JP2003321442A - 新規なジフルオロプロスタグランジンアミド誘導体 - Google Patents

新規なジフルオロプロスタグランジンアミド誘導体

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JP2003321442A
JP2003321442A JP2002122046A JP2002122046A JP2003321442A JP 2003321442 A JP2003321442 A JP 2003321442A JP 2002122046 A JP2002122046 A JP 2002122046A JP 2002122046 A JP2002122046 A JP 2002122046A JP 2003321442 A JP2003321442 A JP 2003321442A
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carbon atoms
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derivative
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Application number
JP2002122046A
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English (en)
Inventor
Yasushi Matsumura
靖 松村
Nobuaki Miyawaki
宣明 宮脇
Takeshi Matsuki
雄 松木
Atsushi Shimazaki
敦 島崎
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Santen Pharmaceutical Co Ltd
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Santen Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd, Santen Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1位のカルボキシ基がアミド化され、15位
に2個のフッ素原子を有する医薬品として有用なプロス
タグランジン(PG)誘導体、および該誘導体を有効成
分として含む医薬、特に眼疾患の予防または治療のため
の医薬の提供。 【解決手段】 15−デオキシ−15,15−ジフルオ
ロPG誘導体(式1)、および該誘導体を有効成分とし
て含む医薬。ただし、Aはビニレン基等、R1はアリー
ルオキシアルキル基等、Xはメチレン等、R2、R3は水
素原子等、R4、R5は水素原子、置換アルキル基等。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1位のカルボキシ
基がカルボキサミド基またはカルボキサミド基から誘導
される基になり、かつ、15位に2個のフッ素原子が結
合した15−デオキシ−15,15−ジフルオロプロス
タグランジン誘導体、および該プロスタグランジン誘導
体を有効成分として含む医薬、特に眼疾患の予防または
治療のための医薬、に関する。
【0002】
【従来の技術】天然のプロスタグランジン(以下、プロ
スタグランジンをPGと記す)類は生体内において合成
される一群の生理活性物質で、種々の生理活性を有する
局所ホルモンとして生体各組織の細胞機能を調節してい
る。その中で、特に、天然型PGの一種であるPGF類
は、分娩誘発剤、緑内障治療剤、家畜の性周期調節剤等
として用いられる。このほか、これらPG類は、骨粗鬆
症治療薬等の適応症に応用できる可能性もあり、より効
果が高く、副作用の少ないPG誘導体の開発が検討され
ている。
【0003】天然型の骨格を有するPGの15位に1個
のフッ素原子を有する15−デオキシ−15−フルオロ
PGF2 αについては、Dokl.Akad.Nauk SSSR,250
(2),468-469,1980に報告されている。
【0004】さらに、15−デオキシ−15,15−ジ
フルオロPGF2 α類についての報告がある(特開平1
1−071344)。また15−デオキシ−15,15
−ジフルオロPGF2 α類は、眼圧降下作用が高く、副
作用の低い、緑内障または高眼圧症の治療薬であると記
載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1位のカルボ
キシ基がカルボキサミド基またはカルボキサミド基から
誘導される基であり、15位に2個のフッ素原子を有す
るPG類については、その合成例、物性、生理活性等に
ついて、全く報告されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、フッ素原
子の有する特異な性質をPG類に付与するために、新規
