JP2006251206A - 情報提示装置及び情報提示方法とそのプログラム - Google Patents

情報提示装置及び情報提示方法とそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】実空間上の対象物が移動した後も、少なくとも当該対象物の痕跡を表示することを可能にする。
【解決手段】情報提示装置1のCPU11は、領域情報受付プログラム14aを実行して、カメラ入力I/F15から入力されたカメラ2の撮影画像を表示装置19に表示する。そして、入力装置18から入力される領域情報を受け付け、領域情報記憶エリア13aに記憶させる。また、情報提示装置1のCPU11は、投影制御プログラム14bを実行して、上記領域情報記憶エリア13aに記憶された領域情報をそれぞれ読み出して、投影画像を作成し、作成された投影画像を投影画像記憶エリア13bに記憶すると共に、この投影画像をプロジェクタ出力I/F16からプロジェクタ3に出力する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば、プロジェクタ等の投影装置により情報を提示する情報提示装置及び情報提示方法とそのプログラムに関する。
従来、複数の人で情報を共有する手段の一つとして、実物体の上に情報を投影する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。これによると、対面でのコミュニケーションに限らず、例えば、遠隔作業支援システムのように遠隔地間で情報を伝達する際にも、話の対象となっている実空間上の物体に関連する情報をプロジェクタで投影することができる。このように、実空間上に視覚的に情報を提示することで、情報を容易にかつ正確に伝達することができる。
特開2001−211372号公報
しかしながら、上記従来の情報提示装置のように、実空間に存在する対象物の上に情報を重畳して投影したのち、実空間内の物体が移動した場合、投影された情報だけが提示されたままで、この情報が何に対して付与されたのか不明になる。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、実空間上の対象物が移動した後も、少なくとも当該対象物の痕跡を表示することを可能とする情報提示装置及び情報提示方法とそのプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明に係わる情報提示装置及び情報提示方法とそのプログラムは、撮影装置及び投影装置が配置される空間において、当該空間に存在する対象物に関連する付加情報を上記投影装置により上記空間に提示する情報提示装置であって、上記対象物を上記撮影装置により撮影して得られる第1の画像情報を取得する。そして、上記付加情報の入力を受け付ける手段と、上記取得された第1の画像情報と上記受け付けた付加情報とを合成して第2の画像情報を作成する手段とを備え、作成された第2の画像情報を上記対象物の存在位置に対応付けて、上記投影装置により上記空間に投影させるようにしたものである。
このように構成することにより、実空間上の対象物が移動した後も、対象物に関する情報と対象物との関連性を明確に表すことが可能になる。このため、対象物が移動してしまった場合でも、付加情報のみがそのまま提示されることなく、何に関する付加情報であるか明確に把握させることができる。
また、この発明は次のような各種構成を備えることも特徴とする。
第1の構成は、上記第1の画像情報中の対象物を含む特定の範囲を指定する情報の入力を受け付ける手段と、上記受け付けた特定範囲を指定する情報に基づいて、上記第1の画像情報から上記特定範囲に該当する画像を抽出して第3の画像情報を作成する手段とをさらに備え、上記第2の画像情報を作成する手段は、上記作成された第3の画像情報と上記受け付けた付加情報とを合成して第2の画像情報を作成する。
これにより、対象物の特定範囲にのみ投影画像が表示されるため、対象物と付加情報との関連性を容易に把握することができる。
第2の構成は、上記特定範囲を指定する情報の入力を受け付ける手段は、上記第1の画像情報中の対象物の輪郭を表す情報の入力を受け付けるようにする。
このようにすると、対象物の領域にのみに投影画像が表示されるため、対象物と付加情報との関連性をより確実に把握することができる。
