JP2006037855A - 車室ケーシング及びガスタービン - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、運転停止後の内部における温度偏差を抑制する機構を備えることでキャットバック変形を抑制することができる車室ケーシングを提供することを目的とする。
【解決手段】 外部空気を上部車室ケーシング5a内部に供給するバルブ6が設置されて、ガスタービン運転停止時において、上部車室ケーシング5aより車室ケーシング5の内部に外部空気を導入する。このように、上部車室ケーシング5aより外部空気を導入することで、上部車室ケーシング5aを冷却して、車室ケーシング5の熱変形を防ぐ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、その内部を高温雰囲気とするとともに内部の各領域に生じる温度偏差を抑制する車室ケーシング及びこの車室ケーシングを備えたガスタービンに関する。
近年、ガスタービンの運転時の車室ケーシングで覆われる車室内の環境が高温高圧化している。そのため、ガスタービン運転後そのまま停止させると、車室内が高温雰囲気であるので、車室内に対流が発生し、車室内において温度偏差が生じる。即ち、温度の高い空気が上層部に移動するため、車室内の上層部が下層部に比べて高温となる。この車室内の温度偏差の影響により、タービンのロータの上半部の温度が下半部に比べて高くなる。よって、上半部と下半部それぞれの熱膨張量に差ができるため、この熱膨張量の差によりロータが湾曲し熱変形を起こす。このロータの熱変形を防止するために、従来、ガスタービンの運転停止後、2〜5rpm程度の微速で回転させるターニング運転が行われている。
又、この車室内で生じる温度偏差は、ロータだけでなく車室ケーシングにも影響を与える。即ち、車室ケーシングの上部の温度が下部に比べて高くなり、ロータと同様、車室ケーシングの上部と下部それぞれの熱膨張量に差ができる。そのため、車室ケーシングの上部が湾曲し、熱変形を起こす。この車室ケーシングの熱変形は、キャットバック変形と称される。このように車室ケーシングにキャットバック変形が生じ、その変形量が許容値を超えると、ターニング運転中のロータと車室ケーシングとの接触事故が発生する。この接触事故を防ぐために、本出願人は、車室ケーシングの上部と下部に温度差が生じたときにターニング運転よりもロータの回転数を増大させてスピン運転することで、車室内の温度を均一にするガスタービンを提案している(特許文献1参照)。
特開平6−2570号公報
しかしながら、従来のように、ロータをスピン運転することで車室内の温度偏差を低減させる場合、スピン運転を行うための駆動力が必要とするため、この駆動力を生じさせる電力コストが必要となる。又、車室ケーシングの温度検出を行うことでスピン運転を動作させるタイミングを決定するものとしているが、実際は、運転員の監視下において動作させる必要があるため、ユーザにかかる負担が大きなものとなる。
このような問題を鑑みて、本発明は、運転停止後の内部における温度偏差を抑制する機構を備えることでキャットバック変形を抑制することができる車室ケーシングを提供することを目的とする。又、本発明の別の目的は、キャットバック変形を抑制することができる車室ケーシングを備えたガスタービンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の車室ケーシングは、高温の流体によって回転する回転体の上半分を覆う上部車室ケーシングと、前記回転体の下半分を覆う下部車室ケーシングと、を備える車室ケーシングにおいて、前記上部車室ケーシングを冷却する冷却空気の供給を制御するバルブと、該バルブから供給される前記外部空気を、前記上部車室ケーシングを冷却する前記冷却空気が流れる冷却空気流路に導入する空気導入口と、を備え、前記高温の流体による前記回転体の運転停止後、前記バルブを開いて前記空気導入口より前記冷却空気流路へ前記外部空気を導入することを特徴とする。
このような車室ケーシングにおいて、前記上部車室ケーシングに前記空気導入口を設けるとともに、前記冷却空気流路を前記上部車室ケーシング及び前記下部車室ケーシングによって構成される車室に形成するものとして、前記上部車室ケーシングで覆われる前記車室に前記冷却空気を流すことによって前記上部車室ケーシングの温度上昇を抑えて、車室ケーシングの熱変形を抑制することができる。
このとき、前記空気導入口が、前記上部車室ケーシングの外壁面側に設けられて前記バルブからの空気流路と接続される吸入孔と、前記上部車室ケーシングの内壁面側に設けられて前記車室内に前記冷却空気を噴射する噴出孔と、前記上部車室ケーシングの外壁側に設けられるとともに、前記吸入孔と前記噴出孔とを接続する空気導入溝と、該空気導入溝を覆う蓋と、によって構成されるものとし、前記上部車室ケーシング自身が、前記空気導入溝を通過する前記冷却空気によって冷却されるものとしても構わない。
これらの車室ケーシングにおいて、前記空気導入口が、前記上部車室ケーシングの内壁面側の先端が前記車室内の熱源に対して向くように設置されるものとし、タービン側の第1静翼の翼環、燃焼器、中間軸カバーなどの熱源となる対象物に対して直接、前記冷却空気を噴射するようにしても構わない。又、前記空気導入口が、前記上部車室ケーシングの内壁面側の先端が前記上部車室ケーシングの内壁面に対して向くように設置されるものとし、前記上部車室ケーシングの内壁面に対して、前記冷却空気を噴射するようにしても構わない。
このとき、前記空気導入口が、前記上部車室ケーシングの内壁面側の先端が細くなるノズル形状であるものとし、前記空気導入口の先端から噴射される前記冷却空気の流速を速くして、対象物に対して前記冷却空気が到達するようにしても構わない。
又、前記空気導入口より前記車室内に供給された前記冷却空気を前記回転体を冷却するために前記回転体内部に供給する冷却空気供給管が、前記回転体の前記上部車室ケーシング側の外壁面に設けられるものとし、前記回転体内部に前記冷却空気を通過させて、前記回転体をも冷却するものとしても構わない。
又、前記回転体が、周囲に動翼を設けた圧縮機及びタービンによって形成され、前記圧縮機で圧縮された空気を用いて燃料を燃焼して得た燃焼ガスを前記タービンに供給することで前記タービンを回転する燃焼器を有するとともに、前記車室が、前記圧縮機を備える圧縮機車室と、前記燃焼器を備える燃焼器車室と、前記タービンを備えるタービン車室と、を備えるものとしても構わない。
このとき、前記空気導入口を前記上部車室ケーシングの前記燃焼器車室を形成する部分に設置するとともに、前記燃焼器車室に前記バルブからの前記冷却空気を導入するものとしても構わない。
又、本発明の車室ケーシングにおいて、前記上部車室ケーシングを覆う略半円形状のカバーを備え、該カバーの内壁面と前記上部車室ケーシングの外壁面との間に、前記バルブからの前記冷却空気を流す前記冷却空気流路を形成するとともに、当該冷却空気流路の入口を前記空気導入口とするものとしても構わない。
これらの車室ケーシングにおいて、前記冷却空気を前記バルブに送る送風機又は圧縮機を備えるものとしても構わないし、他のプラントの制御空気を分岐して前記冷却空気として前記バルブに送るものとしても構わない。
又、本発明のガスタービンは、外部空気を圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮された空気を用いて燃料を燃焼する燃焼器と、該燃焼器で得た燃焼ガスが供給されることで回転するタービンと、を備えたガスタービンにおいて、前記圧縮機、前記燃焼器、及び前記タービンそれぞれを覆う車室ケーシングが上述のいずれかの車室ケーシングであるとともに、前記回転体が、周囲に動翼を設けた圧縮機及びタービンによって形成され、運転停止後に、前記バルブを開いて前記冷却空気を前記空気導入口より導入することで、前記上部車室ケーシングと前記下部車室ケーシングの温度差を小さくなるように制御することを特徴とする。
このとき、前記バルブから前記空気導入口に供給する前記冷却空気の流量を制御することで、前記上部車室ケーシングと前記下部車室ケーシングの温度差を制御するものしても構わない。
