasに対して大規模な低分子創薬努力がなされてきたものの、Rasを直接標的化する薬剤は依然として臨床的用途には利用可能ではない。しかし、低分子によるRasタンパク質の「アンドラッガビリティ」の評判には、最近異議を唱えられている(例えば、非特許文献3を参照されたい)。例えば、新しい低分子Ras阻害剤を同定することにより、Ras変異によりもたらされるがんに対する新しい医学的治療を明らかにするために、さらなる努力が必要とされている。
Bojadzic and Buchwald,Curr Top Med Chem 18(8):674-699(2019)
Prior et al.,Cancer Res 72(10):2457-2467(2012)
Ostrem et al.,Nature 503(7477),548-551(2013)
共有結合薬剤は、その生物学的標的に共有結合する。共有結合薬剤は、薬剤において長い歴史を持っており、将来にわたり、創薬及びヒトの健康に影響を与え続けるであろう。-SH、-OH、-NH2、-COOHなどといった求核性官能基を有する生物学的標的は、共有結合薬剤創薬アプローチの影響を受けやすい。例えば、不可逆的共有結合薬剤であるイブルチニブは、マントル細胞リンパ腫の治療に対して2013年にFDAによって認可され、そのラベルはそれ以来拡大している。
求電子試薬として反応し、Rasタンパク質の求核性Rasアミノ酸と共有結合を形成することにより、Rasタンパク質に結合してコンジュゲートを形成可能な化合物を本明細書で提供する。本発明の化合物の共有結合によるコンジュゲートの形成によって、Rasの下流シグナル伝達が妨害され得る。Rasタンパク質は、野生型、または変異体Rasタンパク質であってよい。アミノ酸は、例えば、Rasタンパク質のアスパラギン酸またはグルタミン酸、あるいは他の酸性残基であってよい。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、変異体K-Ras、H-Ras、またはN-Rasタンパク質の12位または13位でアスパラギン酸またはグルタミン酸と共有結合を形成する。いくつかの実施形態では、本明細書で開示する化合物は、K-Ras G12Dの12位でアスパラギン酸残基と共有結合を形成する。いくつかの実施形態では、本明細書で開示する化合物は、K-Ras G13Dの13位でアスパラギン酸残基と共有結合を形成する。いくつかの実施形態では、本明細書で開示する化合物は、K-Ras G12Eの12位でグルタミン酸残基と共有結合を形成する。いくつかの実施形態では、本明細書で開示する化合物は、K-Ras G13Eの13位でグルタミン酸残基と共有結合を形成する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、Ras、詳細には変異したRasが役割を果たす疾患及び障害、例えばがんの治療に有用であり得る。上記のさらなる態様を、本明細書でさらに説明する。
いくつかの実施形態では、化合物、またはその薬学的に許容される塩は、式(I)、式(II)、式(III)または式(IV)の構造を有する。
本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物も提供される。
本発明の化合物に共有結合したRasタンパク質を含むコンジュゲート、またはその塩がさらに提供される。
本発明の化合物に共有結合したRasタンパク質を含むコンジュゲート、またはその塩がさらに提供される。
本発明の化合物との共有結合を含むRasタンパク質がさらに提供される。いくつかの実施形態では、本発明の化合物に共有結合した、阻害されたRasタンパク質を提供する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物に共有結合した、野生型Rasタンパク質を提供する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物に共有結合した、変異型Rasタンパク質を提供する。
コンジュゲートの作製方法であって、Rasタンパク質を、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、または、このような化合物もしくは塩を含む医薬組成物と、当該化合物をRasタンパク質と共有的に反応させるのに十分な条件下で、または、コンジュゲート形成を可能にするのに適した条件下で、接触させることを含む、上記方法もまた提供する。このような方法により作製されるコンジュゲートもまた、提供する。
さらに、がんの治療を必要とする対象における、がんの治療方法であって、上記方法が、上記対象に、治療に有効な量の本発明の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または、そのような化合物もしくは塩を含む医薬組成物を投与することを含む、上記方法を提供する。
細胞内でのRasタンパク質の阻害方法であって、上記方法が、上記細胞を、有効量の本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、または、そのような化合物もしくは塩を含む医薬組成物と接触させることを含む、上記方法もまた提供する。
いくつかの実施形態では、Rasタンパク質関連疾患の治療を必要とする対象における、Rasタンパク質関連疾患の治療方法であって、上記方法が、上記対象に、治療に有効な本発明の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または、そのような化合物もしくは塩を含む医薬組成物を投与することを含む、上記方法を提供する。
定義:
本出願において、文脈から別段に明確でない限り、(i)用語「1つの(a)」は、「少なくとも1つの」を意味するものと理解され、(ii)用語「または」は、「及び/または」を意味するものと理解され、(iii)用語「を含む(comprising)」及び「を含む(including)」は、それら自身により提示されるか、または、1つ以上の追加の構成成分もしくは工程と共に提示されるかに関わらず、項目別にされた構成成分または工程を包含すると理解され、(iv)範囲が示される場合、端点が含まれる。
本出願において、文脈から別段に明確でない限り、(i)用語「1つの(a)」は、「少なくとも1つの」を意味するものと理解され、(ii)用語「または」は、「及び/または」を意味するものと理解され、(iii)用語「を含む(comprising)」及び「を含む(including)」は、それら自身により提示されるか、または、1つ以上の追加の構成成分もしくは工程と共に提示されるかに関わらず、項目別にされた構成成分または工程を包含すると理解され、(iv)範囲が示される場合、端点が含まれる。
本明細書で使用する場合、「約」という用語は、値が、値を決定するために用いられるデバイスまたは方法の誤差の標準偏差を含むことを示すために使用される。
本明細書で使用する場合、隣接する原子について記載する文脈における用語「隣接する」とは、共有結合により直接結合した二価原子を意味する。
本明細書で使用する場合、隣接する原子について記載する文脈における用語「隣接する」とは、共有結合により直接結合した二価原子を意味する。
本明細書で使用する場合、用語「結合すること」とは一般に、2つ以上の要素の間または中における会合(例えば、非共有または共有結合、水素結合、ファンデルワールス相互作用、疎水性相互作用、磁力、及びこれらの組み合わせ)を意味することが理解されよう。「直接」結合は、複数の要素または部分間での物理的接触に関係し、間接結合は、1つ以上の中間要素との物理的接触による、物理的相互作用に関係する。2つ以上の要素間での結合は、一般的に、相互作用する要素または部分が、単独で、または、より複雑な系の文脈において研究される場合(例えば、担体要素と共有結合もしくは別の方法で会合する場合、または、生物学的系もしくは細胞の中における場合)を含む、様々な文脈のいずれかで評価することができる。
本明細書で使用する場合、用語「に対応する」とは、多くの場合、(例えば、3次元空間内で、または、別の要素もしくは部分に対して)ある位置を、適切な参照化合物中に存在するある位置と共有する、対象となる化合物中の構造要素または部分を意味するように使用される。例えば、いくつかの実施形態では、本用語は、ポリマー内の残基、例えば、ポリペプチド内のアミノ酸残基、または、核酸内のヌクレオチド残基の位置/一致を意味するように使用される。簡潔にするために、このようなポリマー内の残基は、多くの場合、関連する参照ポリマーに基づいて標準のナンバリングシステムを使用して表されるため、例えば、参照ポリマー内の位置190における残基「に対応する」第1のポリマー内の残基は、必ずしも実際には、第1のポリマー内の190番目の残基である必要はなく、むしろ、参照ポリマーの190番目の位置で発見される残基に対応することを、当業者は理解するであろう。当業者は、速やかに、ポリマー配列比較のために具体的に設計された、1つ以上の商業的に入手可能なアルゴリズムの使用によるものを含む、「対応する」アミノ酸を同定する方法を理解する。
本明細書で使用する場合、用語「阻害剤」とは、i)Rasタンパク質などのタンパク質の影響を阻害する、低下させる、もしくは減少させる、または、ii)1つ以上の生物学的事象を阻害する、低下させる、減少させる、もしくは遅らせる、化合物を意味する。用語「阻害すること」、またはそのあらゆる変形は、所望の結果を達成するための、測定可能なあらゆる低下、または完全な阻害を含む。例えば、通常と比較して、約、最大で約、または少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%、もしくはそれ以上、またはこれらにおいて導き出せる任意の範囲の減少、活性(例えば、Ras活性)の低下が存在し得る。
用語「純粋な」とは、実質的に純粋であること、または、不必要な成分(例えば、他の化合物)、材料の汚染、混合物、もしくは不完全さを実質的に含有しないことを意味する。
本明細書に記載するある種の化合物は、1つ以上の異なる異性体(例えば、立体異性体、幾何異性体、互変異性体)形態、及び/または、同位体(例えば、重水素で置換された水素といった、1つ以上の原子が、当該原子の異なる同位体で置換されている)形態で存在することができることを、当業者は理解するであろう。特に明記しない限り、または、文脈より明らかでない限り、記載した構造は、個別での、または組み合わせでの、任意のこのような異性体または同位体形態を表すものと理解することができる。
本明細書に記載する化合物は、不斉である(例えば、1つ以上の立体中心を有する)ことができる。エナンチオマー及びジアステレオマーといった、あらゆる立体異性体が、特に明記しない限り意図される。不斉置換炭素原子を含有する本開示の化合物は、光学的に活性な形態、またはラセミ体で単離することができる。ラセミ混合物の分割、または立体選択合成法などによる、光学的に活性な形態を、光学的に活性な出発物質から調製する方法は、当技術分野において既知である。オレフィン、C=N二重結合等の多くの幾何異性体もまた、本開示に記載される化合物中に存在することができ、全てのそのような安定した異性体が本発明において企図される。本開示の化合物のシス及びトランス幾何異性体が説明され、異性体の混合物として、または分離された異性形態として単離され得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載する1つ以上の化合物は、異なる互変異性形態で存在することができる。文脈から明らかとなるように、明示的に除外されない限り、このような化合物への言及は、このような互変異性形態を全て包含する。いくつかの実施形態では、互変異性形態は、単結合を、隣接する二重結合と交換すること、及び、付随するプロトンの移動により生じる。特定の実施形態では、互変異性形態はプロトトロピー互変異性体であることができ、これは、参照形態と同一の実験式及び全電荷を有する、異性体のプロトン化状態である。プロトトロピー互変異性形態を有する部分の例は、ケトン-エノールペア、アミド-イミド酸ペア、ラクタム-ラクチムペア、アミド-イミド酸ペア、エナミン-イミンペア、ならびに、1H-及び3H-イミダゾール、1H-、2H-、及び4H-1,2,4-トリアゾール、1H-及び2H-イソインドール、ならびに、1H-及び2H-ピラゾールなどの、プロトンが、複素環式系の2つ以上の位置を占有することができる環状形態である。いくつかの実施形態では、互変異性形態は、平衡であるか、または、適切な置換により、一方の形態に立体的に固定されていることができる。特定の実施形態では、互変異性形態は、アセタール相互変換により生じる。
いくつかの実施形態では、当業者は、本明細書に記載する化合物の同位体を、本発明に従い調製または利用可能であることを理解するであろう。「同位体」とは、同じ原子数を有しながら、原子核内の異なる数の中性子により、異なる質量数を有する原子を意味する。例えば、水素の同位体には、トリチウム及び重水素が含まれる。他の同位体としては、2H、3H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、31P、32P、35S、18F、36Cl、123I、及び125Iが挙げられる。いくつかの実施形態では、同位体置換(例えば、水素を重水素で置換すること)により、分子の物理化学的性質、例えば、代謝、代謝産物の分布、または、キラル中心のラセミ化率を変化させることができる。このような同位体の1つ以上を化合物に組み込む方法は、当業者に既知である。
重水素原子置換を含む本発明の部分の非限定的な例としては、例えば以下がある。
さらに、以下の各部分は、本発明の化合物中に1つ以上の重水素置換を含み得るさらなる例であり、式中、任意の「R」位置は重水素(D)であってよい。
従来技術で公知なように、多くの化学成分を、様々な異なる固体形態、例えば、非晶質形態または結晶形態(例えば多形体、水和物、溶媒和物)などに採用することができる。いくつかの実施形態では、本発明の化合物を、任意の固体形態を含む、任意のこのような形態で利用することができる。いくつかの実施形態では、本明細書で記載または説明する化合物を、水和物または溶媒和物形態で提供または利用することができる。
「任意に置換されたX」(例えば、任意に置換されたアルキル)という用語は、「Xであって、Xは任意に置換されている」(例えば、「アルキルであって、上記アルキルは任意に置換されている」)に等しいことを意図している。特徴「X」(例えば、アルキル)それ自体は任意のものであると意味することを意図しているわけではない。本明細書中に記載するように、対象となるある種の化合物は、1つ以上の「任意に置換された」部分を含有することができる。通常、用語「置換された」は、用語「任意に」が先に来るか否かに関わらず、指定した部分の1つ以上の水素が好適な置換基、例えば、本明細書に記載する置換基または基のいずれかによって置換されていることを意味する。特に明記しない限り、「任意に置換された」基は、基の各好適な位置において好適な置換基を有し得る。また、任意の所定の構造中における2つ以上の位置が、特定の基から選択される2つ以上の置換基で置換され得る場合、置換基は各位置で同一であるか、または異なるかのいずれかであってよい。例えば、用語「任意に置換されたC1-C6アルキル-C2-C9ヘテロアリール」において、アルキル部分、ヘテロアリール部分、またはこの両方が、任意に置換されていてよい。本開示により想到される置換基の組み合わせは好ましくは、安定した、または化学的に適した化合物の形成により得られるものである。用語「安定した」は、本発明で使用する場合、化合物の生産、検出、ならびに、特定の実施形態では、それらの回収、精製、及び本明細書にて開示した1つ以上の目的のための使用を見越した条件に供する際に、実質的に変化しない化合物を意味する。
「任意に置換された」基の置換可能な炭素原子における、好適な一価の置換基は、独立して、重水素、ハロゲン、-(CH2)0-4R°、-(CH2)0-4OR°、-O(CH2)0-4R°、-O-(CH2)0-4C(O)OR°、-(CH2)0-4CH(OR°)2、-(CH2)0-4SR°、-(CH2)0-4Ph(R°で置換されてもよい)、-(CH2)0-4O(CH2)0-1Ph(R°で置換されてもよい)、-CH=CHPh(R°で置換されてもよい)、-(CH2)0-4O(CH2)0-1-ピリジル(R°で置換されてもよい)、4~11員の飽和または不飽和ヘテロシクロアルキル(さらに(例えばメチルで)任意に置換されてもよい)(例えば、4~8員の飽和または不飽和ヘテロシクロアルキル(例えば、ピリジル))、3~8員の飽和または不飽和シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、またはシクロペンチル)、-NO2、-CN、-N3、-(CH2)0-4N(R°)2、-(CH2)0-4N(R°)C(O)R°、-N(R°)C(S)R°、-(CH2)0-4N(R°)C(O)NR°2、-N(R°)C(S)NR°2、-(CH2)0-4N(R°)C(O)OR°、-N(R°)N(R°)C(O)R°、-N(R°)N(R°)C(O)NR°2、-N(R°)N(R°)C(O)OR°、-(CH2)0-4C(O)R°、-C(S)R°、-(CH2)0-4C(O)OR°、-(CH2)0-4-C(O)-N(R°)2、-(CH2)0-4-C(O)-N(R°)-S(O)2-R°、-C(NCN)NR°2、-(CH2)0-4C(O)SR°、-(CH2)0-4C(O)OSiR°3、-(CH2)0-4OC(O)R°、-OC(O)(CH2)0-4SR°、-SC(S)SR°、-(CH2)0-4SC(O)R°、-(CH2)0-4C(O)NR°2、-C(S)NR°2、-C(S)SR°、-(CH2)0-4OC(O)NR°2、-C(O)N(OR°)R°、-C(O)C(O)R°、-C(O)CH2C(O)R°、-C(NOR°)R°、-(CH2)0-4SSR°、-(CH2)0-4S(O)2R°、-(CH2)0-4S(O)2OR°、-(CH2)0-4OS(O)2R°、-S(O)2NR°2、-(CH2)0-4S(O)R°、-N(R°)S(O)2NR°2、-N(R°)S(O)2R°、-N(OR°)R°、-C(NOR°)NR°2、-C(NH)NR°2、-P(O)2R°、-P(O)R°2、-P(O)(OR°)2、-OP(O)R°2、-OP(O)(OR°)2、-OP(O)(OR°)R°、-SiR°3、-(C1-4直鎖または分枝鎖アルキレン)O-N(R°)2、または-(C1-4直鎖または分枝鎖アルキレン)C(O)O-N(R°)2であってよく、式中、各R°は、以下で定義するように置換されてよく、独立して水素、-C1-6脂肪族、-CH2Ph、-O(CH2)0-1Ph、-CH2-(5~6員のヘテロアリール環)、または、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する、3~6員の、飽和、部分的不飽和、もしくはアリール環であるか、あるいは、上述の定義に関わらず、独立して存在する2つのR°は、その間に入っている原子(複数可)と共に、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する、3~12員の飽和、部分的不飽和、またはアリール単もしくは二環式環を形成し、これらは、以下で定義するように置換されていてよい。
R°(または、その間に入っている原子と共に、独立して存在する2つのR°を用いることより形成される環)上の好適な一価の置換基は、独立して、ハロゲン、-(CH2)0-2R●、-(ハロR●)、-(CH2)0-2OH、-(CH2)0-2OR●、-(CH2)0-2CH(OR●)2、-O(ハロR●)、-CN、-N3、-(CH2)0-2C(O)R●、-(CH2)0-2C(O)OH、-(CH2)0-2C(O)OR●、-(CH2)0-2SR●、-(CH2)0-2SH、-(CH2)0-2NH2、-(CH2)0-2NHR●、-(CH2)0-2NR●
2、-NO2、-SiR●
3、-OSiR●
3、-C(O)SR●、-(C1-4直鎖または分枝鎖アルキレン)C(O)OR●または-SSR●であることができ、式中、各R●非置換であるか、または「ハロ」が先に付く箇所では、1つ以上のハロゲンによってのみ置換されており、独立して、C1-4脂肪族、-CH2Ph、-O(CH2)0-1Ph、または、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する、5~6員の、飽和、部分的不飽和、もしくはアリール環から選択される。R°の飽和炭素原子上の好適な二価の置換基としては、=O及び=Sが挙げられる。
「任意に置換された」基の飽和炭素原子上の好適な二価の置換基としては、以下:=O、=S、=NNR*
2、=NNHC(O)R*、=NNHC(O)OR*、=NNHS(O)2R*、=NR*、=NOR*、-O(C(R*
2))2-3O-、または-S(C(R*
2))2-3S-が挙げられ、式中、それぞれ独立して存在するR*は、水素、以下で定義するように置換されることができるC1-6脂肪族、または、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する、非置換5~6員の、飽和、部分的不飽和、もしくはアリール環から選択される。「任意に置換された」基のビシナルな置換可能な炭素に結合した好適な二価の置換基としては-O(CR*
2)2-3O-が挙げられ、式中、それぞれ独立して存在するR*は、水素、以下で定義するように置換されることができるC1-6脂肪族、または、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する、非置換5~6員の、飽和、部分的不飽和、もしくはアリール環から選択される。
R*の脂肪族基上の好適な置換基としては、-R●、(ハロR●)、-OH、-OR●、-O(ハロR●)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR●、-NH2、-NHR●、-NR●
2、または-NO2が挙げられ、式中、各R●は非置換であるか、または「ハロ」が先に付く箇所では、1つ以上のハロゲンによってのみ置換されており、独立して、C1-4脂肪族、-CH2Ph、-O(CH2)0-1Ph、または、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する、5~6員の、飽和、部分的不飽和、もしくはアリール環である。
「任意に置換された」基の置換可能な窒素上の好適な置換基としては、-R†、-NR†
2、-C(O)R†、-C(O)OR†、-C(O)C(O)R†、-C(O)CH2C(O)R†、-S(O)2R†、-S(O)2NR†
2、-C(S)NR†
2、-C(NH)NR†
2、または-N(R†)S(O)2R†が挙げられ、式中、各R†は独立して、水素、以下で定義するように置換されることができるC1-6脂肪族、非置換の-OPh、もしくは、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する、非置換3~6員の、飽和、部分的不飽和、もしくはアリール環であるか、または、上の定義に関わらず、独立して存在する2つのR†は、その間に入っている原子(複数可)と共に、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する、非置換3~12員の飽和、部分的不飽和、もしくはアリール単もしくは二環式環を形成する。
R†の脂肪族基上の好適な置換基は独立して、ハロゲン、-R●、-(ハロR●)、-OH、-OR●、-O(ハロR●)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR●、-NH2、-NHR●、-NR●
2、または-NO2であり、式中、各R●は非置換であるか、または「ハロ」が先に付く箇所では、1つ以上のハロゲンによってのみ置換されており、独立して、C1-4脂肪族、-CH2Ph、-O(CH2)0-1Ph、または、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する、5~6員の、飽和、部分的不飽和、もしくはアリール環である。R†の飽和炭素原子上の好適な二価の置換基としては、=O及び=Sが挙げられる。
本明細書で使用する場合、用語「アルコキシ」とは、-O-C1-C20アルキル基を意味し、アルコキシ基は、酸素原子を介して化合物の残りの部分に結合する。
本明細書で使用する場合、用語「アルキル」とは、1~20(例えば、1~10、または1~6)個の炭素を含有する、飽和、直鎖または分枝鎖の一価の炭化水素基を意味する。いくつかの実施形態では、アルキル基は非分枝鎖(即ち、直鎖)であり、いくつかの実施形態では、アルキル基は分枝鎖である。アルキル基は、メチル、エチル、n-及びイソプロピル、n-、sec-、イソ及びtert-ブチル、ならびにネオペンチルにより例示されるが、これらに限定されない。
本明細書で使用する場合、用語「アルキル」とは、1~20(例えば、1~10、または1~6)個の炭素を含有する、飽和、直鎖または分枝鎖の一価の炭化水素基を意味する。いくつかの実施形態では、アルキル基は非分枝鎖(即ち、直鎖)であり、いくつかの実施形態では、アルキル基は分枝鎖である。アルキル基は、メチル、エチル、n-及びイソプロピル、n-、sec-、イソ及びtert-ブチル、ならびにネオペンチルにより例示されるが、これらに限定されない。
本明細書で使用する場合、用語「アルキレン」とは、2つの水素原子を取り除くことによる、直鎖または分枝鎖飽和炭化水素から誘導される飽和の二価炭化水素基を表し、メチレン、エチレン、イソプロピレンなどにより例示される。用語「Cx-Cyアルキレン」とは、x~y個の炭素を有するアルキレン基を表す。xの例示的な値は1、2、3、4、5、及び6であり、yの例示的な値は2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18、または20である(例えば、C1-C6、C1-C10、C2-C20、C2-C6、C2-C10、またはC2-C20アルキレン)。いくつかの実施形態では、アルキレンは、本明細書で定義するように、1、2、3、または4個の置換基でさらに置換することができる。
本明細書で使用する場合、用語「アルケニル」とは、特に明記されない限り、1つ以上の炭素-炭素二重結合を含有する2~20個の炭素(例えば、2~6、または2~10個の炭素)の、一価の直鎖または分枝鎖基を表し、エテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、1-ブテニル、及び2-ブテニルにより例示される。アルケニルは、シス及びトランス異性体の両方を含む。本明細書で使用する場合、用語「アルケニレン」とは、特に明記されない限り、1つ以上の炭素-炭素二重結合を含有する2~20個の炭素(例えば、2~6、または2~10個の炭素)の、二価の直鎖または分枝鎖基を表す。
本明細書で使用する場合、用語「アルキニル」とは、炭素-炭素三重結合を含有する2~20個の炭素原子(例えば、2~4、2~6、または2~10個の炭素)による、一価の直鎖または分枝鎖基を表し、エチニル及び1-プロピニルにより例示される。
本明細書で使用する場合、用語「アミノ」とは、-N(R†)2、例えば、-NH2及び-N(CH3)2を表す。
本明細書で使用する場合、用語「アミノアルキル」とは、1個以上の炭素原子上で、1つ以上のアミノ部分により置換されたアルキル部分を表す。
本明細書で使用する場合、用語「アミノアルキル」とは、1個以上の炭素原子上で、1つ以上のアミノ部分により置換されたアルキル部分を表す。
本明細書に記載する用語「アミノ酸」とは、側鎖、アミノ基、及び酸性基(例えば、-CO2Hまたは-SO3H)を有する分子を意味し、アミノ酸は、側鎖、アミノ基、または酸基(例えば、側鎖)により、親分子基に結合する。本明細書で使用する場合、最も広い意味における用語「アミノ酸」とは、例えば、1つ以上のペプチド結合の形成によりポリペプチド鎖に組み込まれることが可能な任意の化合物または物質を意味する。いくつかの実施形態では、アミノ酸は、一般構造H2N-C(H)(R)-COOHを有する。いくつかの実施形態では、アミノ酸は自然に存在するアミノ酸である。いくつかの実施形態では、アミノ酸は合成アミノ酸であり、いくつかの実施形態では、アミノ酸はD-アミノ酸であり、いくつかの実施形態では、アミノ酸はL-アミノ酸である。「標準的なアミノ酸」とは、自然に存在するペプチドで一般的に見出される、20個の標準的なL-アミノ酸のいずれかを意味する。例示的なアミノ酸としては、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、任意に置換されたヒドロキシルノルバリン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、ノルバリン、オルニチン、フェニルアラニン、プロリン、ピロリシン、セレノシステイン、セリン、タウリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、及びバリンが挙げられる。
本明細書で使用する場合、用語「アリール」または「アラ」とは、炭素原子により形成される一価の単環式、二環式、または多環式環系を表し、ペンダント基に結合する環は芳香族である。アリール基の例は、フェニル、ナフチル、フェナントレニル、及びアントラセニルである。アリール環は、安定構造をもたらす任意のへテロ原子または炭素環原子にて、そのペンダント基に結合することができ、特に明記されない限り、環原子のいずれかが任意に置換されることができる。
本明細書で使用する場合、用語「炭素環式」及び「カルボシクリル」とは、一価の任意に置換されたC3-C12単環式、二環式、または三環式の環状構造を意味し、これは架橋されてもよく、縮合されてもよく、またはスピロ環式であってよく、全ての環が炭素原子により形成され、少なくとも1つの環が非芳香族である。炭素環式構造としてはシクロアルキル、シクロアルケニル、及びシクロアルキニル基が挙げられる。カルボシクリル基の例は、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロオクチニル、1,2-ジヒドロナフチル、1,2,3,4-テトラヒドロナフチル、フルオレニル、インデニル、インダニル、デカリニルなどである。炭素環式環は、安定構造をもたらす任意の環原子にて、そのペンダント基に結合することができ、特に明記されない限り、環原子のいずれかが任意に置換されることができる。
本明細書で使用する場合、用語「カルボニル」は、C=Oとして表すこともできるC(O)基を表す。
本明細書で使用する場合、用語「カルボキシル」とは、-CO2H、(C=O)(OH)、COOH、もしくはC(O)OH、または、非プロトン化の対応基を意味する。
本明細書で使用する場合、用語「カルボキシル」とは、-CO2H、(C=O)(OH)、COOH、もしくはC(O)OH、または、非プロトン化の対応基を意味する。
本明細書で使用する場合、用語「シアノ」とは、-CN基を表す。
本明細書で使用する場合、用語「シクロアルキル」とは、一価の飽和環式炭化水素基を表し、特に明記されない限り、これは架橋され、縮合され、または、3~8個の炭素を有するスピロ環式であってよく、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロへプチル、及びシクロへプチルにより例示される。
本明細書で使用する場合、用語「シクロアルキル」とは、一価の飽和環式炭化水素基を表し、特に明記されない限り、これは架橋され、縮合され、または、3~8個の炭素を有するスピロ環式であってよく、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロへプチル、及びシクロへプチルにより例示される。
本明細書で使用する場合、用語「シクロアルケニル」とは、一価の非芳香族飽和環式炭化水素基を表し、特に明記されない限り、これは架橋され、縮合され、または、3~8個の炭素を有するスピロ環式であってよく、1つ以上の炭素-炭素二重結合を含有する。
本明細書で使用する場合、用語「ジアステレオマー」とは、互いに鏡像ではなく、互いに重ね合わせることができない立体異性体を意味する。
本明細書で使用する場合、「エナンチオマー」とは、少なくとも80%(即ち、少なくとも90%の1つのエナンチオマー、及び最大10%の他のエナンチオマー)、好ましくは少なくとも90%、ならびに、より好ましくは、少なくとも98%の光学純度または鏡像異性体過剰率(当該技術分野において標準的な方法で測定される)を有する、本発明の化合物の、各個別の光学活性形態を意味する。
本明細書で使用する場合、「エナンチオマー」とは、少なくとも80%(即ち、少なくとも90%の1つのエナンチオマー、及び最大10%の他のエナンチオマー)、好ましくは少なくとも90%、ならびに、より好ましくは、少なくとも98%の光学純度または鏡像異性体過剰率(当該技術分野において標準的な方法で測定される)を有する、本発明の化合物の、各個別の光学活性形態を意味する。
本明細書で使用する場合、「異性体」とは、本発明のずれか化合物の、任意の互変異性体、立体異性体、エナンチオマー、またはジアステレオマーを意味する。本発明の化合物は1つ以上のキラル中心または二重結合を有することができ、それ故、立体異性体、例えば二重結合異性体(即ち幾何E/Z異性体)、またはジアステレオマー(例えば、エナンチオマー(即ち(+)もしくは(-)、もしくはcis/trans異性体)として存在することが認識されている。本発明に従うと、本明細書で記述した化学構造、及びそれ故、本発明の化合物は、対応する全ての立体異性体、即ち、立体異性的に純粋な形態(例えば、幾何学的に純粋、鏡像異性的に純粋、またはジアステレオ的に純粋)、ならびに鏡像異性及び立体異性混合物(例えばラセミ化合物)の両方を包含する。本発明の化合物の、鏡像異性及び立体異性混合物は通常、周知の方法、例えばキラル相ガスクロマトグラフィー、キラル相高速液体クロマトグラフィー、キラル塩錯体としての化合物の結晶化、または、化合物のキラル溶媒中での結晶化により、構成成分であるエナンチオマーまたは立体異性体に分解することができる。エナンチオマー及び立体異性体は、周知の不斉合成法により、立体異性的または鏡像異性的に純粋な中間体、試薬、及び触媒からもまた入手することができる。
本明細書で使用する場合、用語「立体異性体」とは、化合物が有し得る、全ての可能な異なる異性体形態、及び構造形態(例えば、本明細書で記載される任意の式の化合物)、特に、基本的な分子構造の全ての可能な立体化学異性形態及び構造異性体形態、全てのジアステレオマー、エナンチオマー、または配座異性体を意味する。本発明のいくつかの化合物は、異なる互変異性形態で存在することができ、後者のものは全て、本発明の範囲に含まれる。
本明細書で使用する場合、用語「ハロアセチル」とは、少なくとも1つの水素がハロゲンにより置換されているアセチル基を意味する。
本明細書で使用する場合、用語「ハロアルキル」とは、1つ以上の炭素原子上において、1つ以上の同一または異なるハロゲン部分で置換したアルキル部分を表す。
本明細書で使用する場合、用語「ハロアルキル」とは、1つ以上の炭素原子上において、1つ以上の同一または異なるハロゲン部分で置換したアルキル部分を表す。
本明細書で使用する場合、用語「ハロゲン」は、臭素、塩素、ヨウ素、またはフッ素から選択されるハロゲンを表す。
本明細書で使用する場合、用語「ヘテロアルキル」は、少なくとも1個の炭素原子がヘテロ原子(例えば、O、N、またはS原子)で置き換えられている「アルキル」基(本明細書で定義される)を指す。ヘテロ原子は、ラジカルの中央または端部に出現し得る。
本明細書で使用する場合、用語「ヘテロアルキル」は、少なくとも1個の炭素原子がヘテロ原子(例えば、O、N、またはS原子)で置き換えられている「アルキル」基(本明細書で定義される)を指す。ヘテロ原子は、ラジカルの中央または端部に出現し得る。
本明細書で使用する場合、用語「ヘテロアリール」とは、少なくとも1つの完全な芳香環を含有する一価の単環式または多環式の環状構造を表す。即ち、これらは単環式または多環式環系内に4n+2個のπ電子を含有し、当該芳香環内にN、OまたはSから選択される少なくとも1個の環へテロ原子を含有する。例示的な非置換ヘテロアリール基は、1~12(例えば、1~11、1~10、1~9、2~12、2~11、2~10、または2~9)個の炭素のものである。用語「ヘテロアリール」は、上記ヘテロ芳香族環のいずれかが1つ以上のアリールまたは炭素環式環、例えばフェニル環もしくはシクロヘキサン環に縮合した、二環式、三環式、及び四環式基を含む。ヘテロアリール基の例としては、ピリジル、ピラゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、キノリニル、テトラヒドロキノリニル、及び4-アザインドリルが挙げられるが、これらに限定されない。ヘテロアリール環は、安定構造をもたらす任意の環原子にて、そのペンダント基に結合することができ、特に明記されない限り、環原子のいずれかが任意に置換されることができる。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、1、2、3、または4個の置換基で置換される。
本明細書で使用する場合、用語「ヘテロシクロアルキル」は、一価の一環式、二環式または多環式環系を表し、これは架橋され、縮合され、またはスピロ環式であってよく、少なくとも1つの環は非芳香族であり、非芳香環は、窒素、酸素、及び硫黄からなる群から独立して選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子を含有する。5員環は0~2個の二重結合を有し、6及び7員環は0~3個の二重結合を有する。例示的な非置換ヘテロシクロアルキル基は、1~12(例えば、1~11、1~10、1~9、2~12、2~11、2~10、または2~9)個の炭素のものである。用語「ヘテロシクロアルキル」は、1つ以上の炭素またはヘテロ原子が、単環式環、例えばキヌクリジニル基の2つの非隣接要素に架橋する、架橋多環式構造を有する複素環式化合物もまた表す。用語「ヘテロシクロアルキル」は、上記複素環式環のいずれかが1つ以上の芳香族、炭素環式、複素芳香族、または複素環式環、例えば、アリール環、シクロヘキサン環、シクロヘキセン環、シクロペンタン環、シクロペンテン環、ピリジン環、またはピロリジン環に縮合した、二環式、三環式、及び四環式基を含む。ヘテロシクロアルキル基の例は、ピロリジニル、ピペリジニル、1,2,3,4-テトラヒドロキノリニル、デカヒドロキノリニル、ジヒドロピロロピリジン、及びデカヒドロナフチリジニルである。ヘテロシクロアルキル環は、安定構造をもたらす任意の環原子にて、そのペンダント基に結合することができ、特に明記されない限り、環原子のいずれかが任意に置換されることができる。
本明細書で使用する場合、用語「ヒドロキシ」は、-OH基を表す。
本明細書で使用する場合、用語「ヒドロキシアルキル」とは、1個以上の炭素原子上で、1つ以上の-OH部分により置換されたアルキル部分を表す。
本明細書で使用する場合、用語「ヒドロキシアルキル」とは、1個以上の炭素原子上で、1つ以上の-OH部分により置換されたアルキル部分を表す。
本明細書で使用する場合、用語「スルホニル」は、-S(O)2-基を表す。
本明細書に記載する特定の化合物は、例えば塩形態、保護形態、プロドラッグ形態、エステル形態、異性体形態(例えば、光学または構造異性体)、同位体形態などといった、様々な形態のいずれかで提供または利用することができることを、本開示を読む当業者は理解するであろう。いくつかの実施形態では、特定の化合物への言及は、当該化合物の特定の形態に関連し得る。いくつかの実施形態では、特定の化合物への言及は、任意の形態における当該化合物に関連し得る。いくつかの実施形態では、例えば、化合物の単一の立体異性体の調製物は、当該化合物のラセミ混合物とは異なる当該化合物の形態と考えられ得、化合物の特定の塩は、当該化合物の別の塩形態とは異なる形態と考えられ得、二重結合の構造異性体((Z)または(E))を含有する調製物は、当該二重結合の他の構造異性体((E)または(Z))を含有するものとは異なる形態であると考えられ得、1つ以上の原子が、参照調製物中に存在するものとは異なる同位体である調製物は、異なる形態などであると考えられ得る。
本明細書に記載する特定の化合物は、例えば塩形態、保護形態、プロドラッグ形態、エステル形態、異性体形態(例えば、光学または構造異性体)、同位体形態などといった、様々な形態のいずれかで提供または利用することができることを、本開示を読む当業者は理解するであろう。いくつかの実施形態では、特定の化合物への言及は、当該化合物の特定の形態に関連し得る。いくつかの実施形態では、特定の化合物への言及は、任意の形態における当該化合物に関連し得る。いくつかの実施形態では、例えば、化合物の単一の立体異性体の調製物は、当該化合物のラセミ混合物とは異なる当該化合物の形態と考えられ得、化合物の特定の塩は、当該化合物の別の塩形態とは異なる形態と考えられ得、二重結合の構造異性体((Z)または(E))を含有する調製物は、当該二重結合の他の構造異性体((E)または(Z))を含有するものとは異なる形態であると考えられ得、1つ以上の原子が、参照調製物中に存在するものとは異なる同位体である調製物は、異なる形態などであると考えられ得る。
用語「Rasタンパク質」とは、K-Ras、H-Ras、及びN-Rasを含む、関連するGTPaseタンパク質のRasファミリーに由来するタンパク質を意味する。Rasタンパク質は、野生型タンパク質または変異タンパク質であってよい。いくつかの実施形態では、Rasタンパク質は野生型タンパク質ではない。
K-Rasは、K-RAS遺伝子によりコードされる。用語「K-Ras」とは、配列番号1で説明される、野生型K-Rasのアミノ酸配列に対して、少なくとも85%の同一性(例えば、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.9%の同一性、またはそれ以上)を有するタンパク質などの、野生型K-Rasタンパク質の自然のバリアントもまた意味する。
H-Rasは、H-RAS遺伝子によりコードされる。用語「H-Ras」とは、配列番号2で説明される、野生型H-Rasのアミノ酸配列に対して、少なくとも85%の同一性(例えば、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.9%の同一性、またはそれ以上)を有するタンパク質などの、野生型H-Rasタンパク質の自然のバリアントもまた意味する。
N-Rasは、N-RAS遺伝子によりコードされる。用語「N-Ras」とは、配列番号3で説明される、野生型N-Rasのアミノ酸配列に対して、少なくとも85%の同一性(例えば、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.9%の同一性、またはそれ以上)を有するタンパク質などの、野生型N-Rasタンパク質の自然のバリアントもまた意味する。
所与のRasタンパク質は、GDPまたはGTPに結合することができる。特定の増殖促進刺激への細胞の曝露に対応して、RASは、その結合したGDPを、GTPと交換するように誘導される。GTPが結合すると、RASは「スイッチが入り」、他のタンパク質(その「下流標的」)と相互作用し、これを活性化することが可能となる。Ras自身は、非常に低い、GTPを加水分解してGDPに戻す固有の能力を有するため、自身をオフ状態に戻す。Rをオフに切り替えるには、RASと相互作用し、GTPのGDPへの転換を大きく加速させる、GTPase活性化タンパク質(GAP)と呼ばれる外来タンパク質が必要である。GAPと相互作用する、またはGTPを転換してGDPに戻す能力に影響を及ぼす、Rasのあらゆる変異により、タンパク質の持続した活性化がもたらされ、結果的に、増殖及び分裂を続けさせるように伝える、細胞に対するシグナルの持続がもたらされる。これらのシグナルは細胞の増殖及び分裂をもたらすため、過剰に活性のRASシグナル伝達は最終的に、がんをもたらす可能性がある。Rasタンパク質のGDPまたはGTP結合状態を測定する方法は、当技術分野において既知である。
本明細書で使用する場合、用語「変異体Rasタンパク質」とは、対応する野生型Rasタンパク質中のアミノ酸が異なるアミノ酸に変異した、例えば、グリシンがアスパラギン酸、セリン、またはシステインに変異した、少なくとも1つの変異を含むRasタンパク質を意味する。本明細書で使用する場合、用語「変異」とは、核酸またはポリペプチドの変更をもたらす、核酸またはポリペプチドの任意の修飾を示す。用語「変異」としては、例えば、ポリヌクレオチド内の単独または複数の残基の点突然変異、欠失または挿入を挙げることができ、遺伝子のタンパク質コード領域内で生じる変更、加えて、タンパク質コード領域の外の領域、例えば、限定されるものではないが、制御またはプロモーター配列での変更、加えて、増幅、または染色体破壊もしくは転座を含む。
変異体Rasタンパク質の例としては、これらに限定されるものではないが、K-Ras G12D、K-Ras G13D、K-Ras G12E及びK-Ras G13E;N-Ras G12D、N-Ras G13D、N-Ras G12E、及びN-Ras G13E;ならびにH-Ras G12D、H-Ras G13D、H-Ras G12E及びH-Ras G13E、ならびにそれらの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、本発明により企図される変異は、発がん活性に関連するものを含む。
本発明の化合物及びコンジュゲート
求電子試薬として反応し、Rasタンパク質の求核性Rasアミノ酸と共有結合を形成することにより、Rasタンパク質に結合してコンジュゲートを形成可能な化合物を本明細書で提供する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、Ras、特に、変異したRasが役割を果たす疾患及び障害、例えば、がんの治療において有用であり得る。本明細書に記載する、または本明細書で描写する化合物は、明示的に記載されているか否かに関わらず、明示的に反対に記載されない限り、塩形態、例えば、薬学的に許容される塩形態で提供または利用されることができる。
求電子試薬として反応し、Rasタンパク質の求核性Rasアミノ酸と共有結合を形成することにより、Rasタンパク質に結合してコンジュゲートを形成可能な化合物を本明細書で提供する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、Ras、特に、変異したRasが役割を果たす疾患及び障害、例えば、がんの治療において有用であり得る。本明細書に記載する、または本明細書で描写する化合物は、明示的に記載されているか否かに関わらず、明示的に反対に記載されない限り、塩形態、例えば、薬学的に許容される塩形態で提供または利用されることができる。
本発明の化合物の、Rasへの共有結合は、可逆的、または不可逆的であることができる。GDP結合Ras、またはGTP結合Rasへの、不可逆的な共有結合は、当業者に知られている方法により、例えば質量分析により測定することができる。例えば、GTPまたはGDP-Rasへの結合を測定するために、本発明の化合物を、適切なヌクレオチドと共にロードしたRasを用いてインキュベートしてよく、その後、質量分析により架橋を測定する。例示的なプロトコルを、以下実施例で示す。
さらに、本発明の化合物の、Rasへの共有結合により、Rasのコンフォメーションが乱れ、Rasの、エフェクタータンパク質(SOS及びRAFを含む)への結合が制御または妨害される場合がある。Ras-RAF破壊アッセイは、例えば、Lim et al.,Angew.Chem.Int.Ed.53:199(2014)により記載されているように、当業者により知られている。エフェクタータンパク質へのRas結合を妨害することにより、化合物は、下流シグナル伝達を妨害し得、これにより、増殖阻害、またはアポトーシスの誘導がもたらされる。これらの効果は、化合物による処理の後、細胞培養液の中で、下流エフェクターの活性化状態(ERKのリン酸化状態など)を監視し、細胞生存能アッセイを行うことにより、及び、細胞溶解物中でカスパーゼ-3の活性を測定することにより、測定することができる。
ボロン酸及びトリフルオロメチルケトンを含む、本明細書で開示するいくつかの化合物は、Rasと可逆的な共有結合を形成し得る。例えば、Adams et al.,Cancer Invest.22:304(2004)により説明されているように、ボロン酸は、セリン及びトレオニン残基と相互作用することが知られている。アスパラギン酸残基もまた、ボロン酸、または、トリフルオロメチルケトンなどの他の求電子試薬と、可逆的な共有結合を形成することができる。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩が、Rasタンパク質を含有するサンプルと接触する際に、サンプル中のRasタンパク質の少なくとも20%が化合物、またはその薬学的に許容される塩と共有反応し、コンジュゲートを形成する。いくつかの実施形態では、化合物、またはその薬学的に許容される塩が、Rasタンパク質を含有するサンプルと接触する際に、サンプル中のRasタンパク質の少なくとも20%(例えば、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%)が化合物、またはその薬学的に許容される塩と共有反応し、コンジュゲートを形成する(例えば、Ras結合部分、リンカー、及びRasタンパク質を含むコンジュゲートを形成する)。
Rasタンパク質を本明細書に記載する。したがって、Rasタンパク質は野生型または変異体であることができる。Rasタンパク質はヒトRasタンパク質であってよい。野生型Rasタンパク質は、K-Ras、H-Ras、またはN-Rasであってよい。いくつかの実施形態では、Rasタンパク質は野生型タンパク質ではない。いくつかの実施形態では、Rasタンパク質は、K-Ras G12D、K-Ras G13Dなどの、変異体Rasタンパク質である。他のRas変異体を、本明細書に記載する。いくつかの実施形態では、Rasタンパク質を含有するサンプルは、溶液、例えば緩衝溶液に、単離されたRasタンパク質を含むサンプルである。いくつかの実施形態では、Rasタンパク質を含有するサンプルは、Rasタンパク質を発現する細胞を含むサンプルである。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、Rasタンパク質のGDP結合型に結合する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、Rasタンパク質のGTP結合型に結合する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、Rasタンパク質のGDP結合型及びGTP結合型に結合する。
いくつかの実施形態では、式(0)の化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される:
[式中、
R0は水素、
R0は水素、
RAは、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1-C3シアノアルキル、C1-C3ヒドロキシアルキル、HC(O)-、-CO2R5、-CO2N(R5)2、または5~6員のヘテロアリールであり、RBは、水素、-N(R5)2、ヘテロシクリル、C1-C6アルキル、-L-ヘテロシクリル、-L-アリール、-L-ヘテロアリール、-L-シクロアルキル、-L-N(R5)2、-L-NHC(=NH)NH2、-L-C(O)N(R5)2、-L-C1-C6ハロアルキル、-L-OR5、-L-(CH2OR5)(CH2)nOR5(ただし、nは1~5である)、-L-NR5C(O)-アリール、-L-COOH、または-LC(O)OC1-C6アルキルであり、ただし、前記ヘテロシクリル及び-L-NR5C(O)-アリールのアリール部分及び-L-ヘテロシクリルのヘテロシクリル部分及び-L-シクロアルキルのシクロアルキル部分は1つ以上のR6で任意に置換されてよく、前記-L-アリール及び-L-ヘテロアリールのアリールまたはヘテロアリールは1つ以上のR7で任意に置換されてよく、各Lは、独立して、ヒドロキシ、C1-C4ヒドロキシアルキルまたはヘテロアリールで任意に置換されてよいC1-C4アルキレンであり、RCは、アリールまたはヘテロアリールであり、ただし、前記アリールまたはヘテロアリールは1つ以上のR8で任意に置換されてよく、RDは、水素、ハロゲン、またはC1-C3アルキルであり、R1は水素またはシクロプロピルであり、R2は水素またはシクロプロピルであり、X1は、-CH2-または-C(O)-であり、Yは結合、-O-または-NR5-であり、Y1は、-O-または-NH-であり、Y2は、-O-または-NH-であり、各R5は独立して、水素またはC1-C3アルキルであり、各R6は独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-C3ヒドロキシアルキル、C1-C3アルキル、C1-C3ハロアルキル、C1-C3アルコキシ、シアノ、-Q-フェニル、-Q-フェニルSO2F、-NHC(O)フェニル、-NHC(O)フェニルSO2F、ピラゾリルで置換されたC1-C3アルキル、アラC1-C3アルキル-、tert-ブチルジメチルシリルオキシCH2-、-N(R5)2、(C1-C3アルコキシ)C1-C3アルキル-、(C1-C3)C(O)-、オキソ、(C1-C3ハロアルキル)C(O)-、-SO2F、(C1-C3アルコキシ)C1-C3アルコキシ、-CH2OC(O)N(R5)2、-CH2NHC(O)OC1-C6アルキル、-CH2NHC(O)N(R5)2、-CH2NHC(O)C1-C6アルキル、-CH2(ピラゾリル)、-CH2NHSO2C1-C6アルキル、-CH2OC(O)ヘテロシクリル、-OC(O)N(R5)2、-OC(O)NH(C1-C3アルキル)O(C1-C3)、-OC(O)NH(C1-C3アルキル)O(C1-C3アルキル)フェニル(C1-C3アルキル)N(CH3)2、-OC(O)NH(C1-C3アルキル)O(C1-C3アルキル)フェニルまたは-OC(O)ヘテロシクリル、-CH2ヘテロシクリルであり、ただし、前記-NHC(O)フェニルまたは-OC(O)NH(C1-C3アルキル)O(C1-C3アルキル)フェニルのフェニルは-C(O)HまたはOHで任意に置換されてよく、ただし、前記-CH2ヘテロシクリルのヘテロシクリルはオキソで任意に置換されてよく、Qは、結合または-O-であり、各R7は独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、HC(O)-、C1-C4アルキル、C1-C4アルコキシ、C1-C4ハロアルキル、C1-C4ヒドロキシアルキルまたは-N(R5)2であり、各R8は独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1-C4アルキル、-S-C1-C3アルキル、C2-C4アルケニル、C2-C4アルキニル、C2-C4ヒドロキシアルキニル、C1-C3シアノアルキル、トリアゾリル、C1-C3ハロアルキル、-O-C1-C3ハロアルキル、-S-C1-C3ハロアルキル、C1-C3アルコキシ、ヒドロキシC1-C3アルキル、-CH2C(O)N(R5)2、-C3-C4アルキニル(NR5)2、-N(R5)2、重水素化C2-C4アルキニル、(C1-C3アルコキシ)ハロC1-C3アルキル、またはC3-C6シクロアルキルであり、ただし、前記C3-C6シクロアルキルは、ハロゲンまたはC1-C3アルキルで任意に置換されてよく、