第3の構成は、上記第2の画像情報を作成する手段は、上記第3の画像情報の表示の有無を制御する表示制御手段を備え、上記表示制御手段により表示有りと設定された場合は、上記作成された第3の画像情報と上記受け付けた付加情報とを合成して第2の画像情報を作成し、上記表示制御手段により表示無しと設定された場合は、上記受け付けた付加情報のみからなる第2の画像情報を作成するものである。
このように構成すると、実空間に対象物が存在する場合は、対象物の画像を投影しないようにすることができる。これにより、実空間の対象物に対象物の画像が重畳されて視認性を損なうことがない。
第4の構成は、上記表示制御手段は、上記対象物が上記空間内の上記特定範囲に存在するか否かを判定する対象物検出手段と、上記対象物検出手段により、上記対象物が上記特定範囲に存在しないと判定された場合には上記第3の画像情報を表示有りに設定し、上記対象物が上記特定範囲に存在すると判定された場合には上記第3の画像情報を表示無しに設定する。
これにより、対象物が存在するか否かを検出して、対象物の画像の表示・非表示が自律的に切り替えられるため、対象物に関する情報を対象物と共により確実に伝達することが可能となる。
第5の構成は、上記対象物検出手段は、上記撮影装置により撮影して得られる第4の画像情報と上記第3の画像情報との差分値を算出し、算出された差分値が所定の閾値を超えた場合には上記対象物が存在しないと判定し、上記算出された差分値が所定の閾値を超えない場合には上記対象物が存在すると判定する。
このように構成することにより、新たに他の装置を必要とすることなく実現可能であり、例えば、市販の画像処理アルゴリズムを用いて対象物の存在を簡単に検出することができる。
第6の構成は、空間に存在する対象物を撮影装置により撮影して得られる第1の画像情報を取得する手段を備え、上記第1の画像情報を取得したのち、上記対象物が上記空間内の存在位置に存在するか否かを検出する。この検出により、上記対象物が上記存在位置に存在しないと判定された場合に、上記第1の画像情報を上記対象物の存在位置に対応付けて、投影装置により上記空間に投影させるものである。
このようにすると、付加情報が提示されなくとも、実空間上の対象物が移動した場合に、実空間上に存在した当該対象物の痕跡を明示することができる。
要するにこの発明によれば、実空間上の対象物が移動した後も、少なくとも当該対象物の痕跡を表示することを可能とする情報提示装置及び情報提示方法とそのプログラムを提供することができる。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる情報提示装置を備える情報提示システムを示す概略構成図である。
この情報提示システムは、情報提示装置1とカメラ2とプロジェクタ3とを備える。カメラ2及びプロジェクタ3は、情報提示装置1にそれぞれ接続されている。また、情報提示装置1には、キーボードやマウス等からなる入力装置18と液晶表示器(LCD)等の表示装置19とが接続される。
また、カメラ2及びプロジェクタ3は、同図に示すようにカメラ2の撮影範囲とプロジェクタ3の映像投影範囲が一致するように固定されている。例えば、ハーフミラーやミラー、カメラ2やプロジェクタ3のフォーカス・ズーム機能を用いて、カメラ2とプロジェクタ3の光軸と画角を一致させる。この状態で、カメラ2による撮影画像をそのままプロジェクタ3に出力した場合、被写体である対象物5に対象物5の撮影画像が重なって投影される。また、投影付加情報51は、ユーザが情報提示装置1から入力した対象物5に関連する情報であり、プロジェクタ3により投影される画像、映像またはテキストデータ等で表される。
図2は、この発明の第1の実施形態に係わる情報提示装置1の機能構成を示すブロック図である。
情報提示装置1は、主制御部として中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)11を備える。このCPU11にバス12を介してデータメモリ13とプログラムメモリ14が接続され、さらに、カメラ入力インタフェース(カメラ入力I/F)15と、プロジェクタ出力インタフェース(プロジェクタ出力I/F)16と、入出力インタフェース(入出力I/F)17とが接続される。そして、入出力I/F17には、上述したキーボード等の入力装置18及びLCD等の表示装置19がそれぞれ接続されている。