又、前記上部車室ケーシング及び前記下部車室ケーシングの内の少なくとも一方の温度を検出する温度検出部を備え、該温度検出部によって検出された前記上部車室ケーシング及び前記下部車室ケーシングそれぞれの温度に基づいて、前記バルブから前記空気導入口に供給する前記冷却空気の流量を制御するものとしても構わない。このとき更に、当該温度検出部によって検出された前記上部車室ケーシング及び前記下部車室ケーシングそれぞれの温度に基づいて、前記圧縮機の入口案内翼や前記燃焼器のバイパス弁の開度を制御するものとしても構わない。
又、運転停止後の時間を計測するタイマを備え、前記タイマによって計測された時間に基づいて、前記バルブから前記空気導入口に供給する前記冷却空気の流量を制御するものとしても構わない。このとき更に、前記タイマによって計測された時間に基づいて、前記圧縮機の入口案内翼や前記燃焼器のバイパス弁の開度を制御するものとしても構わない。
本発明によると、運転停止後に上部車室ケーシングを冷却するための冷却空気を導入するための空気導入口が設けられるため、運転停止後に上部車室ケーシングの温度が下部車室ケーシングの温度と比べて高温となることを防ぐことができる。よって、上部車室ケーシングと下部車室ケーシングとの温度差を小さくすることができ、車室ケーシングの熱変形を防ぐことができる。
又、上部車室ケーシング内部に冷却空気を導入することができるため、車室内の温度が分布することを防いで一様な温度とすることができ、車室ケーシングの熱変形を防ぐことができる。又、カバーを上部車室ケーシングの外壁面にもうけることで、上部車室ケーシングの外壁面に冷却空気を流すことができるため、上部車室ケーシングと下部車室ケーシングとの温度差を小さくすることができ、車室ケーシングの熱変形を防ぐことができる。
更に、空気導入口を、熱源に冷却空気を噴射することが可能な形状とすることで、熱源を速く冷却することができるため、車室内が高温となることを防いで、車室ケーシングの熱変形を防ぐことができる。又、空気導入口を、上部車室ケーシングの内壁面に冷却空気を噴射することが可能な形状とすることで、上部車室ケーシングを速く冷却することができるため、上部車室ケーシングと下部車室ケーシングとの温度差を小さくすることができ、車室ケーシングの熱変形を防ぐことができる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態におけるガスタービンの構成を示す断面図である。
図1のガスタービンは、外部から吸気した空気を圧縮する圧縮機1と、圧縮機1で圧縮された空気と燃料が供給されて燃焼ガスを発生する燃焼器2と、燃焼器2で発生された燃焼ガスによって回転するタービン3と、を備える。そして、このガスタービンは、外周に動翼1a,3aが設置されるロータ4と、動翼1a,3aそれぞれとロータ4の軸方向に交互に静翼1b,3bが設置される車室ケーシング5と、を備える。
又、ロータ4は、圧縮機1の動翼1aを備えた圧縮機側ロータ4aと、タービン3の動翼3aを備えたタービン側ロータ4bとが、燃焼器2が設置される位置近傍で中間軸4cによって連結される。更に、上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bとで構成される車室ケーシング5は、ロータ4の外周を覆うことによって、動翼1aと静翼1bとがロータ4の軸方向に交互に並ぶ圧縮機車室5xと、燃焼器2がロータ4の周方向に等間隔に並ぶ燃焼器車室5yと、動翼3aと静翼3bとがロータ4の軸方向に交互に並ぶタービン車室5zと、を形成する。そして、この車室ケーシング5の上部車室ケーシング5aには、運転停止後に高温となっている燃焼器車室5yとタービン車室5zとに冷却用空気を投入するためのバルブ6が設置される。
このように構成されるガスタービンは、圧縮機側ロータ4aの回転に応じて動翼1aが回転することで、圧縮機1内に吸引される空気が、圧縮機側ロータ4aと車室ケーシング5で形成される圧縮機車室5x内における各段の動翼1aと静翼1bの空間に封入されることによって圧縮される。そして、圧縮機1における圧縮機車室5xで圧縮された空気が燃焼器車室5yに流入すると、燃焼器2に供給される。この燃焼器2は、燃料ガスを含む燃料が供給されて圧縮機1からの圧縮空気を使用して燃焼を行い、燃焼ガスを発生する。この燃焼器2より発生した高温高圧の燃焼ガスが、タービン側ロータ4bと車室ケーシング5で形成されるタービン車室5zに供給されることで、燃焼ガスが各段の動翼3aと静翼3bの空間に流れ込み、タービン側ロータ4bを回転させる。このタービン側ロータ4bの回転が中間軸4cを通じて圧縮機側ロータ4aに伝達されるため、圧縮機側ロータ4aも回転する。
ガスタービンの運転時において、圧縮機1、燃焼器2、及びタービン3がそれぞれ上述のように動作し、燃焼器2で高温高圧の燃焼ガスを発生するため、この燃焼器2が設置される燃焼器車室5yと、高温高圧の燃焼ガスが流れるタービン車室5zとが高温となる。このとき、燃焼器2が燃料ガスを含む燃料を燃焼して燃焼ガスを発生するため、燃焼器2などが高温となり、燃焼器車室5yの内部が特に高温となる。
このガスタービンにおける燃焼器車室5y周辺の構成の詳細について、図面を参照して説明する。尚、図2は、上部車室ケーシング5aによる燃焼器車室5y周辺の構成を示す断面図である。又、以下において、「上流」及び「下流」とは、圧縮機1を流れる空気の流れの方向及びタービン3を流れる燃焼ガスの流れの方向に基づくものとする。図2のように、燃焼器2は、上部車室ケーシング5aに設置された燃焼器外筒2aと、燃焼器外筒2aに挿入されて支持される内筒2bと、この内筒2bに接続された尾筒2cと、内筒2bとの接続部と尾筒2cの下流側先端との間に設置されるバイパス弁2dと、を備える。
又、ロータ4の中間軸4cを覆う中間軸カバー4dと、燃焼器2の尾筒2cの下流側先端の燃焼ガス排出口に近接した位置に設置されるタービン側の第1段静翼3b−1を支持する翼環5cと、燃焼器2周辺の車室ケーシング5とによって、燃焼器車室5yが形成される。又、圧縮機1において、最終段静翼1b−nを支持するとともに圧縮空気の排出口付近まで覆うように設置された翼環5dが設けられる。そして、この翼環5dの外周側を覆うような環状の仕切壁5eが、圧縮機1側の車室ケーシング5に設置される。
このように燃焼器車室5y周辺の各部が構成されるとき、この燃焼器車室5y周辺において、上部車室ケーシング5aの燃焼器外筒2aよりも下流側にバルブ6と接続された外気導入口5fを設置する。このように、燃焼器車室5yの一部を形成する上部車室ケーシング5aに外気導入口5fを設置するとともに、この外気導入口5fにバルブ6を接続することで、バルブ6を開いたとき、外部空気がバルブ6及び外気導入口5fを通じて燃焼器車室5yに流入する。尚、バルブ6は、ガスタービン運転時においては閉じられた状態とされ、外部空気が燃焼器車室5yに流入することが防がれる。
そして、燃焼器2の燃焼を停止してガスタービンの運転を停止すると、バルブ6を開いて外部空気を車室ケーシング5内部に導入する。このとき、燃焼器2の燃焼を停止するとともにロータ4の回転数を下げることにより、車室ケーシング5内部の温度及び圧力がともに低下し、車室ケーシング5内部と外気とに差圧が生じてバルブ6を介して外部空気が上部車室ケーシング5a側の燃焼器車室5yに導入される。尚、ターニング運転を行うために、ロータ4は微速で回転している。
このようにバルブ6及び外気導入口5fを介して上部車室ケーシング5a側の燃焼器車室5yに導入された外部空気は、内筒2b及びバイパス弁2dより燃焼器2に供給されると、燃焼器2の尾筒2cの下流側先端から排出される。そして、この燃焼器2から排出される外部空気が、上部車室ケーシング5a側に構成されるタービン車室5z(上部車室ケーシング5aとタービン側ロータ4bとで構成されるタービン車室5z)に導入され、下流側の排気部へ流れて排気される。