R0、RA、RB、RC及びRDのうちの少なくとも1つは、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドを含む]。いくつかの実施形態では、R0、RA、RB、RC及びRDのうちの1つのみが、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドを含む。いくつかの実施形態では、R0、RA、RB、RC及びRDのうちの1つのみが、アジリジン、エポキシド、またはアジリジニル-オキシラニル部分を含む。
R0、RA、RB、RC及びRDのうちの少なくとも1つは、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドを含む]。いくつかの実施形態では、R0、RA、RB、RC及びRDのうちの1つのみが、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドを含む。いくつかの実施形態では、R0、RA、RB、RC及びRDのうちの1つのみが、アジリジン、エポキシド、またはアジリジニル-オキシラニル部分を含む。
式(0)に関するいくつかの実施形態では、RA、RB、RC及びRDは、本明細書に参照によりその全容を援用するところのWO2021/041671に、それぞれR1、R2、R3及びR4として定義されているとおりである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、アジリジンまたはエポキシドで修飾された、WO2021/041671の式(I)の任意の化合物(同公開の化合物1~458のいずれかを含む)である。このような修飾化合物の調製は、WO2021/041671の教示及び本明細書の教示に照らせば当業者は周知のものである。
本明細書では、式(I0)、式(II0)、式(III0)または式(IV0)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される:
[式中、
RI_0は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドであり、RII_0は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドであり、X1は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、X2は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、Y1は、-O-及び-NH-から選択され;Y2は、-O-及び-NH-から選択され;R3は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドであり、R4は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドである]。いくつかの実施形態では、RI_0、RII_0、R3及びR4は、それぞれ独立して、以下またはその立体異性体から選択される。
RI_0は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドであり、RII_0は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドであり、X1は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、X2は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、Y1は、-O-及び-NH-から選択され;Y2は、-O-及び-NH-から選択され;R3は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドであり、R4は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドである]。いくつかの実施形態では、RI_0、RII_0、R3及びR4は、それぞれ独立して、以下またはその立体異性体から選択される。
いくつかの実施形態では、式(I0)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。いくつかの実施形態では、式(II0)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。いくつかの実施形態では、式(III0)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。いくつかの実施形態では、式(IV0)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。
いくつかの実施形態では、式(I)、式(II)、式(III)または式(IV)の構造を有する、式(I0)、式(II0)、式(III0)または式(IV0)の化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される:
[式中、
R1は、H及びシクロプロピルから選択され、R2は、H及びシクロプロピルから選択され、X1は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、X2は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、Y1は、-O-、-NH-、-N(CH3)、-N(CH2CH3)、-N(シクロプロピル)、-N(C1-C6ヘテロアルキル)から選択され、Y2は、-O-、-NH-、-N(CH3)、-N(CH2CH3)、-N(シクロプロピル)、-N(C1-C6ヘテロアルキル)から選択され、R3は、
R1は、H及びシクロプロピルから選択され、R2は、H及びシクロプロピルから選択され、X1は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、X2は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、Y1は、-O-、-NH-、-N(CH3)、-N(CH2CH3)、-N(シクロプロピル)、-N(C1-C6ヘテロアルキル)から選択され、Y2は、-O-、-NH-、-N(CH3)、-N(CH2CH3)、-N(シクロプロピル)、-N(C1-C6ヘテロアルキル)から選択され、R3は、
から選択され、
R4は、
R4は、
から選択される]。
また、式(I)、式(II)、式(III)または式(IV)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩も提供される:
また、式(I)、式(II)、式(III)または式(IV)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩も提供される:
[式中、
R1は、H及びシクロプロピルから選択され、R2は、H及びシクロプロピルから選択され、X1は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、X2は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、Y1は、-O-及び-NH-から選択され、Y2は、-O-及び-NH-から選択され、R3は、
R1は、H及びシクロプロピルから選択され、R2は、H及びシクロプロピルから選択され、X1は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、X2は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、Y1は、-O-及び-NH-から選択され、Y2は、-O-及び-NH-から選択され、R3は、
から選択され、
R4は、
R4は、
から選択される]。
いくつかの実施形態では、式(I)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。いくつかの実施形態では、式(II)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。いくつかの実施形態では、式(III)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。いくつかの実施形態では、式(IV)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。
いくつかの実施形態では、式(I)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。いくつかの実施形態では、式(II)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。いくつかの実施形態では、式(III)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。いくつかの実施形態では、式(IV)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。
いくつかの実施形態では、R1は、Hである。いくつかの実施形態では、R1は、シクロプロピルである。いくつかの実施形態では、R1は、
である。いくつかの実施形態では、R1は、
である。
いくつかの実施形態では、R2は、Hである。いくつかの実施形態では、R2は、シクロプロピルである。いくつかの実施形態では、R2は、
いくつかの実施形態では、R2は、Hである。いくつかの実施形態では、R2は、シクロプロピルである。いくつかの実施形態では、R2は、
である。いくつかの実施形態では、R2は、
である。
いくつかの実施形態では、X1は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X1は、-CH2-である。いくつかの実施形態では、X2は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X2は、-CH2-である。
いくつかの実施形態では、X1は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X1は、-CH2-である。いくつかの実施形態では、X2は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X2は、-CH2-である。
いくつかの実施形態では、化合物、またはその薬学的に許容される塩は表1の化合物から選択される。
本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物も提供される。
本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物も提供される。
本発明の化合物に共有結合したRasタンパク質を含むコンジュゲート、またはその塩がさらに提供される。コンジュゲートのいくつかの実施形態では、Rasタンパク質の12位または13位の酸性残基が化合物に共有結合している。コンジュゲートのいくつかの実施形態では、酸性残基は、アスパラギン酸である。コンジュゲートのいくつかの実施形態では、酸性残基は、グルタミン酸である。
さらに、コンジュゲートを生成するための方法であって、Rasタンパク質と、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、またはその医薬組成物とを、化合物がRasタンパク質と共有結合的に反応するのに十分な条件下で接触させることを含む方法が提供される。いくつかの実施形態では、Rasタンパク質の12位または13位の酸性残基が化合物と共有結合的に反応してコンジュゲートを生成する。いくつかの実施形態では、酸性残基は、アスパラギン酸である。いくつかの実施形態では、酸性残基は、グルタミン酸である。さらに、そのような方法によって生成されるコンジュゲート、またはその塩が提供される。
また、がんの治療を必要とする対象のがんを治療する方法であって、対象に治療有効量の本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、またはその医薬組成物を投与することを含む方法も提供される。また、Rasタンパク質関連疾患の治療を必要とする対象のRasタンパク質関連疾患を治療する方法であって、対象に治療有効量の本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、または医薬組成物を投与することを含む方法も提供される。また、細胞内のRasタンパク質を阻害する方法であって、細胞を有効量の本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、またはその医薬組成物と接触させることを含む方法も提供される。かかる方法のいずれにおいても、細胞はがん細胞であってよい。細胞はインビトロであってよい。細胞はインビボであってよい。かかる方法のいずれにおいても、方法は、さらなる抗がん療法を実施することをさらに含んでもよい。
K-Ras(GDP)G12Dを架橋してコンジュゲートを形成する方法であって、K-Ras(GDP)G12Dを以下の化合物と接触させることを含む方法も提供される:
[式中、コンジュゲートが形成される]。
いくつかの実施形態では、表1の化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、表1、またはその薬学的に許容される塩もしくはアトロプ異性体から選択される。
いくつかの実施形態では、表1の化合物、またはその薬学的に許容される塩が提供される。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、表1、またはその薬学的に許容される塩もしくはアトロプ異性体から選択される。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、それぞれの全容を本明細書に参照により援用するところの、WO2022/072783、WO2022/066646、WO2022/042630、WO2022/031678、WO2022/015375、WO2022/002102、WO2021/215544、WO2021/107160、及びWO2021/106231に開示されるいずれかのRas阻害剤であって、本明細書に記載されるように、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドで修飾されたRas阻害剤である。かかる修飾化合物の調製は、WO2022/072783、WO2022/066646、WO2022/042630、WO2022/031678、WO2022/015375、WO2022/002102、WO2021/215544、WO2021/107160、及びWO2021/106231の教示、ならびに本明細書の教示に照らせば当業者には周知のものである。
本発明の化合物との共有結合を含むRasタンパク質がさらに提供される。コンジュゲートまたはその塩に関するいくつかの実施形態では、本発明の化合物は、Rasタンパク質、例えば、ヒト変異体K-Rasタンパク質、ヒト変異体H-Rasタンパク質、またはヒト変異体N-Rasタンパク質のカルボキシル基への共有結合を介してRasタンパク質に結合する。いくつかの実施形態では、Rasタンパク質の残基のカルボキシル基は、ヒト野生型K-Ras、N-RasまたはH-Rasの12位または13位に対応する変異位置のアスパラギン酸残基のカルボキシル基である。いくつかの実施形態では、Rasタンパク質の残基のカルボキシル基は、ヒト野生型K-Ras、N-RasまたはH-Rasの12位または13位に対応する変異位置のグルタミン酸残基のカルボキシル基である。
コンジュゲートの作製方法であって、Rasタンパク質を、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、または、このような化合物もしくは塩の医薬組成物と、当該化合物をRasタンパク質と共有的に反応させるのに十分な条件下で、接触させることを含む、上記方法をさらに提供する。コンジュゲートの作製方法であって、上記方法が、Rasタンパク質を、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、または、このような化合物もしくは塩の医薬組成物と、コンジュゲート形成を可能にするのに適した条件下で、接触させることを含む、上記方法もまた提供する。このような方法により作製されるコンジュゲートもまた、提供する。
合成方法
本明細書に記載する化合物は、市販の出発材料から作製され得るか、または既知の有機、無機、もしくは酵素プロセスを使用して合成され得る。
本明細書に記載する化合物は、市販の出発材料から作製され得るか、または既知の有機、無機、もしくは酵素プロセスを使用して合成され得る。
本発明の化合物は、有機合成の当業者に周知のいくつもの方法で調製することができる。例えば、本開示の化合物は、以下に記載の方法及び実施例に記載の中間体を、合成有機化学の分野では周知の合成方法、または当業者には認識されるその変法とともに使用して合成することができる。例えば、本発明の化合物に対応する様々な態様の合成調製法に関しては、その全容を本明細書に参照により援用するところのWO2021041671を参照されたい。これらの方法には、以下に、また、実施例のセクションに記載される方法が含まれるが、これらに限定されるものではない。
スキーム1に示すように、標準的なアミドカップリング試薬(例えば、HOBt、HATU)の存在下で、化合物1などの適切なアミンの、化合物2などのカルボン酸との反応、続いて、酸性条件下でのトリチル脱保護により、種類4の化合物を調製することができる。
スキーム2に示すように、化合物1などの適切なアミンの、化合物2などのアルデヒドとの還元的アミノ化、続いて、酸性条件下でのトリチル脱保護により、種類4の化合物を調製することができる。
スキーム3に示すように、種類3の化合物は、標準的なアミドカップリング試薬(例えば、HOBt、HATU)の存在下で、化合物1のような適切なアミンと、化合物2のようなカルボン酸との反応によって調製することができる。
スキーム4に示すように、種類3の化合物は、化合物2のようなアルデヒドによる、化合物1のような適切なアミンの還元的アミノ化によって調製することができる。
スキーム5に示すように、種類4の化合物は、標準的なカップリング試薬(例えば、Pd(0)複合体)の存在下で適切なハロゲン化アリール(1)とボロン酸アリール(2)との反応によって3を生成した後、アミンの脱保護、及びR1が保護基である場合にはアジリジンの脱保護を行うことによって調製することができる。
スキーム6に示すように、種類4の化合物は、標準的なカップリング試薬(例えば、Pd(0)複合体)の存在下で適切なハロゲン化アリール(1)とボロン酸アリール(2)との反応によって3を生成した後、アミンの脱保護、及びR1が保護基である場合にはアジリジンの脱保護を行うことによって調製することができる。
医薬組成物及び投与方法
本発明で使用する場合、用語「医薬組成物」とは、1種以上の薬学的に許容される賦形剤と共に製剤化された活性化合物を意味する。いくつかの実施形態では、化合物は、関連する集団に投与した際に所定の治療効果を実現する、統計的に有意な確率を示す治療レジメンでの投与に適切な単位用量で存在する。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、以下:経口投与、例えば、飲薬(水溶液もしくは非水溶液もしくは懸濁液)、錠剤、例えば、頬、舌下、及び体内吸収を標的にしたもの、丸薬、粉末、顆粒、舌への適用のためのペースト;例えば、滅菌溶液もしくは懸濁液、もしくは徐放性製剤としての皮下、筋肉内、静脈内、もしくは硬膜外注射による、例えば非経口的投与;例えば、クリーム、軟膏、もしくは徐放性貼付剤、もしくは皮膚、肺、もしくは口腔に適用されるスプレーとしての局所適用;例えば、ペッサリー、クリーム、もしくはフォームとしての腟内もしくは直腸内;舌下;眼内;経皮;または経鼻、肺、及び、他の粘膜表面に対して適したものを含む、固体または液体形態での投与のために特別に製剤化することができる。
本発明で使用する場合、用語「医薬組成物」とは、1種以上の薬学的に許容される賦形剤と共に製剤化された活性化合物を意味する。いくつかの実施形態では、化合物は、関連する集団に投与した際に所定の治療効果を実現する、統計的に有意な確率を示す治療レジメンでの投与に適切な単位用量で存在する。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、以下:経口投与、例えば、飲薬(水溶液もしくは非水溶液もしくは懸濁液)、錠剤、例えば、頬、舌下、及び体内吸収を標的にしたもの、丸薬、粉末、顆粒、舌への適用のためのペースト;例えば、滅菌溶液もしくは懸濁液、もしくは徐放性製剤としての皮下、筋肉内、静脈内、もしくは硬膜外注射による、例えば非経口的投与;例えば、クリーム、軟膏、もしくは徐放性貼付剤、もしくは皮膚、肺、もしくは口腔に適用されるスプレーとしての局所適用;例えば、ペッサリー、クリーム、もしくはフォームとしての腟内もしくは直腸内;舌下;眼内;経皮;または経鼻、肺、及び、他の粘膜表面に対して適したものを含む、固体または液体形態での投与のために特別に製剤化することができる。
本明細書で使用する場合、「薬学的に許容される賦形剤」とは、対象内で毒性かつ非炎症性である性質を有する任意の不活性な成分(例えば、活性化合物を懸濁または溶解可能なビヒクル)を意味する。典型的な賦形剤としては、例えば、抗接着剤、酸化防止剤、結合剤、コーティング剤、圧縮助剤、崩壊剤、染料(着色剤)、皮膚軟化剤、乳化剤、充填剤(希釈剤)、皮膜形成剤もしくはコーティング剤、香味料、香料、滑剤(流動向上剤)、潤滑剤、防腐剤、印刷用インク、吸着剤、懸濁剤もしくは分散剤、甘味料、または水和水が挙げられる。賦形剤としては、任意に置換されたブチル化ヒドロキシルトルエン(BHT)、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム(二塩基性)、ステアリン酸カルシウム、クロスカルメロース、架橋ポリビニルピロリドン、クエン酸、クロスポビドン、システイン、エチルセルロース、ゼラチン、任意に置換されたヒドロキシルプロピルセルロース、任意に置換されたヒドロキシルプロピルメチルセルロース、ラクトース、ステアリン酸マグネシウム、マルチトール、マンニトール、メチオニン、メチルセルロース、メチルパラベン、微結晶セルロース、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポビドン、アルファ化デンプン、プロピルパラベン、パルミチン酸レチニル、セラック、二酸化ケイ素、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、クエン酸ナトリウム、グリコール酸ナトリウムデンプン、ソルビトール、デンプン(トウモロコシ)、ステアリン酸、ステアリン酸、スクロース、タルク、二酸化チタン、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、及びキシリトールが挙げられるが、これらに限定されない。当業者は、賦形剤として有用な様々な剤及び材料に精通している。
本明細書に記載する、または本明細書で描写する化合物は、明示的に記載されているか否かに関わらず、明示的に反対に記載されない限り、塩形態、例えば、薬学的に許容される塩形態で提供または利用されることができる。本明細書で使用する場合、用語「薬学的に許容される塩」とは、妥当な医学的判断の正常な範囲内で、過度の毒性、刺激性、アレルギー応答などを起こさずに、ヒト及び動物の組織と接触させて使用するのに適するとともに、合理的な利益/リスク比と釣り合う、本明細書に記載する化合物のこれらの塩を意味する。薬学的に許容される塩は、当該技術分野において周知である。例えば、薬学的に許容される塩は、Berge et al.,J.Pharmaceutical Sciences 66:1-19,1977 and in Pharmaceutical Salts:Properties,Selection,and Use,(Eds.P.H.Stahl and C.G.Wermuth),Wiley-VCH,2008に記載されている。塩は、本明細書に記載する化合物の最終単離及び精製の間にin situで、または、遊離塩基基を好適な有機酸と反応させることにより別個に調製することができる。
本発明の化合物は、薬学的に許容される塩としての調製が可能であるように、イオン性基を有することができる。これらの塩は、無機もしくは有機酸を伴う酸付加塩であることができるか、または、塩は、本発明の化合物の酸性形態の場合においては、無機もしくは有機塩基から調製することができる。頻繁に、化合物は、薬学的に許容される酸または塩基の付加生成物として調製した薬学的に許容される塩として調製する、または用いる。酸付加塩を形成するための、塩酸、硫酸、臭化水素酸、酢酸、乳酸、または酒石酸、及び、塩基性塩を形成するための、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、カフェイン、様々なアミン類などなどの、好適な薬学的に許容される酸及び塩基が、当該技術分野において周知である。適切な塩の調製方法は、当該技術分野において十分に確立されている。
代表的な酸付加塩としては、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-(任意に置換された)ヒドロキシル-エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、吉草酸塩などが挙げられる。代表的なアルカリまたはアルカリ土類金属塩としては、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど、加えて、無毒性アンモニウム、四級アンモニウム、及びアミンカチオン(アンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、エチルアミンなどを含むがこれらに限定されない)が挙げられる。
本明細書で使用する場合、用語「対象」とは、動物界における任意の要素を意味する。いくつかの実施形態では、「対象」とは、任意の成長段階におけるヒトを意味する。いくつかの実施形態では、「対象」とは、ヒト患者を意味する。いくつかの実施形態において、「対象」とは、任意の成長段階における非ヒト動物を意味する。いくつかの実施形態では、非ヒト動物は、哺乳類(例えば、げっ歯類、マウス、ラット、ウサギ、サル、イヌ、ネコ、ヒツジ、ウシ、霊長類、またはブタ)である。いくつかの実施形態では、対象としては、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、または虫が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、対象はトランスジェニック動物、遺伝子組み換え動物、またはクローンであることができる。
本明細書で使用する場合、用語「剤形」とは、対象への投与のための、活性化合物(例えば、治療剤または診断剤)の物理的に別個の単位を意味する。各単位は、所定量の活性剤を含有する。いくつかの実施形態では、このような量は、関連する集団に投与した際に、所望の、または有益なアウトカムと相関することが測定されている投与レジメンに従った(即ち、治療投与レジメンを用いる)投与に適切な単位用量(または、その全画分)である。当業者は、特定の対象に投与された治療用組成物または化合物の総量は、1人以上の主治医により決定され、複数の剤形の投与を伴う場合があることを理解する。
本明細書で使用する場合、用語「投与レジメン」とは、通常は期間で区切られる、対象に個別に投与される単位用量(通常は2回以上)のまとまりを意味する。いくつかの実施形態では、与えられる治療用化合物には推奨投与レジメンがあり、1回以上の投与を伴ってよい。いくつかの実施形態では、投与レジメンは、複数の用量を含み、その各々は、同じ長さの時間期間で互いに区切られ、いくつかの実施形態では、投与レジメンは、複数の用量、及び個別の用量を区切る少なくとも2つの異なる時間期間を含む。いくつかの実施形態では、投与レジメン内の全ての用量は、同一の単位用量である。いくつかの実施形態では、投与レジメン内の異なる用量は異なる量である。いくつかの実施形態では、投与レジメンは、第1の投与量での第1用量、続いて、第1の投与量と異なる第2の投与量での、1回以上のさらなる用量を含む。いくつかの実施形態では、投与レジメンは第1の投与量での第1用量、続いて第1の投与量と同じ第2の投与量での、1回以上のさらなる用量を含む。いくつかの実施形態では、投与レジメンは、関連する集団にまたがり投与した際に、所望の、または有益なアウトカムと相関する(即ち、治療用投与レジメンである)。
「治療レジメン」とは、関連する集団にまたがる投与が、所望の、または有益な治療用アウトカムと相関する投与レジメンを意味する。
用語「治療」(加えて、「治療する」または「治療すること」)は、その最も広い意味において、特定の疾患、障害もしくは病状を部分的もしくは完全に寛解、緩和、軽減、阻害する、特定の疾患、障害もしくは病状の開始を部分的もしくは完全に遅延させる、特定の疾患、障害もしくは病状の深刻度を部分的もしくは完全に低下させる、または、特定の疾患、障害もしくは病状の1つ以上の症状、特徴、もしくは原因の発生を部分的もしくは完全に低下させる物質(例えば、提供される組成物)の任意の投与を意味する。いくつかの実施形態では、そのような治療は、関連疾患、障害もしくは病状の兆候を示さない対象、または疾患、障害もしくは病状の初期徴候のみを示す対象に投与することができる。代替的に、または加えて、いくつかの実施形態では、そのような治療は、関連疾患、障害、または病状のうちの1つ以上の確立された徴候を示す対象の治療に投与することができる。いくつかの実施形態では、治療は、関連する疾患、障害または病状に苦しむと診断された対象におけるものであってよい。いくつかの実施形態では、治療は、関連する疾患、障害または病状の進行のリスク増加と統計的に相関している1つ以上の感受性因子を有することが知られている対象におけるものであってよい。
用語「治療」(加えて、「治療する」または「治療すること」)は、その最も広い意味において、特定の疾患、障害もしくは病状を部分的もしくは完全に寛解、緩和、軽減、阻害する、特定の疾患、障害もしくは病状の開始を部分的もしくは完全に遅延させる、特定の疾患、障害もしくは病状の深刻度を部分的もしくは完全に低下させる、または、特定の疾患、障害もしくは病状の1つ以上の症状、特徴、もしくは原因の発生を部分的もしくは完全に低下させる物質(例えば、提供される組成物)の任意の投与を意味する。いくつかの実施形態では、そのような治療は、関連疾患、障害もしくは病状の兆候を示さない対象、または疾患、障害もしくは病状の初期徴候のみを示す対象に投与することができる。代替的に、または加えて、いくつかの実施形態では、そのような治療は、関連疾患、障害、または病状のうちの1つ以上の確立された徴候を示す対象の治療に投与することができる。いくつかの実施形態では、治療は、関連する疾患、障害または病状に苦しむと診断された対象におけるものであってよい。いくつかの実施形態では、治療は、関連する疾患、障害または病状の進行のリスク増加と統計的に相関している1つ以上の感受性因子を有することが知られている対象におけるものであってよい。
用語「治療に有効な量」とは、治療用投与レジメンに従い、疾患、障害もしくは病状に苦しむ、または、疾患、障害もしくは病状が疑われる集団に投与した際に、当該疾患、障害または病状を治療するのに十分な量を意味する。いくつかの実施形態では、治療に有効な量は、疾患、障害もしくは病状の1つ以上の症状の発生もしくは深刻度を低下させる、または、疾患、障害もしくは病状の1つ以上の症状の開始を遅延させる量である。用語「治療に有効な量」では、実際には、特定の個体で治療の成功が実現されることを必要とされないことを、当業者は理解するであろう。むしろ、治療に有効な量は、そのような治療を必要とする対象に投与した際に、著しい数の対象において、特定の所望される薬理学的応答をもたらす量であることができる。特定の対象は、実際には、「治療に有効な量」に対して「不応」性であり得ると、具体的に理解される。単に一例として示すと、不応性対象は、臨床的有効度が入手不可能となるような、低い生物学的利用能を有し得る。いくつかの実施形態では、治療に有効な量への言及は、1つ以上の特定の組織(例えば、疾患、障害もしくは病状により影響を受ける組織)、または流体(例えば、血液、唾液、血清、汗、涙、尿)で測定した量への言及であることができる。いくつかの実施形態では、治療に有効な量は単回用量で製剤化または投与されることができることを、当業者は理解するであろう。いくつかの実施形態では、治療に有効な量は、例えば、投与レジメンの一部として、複数の用量で製剤化または投与されることができる。
対象への治療として用いるために、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩を、医薬または獣医学組成物として製剤化することができる。治療される対象、投与方法、及び、所望される治療の種類、例えば、防止、予防、または治療法に応じて、化合物、またはその薬学的に許容される塩は、これらのパラメーターに一致する方法で製剤化される。このような技術の要約は、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,21st Edition,Lippincott Williams & Wilkins,(2005);及びEncyclopedia of Pharmaceutical Technology,eds.J.Swarbrick and J.C.Boylan,1988-1999,Marcel Dekker,New Yorkに見出すことができ、これらそれぞれは、参照により本明細書に組み込まれている。
本明細書に記載する化合物、またはその薬学的に許容される塩は、合計で、医薬組成物などの組成物の総重量の1~95%の量で存在することができる。組成物は、関節内、経口、非経口(例えば静脈内、筋肉内)、直腸、皮膚、皮下、局所、経皮、舌下、経鼻、膣内、膀胱内、尿道内、髄腔内、硬膜外、経耳、または眼内投与、または、注射、吸入、または、鼻、泌尿生殖器、生殖、もしくは口粘膜との直接接触に好適な剤形で提供することができる。したがって、医薬組成物は、例えば、錠剤、カプセル、丸薬、粉末、顆粒、懸濁液、エマルション、溶液、ヒドロゲルを含むゲル、ペースト、軟膏、クリーム、プラスター、飲薬、浸透送達デバイス、座薬、浣腸剤、注射液、インプラント、スプレー、イオン泳動送達に好適な調製物、またはエアゾールの形態であることができる。組成物は、従来の薬務に従って製剤化されることができる。
本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩は、治療に有効な量の、本明細書に記載する化合物、またはその薬学的に許容される塩と、当該技術分野において周知の、薬学的に許容される担体または賦形剤とを含む医薬組成物として調製し、使用することができる。いくつかの実施形態では、組成物は、少なくとも2つの異なる薬学的に許容される賦形剤または担体を含む。
本明細書で使用する場合、用語「投与」とは、対象または系への、組成物(例えば、化合物、または、本明細書に記載する化合物を含む調製物)の投与を意味する。動物対象(例えばヒト)への投与は、任意の適切な経路によるものであってよい。例えば、いくつかの実施形態では、投与は、気管支(気管支点滴を含む)、頬、経腸、経皮(interdermal)、動脈内、皮内、胃内、髄内、筋肉内、経鼻、腹腔内、髄腔内、静脈内、心室内、粘膜、鼻内、経口、直腸、皮下、舌下、局所、気管内(気管内点滴を含む)、経皮、膣内、及び硝子体内であることができる。
製剤は、全身投与、または局所もしくは局部投与に適した方法で調製することができる。全身用製剤としては、注射(例えば、筋肉内、静脈内、もしくは皮下注射)用に設計されたものが挙げられるか、または、経皮、経粘膜、もしくは経口投与のために調製することができる。製剤は一般に希釈剤を含み、加えて、場合によってはアジュバント、緩衝液、防腐剤などを含む。化合物、またはその薬学的に許容される塩はまた、リポソーム組成物中に、または、マイクロエマルションとして投与することもできる。
注射のために、製剤は、溶液もしくは懸濁液として、または、注射前に液体中で溶液もしくは懸濁液に好適な固体形態として、またはエマルションとして、従来の形態で調製することができる。好適な賦形剤としては例えば、水、生理食塩水、デキストロース、グリセロールなどが挙げられる。このような組成物は、ある量の無毒性補助物質(例えば湿潤剤または乳化剤)、pH緩衝剤など、例えば、酢酸ナトリウム、モノラウリル酸ソルビタンなどもまた含有することができる。
様々な、薬剤用徐放性系もまた考案されている。例えば、本明細書に参照により組み込まれる米国特許第5,624,677号を参照されたい。
全身投与としては、座薬、経皮貼付剤、経粘膜送達、及び経鼻投与の使用といった、比較的非侵襲性の方法もまた挙げることができる。経口投与は、本発明の化合物、またはそれらの薬学的に許容される塩にもまた好適である。好適な形態としては、当該技術分野において理解されるように、シロップ、カプセル、及び錠剤が挙げられる。
全身投与としては、座薬、経皮貼付剤、経粘膜送達、及び経鼻投与の使用といった、比較的非侵襲性の方法もまた挙げることができる。経口投与は、本発明の化合物、またはそれらの薬学的に許容される塩にもまた好適である。好適な形態としては、当該技術分野において理解されるように、シロップ、カプセル、及び錠剤が挙げられる。
本明細書に記載する、併用療法の各化合物、またはその薬学的に許容される塩は、当技術分野において既知の様々な方法で製剤化されることができる。例えば、併用療法の第1剤及び第2剤は、合わせて、または個別に製剤化されることができる。
個々に、または個別に製剤化された剤を、キットとして合わせてパッケージ化することができる。非限定例としては、例えば、2つの丸薬、丸薬と粉末、座薬とバイアル中の液体、2つの局所用クリームなどを含有するキットが挙げられるが、これらに限定されない。キットは、粉末形態を再構成するためのバイアル、注射用シリンジ、カスタマイズされたIVデリバリーシステム、吸入器などといった、対象に単位用量を投与することを補助する任意の構成要素を含むことができる。加えて、単位用量キットは、組成物の調製または投与のための説明書を含有することができる。キットは、ある対象用の単回使用単位用量、(一定濃度で、もしくは、治療が進行するにつれ、個別の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩の効能が変化する)特定の対象用の複数回使用として製造されてもよく、または、キットは、複数の対象への投与に好適な複数回用量(バルクパッケージング)を含有してもよい。キットの構成要素は、カートン、ブリスターパック、ボトル、チューブなどに組み立てることができる。
経口使用のための配合物は、薬学的に許容される無毒性賦形剤との混合物中に活性成分(複数可)を含有する錠剤を含む。これらの賦形剤は、例えば、不活性希釈剤または充填剤(例えば、スクロース、ソルビトール、糖、マンニトール、微結晶性セルロース、ジャガイモデンプンを含むデンプン、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、またはリン酸ナトリウム);造粒剤及び崩壊剤(例えば、微結晶性セルロースを含むセルロース誘導体、ジャガイモデンプンを含むデンプン、クロスカルメロースナトリウム、アルギン酸塩、またはアルギニン酸);結合剤(例えば、スクロース、グルコース、ソルビトール、アカシア、アルギニン酸、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、デンプン、α化デンプン、微結晶性セルロース、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、任意に置換されたヒドロキシルプロピルメチルセルロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、またはポリエチレングリコール);ならびに平滑剤、滑剤、及び抗接着剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸、シリカ、硬化植物油、またはタルク)であり得る。他の薬学的に許容される賦形剤は、着色剤、香味剤、可塑剤、湿潤剤、緩衝剤などであり得る。
2つ以上の化合物は錠剤、カプセル、もしくは他のビヒクル中で混合することができる、または分画することができる。一例において、第1の化合物は錠剤の内側に含有され、第2の化合物は外側に存在し、第2の化合物の実質的部分が第1の化合物の放出前に放出される。
経口使用のための製剤は、咀嚼錠として提供され得るか、活性成分が、不活性固体希釈剤(例えば、バレイショデンプン、ラクトース、微結晶セルロース、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、もしくはカオリン)と混合される硬性ゼラチンカプセルとして、または活性成分が、水または油培養液、例えば、ピーナッツ油、流動パラフィン、もしくはオリーブ油と混合され得る軟性ゼラチンカプセルとしても提示される。粉末、顆粒、及びペレットは、例えばミキサー、流動床装置、または噴霧乾燥装置を用いる従来方式にて、錠剤及びカプセルの下で、上述した成分を用いて調製することができる。
溶解または拡散制御放出は、化合物の錠剤、カプセル、ペレット、もしくは顆粒形成の適切なコーティングにより、または、化合物、もしくはその薬学的に許容される塩を適切なマトリックスに組み込むことにより実現することができる。徐放性コーティングは、上述したコーティング物質、または、例えば、セラック、蜜蝋、グリコワックス、ヒマシワックス、カルナウバワックス、ステアリルアルコール、モノステアリン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル、パルミトステアリン酸グリセロール、エチルセルロース、アクリル樹脂、dl-ポリ乳酸、酢酸酪酸セルロース、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ビニルピロリドン、ポリエチレン、ポリメタクリレート、メチルメタクリレート、2-(任意に置換された)ヒドロキシルメタクリレート、メタクリレートヒドロゲル、1,3-ブチレングリコール、エチレングリコールメタクリレート、もしくはポリエチレングリコールのうちの1つ以上を含むことができる。徐放性マトリックス製剤において、マトリックス材料としては、例えば、水和メチルセルロース、カルナウバワックス及びステアリルアルコール、カーボポール934、シリコーン、トリステアリン酸グリセリル、アクリル酸-メチルメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、またはハロゲン化フルオロカーボンもまた挙げることができる。
本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、及び組成物が経口よる投与のために組み込まれ得る液体形態としては、水溶液、好適に風味付けされたシロップ、水性または油性懸濁液、及び綿実油、ゴマ油、ココナッツ油、またはピーナッツ油などの食用油で風味付けされた乳剤、ならびにエリキシル剤及び類似の薬学的ビヒクルが挙げられる。
一般に、ヒトに投与される場合、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、または組み合わせのいずれかの経口用量は、化合物の性質に左右され、当業者により速やかに決定することができる。典型的には、このような用量通常、約0.001mg~2000mg/日、望ましくは約1mg~1000mg/日、及びより望ましくは約5mg~500mg/日である。最大200mg/日の用量が必要となり得る。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、抗増殖活性を有する追加の化合物をさらに含むことができる。投与方法に応じて、化合物、またはその薬学的に許容される塩は、容易な送達を可能にする好適な組成物に製剤化される。併用療法の各化合物、またはその薬学的に許容される塩は、当技術分野において既知の様々な方法で製剤化されることができる。例えば、併用療法の第1剤及び第2剤は、合わせて、または個別に製剤化されることができる。望ましくは、第1剤及び第2剤は、剤の同時投与、またはほぼ同時の投与のために、合わせて製剤化される。
本発明の化合物及び医薬組成物を併用療法で製剤化及び利用することができる、即ち、化合物及び医薬組成物を、1つ以上の他の所望される治療薬または医療操作と同時に、これらの前に、またはこれらの後に製剤化または投与することができることが理解されよう。併用レジメンを用いる、治療法(治療薬または手順)の特定の組み合わせでは、所望の治療薬または手順の適合性、及び、実現される所望の治療効果を考慮に入れる。さらに、用いる治療法は、同じ疾患に対して所望の効果を実現し得る、または、異なる効果(例えば、あらゆる悪影響の制御)を実現し得ると理解されよう。
本明細書に記載するように、併用療法における各薬剤の投与は独立して、1日から1年にかけて、1日1回から4回であることができ、またさらに、対象の生涯におけるものであってもよい。慢性的な長期投与が示される場合がある。
使用方法
いくつかの実施形態では、本発明は、Ras変異体が原因の異所性Ras活性を特徴とする、疾患または障害の治療方法について開示する。いくつかの実施形態では、疾患または障害はがんである。いくつかの実施形態では、がんは結腸直腸癌、非小細胞肺癌、または小細胞肺癌である。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、Ras G12D変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、K-Ras G12D変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、Ras G13D変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、K-Ras G13D変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、Ras G12E変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、K-Ras G12E変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、Ras G13E変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、K-Ras G13E変異によるものである。他のRas変異を、本明細書に記載する。
いくつかの実施形態では、本発明は、Ras変異体が原因の異所性Ras活性を特徴とする、疾患または障害の治療方法について開示する。いくつかの実施形態では、疾患または障害はがんである。いくつかの実施形態では、がんは結腸直腸癌、非小細胞肺癌、または小細胞肺癌である。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、Ras G12D変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、K-Ras G12D変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、Ras G13D変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、K-Ras G13D変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、Ras G12E変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、K-Ras G12E変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、Ras G13E変異によるものである。いくつかの実施形態では、異所性Ras活性は、K-Ras G13E変異によるものである。他のRas変異を、本明細書に記載する。
がんの治療を必要とする対象における、がんの治療方法であって、上記方法が、上記対象に、治療に有効な量の本発明の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または、そのような化合物もしくは塩を含む医薬組成物を投与することを含む、上記方法もまた提供する。いくつかの実施形態では、がんは、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、膵癌、虫垂癌、黒色腫、急性骨髄性白血病、小腸癌、膨大部癌、生殖細胞癌、子宮頸癌、未知の原発性由来の癌、子宮体癌、食道癌、GI神経内分泌癌、卵巣癌、性索間質腫瘍癌、肝胆癌、または膀胱癌である。Rasタンパク質関連疾患の治療を必要とする対象における、Rasタンパク質関連疾患の治療方法であって、上記方法が、上記対象に、治療に有効な量の本発明の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩、または、そのような化合物もしくは塩を含む医薬組成物を投与することを含む、上記方法もまた提供する。いくつかの実施形態では、がんは、本明細書に記載するRas変異などのRas変異を含む。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物、またはそれらの薬学的に許容される塩、このような化合物もしくは塩を含む医薬組成物、及び、本明細書で提供する方法を、例えば肺癌、前立腺癌、乳癌、脳癌、皮膚癌、子宮頚癌、睾丸癌などの腫瘍を含む多種多様ながんの治療に用いることができる。より具体的には、化合物またはその塩、そのような化合物もしくは塩を含む医薬組成物、及び本発明の方法により治療可能ながんとしては、星状細胞、乳、子宮頸、結腸直腸、子宮体、食道、胃、頭頸、肝細胞、喉頭、肺、咽頭、卵巣、前立腺、ならびに、甲状腺癌及び肉腫などの腫瘍種が挙げられるが、これらに限定されない。他のがんとしては例えば、以下が挙げられる:心臓、例えば、非上皮性悪性腫瘍(血管肉腫、繊維肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫)、粘液腫、横紋筋腫、線維腫、脂肪腫、及び奇形腫;肺、例えば、気管支原性癌(扁平上皮細胞、未分化小細胞、未分化大細胞、腺癌)、肺胞(気管支)癌、気管支腺腫、非上皮性悪性腫瘍、リンパ腫、軟骨性過誤腫、中皮腫;胃腸、例えば、食道(扁平上皮癌、腺癌、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃(上皮性悪性腫瘍、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓(管腺癌、膵島細胞腫、グルカゴン産生腫瘍、ガストリン産生腫瘍、カルチノイド腫瘍、VIP産生腫瘍)、小腸(腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポジ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経繊維腫、線維腫)、大腸(腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫);泌尿生殖器官、例えば、腎臓(腺癌、ウィルムス腫瘍、(腎芽細胞腫)、リンパ腫、白血病)、膀胱及び尿道(扁平上皮癌、移行上皮癌、腺癌)、前立腺(腺癌、非上皮性悪性腫瘍)、睾丸(精上皮腫、奇形腫、胚性癌、奇形癌、絨毛腫、非上皮性悪性腫瘍、間質細胞癌、線維腫、線維腺腫、類腺腫瘍、脂肪腫);肝臓、例えば、肝癌(肝細胞癌)、胆管癌、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、血管腫;胆道、例えば、胆嚢癌、膨大部癌、胆管癌;骨、例えば、骨原性肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨細胞腫瘍脊索腫、骨軟骨腫(osteochronfroma)(骨軟骨性外骨腫)、良性軟骨腫瘍、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫(chondromyxofibroma)、類骨骨腫、及び巨細胞腫瘍;神経系、例えば、頭蓋骨(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎)、髄膜(髄膜腫、髄膜肉腫(meningiosarcoma)、神経膠腫症)、脳(星状細胞腫、髄芽腫、神経膠腫、上衣腫、胚細胞腫(松果体腫)、多形性膠芽腫、乏突起膠腫、神経鞘腫、網膜芽細胞腫、先天性腫瘍、神経線維腫症I型、脊髄神経繊維腫、髄膜腫、神経膠腫、非上皮性悪性腫瘍);婦人科、例えば、子宮(子宮内膜癌)、頸部(子宮頸癌、前腫瘍(pre-tumor)子宮頸部異形成)、卵巣(卵巣癌(漿液性嚢胞腺癌、粘液性嚢胞腺癌、分類不能癌)、顆粒膜-莢膜細胞腫瘍、セルトリ・ライディッヒ細胞腫瘍、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰部(扁平上皮癌、上皮内癌、腺癌、繊維肉腫、黒色腫)、膣(明細胞癌、扁平上皮癌、ブドウ状肉腫(胎児性横紋筋肉腫)、卵管(上皮性悪性腫瘍);血液学的、例えば、血液(骨髄性白血病(急性及び慢性)、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病、骨髄増殖性疾患(例えば、骨髄線維症及び骨髄増殖性腫瘍形成)、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群)、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫);皮膚、例えば、悪性黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮癌、カポジ肉腫、ほくろ異形成母斑、脂肪腫、血管腫、皮膚線維腫、ケロイド、乾癬;副腎、例えば、神経芽細胞腫。