カメラ入力I/F15は、上記カメラ2との接続インタフェースであり、カメラ2の撮影画像を入力する機能を有する。また、プロジェクタ出力I/F16は、プロジェクタ3との接続インタフェースであり、CPU11の制御のもと、プロジェクタ3に投影画像を出力する。
データメモリ13は、例えば、RAMやハードディスクにより構成され、領域情報記憶エリア13aと投影画像記憶エリア13bが記憶される。領域情報記憶エリア13aには、プロジェクタ3により投影される投影画像を作成するための領域情報が記憶される。図3に領域情報記憶エリア13aの構成を示す。
領域情報記憶エリア13aに記憶される各領域情報は、領域情報を識別するためのIDと、領域画像と、付加情報と、領域座標と、表示フラグとから構成される。領域画像は、カメラ2の撮影画像から対象物5を含む領域を抽出した画像である。付加情報は、画像やテキストデータ等からなる対象物5に関連する付加情報である。領域座標は、上記カメラ2の撮影画像における対象物5の領域を表す座標値である。表示フラグは、領域画像を表示するか否かを“ON”と“OFF”で設定する。
投影画像記憶エリア13bには、上記領域情報記憶エリア13aに基づいて、後述する投影制御プログラム14bにより作成されるプロジェクタ3の投影画像が記憶される。また、投影画像記憶エリア13bに記憶された投影画像は、投影制御プログラム14bにより、プロジェクタ出力I/F16を介してプロジェクタ3に出力される。
プログラムメモリ14には、この発明を実現するための制御プログラムとして、領域情報受付プログラム14aと投影制御プログラム14bとが格納される。領域情報受付プログラム14aは、上記領域情報を構成するための入力データを受け付け、領域情報記憶エリア13aに記憶する機能を有する。また上述したように、投影画像記憶エリア13bには、領域画像を表示するか否かの表示フラグがそれぞれ設けられており、領域情報受付プログラム14aは、この表示フラグを“ON”又は“OFF”に更新する処理を行う。
投影制御プログラム14bは、上記領域情報記憶エリア13aに記憶される領域情報を読み出して、この読み出された領域情報をもとにプロジェクタ3の投影画像を作成し、作成した投影画像を投影画像記憶エリア13bに記憶すると共に、プロジェクタ出力I/F16からプロジェクタ3に出力する。
次に、以上のように構成された情報提示装置1の動作について説明する。図4は、この情報提示装置1の領域情報受付処理の手順とその内容を示すフローチャートである。
はじめに、ステップS4aにより、情報提示装置1は、カメラ2による対象物5の撮影画像をカメラ入力I/F15から取り込み、入出力I/F17により表示装置19に出力する。次に、情報提示装置1のCPU11は、領域情報受付プログラム14aを実行し、キーボードやマウス等の入力装置18から入力される領域情報(ここでは、付加情報、領域座標、表示フラグ)を入出力I/F17を介して取り込む。付加情報は、対象物5に関する表示情報であり、画像データまたは、キーボード等の入力装置から入力されたテキストデータなどである。領域座標は、例えば、対象物5の撮像画像が表示されている表示装置19の画面上で、マウス等の入力装置18により対象物5を包含する領域を移動させ、この移動操作の始点から終点までの軌跡の座標値とする。
次に、ステップS4cにおいて、上記受け付けた領域座標に従ってカメラ2のよる撮影画像から領域画像を抽出する。そして、ステップS4dにより、この領域画像と領域座標と付加情報と表示フラグとを各領域情報に固有に発行されるIDに対応付けて領域情報記憶エリア13aに記憶させる。
次に、上記記憶された領域情報にしたがって、情報提示装置1の情報提示動作について説明する。図5は、この情報提示装置1の領域情報提示処理の手順とその内容を示すフローチャートである。
情報提示装置1のCPU11は、投影制御プログラム14bを実行して、先ず、投影画像記憶エリア13bに記憶される投影画像を初期化したのち、ステップS5a〜S5fにおいて、プロジェクタ3に投影させる投影画像の作成処理を行う。ステップS5bにおいて、領域情報記憶エリア13aから領域情報を読み出す。
そして、ステップS5cにより、表示フラグが、“ON”に設定されているか否かを判定する。この判定により、表示フラグが“ON”の場合は、ステップS5dに移行して、領域画像を領域座標に従って投影画像に書き込む。続いて、ステップS5eにおいて付加情報を上記投影画像に書き込む。一方、ステップS5cの判定において、表示フラグが“OFF”の場合は、ステップS5dの書き込み処理をスキップして、ステップS5eに移行して、付加情報のみを上記投影画像に書き込む。このステップS5b〜S5fの処理を領域情報記憶エリア13aに記憶されるすべての各領域情報についてそれぞれ行う。
