JP2015142016A - 基板処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】処理容器内のガス流れの均一性及び処理容器内の温度の均一性を向上させる。
【解決手段】ウェハする基板処理装置1は、ウェハWを気密に収容する処理容器10と、処理容器10内で基板を載置する載置台11と、処理容器10内を排気する排気機構80と、を有している。処理容器10は、上面が開口した有底の本体部20と、本体部20の上面を気密に塞ぐフランジ21及び本体部20より直径が小さく且つ載置台11の外側面より直径が大きな側壁40を備えた円筒部22と、フランジ21の上面に設けられ、本体部20の開口を気密に塞ぐ蓋体23と、を備え、フランジ21の上面の溝部41にはヒータ42が配置されている。円筒部22の側壁40の下端には当該側壁40の中心方向に向けて突出する係止部材43が設けられ、係止部材43の上面には、複数の開口44aが形成されたバッフル板44が配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】ウェハする基板処理装置1は、ウェハWを気密に収容する処理容器10と、処理容器10内で基板を載置する載置台11と、処理容器10内を排気する排気機構80と、を有している。処理容器10は、上面が開口した有底の本体部20と、本体部20の上面を気密に塞ぐフランジ21及び本体部20より直径が小さく且つ載置台11の外側面より直径が大きな側壁40を備えた円筒部22と、フランジ21の上面に設けられ、本体部20の開口を気密に塞ぐ蓋体23と、を備え、フランジ21の上面の溝部41にはヒータ42が配置されている。円筒部22の側壁40の下端には当該側壁40の中心方向に向けて突出する係止部材43が設けられ、係止部材43の上面には、複数の開口44aが形成されたバッフル板44が配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、所定の処理ガスを用いて基板処理を行う基板処理装置に関する。
近年、半導体デバイスの微細化に伴い、ドライエッチングやウェットエッチングといった従来のエッチング技術に代えて、化学的酸化物除去処理(Chemical
Oxide Removal:COR)と呼ばれる、より微細化エッチングが可能な手法が注目されている。
Oxide Removal:COR)と呼ばれる、より微細化エッチングが可能な手法が注目されている。
CORは、真空に例えば被処理体としての半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という)表面のシリコン酸化膜(Si02膜)に対して、処理ガスとしてフッ化水素(HF)ガスとアンモニア(NH3)ガスを供給し、これらのガスとシリコン酸化膜とを反応させて生成物を生成する処理である(例えば、特許文献1)。
CORによりウェハ表面に生成された生成物は、次工程で加熱処理を行うことで昇華し、これによりウェハ表面からシリコン酸化膜が除去される。
このようなCOR処理では、真空に保持された処理容器内にウェハを載置し、当該ウェハの上方から処理ガスが供給される。この際、COR処理による処理容器内への生成物の付着を防止するため、処理容器の側壁にはヒータなどの加熱機構が内蔵されている。
また、COR処理においてはウェハ表面への処理ガスの流れの均一性や、ウェハ温度の均一性がウェハ処理の均一性に影響を与える。しかしながら、処理容器底部の中心付近には様々な機器が配置されるため、処理容器内の排気は処理容器底部の外周部近傍から行われていた。その結果、処理容器内の気流に偏りが生じ、ウェハ面内に処理ガスを均一に供給することが困難であった。
また、処理容器内の気流の偏りにより、処理容器側壁の温度も均一なものとならず、その結果、処理容器側壁の温度の影響を受けてウェハ温度にも偏りが生じてしまっていた。そのため、ウェハ面内における処理の均一性が十分に確保できていなかった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、処理容器内のガス流れの均一性及び処理容器内の温度の均一性を向上させることを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、基板を処理する基板処理装置であって、基板を気密に収容する処理容器と、前記処理容器内で基板を載置する載置台と、