細胞内でのRasタンパク質の阻害方法であって、上記方法が、上記細胞を、有効量の本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩と接触させることを含む、上記方法もまた提供する。細胞はインビトロまたはインビボであってよい。RAF-Ras結合の阻害方法であって、上記方法が、上記細胞を、有効量の本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩と接触させることを含む、上記方法。細胞はがん細胞であり得る。がん細胞は例えば、結腸直腸癌細胞、非小細胞肺癌細胞、膵癌細胞、虫垂癌細胞、黒色腫細胞、急性骨髄性白血病細胞、小腸癌細胞、膨大部癌細胞、生殖細胞癌細胞、子宮頚癌細胞、未知の原発性由来の癌細胞、子宮体癌細胞、食道胃癌細胞、GI神経内分泌癌細胞、卵巣癌細胞、性索間質性腫瘍癌細胞、肝胆癌細胞、または膀胱癌細胞であってよい。いくつかの実施形態では、がんは虫垂癌、子宮内膜癌、または黒色腫である。
併用療法
本開示は、他の経路、または、同一の経路の他の構成成分、またはさらに、重複する一連の標的を制御することが知られている剤が、本開示の化合物、またはその薬学的に許容される塩と組み合わせて使用される、併用療法の方法もまた提供する。一態様では、このような治療法としては、本開示の1種以上の化合物の、抗増殖薬、化学療法剤、治療用抗体、及び放射線療法との組み合わせであって、相乗的または相加的な治療効果をもたらすものが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書に記載する化合物、またはその薬学的に許容される塩と組み合わせる他の医薬品の例としては、同一の適応症を治療するための医薬品が挙げられる。本明細書に記載する化合物、またはその薬学的に許容される塩と組み合わせる可能性のある医薬品の別の例としては、異なりはするが関連のある、または関係のある症状または適応症を治療するための医薬品が挙げられる。
本開示は、他の経路、または、同一の経路の他の構成成分、またはさらに、重複する一連の標的を制御することが知られている剤が、本開示の化合物、またはその薬学的に許容される塩と組み合わせて使用される、併用療法の方法もまた提供する。一態様では、このような治療法としては、本開示の1種以上の化合物の、抗増殖薬、化学療法剤、治療用抗体、及び放射線療法との組み合わせであって、相乗的または相加的な治療効果をもたらすものが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書に記載する化合物、またはその薬学的に許容される塩と組み合わせる他の医薬品の例としては、同一の適応症を治療するための医薬品が挙げられる。本明細書に記載する化合物、またはその薬学的に許容される塩と組み合わせる可能性のある医薬品の別の例としては、異なりはするが関連のある、または関係のある症状または適応症を治療するための医薬品が挙げられる。
本明細書で使用する場合、用語「併用療法」とは、対象が、2つ以上の治療レジメン(例えば、本発明の化合物などの2種類以上の化合物)に同時に曝露される状況を意味する。いくつかの実施形態では、2つ以上の化合物は同時に投与され得る。いくつかの実施形態では、このような化合物は連続して投与され得る。いくつかの実施形態では、このような化合物は、投与レジメンが重なって投与される。いくつかの実施形態では、組み合わせ治療レジメンは、2つの治療剤、本発明の化合物を1つと、本明細書に記載の治療剤から選択される第2の治療剤とを用いる。いくつかの実施形態では、組み合わせ治療レジメンは、3つの治療剤、本発明の化合物を1つと、本明細書に記載の治療剤から選択される2つの治療剤とを用いる。いくつかの実施形態では、組み合わせ治療レジメンは、4つ以上の治療剤、本発明の化合物を1つと、本明細書に記載の治療剤から選択される3つの治療剤とを用いる。例えば、併用療法は、本明細書に記載するRas阻害剤、MEK阻害剤、及びSHP2阻害剤;本明細書に記載するRas阻害剤、MEK阻害剤、及びSOS1阻害剤;または、Ras阻害剤、PD-L1阻害剤、及びSHP2阻害剤を伴い得る。
この併用療法の章では、明示的に記載されているかどうかに関わらず、記載されている薬剤の全ての参考文献が参照により組み込まれる。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物を、EGFR阻害剤と組み合わせて使用する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、受容体型チロシンキナーゼ(RTK)/増殖因子受容体の下流にあるメンバーの阻害剤、例えば、SHP2阻害剤、SOS1阻害剤、Raf阻害剤、MEK阻害剤、ERK阻害剤、PI3K阻害剤、PTEN阻害剤、AKT阻害剤、またはmTORC1阻害剤と組み合わせて使用することができる。これらの阻害剤の例を以下に示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物を、EGFR阻害剤と組み合わせて使用する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、受容体型チロシンキナーゼ(RTK)/増殖因子受容体の下流にあるメンバーの阻害剤、例えば、SHP2阻害剤、SOS1阻害剤、Raf阻害剤、MEK阻害剤、ERK阻害剤、PI3K阻害剤、PTEN阻害剤、AKT阻害剤、またはmTORC1阻害剤と組み合わせて使用することができる。これらの阻害剤の例を以下に示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物を、第2のRas阻害剤と併用することができる。いくつかの実施形態では、Ras阻害剤は、その活性状態、またはGTP結合状態(Ras(ON))でRasを標的とする。いくつかの実施形態では、Ras(ON)阻害剤は、RMC-6291、RMC-6236、RMC-9805、またはRMC-8839である。いくつかの実施形態では、Ras阻害剤は、本明細書に参照によりそれらの全容を援用するところの、WO2021091956、WO2021091967、WO2021091982、WO2022060836、もしくはWO2020132597に開示されるRAS(ON)阻害剤、またはそれらの薬学的に許容される塩、溶媒和物、異性体(例えば、立体異性体)、プロドラッグ、もしくは互変異性体である。いくつかの実施形態では、Ras阻害剤は、その不活性状態、またはGDP結合状態でRasを標的とする。いくつかの実施形態では、Ras阻害剤は、AMG510、MRTX1257、MRTX849、JNJ-74699157(ARS-3248)、LY3499446、ARS-1620、ARS-853、BPI-421286、LY3537982、JDQ443、ERAS-3490、JAB-21000、RMC-6291、またはGDC-6036などのK-Ras G12Cの阻害剤である。いくつかの実施形態では、Ras阻害剤は、ERAS-4、MRTX1133、RMC-9805、またはJAB-22000などのK-Ras G12Dの阻害剤である。いくつかの実施形態では、Ras阻害剤は、JAB-23000などのK-Ras G12Vの阻害剤である。いくつかの実施形態では、Ras阻害剤は、RMC-8839などのK-Ras G12Cの阻害剤である。いくつかの実施形態では、Ras阻害剤は、RMC-6236である。
多くの化学療法が現在、当該技術分野において公知であり、本開示の化合物と併用することができる。いくつかの実施形態では、化学療法は、分裂抑制剤、アルキル化剤、代謝拮抗薬、挿入抗生物質、成長因子阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素、トポイソメラーゼ阻害剤、生体応答調節剤、抗ホルモン、血管新生阻害剤、及び抗アンドロゲン剤からなる群から選択される。非限定例は、化学療法剤、細胞毒性剤、Gleevec(商標)(メシル酸イマチニブ)、Kyprolis(登録商標)(カルフィルゾミブ)、Velcade(登録商標)(ボルテゾミブ)、Casodex(商標)(ビカルタミド)、Iressa(登録商標)(ゲフィチニブ)、及びアドリアマイシンなどの非ペプチド低分子、加えて、化学療法剤の宿主である。化学療法剤の非限定例としては、チオテパ及びシクロスホスファミド(CYTOXANTM(商標))などのアルキル化剤;ブスルファン、インプロスルファン、及びピポスルファンなどのアルキルスルホネート;ベンゾドーパ、カルボコン、メツレドーパ、及びウレドーパなどのアジリジン;アルトレタミン、トリエチレンメラミン、トリエチレンホスホルアミド、トリエチレンチオホスホラミド、及びトリメチローロメラミンなどのエチレンイミン及びメチラメラミン;クロラムブシル、クロルナファジン、コロホスファミド、エストラムスチン、イホスファミド、メクロレタミン、メクロレタミンオキシド塩酸塩、メルファラン、ノベンビチン、フェネステリン、プレドニマスチン、トロホスファミド、ウラシルマスタードなどのナイトロジェンマスタード;カルマスティン、クロロゾトシン、フォテムスチン、ロムスチン、ニムスチン、ラニムスチンなどのニトロソウレア;アクラシノマイシン、アクチノマイシン、アントラマイシン、アザセリン、ブレオマイシン、カクチノマイシン、カリケアマイシン、カラビシン、カルミノマイシン、カルジノフィリン、Casodex(商標)、クロモマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、デトルビシン、6-ジアゾ-5-オキソ-L-ノルロイシン、ドキソルビシン、エピルビシン、エソルビシン、イダルビシン、マルセロマイシン、マイトマイシン、マイコフェノール酸、ノガラマイシン、オリボマイシン、ペプロマイシン、ポトフィロマイシン、ピューロマイシン、ケラマイシン、ロドルビシン、ストレプトニグリン、ストレプトゾシン、ツベルシジン、ウベニメクス、ジノスタチン、ゾルビシンなどの抗生物質;メトトレキサート及び5-フルオロウラシル(5-FU)などの代謝拮抗薬;デノプテリン、メトトレキサート、プテロプテリン、トリメトレキセートなどの葉酸類似体;フルダラビン、6-メルカプトプリン、チアミプリン、チオグアニンなどのプリン類似体;アンシタビン、アザシチジン、6-アザウリジン、カルモフール、シタラビン、ジデオキシウリジン、ドキシフルリジン、エノシタビン、フロクスウリジンなどのピリミジン類似体;カルステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、エピチオスタノール、メピチオスタン、テストラクトンなどのアンドロゲン;アミノグルテチミド、ミトタン、トリロスタンなどの抗副腎剤;フォリン酸などの葉酸補充剤;アセグラトン;アルドホスファミドグリコシド;アミノレブリン酸;アムサクリン;ベストラブシル;ビサントレン;エダトレキサート;デフォファミン;デメコルチン;ジアジクオン;エルフォミチン;エリプチニウムアセテート;エトグルシド;硝酸ガリウム;ヒドロキシウレア;レンチナン;ロニダミン;ミトグアゾン;マイトキサントロン;モピダモール;ニトラクリン;ペントスタチン;フェナメット;ピラルビシン;ポドフィリン酸;2-エチルヒドラジド;プロカルバジン;PSK;ラゾキサン;シゾフィラン;スピロゲルマニウム;テヌアゾン酸;トリアジクオン;2,2’,2’’-トリクロロトリエチルアミン;ウレタン;ビンデシン;ダカルバジン;マンノムスチン;ミトブロニトール;ミトラクトール;ピポブロマン;ガシトシン;アラビノシド(「Ara-C」);シクロホスファミド;チオテパ;タキサン、例えばパクリタキセル及びドセタキセル;レチノイン酸;エスペラミシン;カペシタビン;ならびに、上記のいずれかの薬学的に許容される塩、酸、または誘導体が挙げられる。
好適な化学療法細胞調節剤としては、例えば、タモキシフェン(Nolvadex(商標))、ラロキシフェン、アロマターゼ阻害4(5)-イミダゾール、4-ヒドロキシタモキシフェン、トリオキシフェン、ケオキシフェン、LY117018、オナプリストン、及びトレミフェン(フェアストン)などの抗エストロゲン剤;ならびに、フルタミド、ニルタミド、ビカルタミド、ロイプロリド、及びゴセレリンなどの抗アンドロゲン剤;クロラムブシル;ゲムシタビン;6-チオグアニン;メルカプトプリン;メトトレキサート;シスプラチン及びカルボプラチンなどの白金類似体;ビンブラスチン;白金;エトポシド(VP-16);イホスファミド;マイトマイシンC;マイトキサントロン;ビンクリスチン;ビノレルビン;ナベルビン;ノバントロン;テニポシド;ダウノマイシン;アミノプテリン;Xeloda(登録商標);イバンドロネート;カンプトテシン-11(CPT-11);トポイソメラーゼ阻害剤RFS 2000;ジフルオロメチルオルニチン(DMFO)などの、腫瘍におけるホルモン作用を調節または阻害するように作用する抗ホルモン剤もまた挙げられる。
所望される場合、本開示の化合物または医薬組成物を、Herceptin(登録商標)、Avastin(登録商標)、Erbitux(登録商標)、Rituxan(登録商標)、Taxol(登録商標)、Arimidex(登録商標)、Taxotere(登録商標)、ABVD、AVICINE、アバゴボマブ、アクリジンカルボキサミド、アデカツムマブ、17-N-アリルアミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン、アルファラジン、アルボシジブ、3-アミノピリジン-2-カルボキシアルデヒドチオセミカルバゾン、アモナフィド、アントラセンジオン、抗CD22免疫毒素、抗腫瘍薬、腫瘍発生阻止性薬草、アパジクオン、アチプリモド、アザチオプリン、ベロテカン、ベンダムスチン、BIBW2992、ビリコダール、ブロスタリシン、ブリオスタチン、ブチオニンスルホキシミン、CBV(化学療法)、カリクリン、細胞周期非特異的抗悪性腫瘍薬、ジクロロ酢酸、ディスコデルモライド、エルサミトルシン、エノシタビン、エポチロン、エリブリン、エベロリムス、エキサテカン、エキスリンド、フェルギノール、フォロデシン、フォスフェストール、ICE化学療法レジメン、IT-101、イメキソン、イミキモド、インドロカルバゾール、イロフルベン、ラニキダール、ラロタキセル、レナリドミド、ルカンソン、ルルトテカン、マフォスファミド、ミトゾロミド、ナフォキシジン、ネダプラチン、オラパリブ、オルタタキセル、PAC-1、ポーポー、ピキサントロン、プロテアソーム阻害剤、レベッカマイシン、レシキモド、ルビテカン、SN-38、サリノスポラミドA、サパシタビン、スタンフォードV、スワインソニン、タラポルフィン、タリキダール、テガフール-ウラシル、テモダール、テセタキセル、トリプラチンテトラニトレート、トリス(2-クロロエチル)アミン、トロキサシタビン、ウラムスチン、バジメザン、ビンフルニン、ZD6126、またはゾスキダールなどの一般に処方される抗がん剤と組み合わせて使用することができる。
本開示はさらに、哺乳類において、異常細胞増殖を阻害する、または、増殖過剰疾患を治療するための放射線療法と組み合わせた、本明細書で提供する化合物または医薬組成物の使用方法に関する。放射線療法を実施するための技術は、当技術分野において既知であり、これらの技術を、本明細書に記載する併用療法で使用することができる。本併用療法における、本開示の化合物の投与は、本明細書に記載のとおりに決定することができる。
放射線療法は、いくつかの方法のうちの1つ、または方法の組み合わせによって施すことができ、これらの方法には、外部ビーム療法、内部放射線療法、インプラント放射線、定位放射線手術、全身放射線療法、放射線療法、及び永続的または一時的な間質性近接照射療法が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書で使用される場合、「近接照射療法」という用語は、腫瘍もしくは他の増殖性組織疾患部位で、またはその近辺で体内に挿入された空間的に閉じ込められた放射性物質によって送達される放射線療法を指す。この用語は、これらに限定されるものではないが、放射性同位元素(例えば、At-211、1-131、1-125、Y-90、Re-186、Re-188、Sm-153、Bi-212、P-32、及びLuの放射性同位体)への曝露を含むことを意図している。本開示の細胞調整剤として使用するのに好適な放射線源には、固体と液体の両方が含まれる。非限定的な例として、放射線源は、固体源としての1-125、1-131、Yb-169、Ir-192、固体源としての1-125などの放射性核種、または、光子、ベータ粒子、ガンマ線、もしくは他の治療光線を放出する他の放射性核種であり得る。放射性物質はまた、放射性核種(複数可)の任意の溶液、例えば、1-125もしくは1-131の溶液から作製された流体であり得るか、または放射性流体は、Au-198もしくはY-90などの固体の放射性核種の小さな粒子を含有する好適な流体のスラリーを使用して生成され得る。さらに、放射性核種(複数可)は、ゲルまたは放射性ミクロスフェアで具体化することができる。
本開示の化合物または医薬組成物を、ある量の抗血管新生剤、シグナル形質導入阻害剤、抗増殖剤、解糖阻害剤、または自食作用阻害剤から選択される1種以上の物質と組み合わせて使用することができる。
抗血管新生剤、例えば、MMP-2(マトリックス-メタロプロテイナーゼ2)阻害剤、MMP-9(マトリックス-メタロプロチエナーゼ9)阻害剤、及びCOX-11(シクロオキシゲナーゼ11)阻害剤を、本開示の化合物、及び、本明細書で記載する医薬組成物と組み合わせて使用することができる。抗血管新生剤としては、例えば、ラパマイシン、テムシロリムス(CCI-779)、エベロリムス(RAD001)、ソラフェニブ、スニチニブ、及びベバシズマブが挙げられる。有用なCOX-II阻害剤の例には、アレコキシブ、バルデコキシブ、及びロフェコキシブが挙げられる。有用なマトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤の例は、WO96/33172、WO96/27583、EP0818442、EP1004578、WO98/07697、WO98/03516、WO98/34918、WO98/34915、WO98/33768、WO98/30566、EP606046、WO90/05719、WO99/52910、WO99/52889、WO99/29667、WO1999007675、EP1786785、EP1181017、US20090012085、US5863949、US5861510、及びEP0780386に記載されている。好ましいMMP-2及びMMP-9阻害剤は、MMP-1を阻害する活性がほとんどないかまたは全くないものである。より好ましいのは、他のマトリックスメタロプロテイナーゼ(即ち、MAP-1、MMP-3、MMP-4、MMP-5、MMP-6、MMP-7、MMP-8、MMP-10、MMP-11、MMP-12、及びMMP-13)と比較して、MMP-2またはAMP-9を選択的に阻害するものである。本開示で有用なMMP阻害剤のいくつかの具体例は、AG-3340、RO32-3555、及びRS13-0830である。
本化合物を、アセマンナン、アクラルビシン、アルデスロイキン、アレムツズマブ、アリトレチノイン、アルトレタミン、アミホスチン、アミノレブリン酸、アムルビシン、アムサクリン、アナグレリド、アナストロゾール、ANCER、アンセスチム、ARGLABIN、三酸化ヒ素、BAM002(Novelos)、ベキサロテン、ビカルタミド、ブロモデオキシウリジン、カペシタビン、セルモロイキン、セトロレリクス、クラドリビン、クロトリマゾール、シタラビンオクホスフェート、DA3030(Dong-A)、ダクリズマブ、デニロイキンジフチトクス、デスロレリン、デクスラゾキサン、ジラゼプ、ドセタキセル、ドコサノール、ドキセルカルシフェロール、ドキシフルリジン、ドキソルビシン、ブロモクリプチン、カルムスチン、シタラビン、フルオロウラシル、HITジクロフェナク、インターフェロンアルファ、ダウノルビシン、ドキソルビシン、トレチノイン、エデルホシン、エドレコロマブエフロルニチン、エミテフル、エピルビシン、エポエチンベータ、リン酸エトポシド、エキセメスタン、エクシスリンド、ファドロゾール、フィルグラスチム、フィナステリド、リン酸フルダラビン、ホルメスタン、フォテムスチン、硝酸ガリウム、ゲムシタビン、ゲムツズマブゾガマイシン、ギメラシル/オテラシル/テガフールの組み合わせ、グリコピン、ゴセレリン、ヘプタプラチン、ヒト絨毛性ゴナドトロピン、ヒト胎児アルファフェトプロテイン、イバンドロン酸、イダルビシン(イミキモド、インターフェロンアルファ、インターフェロンアルファ、天然型、インターフェロンアルファ-2、インターフェロンアルファ-2a、インターフェロンアルファ-2b、インターフェロンアルファ-NI、インターフェロンアルファ-n3、インターフェロンアルファコン-1、インターフェロンアルファ、天然型、インターフェロンベータ、インターフェロンベータ-la、インターフェロンベータ-lb、インターフェロンガンマ、天然型インターフェロンガンマ-la、インターフェロンガンマ-lb、インターロイキン-1ベータ、イオベングアン、イリノテカン、イルソグラジン、ランレオチド、LC9018(Yakult)、レフルノミド、レノグラスチム、硫酸レンチナン、レトロゾール、白血球アルファインターフェロン、リュープロレリン、レバミゾール+フルオロウラシル、リアロゾール、ロバプラチン、ロニダミン、ロバスタチン、マソプロコール、メラルソプロール、メトクロプラミド、ミフェプリストーン、ミルテホシン、ミリモスチム、ミス対合二重鎖RNA、ミトグアゾン、ミトラクトール、ミトキサントロン、モルグラモスチム、ナファレリン、ナロキソン+ペンタゾシン、ナルトグラスチム、ネダプラチン、ニルタミド、ノスカピン、新規の赤血球生成促進タンパク質、NSC631570オクトレオチド、オプレルベキン、オサテロン、オキサリプラチン、パクリタキセル、パミドロン酸、ペガスパルガーゼ、ペグインターフェロンアルファ-2b、ペントサン、ポリ硫酸ナトリウム、ペントスタチン、ピシバニール、ピラルビシン、ウサギ抗胸腺細胞ポリクローナル抗体、ポリエチレングリコールインターフェロンアルファ-2a、ポルフィマーナトリウム、ラロキシフェン、ラルチトレキセド、ラスブリエンボディメント(rasburiembodiment)、エチドロン酸レニウムRe186、RIIレチナミド、リツキシマブ、ロムルチド、サマリウム(153Sm)レキシドロナム、サルグラモスチム、シゾフィラン、ソブゾキサン、ソネルミン、塩化ストロンチウム-89、スラミン、タソネルミン、タザロテン、テガフール、テモポルフィン、テモゾロミド、テニポシド、テトラクロロデカオキシド、サリドマイド、チマルファシン、甲状腺刺激ホルモンアルファ、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ-ヨウ素131、トラスツズマブ、トレオスルファン、トレチノイン、トリロスタン、トリメトレキサート、トリプトレリン、腫瘍壊死因子アルファ、天然型、ウベニメクス、膀胱癌ワクチン、丸山ワクチン、黒色腫可溶化液ワクチン、バルルビシン、ベルテポルフィン、ビノレルビン、ビルリジン、ジノスタチンスチマラマーまたはゾレドロン酸;アバレリクス;AE941(Aeterna)、アンバムスチン、アンチセンスオリゴヌクレオチド、bcl-2(Genta)、APC8015(Dendreon)、セツキシマブ、デシタビン、デキサアミノグルテチミド、ジアジコン、EL532(Elan)、EM800(Endorecherche)、エニルウラシル、エタニダゾール、フェンレチニド、フィルグラスチムSD01(Amgen)、フルベストラント、ガロシタビン、ガストリン17イムノゲン、HLA-B7遺伝子療法(Vical)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、ヒスタミン二塩酸塩、イブリツモマブチウキセタン、イロマスタット、IM862(Cytran)、インターロイキン-2、イプロキシフェン、LDI200(Milkhaus)、レリジスチム、リンツズマブ、CA125MAb(Biomira)、がんMAb(Japan Pharmaceutical Development)、HER-2及びFc MAb(Medarex)、イディオタイプ105AD7 MAb(CRC Technology)、イディオタイプCEA MAb(Trilex)、LYM-1-ヨウ素131MAb(Techni clone)、多形上皮性ムチン-イットリウム90MAb(Antisoma)、マリマスタット、メノガリル、ミツモマブ、モテキサフィン、ガドリニウム、MX6(Galderma)、ネララビン、ノラトレキセド、P30タンパク質、ペグビソマント、ペメトレキセド、ポルフィロマイシン、プリノマスタット、RL0903(Shire)、ルビテカン、サトラプラチン、フェニル酢酸ナトリウム、スパルホス酸、SRL172(SR Pharma)、SU5416(SUGEN)、TA077(Tanabe)、テトラチオモリブデート、サリブラスチン、トロンボポエチン、スズエチルエチオプルプリン、チラパザミン、がんワクチン(Biomira)、黒色腫ワクチン(New York University)、黒色腫ワクチン(Sloan Kettering Institute)、黒色腫腫瘍崩壊産物ワクチン(New York Medical College)、ウイルス黒色腫細胞可溶化物ワクチン(Royal Newcastle Hospital)、またはバルスポダールなどの、他の抗腫瘍剤との併用療法で使用することもまた可能である。
いくつかの実施形態では、抗がん剤はHER2阻害剤である。HER2阻害剤の非限定例としては、モノクローナル抗体、例えばトラスツズマブ(Herceptin(登録商標))及びペルツズマブ(Perjeta(登録商標));低分子チロシンキナーゼ阻害剤、例えばゲフィチニブ(Iressa(登録商標))、エルロチニブ(Tarceva(登録商標))、ピリチニブ、CP-654577、CP-724714、カネルチニブ(CI 1033)、HKI-272、ラパチニブ(GW-572016;Tykerb(登録商標))、PKI-166、AEE788、BMS-599626、HKI-357、BIBW 2992、ARRY-334543、及びJNJ-26483327が挙げられる。
本発明の化合物はさらに、VEGFR阻害剤と共に使用可能である。以下の特許及び特許出願に記載されている他の化合物を、併用療法で使用することができる:US6,258,812、US2003/0105091、WO01/37820、US6,235,764、WO01/32651、US6,630,500、US6,515,004、US6,713,485、US5,521,184、US5,770,599、US5,747,498、WO02/68406、WO02/66470、WO02/55501、WO04/05279、WO04/07481、WO04/07458、WO04/09784、WO02/59110、WO99/45009、WO00/59509、WO99/61422、US5,990,141、WO00/12089、及びWO00/02871。
いくつかの実施形態では、組み合わせは、少なくとも1種の抗血管新生剤と組み合わせた本発明の組成物を含む。剤は、インビトロで合成的に調製された化学組成物、抗体、抗原結合領域、放射性核種、ならびにそれらの組み合わせ及びコンジュゲートを含むが、これらに限定されない。剤は、アゴニスト、アンタゴニスト、アロステリック調節剤、毒素であり得るか、またはより一般的には、その標的を阻害もしくは刺激するように作用(例えば、受容体または酵素の活性化または阻害)し、それによって細胞死を促進するか、または細胞増殖を停止させ得る。
例示的な抗血管新生剤としては、ERBITUX(商標)(IMC-C225)、KDR(キナーゼドメイン受容体)阻害剤(例えば、キナーゼドメイン受容体に特異的に結合する抗体及び抗原結合領域)、抗VEGF剤(例えば、VEGF(例えば、ベバシズマブ)、またはそれらの可溶性VEGF受容体もしくはリガンド結合領域に特異的に結合する抗体もしくは抗原結合領域)、例えば、AVASTIN(商標)またはVEGF-TRAP(商標)、及び抗VEGF受容体剤(例えば、それに特異的に結合する抗体または抗原結合領域)、EGFR阻害剤(例えば、それに特異的に結合する抗体または抗原結合領域)、例えば、ベクティビックス(パニツムマブ)、IRESSA(商標)(ゲフィチニブ)、TARCEVA(商標)(エルロチニブ)、抗Ang1及び抗Ang2剤(例えば、それらもしくはそれらの受容体、例えば、Tie2/Tekに特異的に結合する抗体または抗原結合領域)、ならびに抗Tie2キナーゼ阻害剤(例えば、それに特異的に結合する抗体または抗原結合領域)が挙げられる。本発明の医薬組成物は、肝細胞増殖因子(HGF、スキャッター因子としても既知)のアンタゴニストなどの増殖因子の活性を特異的に結合及び阻害する1種以上の剤(例えば、抗体、抗原結合領域、または可溶性受容体)、ならびにその受容体である「c-met」に特異的に結合する抗体または抗原結合領域もまた含むことができる。
他の抗血管新生剤には、キャンパス、IL-8、B-FGF、Tekアンタゴニスト(US2003/0162712、US6,413,932)、抗TWEAK剤(例えば、特異的に結合する抗体もしくは抗原結合領域、または可溶性TWEAK受容体アンタゴニスト、US6,727,225を参照)、インテグリンのそのリガンドへの結合に拮抗するADAMディストインテグリンドメイン(US2002/0042368)、特異的に結合する抗eph受容体または抗エフリン抗体または抗原結合領域(米国特許第5,981,245号、同第5,728,813号、同第5,969,110号、同第6,596,852号、同第6,232,447号、同第6,057,124号、及びそれらの特許ファミリーメンバー)、及び抗PDGF-BBアンタゴニスト(例えば、特異的に結合する抗体または抗原結合領域)、ならびにPDGF-BBリガンドに特異的に結合する抗体または抗原結合領域、及びPDGFRキナーゼ阻害剤(例えば、それに特異的に結合する抗体または抗原結合領域)が挙げられる。
追加の抗血管新生/抗腫瘍剤としては、SD-7784(Pfizer、米国);シレンギチド(Merck KGaA,Germany,EPO 770622);ペガプタニブオクタナトリウム(Gilead Sciences、米国);アルファスタチン(BioActa、英国)、M-PGA(Celgene、米国、US5712291)、イロマスタット(Arriva、米国、US5892112)、エマキサニブ(Pfizer、米国、US5792783)、バタラニブ(Novartis,Switzerland)、2-メトキシエストラジオール(EntreMed、米国)、TLC ELL-12(Elan、アイルランド)、酢酸アネコルタブ(Alcon、米国)、アルファ-D148 Mab(Amgen、米国)、CEP-7055(Cephalon、米国)、抗Vn Mab(Crucell、オランダ)、DAC抗血管新生剤(ConjuChem、カナダ)、アンギオシジン(InKine Pharmaceutical、米国)、KM-2550(Kyowa Hakko、日本)、SU-0879(Pfizer、米国)、CGP-79787(Novartis、スイス、EP970070)、ARGENT技術(Ariad、米国)、YIGSR-ステルス(Johnson&Johnson、米国)、フィブリノーゲン-E断片(BioActa、英国)、血管新生阻害剤(Trigen、英国)、TBC-1635(Encysive Pharmaceuticals、米国)、SC-236(Pfizer、米国)、ABT-567(Abbott、米国)、メタスタチン(EntreMed、米国)、血管新生阻害剤(Tripep、スウェーデン)、マスピン(Sosei、日本)、2-メトキシエストラジオール(Oncology Sciences Corporation、米国)、ER-68203-00(IV AX、米国)、Benefin(Lane Labs、米国)、Tz-93(Tsumura、日本)、TAN-1120(Takeda、日本)、FR-111142(Fujisawa、日本、JP02233610)、血小板第4因子(RepliGen、米国、EP407122)、血管内皮増殖因子アンタゴニスト(Borean、デンマーク)、ベバシズマブ(pINN)(Genentech、米国)、血管新生阻害剤(SUGEN、米国)、XL 784(Exelixis、米国)、XL 647(Exelixis、米国)、MAb、アルファ5ベータ3インテグリン、第2世代(Applied Molecular Evolution、米国及びMedImmune、米国)、網膜症遺伝子療法(Oxford BioMedica、英国);エンザスタウリンヒドロクロリド(USAN)(Lilly、米国)、CEP 7055(Cephalon、米国及びSanofi-Synthelabo、仏国)、BC 1(Genoa Institute of Cancer Research、イタリア)、血管新生阻害剤(Alchemia、オーストラリア)、VEGFアンタゴニスト(Regeneron,USA)、rBPI 21及びBPI由来抗血管新生剤(XOMA、米国)、PI 88(Progen、オーストラリア)、シレンギチド(pINN)(Merck KGaA,German、Munich Technical University、独国、Scripps Clinic and Research Foundation、米国)、セツキシマブ(INN)(Aventis、仏国)、AVE 8062(Ajinomoto、日本)、AS 1404(Cancer Research Laboratory、ニュージーランド)、SG 292(Telios、米国)、エンドスタチン(Boston Childrens Hospital、米国)、ATN 161(Attenuon、米国)、アンギオスタチン(Boston Childrens Hospital、米国)、2-メトキシエストラジオール(Boston Childrens Hospital、米国)、ZD 6474(AstraZeneca、英国)、ZD 6126(Angiogene Pharmaceuticals、英国)、PPI 2458(Praecis、米国)、AZD 9935(AstraZeneca、英国)、AZD 2171(AstraZeneca、英国)、バタラニブ(pINN)(Novartis、スイス及びSchering AG、独国)、組織因子経路阻害剤(EntreMed、米国)、ペガプタニブ(Pinn)(Gilead Sciences、米国)、キサントリゾール(Yonsei University、韓国)、ワクチン、遺伝子ベースVEGF-2(Scripps Clinic and Research Foundation、米国)、SPV5.2(Supratek、カナダ)、SDX 103(University of California at San Diego、米国)、PX 478(ProlX、米国)、メタスタチン(EntreMed、米国)、トロポニンI(Harvard University、米国)、SU 6668(SUGEN、米国)、OXI 4503(OXiGENE、米国)、o-グアニジン(Dimensional Pharmaceuticals、米国)、モツポラミンC(British Columbia University、カナダ)、CDP 791(Celltech Group、英国)、アチプリモド(pINN)(GlaxoSmithKline、英国)、E 7820(Eisai、日本)、CYC 381(Harvard University、米国)、AE 941(Aeterna、カナダ)、ワクチン、血管新生剤(EntreMed、米国)、ウロキナーゼ・プラスミノーゲン活性化因子阻害剤(Dendreon、米国)、オグルファニド(pINN)(Melmotte、米国)、HIF-lalfa阻害剤(Xenova、英国)、CEP 5214(Cephalon、米国)、BAY RES 2622(Bayer、独国)、アンギオシジン(InKine、米国)、A6(Angstrom、米国)、KR 31372(Korea Research Institute of Chemical Technology、韓国)、GW 2286(GlaxoSmithKline、英国)、EHT 0101(ExonHit、仏国)、CP 868596(Pfizer、米国)、CP 564959(OSI、米国)、CP 547632(Pfizer、米国)、786034(GlaxoSmithKline、英国)、KRN 633(Kirin Brewery、日本)、薬物送達系、眼内、2-メトキシエストラジオール(EntreMed、米国)、アンギネックス(Maastricht University、オランダ及びMinnesota University、米国)、ABT 510(Abbott、米国)、AAL 993(Novartis、スイス)、VEGI(ProteomTech米国)、腫瘍壊死因子-アルファ阻害剤(National Institute on Aging、米国)、SU 11248(Pfizer、米国及びSUGEN、米国)、ABT 518(Abbott、米国)、YH16(Yantai Rongchang、中国)、S-3APG(Boston Childrens Hospital、米国及びEntreMed、米国)、MAb、KDR(ImClone Systems、米国)、MAb、アルファ5ベータ(Protein Design、米国)、KDRキナーゼ阻害剤(Celltech Group、英国及びJohnson&Johnson、米国)、GFB 116(South Florida University、米国及びYale University、米国)、CS 706(Sankyo、日本)、コンブレタスタチンA4プロドラッグ(Arizona State University、米国)、コンドロイチナーゼAC(IBEX、カナダ)、BAY RES 2690(Bayer、独国)、AGM 1470(Harvard University、米国、Takeda、日本、及びTAP、米国)、AG 13925(Agouron、米国)、テトラチオモリブデート(University of Michigan、米国)、GCS 100(Wayne State University、米国)、CV 247(Ivy Medical、英国)、CKD 732(Chong Kun Dang、韓国)、MAb血管内皮成長因子(Xenova、英国)、イルソグラジン(INN)(Nippon Shinyaku、日本)、RG 13577(Aventis、仏国)、WX 360(Wilex、独国)、スクアラミン(pINN)(Genaera、米国)、RPI 4610(Sirna、米国)、がん療法(Marinova、オーストラリア)、ヘパラナーゼ阻害剤(InSight、イスラエル)、KL 3106(Kolon、韓国)、ホーノキオール(Emory University、米国)、ZK CDK(Schering AG、独国)、ZKアンギオ(Schering AG、独国)、ZK 229561(Novartis、スイス及びSchering AG、独国)、XMP 300(XOMA、米国)、VGA 1102(Taisho、日本)、VEGF受容体制御物質(Pharmacopeia、米国)、VE-カドヘリン-2アンタゴニスト(ImClone Systems、米国)、バソスタチン(National Institutes of Health、米国)、ワクチン、Flk-1(ImClone Systems、米国)、TZ 93(Tsumura、日本)、タムスタチン(Beth Israel Hospital、米国)、短縮型可溶性FLT 1(血管内皮増殖因子受容体1)(Merck&Co、米国)、Tie-2リガンド(Regeneron、米国)、ならびにトロンボスポンジン1阻害剤(Allegheny Health,Education and Research Foundation、米国)が挙げられる。
オートファジー阻害剤には、クロロキン、3-メチルアデニン、ヒドロキシクロロキン(Plaquenil(商標))、バフィロマイシンAl、5-アミノ-4-イミダゾールカルボキサミドリボシド(AICAR)、オカダ酸、2A型または1型のタンパク質ホスファターゼを阻害するオートファジー抑制藻類毒素、cAMPの類似体、ならびにアデノシン、LY204002、N6-メルカプトプリンリボシド、及びビンブラスチンなどのcAMPレベルを上昇させる薬物が挙げられるが、これらに限定されない。さらに、(オートファジーに関係する)ATG5を含むがこれらに限定されないタンパク質の発現を阻害するアンチセンスまたはsiRNAも使用され得る。
がんの治療に使用可能であり、本発明の1つ以上の化合物と組み合わせて使用可能な、追加の薬学的に活性な化合物/剤としては、エポエチンアルファ、ダルベポエチンアルファ、パニツムマブ、ペグフィルグラスチム、パリフェルミン、フィルグラスチム、デノスマブ、アンセスチム、AMG 102、AMG 386、AMG 479、AMG 655、AMG 745、AMG 951、及びAMG 706、またはその薬学的に許容される塩が挙げられる。
特定の実施形態では、本明細書で提供する組成物は、化学療法剤と合わせて投与される。好適な化学療法剤としては、ビンカアルカロイド(例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチン、及びビノレルビン)、パクリタキセル、エピジポドフィロトキシン(例えば、エトポシド及びテニポシド)、抗生物質(例えば、ダクチノマイシン(アクチノマイシンD)、ダウノルビシン、ドキソルビシン、及びイダルビシン)、アントラサイクリン、ミトキサントロン、ブレオマイシン、プリカマイシン(ミトラマイシン)、マイトマイシン、酵素(例えば、L-アスパラギンを全身的に代謝し、独自のアスパラギンを合成する能力を有しない細胞を奪うL-アスパラギナーゼ)、抗血小板剤、ナイトロジェンマスタードなどの抗増殖性/抗有糸分裂性アルキル化剤(例えば、メクロレタミン、シクロホスファミド及び類似体、メルファラン、ならびにクロラムブシル)、エチレンイミン及びメチルメラミン(例えば、ヘキサメチルメラアミン及びチオテパ)、CDK阻害剤(例えば、リボシクリブ、アベマシクリブ、パルボシクリブ、セリシクリブ、UCN-01、P1446A-05、PD-0332991、ダイナシクリブ、P27-00、AT-7519、RGB286638、及びSCH727965)、アルキルスルホネート(例えば、ブスルファン)、ニトロソウレア(例えば、カルムスチン(BCNU)及び類似体、ならびにストレプトゾシン)、トラゼネス-ダカルバジニン(DTIC)、葉酸類似体(例えば、メトトレキサート)、ピリミジン類似体(例えば、フルオロウラシル、フロクスウリジン、及びシタラビン)、プリン類似体などの抗増殖性/抗有糸分裂性代謝物及び関連阻害剤(例えば、メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチン、及び2-クロロデオキシアデノシン)、アロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、エキセメスタン、及びレトロゾール)、及び白金配位複合体(例えば、シスプラチン及びカルボプラチン)、プロカルバジン、ヒドロキシ尿素、ミトタン、アミノグルテチミド、ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤(例えば、トリコスタチン、酪酸ナトリウム、アピシダン、スベロイルアニリドヒドロアミック酸、ボリノスタット、LBH 589、ロミデプシン、ACY-1215、及びパノビノスタット)、mTOR阻害剤(例えば、テムシロリムス、エベロリムス、リダフォロリムス、及びシロリムス(以下もまた参照されたい。))、KSP(Eg5)阻害剤(例えば、Array 520)、DNA結合剤(例えば、ザリプシス)、PI3Kデルタ阻害剤(例えば、GS-1101及びTGR-1202)、PI3Kデルタ及びガンマ阻害剤(例えば、CAL-130);マルチキナーゼ阻害剤(例えば、TG02及びソラフェニブ)、ホルモン(例えば、エストロゲン)、及びロイチン化ホルモン放出ホルモン(LHRH)アゴニスト(例えば、ゴセレリン、ロイプロリド、及びトリプトレリン)などのホルモンアゴニスト、BAFF中和抗体(例えば、LY2127399)、IKK阻害剤、p38MAPK阻害剤、抗IL-6(例えば、CNT0328)、テロメラーゼ阻害剤(例えば、GRN 163L)、オーロラキナーゼ阻害剤(例えば、MLN8237)、細胞表面モノクローナル抗体(例えば、抗CD38(HUMAX-CD38))、抗CS1(例えば、エロツズマブ)、HSP90阻害剤(例えば、17AAG及びKOS953)、P13K/Akt阻害剤(例えば、ペリホシン)、Akt阻害剤(例えば、GSK-2141795)、PKC阻害剤(例えば、エンザスタウリン)、FTI(例えば、Zarnestra(商標))、抗CD138(例えば、BT062)、Torcl/2特異的キナーゼ阻害剤(例えば、INK128)、キナーゼ阻害剤(例えば、GS-1101)、ER/UPR標的化剤(例えば、MKC-3946)、cFMS阻害剤(例えば、ARRY-382)、JAK1/2阻害剤(例えば、CYT387)、PARP阻害剤(例えば、オラパリブ及びベリパリブ(ABT-888))、及びBCL-2アンタゴニストなどの天然物が挙げられ得る。他の化学療法剤は、メクロレタミン、カンプトテシン、イホスファミド、タモキシフェン、ラロキシフェン、ゲムシタビン、ナベルビン、ソラフェニブ、または前述のものの任意の類似体もしくは誘導体バリアントを含み得る。
本発明の化合物と組み合わせることが可能な他のmTOR阻害剤としては、ATP競合的mTORC1/mTORC2阻害剤、例えば、PI-103、PP242、PP30;Torin 1;FKBP12増強剤;4H-1-ベンゾピラン-4-オン誘導体;ならびにラパマイシン(シロリムスとしても既知)及びその誘導体、例えば、テムシロリムス(Torisel(登録商標));エベロリムス(Afinitor(登録商標)、WO94/09010);リダフォロリムス(デフォロリムスまたはAP23573としても既知);ラパログ、例えば、WO98/02441及びWO01/14387に開示されているようなもの、例えば、AP23464及びAP23841;40-(2-ヒドロキシエチル)ラパマイシン;40-[3-ヒドロキシ(ヒドロキシメチル)メチルプロパノエート]-ラパマイシン(CC1779としても既知);40-エピ-(テトラゾライト)-ラパマイシン(ABT578とも称される);32-デオキソラパマイシン;16-ペンチニルオキシ-32(S)-ジヒドロラパニシン;WO05/005434に開示されている誘導体;米国特許第5,258,389号、第5,118,677号、第5,118,678号、第5,100,883号、第5,151,413号、第5,120,842号、及び第5,256,790号、ならびにWO94/090101、WO92/05179、WO93/111130、WO94/02136、WO94/02485、WO95/14023、WO94/02136、WO95/16691、WO96/41807、WO96/41807、及びWO2018/204416に開示されている誘導体、ならびにリン含有ラパマイシン誘導体(例えば、WO05/016252)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、mTOR阻害剤は、二立体阻害剤(例えば、WO2018/204416、WO2019/212990、及びWO2019/212991を参照)、例えば、RMC-5552である。
本発明の化合物は、放射線療法、ホルモン療法、手術及び免疫療法と組み合わせることが可能であり、これらの療法は、当業者に周知である。
特定の実施形態では、本明細書で提供する医薬組成物は、ステロイドと合わせて投与される。好適なステロイドは、21-アセトキシプレグネノロン、アルクロメタゾン、アルゲストン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ベタメタゾン、ブデソニド、クロロプレドニゾン、クロベタゾール、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチコステロン、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン、デキサメタゾン、ジフロラゾン、ジフルコルトロン、ジフプレドネート、エノキソロン、フルアザコート、フルクロロニド、フルメタゾン、フルニソリド、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルコルチンブチル、フルコルトロン、フルオロメトロン、酢酸フルペロロン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルランドレノリド、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコルタール、ハルシノニド、プロピオン酸ハロベタゾール、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、エタボン酸ロテプレドノール、マジプレドン、メドリゾン、メプレドニゾン、メチルプレドニゾロン、フランカルボン酸モメタゾン、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾロン25-ジエチルアミノアセテート、プレドニゾロンリン酸ナトリウム、プレドニゾン、プレドニバル、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、トリアムシノロンベネトニド、トリアムシノロンヘキサアセトニド、及びそれらの塩または誘導体が挙げられ得るが、これらに限定されない。特定の実施形態では、本発明の化合物を、悪心を治療する、追加の医薬活性剤と組み合わせて使用することもまた可能である。悪心を治療するために使用することができる薬剤の例には、ドロナビノール、グラニセトロン、メトクロプラミド、オンダンセトロン、及びプロクロルペラジン、またはそれらの薬学的に許容される塩が挙げられる。
特定の実施形態では、本明細書で提供する医薬組成物は、ステロイドと合わせて投与される。好適なステロイドは、21-アセトキシプレグネノロン、アルクロメタゾン、アルゲストン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ベタメタゾン、ブデソニド、クロロプレドニゾン、クロベタゾール、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチコステロン、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコート、デソニド、デスオキシメタゾン、デキサメタゾン、ジフロラゾン、ジフルコルトロン、ジフプレドネート、エノキソロン、フルアザコート、フルクロロニド、フルメタゾン、フルニソリド、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルコルチンブチル、フルコルトロン、フルオロメトロン、酢酸フルペロロン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルランドレノリド、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコルタール、ハルシノニド、プロピオン酸ハロベタゾール、ハロメタゾン、ヒドロコルチゾン、エタボン酸ロテプレドノール、マジプレドン、メドリゾン、メプレドニゾン、メチルプレドニゾロン、フランカルボン酸モメタゾン、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾロン25-ジエチルアミノアセテート、プレドニゾロンリン酸ナトリウム、プレドニゾン、プレドニバル、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、トリアムシノロンベネトニド、トリアムシノロンヘキサアセトニド、及びそれらの塩または誘導体が挙げられ得るが、これらに限定されない。特定の実施形態では、本発明の化合物を、悪心を治療する、追加の医薬活性剤と組み合わせて使用することもまた可能である。悪心を治療するために使用することができる薬剤の例には、ドロナビノール、グラニセトロン、メトクロプラミド、オンダンセトロン、及びプロクロルペラジン、またはそれらの薬学的に許容される塩が挙げられる。
本発明の化合物は、RAS-RAF-ERKまたはPI3K-AKT-TORシグナル伝達経路を破壊または阻害する、追加の薬学的活性化合物と組み合わせて使用することもまた可能である。いくつかの組み合わせでは、追加の薬学的活性化合物はPD-1またはPD-L1アンタゴニストである。本開示の化合物または医薬組成物を、EGFR阻害剤、MEK阻害剤、PI3K阻害剤、AKT阻害剤、TOR阻害剤、Mcl-1阻害剤、BCL-2阻害剤、SHP2阻害剤、プロテアソーム阻害剤、ならびに、モノクローナル抗体、免疫調節性イミド(IMiD)、抗PD-1、抗PD-L1、抗CTLA4、抗LAG1、及び抗OX40剤、GITRアゴニスト、CAR-T細胞、及びBiTEを含む、免疫療法から選択される、ある量の1種以上の物質と組み合わせて使用することもまた可能である。