そして、上述の処理のように投影画像を作成したのち、ステップS5gにおいて、情報提示装置1のCPU11は、作成された投影画像を投影画像記憶エリア13bに記憶させると共に、この投影画像をプロジェクタ出力I/F16によりプロジェクタ3に出力する。かくして、実空間上の対象物5に重畳された領域画像(対象物5の画像)及びこの対象物5に関連する投影付加情報51がプロジェクタ3により投影される。
このように第1の実施形態では、情報提示装置1のCPU11は、領域情報受付プログラム14aを実行して、カメラ入力I/F15から入力されたカメラ2の撮影画像を表示装置19に表示する。そして、入力装置18から入力される領域情報を受け付け、領域情報記憶エリア13aに記憶させる。また、情報提示装置1のCPU11は、投影制御プログラム14bを実行して、上記領域情報記憶エリア13aに記憶された領域情報をそれぞれ読み出して、投影画像を作成し、作成された投影画像を投影画像記憶エリア13bに記憶すると共に、この投影画像をプロジェクタ出力I/F16からプロジェクタ3に出力するようにしたものである。
したがって第1の実施形態によれば、図10(b)に示したように、対象物5に関する投影付加情報51だけでなく、対象物の画像52も合わせてプロジェクタ3により実際の対象物5に重畳して投影される。従来では、図10(a)のように投影付加情報51のみが投影されていたので、実際の対象物5が存在しなくなった場合に、投影された投影付加情報51が何に対する情報であるのか不明となっていた。この発明では、投影付加情報51と共に対象物の画像52も表示されているため、何に関する付加情報であるのかを確実に把握させることができる。
また、表示フラグを設定することにより領域画像を表示するか否かを制御できる。このように構成すると、実空間に対象物5が存在する場合は、図10(a)に示すように対象物の画像52を投影しないようにすることができる。これにより、実空間の対象物5に対象物の画像52が重畳されることによる視認性の低下を避けることができる。
なお、上記第1の実施形態において、領域座標は、マウス等の入力装置18の移動軌跡の座標値とするように構成したが、その他にも、入力装置18から対象物5を選択することで、市販の画像認識アルゴリズムにより対象物5の輪郭を抽出し、抽出された輪郭を表す座標値を領域座標として用いるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図6は、この発明の第2の実施形態に係わる情報提示装置1Aの機能構成を示すブロック図である。なお、この図は、上記第1の実施形態における情報提示装置1の他の構成例を示すものであり、同図において上記図2と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
情報提示装置1Aは、CPU11を備え、このCPU11にバス12を介してデータメモリ131とプログラムメモリ141が接続され、さらに、カメラ入力I/F15と、プロジェクタ出力I/F16と入出力I/F17とが接続される。そして、上記第1の実施形態と同様に入出力I/F17には入力装置18と表示装置19とが接続されている。
データメモリ131には、領域情報記憶エリア131aと投影画像記憶エリア13bとカメラ画像記憶エリア13cとが記憶される。領域情報記憶エリア131aに記憶される各領域情報は、領域情報を識別するためのIDと、領域画像と、付加情報と、領域座標とから構成される。すなわち、上記第1の実施形態の領域情報記憶エリア13aから、表示フラグが削除されたものである。カメラ画像記憶エリア13cには、カメラ入力I/F15から入力されたカメラ2の撮影画像が記憶される。
プログラムメモリ141には、領域情報受付プログラム14aと投影制御プログラム141bとに加え、差分算出プログラム14cが格納される。差分算出プログラム14cは、上記カメラ画像記憶エリア13cに記憶されるカメラ画像と領域情報記憶エリア131aに記憶される各領域画像との差分をそれぞれ算出する機能を有する。詳細については、後述する。