前記処理容器内を排気する排気機構と、を有し、前記処理容器は、上面が開口した有底の本体部と、前記本体部の上面を気密に塞ぐフランジ及び前記本体部より直径が小さく且つ前記載置台の外側面より直径が大きな側壁を備えた円筒形状の円筒部と、前記フランジの上面に設けられ、前記本体部の開口を気密に塞ぐ蓋体と、を有し、前記フランジの上面には下方に凹に窪んだ溝部が形成され、前記溝部にはヒータが配置され、前記円筒部の側壁は前記載置台の上面よりも下方に延伸して形成され、且つ前記側壁の下端には、当該側壁の中心方向に向けて突出する係止部材が設けられ、前記係止部材の上面には、複数の開口が形成されたバッフル板が配置されていることを特徴としている。
前記処理容器内を排気する排気機構と、を有し、前記処理容器は、上面が開口した有底の本体部と、前記本体部の上面を気密に塞ぐフランジ及び前記本体部より直径が小さく且つ前記載置台の外側面より直径が大きな側壁を備えた円筒形状の円筒部と、前記フランジの上面に設けられ、前記本体部の開口を気密に塞ぐ蓋体と、を有し、前記フランジの上面には下方に凹に窪んだ溝部が形成され、前記溝部にはヒータが配置され、前記円筒部の側壁は前記載置台の上面よりも下方に延伸して形成され、且つ前記側壁の下端には、当該側壁の中心方向に向けて突出する係止部材が設けられ、前記係止部材の上面には、複数の開口が形成されたバッフル板が配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、処理容器の円筒部に係止部材が設けられ、この係止部材上にバッフル板が配置されているので、排気機構により処理容器内を排気する際、処理容器内、特に載置台外周部近傍のガス流れを均一なものとすることができる。そのため、基板面内に処理ガスを均一に供給することができる。また、円筒部のフランジ上面にはヒータが配置されているので、ヒータにより円筒部を加熱することで、円筒部を均一に加熱することができる。したがって、基板周囲の温度を均一にし、基板温度に偏りが生じることを抑制できる。その結果、面内均一な基板処理を行うことができる。
前記フランジの溝部及びヒータは前記フランジの全周にわたって設けられていてもよい。
前記バッフル板は、前記載置台の外側面の全周にわたって、当該外側面に接して設けられていてもよい。
前記円筒部は、熱伝導率が200W/m℃以上であってもよい。
本発明によれば、処理容器内のガス流れの均一性及び処理容器内の温度の均一性を向上させることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。図1は、本実施の形態にかかる基板処理装置1を概略的に示した縦断面図である。なお、本実施の形態では、基板処理装置1が、例えばウェハWに対してCOR処理を行うCOR処理装置である場合を例にして説明する。
基板処理装置1は、例えば図1に示すように、気密に構成された処理容器10と、処理容器10内でウェハWを載置する載置台11を有している。処理容器10は、上面が開口した有底の略円筒形状に形成された本体部20と、本体部20の上面を気密に塞ぐフランジ21を備えた円筒部22と、本体部20の開口を気密に塞ぐ蓋体23を有している。
載置台11は略円筒形状に形成されており、ウェハWを載置する載置面を備えた上部台11aと、上部台11aを支持する下部台11bを有している。上部台11aには、ウェハWの温度を調整する温度調整機構30が内蔵されている。温度調整機構30は、例えば水などの冷媒を循環させることにより載置台11の温度を調整し、載置台11上のウェハWの温度を制御する。下部台11bの下面は、本体部20の底部上面に設けられた支持部材31により支持されている。
処理容器10の本体部20の側面には、基板処理装置1の外部との間でウェハWの搬入出を行う搬入出口20aが設けられている。この搬入出口20aは、ゲートバルブ32により開閉される。また、本体部20の側壁には、図示しないヒータが内蔵されており、図示しない電源から給電されることにより本体部20の温度が例えば90℃以上に維持される。これにより、COR処理の際、本体部20への反応生成物の付着、堆積を抑制できる。