このバルブ6及び外気導入口5fより導入される外部空気が、燃焼器車室5y、燃焼器2、及びタービン車室5zそれぞれを流れることで、上部車室ケーシング5a側の燃焼器車室5y、燃焼器2、及びタービン車室5zそれぞれを冷却する冷却空気として働く。よって、運転時の燃焼ガスによって高温となる燃焼器車室5y及びタービン車室5zそれぞれの上部側を冷却空気として流れて冷却するため、燃焼器2より下流側の上部車室ケーシング5a及びタービンロータ4aの上部それぞれを冷却し、ロータ4及び車室ケーシング5それぞれの熱変形を防ぐことができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のガスタービンは、第1の実施形態と同様、図1のような構成のガスタービンを基本構成とする。本実施形態のガスタービンは、上部車室ケーシング5aを冷却するための構成が、第1の実施形態と異なる。よって、以下では、この上部車室ケーシング5aを冷却するための構成部分について、図3を参照して説明する。尚、図3は、本実施形態におけるガスタービンの燃焼器車室周辺の構成を示す断面図である。又、図3の構成において、図2の構成と同一の部分については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態のガスタービンは、図3に示すように、第1の実施形態と同様、燃焼器車室5yにバルブ6を接続して外部空気が導入されるようにしたとき、更に、送風機7を外部に設けるとともに、送風機7から空気がバルブ6を介して外気導入口5fに送られるように空気流路が構成される。このように送風機7をバルブ6に接続することで、第1の実施形態と比べて、更に積極的に上部車室ケーシング5a側の燃焼器車室5y、燃焼器2、及びタービン車室5zそれぞれを冷却する冷却空気を導入することができる。又、送風機7によって冷却空気としてバルブ6を介して外気導入口5fより導入する空気の量を多くすることができるので、より大きな冷却効果を得ることができる。
このように構成されるガスタービンによると、ガスタービン運転時には、バルブ6が閉じられた状態とされるとともに、送風機7の動作が停止されるため、外気導入口5fから冷却空気が供給されることが禁止された状態となる。そして、燃焼器2の燃焼を停止してガスタービンの運転を停止すると、バルブ6を開くとともに送風機7の運転を開始する。よって、送風機7により多くの外部空気がバルブ6を通じて車室ケーシング5内部に導入される。このとき、ターニング運転を行うために、ロータ4は微速で回転している。このように送風機7よりバルブ6及び外気導入口5fを介して上部車室ケーシング5a側の燃焼器車室5yに導入された外部空気は、第1の実施形態と同様、燃焼器車室5y、燃焼器2、及びタービン車室5zそれぞれに導入され、下流側の排気部へ流れて排気される。
このように、本実施形態によると、送風機7を設置することで、第1の実施形態におけるガスタービンと比べて、車室ケーシング5内に導入する空気量が多くなり、その冷却効果を大きくすることができる。尚、本実施形態において、バルブ6に送風機7を接続することで、車室ケーシング5内に多くの冷却空気を供給するものとしたが、この送風機7の代わりに空気圧縮機を接続して圧縮された冷却空気をバルブ6を介して外気導入口5fより導入するものとしても構わない。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のガスタービンは、第1の実施形態と同様、図1のような構成のガスタービンを基本構成とする。本実施形態のガスタービンは、上部車室ケーシング5aを冷却するための構成が、第1の実施形態と異なる。よって、以下では、この上部車室ケーシング5aを冷却するための構成部分について、図4を参照して説明する。尚、図4は、本実施形態におけるガスタービンの燃焼器車室周辺の構成を示す断面図である。又、図4の構成において、図2の構成と同一の部分については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態のガスタービンは、図4に示すように、第1の実施形態と同様、燃焼器車室5yにバルブ6を接続して外部空気が導入されるようにしたとき、更に、蒸気タービンなどの他のプラント8で使用されている制御空気がバルブ6を介して外気導入口5fに送られるように空気流路9が構成される。即ち、プラント8で使用されている制御空気の一部が分岐されて空気流路9を介してバルブ6に流れるとともに、この制御空気が外気導入口5fより導入されて上部車室ケーシング5aにおける冷却空気として働く。
このように構成されるガスタービンによると、ガスタービン運転時には、バルブ6が閉じられた状態とされるため、外気導入口5fから冷却空気が供給されることが禁止された状態となる。そして、燃焼器2の燃焼を停止してガスタービンの運転を停止すると、バルブ6を開くことによって、プラント8における制御空気の一部が空気流路9及びバルブ6を通じて車室ケーシング5内部に導入される。このとき、ターニング運転を行うために、ロータ4は微速で回転している。又、プラント8より空気流路9、バルブ6、及び外気導入口5fを介して上部車室ケーシング5a側の燃焼器車室5yに導入された制御空気は、第1の実施形態と同様、燃焼器車室5y、燃焼器2、及びタービン車室5zそれぞれに導入され、下流側の排気部へ流れて排気される。
このように、本実施形態によると、プラント8における制御空気が導入されるようにするため、第1の実施形態におけるガスタービンに比べて、車室ケーシング5内に導入する空気流量を多くすることができ、その冷却効果を大きくすることができる。又、プラント8における制御空気を使用するため、第2の実施形態のように新たに送風機又は空気圧縮機を設置する必要がなくなる。
尚、第1〜第3の実施形態において、外気導入口5fを燃焼器車室5yに設置されるものとしたが、燃焼器車室5yだけでなく、タービン車室5zの上部車室ケーシング5a側にも設置されるものとしても構わない。又、上部車室ケーシング5a側の燃焼器車室5yやタービン車室5zに外気導入口5fを設置する際、上部車室ケーシング5a側であれば、複数箇所に設けられるものとしても構わない。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のガスタービンは、第1の実施形態と同様、図1のような構成のガスタービンを基本構成とする。本実施形態のガスタービンは、上部車室ケーシング5aに構成される外気導入口の構成が、第1〜第3の実施形態と異なる。よって、以下では、この外気導入口の構成について、図5を参照して説明する。尚、図5は、本実施形態におけるガスタービンに用いられる外気導入口の構成を示す断面図である。
本実施形態のガスタービンに設けられる外気導入口5f1は、図5の断面図に示すように、バルブ6と接続されて空気を供給する外気供給路6aと接続された上部車室ケーシング5aの外壁側の開口面積Saに比べて、上部車室ケーシング5aの内壁側の開口面積Sbが狭くなるように構成される。即ち、外気導入口5f1の形状は、車室ケーシング5aの内部に向かって先が絞られたノズル形状となる。このように外気導入口5f1を構成することによって、バルブ6及び外気供給路6aを介して外気導入口5f1に供給される空気の流速を速くすることができる。
このとき、外気導入口5f1を構成するノズル形状の軸方向Xを、外気導入口5f1からガスタービン停止時に熱源となる部分に対する方向と同一の方向とする。よって、ガスタービン停止時にその温度が高く熱源となる部分に対して、外気導入口5f1を介して導入される冷却空気を到達させることができる。この外気導入口5f1を燃焼器車室5yにおける上部車室ケーシング5aに設けることで、熱源となる燃焼器2や中間軸カバー4dやタービン側の第1段静翼3b−1の翼環5c(図2参照)などに、冷却空気を到達させることができる。よって、この熱源となる燃焼器2や中間軸カバー4や翼環5cの冷却時間を短縮することができるため、車室ケーシング5内部の上半分における冷却時間を短縮することができる。そのため、上部車室ケーシング5a及び下部車室ケーシング5bそれぞれの温度差を小さくすることができ、車室ケーシング5の熱変形を抑えることができる。