このように構成された情報提示装置1Aの動作について説明する。図7は、この情報提示装置1Aの領域情報提示処理の手順とその内容を示すフローチャートである。なお、これに先立ち、上記第1の実施形態と同様に図4に示した領域情報受付処理が行われたものとする。
情報提示装置1AのCPU11は、投影制御プログラム14bを実行して、先ず、投影画像記憶エリア13bに記憶される投影画像を初期化したのち、ステップS7a〜S7gにおいて、プロジェクタ3に投影させる投影画像の作成処理を行う。ステップS7bにより、領域情報記憶エリア131aから領域情報(領域画像、領域座標、付加情報)を読み出す。次に、ステップS7cにおいて、上記読み出された領域情報をもとに、領域画像とカメラ画像記憶エリア13cに記憶されるカメラ画像との領域座標内における画素ごとの差分値の総和を算出する。
そして、ステップS7dにおいて、上記算出された差分値の総和と予め決められた閾値とを比較判定し、差分値の総和が閾値より大きい場合には、ステップS7eに移行して、領域画像を領域座標に従って投影画像に書き込む。これに続いて、ステップS7fにおいて付加情報を上記投影画像に書き込む。一方、ステップS7dの判定において、差分値の総和が閾値より小さい場合は、ステップS7dの領域画像の書き込み処理をスキップして、ステップS7fに移行して、付加情報のみを上記投影画像に書き込む。このステップS7b〜S7fの処理を領域情報記憶エリア131aに記憶されるすべての各領域情報についてそれぞれ行う。
そして、上述の処理のように投影画像を作成したのち、ステップS7hにおいて、情報提示装置1AのCPU11は、作成された投影画像を投影画像記憶エリア13bに記憶させると共に、この投影画像をプロジェクタ出力I/F16によりプロジェクタ3に出力する。かくして、実空間上の対象物5に重畳された領域画像(対象物5の画像)及びこの対象物5に関連する投影付加情報51がプロジェクタ3により投影される。
第2の実施形態では、カメラ2から入力される対象物5の撮影画像と領域画像との画素ごとの差分値の総和を算出し、算出された値が予め決められた閾値より大きい場合は、領域画像をプロジェクタ3により投影し、閾値より小さい場合には領域画像を投影しないようにする。つまり、実空間上の対象物5が移動した場合には、領域画像(対象物5の画像)が投影され、実空間上に対象物5が領域情報登録時の位置に存在する場合には、対象物5に領域画像(対象物5の画像)が重畳されることがない。
このような構成であるから、実空間に対象物5が存在するか否かを検出して、対象物5の領域画像の表示/非表示が自律的に切り替えられるため、対象物5に関する投影付加情報51を対象物5と共により確実に伝達することが可能となる。また、これにより、投影付加情報51が存在しない場合でも、実空間上に対象物5が存在した痕跡を明示することができる。
また、実空間に対象物5が存在するか否かの検出処理は、カメラ2の撮影画像と上記領域画像との差分値を算出し、算出された差分値が所定の閾値を超えた場合には、上記対象物が存在しないと判定し、算出された差分値が所定の閾値を超えない場合は、上記対象物5が実空間に存在すると判定している。
このように構成することにより、新たに他の装置を必要とすることなく実現可能であり、例えば、市販の画像処理アルゴリズムを用いて対象物の存在を簡単に検出することができる。また、実空間に対象物5が存在するか否かを判定するための閾値にある程度の幅をもたせることで、例えば、照明条件が多少変化しても対象物5を認識することができるため、ある程度の環境の変化に対しても安定した動作が可能である。
さらに、上記判定において、差分算出に用いた画素数、つまり領域座標に含まれる画素数を用いて、(算出された差分値)/(差分算出に用いた画素数)の値を求め、この値が予め設定された閾値を超えるか否かで対象物5の有無を判定するようにしてもよい。これにより、上述した差分値の積算よりも、領域座標に含まれる画素数で正規化された値を用いることで、領域画像の大小にかかわらず、より適切な指標によって対象物5の有無を判定することができる。
なお、上記第2の実施形態では、カメラ2の撮影画像と領域画像とを画像処理により比較させて実空間上の対象物5の有無を判定するように構成したが、対象物5が領域座標に該当する位置に存在するか否かを検出できればよく、例えば、赤外線センサや超音波センサのような他の検出器を使用するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係わる情報提示装置を備えた遠隔作業支援システムの概略構成図である。なお、同図において上記第1の実施形態における図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