処理容器10の円筒部22のフランジ21の内側面からは、円筒形状の側壁40が鉛直下方に延伸して設けられている。この側壁40の直径は、本体部20より直径が小さく且つ載置台11の外側面よりも直径が大きく設定されている。また、側壁40の下端部は、載置台11の下部台11bの下面より下方の高さまで延伸している。そのため、円筒部22の側壁40は、載置台11及び本体部20と同心円状で、且つ載置台11の外方の全周を囲むような構成を有している。また、円筒部22の側壁40における処理容器10の搬入出口20aに対応する位置には、ウェハWを搬入出する開口40aが形成されている。
円筒部22のフランジ21の上面には、例えば図2に示すように、下方に凹に窪んだ矩形の溝部41が当該フランジ21の全周にわたって形成されている。この溝部41には、例えば図1に示すように、断面が略矩形状のシースヒータ42が配置されている。このシースヒータ42は、図示しない電源から給電されることにより円筒部22が本体部20と同様に90℃以上に維持される。円筒部22の材料としては、円筒部22全体を均一に加熱するために熱伝導率が高い材料、例えば熱伝導率が概ね200W/m℃以上の材料が用いられ、本実施の形態では、例えばアルミニウムにより形成されている。なお、アルミニウムの熱伝導率は約238W/m℃である。
円筒部22の側壁40の下端部には、側壁40の中心方向、即ち載置台11の外側面に向けて水平に突出する係止部材43が設けられている。係止部材43の上面には、載置台11の下部台11b下面を覆うように設けられた円盤状のバッフル板44が支持されている。バッフル板44の外周部近傍であって、例えば平面視において係止部材43及び載置台11と重ならない位置には、例えば図3に示すように、全周にわたって円形の開口44aが形成されている。また、バッフル板44における支持部材31に対応する位置には、当該支持部材31との干渉を避けるために、他の開口44bが形成されている。なお、バッフル板44の厚みは、その上面が載置台11の下部台11bの下面より下方になるように調整されている。
バッフル板44は、その外径が、例えば円筒部22の側壁40の内側面と同程度かそれより小さく形成されている。換言すれば、バッフル板44は、円筒部22の側壁40の内側に嵌め込まれる程度の大きさに形成されている。また、バッフル板44も、円筒部22と同様に、例えば熱伝導率が概ね200W/m℃以上の材料により形成されている。そのため、加熱された円筒部22によりバッフル板44そのものも加熱される。さらに、バッフル板44が載置台11の下部台11bを覆うように形成されているので、バッフル板44により、載置台11の下部台11b下面も全面にわたって加熱される。そのため、載置台11の外方の全周を囲う円筒部22、及び載置台11の下部台11bを覆うバッフル板44により載置台11の外周部及び下面の全面が加熱されることで、COR処理の際、バッフル板44及び載置台11への反応生成物の付着、堆積を抑制できる。
処理容器10の蓋体23の下面には、載置台41に対向してシャワーヘッド50が設けられている。シャワーヘッド50は、例えば下面が開口し、蓋体23の下面に支持された略円筒形の枠体51と、当該枠体51の内側面に嵌め込まれ、枠体51の天井部と所定の距離離間して設けられた略円盤形状のシャワープレート52と、シャワープレート52と枠体51との間にシャワープレート52に対して平行に設けられたプレート53を有している。
シャワープレート52には、当該シャワープレート52を厚み方向に貫通する開口52aが複数設けられている。枠体51の天井部とプレート53の上面との間には、所定の距離の第1の空間54が形成されている。また、プレート53の下面とシャワープレート52の上面との間には、所定の距離の第2の空間55が形成されている。
プレート53には、当該プレート53を厚み方向に貫通するガス流路60が複数形成されている。ガス流路60は、シャワープレート52の開口52aの概ね半分程度の数が形成されている。このガス流路60は、プレート53の下方のシャワープレート52の上端面まで延伸して、開口52aの上端部に接続されている。そのため、ガス流路60及び当該ガス流路60と接続された開口52aの内部は、第2の空間55とは隔離されている。シャワープレート52及びプレート53は、例えばアルミニウム等の金属により構成されている。