又、本実施形態における外気導入口5f1の形状を、図5の断面図に示すような構成としたが、車室ケーシング5内部に向かって先が絞られたノズル形状であれば、他の形状としても構わない。よって、例えば、図6の断面図に示すように、上部車室ケーシング5aにおける外気導入口5f1が設けられる部分を、上部車室ケーシング5aの外側に突起させることで、上部車室ケーシング5aの内壁に凹部51を形成するとともに、この凹部51に収まるように先端がノズル形状とされる外気供給路6bを挿入するものとしても構わない。
即ち、上部車室ケーシング5aの内壁よりも外気供給路6aの先端が外側に位置するように形成し、ガスタービン運転時において、車室ケーシング5内部を流れる流体の流れを妨げることを防ぐ。このとき、外気供給路6bの先端の向きが熱源に向かうように外気供給路6bを設置することで、その先端を絞ることでノズル形状とされた外気供給路6bより供給される外部空気の流速が速くなり、熱源に到達させることができる。
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のガスタービンは、第1の実施形態と同様、図1のような構成のガスタービンを基本構成とする。本実施形態のガスタービンは、上部車室ケーシング5aに構成される外気導入口の構成が、第4の実施形態と異なる。よって、以下では、この外気導入口の構成について、図7を参照して説明する。尚、図7は、本実施形態におけるガスタービンに用いられる外気導入口の構成を示す断面図である。
本実施形態のガスタービンに設けられる外気導入口5f2には、図7の断面図に示すように、バルブ6と接続されて空気を供給する外気供給路6aと接続されるとともにその先端が上部車室ケーシング5aの内壁面に向けられたノズル52が挿入される。この外気導入口5f2に挿入されたノズル52の先端は、図7のように、上部車室ケーシング5aの内壁よりも内側まで突出して屈曲させる。このように構成することで、バルブ6及び外気供給路6aを介してノズル52に供給される外部空気が、ノズル52の先端より上部車室ケーシング5aの内壁面に向かって噴射される。
このように、ノズル52から噴射された外部空気が上部車室ケーシング5aの内壁面に沿うように流れるため、上部車室ケーシング5aの内壁面に対する冷却空気の熱伝達率を大きくすることができる。このようにすることで、バルブ6を介して車室ケーシング5内部に導入する外部空気の空気量を少なくすることができる。
又、このようなノズル52が外気導入口5f2に挿入された構成とされる場合、このような構成を上部車室ケーシング5aの圧縮機車室5x、燃焼器車室5y、及びタービン車室5zのいずれに設けられるものとしても構わない。このとき、圧縮機車室5xを構成する上部車室ケーシング5aに、ノズル52が外気導入口5f2に挿入された構成が設けられた場合、外気導入口5f2に導入される空気量が少なくすることができる。そのため、圧縮機車室5x内部を冷却することなく、上部車室ケーシング5aを冷却して上部車室ケーシング5a及び下部車室ケーシング5bの温度差を小さくすることができる。よって、圧縮機車室5xにおける車室ケーシング5と圧縮機側ロータ4aとの接触を防ぐとともに、車室ケーシング5の熱変形を抑えることができる。
上述のように、本実施形態において、外気導入口5f2に挿入されたノズル52を屈曲させることで上部車室ケーシング5aの内壁面に冷却空気を噴射するものとしたが、図8のように、外気導入口5f2が形成される方向を上部車室ケーシング5aにおける旋回方向(タンジェンシャルな方向)とし、この外気導入口5f2にノズル52を挿入するものとしても構わない。即ち、上部車室ケーシング5aの径方向に対して所定の傾きを与えた方向の孔となるように、外気導入口5f2を形成し、この外気導入口5f2にノズル52を挿入する。このようにすることで、ノズル52を屈曲した場合と同様、ノズル52より上部車室ケーシング5aの内壁面に冷却空気を噴射することができる。尚、図8は、上部車室ケーシング5aのロータ4の軸方向に対して垂直な平面における断面図を表す。
又、本実施形態において形成されるノズル52を、第4の実施形態と同様、その先端が絞られた形状とし、上部車室ケーシング5aの内壁面に噴射する冷却空気の流速を速くするような形状としても構わない。
<第6の実施形態>
本発明の第6の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のガスタービンは、第1の実施形態と同様、図1のような構成のガスタービンを基本構成とする。本実施形態のガスタービンは、上部車室ケーシング5aに構成される外気導入口の構成が、第4又は第5の実施形態と異なる。よって、以下では、この外気導入口の構成について、図9を参照して説明する。尚、図9は、本実施形態におけるガスタービンに用いられる外気導入口の構成を示す断面図である。
本実施形態のガスタービンに設けられる外気導入口5f3は、図9に示すように、上部車室ケーシング5aの外壁側で外気供給路6aと接続される供給路接続孔53と、供給路接続孔53と接続されて上部車室ケーシング5aの外壁側に構成される外気導入溝54と、外気導入溝54の上部(上部車室ケーシング5aの外壁側)を覆う外気導入溝用蓋55と、外気導入溝54と接続されるとともに上部車室ケーシング5aの内壁側に設けられる外気導入孔56と、を備える。尚、図8において、1つの供給路接続孔53から複数の外気導入溝54が分岐して、上部車室ケーシング5aの内壁側に外気導入孔56が複数設けられるものとする。
このように構成することによって、バルブ6及び外気供給路6aを介して外気導入口5f3に外部空気が供給されるとき、供給路接続孔53に供給される空気が上部車室ケーシング5aの外壁側に設けられた外気導入溝54を流れることで、上部車室ケーシング5aを冷却する。この外気導入溝54を流れる冷却空気によって、上部車室ケーシング5a及び下部車室ケーシング5bそれぞれの温度差を小さくすることができる。そして、外気導入溝54を流れた空気は、外気導入溝54に接続された外気導入孔56より上部車室ケーシング5aの内側に導入される。この外気導入孔56より導入される空気が、車室ケーシング5により形成される車室内部の上半分を冷却する冷却空気として働く。
そして、この外気導入孔56を、熱源となる燃焼器2や中間軸カバー4dやタービン側の第1段静翼3b−1の翼環5c(図2参照)などの近傍に設けることによって、この熱源となる燃焼器2や中間軸カバー4や翼環5cに冷却空気を到達させることができる。よって、熱源となる燃焼器2や中間軸カバー4や翼環5cの冷却時間を短縮して、更に、車室ケーシング5内部の上半分における冷却時間を短縮し、車室ケーシング5の熱変形を防ぐことができる。
尚、このように構成される外気導入口5f3が圧縮機車室5xを構成する上部車室ケーシング5aに設置される場合、図10に示すように、外気導入孔56が燃焼車室5yにおける上部車室ケーシング5aの内壁に設けられるように構成される。即ち、圧縮機車室5xを構成する上部車室ケーシング5aに供給路接続孔53が設けられて外気供給路6aと接続されるとともに、この上部車室ケーシング5aにおいて供給路接続孔53から燃焼器車室5yに向かって、その上部が外気導入溝用蓋55で覆われた外気導入溝54が形成される。即ち、仕切壁5eの外周に位置する上部車室ケーシング5aに、供給路接続孔53、外気導入溝54、及び外気導入溝用蓋55が設置される。そして、燃焼器車室5yを構成する上部車室ケーシング5aの圧縮機1側の内壁面に外気導入孔56が形成される。
このように外気導入口5f3を圧縮機車室5xに構成することで、圧縮機車室5xの上部車室ケーシング5aを、外気導入溝54を流れる外部空気によって冷却するため、圧縮機車室5xを構成する上部車室ケーシング5a及び下部車室ケーシング5bの温度差を抑制し、車室ケーシング5の熱変形を抑制することができる。このとき、圧縮機車室5x内は、燃焼器車室5yやタービン車室5zと比べてその内部温度が低い。そのため、冷却空気が導入されると、圧縮機車室5x内部が冷却されて、圧縮機車室5xを構成する車室ケーシング5と圧縮機側ロータ4aとが接触する恐れがある。よって、外気導入孔56を燃焼器車室5yを構成する上部車室ケーシング5aに設けて、燃焼器車室5yに外気導入溝54を流れる冷却空気を導入することで、圧縮機車室5xの冷却が促進されることを防ぐことができる。