EGFR阻害剤には、低分子アンタゴニスト、抗体阻害剤、または特定のアンチセンスヌクレオチドもしくはsiRNAが挙げられるが、これらに限定されない。EGFRの有用な抗体阻害剤には、セツキシマブ(Erbitux(登録商標))、パニツムマブ(Vectibix(登録商標))、ザルツムマブ、ニモツズマブ、及びマツズマブが挙げられる。EGFRの低分子アンタゴニストとしては、ゲフィチニブ、エルロチニブ(Tarceva(登録商標))、オシメルチニブ(Tagrisso(登録商標))、及びラパチニブ(TykerB(登録商標))が挙げられる。例えば、Yan L,et.al,Pharmacogenetics and Pharmacogenomics In Oncology Therapeutic Antibody Development,BioTechniques 2005;39(4):565-8、及び、Paez J G,et.al,EGFR Mutations In Lung Cancer Correlation With Clinical Response To Gefitinib Therapy,Science 2004;304(5676):1497-500を参照されたい。
低分子EGFR阻害剤の非限定例としては、以下の特許公報に記載されているEGFR阻害剤のいずれか、及び、前記EGFR阻害剤のあらゆる薬学的に許容される塩及び溶媒和物が挙げられる:欧州特許出願第EP520722号(1992年12月30日公開)、欧州特許出願第EP566226号(1993年10月20日公開)、PCT国際公開第WO96/33980号(1996年10月31日公開)、米国特許第5,747,498号(1998年5月5日発行)、PCT国際公開第WO96/30347号(1996年10月3日公開)、欧州特許出願第EP787772号(1997年8月6日公開)、PCT国際公開第WO97/30034号(1997年8月21日公開)、PCT国際公開第WO97/30044号(1997年8月21日公開)、PCT国際公開第WO97/38994号(1997年10月23日公開)、PCT国際公開第WO97/49688号(1997年12月31日公開)、欧州特許出願第EP837063(1998年4月22日公開)、PCT国際公開第WO98/02434号(1998年1月22日公開)、PCT国際公開第WO97/38983号(1997年10月23日公開)、PCT国際公開第WO95/19774号(1995年7月27日公開)、PCT国際公開第WO95/19970号(1995年7月27日公開)、PCT国際公開第WO97/13771号(1997年4月17日公開)、PCT国際公開第WO98/02437号(1998年1月22日公開)、PCT国際公開第WO98/02438号(1998年1月22日公開)、PCT国際公開第WO97/32881号(1997年9月12日公開)、独国出願第DE19629652号(1998年1月29日公開)、PCT国際公開第WO98/33798号(1998年8月6日公開)、PCT国際公開第WO97/32880号(1997年9月12日公開)、PCT国際公開第WO97/32880号(1997年9月12日公開)、欧州特許出願第EP682027号(1995年11月15日公開)、PCT国際公開第WO97/02266号(1997年1月23日公開)、PCT国際公開第WO97/27199号(1997年7月31日公開)、PCT国際公開第WO98/97726号(1998年2月26日公開)、PCT国際公開第WO97/34895号(1997年9月25日公開)、PCT国際公開第WO96/31510号(1996年10月10日公開)、PCT国際公開第WO98/14449号(1998年4月9日公開)、PCT国際公開第WO98/14450号(1998年4月9日公開)、PCT国際公開第WO98/14451号(1998年4月9日公開)、PCT国際公開第WO95/09847号(1995年4月13日公開)、PCT国際公開第WO97/19065号(1997年5月29日公開)、PCT国際公開第WO98/17662号(1998年4月30日公開)、米国特許第5,789,427号(1998年8月4日発行)、米国特許第5,650,415号(1997年7月22日発行)、米国特許第5,656,643(1997年8月12日発行)、PCT国際公開第WO99/35146号(1999年7月15日公開)、PCT国際公開第WO99/35132号(1999年7月15日公開)、PCT国際公開第WO99/07701号(1999年2月18日公開)、及び、PCT国際公開第WO92/20642号(1992年11月26日公開)。低分子EGFR阻害剤のさらなる非限定的な例としては、Traxler,P.,1998,Exp.Opin.Ther.Patents 8(12):1599-1625に記載されているEGFR阻害剤のいずれかが挙げられる。いくつかの実施形態では、EGFR阻害剤はERBB阻害剤である。ヒトにおいて、ERBBファミリーは、HER1(EGFR、ERBB1)、HER2(NEU、ERBB2)、HER3(ERBB3)、及びHER(ERBB4)を含有する。
抗体ベースのEGFR阻害剤には、その天然リガンドによるEGFR活性化を部分的または完全に遮断することができる任意の抗EGFR抗体または抗体断片が挙げられる。抗体ベースのEGFR阻害剤の非限定例としては、Modjtahedi,H.,et al,1993,Br.J.Cancer 67:247-253;Teramoto,T.,et al,1996,Cancer 77:639-645;Goldstein et al,1995,Clin.Cancer Res.1:1311-1318;Huang,S.M.,et al.,1999,Cancer Res.15:59(8):1935-40;及びYang,X.,et al.,1999,Cancer Res.59:1236-1243に記載されているものが挙げられる。したがって、EGFR阻害剤は、モノクローナル抗体Mab E7.6.3(上記Yang,1999)、もしくはMab C225(ATCC受託番号HB-8508)、またはそれらの結合特異性を有する抗体もしくは抗体断片であり得る。
MEK阻害剤としては、コビメチニブ、トラメチニブ、及びビニメチニブが挙げられるが、これらに限定されない。
PI3K阻害剤としては、ワートマニン、WO06/044453に記載されている、17-ヒドロキシワートマニン類似体、4-[2-(1H-インダゾール-4-イル)-6-[[4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]メチル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]モルホリン(ピクチリシブまたはGDC 0941としても既知であり、PCT公開第WO09/036082号及び同第WO09/055730号に記載されている)、2-メチル-2-[4-[3-メチル-2-オキソ-8-(キノリン-3-イル)-2,3-ジヒドロイミダゾ[4,5-c]キノリン-1-イル]フェニル]プロピオニトリル(BEZ 235またはNVP-BEZ 235としても既知であり、PCT公開第WO06/122806号に記載されている)、(S)-1-(4-((2-(2-アミノピリンジン(aminopyrinddin)-5-イル)-7-メチル-4-モルホリノチエノ[3,2-d]ピリイトジン(pyriiTddin)-6-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-ヒドロキシプロパン-1-オン(PCT公開第WO2008/070740号に記載されている)、LY294002(2-(4-モルホリニル)-8-フェニル-4H-1-ベンゾピラン-4-オン、Axon Medchemから入手可能)、PI 103塩酸塩(3-[4-(4-モルホリニルピリド-[3’,2’:4,5]フロ[3,2-d]ピリミジン-2-イル]フェノール塩酸塩、Axon Medchemから入手可能)、PIK 75(N’-[(1E)-(6-ブロモインダゾ[l,2-a]ピリジン-3-イル)メチレン]-N,2-ジメチル-5-ニトロベンゼンスルホノ-ヒドラジド塩酸塩、Axon Medchemから入手可能)、PIK 90(N-(7,8-ジメトキシ-2,3-ジヒドロ-イミダゾ[1,2-c]キナゾリン-5-イル)-ニコチンアミド、Axon Medchemから入手可能)、GDC-0941ビスメシレート(2-(1H-インダゾール-4-イル)-6-(4-メタンスルホニル-ピペラジン-1-イルメチル)-4-モルホリン-4-イル-チエノ[3,2-d]ピリミジンビスメシレート、Axon Medchemから入手可能)、AS-252424(5-[1-[5-(4-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-フラン-2-イル]-メタ-(Z)-イリデン]-チアゾリジン-2,4-ジオン、Axon Medchemから入手可能)、及び、TGX-221(7-メチル-2-(4-モルホリニル)-9-[1-(フェニルアミノ)エチル]-4H-ピリド-[1,2-a]ピリニジン-4-オン、Axon Medchemから入手可能)、XL-765、及びXL-147が挙げられるが、これらに限定されない。他のPI3K阻害剤には、デメトキシビリジン、ペリホシン、CAL101、PX-866、BEZ235、SF1126、INK1117、IPI-145、BKM120、XL147、XL765、Palomid 529、GSK1059615、ZSTK474、PWT33597、IC87114、TGI 00-115、CAL263、PI-103、GNE-477、CUDC-907、及びAEZS-136が挙げられる。
PI3K阻害剤としては、ワートマニン、WO06/044453に記載されている、17-ヒドロキシワートマニン類似体、4-[2-(1H-インダゾール-4-イル)-6-[[4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル]メチル]チエノ[3,2-d]ピリミジン-4-イル]モルホリン(ピクチリシブまたはGDC 0941としても既知であり、PCT公開第WO09/036082号及び同第WO09/055730号に記載されている)、2-メチル-2-[4-[3-メチル-2-オキソ-8-(キノリン-3-イル)-2,3-ジヒドロイミダゾ[4,5-c]キノリン-1-イル]フェニル]プロピオニトリル(BEZ 235またはNVP-BEZ 235としても既知であり、PCT公開第WO06/122806号に記載されている)、(S)-1-(4-((2-(2-アミノピリンジン(aminopyrinddin)-5-イル)-7-メチル-4-モルホリノチエノ[3,2-d]ピリイトジン(pyriiTddin)-6-イル)メチル)ピペラジン-1-イル)-2-ヒドロキシプロパン-1-オン(PCT公開第WO2008/070740号に記載されている)、LY294002(2-(4-モルホリニル)-8-フェニル-4H-1-ベンゾピラン-4-オン、Axon Medchemから入手可能)、PI 103塩酸塩(3-[4-(4-モルホリニルピリド-[3’,2’:4,5]フロ[3,2-d]ピリミジン-2-イル]フェノール塩酸塩、Axon Medchemから入手可能)、PIK 75(N’-[(1E)-(6-ブロモインダゾ[l,2-a]ピリジン-3-イル)メチレン]-N,2-ジメチル-5-ニトロベンゼンスルホノ-ヒドラジド塩酸塩、Axon Medchemから入手可能)、PIK 90(N-(7,8-ジメトキシ-2,3-ジヒドロ-イミダゾ[1,2-c]キナゾリン-5-イル)-ニコチンアミド、Axon Medchemから入手可能)、GDC-0941ビスメシレート(2-(1H-インダゾール-4-イル)-6-(4-メタンスルホニル-ピペラジン-1-イルメチル)-4-モルホリン-4-イル-チエノ[3,2-d]ピリミジンビスメシレート、Axon Medchemから入手可能)、AS-252424(5-[1-[5-(4-フルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-フラン-2-イル]-メタ-(Z)-イリデン]-チアゾリジン-2,4-ジオン、Axon Medchemから入手可能)、及び、TGX-221(7-メチル-2-(4-モルホリニル)-9-[1-(フェニルアミノ)エチル]-4H-ピリド-[1,2-a]ピリニジン-4-オン、Axon Medchemから入手可能)、XL-765、及びXL-147が挙げられるが、これらに限定されない。他のPI3K阻害剤には、デメトキシビリジン、ペリホシン、CAL101、PX-866、BEZ235、SF1126、INK1117、IPI-145、BKM120、XL147、XL765、Palomid 529、GSK1059615、ZSTK474、PWT33597、IC87114、TGI 00-115、CAL263、PI-103、GNE-477、CUDC-907、及びAEZS-136が挙げられる。
AKT阻害剤としては、Akt-1-1(Akt1を阻害する)(Barnett et al.(2005)Biochem.J.,385(Pt.2),399-408);Akt-1-1,2(Ak1及び2を阻害する)(Barnett et al.(2005)Biochem.J.,385(Pt.2),399-408);API-59CJ-Ome(例えば、Jin et al.(2004)Br.J.Cancer 91,1808-12);1-H-イミダゾ[4,5-c]ピリジニル化合物(例えば、WO05011700);インドール-3-カルビノール及びその誘導体(例えば、米国特許第6,656,963号;Sarkar及びLi(2004)J Nutr.134(12 Suppl),3493S-3498S);ペリホシン(例えば、Akt膜局在化に干渉する;Dasmahapatra et al.(2004)Clin.Cancer Res.10(15),5242-52,2004);ホスファチジルイノシトールエーテル脂質類似体(例えば、Gills and Dennis(2004)Expert.Opin.Investig.Drugs 13,787-97);及び、トリシリビン(TCNまたはAPI-2またはNCI識別因子:NSC 154020;Yang et al.(2004)Cancer Res.64,4394-9)が挙げられるが、これらに限定されない。
TOR阻害剤としては、阻害剤(AP-23573、CCI-779、エベロリムス、RAD-001、ラパマイシン、テムシロリムスを含む。)、ATP競合性TORC1/TORC2阻害剤(PI-103、PP242、PP30、及びTorin1を含む。)が挙げられるが、これらに限定されない。FKBP12エンハンサー、ラパマイシン、及びこれらの誘導体における他のTOR阻害剤としては、CCI-779(テムシロリムス)、RAD001(エベロリムス;WO 9409010)、及びAP23573;ラパログ(例えば、WO98/02441及びWO01/14387に開示されているもの、例えば、AP23573、AP23464、またはAP23841);40-(2-ヒドロキシエチル)ラパマイシン、40-[3-ヒドロキシ(ヒドロキシメチル)メチルプロパノエート]-ラパマイシン(CC1779とも呼ばれる)、40-エピ(テトラゾリト)-ラパマイシン(ABT578とも呼ばれる)、32-デオキソラパマイシン、16-ペンチニルオキシ-32(S)-ジヒドロラパマイシン、及び、WO05005434に開示されている他の誘導体;米国特許第5,258,389号、WO94/090101、WO92/05179、米国特許第5,118,677号、米国特許第5,118,678号、米国特許第5,100,883号、米国特許第5,151,413号、米国特許第5,120,842号、WO93/111130、WO94/02136、WO94/02485、WO95/14023、WO94/02136、WO95/16691、WO96/41807、WO96/41807、及び米国特許第5,256,790号に開示されている誘導体;リン含有ラパマイシン誘導体(例えば、WO05016252)、4H-1-ベンゾピラン-4-オン誘導体(例えば、WO2005/056014)が挙げられる。
併用可能な任意のBRAF阻害剤としては、例えば、ベムラフェニブ、ダブラフェニブ、及びエンコラフェニブが挙げられる。
いくつかの実施形態では、抗がん剤は、ALK阻害剤である。ALK阻害剤の非限定的な例としては、セリチニブ、TAE-684(NVP-TAE694)、PF02341066(クリゾチニブまたは1066)、アレクチニブ、ブリガチニブ、エヌトレクチニブ、エンサルチニブ(X-396)、ロルラチニブ、ASP3026、CEP-37440、4SC-203、TL-398、PLB1003、TSR-011、CT-707、TPX-0005、及びAP26113が挙げられる。ALKキナーゼ阻害剤の追加の例は、WO05016894の実施例3~39に記載されている。
いくつかの実施形態では、抗がん剤は、ALK阻害剤である。ALK阻害剤の非限定的な例としては、セリチニブ、TAE-684(NVP-TAE694)、PF02341066(クリゾチニブまたは1066)、アレクチニブ、ブリガチニブ、エヌトレクチニブ、エンサルチニブ(X-396)、ロルラチニブ、ASP3026、CEP-37440、4SC-203、TL-398、PLB1003、TSR-011、CT-707、TPX-0005、及びAP26113が挙げられる。ALKキナーゼ阻害剤の追加の例は、WO05016894の実施例3~39に記載されている。
いくつかの実施形態では、抗がん剤は、受容体チロシンキナーゼ(RTK)/増殖因子受容体の下流のメンバーの阻害剤(例えば、SHP2、SOS1阻害剤、Raf阻害剤、MEK阻害剤、ERK阻害剤、PI3K阻害剤、PTEN阻害剤、AKT阻害剤、またはmTOR阻害剤(例えば、mTORC1阻害剤またはmTORC2阻害剤)である。いくつかの実施形態では、抗がん剤は、さらなるRas阻害剤、またはRasワクチン、またはRasの発がん活性を直接的もしくは間接的に低下させるように設計された別の治療モダリティである。いくつかの実施形態では、治療剤は汎RTK阻害剤、例えばアファチニブであり得る。
MCl-1阻害剤には、AMG-176、MIK665、及びS63845が挙げられるが、これらに限定されない。骨髄性細胞白血病-1(MCL-1)タンパク質は、B細胞リンパ腫-2(BCL-2)タンパク質ファミリーの主要な抗アポトーシスメンバーの1つである。MCL-1の過剰発現は、腫瘍の進行、ならびに従来の化学療法に対してだけでなく、ABT-263などのBCL-2阻害剤を含む標的治療薬に対する耐性と密接に関連している。
プロテアソーム阻害剤としては、Kyprolis(登録商標)(カルフィルゾミブ)、Velcade(登録商標)(ボルテゾミブ)、及びオプロゾミブが挙げられるが、これらに限定されない。
免疫療法としては、抗PD-1剤、抗PD-L1剤、抗CTLA-4剤、抗LAG1剤、及び抗OX40剤が挙げられるが、これらに限定されない。
モノクローナル抗体としては、Darzalex(登録商標)(ダラツムマブ)、Herceptin(登録商標)(トラスツズマブ)、Avastin(登録商標)(ベバシズマブ)、Rituxan(登録商標)(リツキシマブ)、Lucentis(登録商標)(ラニビズマブ)、及びEylea(登録商標)(アフリベルセプト)が挙げられるが、これらに限定されない。
モノクローナル抗体としては、Darzalex(登録商標)(ダラツムマブ)、Herceptin(登録商標)(トラスツズマブ)、Avastin(登録商標)(ベバシズマブ)、Rituxan(登録商標)(リツキシマブ)、Lucentis(登録商標)(ラニビズマブ)、及びEylea(登録商標)(アフリベルセプト)が挙げられるが、これらに限定されない。
免疫調節剤(IMiD)は、イミド基を含有する免疫調節薬物(免疫応答を調整する薬物)のクラスである。IMiDクラスには、サリドマイド及びその類似体(レナリドマイド、ポマリドマイド、及びアプレミラスト)が含まれる。
治療剤は、T細胞チェックポイント阻害剤であり得る。一実施形態では、チェックポイント阻害剤は、阻害性抗体(例えば、モノクローナル抗体などの単一特異性抗体)である。抗体は、例えば、ヒト化または完全ヒト抗体であり得る。いくつかの実施形態では、チェックポイント阻害剤は、融合タンパク質、例えば、Fc受容体融合タンパク質である。いくつかの実施形態では、チェックポイント阻害剤は、チェックポイントタンパク質と相互作用する抗体などの薬剤である。いくつかの実施形態では、チェックポイント阻害剤は、チェックポイントタンパク質のリガンドと相互作用する抗体などの薬剤である。いくつかの実施形態では、チェックポイント阻害剤は、CTLA-4(例えば、抗CTLA-4抗体または融合タンパク質)の阻害剤(例えば、阻害性抗体または小分子阻害剤)である。いくつかの実施形態では、チェックポイント阻害剤は、PD-1の阻害剤またはアンタゴニスト(例えば、阻害性抗体または小分子阻害剤)である。いくつかの実施形態では、チェックポイント阻害剤は、PD-L1の阻害剤またはアンタゴニスト(例えば、阻害性抗体または小分子阻害剤)である。いくつかの実施形態では、チェックポイント阻害剤は、PD-L2(例えば、PD-L2/Ig融合タンパク質)の阻害剤またはアンタゴニスト(例えば、阻害性抗体またはFc融合もしくは小分子阻害剤)である。例示的な抗PD-1抗体、及び、それらの使用方法は、Goldberg et al,Blood 110(1):186-192(2007),Thompson et al.,Clin.Cancer Res.13(6):1757-1761(2007)、及び、Korman et al,国際出願第PCT/JP2006/309606号(公開番号第WO2006/121168A1号)により記載されており、これらそれぞれは、本明細書に参照により明示的に組み込まれ、Yervoy(商標)(イピリムマブ)またはトレメリムマブ(CTLA-4に対する)、ガリクシマブ(B7.1に対する)、BMS-936558(PD-1に対する)、MK-3475(PD-1に対する)(ペムブロリズマブ)、AMP224(B7DCに対する)、BMS-936559(B7-H1に対する)、MPDL3280A(B7-H1に対する)、MEDI-570(ICOSに対する)、AMG557(B7H2に対する)、MGA271(B7H3に対する)、IMP321(LAG-3に対する)、BMS-663513(CD137に対する)、PF-05082566(CD137に対する)、CDX-1127(CD27に対する)、抗OX40(Providence Health Services)、huMAbOX40L(OX40Lに対する)、アタシセプト(TACIに対する)、CP-870893(CD40に対する)、ルカツムマブ(CD40に対する)、ダセツズマブ(CD40に対する)、ムロモナブ-CD3(CD3に対する)、イピリムマブ(CTLA-4に対する)が挙げられる。免疫療法としては、遺伝子組み換えされたT細胞(例えば、CAR-T細胞)及び二重特異性抗体(例えば、BiTE)もまた挙げられる。
GITRアゴニストには、GITR融合タンパク質及び抗GITR抗体(例えば、二価の抗GITR抗体)、例えば、米国特許第6111090号、欧州特許第090505B1号、米国特許第8,586,023号、PCT公開第WO2010/003118及び同第2011/090754号に記載されている、GITR融合タンパク質、または、例えば、米国特許第7,025,962号、欧州特許第1947183B1号、米国特許第7,812,135号、米国特許第8,388,967号、米国特許第8,591,886号、欧州特許第EP1866339号、PCT公開第WO2011/028683号、PCT公開第WO2013/039954号、PCT公開第WO2005/007190号、PCT公開第WO 2007/133822号、PCT公開第WO2005/055808号、PCT公開第WO99/40196号、PCT公開第WO2001/03720号、PCT公開第WO99/20758号、PCT公開第WO2006/083289号、PCT公開第2005/115451号、米国特許第7,618,632号、及びPCT公開第WO2011/051726号に記載されている、抗GITR抗体が挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、SHP2阻害剤である。SHP2は、PTPN11遺伝子によってコードされる非受容体タンパク質チロシンホスファターゼであり、増殖、分化、細胞周期の維持、及び移動などの複数の細胞機能に寄与する。SHP2は、2つのN末端Src相同性2ドメイン(N-SH2及びC-SH2)、触媒ドメイン(PTP)、及びC末端テールを有する。2つのSH2ドメインは、SHP2の細胞内局在及び機能調節を制御する。この分子は、N-SH2ドメイン及びPTPドメインの両方からの残基に関与する結合ネットワークによって安定化された、不活性な自己阻害型コンフォメーションで存在する。例えば、受容体チロシンキナーゼ(RTK)を介して作用するサイトカインまたは増殖因子による刺激は、触媒部位の曝露につながり、SHP2の酵素的活性化をもたらす。
SHP2は、RASマイトジェン活性化タンパク質キナーゼ(MAPK)、JAK-STAT、またはホスホイノシトール3-キナーゼ-AKT経路を介したシグナル伝達に関与する。PTPN11遺伝子の変異及びその後のSHP2の変異は、ヌーナン症候群及びレオパード症候群などのいくつかのヒト発達疾患、ならびに若年性骨髄単球性白血病、神経芽細胞腫、黒色腫、急性骨髄性白血病、ならびに乳癌、肺癌、及び結腸癌などのヒトのがんにおいて特定されている。これらの変異のいくつかは、SHP2の自己阻害型コンフォメーションを不安定化し、SHP2の自己活性化または強化された増殖因子駆動活性化を促進する。したがって、SHP2は、がんを含む様々な疾患の治療のための新規療法の開発にとって非常に魅力的な標的である。RAS経路阻害剤(例えば、MEK阻害剤)と組み合わせたSHP2阻害剤(例えば、RMC-4550またはSHP099)は、インビトロで複数のがん細胞株(例えば、膵臓癌、肺癌、卵巣癌、及び乳癌)の増殖を阻害することが示されている。したがって、SHP2阻害剤及びRAS経路阻害剤を併用する併用療法は、広範囲の悪性腫瘍における腫瘍抵抗性を予防するための一般的な戦略となり得る。
当該技術分野では周知であるこのようなSHP2阻害剤の非限定的な例としては、以下の刊行物に見られるもの:Chen et al.Mol Pharmacol.2006,70,562;Sarver et al.,J.Med.Chem.2017,62,1793;Xie et al.,J.Med.Chem.2017,60,113734;及びIgbe et al.,Oncotarget,2017,8,113734;ならびに、本明細書に参照により援用するところの特許出願WO2022063190、WO2022043685、WO2022042331、WO2022033430、WO2022033430、WO2022017444、WO2022007869、WO2021259077、WO2021249449、WO2021249057、WO2021244659、WO2021218755、WO2021281752、WO2021197542、WO2021176072、WO2021149817、WO2021148010、WO2021147879、WO2021143823、WO2021143701、WO2021143680、WO2021121397、WO2021119525、WO2021115286、WO2021110796、WO2021088945、WO2021073439、WO2021061706、WO2021061515、WO2021043077、WO2021033153、WO2021028362、WO2021033153、WO2021028362、WO2021018287、WO2020259679、WO2020249079、WO2020210384、WO2020201991、WO2020181283、WO2020177653、WO2020165734、WO2020165733、WO2020165732、WO2020156243、WO2020156242、WO2020108590、WO2020104635、WO2020094104、WO2020094018、WO2020081848、WO2020073949、WO2020073945、WO2020072656、WO2020065453、WO2020065452、WO2020063760、WO2020061103、WO2020061101、WO2020033828、WO2020033286、WO2020022323、WO2019233810、WO2019213318、WO2019183367、WO2019183364、WO2019182960、WO2019167000、WO2019165073、WO2019158019、WO2019152454、WO2019051469、WO2019051084、WO2018218133、WO2018172984、WO2018160731、WO2018136265、WO2018136264、WO2018130928、WO2018129402、WO2018081091、WO2018057884、WO2018013597、WO2017216706、WO2017211303、WO2017210134、WO2017156397、WO2017100279、WO2017079723、WO2017078499、WO2016203406、WO2016203405、WO2016203404、WO2016196591、WO2016191328、WO2015107495、WO2015107494、WO2015107493、WO2014176488、WO2014113584、US20210085677、US10858359、US10934302、US10954243、US10988466、US11001561、US11033547、US11034705、US11044675、CN114213417、CN114163457、CN113896710、CN113248521、CN113248449、CN113135924、CN113024508、CN112920131、CN112823796、CN112402385、CN111848599、CN111704611、CN111265529、及びCN108113848、またはそれらの薬学的に許容される塩、溶媒和物、異性体(例えば、立体異性体)、プロドラッグ、もしくは互変異性体が挙げられる。
いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、活性部位に結合する。いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、混合型の不可逆的阻害剤である。いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、アロステリック部位、例えば、非共有結合アロステリック阻害剤に結合する。いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、ホスファターゼの活性部位の外側にあるシステイン残基(C333)を標的とする阻害剤などの共有結合SHP2阻害剤である。いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、可逆的阻害剤である。いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、不可逆的阻害剤である。いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、SHP099である。いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、TNO155である。いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、RMC-4550である。いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、RMC-4630である。いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、JAB-3068またはJAB-3312である。いくつかの実施形態では、SHP2阻害剤は、RLY-1971、ERAS-601、SH3809、PF-07284892、またはBBP-398である。
SOS1阻害剤は、例えば、BI-1701963、SDR5、BAY-293、MRTX0902、またはRMC-5845であり得る。
いくつかの実施形態では、さらなる治療剤は、HER2阻害剤、SHP2阻害剤、CDK4/6阻害剤、mTOR阻害剤、SOS1阻害剤、またはPD-L1阻害剤からなる群から選択される。例えば、Hallin et al.,Cancer Discovery,DOI:10.1158/2159-8290(October 28,2019)、及びCanon et al.,Nature,575:217(2019)を参照されたい。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、EGFR阻害剤、第2のRas阻害剤、SHP2阻害剤、SOS1阻害剤、Raf阻害剤、MEK阻害剤、ERK阻害剤、PI3K阻害剤、PTEN阻害剤、AKT阻害剤、mTORC1阻害剤、BRAF阻害剤、PD-L1阻害剤、PD-1阻害剤、及びCDK4/6阻害剤、HER2阻害剤、またはこれらの組み合わせからなる群から選択される いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、第2のRas阻害剤及びPD-L1阻害剤(即ち、トリプレット療法)である。
いくつかの実施形態では、さらなる治療剤は、HER2阻害剤、SHP2阻害剤、CDK4/6阻害剤、mTOR阻害剤、SOS1阻害剤、またはPD-L1阻害剤からなる群から選択される。例えば、Hallin et al.,Cancer Discovery,DOI:10.1158/2159-8290(October 28,2019)、及びCanon et al.,Nature,575:217(2019)を参照されたい。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、EGFR阻害剤、第2のRas阻害剤、SHP2阻害剤、SOS1阻害剤、Raf阻害剤、MEK阻害剤、ERK阻害剤、PI3K阻害剤、PTEN阻害剤、AKT阻害剤、mTORC1阻害剤、BRAF阻害剤、PD-L1阻害剤、PD-1阻害剤、及びCDK4/6阻害剤、HER2阻害剤、またはこれらの組み合わせからなる群から選択される いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、第2のRas阻害剤及びPD-L1阻害剤(即ち、トリプレット療法)である。
本明細書に記載の化合物は、治療される状態に応じて、本明細書に開示される薬剤または他の好適な薬剤と組み合わせて使用することができる。したがって、いくつかの実施形態では、本開示の1つ以上の化合物は、上述するような他の剤と同時投与される。併用療法で使用される場合、本明細書に記載の化合物は、第2の薬剤と同時にまたは別個に投与される。この組み合わせての投与は、同じ剤形での2つの薬剤の同時投与、別個の剤形での同時投与、及び別個の投与を含み得る。即ち、本明細書に記載の化合物及び上述した剤のいずれかは、同じ剤形に一緒に製剤化され、同時に投与することができる。あるいは、本開示の化合物、及び上述する剤のいずれかは、同時に投与することができ、両方の薬剤は、別個の製剤で存在する。別の代替法では、本開示の化合物を投与し、その直後に、上述する剤のいずれかを投与することができ、その逆も可能である。別個の投与プロトコルのいくつかの実施形態では、本開示の化合物、及び上述する剤のいずれかは、数分間隔、または数時間間隔、または数日間隔で投与される。
本発明の一態様は、別個に投与され得る医薬的に活性な化合物の組み合わせを用いた疾患/病状の治療を企図するため、本発明は、キットの形態で別個の医薬組成物を組み合わせることにさらに関する。キットは、2つの個別の医薬組成物、即ち、本発明の化合物、及び第2の薬学的化合物を含む。キットは、分割されたボトルまたは分割されたホイルパケットなどの別個の組成物を収容するための容器を含む。容器の追加の例には、注射器、箱、及び袋が挙げられる。いくつかの実施形態では、キットは、個別の構成要素を使用するための指示を含む。キットの形態は、別個の成分が好ましくは異なる剤形(例えば、経口及び非経口)で投与される場合、異なる投薬間隔で投与される場合、または組み合わせの個々の成分の滴定が処方医療従事者によって所望される場合に、特に有利である。
その上、先行技術範囲内の本発明の任意の実施形態が、請求項のうちのいずれか1つ以上から明らかに除外され得ることが理解されるべきである。このような実施形態は、当業者に既知であると見なされるので、除外が明らかに本明細書に記載されていない場合でも除外され得る。本発明の組成物のいずれの実施形態も、先行技術の存在に関連するかどうかに関わらず、あらゆる理由により、いずれか1つ以上の請求項から除外することができる。
以下の実施例は、代表的な数の化合物、またはその薬学的に許容される塩の合成及び使用を示すことを目的としている。したがって、実施例は本発明を説明することを目的とし、限定することを目的とするものではない。具体的に例示されない追加の化合物は、本明細書に記載の方法と組み合わせて従来の方法を使用して合成することができる。
略記:
Ac アセチル
BnNCS ベンジルイソチオシアネート
Boc tert-ブチルオキシカルボニル
Cbz ベンジルオキシカルボニル
CbzOSu ベンジル(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)カーボネート
COMU (1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)-ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート
DBU 1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン
DCM ジクロロメタン
DMA N,N-ジメチルアセトアミド
DMAP N,N-ジメチルアミン-4-ピリジン
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
EDC N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチル-カルボジイミド
Et エチル
HATU N-[(ジメチルアミノ)-1H-1,2,3-トリアゾロ-[4,5-b]ピリジン-1-イルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェートN-オキシド
HOBt 1-ヒドロキシベンゾトリアゾール
KHMDS カリウムビス(トリメチルシリル)アミド
m-CPBA メタ-クロロペルオキシ安息香酸
Me メチル
MsCl 塩化メシル
MTBE メチルtert-ブチルエーテル
NCS N-クロロスクシンイミド
NMM N-メチルモルホリン
n-PrNCS 1-プロピルイソチオシアネート
Pd2(dba)3 トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)
Pd(dppf)Cl2 [1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン] ジクロロパラジウム(II)
Ph2NTf N-フェニル-ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)
Pr プロピル
RuPhos ジシクロヘキシル(2’,6’-ジイソプロポキシ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)ホスファン
T3P プロパンホスホン酸無水物
TBAF テトラブチルアンモニウムフルオリド
TBDPSCl tert-ブチル(クロロ)ジフェニルシラン
Tf トリフレート
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
Trt トリチル
TsOH トルエンスルホン酸
中間体の合成
中間体A-1:(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
Ac アセチル
BnNCS ベンジルイソチオシアネート
Boc tert-ブチルオキシカルボニル
Cbz ベンジルオキシカルボニル
CbzOSu ベンジル(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)カーボネート
COMU (1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)-ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート
DBU 1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン
DCM ジクロロメタン
DMA N,N-ジメチルアセトアミド
DMAP N,N-ジメチルアミン-4-ピリジン
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
EDC N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチル-カルボジイミド
Et エチル
HATU N-[(ジメチルアミノ)-1H-1,2,3-トリアゾロ-[4,5-b]ピリジン-1-イルメチレン]-N-メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェートN-オキシド
HOBt 1-ヒドロキシベンゾトリアゾール
KHMDS カリウムビス(トリメチルシリル)アミド
m-CPBA メタ-クロロペルオキシ安息香酸
Me メチル
MsCl 塩化メシル
MTBE メチルtert-ブチルエーテル
NCS N-クロロスクシンイミド
NMM N-メチルモルホリン
n-PrNCS 1-プロピルイソチオシアネート
Pd2(dba)3 トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)
Pd(dppf)Cl2 [1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン] ジクロロパラジウム(II)
Ph2NTf N-フェニル-ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)
Pr プロピル
RuPhos ジシクロヘキシル(2’,6’-ジイソプロポキシ-[1,1’-ビフェニル]-2-イル)ホスファン
T3P プロパンホスホン酸無水物
TBAF テトラブチルアンモニウムフルオリド
TBDPSCl tert-ブチル(クロロ)ジフェニルシラン
Tf トリフレート
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
Trt トリチル
TsOH トルエンスルホン酸
中間体の合成
中間体A-1:(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(E)-N-(シクロプロピルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミドの合成
(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(4.0g、33.0mmol)及びCuSO4(15.80g、99.01mmol)のDCM(200.0mL)中の懸濁液に、シクロプロパンカルバルデヒド(4.63g、66.0mmol)を加えた。得られた混合物を一晩撹拌した後、濾過し、濾塊をDCMで洗浄して(3×100mL)、濾液を減圧下で濃縮して所望の生成物を得た(3.5g、収率61%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C8H15NOSに対する計算値:174.10;実測値:174.1.
工程2:エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、エチルブロモアセテート(481.91mg、2.886mmol)のTHF(5.0mL)溶液に、LiHMDS(2.90mL、2.90mmol)を加えた。得られた混合物を-78℃で2時間撹拌した後、(E)-N-(シクロプロピルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(250.0mg、1.443mmol)の溶液を加えた。得られた混合物を-78℃で2時間撹拌した後、0℃でH2Oでクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×50mL)、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(17%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(250mg、収率67%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C12H21NO3Sに対する計算値:260.13;実測値:260.1.
工程3:(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(500.0mg、1.928mmol)の、THF(2.0mL)及びH2O(2.0mL)の溶液に、LiOH・H2O(121.34mg、2.89mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌した後、1MのHCl(水溶液)でpH6まで酸性化した。得られた混合物をEtOAc(2×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して所望の生成物を得た(400mg、収率90%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C10H17NO3Sに対する計算値:232.10;実測値:232.0。
(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(4.0g、33.0mmol)及びCuSO4(15.80g、99.01mmol)のDCM(200.0mL)中の懸濁液に、シクロプロパンカルバルデヒド(4.63g、66.0mmol)を加えた。得られた混合物を一晩撹拌した後、濾過し、濾塊をDCMで洗浄して(3×100mL)、濾液を減圧下で濃縮して所望の生成物を得た(3.5g、収率61%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C8H15NOSに対する計算値:174.10;実測値:174.1.
工程2:エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、エチルブロモアセテート(481.91mg、2.886mmol)のTHF(5.0mL)溶液に、LiHMDS(2.90mL、2.90mmol)を加えた。得られた混合物を-78℃で2時間撹拌した後、(E)-N-(シクロプロピルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(250.0mg、1.443mmol)の溶液を加えた。得られた混合物を-78℃で2時間撹拌した後、0℃でH2Oでクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×50mL)、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(17%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(250mg、収率67%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C12H21NO3Sに対する計算値:260.13;実測値:260.1.
工程3:(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(500.0mg、1.928mmol)の、THF(2.0mL)及びH2O(2.0mL)の溶液に、LiOH・H2O(121.34mg、2.89mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌した後、1MのHCl(水溶液)でpH6まで酸性化した。得られた混合物をEtOAc(2×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して所望の生成物を得た(400mg、収率90%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C10H17NO3Sに対する計算値:232.10;実測値:232.0。
中間体A-2.(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(R,E)-N-(シクロプロピルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミドの合成
室温で、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(1.0g、8.25mmol)及びシクロプロパンカルバルデヒド(1.16g、16.55mmol)の、DCM(50mL)溶液に、CuSO4(3.95g、24.75mmol)を加えた。得られた混合物を一晩撹拌した。次に、反応混合物を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄して、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(17%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(1.4g、収率98%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H15NOSに対する計算値:174.10;実測値174.1.
工程2:エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、1MのLiHMDS(23mL、23mmol)の、THF(50.0mL)溶液に、エチルブロモアセテート(3.83g、22.95mmol)を添加した。得られた混合物を-70℃まで温め、1時間撹拌した。次に、反応混合物に(R,E)-N-(シクロプロピルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(2.0g、11.48mmol)を添加した。得られた混合物を-70℃で1時間撹拌した。反応混合物を0℃まで温めH2Oでクエンチした。水層をEtOAcで抽出した(3×100mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(1.8g、収率61%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H21NO3Sに対する計算値:306.14;実測値260.13.
工程3:(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(900.0mg、3.47mmol)のTHF(3.0mL)及びH2O(3.0mL)の溶液に、LiOH・H2O(218.4mg、5.21mmol)を加えた。得られた混合物を1時間撹拌した後、H2Oでクエンチした。水層をEtOAc(3×50)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して所望の粗生成物を得た(400mg、収率30%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C10H17NO3Sに対する計算値:232.10;実測値:232.1。
室温で、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(1.0g、8.25mmol)及びシクロプロパンカルバルデヒド(1.16g、16.55mmol)の、DCM(50mL)溶液に、CuSO4(3.95g、24.75mmol)を加えた。得られた混合物を一晩撹拌した。次に、反応混合物を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄して、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(17%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(1.4g、収率98%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H15NOSに対する計算値:174.10;実測値174.1.
工程2:エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、1MのLiHMDS(23mL、23mmol)の、THF(50.0mL)溶液に、エチルブロモアセテート(3.83g、22.95mmol)を添加した。得られた混合物を-70℃まで温め、1時間撹拌した。次に、反応混合物に(R,E)-N-(シクロプロピルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(2.0g、11.48mmol)を添加した。得られた混合物を-70℃で1時間撹拌した。反応混合物を0℃まで温めH2Oでクエンチした。水層をEtOAcで抽出した(3×100mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(1.8g、収率61%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H21NO3Sに対する計算値:306.14;実測値260.13.