この遠隔作業支援システムは、作業現場に配置される情報提示装置1Bと遠隔指示者がいるサポートセンタに配置される指示装置6との間を通信ネットワークNWを介して接続可能としたものである。上記通信ネットワークNWは、有線伝送路、無線伝送路のどちらでもよく、例えば、LAN(Local Area Network)やインターネットを含むWAN(Wide Area Network)を介するように構成してもよい。情報提示装置1Bには、第1の実施形態と同様にカメラ2及びプロジェクタ3がそれぞれ接続されている。また、指示装置6には、液晶表示器(LCD)などの表示装置とキーボードやマウス等からなる入力装置が接続される。
図9は、図8に示した情報提示装置1Bの機能構成を示すブロック図である。なお、この図は、上記第1の実施形態における情報提示装置1の他の構成例を示すものであり、同図において上記図2と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
情報提示装置1Bは、情報提示装置1における入出力I/F17、入力装置18、及び表示装置19のかわりに通信インタフェース(通信I/F)20を備える。通信I/F20は、上記通信ネットワークNWを経由してサポートセンタに設置される指示装置6との間で通信を行う。また、CPU11に接続されるプログラムメモリ142は、領域情報受付プログラム142aと投影制御プログラム14bとを格納する。
領域情報受付プログラム142aは、指示装置6から入力される領域情報を通信I/F20により受信して、領域情報記憶エリア13aに記憶する。第1の実施形態で述べたように、投影画像記憶エリア13bには、領域画像を表示するか否かの表示フラグがそれぞれ設けられており、領域情報受付プログラム142aは、指示装置6から送信される表示フラグに基づいて、この表示フラグを“ON”又は“OFF”に更新する処理を行う。
指示装置6は、例えば、パーソナル・コンピュータにより構成され、表示装置と入力装置と通信I/Fとを備える。通信I/Fは、上記通信ネットワークNWを経由して作業現場に設置される情報提示装置1Bとの間で通信を行う。表示装置は、液晶表示器(LCD)等により構成され、情報提示装置1Bから送られるカメラ2の撮影画像を表示する。入力装置は、例えば、キーボードやマウスが用いられ、遠隔指示者が領域情報を入力するのに使用される。入力された領域情報は作業装置の通信I/Fから通信ネットワークNWを介して情報提示装置1Bに送信される。
以上のように構成された遠隔作業支援システムの動作について説明する。情報提示装置1BのCPU11は、領域情報受付プログラム142aを実行して、作業現場の様子をカメラ2により撮影し、この撮影画像を通信I/F20により通信ネットワークNWを介して指示装置6に向けて送信する。指示装置6は、情報提示装置1Bから送信されたカメラ2の撮影画像を受信して、表示装置に出力する。
サポートセンタの遠隔指示者は、上記表示装置に表示されたカメラ2の撮影画像から作業現場の様子を把握し、マウス等で対象物5の領域を選択し、この対象物5の領域情報(ここでは、付加情報、領域座標、表示フラグ)を通信ネットワークNWを介して情報提示装置1Bに送信する。そして、情報提示装置1Bは、送信された領域情報を通信I/F20を介して受信する。その後、指示装置6から入力された領域情報にしたがって、第1の実施形態と同様に、上記図4のステップS4c〜S4dの処理を行い、領域情報が領域情報記憶エリア13aに記憶される。このように記憶された領域情報をもとに、第1の実施形態と同様に投影制御プログラム14bにより、対象物5の画像と共に、投影付加情報51がプロジェクタ3により投影される。
以上のように第3の実施形態では、情報提示装置1Bは、通信I/F20を備え、この通信I/F20により通信ネットワークNWを介して指示装置6との間で接続可能である。情報提示装置1BのCPU11は、領域情報受付プログラム142aを実行して、カメラ2の撮影画像を通信I/F20により指示装置6に送信する。一方、指示装置6は、上記送信されたカメラ2の撮像画像を表示装置に出力する。そして、指示装置6は、遠隔指示者から入力装置により入力された領域情報を通信ネットワークNWを介して情報提示装置1Bに送信する。情報提示装置1Bは、この指示装置6から送信された領域情報を通信I/F20により受信して、領域情報記憶エリア13aに記憶するようにしたものである。