尚、第4〜第6の実施形態における外気導入口周辺の構造を、第1〜第3の実施形態における構成のガスタービンに適用することができる。又、第6の実施形態において、外気導入孔56の構造を、第4又は第5の実施形態における構成のようなノズル形状によって構成されるものとしても構わない。
<第7の実施形態>
本発明の第7の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のガスタービンは、第1の実施形態と同様、図1のような構成のガスタービンを基本構成とする。本実施形態のガスタービンは、上述の各実施形態における外気導入口が設置された燃焼器車室内においてロータ内部に冷却空気を供給するための冷却空気供給管が設けられた構成となる。よって、以下では、この冷却空気供給管周辺の構成について、図11を参照して説明する。尚、図11は、本実施形態におけるガスタービンの燃焼器車室周辺の構成を示す断面図である。又、図11の構成において、図2の構成と同一の部分については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態のガスタービンは、図11に示すように、第1の実施形態と同様、燃焼器車室5yを構成する上部車室ケーシング5aに外気導入口5fを設けるとともに、この外気導入口5fにバルブ6を接続して外部空気が燃焼器車室5yに導入されるように構成される。このとき、更に、この燃焼器車室5yに導入された外部空気をロータ4内に冷却空気として供給するための冷却空気供給管41が中間軸カバー4dに設けられる。この冷却空気供給管41は、上部車室ケーシング5a側の中間軸カバー4dに設けられる。そのため、燃焼器車室5yに冷却空気として外気導入口5fより燃焼器車室5yの上半分に導入された外部空気が、冷却空気供給管41を介してロータ4の中間軸4cの上側に供給される。
このようにして、冷却空気供給管41より供給された冷却空気は、中間軸4cと中間軸カバー4dの間に形成される環状の冷却空気室42に導入される。この冷却空気室42に導入された冷却空気が中間軸カバー4dの外部に漏れないようにするために、中間軸4cの両端位置にラビリンスシール43,44が設けられている。尚、ラビリンスシール43が圧縮機側ロータ4aとの接続端側に設けられるとともに、ラビリンスシール44がタービン側ロータ4bとの接続端側に設けられ、ロータ4と中間軸カバー4dとの間からの冷却空気の漏れを防いでいる。
又、この冷却空気室42に導入された冷却空気がタービン側ロータ4bに対して流れるように、ラビンリンスシール44と中間軸4cとの間に空気流路45が設けられる。そして、タービン側ロータ4bを構成する動翼3aが設置されるディスク46に対して、空気流路45を流れる冷却空気が供給されると、この冷却空気がディスク46に設けられた環状の空気流路46aに流れ込むことで、ロータ4b内部を冷却する。又、冷却空気室42に導入された冷却空気は、中間軸カバー4dとディスク46との間を冷却空気を流れるとともに、タービン側ロータ4bを構成する各ディスク46の空気流路46aに供給された冷却空気が、各ディスク46間を流れることで、ロータ4bから静翼3a及び動翼3bに至る位置を冷却する。
このように本実施形態では、上部車室ケーシング5a側の燃焼器車室5yにおける中間軸カバー4dに対して設置された冷却空気供給管41を介して、燃焼器車室5yに導入された冷却空気をタービン側ロータ4b内部に流すことができる。よって、ロータ4の冷却速度を速めることができるため、車室ケーシング5によって構成される車室内部を均一に冷却することができ、車室ケーシング5の熱変形量の増加を抑止することができる。
尚、本実施形態において、燃焼器車室5yを構成する上部車室ケーシング5aに対して外気導入口が設置されるものであれば、第1〜第3の実施形態における構成を備えるものとしても構わない。このとき、更に、外気導入口5fの代わりに、第4〜第6の実施形態における構成の外気導入口5f1〜5f3によって構成されるものとしても構わない。
<第8の実施形態>
本発明の第8の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のガスタービンは、第1の実施形態と同様、図1のような構成のガスタービンを基本構成とする。本実施形態のガスタービンは、上述の各実施形態と異なり、上部車室ケーシングの外側を覆うようにカバーが設けられる。よって、以下では、この上部車室ケーシングの外側を覆うカバーの構成について、図12を参照して説明する。尚、図12は、本実施形態におけるガスタービンに用いられる上部車室ケーシングの外側を覆うカバーの構成を示す断面図である。
本実施形態のガスタービンは、図12に示すように、上部車室ケーシング5aのみを覆うように半円形状となるカバー10が設けられるとともに、このカバー10の更に外側を覆うように保温材11が設けられる。このとき、カバー10と上部車室ケーシング5aとの間には空間が設けられて、空気流路12とされる。そして、この空気流路12において、上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bとが接続された部分に近い側を外部空気導入口13とするとともに、カバー10及び保温材11の最上部に空気排出口14を設ける。
このように構成することで、バルブ6より供給される外部空気が外部空気導入口13より空気流路12に導入され、この外部空気が空気流路12の下側から上側に向かって冷却空気として上部車室ケーシング5aの外側を流れた後、カバー10及び保温材11の最上部に設けられた外部空気排出口14より外部に排出される。よって、運転停止後において、カバー10と上部車室ケーシング5aの間に設けられる空気流路12を流れる冷却空気によって上部車室ケーシング5aを冷却することができるため、上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bとの温度差を小さくすることができ、車室ケーシング5の熱変形を抑制することができる。
又、本実施形態のように構成されるとき、第2又は第3の実施形態のように、バルブ6に対して送風機や圧縮機から外部空気が送られるものとしても構わないし、バルブ6に対してプラントで使用される制御空気が送られるものとしても構わない。更に、このようなカバー10及び保温材11を、上部車室ケーシング2aにおける特に高温となる燃焼器車室5yやタービン車室5zを構成する部分のみに設置されるものとしても構わない。
<第9の実施形態>
本発明の第9の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のガスタービンは、第1の実施形態と同様、図1のような構成のガスタービンを基本構成とする。本実施形態のガスタービンは、第8の実施形態と異なり、外部空気排出口がカバーでなく上部車室ケーシングに設けられ、車室ケーシング内部に外部空気を導入する外部空気導入口として構成される。よって、以下では、この上部車室ケーシングの外側を覆うカバー周辺の構成について、図13を参照して説明する。尚、図13は、本実施形態におけるガスタービンに用いられる上部車室ケーシングの外側を覆うカバー周辺の構成を示す断面図である。
本実施形態のガスタービンは、図13に示すように、図12に示す外部空気排出口14の代わりに、第1〜第3の実施形態に示すガスタービンと同様、上部車室ケーシング5aに外部空気導入口5fが設けられる。この上部車室ケーシング5aに設けられる外部空気導入口5fは、カバー10と上部車室ケーシング5aとの間の空気流路12に設けられる外部空気導入口13よりも上部となる位置に設置される。