工程3:(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(900.0mg、3.47mmol)のTHF(3.0mL)及びH2O(3.0mL)の溶液に、LiOH・H2O(218.4mg、5.21mmol)を加えた。得られた混合物を1時間撹拌した後、H2Oでクエンチした。水層をEtOAc(3×50)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して所望の粗生成物を得た(400mg、収率30%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C10H17NO3Sに対する計算値:232.10;実測値:232.1。
中間体A-3:エチル(2R,3R)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
工程1:(R,E)-N-(シクロプロピルメチレン)-4-メチルベンゼンスルフィンアミドの合成
シクロプロパンカルバルデヒド(6g、85.60mmol)のTHF(120mL)溶液に、(R)-4-メチルベンゼンスルフィンアミド(13.29g、85.60mmol)及びTi(OEt)4(39.05g、171.21mmol)をN2下、室温で加えた。混合物を75℃で2時間撹拌した。反応混合物を0~15℃でブライン/H2O(1:1、600mL)に注いだ。混合物をCeliteのパッドに通して濾過し、パッドをEtOAc(6×200mL)で洗浄した。合わせた濾液をEtOAc(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→10%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を固体として得た(14.6g、収率82%)。
シクロプロパンカルバルデヒド(6g、85.60mmol)のTHF(120mL)溶液に、(R)-4-メチルベンゼンスルフィンアミド(13.29g、85.60mmol)及びTi(OEt)4(39.05g、171.21mmol)をN2下、室温で加えた。混合物を75℃で2時間撹拌した。反応混合物を0~15℃でブライン/H2O(1:1、600mL)に注いだ。混合物をCeliteのパッドに通して濾過し、パッドをEtOAc(6×200mL)で洗浄した。合わせた濾液をEtOAc(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→10%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を固体として得た(14.6g、収率82%)。
工程2:エチル(2R,3R)-3-シクロプロピル-1-((R)-p-トリルスルフィニル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
2-ブロモ酢酸エチル(23.52g、140.86mmol)のTHF(700mL)溶液に、N2下、LiHMDS(1M、140.86mL)を-70℃で10分間かけて加えた。混合物を-70℃で20分間撹拌した。(R,E)-N-(シクロプロピルメチレン)-4-メチルベンゼンスルフィンアミド(14.6g、70.43mmol)のTHF(150mL)溶液を反応溶液に-70℃で10分間かけて加えた。次いで、混合物をN2下、-70℃で1時間20分間撹拌した。反応混合物を冷H2O(1.2L)に注ぎ、室温で5分間撹拌した。水層をEtOAc(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(300mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→10%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(11g、収率53%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C15H20NO3Sに対する計算値:294.11;実測値:294.1。
2-ブロモ酢酸エチル(23.52g、140.86mmol)のTHF(700mL)溶液に、N2下、LiHMDS(1M、140.86mL)を-70℃で10分間かけて加えた。混合物を-70℃で20分間撹拌した。(R,E)-N-(シクロプロピルメチレン)-4-メチルベンゼンスルフィンアミド(14.6g、70.43mmol)のTHF(150mL)溶液を反応溶液に-70℃で10分間かけて加えた。次いで、混合物をN2下、-70℃で1時間20分間撹拌した。反応混合物を冷H2O(1.2L)に注ぎ、室温で5分間撹拌した。水層をEtOAc(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(300mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→10%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(11g、収率53%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C15H20NO3Sに対する計算値:294.11;実測値:294.1。
工程3:エチル(2R,3R)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2R,3R)-3-シクロプロピル-1-[(R)-p-トリルスルフィニル]アジリジン-2-カルボキシレート(6g、20.45mmol)を無水THF(300mL)に溶解した。MeMgBr(3M、13.63mL)を、N2下、-65℃で40分間かけて滴加した。反応混合物を5分撹拌した後、飽和NH4Cl水溶液(90mL)を-65℃で滴加した。冷却浴を外し、反応混合物を室温まで昇温させた。EtOAc(300mL)を加え、有機層を分離し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た。
エチル(2R,3R)-3-シクロプロピル-1-[(R)-p-トリルスルフィニル]アジリジン-2-カルボキシレート(6g、20.45mmol)を無水THF(300mL)に溶解した。MeMgBr(3M、13.63mL)を、N2下、-65℃で40分間かけて滴加した。反応混合物を5分撹拌した後、飽和NH4Cl水溶液(90mL)を-65℃で滴加した。冷却浴を外し、反応混合物を室温まで昇温させた。EtOAc(300mL)を加え、有機層を分離し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た。
中間体A-4:リチウム(2R,3R)-3-シクロプロピル-1-((R)-p-トリルスルフィニル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2R,3R)-3-シクロプロピル-1-((R)-p-トリルスルフィニル)アジリジン-2-カルボキシレート(380mg、1.30mmol)のTHF(1.6mL)、H2O(1.2mL)及びEtOH(1.2mL)の溶液に、0℃でLiOH・H2O(163.06mg、3.89mmol)を加え、次いで混合物を室温で1時間撹拌した。H2O(5mL)を加え、反応混合物を直接凍結乾燥して生成物(430mg、粗製)を固体として得、これを次の工程で直接使用した。LCMS(ESI)m/z[M+H]C13H16NO3Sに対する計算値:266.08;実測値:266.1。
中間体A-5:(2R,3R)-3-シクロプロピル-1-メチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:エチル(2R,3R)-3-シクロプロピル-1-メチルアジリジン-2-カルボキシレート
エチル(2R,3R)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(400mg、2.58mmol)のDCE(8mL)溶液に、メチルボロン酸(462.85mg、7.73mmol)、2,2’-ビピリジン(402.54mg、2.58mmol)、Cu(OAc)2(468.14mg、2.58mmol)、及びNa2CO3(819.54mg、7.73mmol)を加えた。反応混合物を45℃で40時間撹拌した。混合物をNH4Cl水溶液(15mL)に注ぎ、DCM(3×15mL)で抽出し、合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(230g、収率53%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C9H16NO2に対する計算値:170.1;実測値:170.1。
エチル(2R,3R)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(400mg、2.58mmol)のDCE(8mL)溶液に、メチルボロン酸(462.85mg、7.73mmol)、2,2’-ビピリジン(402.54mg、2.58mmol)、Cu(OAc)2(468.14mg、2.58mmol)、及びNa2CO3(819.54mg、7.73mmol)を加えた。反応混合物を45℃で40時間撹拌した。混合物をNH4Cl水溶液(15mL)に注ぎ、DCM(3×15mL)で抽出し、合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(230g、収率53%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C9H16NO2に対する計算値:170.1;実測値:170.1。
工程2:(2R,3R)-3-シクロプロピル-1-メチルアジリジン-2-カルボン酸
エチル(2R,3R)-3-シクロプロピル-1-メチルアジリジン-2-カルボキシレート(230mg、1.36mmol)のTHF(2mL)溶液に、LiOH・H2O(114.07mg、2.72mmol)のH2O(1mL)溶液を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。0℃で0.5N HClを用いてpHを約8に調整し、溶液を直接凍結乾燥して生成物(230mg、粗製)を固体として得た。
エチル(2R,3R)-3-シクロプロピル-1-メチルアジリジン-2-カルボキシレート(230mg、1.36mmol)のTHF(2mL)溶液に、LiOH・H2O(114.07mg、2.72mmol)のH2O(1mL)溶液を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。0℃で0.5N HClを用いてpHを約8に調整し、溶液を直接凍結乾燥して生成物(230mg、粗製)を固体として得た。
中間体A-6:(S)-1-((ベンジルオキシ)カルボニル)-2-メチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:ベンジル(2R,4R)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニルオキサゾリジン-3-カルボキシレートの合成
((ベンジルオキシ)カルボニル)-D-アラニン(5g、22.40mmol)及び(ジメトキシメチル)ベンゼン(3.75g、24.64mmol)のTHF(35mL)中の混合物に、SOCl2(2.93g、24.64mmol)を0℃で一度に加えた。混合物を10分間撹拌した後、ZnCl2(3.36g、24.64mmol)を溶液に加えた。次に、混合物を0℃で4時間撹拌した。反応混合物を冷H2Oを滴加してクエンチし、飽和NaHCO3水溶液でpH5に調整した後、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層を飽和NaHCO3水溶液(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(3.19g、収率46%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C18H18NO4に対する計算値:311.14;実測値:312.1。
((ベンジルオキシ)カルボニル)-D-アラニン(5g、22.40mmol)及び(ジメトキシメチル)ベンゼン(3.75g、24.64mmol)のTHF(35mL)中の混合物に、SOCl2(2.93g、24.64mmol)を0℃で一度に加えた。混合物を10分間撹拌した後、ZnCl2(3.36g、24.64mmol)を溶液に加えた。次に、混合物を0℃で4時間撹拌した。反応混合物を冷H2Oを滴加してクエンチし、飽和NaHCO3水溶液でpH5に調整した後、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層を飽和NaHCO3水溶液(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(3.19g、収率46%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C18H18NO4に対する計算値:311.14;実測値:312.1。
工程2:ベンジル(2R,4R)-4-(ヨードメチル)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニルオキサゾリジン-3-カルボキシレートの合成
THF(50mL)、HMPA(8.50g、47.44mmol)の混合物に、N2下、室温でLiHMDS(1M、10.55mL)を加えた。溶液を-70℃まで冷却し、ベンジル(2R,4R)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニル-オキサゾリジン-3-カルボキシレート(3.19g、10.25mmol)のTHF(14mL)溶液を滴加した。さらに30分撹拌した後、ジヨードメタン(8.23g、30.74mmol)のTHF(14mL)溶液を滴加した。混合物を-70℃で90分間撹拌し、飽和NH4Cl水溶液(50mL)を反応混合物に0℃で加え、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(3.03g、収率66%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C19H19INO4に対する計算値:451.26;実測値:452.0。
THF(50mL)、HMPA(8.50g、47.44mmol)の混合物に、N2下、室温でLiHMDS(1M、10.55mL)を加えた。溶液を-70℃まで冷却し、ベンジル(2R,4R)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニル-オキサゾリジン-3-カルボキシレート(3.19g、10.25mmol)のTHF(14mL)溶液を滴加した。さらに30分撹拌した後、ジヨードメタン(8.23g、30.74mmol)のTHF(14mL)溶液を滴加した。混合物を-70℃で90分間撹拌し、飽和NH4Cl水溶液(50mL)を反応混合物に0℃で加え、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(3.03g、収率66%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C19H19INO4に対する計算値:451.26;実測値:452.0。
工程3:メチル(R)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-ヨード-2-メチルプロパノエートの合成
ベンジル(2R,4R)-4-(ヨードメチル)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニル-オキサゾリジン-3-カルボキシレート(3g、6.65mmol)のTHF(50mL)溶液に、MeOH(22.5mL)中のNaOMe(2.39g、13.30mmol)をN2下、10分間かけて-40℃で滴加した。混合物を-40℃で2時間撹拌した後、室温まで昇温させて30分間撹拌した。反応物をH2O(50mL)の添加によりクエンチし、得られた混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(2.04g、収率81%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C13H17INO4に対する計算値:377.18;実測値:378.0。
ベンジル(2R,4R)-4-(ヨードメチル)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニル-オキサゾリジン-3-カルボキシレート(3g、6.65mmol)のTHF(50mL)溶液に、MeOH(22.5mL)中のNaOMe(2.39g、13.30mmol)をN2下、10分間かけて-40℃で滴加した。混合物を-40℃で2時間撹拌した後、室温まで昇温させて30分間撹拌した。反応物をH2O(50mL)の添加によりクエンチし、得られた混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(2.04g、収率81%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C13H17INO4に対する計算値:377.18;実測値:378.0。
工程4:1-ベンジル2-メチル(S)-2-メチルアジリジン-1,2-ジカルボキシレートの合成
(R)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-ヨード-2-メチルプロパノエート(1g、2.65mmol)のMeCN(100mL)溶液にAg2O(1.84g、7.95mmol)を室温で加えた。混合物を90℃で30分間加熱した。反応物を室温に冷却した後、混合物をセライトに通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。この残渣をEtOAc(100mL)で抽出し、有機層をセライトで濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(630mg、粗製)を油状物として得た。LCMS(ESI)m/z[M + H] C13H16NO4に対する計算値:249.27;実測値:250.1。
(R)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-ヨード-2-メチルプロパノエート(1g、2.65mmol)のMeCN(100mL)溶液にAg2O(1.84g、7.95mmol)を室温で加えた。混合物を90℃で30分間加熱した。反応物を室温に冷却した後、混合物をセライトに通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。この残渣をEtOAc(100mL)で抽出し、有機層をセライトで濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(630mg、粗製)を油状物として得た。LCMS(ESI)m/z[M + H] C13H16NO4に対する計算値:249.27;実測値:250.1。
工程5:(S)-1-((ベンジルオキシ)カルボニル)-2-メチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
1-ベンジル2-メチル(S)-2-メチルアジリジン-1,2-ジカルボキシレート(630mg、2.53mmol)のMeCN(3.2mL)溶液に、NaOH(151.65mg、3.79mmol)のH2O(3.2mL)溶液を0℃で加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物をH2O(10mL)で希釈し、凍結乾燥して、生成物(652.65mg、粗製)を固体として得た。
1-ベンジル2-メチル(S)-2-メチルアジリジン-1,2-ジカルボキシレート(630mg、2.53mmol)のMeCN(3.2mL)溶液に、NaOH(151.65mg、3.79mmol)のH2O(3.2mL)溶液を0℃で加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物をH2O(10mL)で希釈し、凍結乾燥して、生成物(652.65mg、粗製)を固体として得た。
中間体A-7:(R)-1-((ベンジルオキシ)カルボニル)-2-メチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:ベンジル(2S,4S)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニルオキサゾリジン-3-カルボキシレートの合成
((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニン(5g、22.40mmol)及び(ジメトキシメチル)ベンゼン(3.51mL、23.07mmol)のTHF(36mL)溶液にSOCl2(2.93mL、24.64mmol)を0℃で一度に加えた。混合物を10分間撹拌した後、ZnCl2(1.15mL、24.64mmol)を加えた。次いで混合物を0℃で4時間撹拌した。反応混合物を、冷H2Oを滴加してクエンチし、飽和NaHCO3でpH5に調整した後、EtOAc(2×30mL)で抽出した。有機相を飽和NaHCO3水溶液(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(3.7g、収率53%)。
((ベンジルオキシ)カルボニル)-L-アラニン(5g、22.40mmol)及び(ジメトキシメチル)ベンゼン(3.51mL、23.07mmol)のTHF(36mL)溶液にSOCl2(2.93mL、24.64mmol)を0℃で一度に加えた。混合物を10分間撹拌した後、ZnCl2(1.15mL、24.64mmol)を加えた。次いで混合物を0℃で4時間撹拌した。反応混合物を、冷H2Oを滴加してクエンチし、飽和NaHCO3でpH5に調整した後、EtOAc(2×30mL)で抽出した。有機相を飽和NaHCO3水溶液(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(3.7g、収率53%)。
工程2:ベンジル(2S,4S)-4-(ヨードメチル)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニルオキサゾリジン-3-カルボキシレートの合成
HMPA(9.33g、52.05mmol)及びLiHMDS(1M、11.58mL)のTHF(52mL)中の混合物をN2下、室温で撹拌した後、-70℃に冷却した。ベンジル(2S,4S)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニルオキサゾリジン-3-カルボキシレート(3.5g、11.24mmol)のTHF(15mL)溶液を滴加した。30分間撹拌した後、ジヨードメタン(9.03g、33.73mmol)のTHF(7mL)溶液を滴加した。混合物を-70℃で90分間撹拌した後、飽和NH4Cl水溶液(50mL)を反応混合物に0℃で加え、溶液をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(2.39g、収率47%)。
HMPA(9.33g、52.05mmol)及びLiHMDS(1M、11.58mL)のTHF(52mL)中の混合物をN2下、室温で撹拌した後、-70℃に冷却した。ベンジル(2S,4S)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニルオキサゾリジン-3-カルボキシレート(3.5g、11.24mmol)のTHF(15mL)溶液を滴加した。30分間撹拌した後、ジヨードメタン(9.03g、33.73mmol)のTHF(7mL)溶液を滴加した。混合物を-70℃で90分間撹拌した後、飽和NH4Cl水溶液(50mL)を反応混合物に0℃で加え、溶液をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(2.39g、収率47%)。
工程3:メチル(S)-2-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-3-ヨード-2-メチルプロパノエートの合成
ベンジル(2S,4S)-4-(ヨードメチル)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニルオキサゾリジン-3-カルボキシレート(2.39g、5.30mmol)のTHF(40mL)溶液に、NaOMe(1.91g、10.59mmol)のMeOH(19mL)溶液をN2下、-40℃で10分間かけて滴加した。混合物を-40℃で2時間撹拌した後、-20℃に昇温させ、0.5時間撹拌した。H2O(50mL)を加えて反応物をクエンチし、得られた混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(1.37g、収率69%)。
ベンジル(2S,4S)-4-(ヨードメチル)-4-メチル-5-オキソ-2-フェニルオキサゾリジン-3-カルボキシレート(2.39g、5.30mmol)のTHF(40mL)溶液に、NaOMe(1.91g、10.59mmol)のMeOH(19mL)溶液をN2下、-40℃で10分間かけて滴加した。混合物を-40℃で2時間撹拌した後、-20℃に昇温させ、0.5時間撹拌した。H2O(50mL)を加えて反応物をクエンチし、得られた混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(80mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(1.37g、収率69%)。
工程4:1-ベンジル2-メチル(R)-2-メチルアジリジン-1,2-ジカルボキシレートの合成
メチル(2S)-2-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-3-ヨード-2-メチル-プロパノエートノエート(1.37g、3.63mmol)のMeCN(14mL)中の混合物にAg2O(2.53g、10.90mmol)を室温で一度に加えた。混合物を90℃で30分間撹拌した後、混合物をセライトに通して真空濾過し、濾液を減圧下で濃縮して生成物(790mg、収率87%)を油状物として得た。LCMS:(ESI)m/z[M+H]C13H16NO4に対する計算値:250.10;実測値:250.1。
メチル(2S)-2-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-3-ヨード-2-メチル-プロパノエートノエート(1.37g、3.63mmol)のMeCN(14mL)中の混合物にAg2O(2.53g、10.90mmol)を室温で一度に加えた。混合物を90℃で30分間撹拌した後、混合物をセライトに通して真空濾過し、濾液を減圧下で濃縮して生成物(790mg、収率87%)を油状物として得た。LCMS:(ESI)m/z[M+H]C13H16NO4に対する計算値:250.10;実測値:250.1。
工程5:(R)-1-((ベンジルオキシ)カルボニル)-2-メチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
1-ベンジル2-メチル(R)-2-メチルアジリジン-1,2-ジカルボキシレート(790mg、3.17mmol)のMeCN(7.6mL)及びH2O(7.6mL)中の混合物にNaOH(126.77mg、3.17mmol)をN2下、0℃で一度に加えた。混合物を0℃で0.5時間撹拌した。反応物にH2O(8mL)を加え、凍結乾燥して(R)-1-((ベンジルオキシ)カルボニル)-2-メチルアジリジン-2-カルボン酸(850mg、粗製、Na)を白色固体として得た。
1-ベンジル2-メチル(R)-2-メチルアジリジン-1,2-ジカルボキシレート(790mg、3.17mmol)のMeCN(7.6mL)及びH2O(7.6mL)中の混合物にNaOH(126.77mg、3.17mmol)をN2下、0℃で一度に加えた。混合物を0℃で0.5時間撹拌した。反応物にH2O(8mL)を加え、凍結乾燥して(R)-1-((ベンジルオキシ)カルボニル)-2-メチルアジリジン-2-カルボン酸(850mg、粗製、Na)を白色固体として得た。
中間体A-8:(2R,3R)-3-メチルオキシラン-2-カルボン酸の合成
工程1:(2S,3R)-2-クロロ-3-ヒドロキシブタン酸の合成
(2S,3R)-2-アミノ-3-ヒドロキシ-ブタン酸(25g、209.87mmol)のHCl(148.50g、1.55mol)及びH2Oの混合物に、NaNO2(54.30g、314.81mmol)を0℃で加えた。反応混合物を0℃で3時間撹拌した後、EtOAc(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮させて生成物(27g、粗製)を油状物として得、これを次の工程で直接使用した。LCMS (ESI)m/z[M-H]C4H6ClO3に対する計算値:137.01;実測値: 137.0。
(2S,3R)-2-アミノ-3-ヒドロキシ-ブタン酸(25g、209.87mmol)のHCl(148.50g、1.55mol)及びH2Oの混合物に、NaNO2(54.30g、314.81mmol)を0℃で加えた。反応混合物を0℃で3時間撹拌した後、EtOAc(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮させて生成物(27g、粗製)を油状物として得、これを次の工程で直接使用した。LCMS (ESI)m/z[M-H]C4H6ClO3に対する計算値:137.01;実測値: 137.0。
工程2:(2R,3R)-3-メチルオキシラン-2-カルボン酸の合成
(2S,3R)-2-クロロ-3-ヒドロキシ-ブタン酸(27g、194.88mmol)のDCM(300mL)中の混合物に、NaOH(48.99g、428.73mmol)を10℃で加えた。混合物を10℃で3時間撹拌した。水層をDCM(2×50mL)で抽出した。25%HClを加えることによって水層のpHを約1~2に調整した後、EtOAc(4×100mL)で抽出した。有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮させて生成物(6g、収率30%)を油状物として得、これを次の工程で直接使用した。LCMS(ESI)m/z[M-H]C4H5O3に対する計算値:101.03;実測値101.0。
(2S,3R)-2-クロロ-3-ヒドロキシ-ブタン酸(27g、194.88mmol)のDCM(300mL)中の混合物に、NaOH(48.99g、428.73mmol)を10℃で加えた。混合物を10℃で3時間撹拌した。水層をDCM(2×50mL)で抽出した。25%HClを加えることによって水層のpHを約1~2に調整した後、EtOAc(4×100mL)で抽出した。有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮させて生成物(6g、収率30%)を油状物として得、これを次の工程で直接使用した。LCMS(ESI)m/z[M-H]C4H5O3に対する計算値:101.03;実測値101.0。
中間体A-9:リチウム(2R,3R)-3-シクロプロピルオキシラン-2-カルボキシレートの合成
工程1:メチル(E)-3-シクロプロピルアクリレートの合成
2-(ジメトキシホスホリル)酢酸メチル(31.18g、171.21mmol)のMeCN(100mL)中の混合物に、DBU(26.06g、171.21mmol)及びLiCl(9.07g、214.01mmol)を0℃で加え、次いでシクロプロパンカルバルデヒド(10g、142.67mmol)を加えた。混合物を室温で12時間撹拌した後、H2O(300mL)でクエンチし、EtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(9g、収率50%)。
2-(ジメトキシホスホリル)酢酸メチル(31.18g、171.21mmol)のMeCN(100mL)中の混合物に、DBU(26.06g、171.21mmol)及びLiCl(9.07g、214.01mmol)を0℃で加え、次いでシクロプロパンカルバルデヒド(10g、142.67mmol)を加えた。混合物を室温で12時間撹拌した後、H2O(300mL)でクエンチし、EtOAc(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(9g、収率50%)。
工程2:メチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-2,3-ジヒドロキシプロパノエートの合成
K3[Fe(CN)6](27.40g、83.23mmol)、K2CO3(11.50g、83.23mmol)、MeSO2NH2(2.64g、27.74mmol)、NaHCO3(6.99g、83.23mmol)のt-BuOH(210mL)及びH2O(140mL)中の混合物を室温で10分間撹拌した。次いで、K2OsO4・2H2O(40.89mg、110.98μmol)及び(DHQD)2PHAL(216.12mg、277.44μmol)を加えた。混合物を30分間撹拌した後、0℃に冷却した。t-BuOH(70mL)中のメチル(E)-3-シクロプロピルアクリレート(3.5g、27.74mmol、1当量)を混合物に加え、室温で15時間撹拌した。混合物を、飽和Na2S2O3(100mL)でクエンチし、次いでEtOAc(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を固体として得た(4.2g、収率47%)。
K3[Fe(CN)6](27.40g、83.23mmol)、K2CO3(11.50g、83.23mmol)、MeSO2NH2(2.64g、27.74mmol)、NaHCO3(6.99g、83.23mmol)のt-BuOH(210mL)及びH2O(140mL)中の混合物を室温で10分間撹拌した。次いで、K2OsO4・2H2O(40.89mg、110.98μmol)及び(DHQD)2PHAL(216.12mg、277.44μmol)を加えた。混合物を30分間撹拌した後、0℃に冷却した。t-BuOH(70mL)中のメチル(E)-3-シクロプロピルアクリレート(3.5g、27.74mmol、1当量)を混合物に加え、室温で15時間撹拌した。混合物を、飽和Na2S2O3(100mL)でクエンチし、次いでEtOAc(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を固体として得た(4.2g、収率47%)。
工程3:メチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエートの合成
メチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-2,3-ジヒドロキシプロパノエート(4g、24.97mmol)及びEt3N(3.79g、37.46mmol)のDCM(40mL)中の混合物に、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(6.09g、27.47mmol)のDCM(10mL)溶液を0℃で滴加し、室温で12時間撹拌した。混合物をH2O(50mL)中に注ぎ、DCMで抽出した(2×50mL)。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→100%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(5.82g、収率68%)。
メチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-2,3-ジヒドロキシプロパノエート(4g、24.97mmol)及びEt3N(3.79g、37.46mmol)のDCM(40mL)中の混合物に、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(6.09g、27.47mmol)のDCM(10mL)溶液を0℃で滴加し、室温で12時間撹拌した。混合物をH2O(50mL)中に注ぎ、DCMで抽出した(2×50mL)。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→100%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を油状物として得た(5.82g、収率68%)。
工程4:エチル(2R,3R)-3-シクロプロピルオキシラン-2-カルボキシレートの合成
メチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエート(1g、2.90mmol)のEtOH(20mL)中の混合物にK2CO3(800.44mg、5.79mmol)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO3(50mL)中に注ぎ、DCM(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→30%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物(0.3g、粗製)を油状物として得、これを次の工程で直接使用した。
メチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエート(1g、2.90mmol)のEtOH(20mL)中の混合物にK2CO3(800.44mg、5.79mmol)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO3(50mL)中に注ぎ、DCM(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0→30%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物(0.3g、粗製)を油状物として得、これを次の工程で直接使用した。
工程5:リチウム(2R,3R)-3-シクロプロピルオキシラン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2R,3R)-3-シクロプロピルオキシラン-2-カルボキシレート(300mg、1.92mmol)のTHF(3mL)溶液に、LiOH・H2O(161.20mg、3.84mmol)のH2O(1.5mL)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。H2O(20mL)を加え、混合物を直接凍結乾燥して生成物(200mg、粗製)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M-H]C6H7O2に対する計算値:127.0;実測値:127.0。
エチル(2R,3R)-3-シクロプロピルオキシラン-2-カルボキシレート(300mg、1.92mmol)のTHF(3mL)溶液に、LiOH・H2O(161.20mg、3.84mmol)のH2O(1.5mL)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。H2O(20mL)を加え、混合物を直接凍結乾燥して生成物(200mg、粗製)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M-H]C6H7O2に対する計算値:127.0;実測値:127.0。
中間体A-10.(2R,3S)-3-フェニルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:エチル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-3-フェニルプロパノエートの合成
0℃で、ケイ皮酸エチル(2.0g、11.4mmol)の、t-BuOH(35.0mL)及びH2O(35.0mL)の溶液に、AD-ミックス-β(15.83g、20.32mmol)及びメタンスルホンアミド(1.08g、11.3mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応物を0℃まで冷却し、KHSO4水溶液でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×90mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(2.2g、82%収率)を固体として得た。
0℃で、ケイ皮酸エチル(2.0g、11.4mmol)の、t-BuOH(35.0mL)及びH2O(35.0mL)の溶液に、AD-ミックス-β(15.83g、20.32mmol)及びメタンスルホンアミド(1.08g、11.3mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応物を0℃まで冷却し、KHSO4水溶液でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×90mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(2.2g、82%収率)を固体として得た。
工程2:エチル(2S,3R)-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)-3-フェニルプロパノエートの合成
0℃で、エチル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-3-フェニルプロパノエート(2.0g、9.5mmol)及びEt3N(3.97mL、28.5mmol)のDCM(30.0mL)溶液に、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(2.11g、9.51mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、H2O(300mL)で希釈した。混合物をDCMで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(2.8g、67%収率)を固体として得た。
0℃で、エチル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-3-フェニルプロパノエート(2.0g、9.5mmol)及びEt3N(3.97mL、28.5mmol)のDCM(30.0mL)溶液に、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(2.11g、9.51mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、H2O(300mL)で希釈した。混合物をDCMで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(2.8g、67%収率)を固体として得た。
工程3:エチル(2R,3R)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-フェニルプロパノエートの合成
室温で、エチル(2S,3R)-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)-3-フェニルプロパノエート(2.80g、7.08mmol)のTHF(30mL)溶液に、トリメチルシリルアジド(1.63g、14.2mmol)及びTBAF(THF中に1M、14.16mL、14.16mmol)を添加した。反応混合物を60℃まで加熱し、16時間撹拌した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、H2O(150mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×30mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(1.2g、64%収率)を油状物として得た。
室温で、エチル(2S,3R)-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)-3-フェニルプロパノエート(2.80g、7.08mmol)のTHF(30mL)溶液に、トリメチルシリルアジド(1.63g、14.2mmol)及びTBAF(THF中に1M、14.16mL、14.16mmol)を添加した。反応混合物を60℃まで加熱し、16時間撹拌した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、H2O(150mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×30mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(1.2g、64%収率)を油状物として得た。
工程4:エチル(2R,3S)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2R,3R)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-フェニルプロパノエート(1.20g、5.10mmol)のDMF(15.0mL)溶液に、PPh3(1.61g、6.12mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した後、さらに16時間、80℃まで加熱した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、H2O(100mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×40mL)。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、Na2SOで乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(16%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(620mg、57%収率)を油状物として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H13NO2に対する計算値:192.10;実測値192.0。
エチル(2R,3R)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-フェニルプロパノエート(1.20g、5.10mmol)のDMF(15.0mL)溶液に、PPh3(1.61g、6.12mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した後、さらに16時間、80℃まで加熱した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、H2O(100mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×40mL)。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、Na2SOで乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(16%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(620mg、57%収率)を油状物として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H13NO2に対する計算値:192.10;実測値192.0。
工程5:(2R,3S)-3-フェニルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2R,3S)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレート(0.100g、0.523mmol)のMeOH(0.70mL)溶液に、LiOH(18.8mg、0.784mmol)のH2O(0.70mL)溶液を添加した。反応混合物を1時間撹拌した。次に、混合物をMeCN(10mL)で希釈し、得られた沈殿物を濾過により収集してMeCNで洗浄し(2×10mL)、所望の粗生成物(70mg)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H9NO2に対する計算値:164.07;実測値:164.0。
0℃で、エチル(2R,3S)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレート(0.100g、0.523mmol)のMeOH(0.70mL)溶液に、LiOH(18.8mg、0.784mmol)のH2O(0.70mL)溶液を添加した。反応混合物を1時間撹拌した。次に、混合物をMeCN(10mL)で希釈し、得られた沈殿物を濾過により収集してMeCNで洗浄し(2×10mL)、所望の粗生成物(70mg)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H9NO2に対する計算値:164.07;実測値:164.0。
中間体A-11.(2S,3R)-3-フェニルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:エチル(2R,3S)-2,3-ジヒドロキシ-3-フェニルプロパノエートの合成
0℃で、ケイ皮酸エチル(2.0g、11.4mmol)の、t-BuOH(35.0mL)及びH2O(35.0mL)の溶液に、AD-ミックス-α(15.83g、20.32mmol)及びメタンスルホンアミド(1.08g、11.3mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応物を0℃まで冷却し、KHSO4水溶液でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×80mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(2.2g、82%収率)を固体として得た。
0℃で、ケイ皮酸エチル(2.0g、11.4mmol)の、t-BuOH(35.0mL)及びH2O(35.0mL)の溶液に、AD-ミックス-α(15.83g、20.32mmol)及びメタンスルホンアミド(1.08g、11.3mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応物を0℃まで冷却し、KHSO4水溶液でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×80mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(2.2g、82%収率)を固体として得た。
工程2:エチル(2R,3S)-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)-3-フェニルプロパノエートの合成
0℃で、エチル(2R,3S)-2,3-ジヒドロキシ-3-フェニルプロパノエート(2.10g、9.99mmol)及びEt3N(4.18mL、29.9mmol)のDCM(30.0mL)溶液に、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(2.21g、9.99mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、H2O(200mL)で希釈した。混合物をDCMで抽出し(3×80mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×80mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(3.0g、68%収率)を固体として得た。
0℃で、エチル(2R,3S)-2,3-ジヒドロキシ-3-フェニルプロパノエート(2.10g、9.99mmol)及びEt3N(4.18mL、29.9mmol)のDCM(30.0mL)溶液に、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(2.21g、9.99mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、H2O(200mL)で希釈した。混合物をDCMで抽出し(3×80mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×80mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(3.0g、68%収率)を固体として得た。
工程3:エチル(2S,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-フェニルプロパノエートの合成
室温で、エチル(2R,3S)-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)-3-フェニルプロパノエート(3.0g、7.59mmol)のTHF(30mL)溶液に、トリメチルシリルアジド(1.75g、15.2mmol)及びTBAF(THF中に1M、15.18mL、15.18mmol)を添加した。反応混合物を60℃まで加熱し、16時間撹拌した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、H2O(150mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×30mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(1.4g、70%収率)を油状物として得た。
室温で、エチル(2R,3S)-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)-3-フェニルプロパノエート(3.0g、7.59mmol)のTHF(30mL)溶液に、トリメチルシリルアジド(1.75g、15.2mmol)及びTBAF(THF中に1M、15.18mL、15.18mmol)を添加した。反応混合物を60℃まで加熱し、16時間撹拌した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、H2O(150mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×30mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(1.4g、70%収率)を油状物として得た。
工程4:エチル(2S,3R)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2S,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-フェニルプロパノエート(1.40g、5.95mmol)のDMF(20.0mL)溶液に、PPh3(1.87g、7.14mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した後、さらに16時間、80℃まで加熱した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、H2O(150mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブライン(40mL)で洗浄し、Na2SOで乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(16%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(720mg、56%収率)を油状物として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H13NO2に対する計算値:192.10;実測値192.0。
エチル(2S,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-フェニルプロパノエート(1.40g、5.95mmol)のDMF(20.0mL)溶液に、PPh3(1.87g、7.14mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した後、さらに16時間、80℃まで加熱した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、H2O(150mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブライン(40mL)で洗浄し、Na2SOで乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(16%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(720mg、56%収率)を油状物として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H13NO2に対する計算値:192.10;実測値192.0。
工程5:(2S,3R)-3-フェニルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2S,3R)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレート(0.100g、0.523mmol)のMeOH(0.70mL)溶液に、LiOH(18.8mg、0.784mmol)のH2O(0.70mL)溶液を添加した。反応混合物を1時間撹拌した。次に、混合物をMeCN(10mL)で希釈し、得られた沈殿物を濾過により収集してMeCNで洗浄し(2×10mL)、所望の粗生成物(68mg)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H9NO2に対する計算値:164.07;実測値:164.0。
0℃で、エチル(2S,3R)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレート(0.100g、0.523mmol)のMeOH(0.70mL)溶液に、LiOH(18.8mg、0.784mmol)のH2O(0.70mL)溶液を添加した。反応混合物を1時間撹拌した。次に、混合物をMeCN(10mL)で希釈し、得られた沈殿物を濾過により収集してMeCNで洗浄し(2×10mL)、所望の粗生成物(68mg)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H9NO2に対する計算値:164.07;実測値:164.0。
中間体A-12.(2R,3S)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-(メトキシカルボニル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:メチル(R,E)-2-((tert-ブチルスルフィニル)イミノ)アセテートの合成
室温で、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(13.21g、109.01mmol)及びメチル2-オキソアセテート(8.0g、90.85mmol)のDCM(130mL)溶液に、MgSO4(54.67g、454.23mmol)を添加した。得られた混合物を35℃まで加熱して、16時間撹拌した。得られた混合物を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄し(3×50mL)、濾液を減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望のものを得た(5.8g、収率33%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13NO3Sに対する計算値:192.07;実測値191.9.
工程2:2-(tert-ブチル)3-メチル(2R,3S)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)アジリジン-2,3-ジカルボキシレートの合成
-78℃で、1MのLiHMDS(61.40mL、61.40mmol)の、THF(300.0mL)溶液に、tert-ブチル2-ブロモアセテート(11.83g、60.65mmol)を添加した。得られた混合物を30分間撹拌した。次に、反応混合物にメチルメチル(R,E)-2-((tert-ブチルスルフィニル)イミノ)アセテート(5.8g、30.33mmol)を添加した。得られた混合物を-60℃まで温め、2.5時間撹拌した。反応物を0℃まで温め、飽和NH4Cl(水溶液)でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブライン(500mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(10→50%MeCN/H2O)により精製し、所望の生成物(1.34g、収率5%)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H23NO5Sに対する計算値:306.14;実測値:306.2。
室温で、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(13.21g、109.01mmol)及びメチル2-オキソアセテート(8.0g、90.85mmol)のDCM(130mL)溶液に、MgSO4(54.67g、454.23mmol)を添加した。得られた混合物を35℃まで加熱して、16時間撹拌した。得られた混合物を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄し(3×50mL)、濾液を減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望のものを得た(5.8g、収率33%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13NO3Sに対する計算値:192.07;実測値191.9.
工程2:2-(tert-ブチル)3-メチル(2R,3S)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)アジリジン-2,3-ジカルボキシレートの合成
-78℃で、1MのLiHMDS(61.40mL、61.40mmol)の、THF(300.0mL)溶液に、tert-ブチル2-ブロモアセテート(11.83g、60.65mmol)を添加した。得られた混合物を30分間撹拌した。次に、反応混合物にメチルメチル(R,E)-2-((tert-ブチルスルフィニル)イミノ)アセテート(5.8g、30.33mmol)を添加した。得られた混合物を-60℃まで温め、2.5時間撹拌した。反応物を0℃まで温め、飽和NH4Cl(水溶液)でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブライン(500mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(10→50%MeCN/H2O)により精製し、所望の生成物(1.34g、収率5%)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H23NO5Sに対する計算値:306.14;実測値:306.2。
工程3:(2R,3S)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-(メトキシカルボニル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、2-(tert-ブチル)3-メチル(2R,3S)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)アジリジン-2,3-ジカルボキシレート(302.0mg、0.99mmol)のDCM(3.0mL)溶液に、TFA(1.50mL)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、減圧下にて濃縮し、所望の粗生成物(300mg)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H15NO5Sに対する計算値:250.07;実測値250.1。
0℃で、2-(tert-ブチル)3-メチル(2R,3S)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)アジリジン-2,3-ジカルボキシレート(302.0mg、0.99mmol)のDCM(3.0mL)溶液に、TFA(1.50mL)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、減圧下にて濃縮し、所望の粗生成物(300mg)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H15NO5Sに対する計算値:250.07;実測値250.1。
中間体A-13.(2S,3R)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-(メトキシカルボニル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:メチル(S,E)-2-((tert-ブチルスルフィニル)イミノ)アセテートの合成
室温で、(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(9.81g、80.94mmol)及びメチル2-オキソアセテート(5.94g、67.45mmol)のDCM(100mL)溶液に、MgSO4(40.60g、337.26mmol)を添加した。得られた混合物を35℃まで加熱して、16時間撹拌した。得られた混合物を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄し(3×50mL)、濾液を減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望のものを得た(5.68g、収率44%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13NO3Sに対する計算値:192.07;実測値191.1。
室温で、(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(9.81g、80.94mmol)及びメチル2-オキソアセテート(5.94g、67.45mmol)のDCM(100mL)溶液に、MgSO4(40.60g、337.26mmol)を添加した。得られた混合物を35℃まで加熱して、16時間撹拌した。得られた混合物を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄し(3×50mL)、濾液を減圧下にて濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望のものを得た(5.68g、収率44%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13NO3Sに対する計算値:192.07;実測値191.1。
工程2:2-(tert-ブチル)3-メチル(2S,3R)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)アジリジン-2,3-ジカルボキシレートの合成
-78℃で、1MのLiHMDS(59.40mL、59.40mmol)の、THF(300.0mL)溶液に、tert-ブチル2-ブロモアセテート(11.59g、59.40mmol)を添加した。得られた混合物を30分間撹拌した。次に、反応混合物にメチルメチル(S,E)-2-((tert-ブチルスルフィニル)イミノ)アセテート(5.68g、29.70mmol)を添加した。得られた混合物を-60℃まで温め、2.5時間撹拌した。反応物を0℃まで温め、飽和NH4Cl(水溶液)でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブライン(500mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(10→50%MeCN/H2O)により精製し、所望の生成物(1.26g、収率14%)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H23NO5Sに対する計算値:306.14;実測値:306.1。
-78℃で、1MのLiHMDS(59.40mL、59.40mmol)の、THF(300.0mL)溶液に、tert-ブチル2-ブロモアセテート(11.59g、59.40mmol)を添加した。得られた混合物を30分間撹拌した。次に、反応混合物にメチルメチル(S,E)-2-((tert-ブチルスルフィニル)イミノ)アセテート(5.68g、29.70mmol)を添加した。得られた混合物を-60℃まで温め、2.5時間撹拌した。反応物を0℃まで温め、飽和NH4Cl(水溶液)でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブライン(500mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(10→50%MeCN/H2O)により精製し、所望の生成物(1.26g、収率14%)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H23NO5Sに対する計算値:306.14;実測値:306.1。
工程3:(2S,3R)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-(メトキシカルボニル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、2-(tert-ブチル)3-メチル(2S,3R)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)アジリジン-2,3-ジカルボキシレート(457.0mg、1.50mmol)のDCM(6.0mL)溶液に、TFA(3.0mL)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、減圧下にて濃縮し、所望の粗生成物(450mg)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H15NO5Sに対する計算値:250.07;実測値250.1。
0℃で、2-(tert-ブチル)3-メチル(2S,3R)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)アジリジン-2,3-ジカルボキシレート(457.0mg、1.50mmol)のDCM(6.0mL)溶液に、TFA(3.0mL)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、減圧下にて濃縮し、所望の粗生成物(450mg)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H15NO5Sに対する計算値:250.07;実測値250.1。
中間体A-14.(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-メチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(R,E)-N-エチリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミドの合成
0℃で、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(3.0g、24.75mmol)及びテトラエトキシチタン(1.7g、7.43mmol)のTHF(30mL)溶液に、アセトアルデヒド(218.1mg、4.95mmol)を添加した。得られた混合物を20分間撹拌した後、H2O(100mL)でクエンチした。懸濁液を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄した(3×100mL)。水層をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(3×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。順相クロマトグラフィー(9%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(3g、82%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C6H13NOSに対する計算値:148.08;実測値148.0。
0℃で、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(3.0g、24.75mmol)及びテトラエトキシチタン(1.7g、7.43mmol)のTHF(30mL)溶液に、アセトアルデヒド(218.1mg、4.95mmol)を添加した。得られた混合物を20分間撹拌した後、H2O(100mL)でクエンチした。懸濁液を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄した(3×100mL)。水層をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(3×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。順相クロマトグラフィー(9%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(3g、82%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C6H13NOSに対する計算値:148.08;実測値148.0。
工程2:エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-メチルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、1MのLiHMDS(40.75mL、40.75mmol)の、THF(30.0mL)溶液に、エチルブロモアセテート(6.80g、40.75mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した。次に、反応混合物に(R,E)-N-エチリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(3.0g、20.38mmol)を添加した。-78℃で、得られた混合物を2時間撹拌した後、H2O(300mL)でクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×300mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(3×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(10→50%MeCN/H2O)により精製し、所望の生成物(1.4g、収率30%)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C10H19NO3Sに対する計算値:234.12;実測値:234.1。
-78℃で、1MのLiHMDS(40.75mL、40.75mmol)の、THF(30.0mL)溶液に、エチルブロモアセテート(6.80g、40.75mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した。次に、反応混合物に(R,E)-N-エチリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(3.0g、20.38mmol)を添加した。-78℃で、得られた混合物を2時間撹拌した後、H2O(300mL)でクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×300mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(3×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(10→50%MeCN/H2O)により精製し、所望の生成物(1.4g、収率30%)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C10H19NO3Sに対する計算値:234.12;実測値:234.1。
工程3:(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-メチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-メチルアジリジン-2-カルボキシレート(1.0g、4.29mmol)の、THF(6.4mL)及びH2O(6.4mL)の溶液に、LiOH・H2O(539.5mg、12.86mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温めて2時間撹拌した後、HCl(水溶液)及び飽和NH4Cl(水溶液)でpH5まで中和した。水層をEtOAcで抽出し(3×10mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄してNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して、所望の粗生成物を得た(489mg、収率56%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H15NO3Sに対する計算値:206.09;実測値:206.0。
0℃で、エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-メチルアジリジン-2-カルボキシレート(1.0g、4.29mmol)の、THF(6.4mL)及びH2O(6.4mL)の溶液に、LiOH・H2O(539.5mg、12.86mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温めて2時間撹拌した後、HCl(水溶液)及び飽和NH4Cl(水溶液)でpH5まで中和した。水層をEtOAcで抽出し(3×10mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄してNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して、所望の粗生成物を得た(489mg、収率56%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H15NO3Sに対する計算値:206.09;実測値:206.0。
中間体A-15.(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-メチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(S,E)-N-エチリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミドの合成
0℃で、(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(5.0g、41.25mmol)とテトラエトキシチタン(18.82g、82.51mmol)の混合物に、アセトアルデヒド(3.63g、82.51mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温め、30分間撹拌した後、H2O(100mL)でクエンチした。懸濁液を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄した(3×100mL)。水層をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(3×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して、所望の粗生成物(3.9g、64%収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C6H13NOSに対する計算値:148.08;実測値148.2。
0℃で、(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(5.0g、41.25mmol)とテトラエトキシチタン(18.82g、82.51mmol)の混合物に、アセトアルデヒド(3.63g、82.51mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温め、30分間撹拌した後、H2O(100mL)でクエンチした。懸濁液を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄した(3×100mL)。水層をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(3×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して、所望の粗生成物(3.9g、64%収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C6H13NOSに対する計算値:148.08;実測値148.2。
工程2:エチル(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-メチルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、1MのLiHMDS(40.75mL、40.75mmol)の、THF(30.0mL)溶液に、エチルブロモアセテート(6.80g、40.75mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した。次に、反応混合物に(S,E)-N-エチリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(3.0g、20.38mmol)を添加した。-78℃で、得られた混合物を2時間撹拌した後、H2Oでクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×200mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(3×300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(10→50%MeCN/H2O)により精製し、所望の生成物(2g、42%収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C10H19NO3Sに対する計算値:234.12;実測値234.0。
-78℃で、1MのLiHMDS(40.75mL、40.75mmol)の、THF(30.0mL)溶液に、エチルブロモアセテート(6.80g、40.75mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した。次に、反応混合物に(S,E)-N-エチリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(3.0g、20.38mmol)を添加した。-78℃で、得られた混合物を2時間撹拌した後、H2Oでクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×200mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(3×300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(10→50%MeCN/H2O)により精製し、所望の生成物(2g、42%収率)を得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C10H19NO3Sに対する計算値:234.12;実測値234.0。
工程3:(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-メチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-メチルアジリジン-2-カルボキシレート(80.0mg、0.34mmol)の、THF(1.0mL)及びH2O(0.2mL)の溶液に、LiOH・H2O(32.9mg、1.37mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温めて4時間撹拌した後、HCl(水溶液)でpH3まで酸性化した。水層をEtOAcで抽出し(3×10mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄してNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して、所望の粗生成物を得た(70mg、99%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H15NO3Sに対する計算値:206.09;実測値:206.0。
0℃で、エチル(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-メチルアジリジン-2-カルボキシレート(80.0mg、0.34mmol)の、THF(1.0mL)及びH2O(0.2mL)の溶液に、LiOH・H2O(32.9mg、1.37mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温めて4時間撹拌した後、HCl(水溶液)でpH3まで酸性化した。水層をEtOAcで抽出し(3×10mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄してNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して、所望の粗生成物を得た(70mg、99%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H15NO3Sに対する計算値:206.09;実測値:206.0。
中間体A-16.(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(E)-N-(シクロプロピルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミドの合成
(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(4.0g、33.0mmol)及びCuSO4(15.80g、99.01mmol)のDCM(200.0mL)中の懸濁液に、シクロプロパンカルバルデヒド(4.63g、66.0mmol)を加えた。得られた混合物を一晩撹拌した後、濾過し、濾塊をDCMで洗浄して(3×100mL)、濾液を減圧下で濃縮して所望の生成物を得た(3.5g、収率61%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H15NOSに対する計算値:174.10;実測値:174.1。
(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(4.0g、33.0mmol)及びCuSO4(15.80g、99.01mmol)のDCM(200.0mL)中の懸濁液に、シクロプロパンカルバルデヒド(4.63g、66.0mmol)を加えた。得られた混合物を一晩撹拌した後、濾過し、濾塊をDCMで洗浄して(3×100mL)、濾液を減圧下で濃縮して所望の生成物を得た(3.5g、収率61%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H15NOSに対する計算値:174.10;実測値:174.1。
工程2:エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、エチルブロモアセテート(481.91mg、2.886mmol)のTHF(5.0mL)溶液に、LiHMDS(2.90mL、2.90mmol)を添加した。得られた混合物2時間、-78℃で撹拌した後、(E)-N-(シクロプロピルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(250.0mg、1.443mmol)の溶液を添加した。得られた混合物を2時間、-78℃で撹拌した後、0℃で、H2Oによりクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×50mL)、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(17%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(250mg、収率67%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H21NO3Sに対する計算値:260.13;実測値:260.1。
-78℃で、エチルブロモアセテート(481.91mg、2.886mmol)のTHF(5.0mL)溶液に、LiHMDS(2.90mL、2.90mmol)を添加した。得られた混合物2時間、-78℃で撹拌した後、(E)-N-(シクロプロピルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(250.0mg、1.443mmol)の溶液を添加した。得られた混合物を2時間、-78℃で撹拌した後、0℃で、H2Oによりクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×50mL)、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取TLC(17%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(250mg、収率67%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H21NO3Sに対する計算値:260.13;実測値:260.1。
工程3:(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(500.0mg、1.928mmol)の、THF(2.0mL)及びH2O(2.0mL)の溶液に、LiOH・H2O(121.34mg、2.89mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、1MのHCl(水溶液)でpH6まで酸性化した。得られた混合物をEtOAc(2×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して所望の生成物を得た(400mg、収率90%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C10H17NO3Sに対する計算値:232.10;実測値:232.0。
0℃で、エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(500.0mg、1.928mmol)の、THF(2.0mL)及びH2O(2.0mL)の溶液に、LiOH・H2O(121.34mg、2.89mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、1MのHCl(水溶液)でpH6まで酸性化した。得られた混合物をEtOAc(2×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して所望の生成物を得た(400mg、収率90%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C10H17NO3Sに対する計算値:232.10;実測値:232.0。
中間体A-17.(2R,3R)-3-(メトキシメチル)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:エチル(E)-4-メトキシブタ-2-エノエートの合成
エチルブタ-2-イノエート(10.0g、89.18mmol)の、MeOH(8.80mL、118.594mmol)及びHOAc(1.05mL、18.3mmol)の溶液に、PPh3(1.20g、4.58mmol)のトルエン(60.0mL)溶液を添加した。得られた溶液を110℃まで加熱して一晩撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、H2O(60mL)で希釈した。得られた溶液をEtOAcで抽出し(2×60)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×20mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(9%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(4.9g、収率38%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H12O3に対する計算値:145.09;実測値144.9。
エチルブタ-2-イノエート(10.0g、89.18mmol)の、MeOH(8.80mL、118.594mmol)及びHOAc(1.05mL、18.3mmol)の溶液に、PPh3(1.20g、4.58mmol)のトルエン(60.0mL)溶液を添加した。得られた溶液を110℃まで加熱して一晩撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、H2O(60mL)で希釈した。得られた溶液をEtOAcで抽出し(2×60)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×20mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(9%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(4.9g、収率38%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H12O3に対する計算値:145.09;実測値144.9。
工程2:エチル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-4-メトキシブタノエートの合成
エチル(E)-4-メトキシブタ-2-エノエート(5.0g、34.68mmol)及びメタンスルホンアミド(3.30g、34.68mmol)の、t-BuOH(150.0mL)及びH2O(100.0mL)の溶液に、AD-ミックス-β(48.63g、62.43mmol)を添加した。得られた溶液を30℃まで加熱し、一晩撹拌した。次に、溶液を室温まで冷却して、KHSO4でpH2に調整した。得られた溶液をEtOAcで抽出し(2×100mL)、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(1.28g、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H14O5に対する計算値:179.09;実測値179.0。
エチル(E)-4-メトキシブタ-2-エノエート(5.0g、34.68mmol)及びメタンスルホンアミド(3.30g、34.68mmol)の、t-BuOH(150.0mL)及びH2O(100.0mL)の溶液に、AD-ミックス-β(48.63g、62.43mmol)を添加した。得られた溶液を30℃まで加熱し、一晩撹拌した。次に、溶液を室温まで冷却して、KHSO4でpH2に調整した。得られた溶液をEtOAcで抽出し(2×100mL)、合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(1.28g、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H14O5に対する計算値:179.09;実測値179.0。
工程3:エチル(4S,5R)-5-(メトキシメチル)-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2-オキシドの合成
0℃で、エチル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-4-メトキシブタノエート(4.10g、23.01mmol)のDCM(20.0mL)溶液に、SOCl2(5.47g、45.9mmol)を添加した。得られた混合物を50℃まで加熱して、3時間撹拌した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(4.0g、粗製)。
0℃で、エチル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-4-メトキシブタノエート(4.10g、23.01mmol)のDCM(20.0mL)溶液に、SOCl2(5.47g、45.9mmol)を添加した。得られた混合物を50℃まで加熱して、3時間撹拌した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(4.0g、粗製)。
工程4:エチル(2R,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-4-メトキシブタノエートの合成
0℃で、エチル(4S,5R)-5-(メトキシメチル)-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2-オキシド(4.0g、粗、17.84mmol)のDMF(20.0mL)溶液に、NaN3(5.80g、89.22mmol)を添加した。得られた混合物を35℃まで加熱して一晩撹拌した。次に、反応混合物をH2O(200mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(3×50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(17%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(1.0g、収率28%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13N3O4に対する計算値:204.10;実測値204.0。
0℃で、エチル(4S,5R)-5-(メトキシメチル)-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2-オキシド(4.0g、粗、17.84mmol)のDMF(20.0mL)溶液に、NaN3(5.80g、89.22mmol)を添加した。得られた混合物を35℃まで加熱して一晩撹拌した。次に、反応混合物をH2O(200mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(3×50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(17%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(1.0g、収率28%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13N3O4に対する計算値:204.10;実測値204.0。
工程5:エチル(2R,3R)-3-(メトキシメチル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、エチル(2R,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-4-メトキシブタノエート(1.0g、4.92mmol)のDMF(10mL)溶液に、PPh3(1.29g、4.92mmol)を少量ずつ、30分にわたり添加した。次に、反応溶液を室温まで温め、30分間撹拌した。次に、反応混合物を85℃まで温め、反応が完了するまで撹拌した。次に、反応混合物を減圧下にて濃縮し、分取TLC(33%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物を得た(480mg、収率61%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13NO3に対する計算値:160.10;実測値160.1。
0℃で、エチル(2R,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-4-メトキシブタノエート(1.0g、4.92mmol)のDMF(10mL)溶液に、PPh3(1.29g、4.92mmol)を少量ずつ、30分にわたり添加した。次に、反応溶液を室温まで温め、30分間撹拌した。次に、反応混合物を85℃まで温め、反応が完了するまで撹拌した。次に、反応混合物を減圧下にて濃縮し、分取TLC(33%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物を得た(480mg、収率61%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13NO3に対する計算値:160.10;実測値160.1。
工程6:エチル(2R,3R)-3-(メトキシメチル)-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、エチル(2R,3R)-3-(メトキシメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(480.0mg、3.02mmol)及びEt3N(2.1mL、15.0mmol)の、DCM(10mL)溶液に、Trt-Cl(1.681g、6.031mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温めて2時間撹拌した。混合物を濃縮した後、減圧下にて濃縮し、残渣を分取TLC(5%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(700mg、粗製)。
0℃で、エチル(2R,3R)-3-(メトキシメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(480.0mg、3.02mmol)及びEt3N(2.1mL、15.0mmol)の、DCM(10mL)溶液に、Trt-Cl(1.681g、6.031mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温めて2時間撹拌した。混合物を濃縮した後、減圧下にて濃縮し、残渣を分取TLC(5%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(700mg、粗製)。
工程7:(2R,3R)-3-(メトキシメチル)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
エチル(2R,3R)-3-(メトキシメチル)-1-(トリフェニルメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(200.0mg、0.498mmol)の、THF(5.0mL)及びH2O(5mL)の溶液に、LiOH・H2O(41.81mg、0.996mmol)を添加した。得られた溶液を室温で24時間撹拌した。次に、混合物をH2O(10mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(20mL)。次に、水層を、飽和NH4Cl水溶液でpH7まで酸性化し、EtOAcで抽出した(2×10mL)。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(60mg、収率32%)。LCMS(ESI)m/z:[M-H]C24H23NO3に対する計算値:372.16;実測値372.1。
エチル(2R,3R)-3-(メトキシメチル)-1-(トリフェニルメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(200.0mg、0.498mmol)の、THF(5.0mL)及びH2O(5mL)の溶液に、LiOH・H2O(41.81mg、0.996mmol)を添加した。得られた溶液を室温で24時間撹拌した。次に、混合物をH2O(10mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(20mL)。次に、水層を、飽和NH4Cl水溶液でpH7まで酸性化し、EtOAcで抽出した(2×10mL)。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(60mg、収率32%)。LCMS(ESI)m/z:[M-H]C24H23NO3に対する計算値:372.16;実測値372.1。
中間体A-18.(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(E)-N-(4-メトキシベンジリデン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド
70℃で、(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(2.50g)及びアニスアルデヒド(2.81g)のTi(OEt)4(20.0mL)溶液を、1時間撹拌した。得られた混合物を室温まで冷却し、EtOAc(60mL)で希釈した後、H2Oに注いだ。混合物を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄した(3×50mL)。得られた混合物をEtOAcで抽出し(3×50mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(4g、81%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H17NO2Sに対する計算値:240.11;実測値240.1.