これにより、遠隔指示者は、サポートセンタに居ながらにして、作業現場の様子を把握すると共に、対象物5に関連する投影付加情報51を作業現場に提示することができる。さらに、作業現場の対象物5が存在するか否かを遠隔から確認して、領域画像(対象物5の画像)を表示するか否かを制御することができる。
なお、第3の実施形態では、指示装置6から領域情報として領域座標と付加情報とを情報提示装置1Bに送信するように構成したが、表示装置に出力されているカメラ2の撮影画像から領域座標に基づいて領域画像を抽出し、抽出された領域画像と領域座標と付加情報とを送信するようにしてもよい。
この発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、この情報提示装置1は、第3の実施形態に示した遠隔作業支援システム以外にも、例えば、遠隔医療システムや教育支援システムのような様々な用途に適用することができる。また、情報提示装置1の構成、データメモリ13に記憶される項目、及びプログラムメモリ14に格納される各プログラムの処理手順とその処理内容についてもこの発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲でその構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態で開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明の第1の実施形態に係わる情報提示装置を備える情報提示システムを示す概略図。 図1に示す情報提示装置の機能構成を示すブロック図。 図2に示す情報提示装置の領域情報記憶エリアの構成を示す図。 図1に示す情報提示装置の領域情報受付処理の手順とその内容を示すフローチャート。 図1に示す情報提示装置の領域情報提示処理の手順とその内容を示すフローチャート。 この発明の第2の実施形態に係わる情報提示装置を備える情報提示システムを示す概略図。 図6に示す情報提示装置の領域情報提示処理の手順とその内容を示すフローチャート。 この発明の第3の実施形態に係わる情報提示装置を備える遠隔作業支援システムを示す概略図。 図8に示す情報提示装置の機能構成を示すブロック図。 プロジェクタにより投影される画像を示す図。
符号の説明
1,1A,1B…情報提示装置、2…カメラ2…プロジェクタ、5…対象物、51…付加情報、11…CPU、12…バス、13,131…データメモリ、13a,131a…領域情報記憶エリア、13b…投影画像記憶エリア、13c…カメラ画像記憶エリア、14,141,142…プログラムメモリ、14a,142a…領域情報受付プログラム、14b…投影制御プログラム、14c…差分算出プログラム、15…カメラ入力I/F、16…プロジェクタ出力I/F、17…入出力I/F、18…入力装置、19…表示装置、NW…通信ネットワーク、6…指示装置、51…投影付加情報、52…対象物の画像。

Claims (10)

  1. 撮影装置及び投影装置が配置される空間において、当該空間に存在する対象物に関連する付加情報を前記投影装置により前記空間に提示する情報提示装置であって、
    前記対象物を前記撮影装置により撮影して得られる第1の画像情報を取得する手段と、
    前記付加情報の入力を受け付ける手段と、
    前記取得された第1の画像情報と前記受け付けた付加情報とを合成して第2の画像情報を作成する手段と、
    前記作成された第2の画像情報を前記対象物の存在位置に対応付けて、前記投影装置により前記空間に投影させる手段と
    を具備することを特徴とする情報提示装置。
  2. 前記第1の画像情報中の対象物を含む特定の範囲を指定する情報の入力を受け付ける手段と、
    前記受け付けた特定範囲を指定する情報に基づいて、前記第1の画像情報から前記特定範囲に該当する画像を抽出して第3の画像情報を作成する手段と
    をさらに具備し、
    前記第2の画像情報を作成する手段は、
    前記作成された第3の画像情報と前記受け付けた付加情報とを合成して第2の画像情報を作成することを特徴とする請求項1記載の情報提示装置。