このように構成することで、空気流路12を流れて上部車室ケーシング5aの外壁側から上部車室ケーシング5aを冷却した冷却空気が、外部空気導入口5fを介して上部車室ケーシング5aの内部に流れ込む。即ち、この外部空気導入口5fが、空気流路12において、図12における外部空気排出口14と同様の役割を果たす。この外部空気導入口5fを介して上部車室ケーシング5aの内部に流れ込む冷却空気は、車室ケーシング5に対して第1の実施形態と同様の効果を与える。
尚、本実施形態において、上部車室ケーシング5aに設けられる外部空気導入口5fは、空気流路12に設けられる外部空気導入口13よりも上部に設けられるのであれば、複数としても構わない。又、本実施形態においても、第8の実施形態と同様、第2又は第3の実施形態のように、バルブ6に対して送風機や圧縮機から外部空気が送られるものとしても構わないし、バルブ6に対してプラントで使用される制御空気が送られるものとしても構わない。
更に、外部空気導入口を、外部空気導入口5fの代わりに、第4〜第6の実施形態と同様の形状の外部空気導入口5f1〜5f3としても構わない。又、第7の実施形態のように、外部空気導入口5fを燃焼器車室5yを構成する上部車室ケーシング5aに設けるとともに、ロータ4内に燃焼器車室5yに導入された冷却空気が供給されるような構成を追加しても構わない。
<第10の実施形態>
本発明の第10の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のガスタービンは、第1の実施形態と同様、図1のような構成のガスタービンを基本構成とする。又、本実施形態のガスタービンは、上述の各実施形態のような構成の冷却装置を備えるとともに、この冷却装置に供給する外部空気量を調整するための冷却システムを備える。よって、以下では、このガスタービンに適用した冷却システムの構成について、図14を参照して説明する。尚、図14は、本実施形態におけるガスタービンに用いられる冷却システムの構成を示す断面図である。
図14のガスタービンにおける冷却システムは、上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bそれぞれの温度を検出するための熱電対などの温度検出器20a,20bと、バルブ6を介して上部車室ケーシング5aを冷却する外部空気の流量を制御する空気流量制御弁21と、燃焼器2に供給する燃料の流量を制御する燃料流量制御弁22と、温度検出器20a,20bで検出された上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bそれぞれの温度に基づいて空気流量制御弁21の開度を制御する制御装置23と、ロータ4を回転させるモータ24と、を備える。
このとき、図15に示すように、温度検出器20aが、上部車室ケーシング5aにおける、圧縮機車室5xと燃焼器車室5yの境界近傍となる位置T1や、燃焼器車室5yにおけるバイパス弁2dの近傍の位置T2,T3などに設置される。又、温度検出器20bが、温度検出器20aとロータ4を軸として対称となる位置に設置されるため、下部車室ケーシング5bにおける、圧縮機車室5xと燃焼器車室5yの境界近傍となる位置T4や、燃焼器車室5yにおけるバイパス弁2dの近傍の位置T5,T6などに設置される。
このように構成されるとき、燃焼器2に供給する燃料の流量が0となるように、制御装置23によって燃料流量制御弁22が制御されて、その開度が0とされて燃料制御弁22が閉じられると、ガスタービンが運転を停止する。その後、制御装置23によってモータ24が駆動されることによって、ロータ4を微速で回転させてターニング運転を行うとともに、バルブ6を開いて上部車室ケーシング5aに外部空気が導入可能な状態とする。このとき、温度検出器20a,20bそれぞれで検出された上部車室ケーシング5a及び下部車室ケーシング5bそれぞれの温度が制御装置23に与えられる。
そして、制御装置23では、上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bとの温度差を求め、この温度差が大きくなると、上部車室ケーシング5aを冷却するために、空気流量制御弁21の開度を開いて、バルブ6より上部車室ケーシング5aを冷却するために供給する外部空気の流量を多くする。又、上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bとの温度差が小さくなると、上部車室ケーシング5aを冷却効果を小さくするために、空気流量制御弁21の開度を閉じて、バルブ6を流れる外部空気の流量を少なくする。このようにして、上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bの温度差を小さくし、運転停止後の車室ケーシングにおける熱変形を防止する。
又、本実施形態において、温度検出器20a,20bを設けて上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bとの温度差を常に監視して、運転停止後の車室ケーシングにおける熱変形を防止するものとしたが、図16に示すように、温度検出器20a,20bの代わりにタイマ20cを設けて、所定時間毎に空気流量制御弁21の開度を制御して、運転停止後の車室ケーシングにおける熱変形を防止するものとしても構わない。
このとき、燃料流量制御弁22を閉じてガスタービンの運転を停止すると、温度検出器20a,20bを設けた冷却システムと同様、まず、モータ24を駆動してターニング運転を開始するとともにバルブ6を開く。その後、制御装置23がタイマ20cによって所定時間t1が経過したことを確認すると、空気流量制御弁21の開度を開いて、上部車室ケーシング5aの冷却空気となる外部空気の導入を行う。このように、バルブ6からの外部空気の導入を行った後、タイマ20cによって所定時間t2が経過したことを確認すると、空気流量制御弁21の開度を閉じて、バルブ6からの外部空気の供給量を低減させて、最終的に、空気流量制御弁21を閉じる。
このように、図16のようにタイマ20cを設けてガスタービン運転停止後、時間に応じて上部車室ケーシング5aへの外部空気の供給量を制御することで、運転停止後の車室ケーシングにおける熱変形を防止する。このとき、予め、空気流量制御弁21の開度を制御するための時間を測定しておき、この測定時間を制御装置23に記憶させることによって、空気流量制御弁21の開度の最適な時間制御を行うことができる。
又、図14のように温度検出器20a,20bが上部車室ケーシング5a及び下部車室ケーシング5bそれぞれに設けられるものでなく、温度検出器20aのみが上部車室ケーシング5aに設けられ、上部車室ケーシング5aの温度に応じて空気流量制御弁21の開度が制御されるものとしても構わない。更に、図16のような冷却システムに更に上述の温度検出器20a,20bを設けて、運転停止時の温度に応じて制御時間を変更するようにしても構わない。
<第11の実施形態>
本発明の第11の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のガスタービンは、第1の実施形態と同様、図1のような構成のガスタービンを基本構成とする。又、本実施形態のガスタービンは、第1〜第7又は第9の実施形態のような構成となるとともに、上部車室ケーシングに供給する外部空気量を調整するための冷却システムを備える。更に、第10の実施形態と異なり、圧縮機に設けられる入口案内翼(IGV)によって、供給する外部空気量を調整する。
以下では、このガスタービンに適用した冷却システムの構成について、図17を参照して説明する。尚、図17は、本実施形態におけるガスタービンに用いられる冷却システムの構成を示す断面図であり、図14の構成と同一の部分については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図17のガスタービンにおける冷却システムは、図14における温度検出器20a,20bと、燃料流量制御弁22と、モータ24に加えて、温度検出器20a,20bで検出された上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bそれぞれの温度に基づいて圧縮機1に設けられたIGV1xの開度を制御する制御装置23aを備える。このとき、温度検出器20a,20bはそれぞれ、第10の実施形態と同様、図15に示すように、上部車室ケーシング5aの位置T1〜T3及び下部車室ケーシング5bの位置T4〜T6に設置される。このように構成された冷却システムは、第10の実施形態と同様、温度検出器20a,20bそれぞれで検出された温度差に応じて、上部車室ケーシング5aに供給する外部空気の流量を制御することで、車室ケーシング5の熱変形を防止する。