工程2:エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、エチル2-ブロモアセテート(5.60g、33.5mmol)のTHF(100mL)溶液に、LiHMDS(THF中に1M、34mL、33.473mmol)を添加した。30分後、(E)-N-(4-メトキシベンジリデン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(4g、16.74mmol)のTHF(20mL)溶液を添加した。-78℃で、得られた混合物をさらに3時間撹拌した。次に、反応物を飽和NH4Cl水溶液でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(2.7g、収率50%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C16H23NO4Sに対する計算値:326.14;実測値:326.1。
70℃で、(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(2.50g)及びアニスアルデヒド(2.81g)のTi(OEt)4(20.0mL)溶液を、1時間撹拌した。得られた混合物を室温まで冷却し、EtOAc(60mL)で希釈した後、H2Oに注いだ。混合物を濾過し、濾塊をEtOAcで洗浄した(3×50mL)。得られた混合物をEtOAcで抽出し(3×50mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(4g、81%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H17NO2Sに対する計算値:240.11;実測値240.1.
工程2:エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、エチル2-ブロモアセテート(5.60g、33.5mmol)のTHF(100mL)溶液に、LiHMDS(THF中に1M、34mL、33.473mmol)を添加した。30分後、(E)-N-(4-メトキシベンジリデン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(4g、16.74mmol)のTHF(20mL)溶液を添加した。-78℃で、得られた混合物をさらに3時間撹拌した。次に、反応物を飽和NH4Cl水溶液でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(2.7g、収率50%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C16H23NO4Sに対する計算値:326.14;実測値:326.1。
工程3:(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボキシレート(800.0mg、2.68mmol)のTHF(2.0mL)溶液に、LiOH・H2O(309.46mg、7.38mmol)のH2O(3.0mL)溶液を添加した。得られた混合物を室温まで温めて4時間撹拌した。次に、混合物を飽和NH4Cl水溶液でpH6まで酸性化した後、EtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(690mg、収率94%)。LCMS(ESI)m/z:[M-H]C14H19NO4Sに対する計算値:296.10;実測値:296.2。
0℃で、エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボキシレート(800.0mg、2.68mmol)のTHF(2.0mL)溶液に、LiOH・H2O(309.46mg、7.38mmol)のH2O(3.0mL)溶液を添加した。得られた混合物を室温まで温めて4時間撹拌した。次に、混合物を飽和NH4Cl水溶液でpH6まで酸性化した後、EtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(690mg、収率94%)。LCMS(ESI)m/z:[M-H]C14H19NO4Sに対する計算値:296.10;実測値:296.2。
中間体A-19.(2S,3R)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:エチル(2R,3S)-2,3-ジヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエートの合成
0℃で、エチルp-メトキシシンナメート(5.0g、24.24mmol)の、tBuOH(70.0mL)及びH2O(70.0mL)の溶液に、AD-ミックス-α(33.80g、43.39mmol)及びメタンスルホンアミド(2.31mg、0.024mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温め、一晩撹拌した。次に、反応物を0℃まで冷却し、KHSO4(水溶液)でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×90mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(5.7g、収率88%)。
0℃で、エチルp-メトキシシンナメート(5.0g、24.24mmol)の、tBuOH(70.0mL)及びH2O(70.0mL)の溶液に、AD-ミックス-α(33.80g、43.39mmol)及びメタンスルホンアミド(2.31mg、0.024mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温め、一晩撹拌した。次に、反応物を0℃まで冷却し、KHSO4(水溶液)でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×90mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(5.7g、収率88%)。
工程2:エチル(2R,3S)-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエートの合成
0℃で、エチル(2R,3S)-2,3-ジヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエート(3.0g、12.49mmol)及びEt3N(0.174mL、1.249mmol)の、DCM(30.0mL)溶液に、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(2.76g、12.49mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、H2Oで希釈した。混合物をDCMで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(3.8g、収率68%)。LCMS(ESI)m/z:[M+Na]C18H19NO9Sに対する計算値:448.07;実測値448.2。
0℃で、エチル(2R,3S)-2,3-ジヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエート(3.0g、12.49mmol)及びEt3N(0.174mL、1.249mmol)の、DCM(30.0mL)溶液に、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(2.76g、12.49mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、H2Oで希釈した。混合物をDCMで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(3.8g、収率68%)。LCMS(ESI)m/z:[M+Na]C18H19NO9Sに対する計算値:448.07;実測値448.2。
工程3:エチル(2S,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエートの合成
0℃で、エチル(2R,3S)-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエート(1.20g、2.82mmol)のTHF溶液に、TBAF(THF中に1M、5.64mL、5.64mmol)及びTMSN3(648.79mg、5.64mmol)を添加した。得られた混合物を60℃まで加熱して、16時間撹拌した。次に、反応物を0℃にて冷却し、飽和NH4Cl水溶液でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2Oで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(33%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物を得た(540mg、収率71%)。
0℃で、エチル(2R,3S)-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエート(1.20g、2.82mmol)のTHF溶液に、TBAF(THF中に1M、5.64mL、5.64mmol)及びTMSN3(648.79mg、5.64mmol)を添加した。得られた混合物を60℃まで加熱して、16時間撹拌した。次に、反応物を0℃にて冷却し、飽和NH4Cl水溶液でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2Oで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(33%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物を得た(540mg、収率71%)。
工程4:エチル(2S,3R)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2S,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエート(440.0mg、1.659mmol)のDMF溶液に、PPh3(522.06mg、1.99mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌した後、80℃まで加熱して一晩撹拌した。次に、混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2O(2×100mL)で洗浄して無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(25%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物を得た(200mg、収率52%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H15NO3に対する計算値:222.12;実測値:222.1。
エチル(2S,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエート(440.0mg、1.659mmol)のDMF溶液に、PPh3(522.06mg、1.99mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌した後、80℃まで加熱して一晩撹拌した。次に、混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2O(2×100mL)で洗浄して無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(25%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物を得た(200mg、収率52%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H15NO3に対する計算値:222.12;実測値:222.1。
工程5:(2S,3R)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2S,3R)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボキシレート(200.0mg、0.904mmol)の、MeOH及びH2Oの溶液に、LiOH・H2O(86.6mg、3.62mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、HCl(水溶液)でpH7まで中和した。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2Oで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(180mg、収率98%)。LCMS(ESI)m/z:[M-H]C10H11NO3に対する計算値:192.07;実測値:192.0。
0℃で、エチル(2S,3R)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボキシレート(200.0mg、0.904mmol)の、MeOH及びH2Oの溶液に、LiOH・H2O(86.6mg、3.62mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、HCl(水溶液)でpH7まで中和した。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2Oで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(180mg、収率98%)。LCMS(ESI)m/z:[M-H]C10H11NO3に対する計算値:192.07;実測値:192.0。
中間体A-20.(2R,3S)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:エチル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエートの合成
0℃で、エチルp-メトキシシンナメート(5.0g、24.24mmol)の、tBuOH(70.0mL)及びH2O(70.0mL)の溶液に、AD-ミックス-β(33.80g、43.39mmol)及びメタンスルホンアミド(2.31mg、0.024mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温め、一晩撹拌した。次に、反応物を0℃まで冷却し、KHSO4(水溶液)でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×90mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(5.7g、収率88%)。
0℃で、エチルp-メトキシシンナメート(5.0g、24.24mmol)の、tBuOH(70.0mL)及びH2O(70.0mL)の溶液に、AD-ミックス-β(33.80g、43.39mmol)及びメタンスルホンアミド(2.31mg、0.024mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで温め、一晩撹拌した。次に、反応物を0℃まで冷却し、KHSO4(水溶液)でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×90mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(5.7g、収率88%)。
工程2:エチル(2S,3R)-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエートの合成
0℃で、エチル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエート(5.80g、24.14mmol)及びEt3N(10.1mL、72.42mmol)のDCM(30.0mL)溶液に、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(5.34g、24.1mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、H2Oで希釈した。混合物をDCMで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(7.2g、収率67%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C18H19NO9Sに対する計算値:426.09;実測値426.2。
0℃で、エチル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエート(5.80g、24.14mmol)及びEt3N(10.1mL、72.42mmol)のDCM(30.0mL)溶液に、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(5.34g、24.1mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、H2Oで希釈した。混合物をDCMで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(7.2g、収率67%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C18H19NO9Sに対する計算値:426.09;実測値426.2。
工程3:エチル(2R,3R)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエートの合成
0℃で、エチル(2S,3R)-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエート(5.0g、11.75mmol)のTHF溶液に、TBAF(THF中に1M、23.5mL、23.51mmol)及びTMSN3(2.7g、23.5mmol)を添加した。得られた混合物を60℃まで加熱して、16時間撹拌した。次に、反応物を0℃にて冷却し、飽和NH4Cl水溶液でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2Oで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(33%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物を得た(2.3g、収率70%)。
0℃で、エチル(2S,3R)-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエート(5.0g、11.75mmol)のTHF溶液に、TBAF(THF中に1M、23.5mL、23.51mmol)及びTMSN3(2.7g、23.5mmol)を添加した。得られた混合物を60℃まで加熱して、16時間撹拌した。次に、反応物を0℃にて冷却し、飽和NH4Cl水溶液でクエンチした。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2Oで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(33%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物を得た(2.3g、収率70%)。
工程4:エチル(2R,3S)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2R,3R)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエート(2.30g、8.67mmol)のDMF溶液に、PPh3(2.73g、10.4mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌した後、80℃まで加熱して一晩撹拌した。次に、混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2O(2×100mL)で洗浄して無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(1.6g、収率79%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H15NO3に対する計算値:222.12;実測値:222.1。
エチル(2R,3R)-2-アジド-3-ヒドロキシ-3-(4-メトキシフェニル)プロパノエート(2.30g、8.67mmol)のDMF溶液に、PPh3(2.73g、10.4mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌した後、80℃まで加熱して一晩撹拌した。次に、混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2O(2×100mL)で洗浄して無水Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(25%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(1.6g、収率79%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H15NO3に対する計算値:222.12;実測値:222.1。
工程5:(2R,3S)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2S,3R)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボキシレート(200.0mg、0.904mmol)の、MeOH及びH2Oの溶液に、LiOH・H2O(86.6mg、3.62mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、HCl(水溶液)でpH7まで中和した。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2Oで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(180mg、収率98%)。LCMS(ESI)m/z:[M-H]C10H11NO3に対する計算値:192.07;実測値:192.0。
0℃で、エチル(2S,3R)-3-(4-メトキシフェニル)アジリジン-2-カルボキシレート(200.0mg、0.904mmol)の、MeOH及びH2Oの溶液に、LiOH・H2O(86.6mg、3.62mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、HCl(水溶液)でpH7まで中和した。混合物をEtOAcで抽出し(3×100mL)、合わせた有機層をH2Oで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(180mg、収率98%)。LCMS(ESI)m/z:[M-H]C10H11NO3に対する計算値:192.07;実測値:192.0。
中間体A-21.(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(S,E)-N-ベンジリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミドの合成
(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(2.50g、20.6mmol)、チタンエトキシド(9.41g、41.25mmol)、及びベンズアルデヒド(2.19g、20.7mmol)の溶液を70℃で1時間加熱し、冷却してH2O(250mL)で希釈した。水層をEtOAcで抽出し(3×80mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮し、所望の生成物(4.3g、粗製)を得て、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H15NOSに対する計算値:210.10;実測値210.2。
(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(2.50g、20.6mmol)、チタンエトキシド(9.41g、41.25mmol)、及びベンズアルデヒド(2.19g、20.7mmol)の溶液を70℃で1時間加熱し、冷却してH2O(250mL)で希釈した。水層をEtOAcで抽出し(3×80mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮し、所望の生成物(4.3g、粗製)を得て、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H15NOSに対する計算値:210.10;実測値210.2。
工程2:エチル(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、エチルブロモアセテート(798mg、4.78mmol)のTHF(15mL)溶液に、LiHMDS(THF中に1M、4.78mL、4.78mmol)を添加した。1時間後、(S,E)-N-ベンジリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(500mg、2.39mmol)のTHF(5mL)溶液を、少量ずつ20分にわたり添加した。反応混合物を-78℃で2時間撹拌した後、飽和NH4Clを添加することによりクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×40mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×30mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。逆相クロマトグラフィー(30→60%MeCN/H2O、0.1%HCO2H)による精製によって、所望の生成物を得た(480mg、61%収率)。
-78℃で、エチルブロモアセテート(798mg、4.78mmol)のTHF(15mL)溶液に、LiHMDS(THF中に1M、4.78mL、4.78mmol)を添加した。1時間後、(S,E)-N-ベンジリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(500mg、2.39mmol)のTHF(5mL)溶液を、少量ずつ20分にわたり添加した。反応混合物を-78℃で2時間撹拌した後、飽和NH4Clを添加することによりクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×40mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×30mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。逆相クロマトグラフィー(30→60%MeCN/H2O、0.1%HCO2H)による精製によって、所望の生成物を得た(480mg、61%収率)。
LCMS(ESI)m/z:[M+H]C15H21NO3Sに対する計算値:296.13;実測値296.2。
工程3:(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレート(600mg、2.03mmol)のTHF(4.0mL)溶液に、LiOH(97.2mg、4.06mmol)のH2O(4.0mL)溶液を添加した。得られた混合物を2時間、0℃で撹拌した後、1MのHClにより、pH5まで酸性化した。水層をEtOAcで抽出し(3×40mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×20mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮し、所望の化合物(450mg、粗製)を得て、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO3Sに対する計算値:268.10;実測値268.1。
工程3:(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレート(600mg、2.03mmol)のTHF(4.0mL)溶液に、LiOH(97.2mg、4.06mmol)のH2O(4.0mL)溶液を添加した。得られた混合物を2時間、0℃で撹拌した後、1MのHClにより、pH5まで酸性化した。水層をEtOAcで抽出し(3×40mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×20mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮し、所望の化合物(450mg、粗製)を得て、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO3Sに対する計算値:268.10;実測値268.1。
中間体A-22.(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(R,E)-N-ベンジリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミドの合成
(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(2.50g、20.6mmol)、チタンテトラエトキシド(9.41g、41.3mmol)、及びベンズアルデヒド(2.19g、20.6mmol)の溶液を70℃で1時間加熱し、冷却してH2O(250mL)で希釈した。水層をEtOAcで抽出し(3×90mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮し、所望の生成物(4.2g、粗製)を得て、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H15NOSに対する計算値:210.10;実測値210.1。
(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(2.50g、20.6mmol)、チタンテトラエトキシド(9.41g、41.3mmol)、及びベンズアルデヒド(2.19g、20.6mmol)の溶液を70℃で1時間加熱し、冷却してH2O(250mL)で希釈した。水層をEtOAcで抽出し(3×90mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×100mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮し、所望の生成物(4.2g、粗製)を得て、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H15NOSに対する計算値:210.10;実測値210.1。
工程2:エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、エチルブロモアセテート(6.38g、38.2mmol)のTHF(150mL)溶液に、LiHMDS(THF中に1M、7.19mL、42.9mmol)を添加した。1時間後、(R,E)-N-ベンジリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(4.0g、19.1mmol)のTHF(50mL)溶液を、少量ずつ20分にわたり添加した。反応混合物を-78℃で2時間撹拌した後、飽和NH4Clを添加することによりクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×80mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×60mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。逆相クロマトグラフィー(30→60%MeCN/H2O、0.1%HCO2H)による精製によって、所望の生成物を得た(3.9g、62%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C15H21NO3Sに対する計算値:296.13;実測値296.2。
工程3:(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレート(200mg、0.677mmol)のTHF(1.5mL)溶液に、LiOH(32.4mg、1.35mmol)のH2O(1.3mL)溶液を添加した。得られた混合物を2時間、0℃で撹拌した後、1MのHClにより、pH5まで酸性化した。水層をEtOAcで抽出し(3×20mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×10mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮し、所望の化合物(220mg、粗製)を得て、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO3Sに対する計算値:268.10;実測値268.4。
-78℃で、エチルブロモアセテート(6.38g、38.2mmol)のTHF(150mL)溶液に、LiHMDS(THF中に1M、7.19mL、42.9mmol)を添加した。1時間後、(R,E)-N-ベンジリデン-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(4.0g、19.1mmol)のTHF(50mL)溶液を、少量ずつ20分にわたり添加した。反応混合物を-78℃で2時間撹拌した後、飽和NH4Clを添加することによりクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3×80mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×60mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。逆相クロマトグラフィー(30→60%MeCN/H2O、0.1%HCO2H)による精製によって、所望の生成物を得た(3.9g、62%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C15H21NO3Sに対する計算値:296.13;実測値296.2。
工程3:(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-フェニルアジリジン-2-カルボキシレート(200mg、0.677mmol)のTHF(1.5mL)溶液に、LiOH(32.4mg、1.35mmol)のH2O(1.3mL)溶液を添加した。得られた混合物を2時間、0℃で撹拌した後、1MのHClにより、pH5まで酸性化した。水層をEtOAcで抽出し(3×20mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×10mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮し、所望の化合物(220mg、粗製)を得て、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO3Sに対する計算値:268.10;実測値268.4。
中間体A-23.(2R,3S)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:エチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-2,3-ジヒドロキシプロパノエートの合成
エチル(E)-3-シクロプロピルアクリレート(10.4mL、71mmol)の、tert-BuOH(270mL)及びH2O(270mL)の溶液を、0℃で撹拌した。5分後、MsNH2(6.8g、71mmol)及び(DHQD)2PHAL(100g、130mmol)を添加し、反応混合物を室温まで温めた。一晩撹拌した後、飽和Na2SO3を添加し、混合物を30分間撹拌した。混合物をKH2PO4で、pH6まで酸性化した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(33%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(5.5g、44%収率)。
エチル(E)-3-シクロプロピルアクリレート(10.4mL、71mmol)の、tert-BuOH(270mL)及びH2O(270mL)の溶液を、0℃で撹拌した。5分後、MsNH2(6.8g、71mmol)及び(DHQD)2PHAL(100g、130mmol)を添加し、反応混合物を室温まで温めた。一晩撹拌した後、飽和Na2SO3を添加し、混合物を30分間撹拌した。混合物をKH2PO4で、pH6まで酸性化した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(33%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(5.5g、44%収率)。
工程2:エチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエートの合成
エチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-2,3-ジヒドロキシプロパノエート(5.40g、31.0mmol)及びEt3N(13.0mL、93.0mmol)の、DCM(20mL)溶液を0℃で撹拌し、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(6.53g、29.5mmol)のDCM(10mL)溶液を添加した。反応混合物を1.5時間撹拌した後、DCMで抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(33%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(6.9g、62%収率)。
エチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-2,3-ジヒドロキシプロパノエート(5.40g、31.0mmol)及びEt3N(13.0mL、93.0mmol)の、DCM(20mL)溶液を0℃で撹拌し、4-ニトロベンゼンスルホニルクロリド(6.53g、29.5mmol)のDCM(10mL)溶液を添加した。反応混合物を1.5時間撹拌した後、DCMで抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(33%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(6.9g、62%収率)。
工程3:エチル(2R,3R)-2-アジド-3-シクロプロピル-3-ヒドロキシプロパノエートの合成
エチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエート(6.90g、19.2mmol)及びNaN3(6.24g、96.0mmol)の、DMF(70.0mL)との混合物を、50℃まで加熱した。反応混合物を5時間撹拌した後、EtOAcで抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(2.8g、73%収率)。
エチル(2S,3R)-3-シクロプロピル-3-ヒドロキシ-2-(((4-ニトロフェニル)スルホニル)オキシ)プロパノエート(6.90g、19.2mmol)及びNaN3(6.24g、96.0mmol)の、DMF(70.0mL)との混合物を、50℃まで加熱した。反応混合物を5時間撹拌した後、EtOAcで抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(100mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(2.8g、73%収率)。
工程4:エチル(2R,3S)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
トリフェニルホスフィン(1.84g、7.02mmol)の、DMF(5mL)との混合物を、0℃で撹拌した。5分後、エチル(2R,3R)-2-アジド-3-シクロプロピル-3-ヒドロキシプロパノエート(1.40g、7.03mmol)を添加し、反応物を室温まで温めた。反応混合物を80℃まで加熱し、1時間撹拌した。次に、混合物を室温まで冷却し、EtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(230mg、46%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H13NO2に対する計算値:156.10;実測値156.2。
トリフェニルホスフィン(1.84g、7.02mmol)の、DMF(5mL)との混合物を、0℃で撹拌した。5分後、エチル(2R,3R)-2-アジド-3-シクロプロピル-3-ヒドロキシプロパノエート(1.40g、7.03mmol)を添加し、反応物を室温まで温めた。反応混合物を80℃まで加熱し、1時間撹拌した。次に、混合物を室温まで冷却し、EtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(20%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(230mg、46%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H13NO2に対する計算値:156.10;実測値156.2。
工程5:リチウム(2R,3S)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2R,3S)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(230mg、1.5mmol)の、MeOH(3.0mL)との混合物に、LiOH・H2O(125mg、3.0mmol)を添加した。反応物を3時間撹拌した後、濾過した。濾液を減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(150mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C6H9NO2に対する計算値:128.07;実測値128.2.
中間体A-24.(2S,3R)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
エチル(2R,3S)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(230mg、1.5mmol)の、MeOH(3.0mL)との混合物に、LiOH・H2O(125mg、3.0mmol)を添加した。反応物を3時間撹拌した後、濾過した。濾液を減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(150mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C6H9NO2に対する計算値:128.07;実測値128.2.
中間体A-24.(2S,3R)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:エチル(2S,3R)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、PPh3(1.4g、5.4mmol)の、DMF(15.0mL)との混合物を撹拌した。30分後、エチル(2S,3S)-2-アジド-3-シクロプロピル-3-ヒドロキシプロパノエート(980mg、4.92mmol)を添加した。反応混合物を80℃まで加熱した。2時間後、H2O(20mL)を添加することで反応物をクエンチし、EtOAcで抽出した(3×30mL)。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(500mg、65%収率)。
0℃で、PPh3(1.4g、5.4mmol)の、DMF(15.0mL)との混合物を撹拌した。30分後、エチル(2S,3S)-2-アジド-3-シクロプロピル-3-ヒドロキシプロパノエート(980mg、4.92mmol)を添加した。反応混合物を80℃まで加熱した。2時間後、H2O(20mL)を添加することで反応物をクエンチし、EtOAcで抽出した(3×30mL)。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(500mg、65%収率)。
工程2:リチウム(2S,3R)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2S,3R)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(450mg、2.9mmol)の、THF(6.0mL)及びH2O(2.0mL)の溶液に、LiOH(90mg、3.8mmol)を添加した。反応物を2時間撹拌した後、濾過した。濾液を減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(300mg、粗製)。
エチル(2S,3R)-3-シクロプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(450mg、2.9mmol)の、THF(6.0mL)及びH2O(2.0mL)の溶液に、LiOH(90mg、3.8mmol)を添加した。反応物を2時間撹拌した後、濾過した。濾液を減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(300mg、粗製)。
中間体A-25.カリウム(S)-1-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
工程1:ベンジルイソプロピル-L-セリネートの合成
0℃で、ベンジルL-セリネート(3.65g、18.69mmol)、KOAc(1.83g、18.69mmol)、及びアセトン(2.5mL、33.66mmol)のDCM(60.0mL)溶液に、NaBH(AcO)3(4.76g、22.436mmol)を少量ずつ添加した。得られた混合物を一晩室温で撹拌した。室温で飽和NaHCO3水溶液(50mL)を添加することで、反応物をクエンチした。得られた混合物をDCMで抽出した(3×80mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(67%EtOAc/ヘキサン)により精製し、所望の生成物(2.7g、収率61%)をオフホワイト固体として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H19NO3に対する計算値:238.14;実測値238.2。
0℃で、ベンジルL-セリネート(3.65g、18.69mmol)、KOAc(1.83g、18.69mmol)、及びアセトン(2.5mL、33.66mmol)のDCM(60.0mL)溶液に、NaBH(AcO)3(4.76g、22.436mmol)を少量ずつ添加した。得られた混合物を一晩室温で撹拌した。室温で飽和NaHCO3水溶液(50mL)を添加することで、反応物をクエンチした。得られた混合物をDCMで抽出した(3×80mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(67%EtOAc/ヘキサン)により精製し、所望の生成物(2.7g、収率61%)をオフホワイト固体として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H19NO3に対する計算値:238.14;実測値238.2。
工程2:ベンジル(S)-1-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、ベンジルイソプロピル-L-セリネート(2.70g、11.378mmol)、Et3N(4.75mL、34.134mmol)、及びDMAP(2.57mg、0.021mmol)のDCM(50.0mL)溶液に、TsCl(2.60g、13.65mmol)のDCM溶液を滴加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、4時間40℃で撹拌した。反応混合物をH2O(80mL)で希釈した後、DCMで抽出した(2×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(30mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサン)により精製し、所望の生成物を得た(2.3g、93%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO2に対する計算値:220.13;実測値220.1。
0℃で、ベンジルイソプロピル-L-セリネート(2.70g、11.378mmol)、Et3N(4.75mL、34.134mmol)、及びDMAP(2.57mg、0.021mmol)のDCM(50.0mL)溶液に、TsCl(2.60g、13.65mmol)のDCM溶液を滴加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した後、4時間40℃で撹拌した。反応混合物をH2O(80mL)で希釈した後、DCMで抽出した(2×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(30mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサン)により精製し、所望の生成物を得た(2.3g、93%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO2に対する計算値:220.13;実測値220.1。
工程3:カリウム(S)-1-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、ベンジル(S)-1-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(800.0mg、3.65mmol)の、H2O(6.0mL)及びTHF(8.0mL)の溶液に、KOH(245.62mg、4.378mmol)のH2O(2.0mL)溶液を滴加した。得られた混合物を2時間室温で撹拌した。混合物をH2O(10mL)で希釈し、水層をMTBEで洗浄した(3×8mL)。水層を凍結乾燥により乾燥させ、所望の生成物を得た(400mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C6H11NO2に対する計算値:130.09;実測値130.0。
0℃で、ベンジル(S)-1-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(800.0mg、3.65mmol)の、H2O(6.0mL)及びTHF(8.0mL)の溶液に、KOH(245.62mg、4.378mmol)のH2O(2.0mL)溶液を滴加した。得られた混合物を2時間室温で撹拌した。混合物をH2O(10mL)で希釈し、水層をMTBEで洗浄した(3×8mL)。水層を凍結乾燥により乾燥させ、所望の生成物を得た(400mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C6H11NO2に対する計算値:130.09;実測値130.0。
中間体A-26.カリウム(R)-1-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
工程1:ベンジルイソプロピル-D-セリネートの合成
0℃で、ベンジルD-セリネート(2.10g、10.757mmol)、KOAc(1.06g、10.757mmol)、及びアセトン(1.2mL、16.136mmol)のDCM(40.0mL)溶液に、NaBH(AcO)3(2.96g、13.984mmol)の溶液を少量ずつ添加した。得られた混合物を一晩室温で撹拌した。飽和NaHCO3水溶液(50mL)を添加することで反応物をクエンチし、混合物をDCMで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(67%EtOAc/ヘキサン)により精製し、所望の生成物を得た(1.7g、67%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H19NO3に対する計算値:238.14;実測値238.0。
0℃で、ベンジルD-セリネート(2.10g、10.757mmol)、KOAc(1.06g、10.757mmol)、及びアセトン(1.2mL、16.136mmol)のDCM(40.0mL)溶液に、NaBH(AcO)3(2.96g、13.984mmol)の溶液を少量ずつ添加した。得られた混合物を一晩室温で撹拌した。飽和NaHCO3水溶液(50mL)を添加することで反応物をクエンチし、混合物をDCMで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(67%EtOAc/ヘキサン)により精製し、所望の生成物を得た(1.7g、67%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H19NO3に対する計算値:238.14;実測値238.0。
工程2:ベンジル(R)-1-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、ベンジルイソプロピル-D-セリネート(1.75g、7.375mmol)、Et3N(2.58mL、18.437mmol)、及びDMAP(90.09mg、0.737mmol)の、DCM(30.0mL)溶液に、TsCl(1.69g、8.850mmol)のDCM溶液を滴加した。得られた混合物を一晩室温で撹拌した後、4時間、40℃で撹拌した。混合物をH2O(80mL)で希釈した後、DCMで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサン)により精製し、所望の生成物を得た(1.4g、87%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO2に対する計算値:220.13;実測値219.9。
0℃で、ベンジルイソプロピル-D-セリネート(1.75g、7.375mmol)、Et3N(2.58mL、18.437mmol)、及びDMAP(90.09mg、0.737mmol)の、DCM(30.0mL)溶液に、TsCl(1.69g、8.850mmol)のDCM溶液を滴加した。得られた混合物を一晩室温で撹拌した後、4時間、40℃で撹拌した。混合物をH2O(80mL)で希釈した後、DCMで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサン)により精製し、所望の生成物を得た(1.4g、87%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO2に対する計算値:220.13;実測値219.9。
工程3:カリウム(R)-1-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、ベンジル(R)-1-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(600.0mg、2.736mmol)の、H2O(3.0mL)及びTHF(5.0mL)の溶液に、KOH(184.22mg、3.283mmol)のH2O(2.0mL)溶液を滴加した。得られた混合物を2時間室温で撹拌した。次に、混合物をH2O(10mL)で希釈し、水層をMTBEで洗浄した(3×8mL)。次に、水層を凍結乾燥により乾燥させ、所望の生成物を得た(260mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C6H11NO2に対する計算値:130.09;実測値130.1。
0℃で、ベンジル(R)-1-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(600.0mg、2.736mmol)の、H2O(3.0mL)及びTHF(5.0mL)の溶液に、KOH(184.22mg、3.283mmol)のH2O(2.0mL)溶液を滴加した。得られた混合物を2時間室温で撹拌した。次に、混合物をH2O(10mL)で希釈し、水層をMTBEで洗浄した(3×8mL)。次に、水層を凍結乾燥により乾燥させ、所望の生成物を得た(260mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C6H11NO2に対する計算値:130.09;実測値130.1。
中間体A-27.(S)-1-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:ベンジル(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(500.0mg、1.518mmol)、ベンジルアルコール(246.2mg、2.277mmol)、及びDIPEA(0.793mL、4.554mmol)のMeCN(10.0mL)溶液に、HATU(1.73mg、4.554mmol)を添加した。得られた溶液を3時間室温で撹拌した後、減圧下にて濃縮した。粗残渣を分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(300mg、47%収率)をオフホワイト固体として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+Na]C29H25NO2に対する計算値:442.18;実測値442.3。
(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(500.0mg、1.518mmol)、ベンジルアルコール(246.2mg、2.277mmol)、及びDIPEA(0.793mL、4.554mmol)のMeCN(10.0mL)溶液に、HATU(1.73mg、4.554mmol)を添加した。得られた溶液を3時間室温で撹拌した後、減圧下にて濃縮した。粗残渣を分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物(300mg、47%収率)をオフホワイト固体として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+Na]C29H25NO2に対する計算値:442.18;実測値442.3。
工程2:ベンジル(S)-アジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、ベンジル(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレート(300.0mg、0.715mmol)のDCM(5.0mL)溶液に、TFA(326.2mg、2.860mmol)及びEt3SiH(332.6mg、2.860mmol)を添加した。得られた混合物を0℃で3時間撹拌した後、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(10%MeOH/DCM)により精製し、所望の生成物を得た(130mg、82%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C10H11NO2に対する計算値:178.09;実測値178.2。
0℃で、ベンジル(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレート(300.0mg、0.715mmol)のDCM(5.0mL)溶液に、TFA(326.2mg、2.860mmol)及びEt3SiH(332.6mg、2.860mmol)を添加した。得られた混合物を0℃で3時間撹拌した後、減圧下にて濃縮した。残渣を分取TLC(10%MeOH/DCM)により精製し、所望の生成物を得た(130mg、82%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C10H11NO2に対する計算値:178.09;実測値178.2。
工程3:ベンジル(S)-1-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
室温で、ベンジル(S)-アジリジン-2-カルボキシレート(400.0mg、2.257mmol)及びtert-ブチル(2-ヨードエトキシ)ジフェニルシラン(1.85g、4.52mmol)のDMSO(10.0mL)溶液に、K2CO3(935.9mg、6.772mmol)を添加した。混合物を60℃で5時間撹拌した。混合物をH2O(30.0mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(2×30mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。得られた残渣を分取TLC(20%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物を得た(200mg、収率15%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C28H33NO3Siに対する計算値:460.23;実測値460.0。
室温で、ベンジル(S)-アジリジン-2-カルボキシレート(400.0mg、2.257mmol)及びtert-ブチル(2-ヨードエトキシ)ジフェニルシラン(1.85g、4.52mmol)のDMSO(10.0mL)溶液に、K2CO3(935.9mg、6.772mmol)を添加した。混合物を60℃で5時間撹拌した。混合物をH2O(30.0mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(2×30mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。得られた残渣を分取TLC(20%EtOAc/石油エーテル)により精製し、所望の生成物を得た(200mg、収率15%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C28H33NO3Siに対する計算値:460.23;実測値460.0。
工程4:リチウム(S)-1-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
ベンジル(S)-1-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)アジリジン-2-カルボキシレート(200.0mg、0.435mmol)のMeOH(2.0mL)溶液に、LiOH・H2O(36.5mg、0.870mmol)を添加した。得られた混合物を一晩撹拌した後、減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(200mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C21H27NO3Siに対する計算値:370.18;実測値370.1。
ベンジル(S)-1-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)アジリジン-2-カルボキシレート(200.0mg、0.435mmol)のMeOH(2.0mL)溶液に、LiOH・H2O(36.5mg、0.870mmol)を添加した。得られた混合物を一晩撹拌した後、減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(200mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C21H27NO3Siに対する計算値:370.18;実測値370.1。
中間体A-28.(R)-1-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:メチルベンジル(R)-1-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
室温で、ベンジル(R)-アジリジン-2-カルボキシレート(600.0mg、3.386mmol)及びK2CO3(1.87g、13.544mmol)の、DMSO(8.0mL)溶液に、tert-ブチル(2-ヨードエトキシ)ジフェニルシラン(1.39g、3.386mmol)を少量ずつ添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、減圧下にて濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(60→90%MeCN/H2O)により精製し、所望の生成物(150mg、10%収率)を無色固体として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+Na]C28H33NO3Siに対する計算値:482.21;実測値482.3。
室温で、ベンジル(R)-アジリジン-2-カルボキシレート(600.0mg、3.386mmol)及びK2CO3(1.87g、13.544mmol)の、DMSO(8.0mL)溶液に、tert-ブチル(2-ヨードエトキシ)ジフェニルシラン(1.39g、3.386mmol)を少量ずつ添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次に、反応混合物を室温まで冷却し、減圧下にて濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(60→90%MeCN/H2O)により精製し、所望の生成物(150mg、10%収率)を無色固体として得た。LCMS(ESI)m/z:[M+Na]C28H33NO3Siに対する計算値:482.21;実測値482.3。
工程2:(R)-1-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、メチルベンジル(R)-1-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)アジリジン-2-カルボキシレート(180.0mg、0.392mmol)の、H2O(2.0mL)及びTHF(3.0mL)の溶液に、LiOH・H2O(32.87mg、0.392mmol)の水H2O(1.0mL)溶液を添加した。得られた混合物をH2O(6.0mL)で希釈し、水層をMTBEで洗浄した(3×4mL)。水層を凍結乾燥により乾燥させ、これにより所望の生成物を得た(140mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C21H27NO3Siに対する計算値:370.18;実測値370.0。
0℃で、メチルベンジル(R)-1-(2-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)エチル)アジリジン-2-カルボキシレート(180.0mg、0.392mmol)の、H2O(2.0mL)及びTHF(3.0mL)の溶液に、LiOH・H2O(32.87mg、0.392mmol)の水H2O(1.0mL)溶液を添加した。得られた混合物をH2O(6.0mL)で希釈し、水層をMTBEで洗浄した(3×4mL)。水層を凍結乾燥により乾燥させ、これにより所望の生成物を得た(140mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C21H27NO3Siに対する計算値:370.18;実測値370.0。
中間体A-29及びA-30.(2R,3S)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボン酸及び(2S,3R)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:エチル1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
1-エトキシ-2,2,2-トリフルオロエタン-1-オール(2.17mL、18.37mmol)及びp-メトキシベンジルアミン(1.89mL、14.58mmol)の、トルエン(46mL)溶液を、16時間、ディーンスターク条件下で還流させた。反応物を減圧下にて濃縮させ、得られた残渣をTHF(80mL)に溶解させ、-78℃まで冷却した。BF3・Et2O(0.360mL、2.92mmol)を溶液に添加した後、ジアゾ酢酸エチル(1.83mL、17.50mmol)を滴加した。反応物を4時間、室温で撹拌した。飽和NaHCO3水溶液(5mL)を添加することで反応混合物をクエンチし、得られた溶液をDCMで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をH2O(20mL)及びブライン(10mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(1→10%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(2g、収率45%)。
1-エトキシ-2,2,2-トリフルオロエタン-1-オール(2.17mL、18.37mmol)及びp-メトキシベンジルアミン(1.89mL、14.58mmol)の、トルエン(46mL)溶液を、16時間、ディーンスターク条件下で還流させた。反応物を減圧下にて濃縮させ、得られた残渣をTHF(80mL)に溶解させ、-78℃まで冷却した。BF3・Et2O(0.360mL、2.92mmol)を溶液に添加した後、ジアゾ酢酸エチル(1.83mL、17.50mmol)を滴加した。反応物を4時間、室温で撹拌した。飽和NaHCO3水溶液(5mL)を添加することで反応混合物をクエンチし、得られた溶液をDCMで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をH2O(20mL)及びブライン(10mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(1→10%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(2g、収率45%)。
工程2:エチル(2R,3S)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート、及びエチル(2S,3R)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(1g)を、SFC分離(カラム:REGIS(S,S)WHELK-O1(250mm*25mm、10um);移動相:[Neu-IPA];B%:13%-13%、分)により精製し、エチル(2R,3S)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(530mg)、及びエチル(2S,3R)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(470mg)を得た。
エチル1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(1g)を、SFC分離(カラム:REGIS(S,S)WHELK-O1(250mm*25mm、10um);移動相:[Neu-IPA];B%:13%-13%、分)により精製し、エチル(2R,3S)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(530mg)、及びエチル(2S,3R)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(470mg)を得た。
工程3:(2R,3S)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
エチル(2R,3S)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(430mg、1.42mmol)の、EtOH(4mL)及びH2O(6mL)の溶液に、NaOH(113.42mg、2.84mmol)を添加した。混合物を室温で5時間撹拌した。HCl(2M)で、混合物をpH1~2まで酸性化した。反応混合物をH2O(3mL)に注ぎ、水相をEtOAcで抽出した(3×3mL)。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(350mg、89%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H11FNO3に対する計算値:274.08;実測値274.1。
エチル(2R,3S)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(430mg、1.42mmol)の、EtOH(4mL)及びH2O(6mL)の溶液に、NaOH(113.42mg、2.84mmol)を添加した。混合物を室温で5時間撹拌した。HCl(2M)で、混合物をpH1~2まで酸性化した。反応混合物をH2O(3mL)に注ぎ、水相をEtOAcで抽出した(3×3mL)。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(350mg、89%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H11FNO3に対する計算値:274.08;実測値274.1。
工程4:(2S,3R)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
エチル(2S,3R)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(370mg、1.22mmol)の、H2O(2mL)及びEtOH(4mL)の溶液に、NaOH(97.59mg、2.44mmol)を添加した。混合物を室温で5時間撹拌した。HCl(2M)を添加することで、混合物をpH=1~2にした。反応混合物をH2O(3mL)に注ぎ、水相をEtOAcで抽出した(3×3mL)。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(300mg、89%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H11FNO3に対する計算値:234.08;実測値234.2。
エチル(2S,3R)-1-(4-メトキシベンジル)-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(370mg、1.22mmol)の、H2O(2mL)及びEtOH(4mL)の溶液に、NaOH(97.59mg、2.44mmol)を添加した。混合物を室温で5時間撹拌した。HCl(2M)を添加することで、混合物をpH=1~2にした。反応混合物をH2O(3mL)に注ぎ、水相をEtOAcで抽出した(3×3mL)。合わせた有機相をブライン(5mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(300mg、89%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C12H11FNO3に対する計算値:234.08;実測値234.2。
中間体A-31及びA-32.(2S,3S)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボン酸及び(2R,3R)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:エチル(2S,3R)-2,3-ジブロモ-4,4,4-トリフルオロブタノエートの合成
エチル(E)-4,4,4-トリフルオロブタ-2-エノエート(5g、29.74mmol、4.42mL)のCCl4(90mL)溶液に、Br2(1.69mL,37.72mmol)を添加し、溶液を75℃で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(10.72g、粗製)。
エチル(E)-4,4,4-トリフルオロブタ-2-エノエート(5g、29.74mmol、4.42mL)のCCl4(90mL)溶液に、Br2(1.69mL,37.72mmol)を添加し、溶液を75℃で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(10.72g、粗製)。
工程2:エチル(2S,3S)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2S,3R)-2,3-ジブロモ-4,4,4-トリフルオロブタノエート(10.72g、32.69mmol)のEtOH(30mL)溶液に、-5℃、N2下にて、BnNH2(12.47mL、114.42mmol)のEtOH(120mL)溶液をゆっくりと添加した。混合物を室温まで温めて15時間撹拌した。混合物を減圧下にて濃縮し、EtOAc(120mL)を残渣に添加した。沈殿物を濾過し、濾液をHCl(3%、180mL)及びH2O(100mL)で洗浄して、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(20%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(6.02g、収率67%)。
エチル(2S,3R)-2,3-ジブロモ-4,4,4-トリフルオロブタノエート(10.72g、32.69mmol)のEtOH(30mL)溶液に、-5℃、N2下にて、BnNH2(12.47mL、114.42mmol)のEtOH(120mL)溶液をゆっくりと添加した。混合物を室温まで温めて15時間撹拌した。混合物を減圧下にて濃縮し、EtOAc(120mL)を残渣に添加した。沈殿物を濾過し、濾液をHCl(3%、180mL)及びH2O(100mL)で洗浄して、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(20%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(6.02g、収率67%)。