枠体51の下面とプレート53との間の第1の空間54には、第1のガス供給管70を介して第1のガス供給源71が接続されている。第1のガス供給源71は、第1の処理ガスとして、反応ガスであるフッ化水素(HF)ガスと希釈ガスであるアルゴン(Ar)ガスとの混合ガスを供給可能に構成されている。第1のガス供給管70には、第1の処理ガスの供給量を調整する流量調整機構72が設けられている。第1のガス供給源71から供給された第1の処理ガスは、第1の空間54、プレート53のガス流路60、シャワープレート52の開口52aを介して処理容器10内に供給される。
また、第2の空間55には、第2のガス供給管73を介して、第2のガス供給源74も接続されている。第2のガス供給源74は、第2の処理ガスとして、反応ガスであるアンモニア(NH3)ガスと希釈ガスである窒素(N2)ガスとの混合ガスを供給可能に構成されている。第2のガス供給管73には、第2の処理ガスの供給量を調整する流量調整機構75が設けられている。なお、希釈ガスとしては、本実施の形態に限定されず、例えばアルゴンガスのみ用いても、窒素ガスのみ用いてもよいし、他の不活性ガスを用いてもよい。第2のガス供給源74から供給された第2の処理ガスは、第2の空間55、シャワープレート52の開口52aを介して処理容器10内に供給される。そのため、第1の処理ガスと第2の処理ガスとは、処理容器10内におけるシャワープレート52の下方の位置で初めて混合される。
処理容器10の本体部20の底面であって載置台11の外方には、当該処理容器10内を排気する排気機構80が排気管81を介して接続されている。排気管81には、排気機構80による排気量を調整する調整弁82が設けられている。
また、容器部42の底面であって、載置台11の下方には、支持ピンユニット83が設けられている。支持ピンユニット83には、図示しない支持ピンと当該支持ピンを昇降させる昇降機構が内蔵されており、基板処理装置1の外部に設けられた搬送機構(図示せず)との間でウェハWの受け渡しを行う。
基板処理システム装置1には、図1に示すように制御装置100が設けられている。制御装置100は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、基板処理装置1におけるウェハWの処理を制御するプログラムが格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置100にインストールされたものであってもよい。
本実施の形態にかかる基板処理装置1は以上のように構成されており、次に、基板処理装置1を用いて行われる処理について説明する。
ウェハ処理に先立ち、本体部20の側壁に内蔵されたヒータ及び円筒部22に設けられたシースヒータ42により処理容器10が約90℃に加熱される。次いで、表面にシリコン酸化膜を有するウェハWが、基板処理装置1の外部に設けられた搬送機構(図示せず)により処理容器10内の載置台11上に載置される。
その後、ゲートバルブ32を閉じ、排気機構80により処理容器10の内部を所定の圧力まで排気すると共に、温度調整機構30により載置台11上のウェハWを所定の温度、本実施の形態では例えば20℃〜40℃に調節する。次いで、第1の処理ガスと第2の処理ガスを、第1のガス供給源71と第2のガス供給源74からそれぞれ処理容器40内に供給し、ウェハWに対してCOR処理が行われる。COR処理においては、ウェハW表面のシリコン酸化膜がフッ化水素ガス及びアンモニアガスと化学反応し、反応生成物としてフルオロケイ酸アンモニウム(AFS)や水などが生成されてウェハWの表面に保持された状態となる。
この際、第1の処理ガス及び第2の処理ガスは、シャワープレート52を介してウェハ面内に均一に供給される。また、供給された処理ガスは、排気機構80によりバッフル板44の開口44aを介して排気されるので、バッフル板44よりも上方の空間においては均一な処理ガスの流れが形成される。また、処理容器10内のガス流れが均一化されることで、シースヒータ42により加熱される円筒部22に、ガス流れの編流に起因する温度むらが生じることもないので、ウェハWの温度を面内均一に維持することができる。これにより、ウェハW面内を均一にCOR処理することができる