即ち、ガスタービンの運転を停止して、バルブ6を開くとともにモータ24を駆動してターニング運転を開始した後、上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bとの温度差が大きくなると、IGV1xを閉じるように制御装置23aで制御する。このようにすることで、圧縮機1から供給される空気量を少なくすることで車室ケーシング5によって構成される車室の圧力を下げて、バルブ6より上部車室ケーシング5aに導入する外部空気の流量を多くする。
その後、上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bとの温度差が小さくなったことを確認すると、IGV1xを開くように制御装置23aで制御する。よって、圧縮機1から供給される空気量を多くすることで車室ケーシング5によって構成される車室の圧力を上げて、バルブ6より上部車室ケーシング5aに導入する外部空気の流量を少なくする。そして、外部空気の導入が不要となる温度差になると、バルブ6を閉じて上部車室ケーシング5aへの外部空気の供給を停止する。
このように本実施形態では、第10の実施形態と異なり、IGV1xの開度を調整することで、上部車室ケーシング5aへ供給される冷却空気の流量を調節し、車室ケーシング5の熱変形を防ぐ。尚、本実施形態においても、第10の実施形態と同様、図18に示すように、温度検出器20a,20bの代わりにタイマ20cを設けて、IGV1xの開度をタイマ20cで計測される時間によって制御するものとしても構わない。即ち、ガスタービンの運転停止した後、まず、時間t1が経過すると、IGV1xを閉じて冷却空気の流量を多くする。その後、時間t2が経過すると、IGV1xを開いて冷却空気の流量を少なくする。又、本実施形態において、冷却空気の流量を調節するために開度が調節されるIGV1xは、上部ケーシング5aで覆われる部分のIGV1xのみとしても構わないし、圧縮機1に設けられた全てのIGV1xとしても構わない。
<第12の実施形態>
本発明の第12の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のガスタービンは、第1の実施形態と同様、図1のような構成のガスタービンを基本構成とする。又、本実施形態のガスタービンは、第1〜第7又は第9の実施形態のような構成となるとともに、上部車室ケーシングに供給する外部空気量を調整するための冷却システムを備える。更に、第10及び第11の実施形態と異なり、燃焼器に設けられるバイパス弁によって、供給する外部空気量を調整する。
以下では、このガスタービンに適用した冷却システムの構成について、図19を参照して説明する。尚、図19は、本実施形態におけるガスタービンに用いられる冷却システムの構成を示す断面図であり、図14の構成と同一の部分については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。又、本実施形態では、燃焼器車室5yを構成する上部車室ケーシング2aに外部空気導入口5f,5f1〜5f3のいずれかが設けられるものとする。
図19のガスタービンにおける冷却システムは、図14における温度検出器20a,20bと、燃料流量制御弁22と、モータ24に加えて、温度検出器20a,20bで検出された上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bそれぞれの温度に基づいて燃焼器2に設けられたバイパス弁2dの開度を制御する制御装置23bを備える。このとき、温度検出器20a,20bはそれぞれ、図15に示すように、第10の実施形態と同様、上部車室ケーシング5aの位置T1〜T3及び下部車室ケーシング5bの位置T4〜T6に設置される。このように構成された冷却システムは、第10の実施形態と同様、温度検出器20a,20bそれぞれで検出された温度差に応じて、上部車室ケーシング5aに供給する外部空気の流量を制御することで、車室ケーシング5の熱変形を防止する。
即ち、ガスタービンの運転を停止して、バルブ6を開くとともにモータ24を駆動してターニング運転を開始した後、上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bとの温度差が大きくなると、バイパス弁2dを閉じるように制御装置23bで制御する。このようにすることで、バイパス弁2dから燃焼器2に逃げる空気量を少なくすることで、燃焼器車室5yに導入された外部空気による燃焼器車室5yにおける冷却効果を大きくする。
その後、上部車室ケーシング5aと下部車室ケーシング5bとの温度差が小さくなったことを確認すると、バイパス弁2dを開くように制御装置23bで制御する。よって、燃焼器車室5yに導入された外部空気をバイパス弁2dから燃焼器2を介してタービン車室5z等に逃がすことで、外部空気による冷却効果を車室ケーシング5によって構成される各車室に分散させる。そして、外部空気の導入が不要となる温度差になると、バルブ6を閉じて上部車室ケーシング5aへの外部空気の供給を停止する。
このように本実施形態では、第10の実施形態と異なり、バイパス弁2dの開度を調整することで、燃焼器車室5yへ供給される冷却空気の流量を調節し、車室ケーシング5の熱変形を防ぐ。尚、本実施形態においても、第10の実施形態と同様、図20に示すように、温度検出器20a,20bの代わりにタイマ20cを設けて、バイパス弁2dの開度をタイマ20cで計測される時間によって制御するものとしても構わない。即ち、ガスタービンの運転停止した後、まず、時間t1が経過すると、バイパス弁2dを閉じて燃焼器車室5yにおける冷却空気の流量を多くする。その後、時間t2が経過すると、バイパス弁2dを開いて燃焼器車室5yにおける冷却空気の流量を少なくする。又、本実施形態において、冷却空気の流量を調節するためにバイパス弁2dの開度が調節される燃焼器2は、上部ケーシング5aで覆われる部分の燃焼器2のみとしても構わないし、全ての燃焼器2としても構わない。
尚、本発明のガスタービンの冷却システムの別の構成として、この第10〜第12の実施形態におけるガスタービンの冷却システムを組み合わせた構成によって成るものとしても構わない。即ち、空気流量制御弁21、IGV1x、及びバイパス弁6dの開度の制御を組み合わせることで、車室ケーシング5の熱変形を防止するために最適な冷却動作を行うようにすることができる。
は、本発明の各実施形態の基本構成となるガスタービンの構成を示す断面図である。 は、第1の実施形態のガスタービンの燃焼器車室周辺の構成を示す断面図である。 は、第2の実施形態のガスタービンの燃焼器車室周辺の構成を示す断面図である。 は、第3の実施形態のガスタービンの燃焼器車室周辺の構成を示す断面図である。 は、第4の実施形態のガスタービンにおける外気導入口の構成を示す断面図である。 は、第4の実施形態のガスタービンにおける外気導入口の別の構成を示す断面図である。 は、第5の実施形態のガスタービンにおける外気導入口の構成を示す断面図である。 は、第5の実施形態のガスタービンにおける外気導入口の別の構成を示す断面図である。 は、第6の実施形態のガスタービンにおける外気導入口の構成を示す断面図である。 は、第6の実施形態のガスタービンにおける外気導入口を圧縮機車室に設けたときの構成を示す断面図である。 は、第7の実施形態のガスタービンの燃焼器車室周辺の構成を示す断面図である。 は、第8の実施形態のガスタービンの車室ケーシングの構成を示す断面図である。 は、第9の実施形態のガスタービンの車室ケーシングの構成を示す断面図である。 は、第10の実施形態のガスタービンの冷却システムの構成を示す図である。 は、第10〜第12の実施形態のガスタービンの冷却システムで使用する温度検出器の位置関係を示す図である。 は、第10の実施形態のガスタービンの冷却システムの別の構成を示す図である。 は、第11の実施形態のガスタービンの冷却システムの構成を示す図である。 は、第11の実施形態のガスタービンの冷却システムの別の構成を示す図である。 は、第12の実施形態のガスタービンの冷却システムの構成を示す図である。 は、第12の実施形態のガスタービンの冷却システムの別の構成を示す図である。