工程3:エチル(2R,3R)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート、及び(2S,3S)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
Tetrahedron Asymmetry 1999,10,2361での手順に基づき、酵素スクリーニングプラットフォームにて、エチル(2R,3R)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート及び(2S,3S)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボン酸を合成した。
Tetrahedron Asymmetry 1999,10,2361での手順に基づき、酵素スクリーニングプラットフォームにて、エチル(2R,3R)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート及び(2S,3S)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボン酸を合成した。
工程5:(2R,3R)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
エチル(2R,3R)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(200mg、731.93μmol)のEtOH(5mL)溶液にNaOH(2M、548.95μL)を添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、EtOHを除去した。次に、混合物にHCl(1M)を添加してpHを1に調整し、EtOAcで抽出した(3×5mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×10mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して、所望の生成物を得た(138mg、収率77%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H10F3NO2に対する計算値:246.07;実測値245.9。
エチル(2R,3R)-1-ベンジル-3-(トリフルオロメチル)アジリジン-2-カルボキシレート(200mg、731.93μmol)のEtOH(5mL)溶液にNaOH(2M、548.95μL)を添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、EtOHを除去した。次に、混合物にHCl(1M)を添加してpHを1に調整し、EtOAcで抽出した(3×5mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×10mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して、所望の生成物を得た(138mg、収率77%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H10F3NO2に対する計算値:246.07;実測値245.9。
中間体A-33.1-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:メチル1-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
メチル2,3-ジブロモプロパノエート(515.46μL、4.07mmol)のMeOH(15mL)溶液に、DIPEA(3.54mL、20.33mmol)を添加した。添加後、混合物を15分間撹拌し、その後、オキセタン-3-アミン(297.25mg、4.07mmol)を滴加した。得られた混合物を室温にて12時間にわたって撹拌した。反応混合物をH2O(20mL)に注ぎ、水相をDCMで抽出した(2×25mL)。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(10%→30%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(380mg、収率60%)。
メチル2,3-ジブロモプロパノエート(515.46μL、4.07mmol)のMeOH(15mL)溶液に、DIPEA(3.54mL、20.33mmol)を添加した。添加後、混合物を15分間撹拌し、その後、オキセタン-3-アミン(297.25mg、4.07mmol)を滴加した。得られた混合物を室温にて12時間にわたって撹拌した。反応混合物をH2O(20mL)に注ぎ、水相をDCMで抽出した(2×25mL)。合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(10%→30%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(380mg、収率60%)。
工程2:1-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
メチル1-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(280mg、1.78mmol)のEtOH(3mL)溶液に、NaOH(2M、1.34mL)を室温で添加して、得られた混合物を3時間撹拌した。HCl(1M)を添加することで反応混合物をpH8まで調整し、凍結乾燥して所望の生成物を得た(200mg、78%収率)。
メチル1-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(280mg、1.78mmol)のEtOH(3mL)溶液に、NaOH(2M、1.34mL)を室温で添加して、得られた混合物を3時間撹拌した。HCl(1M)を添加することで反応混合物をpH8まで調整し、凍結乾燥して所望の生成物を得た(200mg、78%収率)。
中間体A-34.(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロブチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(S,E)-N-(シクロブチルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミドの合成
シクロブタンカルバルデヒド(0.5g、5.94mmol)のTHF(10mL)溶液に、(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(792.48mg、6.54mmol)及びTi(OEt)4(2.47mL、11.89mmol)を添加した。混合物を75℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、さらなるブライン(30mL)でクエンチし、濾過して固体を除去した。混合物をEtOAcで抽出した(3×30mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×10mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して残渣を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(2%→10%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(907.3mg、収率40%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H17NOSに対する計算値:188.1;実測値188.3。
シクロブタンカルバルデヒド(0.5g、5.94mmol)のTHF(10mL)溶液に、(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(792.48mg、6.54mmol)及びTi(OEt)4(2.47mL、11.89mmol)を添加した。混合物を75℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、さらなるブライン(30mL)でクエンチし、濾過して固体を除去した。混合物をEtOAcで抽出した(3×30mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×10mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して残渣を得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(2%→10%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(907.3mg、収率40%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H17NOSに対する計算値:188.1;実測値188.3。
工程2:エチル(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロブチルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、エチル2-ブロモアセテート(1.60g、9.61mmol、1.06mL)のTHF(9mL)溶液にLiHMDS(1M、9.61mL)を添加し、2分後、(S,E)-N-(シクロブチルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.9g、4.81mmol)を添加した。混合物を-78℃で2時間撹拌した。-78℃で、さらなるH2O(25mL)により反応混合物をクエンチし、室温まで温めた後、混合物をEtOAcで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×5mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(10%→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(426mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H23NO3Sに対する計算値:274.14;実測値274.3。
-78℃で、エチル2-ブロモアセテート(1.60g、9.61mmol、1.06mL)のTHF(9mL)溶液にLiHMDS(1M、9.61mL)を添加し、2分後、(S,E)-N-(シクロブチルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.9g、4.81mmol)を添加した。混合物を-78℃で2時間撹拌した。-78℃で、さらなるH2O(25mL)により反応混合物をクエンチし、室温まで温めた後、混合物をEtOAcで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×5mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(10%→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(426mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H23NO3Sに対する計算値:274.14;実測値274.3。
工程3:(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロブチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロブチルアジリジン-2-カルボキシレート(100mg、365.78μmol)の、MeCN(0.5mL)及びH2O(0.5mL)の溶液に、NaOH(21.95mg、548.67μmol)を添加し、混合物を室温まで温めて2時間撹拌した。10%のクエン酸水溶液(約10mL)を添加することにより、反応混合物をpH5に調整し、その後、EtOAcで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×5mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(92.6mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H19NO3Sに対する計算値:246.11;実測値246.3。
0℃で、(2S,3S)-1-((S)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロブチルアジリジン-2-カルボキシレート(100mg、365.78μmol)の、MeCN(0.5mL)及びH2O(0.5mL)の溶液に、NaOH(21.95mg、548.67μmol)を添加し、混合物を室温まで温めて2時間撹拌した。10%のクエン酸水溶液(約10mL)を添加することにより、反応混合物をpH5に調整し、その後、EtOAcで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×5mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(92.6mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H19NO3Sに対する計算値:246.11;実測値246.3。
中間体A-35.(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロブチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(R,E)-N-(シクロブチルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミドの合成
シクロブタンカルバルデヒド(0.25g、2.97mmol)のTHF(5mL)溶液に、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(396.24mg、3.27mmol)及びTi(OEt)4(1.36g、5.94mmol、1.23mL)を添加した。混合物を、2つのバッチで、75℃で3時間撹拌した。2つのバッチを合わせ、ブライン(15mL)を添加することで、反応混合物をクエンチした。溶液をEtOAcで抽出し(3×20mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×5mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(10%→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(786.7mg、収率71%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H17NOSに対する計算値:188.1;実測値188.3。
シクロブタンカルバルデヒド(0.25g、2.97mmol)のTHF(5mL)溶液に、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(396.24mg、3.27mmol)及びTi(OEt)4(1.36g、5.94mmol、1.23mL)を添加した。混合物を、2つのバッチで、75℃で3時間撹拌した。2つのバッチを合わせ、ブライン(15mL)を添加することで、反応混合物をクエンチした。溶液をEtOAcで抽出し(3×20mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×5mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(10%→20%EtOAc/石油エーテル)により精製して、所望の生成物を得た(786.7mg、収率71%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H17NOSに対する計算値:188.1;実測値188.3。
工程2:エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロブチルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、エチル2-ブロモアセテート(236.19μL、2.14mmol)のTHF(2mL)溶液にLiHMDS(1M、2.14mL)を添加し、30分後、(R,E)-N-(シクロブチルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.2g、1.07mmol)を添加した。混合物を-40℃まで温め、4時間撹拌した。-40℃でH2O(18mL)を添加することで反応混合物をクエンチし、室温まで温めた。混合物をEtOAcで抽出し(3×15mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×5mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して残渣を得、これを分取TLC(20%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(0.1g、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H23NO3Sに対する計算値:274.14;実測値274.3。
-78℃で、エチル2-ブロモアセテート(236.19μL、2.14mmol)のTHF(2mL)溶液にLiHMDS(1M、2.14mL)を添加し、30分後、(R,E)-N-(シクロブチルメチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.2g、1.07mmol)を添加した。混合物を-40℃まで温め、4時間撹拌した。-40℃でH2O(18mL)を添加することで反応混合物をクエンチし、室温まで温めた。混合物をEtOAcで抽出し(3×15mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×5mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して残渣を得、これを分取TLC(20%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を得た(0.1g、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H23NO3Sに対する計算値:274.14;実測値274.3。
工程3:(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロブチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
2つのバッチで、0℃で、エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロブチルアジリジン-2-カルボキシレート(25mg、91.44μmol)の、MeCN(0.25mL)及びH2O(0.25mL)の溶液に、NaOH(5.49mg、137.17μmol)を添加し、混合物を室温まで温めて5時間撹拌した。反応混合物を合わせ、10%クエン酸水溶液(10mL)によりpHを5に調整した後、EtOAcで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×5mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(53mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H19NO3Sに対する計算値:246.11;実測値246.2。
2つのバッチで、0℃で、エチル(2R,3R)-1-((R)-tert-ブチルスルフィニル)-3-シクロブチルアジリジン-2-カルボキシレート(25mg、91.44μmol)の、MeCN(0.25mL)及びH2O(0.25mL)の溶液に、NaOH(5.49mg、137.17μmol)を添加し、混合物を室温まで温めて5時間撹拌した。反応混合物を合わせ、10%クエン酸水溶液(10mL)によりpHを5に調整した後、EtOAcで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×5mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(53mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H19NO3Sに対する計算値:246.11;実測値246.2。
中間体A-36.リチウム(R)-1-(3-メトキシプロピル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
工程1:ベンジル(R)-1-(3-メトキシプロピル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
60℃で、ベンジル(R)-アジリジン-2-カルボキシレート(350.0mg、1.975mmol)及びK2CO3(545.95mg、3.950mmol)の、DMSO(4mL)との混合物に、1-ヨード-3-メトキシプロパン(790.13mg、3.950mmol)を添加した。得られた混合物を2時間撹拌した後、室温まで冷却し、ブライン(50mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層を、減圧下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィー(30%→38%MeCN/H2O)により精製して、所望の生成物を得た(170mg、31%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C14H19NO3に対する計算値:250.14;実測値:250.2。
60℃で、ベンジル(R)-アジリジン-2-カルボキシレート(350.0mg、1.975mmol)及びK2CO3(545.95mg、3.950mmol)の、DMSO(4mL)との混合物に、1-ヨード-3-メトキシプロパン(790.13mg、3.950mmol)を添加した。得られた混合物を2時間撹拌した後、室温まで冷却し、ブライン(50mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層を、減圧下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィー(30%→38%MeCN/H2O)により精製して、所望の生成物を得た(170mg、31%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C14H19NO3に対する計算値:250.14;実測値:250.2。
工程2:リチウム(R)-1-(3-メトキシプロピル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で1時間、ベンジル(R)-1-(3-メトキシプロピル)アジリジン-2-カルボキシレート(170mg、0.682mmol)及びLiOH(57.23mg、1.364mmol)の、MeOH(2mL)との混合物を撹拌した。混合物を減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(200mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13NO3に対する計算値:160.09;実測値160.3。
0℃で1時間、ベンジル(R)-1-(3-メトキシプロピル)アジリジン-2-カルボキシレート(170mg、0.682mmol)及びLiOH(57.23mg、1.364mmol)の、MeOH(2mL)との混合物を撹拌した。混合物を減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(200mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13NO3に対する計算値:160.09;実測値160.3。
中間体A-37.リチウム(S)-1-(3-メトキシプロピル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
工程1:ベンジル(S)-1-(3-メトキシプロピル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
60℃で、ベンジル(S)-アジリジン-2-カルボキシレート(250mg、1.411mmol)及びK2CO3(389.96mg、2.822mmol)の、DMSO(4mL)との混合物に、1-ヨード-3-メトキシプロパン(564.38mg、2.822mmol)を添加した。得られた混合物を2時間撹拌した後、室温まで冷却し、ブライン(50mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層を、減圧下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィー(25%→40%H2O/MeCN)により精製して、所望の生成物を得た(234mg、収率63%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C14H19NO3に対する計算値:250.14;実測値250.2。
60℃で、ベンジル(S)-アジリジン-2-カルボキシレート(250mg、1.411mmol)及びK2CO3(389.96mg、2.822mmol)の、DMSO(4mL)との混合物に、1-ヨード-3-メトキシプロパン(564.38mg、2.822mmol)を添加した。得られた混合物を2時間撹拌した後、室温まで冷却し、ブライン(50mL)で希釈してEtOAcで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層を、減圧下で濃縮した。粗生成物を逆相クロマトグラフィー(25%→40%H2O/MeCN)により精製して、所望の生成物を得た(234mg、収率63%)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C14H19NO3に対する計算値:250.14;実測値250.2。
工程2:リチウム(S)-1-(3-メトキシプロピル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、ベンジル(S)-1-(3-メトキシプロピル)アジリジン-2-カルボキシレート(230mg、0.923mmol)及びLiOH・H2O(77.43mg、1.845mmol)の、MeOHとの混合物を、1時間撹拌した。得られた混合物を減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(320mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13NO3に対する計算値:160.09;実測値160.1。
0℃で、ベンジル(S)-1-(3-メトキシプロピル)アジリジン-2-カルボキシレート(230mg、0.923mmol)及びLiOH・H2O(77.43mg、1.845mmol)の、MeOHとの混合物を、1時間撹拌した。得られた混合物を減圧下にて濃縮し、所望の生成物を得た(320mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C7H13NO3に対する計算値:160.09;実測値160.1。
中間体A-38.(S)-1-((3-メチルオキセタン-3-イル)メチル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:ベンジル(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(3.0g、9.11mmol)及び臭化ベンジル(2.16mL、18.22mmol)のDMF(30mL)との混合物に、K2CO3(2.25g、18.22mmol)及びKI(76mg、455μmol)に添加した。反応混合物を50℃まで加熱し、30分間撹拌した後、室温まで冷却して、H2O(30mL)及びEtOAc(30mL)で希釈した。水層をEtOAcで抽出し(3×40mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(5×70mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮し、所望の生成物(4.7g、粗製)を得た。
(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(3.0g、9.11mmol)及び臭化ベンジル(2.16mL、18.22mmol)のDMF(30mL)との混合物に、K2CO3(2.25g、18.22mmol)及びKI(76mg、455μmol)に添加した。反応混合物を50℃まで加熱し、30分間撹拌した後、室温まで冷却して、H2O(30mL)及びEtOAc(30mL)で希釈した。水層をEtOAcで抽出し(3×40mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(5×70mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮し、所望の生成物(4.7g、粗製)を得た。
工程2:ベンジル(S)-アジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、ベンジル(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレート(3.4g、8.10mmol)の、MeOH(17.5mL)及びCHCl3(17.5mL)との混合物に、TFA(9.0mL、122mmol)を添加した。反応混合物を30分間撹拌した後、飽和NaHCO3水溶液(50mL)に注ぎ、DCM(4×35mL)に抽出し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(6→100%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(445mg、31%収率)。
0℃で、ベンジル(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレート(3.4g、8.10mmol)の、MeOH(17.5mL)及びCHCl3(17.5mL)との混合物に、TFA(9.0mL、122mmol)を添加した。反応混合物を30分間撹拌した後、飽和NaHCO3水溶液(50mL)に注ぎ、DCM(4×35mL)に抽出し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(6→100%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(445mg、31%収率)。
工程3:ベンジル(S)-1-((3-メチルオキセタン-3-イル)メチル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
ベンジル(S)-アジリジン-2-カルボキシレート(440mg、2.48mmol)及び3-(ヨードメチル)-3-メチルオキセタン(2.11g、9.93mmol)の、DMA(5mL)との混合物に、K2CO3(1.72g、12.42mmol)及び18-クラウン-6(32.8mg、124μmol)を添加した。反応混合物を80℃まで加熱し、12時間撹拌した後、H2O(25mL)及びEtOAc(25mL)で希釈した。水層をEtOAcで抽出し(3×20mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(5×45mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物(367mg、57%収率)が得られた。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C15H19NO3に対する計算値:262.14;実測値262.0。
ベンジル(S)-アジリジン-2-カルボキシレート(440mg、2.48mmol)及び3-(ヨードメチル)-3-メチルオキセタン(2.11g、9.93mmol)の、DMA(5mL)との混合物に、K2CO3(1.72g、12.42mmol)及び18-クラウン-6(32.8mg、124μmol)を添加した。反応混合物を80℃まで加熱し、12時間撹拌した後、H2O(25mL)及びEtOAc(25mL)で希釈した。水層をEtOAcで抽出し(3×20mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し(5×45mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。分取TLC(50%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物(367mg、57%収率)が得られた。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C15H19NO3に対する計算値:262.14;実測値262.0。
工程4:(S)-1-((3-メチルオキセタン-3-イル)メチル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、ベンジル(S)-1-((3-メチルオキセタン-3-イル)メチル)アジリジン-2-カルボキシレート(100mg、383μmol)の、MeCN(500μL)及びH2O(500μL)との混合物に、NaOH(23mg、574μmol)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した後、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(100mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H13NO3に対する計算値:172.10;実測値172.0。
0℃で、ベンジル(S)-1-((3-メチルオキセタン-3-イル)メチル)アジリジン-2-カルボキシレート(100mg、383μmol)の、MeCN(500μL)及びH2O(500μL)との混合物に、NaOH(23mg、574μmol)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した後、減圧下にて濃縮して所望の生成物を得た(100mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C8H13NO3に対する計算値:172.10;実測値172.0。
中間体A-39.(2R,3R)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-エチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(R,E)-2-メチル-N-プロピリデンプロパン-2-スルフィンアミドの合成
プロピオンアルデヒド(6.27mL、86.1mmol)のTHF(200mL)溶液に、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(10.4g、86.1mmol)及びチタンエトキシド(51mL、170mmol)を添加した。反応混合物を70℃まで3時間加熱した後、室温まで冷却し、H2O(50mL)でクエンチして濾過し、EtOAcに抽出した(3×30mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(30mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(9%→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(4.0g、29%収率)。
プロピオンアルデヒド(6.27mL、86.1mmol)のTHF(200mL)溶液に、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(10.4g、86.1mmol)及びチタンエトキシド(51mL、170mmol)を添加した。反応混合物を70℃まで3時間加熱した後、室温まで冷却し、H2O(50mL)でクエンチして濾過し、EtOAcに抽出した(3×30mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(30mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(9%→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、所望の生成物を得た(4.0g、29%収率)。
工程2:エチル(2R,3R)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-エチルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、エチル2-ブロモアセテート(2.74mL、24.8mmol)のTHF(40mL)溶液に、LiHMDS(24.80mL、THF中に1M)を添加した。30分後、(R,E)-2-メチル-N-プロピリデンプロパン-2-スルフィンアミド(2.0g、12.4mmol)のTHF(20mL)を、反応混合物に添加した。混合物を1時間撹拌した後、室温まで温め、H2O(50mL)でクエンチしてEtOAcに抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(17→25%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(1.34%、44%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H21NO3Sに対する計算値:248.13;実測値248.1。
-78℃で、エチル2-ブロモアセテート(2.74mL、24.8mmol)のTHF(40mL)溶液に、LiHMDS(24.80mL、THF中に1M)を添加した。30分後、(R,E)-2-メチル-N-プロピリデンプロパン-2-スルフィンアミド(2.0g、12.4mmol)のTHF(20mL)を、反応混合物に添加した。混合物を1時間撹拌した後、室温まで温め、H2O(50mL)でクエンチしてEtOAcに抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(17→25%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(1.34%、44%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H21NO3Sに対する計算値:248.13;実測値248.1。
工程3:(2R,3R)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-エチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
エチル(2R,3R)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-エチルアジリジン-2-カルボキシレート(600mg、2.4mmol)の、MeOH(3mL)及びH2O(3mL)の溶液に、LiOH(70mg、2.9mmol)を添加した。得られた混合物を16時間撹拌した後、H2O(20mL)で希釈し、DCMで洗浄した(3×10mL)。水層を凍結乾燥することにより、生成物を得た(600mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H17NO3Sに対する計算値:220.10;実測値220.3。
エチル(2R,3R)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-エチルアジリジン-2-カルボキシレート(600mg、2.4mmol)の、MeOH(3mL)及びH2O(3mL)の溶液に、LiOH(70mg、2.9mmol)を添加した。得られた混合物を16時間撹拌した後、H2O(20mL)で希釈し、DCMで洗浄した(3×10mL)。水層を凍結乾燥することにより、生成物を得た(600mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H17NO3Sに対する計算値:220.10;実測値220.3。
中間体A-40.(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-エチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(S,E)-2-メチル-N-プロピリデンプロパン-2-スルフィンアミドの合成
プロピオンアルデヒド(6.27mL、86.1mmol)のTHF(50mL)溶液に、(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(10.4g、86.1mmol)及びチタンエトキシド(51mL、170mmol)を添加した。反応混合物を70℃まで3時間加熱した後、室温まで冷却し、H2O(30mL)でクエンチして濾過し、DCMに抽出した(3×100mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(10mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(25%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(4.6g、33%収率)。
プロピオンアルデヒド(6.27mL、86.1mmol)のTHF(50mL)溶液に、(S)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(10.4g、86.1mmol)及びチタンエトキシド(51mL、170mmol)を添加した。反応混合物を70℃まで3時間加熱した後、室温まで冷却し、H2O(30mL)でクエンチして濾過し、DCMに抽出した(3×100mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(10mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(25%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(4.6g、33%収率)。
工程2:エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-エチルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
-78℃で、エチル2-ブロモアセテート(2.74mL、24.8mmol)のTHF(40mL)溶液に、LiHMDS(24.80mL、THF中に1M)を添加した。30分後、(S,E)-2-メチル-N-プロピリデンプロパン-2-スルフィンアミド(2.0g、12.4mmol)のTHF(20mL)を、反応混合物に添加した。混合物を1時間撹拌した後、室温まで温め、H2O(20mL)でクエンチしてEtOAcに抽出した(3×20mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×25mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。逆相クロマトグラフィー(31→51%MeCN/H2O、10mMのNH4HCO3)による精製によって、生成物を得た(600mg、20%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H21NO3Sに対する計算値:248.13;実測値248.1。
-78℃で、エチル2-ブロモアセテート(2.74mL、24.8mmol)のTHF(40mL)溶液に、LiHMDS(24.80mL、THF中に1M)を添加した。30分後、(S,E)-2-メチル-N-プロピリデンプロパン-2-スルフィンアミド(2.0g、12.4mmol)のTHF(20mL)を、反応混合物に添加した。混合物を1時間撹拌した後、室温まで温め、H2O(20mL)でクエンチしてEtOAcに抽出した(3×20mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(2×25mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。逆相クロマトグラフィー(31→51%MeCN/H2O、10mMのNH4HCO3)による精製によって、生成物を得た(600mg、20%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C11H21NO3Sに対する計算値:248.13;実測値248.1。
工程3:(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-エチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-エチルアジリジン-2-カルボキシレート(600mg、2.4mmol)の、MeOH(300μL)及びH2O(300μL)の溶液に、LiOH(87mg、3.6mmol)を添加した。得られた混合物を12時間撹拌した後、H2O(20mL)で希釈し、DCMで洗浄した(3×10mL)。水層を凍結乾燥することにより、生成物を得た(600mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H17NO3Sに対する計算値:220.10;実測値220.2。
エチル(2S,3S)-1-(tert-ブチルスルフィニル)-3-エチルアジリジン-2-カルボキシレート(600mg、2.4mmol)の、MeOH(300μL)及びH2O(300μL)の溶液に、LiOH(87mg、3.6mmol)を添加した。得られた混合物を12時間撹拌した後、H2O(20mL)で希釈し、DCMで洗浄した(3×10mL)。水層を凍結乾燥することにより、生成物を得た(600mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C9H17NO3Sに対する計算値:220.10;実測値220.2。
中間体A-41.(2R,3R)-3-イソプロピル-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(E)-4-メチルペンタ-2-エン酸の合成
2つのバッチの、マロン酸(25.0mL、240mmol)、イソブチルアルデヒド、(34.7mL、380mmol)、及び(380μL、4.32mmol)のピリジン(75mL)溶液を、24時間撹拌した後、115℃まで加熱し、12時間撹拌した。合わせた反応混合物をH2SO4(1M、800mL)に注ぎ、EtOAcに抽出した(3×300mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をNaOH(1M、500mL)に溶解させてEtOAcで洗浄し(2×200mL)、HCl(4M)でpH4~2まで酸性化して、EtOAcに抽出した(3×300mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮することで、生成物を得た(54g、98%収率)。
2つのバッチの、マロン酸(25.0mL、240mmol)、イソブチルアルデヒド、(34.7mL、380mmol)、及び(380μL、4.32mmol)のピリジン(75mL)溶液を、24時間撹拌した後、115℃まで加熱し、12時間撹拌した。合わせた反応混合物をH2SO4(1M、800mL)に注ぎ、EtOAcに抽出した(3×300mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をNaOH(1M、500mL)に溶解させてEtOAcで洗浄し(2×200mL)、HCl(4M)でpH4~2まで酸性化して、EtOAcに抽出した(3×300mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮することで、生成物を得た(54g、98%収率)。
工程2:ベンジル(E)-4-メチルペンタ-2-エノエートの合成
2つのバッチの(E)-4-メチルペンタ-2-エン酸(6.25mL、52.6mmol)のアセトン(90mL)溶液に、K2CO3(13.8g、100mmol)を添加し、混合物を30分間撹拌した。次に、臭化ベンジル(6.31mL、53.1mmol)のアセトン(10mL)溶液を添加し、混合物を75℃まで5時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、減圧下にて濃縮した。残渣をEtOAc(200mL)及びH2O(200mL)に溶解した後、EtOAcに抽出した(2×200mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→10%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(9.0g、42%収率)。
2つのバッチの(E)-4-メチルペンタ-2-エン酸(6.25mL、52.6mmol)のアセトン(90mL)溶液に、K2CO3(13.8g、100mmol)を添加し、混合物を30分間撹拌した。次に、臭化ベンジル(6.31mL、53.1mmol)のアセトン(10mL)溶液を添加し、混合物を75℃まで5時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、減圧下にて濃縮した。残渣をEtOAc(200mL)及びH2O(200mL)に溶解した後、EtOAcに抽出した(2×200mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→10%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(9.0g、42%収率)。
工程3:ベンジル(2R,3S)-2,3-ジヒドロキシ-4-メチルペンタノエートの合成
AD-ミックス-α(61.7g)及びメタンスルホンアミド(4.19g、44.1mmol)の、tert-BuOH(225mL)及びH2O(225mL)の溶液に、ベンジル(E)-4-メチルペンタ-2-エノエート(9g、44.1mmol)を添加した。混合物を室温で12時間撹拌した後、Na2SO3(67.5g)を添加して30分間撹拌した。反応混合物をEtOAc(300mL)及びH2O(300mL)で希釈し、EtOAcに抽出し(3×300mL)、ブラインで洗浄し(300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→25%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(8.3g、79%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+Na]C13H18O4に対する計算値:261.11;実測値261.0。
AD-ミックス-α(61.7g)及びメタンスルホンアミド(4.19g、44.1mmol)の、tert-BuOH(225mL)及びH2O(225mL)の溶液に、ベンジル(E)-4-メチルペンタ-2-エノエート(9g、44.1mmol)を添加した。混合物を室温で12時間撹拌した後、Na2SO3(67.5g)を添加して30分間撹拌した。反応混合物をEtOAc(300mL)及びH2O(300mL)で希釈し、EtOAcに抽出し(3×300mL)、ブラインで洗浄し(300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→25%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(8.3g、79%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+Na]C13H18O4に対する計算値:261.11;実測値261.0。
工程4:ベンジル(4R,5S)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2-オキシドの合成
0℃で、ベンジル(2R,3S)-2,3-ジヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(10g、42.0mmol)のDCM(100mL)溶液に、Et3N(17.5mL、126mmol)及びSOCl2(4.26mL、58.8mmol)を添加した。反応混合物を30分撹拌した後、DCM(30mL)及びH2O(100mL)で希釈し、DCMで抽出し(3×50mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して生成物を得た(11.0g、92%収率)。
0℃で、ベンジル(2R,3S)-2,3-ジヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(10g、42.0mmol)のDCM(100mL)溶液に、Et3N(17.5mL、126mmol)及びSOCl2(4.26mL、58.8mmol)を添加した。反応混合物を30分撹拌した後、DCM(30mL)及びH2O(100mL)で希釈し、DCMで抽出し(3×50mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して生成物を得た(11.0g、92%収率)。
工程5:ベンジル(4R,5S)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2,2-ジオキシドの合成
ベンジル(4R,5S)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2-オキシド(11g、38.7mmol)の、H2O(250mL)、MeCN(125mL)、及びCCl4(125mL)の溶液に、NaIO4(3.22mL、58.0mmol)及びRuCl3・H2O(872mg、3.87mmol)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した後、EtOAc(200mL)及びH2O(50mL)で希釈し、濾過して濾液をEtOAcに抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブライン(200mL)及び飽和Na2CO3水溶液(300mL)で続けて洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(11g、95%収率)。
ベンジル(4R,5S)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2-オキシド(11g、38.7mmol)の、H2O(250mL)、MeCN(125mL)、及びCCl4(125mL)の溶液に、NaIO4(3.22mL、58.0mmol)及びRuCl3・H2O(872mg、3.87mmol)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した後、EtOAc(200mL)及びH2O(50mL)で希釈し、濾過して濾液をEtOAcに抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブライン(200mL)及び飽和Na2CO3水溶液(300mL)で続けて洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(11g、95%収率)。
工程6:ベンジル(2S,3S)-2-ブロモ-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエートの合成
ベンジル(4R,5S)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2,2-ジオキシド(11g、36.6mmol)のTHF(520mL)溶液に、LiBr(3.49mL、139mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した後、減圧下にて濃縮した。残渣をTHF(130mL)及びH2O(65mL)に希釈し、0℃まで冷却した後、H2SO4溶液(20%水溶液、1.3L)を添加して、混合物を室温まで温めて24時間撹拌した。混合物をEtOAc(1.0L)で希釈し、EtOAcに抽出し(2×300mL)、Na2CO3(飽和水溶液、300mL)及びブライン(300mL)で続けて洗浄し、その後減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(10g、81%収率)。
ベンジル(4R,5S)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2,2-ジオキシド(11g、36.6mmol)のTHF(520mL)溶液に、LiBr(3.49mL、139mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した後、減圧下にて濃縮した。残渣をTHF(130mL)及びH2O(65mL)に希釈し、0℃まで冷却した後、H2SO4溶液(20%水溶液、1.3L)を添加して、混合物を室温まで温めて24時間撹拌した。混合物をEtOAc(1.0L)で希釈し、EtOAcに抽出し(2×300mL)、Na2CO3(飽和水溶液、300mL)及びブライン(300mL)で続けて洗浄し、その後減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(10g、81%収率)。
工程7:ベンジル(2R,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエートの合成
ベンジル(2S,3S)-2-ブロモ-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(10g、33.2mmol)のDMSO(100mL)溶液に、NaN3(4.32g、66.4mmol)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した後、EtOAc(300mL)及びH2O(200mL)で希釈した。水相をEtOAcに抽出し(2×200mL)、ブライン(200mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(7.5g、79%収率)。
ベンジル(2S,3S)-2-ブロモ-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(10g、33.2mmol)のDMSO(100mL)溶液に、NaN3(4.32g、66.4mmol)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した後、EtOAc(300mL)及びH2O(200mL)で希釈した。水相をEtOAcに抽出し(2×200mL)、ブライン(200mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(7.5g、79%収率)。
工程8:ベンジル(2R,3R)-3-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
ベンジル(2R,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(7.5g、28.5mmol)のMeCN(150mL)溶液に、PPh3(7.70g、29.3mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、70℃まで加熱して4時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を得た(4.5g、66%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M + H] C13H17NO2に対する計算値:220.13;実測値220.0。
ベンジル(2R,3S)-2-アジド-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(7.5g、28.5mmol)のMeCN(150mL)溶液に、PPh3(7.70g、29.3mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、70℃まで加熱して4時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を得た(4.5g、66%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M + H] C13H17NO2に対する計算値:220.13;実測値220.0。
工程9:ベンジル(2R,3R)-3-イソプロピル-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、ベンジル(2R,3R)-3-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(2g、9.12mmol)のDCM(30mL)溶液に、Et3N(3.81mL、27.4mmol)及び塩化トリチル(3.05g、10.9mmol)、続いてDMAP(111mg、912μmol)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した後、DCM(50mL)及びH2O(50mL)で希釈し、その後DCMに抽出した(2×30mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→25%DCM/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(3.1、72%収率)。
0℃で、ベンジル(2R,3R)-3-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(2g、9.12mmol)のDCM(30mL)溶液に、Et3N(3.81mL、27.4mmol)及び塩化トリチル(3.05g、10.9mmol)、続いてDMAP(111mg、912μmol)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した後、DCM(50mL)及びH2O(50mL)で希釈し、その後DCMに抽出した(2×30mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(50mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→25%DCM/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(3.1、72%収率)。
工程10:(2R,3R)-3-イソプロピル-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸の合成
2つの、ベンジル(2R,3R)-3-イソプロピル-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレート(200mg、430μmol)及びPd/C(100mg)の、THF(4mL)溶液を、1時間室温で、H2雰囲気下で撹拌した。反応混合物を合わせて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→50%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(160mg、収率51%)。
2つの、ベンジル(2R,3R)-3-イソプロピル-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレート(200mg、430μmol)及びPd/C(100mg)の、THF(4mL)溶液を、1時間室温で、H2雰囲気下で撹拌した。反応混合物を合わせて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→50%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(160mg、収率51%)。
中間体A-42.(2S,3S)-1-ベンジル-3-イソプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:ベンジル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-4-メチルペンタノエートの合成
AD-ミックス-β(61.7g)及びメタンスルホンアミド(4.19g、44.1mmol)の、tert-BuOH(225mL)及びH2O(225mL)の溶液に、ベンジル(E)-4-メチルペンタ-2-エノエート(9g、44.1mmol)を添加した。混合物を室温で12時間撹拌した後、Na2SO3(67.5g)を添加して30分間撹拌した。反応混合物をEtOAc(300mL)及びH2O(300mL)で希釈し、EtOAcに抽出し(3×300mL)、ブラインで洗浄し(300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→25%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(8.8g、84%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+Na]C13H18O4に対する計算値:261.11;実測値261.0。
AD-ミックス-β(61.7g)及びメタンスルホンアミド(4.19g、44.1mmol)の、tert-BuOH(225mL)及びH2O(225mL)の溶液に、ベンジル(E)-4-メチルペンタ-2-エノエート(9g、44.1mmol)を添加した。混合物を室温で12時間撹拌した後、Na2SO3(67.5g)を添加して30分間撹拌した。反応混合物をEtOAc(300mL)及びH2O(300mL)で希釈し、EtOAcに抽出し(3×300mL)、ブラインで洗浄し(300mL)、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→25%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(8.8g、84%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+Na]C13H18O4に対する計算値:261.11;実測値261.0。
工程2:ベンジル(4S,5R)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2-オキシドの合成
0℃で、ベンジル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(11.6g、48.7mmol)のDCM(116mL)溶液に、Et3N(20.3mL、146mmol)及びSOCl2(4.94mL、68.2mmol)を添加した。反応混合物を30分撹拌した後、DCM(100mL)及びH2O(100mL)で希釈し、DCMで抽出し(3×100mL)、ブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して生成物を得た(13.0g、94%収率)。
0℃で、ベンジル(2S,3R)-2,3-ジヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(11.6g、48.7mmol)のDCM(116mL)溶液に、Et3N(20.3mL、146mmol)及びSOCl2(4.94mL、68.2mmol)を添加した。反応混合物を30分撹拌した後、DCM(100mL)及びH2O(100mL)で希釈し、DCMで抽出し(3×100mL)、ブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮して生成物を得た(13.0g、94%収率)。
工程3:ベンジル(4S,5R)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2,2-ジオキシドの合成
ベンジル(4S,5R)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2-オキシド(13g、45.7mmol)の、H2O(290mL)、MeCN(145mL)、及びCCl4(145mL)の溶液に、NaIO4(3.80mL、68.6mmol)及びRuCl3・H2O(1.03g、4.57mmol)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した後、DCM(500mL)及びH2O(300mL)で希釈し、濾過して濾液をDCMに抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブライン(500mL)及び飽和Na2CO3水溶液(300mL)で続けて洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(11.5g、80%収率)。
ベンジル(4S,5R)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2-オキシド(13g、45.7mmol)の、H2O(290mL)、MeCN(145mL)、及びCCl4(145mL)の溶液に、NaIO4(3.80mL、68.6mmol)及びRuCl3・H2O(1.03g、4.57mmol)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した後、DCM(500mL)及びH2O(300mL)で希釈し、濾過して濾液をDCMに抽出した(3×200mL)。合わせた有機層をブライン(500mL)及び飽和Na2CO3水溶液(300mL)で続けて洗浄し、Na2SO4で乾燥させて濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(11.5g、80%収率)。
工程4:ベンジル(2R,3R)-2-ブロモ-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエートの合成
ベンジル(4S,5R)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2,2-ジオキシド(11.5g、38.3mmol)のTHF(520mL)溶液に、LiBr(3.65mL、146mmol)。反応混合物を室温で5時間撹拌した後、減圧下にて濃縮した。残渣をTHF(130mL)及びH2O(65mL)に希釈し、0℃まで冷却した後、H2SO4溶液(20%水溶液、1.3L)を添加して、混合物を室温まで温めて24時間撹拌した。混合物をEtOAc(1.0L)で希釈し、Na2CO3(飽和水溶液、300mL)で洗浄した後、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(10g、83%収率)。
ベンジル(4S,5R)-5-イソプロピル-1,3,2-ジオキサチオラン-4-カルボキシレート2,2-ジオキシド(11.5g、38.3mmol)のTHF(520mL)溶液に、LiBr(3.65mL、146mmol)。反応混合物を室温で5時間撹拌した後、減圧下にて濃縮した。残渣をTHF(130mL)及びH2O(65mL)に希釈し、0℃まで冷却した後、H2SO4溶液(20%水溶液、1.3L)を添加して、混合物を室温まで温めて24時間撹拌した。混合物をEtOAc(1.0L)で希釈し、Na2CO3(飽和水溶液、300mL)で洗浄した後、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(10g、83%収率)。
工程5:ベンジル(2S,3R)-2-アジド-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエートの合成
ベンジル(2R,3R)-2-ブロモ-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(10g、33.2mmol)のDMSO(100mL)溶液に、NaN3(4.33g、66.6mmol)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した後、EtOAc(300mL)及びH2O(200mL)で希釈した。混合物をEtOAcに抽出し(2×200mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(7.5g、76%収率)。
ベンジル(2R,3R)-2-ブロモ-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(10g、33.2mmol)のDMSO(100mL)溶液に、NaN3(4.33g、66.6mmol)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した後、EtOAc(300mL)及びH2O(200mL)で希釈した。混合物をEtOAcに抽出し(2×200mL)、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(7.5g、76%収率)。
工程6:ベンジル(2S,3S)-3-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
ベンジル(2S,3R)-2-アジド-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(7.5g、28.5mmol)のMeCN(150mL)溶液に、PPh3(7.70g、29.3mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、70℃まで加熱して3時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を得た(4.5g、64%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO2に対する計算値:220.13;実測値220.1。
ベンジル(2S,3R)-2-アジド-3-ヒドロキシ-4-メチルペンタノエート(7.5g、28.5mmol)のMeCN(150mL)溶液に、PPh3(7.70g、29.3mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、70℃まで加熱して3時間撹拌した。反応混合物を減圧下にて濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)により精製して生成物を得た(4.5g、64%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO2に対する計算値:220.13;実測値220.1。
工程7:ベンジル(2S,3S)-1-ベンジル-3-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレートの合成
ベンジル(2S,3S)-3-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(1g、4.56mmol)のMeCN(10mL)溶液に、K2CO3(3.15g、22.8mmol)及び臭化ベンジル(812μL、6.84mmol)を添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した後、EtOAc(30mL)及びH2O(30mL)で希釈し、EtOAcに抽出し(2×30mL)、ブライン(50mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(1.3g、89%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C20H23NO2に対する計算値:310.18;実測値310.1。
ベンジル(2S,3S)-3-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(1g、4.56mmol)のMeCN(10mL)溶液に、K2CO3(3.15g、22.8mmol)及び臭化ベンジル(812μL、6.84mmol)を添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した後、EtOAc(30mL)及びH2O(30mL)で希釈し、EtOAcに抽出し(2×30mL)、ブライン(50mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ濾過し、減圧下にて濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(0→17%EtOAc/石油エーテル)による精製によって、生成物を得た(1.3g、89%収率)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C20H23NO2に対する計算値:310.18;実測値310.1。
工程8:(2S,3S)-1-ベンジル-3-イソプロピルアジリジン-2-カルボン酸の合成
0℃で、ベンジル(2S,3S)-1-ベンジル-3-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(600mg、1.94mmol)のTHF(6mL)、MeCN(3mL)、及びH2O(6mL)の溶液に、LiOH・H2O(163mg、3.88mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、HCl(0.5M)でpH=7~8に調整した。凍結乾燥により生成物を得た(750mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO2に対する計算値:220.13;実測値220.1.