  3. 前記特定範囲を指定する情報の入力を受け付ける手段は、
    前記第1の画像情報中の対象物の輪郭を表す情報の入力を受け付けることを特徴とする請求項2記載の情報提示装置。
  4. 前記第2の画像情報を作成する手段は、
    前記第3の画像情報の表示の有無を制御する表示制御手段
    を備え、
    前記表示制御手段により表示有りと設定された場合は、前記作成された第3の画像情報と前記受け付けた付加情報とを合成して第2の画像情報を作成し、前記表示制御手段により表示無しと設定された場合は、前記受け付けた付加情報のみからなる第2の画像情報を作成することを特徴とする請求項2記載の情報提示装置。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記対象物が前記空間内の前記特定範囲に存在するか否かを判定する対象物検出手段と、
    前記対象物検出手段により、前記対象物が前記特定範囲に存在しないと判定された場合には前記第3の画像情報を表示有りに設定し、前記対象物が前記特定範囲に存在すると判定された場合には前記第3の画像情報を表示無しに設定する手段と
    を備えることを特徴とする請求項4記載の情報提示装置。
  6. 前記対象物検出手段は、前記撮影装置により撮影して得られる第4の画像情報と前記第3の画像情報との差分値を算出し、算出された差分値が所定の閾値を超えた場合には前記対象物が存在しないと判定し、前記算出された差分値が所定の閾値を超えない場合には前記対象物が存在すると判定することを特徴とする請求項5記載の情報提示装置。
  7. 空間に存在する対象物を撮影装置により撮影して得られる第1の画像情報を取得する手段と、
    前記第1の画像情報を取得したのち、前記対象物が前記空間内の存在位置に存在するか否かを検出する手段と、
    前記検出する手段により、前記対象物が前記存在位置に存在しないと判定された場合に、前記第1の画像情報を前記対象物の存在位置に対応付けて、投影装置により前記空間に投影させる手段と
    を具備することを特徴とする情報提示装置。
  8. 撮影装置及び投影装置が配置される空間において、当該空間に存在する対象物に関連する付加情報を前記投影装置により前記空間に提示する情報提示方法であって、
    前記対象物を前記撮影装置により撮影して得られる第1の画像情報を取得する過程と、
    前記付加情報の入力を受け付ける過程と、
    前記取得された第1の画像情報と前記受け付けた付加情報とを合成して第2の画像情報を作成する過程と、
    前記作成された第2の画像情報を前記対象物の存在位置に対応付けて、前記投影装置により前記空間に投影させる過程と
    を具備することを特徴とする情報提示方法。
  9. 撮影装置及び投影装置が配置される空間において、当該空間に存在する対象物に関連する付加情報を前記投影装置により前記空間に提示する、コンピュータを備える情報提示装置で使用されるプログラムであって、
    前記対象物を前記撮影装置により撮影して得られる第1の画像情報を取得する処理と、
    前記付加情報の入力を受け付ける処理と、
    前記取得された第1の画像情報と前記受け付けた付加情報とを合成して第2の画像情報を作成する処理と、
    前記作成された第2の画像情報を前記対象物の存在位置に対応付けて、前記投影装置により前記空間に投影させる処理と
    を、前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 対象物が存在すると共に撮影装置及び投影装置が配置される空間において、前記投影装置により前記空間に情報を提示する、コンピュータを備える情報提示装置で使用されるプログラムであって、
    前記対象物を前記撮影装置により撮影して得られる第1の画像情報を取得する処理と、
    前記第1の画像情報を取得したのち、前記対象物が前記空間内の存在位置に存在するか否かを検出する処理と、
    前記検出する処理により、前記対象物が前記存在位置に存在しないと判定された場合に、前記第1の画像情報を前記対象物の存在位置に対応付けて、前記投影装置により前記空間に投影させる処理と
    を、前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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