符号の説明
1 圧縮機
2 燃焼器
3 タービン
4 ロータ
5 車室ケーシング
6 バルブ
7 送風機
8 プラント
9 空気流路
10 カバー
11 保温材
12 空気流路
13 空気導入口
14 空気排出口
20a,20b 温度検出器
21 空気流量制御弁
22 燃料流量制御弁
23 制御装置
24 モータ

Claims (19)

  1. 高温の流体によって回転する回転体の上半分を覆う上部車室ケーシングと、前記回転体の下半分を覆う下部車室ケーシングと、を備える車室ケーシングにおいて、
    前記上部車室ケーシングを冷却する冷却空気の供給を制御するバルブと、
    該バルブから供給される前記外部空気を、前記上部車室ケーシングを冷却する前記冷却空気が流れる冷却空気流路に導入する空気導入口と、
    を備え、
    前記高温の流体による前記回転体の運転停止後、前記バルブを開いて前記空気導入口より前記冷却空気流路へ前記外部空気を導入することを特徴とする車室ケーシング。
  2. 前記上部車室ケーシングに前記空気導入口を設けるとともに、前記冷却空気流路を前記上部車室ケーシング及び前記下部車室ケーシングによって構成される車室に形成することを特徴とする請求項1に記載の車室ケーシング。
  3. 前記空気導入口が、
    前記上部車室ケーシングの外壁面側に設けられて前記バルブからの空気流路と接続される吸入孔と、
    前記上部車室ケーシングの内壁面側に設けられて前記車室内に前記冷却空気を噴射する噴出孔と、
    前記上部車室ケーシングの外壁側に設けられるとともに、前記吸入孔と前記噴出孔とを接続する空気導入溝と、
    該空気導入溝を覆う蓋と、
    によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の車室ケーシング。
  4. 前記空気導入口が、前記上部車室ケーシングの内壁面側の先端が前記車室内の熱源に対して向くように設置されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車室ケーシング。
  5. 前記空気導入口が、前記上部車室ケーシングの内壁面側の先端が前記上部車室ケーシングの内壁面に対して向くように設置されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車室ケーシング。
  6. 前記空気導入口が、前記上部車室ケーシングの内壁面側の先端が細くなるノズル形状であることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の車室ケーシング。
  7. 前記空気導入口より前記車室内に供給された前記冷却空気を前記回転体を冷却するために前記回転体内部に供給する冷却空気供給管が、前記回転体の前記上部車室ケーシング側の外壁面に設けられることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の車室ケーシング。
  8. 前記上部車室ケーシングを覆う略半円形状のカバーを備えるとともに、
    該カバーの内壁面と前記上部車室ケーシングの外壁面との間に、前記バルブからの前記冷却空気を流す空気流路を形成し、
    当該空気流路を流れる前記冷却空気を前記空気導入口に導入することを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれかに記載の車室ケーシング。
  9. 前記回転体が、周囲に動翼を設けた圧縮機及びタービンによって形成され、
    前記圧縮機で圧縮された空気を用いて燃料を燃焼して得た燃焼ガスを前記タービンに供給することで前記タービンを回転する燃焼器を有するとともに、
    前記車室が、前記圧縮機を備える圧縮機車室と、前記燃焼器を備える燃焼器車室と、前記タービンを備えるタービン車室と、を備えることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の車室ケーシング。
  10. 前記空気導入口を前記上部車室ケーシングの前記燃焼器車室を形成する部分に設置するとともに、前記燃焼器車室に前記バルブからの前記冷却空気を導入することを特徴とする請求項9に記載の車室ケーシング。
  11. 前記上部車室ケーシングを覆う略半円形状のカバーを備え、
    該カバーの内壁面と前記上部車室ケーシングの外壁面との間に、前記バルブからの前記冷却空気を流す前記冷却空気流路を形成するとともに、
    当該冷却空気流路の入口を前記空気導入口とすることを特徴とする請求項1に記載の車室ケーシング。
  12. 前記冷却空気を前記バルブに送る送風機又は圧縮機を備えることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の車室ケーシング。
  13. プラントの制御空気を分岐して前記冷却空気として前記バルブに送ることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の車室ケーシング。
  14. 外部空気を圧縮する圧縮機と、該圧縮機で圧縮された空気を用いて燃料を燃焼する燃焼器と、該燃焼器で得た燃焼ガスが供給されることで回転するタービンと、を備えたガスタービンにおいて、
    前記圧縮機、前記燃焼器、及び前記タービンそれぞれを覆う車室ケーシングが請求項1〜請求項13のいずれかに記載の車室ケーシングであるとともに、前記回転体が、周囲に動翼を設けた圧縮機及びタービンによって形成され、
    運転停止後に、前記バルブを開いて前記冷却空気を前記空気導入口より導入することで、前記上部車室ケーシングと前記下部車室ケーシングの温度差を小さくなるように制御することを特徴とするガスタービン。
  15. 前記バルブから前記空気導入口に供給する前記冷却空気の流量を制御することで、前記上部車室ケーシングと前記下部車室ケーシングの温度差を制御することを特徴とする請求項14に記載のガスタービン。
  16. 前記上部車室ケーシング及び前記下部車室ケーシングの内の少なくとも一方の温度を検出する温度検出部を備え、
    当該温度検出部によって検出された前記上部車室ケーシング及び前記下部車室ケーシングそれぞれの温度に基づいて、前記バルブから前記空気導入口に供給する前記冷却空気の流量を制御することを特徴とする請求項15に記載のガスタービン。
  17. 運転停止後の時間を計測するタイマを備え、
    前記タイマによって計測された時間に基づいて、前記バルブから前記空気導入口に供給する前記冷却空気の流量を制御することを特徴とする請求項15に記載のガスタービン。
  18. 前記圧縮機において開度の変更可能な入口案内翼を備えるとともに、当該入口案内翼の開度を制御することによって、前記車室内に導入される前記冷却空気の流量を調整することを特徴とする請求項14〜請求項17のいずれかに記載のガスタービン。
  19. 前記燃焼器において前記燃焼器の先端側の尾筒にバイパス弁を備えるとともに、該バイパス弁の開度を切り換えることで、該燃焼器が設置される燃焼器車室を流れる前記冷却空気の流量を調整することを特徴とする請求項14〜請求項18のいずれかに記載のガスタービン。
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