また、円筒部22からの伝熱により、バッフル板44及び載置台11の外周部近傍も加熱されるので、COR処理に際してバッフル板44や載置台11への反応生成物の付着、体積も抑制される。
COR処理が行われると、ゲートバルブ32が開き、ウェハ搬送機構(図示せず)より載置台11上のウェハWが基板処理装置1の外部に搬出される。その後、基板処理装置1外部に設けられた加熱装置によりウェハWが加熱され、COR処理によって生じた反応生成物が気化して除去される。これにより、一連のウェハ処理が終了する。
以上の実施の形態によれば、処理容器10の円筒部22の下端部に係止部材43が設けられ、この係止部材43上に開口44aを有するバッフル板44が配置されているので、処理容器10内、特に載置台11の外周部近傍での処理ガスの流れを均一なものとすることができる。そのため、ウェハ面内に均一に処理ガスを供給し、均一なCOR処理を行うことができる。
また、円筒部22のフランジ21に設けられたシースヒータ42により円筒部22を均一に加熱するので、ウェハWの周囲温度を均一にし、ウェハW面内に温度むらが生じることを抑制できる。この際、円筒部22の内側を流れる処理ガスの流れがバッフル板44により均一なものとなるため、処理ガスの編流に起因する温度むらが生じることもない。したがって、この点からもウェハW面内の温度の均一性を向上させることができる。
さらには、シースヒータ42を、フランジ21の上面に設けたので、例えばシースヒータ42のメンテナンスや交換作業を行うに際しては、蓋体23を開放するだけでシースヒータ42にアクセス可能となる。したがって、メンテナンス等による時間的、作業的負担を軽減することができる。
なお、以上の実施の形態では、シースヒータ42をフランジ21上面の全周にわたって設けた場合を例にして説明したが、円筒部22の温度を均一に維持できれば、シースヒータ42及び溝部41は必ずしもフランジ21の全周にわたって設ける必要はない。また、溝部41の形状も本実施の形態に限定されるものではなく、例えば断面が半円状や三角形状であってもよい。
以上の実施の形態では、バッフル板44の上面に係止部材43を配置していたが、バッフル板44の支持方法は本実施の形態に限定されるものではなく、係止部材43とバッフル板44とが適当に接触することで、シースヒータ42の熱がバッフル板44に伝わるものであれば、その構造は自由に設定できる。例えば係止部材43の下面にバッフル板44をねじ止めする構造であってもよいし、係止部材43を設けずに、円筒部22の側壁40の下端部に直接バッフル板44をねじ止めするようにしてもよい。また、バッフル板44と円筒部22とを一体に構成してもよい。
以上の実施の形態では、排気機構80を処理容器10の底面に接続していたが、排気機構80の配置は本実施の形態の内容に限定されるものではなく、バッフル板44より下方であれば、例えば本体部20の側面に接続してもよい。かかる場合においても、バッフル板44により当該バッフル板44より上方の空間のガス流れが整流されるので、排気機構80の設置の自由度が向上する。
また、バッフル板44の開口44aも必ずしも円形である必要はなく、例えば矩形状であったり、スリット状であったり、例えば図4に示すように、バッフル板44と同心円の円弧状の長穴の開口90であったりしてもよく、処理容器10内で行われる処理の内容に応じて任意に設定できる。なお、処理容器10の構成上、排気管81を処理容器10の本体部20底部の中央部に設けることは困難であり、通常、排気管81は図1に示すように載置台41の外方に設けられる。そのため、排気管81に近い開口44aからの排気流量は、排気管81から遠い開口44aと比較して大きくなり、処理容器10内の排気の流れに若干の偏りが生じる傾向がある。したがって、バッフル板44に形成する開口44aの大きさは必ずしも同じである必要はなく、処理容器10内のガス流れをさらに均一化するために、各開口44aの大きさを適宜調整してもよい。