中間体A-43、A-44、A-45、及びA-46.エチル(2R,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート、エチル(2S,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート、エチル(2R,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート、及びエチル(2S,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
0℃で、ベンジル(2S,3S)-1-ベンジル-3-イソプロピルアジリジン-2-カルボキシレート(600mg、1.94mmol)のTHF(6mL)、MeCN(3mL)、及びH2O(6mL)の溶液に、LiOH・H2O(163mg、3.88mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、HCl(0.5M)でpH=7~8に調整した。凍結乾燥により生成物を得た(750mg、粗製)。LCMS(ESI)m/z:[M+H]C13H17NO2に対する計算値:220.13;実測値220.1.
中間体A-43、A-44、A-45、及びA-46.エチル(2R,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート、エチル(2S,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート、エチル(2R,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート、及びエチル(2S,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
工程1:N-ベンズヒドリル-1-(オキセタン-3-イル)メタンイミンの合成
0℃で、オキセタン-3-カルバルデヒド(5.0g、58mmol)及びMgSO4(6.99g、58.1mmol)のDCM(120mL)溶液に、ジフェニルメタンアミン(12.1mL、69.7mmol)を添加した。混合物を12時間室温で撹拌した後、濾過し、減圧下で濃縮して所望の化合物(14g、96%収率)を得、これをさらに精製することなく使用した。
0℃で、オキセタン-3-カルバルデヒド(5.0g、58mmol)及びMgSO4(6.99g、58.1mmol)のDCM(120mL)溶液に、ジフェニルメタンアミン(12.1mL、69.7mmol)を添加した。混合物を12時間室温で撹拌した後、濾過し、減圧下で濃縮して所望の化合物(14g、96%収率)を得、これをさらに精製することなく使用した。
工程2:エチルcis-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート及びエチルtrans-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
N-ベンズヒドリル-1-(オキセタン-3-イル)メタンイミン(10g、39.79mmol)のMeCN(150mL)溶液に、TfOH(878mL、9.95mmol)を添加し、5分後にジアゾ酢酸エチル(5.0mL、47.8mmol)を添加した。反応混合物を12時間室温で撹拌した後、0℃まで冷却し、飽和NaHCO3(300mL)を添加することでクエンチした。水層をEtOAc(3×200mL)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄して、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮した。逆相クロマトグラフィー(50→65%MeCN/H2O、10mMのNH4HCO3)による精製によって、ラセミのエチルcis-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(1.1g、収率8%)、及びラセミのエチルtrans-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(780mg、収率6%)を得た。
N-ベンズヒドリル-1-(オキセタン-3-イル)メタンイミン(10g、39.79mmol)のMeCN(150mL)溶液に、TfOH(878mL、9.95mmol)を添加し、5分後にジアゾ酢酸エチル(5.0mL、47.8mmol)を添加した。反応混合物を12時間室温で撹拌した後、0℃まで冷却し、飽和NaHCO3(300mL)を添加することでクエンチした。水層をEtOAc(3×200mL)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄して、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮した。逆相クロマトグラフィー(50→65%MeCN/H2O、10mMのNH4HCO3)による精製によって、ラセミのエチルcis-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(1.1g、収率8%)、及びラセミのエチルtrans-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(780mg、収率6%)を得た。
工程3:ラセミのエチルcis-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート、エチル(2R,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート、及びエチル(2S,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレートの分離
ラセミのエチルcis-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(800mg、2.37mmol)を、キラル分取SFC(25%MeOH/CO2)により分離し、エチル(2R,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(320mg、40%収率)及びエチル(2S,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(320mg、40%収率)を得た。
ラセミのエチルcis-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(800mg、2.37mmol)を、キラル分取SFC(25%MeOH/CO2)により分離し、エチル(2R,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(320mg、40%収率)及びエチル(2S,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(320mg、40%収率)を得た。
工程4:ラセミのエチルtrans-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート:エチル(2R,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート、及びエチル(2S,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレートの分離
ラセミのエチルtrans-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(700mg、2.07mmol)を、キラル分取SFC(25%EtOH、0.1%NH4OH/CO2)により分離して、エチル(2R,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(300mg、収率42%)及びエチル(2S,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(320mg、収率43%)を得た。
ラセミのエチルtrans-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(700mg、2.07mmol)を、キラル分取SFC(25%EtOH、0.1%NH4OH/CO2)により分離して、エチル(2R,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(300mg、収率42%)及びエチル(2S,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(320mg、収率43%)を得た。
中間体A-47及びA-48.(2R,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボン酸及び(2S,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
工程1:(2R,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
エチル(2R,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(156mg、463mmol)のEtOH(3mL)溶液に、2MのNaOH(347mL、696mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。濃縮物を1MのHClでpH5まで酸性化し、DCMで抽出し(3×5mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ濾過し、減圧下にて濃縮して所望の化合物(110mg、収率73%)を得た。
エチル(2R,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(156mg、463mmol)のEtOH(3mL)溶液に、2MのNaOH(347mL、696mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。濃縮物を1MのHClでpH5まで酸性化し、DCMで抽出し(3×5mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ濾過し、減圧下にて濃縮して所望の化合物(110mg、収率73%)を得た。
工程2:(2S,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボン酸の合成
エチル(2S,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(150mg、444mmol)のEtOH(5mL)溶液に、2MのNaOH(333mL、666mmol)を添加した。反応混合物を3時間室温で撹拌した後、1MのHClでpH5まで酸性化した。水層をDCMで抽出し(3×10mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮し、所望の化合物(120mg、収率86%)を得た。
エチル(2S,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(150mg、444mmol)のEtOH(5mL)溶液に、2MのNaOH(333mL、666mmol)を添加した。反応混合物を3時間室温で撹拌した後、1MのHClでpH5まで酸性化した。水層をDCMで抽出し(3×10mL)、合わせた有機層をブラインで洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過して減圧下にて濃縮し、所望の化合物(120mg、収率86%)を得た。
中間体A-49及びA-50.ナトリウム(2R,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート及びナトリウム(2S,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
工程1:ナトリウム(2R,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2R,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(150mg、444mmol)のEtOH(3mL)溶液に、2MのNaOH(333.42mL、666mmol)を添加した。反応混合物を3時間室温で撹拌した後、pHを、1MのHClでpH8まで調整した。得られた溶液を凍結乾燥して所望の化合物(165mg、粗製)を得、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M]C19H18NO3に対する計算値:308.13;実測値308.0。
エチル(2R,3S)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレート(150mg、444mmol)のEtOH(3mL)溶液に、2MのNaOH(333.42mL、666mmol)を添加した。反応混合物を3時間室温で撹拌した後、pHを、1MのHClでpH8まで調整した。得られた溶液を凍結乾燥して所望の化合物(165mg、粗製)を得、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M]C19H18NO3に対する計算値:308.13;実測値308.0。
工程2:ナトリウム(2S,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレートの合成
エチル(2S,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレートの(170mg、503mmol)のEtOH(3mL)溶液に、2MのNaOH(378mL、754mmol)を添加した。反応混合物を3時間室温で撹拌した後、pHを、1MのHClでpH8まで調整した。得られた溶液を凍結乾燥して所望の化合物(230mg、粗製)を得、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M]C19H18NO3に対する計算値:308.13;実測値308。
エチル(2S,3R)-1-ベンズヒドリル-3-(オキセタン-3-イル)アジリジン-2-カルボキシレートの(170mg、503mmol)のEtOH(3mL)溶液に、2MのNaOH(378mL、754mmol)を添加した。反応混合物を3時間室温で撹拌した後、pHを、1MのHClでpH8まで調整した。得られた溶液を凍結乾燥して所望の化合物(230mg、粗製)を得、これをさらに精製することなく使用した。LCMS(ESI)m/z:[M]C19H18NO3に対する計算値:308.13;実測値308。
中間体A-51:(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルバルデヒドの合成
工程1:(S)-(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノールの合成
メチル(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレート(2g、5.82mmol)のTHF(20mL)溶液にLiBH4(634.3mg、29.1mmol)を0℃で加え、続いてMeOH(3.54mL)を滴加した。得られた混合物を室温まで昇温させて3時間撹拌した。反応混合物をH2O(50mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)中に抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮して粗生成物(1.8g、収率98%)を得、これをさらに精製することなく使用した。
メチル(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレート(2g、5.82mmol)のTHF(20mL)溶液にLiBH4(634.3mg、29.1mmol)を0℃で加え、続いてMeOH(3.54mL)を滴加した。得られた混合物を室温まで昇温させて3時間撹拌した。反応混合物をH2O(50mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)中に抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮して粗生成物(1.8g、収率98%)を得、これをさらに精製することなく使用した。
工程2:(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルバルデヒドの合成
-78℃の塩化オキサリル(167μL、1.9mmol)のDCM(2.5mL)溶液に、DMSO(310μL、3.96mmol)のDCM(2.5mL)溶液を滴加した。30分後、(S)-(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノール(500mg、3.8mmol)のDCM(5mL)溶液を反応混合物に滴加した。30分後、NEt3(1.10mL、0.789mmol)を加えた。45分後、反応物をH2O(50mL)でクエンチし、DCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和ブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して所望の生成物(480mg、収率97%)を得、これをさらに精製することなく使用した。
-78℃の塩化オキサリル(167μL、1.9mmol)のDCM(2.5mL)溶液に、DMSO(310μL、3.96mmol)のDCM(2.5mL)溶液を滴加した。30分後、(S)-(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノール(500mg、3.8mmol)のDCM(5mL)溶液を反応混合物に滴加した。30分後、NEt3(1.10mL、0.789mmol)を加えた。45分後、反応物をH2O(50mL)でクエンチし、DCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和ブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して所望の生成物(480mg、収率97%)を得、これをさらに精製することなく使用した。
中間体A-52:(R)-1-トリチルアジリジン-2-カルバルデヒドの合成
工程1:(R)-(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノールの合成
メチル(R)-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレート(2g、5.82mmol)のTHF(20mL)溶液にLiBH4(634.2mg、29.1mmol)を0℃で加え、続いてMeOH(4.0mL)を滴加した。得られた混合物を室温まで昇温させて3時間撹拌した。反応混合物を0℃のH2O(60mL)でクエンチし、EtOAc(3×60mL)中に抽出し、ブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗生成物(1.8g、粗製)を固体として得、これをさらに精製することなく使用した。
メチル(R)-1-トリチルアジリジン-2-カルボキシレート(2g、5.82mmol)のTHF(20mL)溶液にLiBH4(634.2mg、29.1mmol)を0℃で加え、続いてMeOH(4.0mL)を滴加した。得られた混合物を室温まで昇温させて3時間撹拌した。反応混合物を0℃のH2O(60mL)でクエンチし、EtOAc(3×60mL)中に抽出し、ブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗生成物(1.8g、粗製)を固体として得、これをさらに精製することなく使用した。
工程2:(R)-1-トリチルアジリジン-2-カルバルデヒドの合成
-78℃の塩化オキサリル(600μL、6.85mmol)のDCM(4.5mL)溶液に、DMSO(1.1mL、14.27mmol)のDCM(5.5mL)溶液を滴加した。30分後、(R)-(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノール(1.8g、5.71mmol)のDCM(19.5mL)溶液を反応混合物に滴加した。30分後、NEt3(2.89mL、28.5mmol)を加えた。1時間後、反応物をH2O(30mL)でクエンチし、DCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して所望の生成物(1.7g、収率95%)を固体として得、これをさらに精製することなく使用した。
-78℃の塩化オキサリル(600μL、6.85mmol)のDCM(4.5mL)溶液に、DMSO(1.1mL、14.27mmol)のDCM(5.5mL)溶液を滴加した。30分後、(R)-(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノール(1.8g、5.71mmol)のDCM(19.5mL)溶液を反応混合物に滴加した。30分後、NEt3(2.89mL、28.5mmol)を加えた。1時間後、反応物をH2O(30mL)でクエンチし、DCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して所望の生成物(1.7g、収率95%)を固体として得、これをさらに精製することなく使用した。
実施例B1:((R)-アジリジン-2-イル)((1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(8-フルオロ-3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)メタノンの合成
工程1:((1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(8-フルオロ-3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)((R)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノンの合成
4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オール(100mg、173.4μmol)及び(R)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(91.4mg、208.11μmol)のDMF(5mL)溶液に、0℃でDIPEA(151.0μL、867.1μmol)及びT3P(113.5μL、190.8μmol)を加えた。混合物を室温まで昇温させ、3時間撹拌した後、H2O(30mL)に加えた。混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0→17%MeOH/DCM)により精製して所望の生成物(140mg)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C53H48F3N7O3に対する計算値888.39;実測値:888.3。
4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オール(100mg、173.4μmol)及び(R)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(91.4mg、208.11μmol)のDMF(5mL)溶液に、0℃でDIPEA(151.0μL、867.1μmol)及びT3P(113.5μL、190.8μmol)を加えた。混合物を室温まで昇温させ、3時間撹拌した後、H2O(30mL)に加えた。混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄してNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0→17%MeOH/DCM)により精製して所望の生成物(140mg)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C53H48F3N7O3に対する計算値888.39;実測値:888.3。
工程2:((R)-アジリジン-2-イル)((1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(8-フルオロ-3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)メタノンの合成
((1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(8-フルオロ-3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)((R)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノン(140mg、157.7μmol)のCHCl3(0.7mL)及びMeOH(0.7mL)の溶液に、0℃でTFA(233.5μL、3.2mmol)を加えた。混合物を室温まで昇温させ、1時間撹拌した後、飽和NaHCO3水溶液(20mL)に加えた。混合物をDCM(3×5mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(30→50%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(23.9mg、収率23%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C34H34F3N7O3に対する計算値646.28;実測値:646.3。
((1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(8-フルオロ-3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)((R)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノン(140mg、157.7μmol)のCHCl3(0.7mL)及びMeOH(0.7mL)の溶液に、0℃でTFA(233.5μL、3.2mmol)を加えた。混合物を室温まで昇温させ、1時間撹拌した後、飽和NaHCO3水溶液(20mL)に加えた。混合物をDCM(3×5mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(30→50%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(23.9mg、収率23%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C34H34F3N7O3に対する計算値646.28;実測値:646.3。
実施例B2:((S)-アジリジン-2-イル)((1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(8-フルオロ-3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)メタノンの合成
工程1:((1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(8-フルオロ-3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)((S)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノンの合成
4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オール(250mg、433.57μmol)及び(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(248mg、563.64μmol)のDMF(5mL)溶液に、0℃でDIPEA(528.6μL、3.03mmol)及びT3P(515.7μL、867.14μmol)を加えた。混合物を室温まで昇温させ、30分間撹拌した後、飽和NH4Cl(50mL)に加えた。混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(3×18mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0→100%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(190mg、収率49%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C53H48F3N7O3に対する計算値888.39;実測値:888.6.
工程2:((S)-アジリジン-2-イル)((1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(8-フルオロ-3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)メタノンの合成
((1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(8-フルオロ-3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)((S)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノン(190mg、213.97μmol)のCHCl3(1mL)及びMeOH(1mL)の溶液に、0℃でTFA(475.3μL、6.42mmol)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した後、飽和NaHCO3水溶液(60mL)に0℃で滴加した。混合物をDCM(3×15mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(2×10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(25→45%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(24.7mg、収率18%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C34H34F3N7O3に対する計算値646.28;実測値:646.3。
4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オール(250mg、433.57μmol)及び(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(248mg、563.64μmol)のDMF(5mL)溶液に、0℃でDIPEA(528.6μL、3.03mmol)及びT3P(515.7μL、867.14μmol)を加えた。混合物を室温まで昇温させ、30分間撹拌した後、飽和NH4Cl(50mL)に加えた。混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(3×18mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0→100%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(190mg、収率49%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C53H48F3N7O3に対する計算値888.39;実測値:888.6.
工程2:((S)-アジリジン-2-イル)((1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(8-フルオロ-3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)メタノンの合成
((1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(8-フルオロ-3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)((S)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノン(190mg、213.97μmol)のCHCl3(1mL)及びMeOH(1mL)の溶液に、0℃でTFA(475.3μL、6.42mmol)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した後、飽和NaHCO3水溶液(60mL)に0℃で滴加した。混合物をDCM(3×15mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(2×10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(25→45%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(24.7mg、収率18%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C34H34F3N7O3に対する計算値646.28;実測値:646.3。
実施例B3:4-(4-((1R,5S)-8-(((R)-アジリジン-2-イル)メチル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オールの合成
工程1:5-フルオロ-4-(8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)-4-((1R,5S)-8-(((S)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メチル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)ナフタレン-2-オールの合成
4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オール(500mg、867.1μmol)及び(R)-1-トリチルアジリジン-2-カルバルデヒド(312.5mg、997.2μmol)のDCM(5mL)溶液に、NaBH(OAc)3(275.7mg、1.3mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、H2O(10mL)中に注いだ。混合物をDCM(3×5mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(75→95%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(380mg、収率50%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C53H50F3N7O2に対する計算値874.41;実測値:874.3。
4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オール(500mg、867.1μmol)及び(R)-1-トリチルアジリジン-2-カルバルデヒド(312.5mg、997.2μmol)のDCM(5mL)溶液に、NaBH(OAc)3(275.7mg、1.3mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、H2O(10mL)中に注いだ。混合物をDCM(3×5mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を分取HPLC(75→95%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(380mg、収率50%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C53H50F3N7O2に対する計算値874.41;実測値:874.3。
工程2:4-(4-((1R,5S)-8-(((R)-アジリジン-2-イル)メチル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オールの合成
5-フルオロ-4-(8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)-4-((1R,5S)-8-(((S)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メチル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)ナフタレン-2-オール(330mg、377.6μmol)のMeOH(2mL)及びCHCl3(1.7mL)の溶液に0℃でTFA(1.4mL、18.9mmol)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、飽和NaHCO3水溶液(15mL)に0℃で滴加した。混合物をDCM(3×8mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(25→55%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(81.5mg、収率34%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C34H36F3N7O2に対する計算値632.30;実測値:632.3。
5-フルオロ-4-(8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)-4-((1R,5S)-8-(((S)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メチル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)ナフタレン-2-オール(330mg、377.6μmol)のMeOH(2mL)及びCHCl3(1.7mL)の溶液に0℃でTFA(1.4mL、18.9mmol)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、飽和NaHCO3水溶液(15mL)に0℃で滴加した。混合物をDCM(3×8mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(25→55%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(81.5mg、収率34%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C34H36F3N7O2に対する計算値632.30;実測値:632.3。
実施例B4:4-(4-((1R,5S)-8-(((S)-アジリジン-2-イル)メチル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オールの合成
工程1:5-フルオロ-4-(8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)-4-((1R,5S)-8-(((R)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メチル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)ナフタレン-2-オールの合成
4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オール(208.7mg、666.0μmol)及び(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルバルデヒド(240.0mg、765.9μmol)のDCM(3.2mL)溶液に、NaBH(OAc)3(48.8mg、777.0μmol)及びHOAc(95mL、1.66mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、H2O(10mL)中に注いだ。混合物をDCM(3×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル~9%MeOH/EtOAc)により精製して所望の生成物を固体として得た(200mg、収率41%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C53H50F3N7O2に対する計算値874.41;実測値:874.2。
4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オール(208.7mg、666.0μmol)及び(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルバルデヒド(240.0mg、765.9μmol)のDCM(3.2mL)溶液に、NaBH(OAc)3(48.8mg、777.0μmol)及びHOAc(95mL、1.66mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、H2O(10mL)中に注いだ。混合物をDCM(3×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(50%EtOAc/石油エーテル~9%MeOH/EtOAc)により精製して所望の生成物を固体として得た(200mg、収率41%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C53H50F3N7O2に対する計算値874.41;実測値:874.2。
工程2:4-(4-((1R,5S)-8-(((S)-アジリジン-2-イル)メチル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロナフタレン-2-オールの合成
5-フルオロ-4-(8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)-4-((1R,5S)-8-(((R)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メチル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)ナフタレン-2-オール(200mg、228.8μmol)のMeOH(1mL)及びCHCl3(1mL)の溶液に0℃でTFA(339μL、4.58mmol)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した後、飽和NaHCO3水溶液(40mL)に0℃で滴加した。混合物をDCM(3×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(30→55%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(32mg、収率22%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C34H36F3N7O2に対する計算値632.30;実測値:632.2。
5-フルオロ-4-(8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)-4-((1R,5S)-8-(((R)-1-トリチルアジリジン-2-イル)メチル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)ナフタレン-2-オール(200mg、228.8μmol)のMeOH(1mL)及びCHCl3(1mL)の溶液に0℃でTFA(339μL、4.58mmol)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した後、飽和NaHCO3水溶液(40mL)に0℃で滴加した。混合物をDCM(3×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(30→55%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(32mg、収率22%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C34H36F3N7O2に対する計算値632.30;実測値:632.2。
実施例B23:(4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロイソキノリン-2(1H)-イル)((R)-アジリジン-2-イル)メタノンの合成
工程1:tert-ブチル(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)グリシネートの合成
tert-ブチルグリシネート(38.77g、295.6mmol)及び2-ブロモ-3-フルオロベンズアルデヒド(40g、197.0mmol)のDCE(400mL)溶液に、NaBH(OAc)3(125.28g、591.11mmol)を加えた。反応混合物を室温で10時間撹拌した後、冷H2O(200mL)でクエンチした。水相をDCM(3×300mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(300mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(9%→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を油状物として得た(40g、収率64%)。
tert-ブチルグリシネート(38.77g、295.6mmol)及び2-ブロモ-3-フルオロベンズアルデヒド(40g、197.0mmol)のDCE(400mL)溶液に、NaBH(OAc)3(125.28g、591.11mmol)を加えた。反応混合物を室温で10時間撹拌した後、冷H2O(200mL)でクエンチした。水相をDCM(3×300mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(300mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(9%→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を油状物として得た(40g、収率64%)。
工程2:(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)グリシンの合成
tert-ブチル(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)グリシネート(19.5g、61.29mmol)のDCM(195mL)溶液に室温でTFA(195mL、2.63mol)を加えた。混合物を2時間撹拌した後、減圧下にて濃縮して所望の粗生成物(30g)を油状物として得、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。LCMS (ESI)m/z[M+H]C9H9BrFNO2に対する計算値:261.99;実測値:262.0。
tert-ブチル(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)グリシネート(19.5g、61.29mmol)のDCM(195mL)溶液に室温でTFA(195mL、2.63mol)を加えた。混合物を2時間撹拌した後、減圧下にて濃縮して所望の粗生成物(30g)を油状物として得、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。LCMS (ESI)m/z[M+H]C9H9BrFNO2に対する計算値:261.99;実測値:262.0。
工程3:2-((2-ブロモ-3-フルオロベンジル)アミノ)-N-メトキシ-N-メチルアセトアミドの合成
(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)グリシン(20g、76.31mmol)及びN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(37.22g、381.6mmol)のTHF(1L)溶液に0℃でDIPEA(132.9mL、763.1mmol)及びT3P(90.8mL、152.6mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌した後、混合物を室温まで昇温させ、4時間撹拌し、H2O(300mL)に加えた。水相をEtOAc(3×150mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(17%→100%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物(20g)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C11H14BrFN2O2に対する計算値305.03;実測値:305.2。
(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)グリシン(20g、76.31mmol)及びN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(37.22g、381.6mmol)のTHF(1L)溶液に0℃でDIPEA(132.9mL、763.1mmol)及びT3P(90.8mL、152.6mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌した後、混合物を室温まで昇温させ、4時間撹拌し、H2O(300mL)に加えた。水相をEtOAc(3×150mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(17%→100%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物(20g)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C11H14BrFN2O2に対する計算値305.03;実測値:305.2。
工程4:tert-ブチル(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)(2-(メトキシ(メチル)アミノ)-2-オキソエチル)カルバメートの合成
2-((2-ブロモ-3-フルオロベンジル)アミノ)-N-メトキシ-N-メチルアセトアミド(40g、131.1mmol)のTHF(400mL)溶液に、DIPEA(114.2mL、655.4mmol)及びBoc2O(60.2 mL、262.2mmol)を加えた。混合物を室温で10時間撹拌した後、H2O(250mL)に加えた。水相をEtOAc(3×100mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を(17%→100%EtOAc/石油エーテル)で溶出させたシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して所望の生成物を固体として得た(34mg、収率64%)。
2-((2-ブロモ-3-フルオロベンジル)アミノ)-N-メトキシ-N-メチルアセトアミド(40g、131.1mmol)のTHF(400mL)溶液に、DIPEA(114.2mL、655.4mmol)及びBoc2O(60.2 mL、262.2mmol)を加えた。混合物を室温で10時間撹拌した後、H2O(250mL)に加えた。水相をEtOAc(3×100mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を(17%→100%EtOAc/石油エーテル)で溶出させたシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して所望の生成物を固体として得た(34mg、収率64%)。
工程5:tert-ブチル5-フルオロ-4-オキソ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレートの合成
tert-ブチル(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)(2-(メトキシ(メチル)アミノ)-2-オキソエチル)カルバメート(3g、7.40mmol)のTHF(90mL)溶液に-75℃でtBuLi(1.3M、8.0mL)を加えた。反応混合物を30分間撹拌した後、H2O(100mL)中に注いだ。水相をEtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(3%→9%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を油状物として得た(1.4g、収率71%)。
tert-ブチル(2-ブロモ-3-フルオロベンジル)(2-(メトキシ(メチル)アミノ)-2-オキソエチル)カルバメート(3g、7.40mmol)のTHF(90mL)溶液に-75℃でtBuLi(1.3M、8.0mL)を加えた。反応混合物を30分間撹拌した後、H2O(100mL)中に注いだ。水相をEtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(3%→9%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を油状物として得た(1.4g、収率71%)。
工程6:5-フルオロ-2,3-ジヒドロイソキノリン-4(1H)-オンの合成
tert-ブチル5-フルオロ-4-オキソ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート(1.4g、5.28mmol)をHClのEtOAc(4M、14mL)溶液中、室温で1時間撹拌した。次いで、混合物を減圧下で濃縮して所望の生成物(1.6g、粗製、HCl)を固体として得、これを次の工程で直接使用した。
tert-ブチル5-フルオロ-4-オキソ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-カルボキシレート(1.4g、5.28mmol)をHClのEtOAc(4M、14mL)溶液中、室温で1時間撹拌した。次いで、混合物を減圧下で濃縮して所望の生成物(1.6g、粗製、HCl)を固体として得、これを次の工程で直接使用した。
工程7:(R)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-2,3-ジヒドロイソキノリン-4(1H)-オンの合成
5-フルオロ-2,3-ジヒドロイソキノリン-4(1H)-オン(1.5g、7.44mmol、HCl)のDMF(20mL)溶液に0℃で(R)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(4.9g、14.9mmol)及びT3P(6.6mL、11.2mmol)及びDIPEA(6.5mL、37.2mmol)を加えた。混合物を室温で10時間撹拌した後、反応混合物にH2O(50mL)を加えてクエンチした。水相をEtOAc(3×15mL)で抽出した後、合わせた有機層をブライン(15mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1%→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(1.8g、収率51%)。
5-フルオロ-2,3-ジヒドロイソキノリン-4(1H)-オン(1.5g、7.44mmol、HCl)のDMF(20mL)溶液に0℃で(R)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(4.9g、14.9mmol)及びT3P(6.6mL、11.2mmol)及びDIPEA(6.5mL、37.2mmol)を加えた。混合物を室温で10時間撹拌した後、反応混合物にH2O(50mL)を加えてクエンチした。水相をEtOAc(3×15mL)で抽出した後、合わせた有機層をブライン(15mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1%→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(1.8g、収率51%)。
工程8:(R)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イルトリフルオロメタンスルホネートの合成
(R)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-2,3-ジヒドロイソキノリン-4(1H)-オン(338mg、709.3μmol)のTHF(7mL)溶液に-78℃でKHMDS(1M、1.1mL)を滴加し、次いで、N-フェニル-ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(380.1mg、1.06mmol)のTHF(4mL)溶液を加えた。反応混合物を-78℃で30分間撹拌した後、H2O(15mL)を加えてクエンチした。水層をEtOAc(3×4mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(7mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(50%→100%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(300mg、収率70%)。
(R)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-2,3-ジヒドロイソキノリン-4(1H)-オン(338mg、709.3μmol)のTHF(7mL)溶液に-78℃でKHMDS(1M、1.1mL)を滴加し、次いで、N-フェニル-ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(380.1mg、1.06mmol)のTHF(4mL)溶液を加えた。反応混合物を-78℃で30分間撹拌した後、H2O(15mL)を加えてクエンチした。水層をEtOAc(3×4mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(7mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(50%→100%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(300mg、収率70%)。
工程9:(R)-(5-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソキノリン-2(1H)-イル)(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノンの合成
ビス(ピナコラト)ジボロン(917.9mg、3.61mmol)のトルエン(12mL)溶液に、(R)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イルトリフルオロメタンスルホネート(1.1g、1.81mmol)、酢酸カリウム(443.5mg、4.52mmol)及び[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(132.3mg、180.7μmol)を加えた。混合物を脱気し、N2で3回パージした。混合物を90℃で12時間撹拌した後、冷却し、濾過した。濾塊をEtOAc(3×10mL)で洗浄し、有機層を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1%→16%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を油状物として得た(0.9g、収率85%)。
ビス(ピナコラト)ジボロン(917.9mg、3.61mmol)のトルエン(12mL)溶液に、(R)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イルトリフルオロメタンスルホネート(1.1g、1.81mmol)、酢酸カリウム(443.5mg、4.52mmol)及び[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(132.3mg、180.7μmol)を加えた。混合物を脱気し、N2で3回パージした。混合物を90℃で12時間撹拌した後、冷却し、濾過した。濾塊をEtOAc(3×10mL)で洗浄し、有機層を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1%→16%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を油状物として得た(0.9g、収率85%)。
工程10:tert-ブチル(1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(5-フルオロ-2-((R)-1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレートの合成
tert-ブチル(1R,5S)-3-(7-クロロ-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(319.4mg、579.7μmol)のTHF(8mL)及びH2O(2mL)の溶液に、RuPhos Pd G3(52.55mg、57.97μmol)、K3PO4(246.1mg、1.16mmol)、(R)-(5-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソキノリン-2(1H)-イル)(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノン(850mg、1.45mmol)を加えた。混合物を80℃で12時間撹拌した後、H2O(20mL)を加えてクエンチした。EtOAc(5mL)を加えた後、水層をEtOAc(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1%→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(350mg、収率62%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C57H57F3N8O4に対する計算値975.46;実測値:975.5。
tert-ブチル(1R,5S)-3-(7-クロロ-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(319.4mg、579.7μmol)のTHF(8mL)及びH2O(2mL)の溶液に、RuPhos Pd G3(52.55mg、57.97μmol)、K3PO4(246.1mg、1.16mmol)、(R)-(5-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソキノリン-2(1H)-イル)(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノン(850mg、1.45mmol)を加えた。混合物を80℃で12時間撹拌した後、H2O(20mL)を加えてクエンチした。EtOAc(5mL)を加えた後、水層をEtOAc(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1%→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(350mg、収率62%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C57H57F3N8O4に対する計算値975.46;実測値:975.5。
工程11:(4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロイソキノリン-2(1H)-イル)((R)-アジリジン-2-イル)メタノンの合成
tert-ブチル(1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(5-フルオロ-2-((R)-1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(200mg、205.1μmol)のDCM(5mL)溶液に0℃でTFA(5mL、67.5mmol)を加えた。混合物を30分間撹拌した後、NaHCO3水溶液でpH7となるまで希釈した。水層をDCM(3×5mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン水溶液(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(5%→30%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(20mg、収率39%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C33H35F3N8O2に対する計算値633.29;実測値:633.4。
tert-ブチル(1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(5-フルオロ-2-((R)-1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(200mg、205.1μmol)のDCM(5mL)溶液に0℃でTFA(5mL、67.5mmol)を加えた。混合物を30分間撹拌した後、NaHCO3水溶液でpH7となるまで希釈した。水層をDCM(3×5mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン水溶液(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(5%→30%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(20mg、収率39%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C33H35F3N8O2に対する計算値633.29;実測値:633.4。
実施例B24:(4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロイソキノリン-2(1H)-イル)((S)-アジリジン-2-イル)メタノンの合成
工程1:(S)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-2,3-ジヒドロイソキノリン-4(1H)-オンの合成
5-フルオロ-2,3-ジヒドロイソキノリン-4(1H)-オン(2g、9.92mmol、HCl)のDMF(30mL)溶液に0℃で(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(6.53g、19.8mmol)及びT3P(9.47g、14.9mmol)及びDIPEA(8.6mL、49.6mmol)を加えた。混合物を室温で12時間撹拌した後、反応混合物にH2O(200mL)を加えてクエンチした。水相をEtOAc(2×200mL)で抽出した後、合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1%→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(950mg、収率71%)。
5-フルオロ-2,3-ジヒドロイソキノリン-4(1H)-オン(2g、9.92mmol、HCl)のDMF(30mL)溶液に0℃で(S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボン酸(6.53g、19.8mmol)及びT3P(9.47g、14.9mmol)及びDIPEA(8.6mL、49.6mmol)を加えた。混合物を室温で12時間撹拌した後、反応混合物にH2O(200mL)を加えてクエンチした。水相をEtOAc(2×200mL)で抽出した後、合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下にて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1%→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(950mg、収率71%)。
工程2:(S)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イルトリフルオロメタンスルホネートの合成
3つの反応を並行して行った。(S)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-2,3-ジヒドロイソキノリン-4(1H)-オン(350mg、734.5μmol)のTHF(10mL)溶液に-78℃でKHMDS(1M、1.10mL)を滴加し、次いで、N-フェニル-ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(393.6mg、1.10mmol)のTHF(4mL)溶液を加えた。反応混合物を-78℃で1時間撹拌した後、3つの反応物を合わせ、H2O(70mL)を加えてクエンチした。水層をEtOAc(3×40mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0%→5%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(950mg、収率71%)。
3つの反応を並行して行った。(S)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-2,3-ジヒドロイソキノリン-4(1H)-オン(350mg、734.5μmol)のTHF(10mL)溶液に-78℃でKHMDS(1M、1.10mL)を滴加し、次いで、N-フェニル-ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(393.6mg、1.10mmol)のTHF(4mL)溶液を加えた。反応混合物を-78℃で1時間撹拌した後、3つの反応物を合わせ、H2O(70mL)を加えてクエンチした。水層をEtOAc(3×40mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0%→5%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(950mg、収率71%)。
工程3:(S)-(5-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソキノリン-2(1H)-イル)(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノンの合成
ビス(ピナコラト)ジボロン(504.9mg、1.99mmol)のトルエン(20mL)溶液に、(S)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イルトリフルオロメタンスルホネート(1.1g、1.81mmol)、酢酸カリウム(443.5mg、4.5mmol)及び[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(132.3mg、180.7μmol)を加えた。混合物を脱気し、N2で3回パージした。混合物を90℃で12時間撹拌した後、H2O(70mL)を加えてクエンチした。水層をEtOAc(3×40mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(1000mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0%→5%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(1g、収率94%)。
ビス(ピナコラト)ジボロン(504.9mg、1.99mmol)のトルエン(20mL)溶液に、(S)-5-フルオロ-2-(1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イルトリフルオロメタンスルホネート(1.1g、1.81mmol)、酢酸カリウム(443.5mg、4.5mmol)及び[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(132.3mg、180.7μmol)を加えた。混合物を脱気し、N2で3回パージした。混合物を90℃で12時間撹拌した後、H2O(70mL)を加えてクエンチした。水層をEtOAc(3×40mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(1000mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0%→5%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(1g、収率94%)。
工程4:tert-ブチル(1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(5-フルオロ-2-((S)-1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレートの合成
tert-ブチル(1R,5S)-3-(7-クロロ-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(320mg、580.7μmol)のTHF(8mL)及びH2O(2mL)の溶液に、RuPhos Pd G3(52.6mg、58.1μmol)、K3PO4(246.5mg、1.2mmol)、(S)-(5-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソキノリン-2(1H)-イル)(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノン(851.5mg、1.45mmol)を加えた。混合物を80℃で12時間撹拌した後、H2O(15mL)を加えてクエンチした。水層をEtOAc(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1%→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(330mg、収率58%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C57H57F3N8O4に対する計算値975.46;実測値:975.6。
tert-ブチル(1R,5S)-3-(7-クロロ-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(320mg、580.7μmol)のTHF(8mL)及びH2O(2mL)の溶液に、RuPhos Pd G3(52.6mg、58.1μmol)、K3PO4(246.5mg、1.2mmol)、(S)-(5-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イソキノリン-2(1H)-イル)(1-トリチルアジリジン-2-イル)メタノン(851.5mg、1.45mmol)を加えた。混合物を80℃で12時間撹拌した後、H2O(15mL)を加えてクエンチした。水層をEtOAc(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(1%→50%EtOAc/石油エーテル)により精製して所望の生成物を固体として得た(330mg、収率58%)。LCMS(ESI)m/z[M+H]C57H57F3N8O4に対する計算値975.46;実測値:975.6。
工程5:(4-(4-((1R,5S)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-8-フルオロ-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-7-イル)-5-フルオロイソキノリン-2(1H)-イル)((S)-アジリジン-2-イル)メタノンの合成
3つの反応を並行して行った。tert-ブチル(1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(5-フルオロ-2-((R)-1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(100mg、102.55μmol)のDCM(2.5mL)溶液に0℃でTFA(2.5mL、33.77mmol)を加えた。3つの反応混合物を1時間撹拌した後、NaHCO3水溶液(10mL)でpH7となるまで希釈した。水層をEtOAc(3×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン水溶液(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(5%→40%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(24mg)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C33H35F3N8O2に対する計算値633.29;実測値:633.4。
3つの反応を並行して行った。tert-ブチル(1R,5S)-3-(8-フルオロ-7-(5-フルオロ-2-((R)-1-トリチルアジリジン-2-カルボニル)-1,2-ジヒドロイソキノリン-4-イル)-2-(((2R,7aS)-2-フルオロテトラヒドロ-1H-ピロリジン-7a(5H)-イル)メトキシ)ピリド[4,3-d]ピリミジン-4-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(100mg、102.55μmol)のDCM(2.5mL)溶液に0℃でTFA(2.5mL、33.77mmol)を加えた。3つの反応混合物を1時間撹拌した後、NaHCO3水溶液(10mL)でpH7となるまで希釈した。水層をEtOAc(3×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン水溶液(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を逆相クロマトグラフィー(5%→40%MeCN/H2O)により精製して所望の生成物(24mg)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z[M+H]C33H35F3N8O2に対する計算値633.29;実測値:633.4。
実施例-Rasタンパク質と本発明の化合物との架橋によるコンジュゲートの形成
プロトコル: K-Ras G12D(GDP)架橋アッセイ
注:以下のプロトコルは、K-Ras G12D(GDP)に対する手順を概略するものの、当業者は他のRasタンパク質で置き換えることができ、また、GDPを非加水分解型GTP類似体で置き換えて、GTP結合Rasタンパク質を研究することができるであろう。
プロトコル: K-Ras G12D(GDP)架橋アッセイ
注:以下のプロトコルは、K-Ras G12D(GDP)に対する手順を概略するものの、当業者は他のRasタンパク質で置き換えることができ、また、GDPを非加水分解型GTP類似体で置き換えて、GTP結合Rasタンパク質を研究することができるであろう。
GDPロードK-Ras(1-169)G12D、C51S、C80L、C118S、及びGDP-ロードK-Ras(1-169)C51S、C80L、C118Sを、K-Rasアッセイ緩衝液(pH7.4で、12.5mM HEPES、75mM NaCl、及び1mM MgCl2)中で50μMに調整した。各タンパク質溶液の5μLのアリコートを、40μLのアッセイ緩衝液を含有する96ウェルマイクロプレートの各ウェルに添加した。初期の化合物ストックをDMSO中で、その最終アッセイ濃度の100倍で調製した。次に、化合物を、K-Rasアッセイ緩衝液に10倍に希釈して、最終濃度の10倍にした。希釈した各化合物溶液の5μLアリコートを、96ウェルマイクロプレートの各タンパク質溶液に添加し、反応を開始させた後、室温で処理を進めた。化合物の典型的な最終濃度は2、10、及び25μMであった。各時点において、反応物をすぐに分析するか、または、5μLの5%ギ酸溶液でクエンチし、分析するまで4℃で維持した。典型的なアッセイエンドポイントは、1、6及び24時間であった。
データ収集は、Agilent 6230 TOF質量分析計で行った。反応完了物をC4逆相カラムに注入して、緩衝液成分からタンパク質を分離した後で、質量分析計に入れた。移動相の中のアセトニトリル画分を増加させることで、カラムからタンパク質を溶出させ、質量分析器に直接供給した。生データの初期分析は、Agilent MassHunter BioConfirmソフトウェアで行い、1Daの質量工程を含む、最大エントロピーアルゴリズムによる複数のタンパク質荷電状態のデコンボリューションで構成された。全てのデコンボリューションされたタンパク質塊の高さは、さらなるデータ分析のためにエクスポートした。次に、K-Rasタンパク質ピーク高さの合計割合に対する共有結合修飾されたK-Ras種のピーク高さを計算することにより、各タンパク質の修飾率を測定した。
化合物B1、B2、B4、B23及びB24は、最大24時間までK-Ras G12Dとの架橋を示さなかった。化合物B3は、24時間でK-Ras G12Dに対して0%よりも高い架橋を示した。
当業者は、単に通例の実験を使用して、本明細書に記載される本発明に従った特定の実施形態に対する多くの等価物を認識するか、または確認することができるであろう。本発明の範囲は、前述の説明に限定されることを意図するものではなく、むしろ添付の特許請求の範囲に記載される通りである。さらに、本開示は、本明細書の詳細な説明と共に説明されてきたが、前述の記載は例示を目的としており、本開示の範囲を限定するものではなく、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲により定義されるものと理解されるべきである。他の態様、利点、及び変更は、以下の特許請求の範囲内である。
Claims (1)
- 式(I0)、式(II0)、式(III0)または式(IV0)の構造を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩:
[式中、
RI_0は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドであり、
RII_0は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドであり、
X1は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、
X2は、-C(O)-及び-CH2-から選択され、
Y1は、-O-及び-NH-から選択され、
Y2は、-O-及び-NH-から選択され、
R3は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドであり、
R4は、任意に置換されたアジリジンまたは任意に置換されたエポキシドであり、
ただし、前記化合物は、以下のものではない:
]。
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