具体的には、例えば図5に示すように、排気管81に近い位置において、開口44aに代えて当該開口44aよりも小さい開口91を形成し、当該開口91からの排気を制限することで、各開口44a、91間の排気が均一になるようにしてもよい。あるいは、図6に示すように、排気管81から遠い位置において、開口44aよりも大きな開口92を形成して、開口92に排気が流れやすくすることで、各開口44a、92間の排気が均一になるようにしてもよい。また、当然に、排気管81との距離に応じて開口44aの大きさを段階的に変えてもよい。
また、開口44aと他の開口44bとは必ずしも別々に設ける必要はなく、例えば図7に示すように、支持部材31との干渉を避け且つ処理容器10内の排気を整流するように、開口44aと開口44bを一体にした開口93を形成してもよい。
さらには、バッフル板44により排気の整流を行うにあたっては、例えば図8に示すように、開口に代えて、バッフル板44の一部に切り欠き100を形成し、当該切り欠き100を介して処理容器10内の排気を行うようにしてもよい。
なお、本発明者は、確認試験として本実施の形態にかかる基板処理装置1においてCOR処理を行った際の、処理容器10内の温度分布を測定した。その結果を図9に示す。なお、図9では温度分布を等高線で表しており、等高線の1つのピッチは概ね0.3℃である。
図9に示すように、ウェハWの面内温度差は、最大と最小で概ね3℃程度に抑えられている。また、本発明者らが、円筒部22、シースヒータ42及びバッフル板44を有していない従来の基板処理装置により同様のCOR処理を行ったところ、処理容器内における温度分布の傾向は図9に示される状態と大差はないものの、ウェハWの面内温度差は概ね15℃程度となることが確認されている。したがってこの結果から、バッフル板44及びシースヒータ42を備えた円筒部22により、処理容器10内の温度の均一性が向上していることが確認できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。上述の実施の形態は、ウェハにCOR処理を行う場合を例にして説明したが、本発明は処理ガスを用いる他のウェハ処理、例えばプラズマ処理などにも適用できる。
1 基板処理装置
10 処理容器
11 載置台
20 本体部
21 フランジ
22 円筒部
23 蓋体
30 温度調整機構
31 支持部材
32 ゲートバルブ
40 側壁
41 溝部
42 シースヒータ
43 係止部材
44 バッフル板
50 シャワーヘッド
52 シャワープレート
W ウェハ
10 処理容器
11 載置台
20 本体部
21 フランジ
22 円筒部
23 蓋体
30 温度調整機構
31 支持部材
32 ゲートバルブ
40 側壁
41 溝部
42 シースヒータ
43 係止部材
44 バッフル板
50 シャワーヘッド
52 シャワープレート
W ウェハ
Claims (4)
- 基板を処理する基板処理装置であって、
基板を気密に収容する処理容器と、
前記処理容器内で基板を載置する載置台と、
前記処理容器内を排気する排気機構と、を有し、
前記処理容器は、上面が開口した有底の本体部と、前記本体部の上面を気密に塞ぐフランジ及び前記本体部より直径が小さく且つ前記載置台の外側面より直径が大きな側壁を備えた円筒形状の円筒部と、前記フランジの上面に設けられ、前記本体部の開口を気密に塞ぐ蓋体と、を有し、
前記フランジの上面には下方に凹に窪んだ溝部が形成され、
前記溝部にはヒータが配置され、
前記円筒部の側壁は前記載置台の上面よりも下方に延伸して形成され、且つ前記側壁の下端には、当該側壁の中心方向に向けて突出する係止部材が設けられ、
前記係止部材の上面には、複数の開口が形成されたバッフル板が配置されていることを特徴とする、基板処理装置。 - 前記フランジの溝部及びヒータは前記フランジの全周にわたって設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の基板処理装置。
- 前記バッフル板は、前記載置台の下面の全面を覆うように形成されていることを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の基板処理装置。
- 前記円筒部は、熱伝導率が200W/m℃以上であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
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