なPG類を合成し、その物性や生理活性を明らかにすべ
く検討を行った。その結果、プロスタン酸骨格の1位の
カルボキシ基がカルボキサミド基またはカルボキサミド
基から誘導される基に変換され、2個のフッ素原子が結
合した、新規な15−デオキシ−15,15−ジフルオ
ロPG誘導体が、優れた物性および生理活性を有するこ
と、さらに、医薬として優れた化合物であることを見い
出した。
【0007】すなわち本発明は、下式(1)で表される
15−デオキシ−15,15−ジフルオロPG誘導体、
および該PG誘導体を有効成分として含む医薬を提供す
る。
【0008】
【化2】
【0009】ただし、式(1)中の記号は以下の意味を
示す。 A:エチレン基、ビニレン基、エチニレン基、−OCH
2−、または−SCH2−。 X:−CH2−、−O−、または−S−。 R1:炭素数3〜8の直鎖アルキル基、炭素数3〜8の
直鎖アルケニル基、炭素数3〜8の直鎖アルキニル基、
炭素数3〜8のシクロアルキル基、アルアルキル基、お
よびアリールオキシアルキル基から選ばれた基、または
該選ばれた基中の水素原子の1個以上が置換された基。 R2、R3:それぞれ独立に、水素原子、または炭素数1
〜20のアシル基。 R4、R5:それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、アリー
ル基、アルアルキル基、または、水酸基、アルコキシ
基、カルボキシ基およびアルコキシカルボニル基から選
ばれる基で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキ
ル基。 実線と破線の重複部分:単結合、シス二重結合、または
トランス二重結合。
【0010】
【発明の実施の形態】本明細書における化合物の命名に
おいて、PG骨格の位置を示すために用いる数字は、プ
ロスタン酸骨格の数字に対応する数字を用いる。本明細
書において、アルキル基の水素原子が置換された基を、
置換アルキル基とも記す。他の基においても同様であ
る。また、「低級有機基」とは炭素原子6個以下の有機
基をいう。低級有機基の炭素数は4以下が好ましい。
【0011】「アルキル基」は、直鎖であっても分岐で
あってもよい。アルキル基は特に記載しないかぎり炭素
数1〜6の低級アルキル基が好ましい。アルキル基の例
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、ペンチル基、またはヘキシル基等
が挙げられる。
【0012】「アルケニル基」は、直鎖であっても分岐
であってもよい。アルケニル基は、特に記載しないかぎ
り炭素数2〜6のアルケニル基が好ましい。アルケニル
基の例としては、ビニル基、アリル基、1−プロペニル
基、イソプロペニル基、3−ブテニル基、3−ペンテニ
ル基、または4−ヘキセニル基等が挙げられる。
【0013】「アルキニル基」は、特に記載しないかぎ
り炭素数2〜6の低級アルキニル基が好ましい。アルキ
ニル基は直鎖であっても分岐であってもよい。アルキニ
ル基の例としては、1−プロピニル基、2−プロピニル
基、3−ブチニル基、3−ペンチニル基、または4−ヘ
キシニル基等が挙げられる。
【0014】「アルコキシ基」は、炭素数1〜6の低級
アルコキシ基が好ましく、炭素数1〜4のアルコキシ基
が特に好ましい。アルコキシ基は直鎖であっても分岐で
あってもよい。アルコキシ基の例としては、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、またはブトキシ基等が
挙げられる。
【0015】「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子、またはヨウ素原子をいう。
【0016】「アリール基」とは、1価の芳香族炭化水
素基をいい、フェニル基が好ましい。
【0017】置換アリール基としては、アリール基中の
水素原子の1個以上が、低級アルキル基、ハロゲン原
子、ハロゲン化(低級アルキル)基、低級アルコキシ
基、または(低級アルキル)アミノ基等で置換された基
が好ましい。置換アリール基としては置換フェニル基が
好ましく、特にモノハロフェニル基(たとえばクロロフ
ェニル基、フルオロフェニル基、ブロモフェニル基
等)、ジハロフェニル基(たとえばジクロロフェニル
基、ジフルオロフェニル基、ジブロモフェニル基等)、
トリハロフェニル基(たとえばトリクロロフェニル基、
トリフルオロフェニル基、トリブロモフェニル基等)、
(ハロゲン化低級アルキル)置換フェニル基(たとえば
トリフルオロメチルフェニル基等)、(低級アルコキ
シ)フェニル基(たとえばメトキシフェニル基、エトキ
シフェニル基等)、ジ(低級アルコキシ)フェニル基
(たとえばジメトキシフェニル基、ジエトキシフェニル
基等)、またはトリ(低級アルコキシ)フェニル基(た
とえばトリメトキシフェニル基、トリエトキシフェニル
基等)、トリル基等が好ましい。
【0018】「アルアルキル基」とは、アリール基で置
換されたアルキル基をいう。アリール基部分としては、
フェニル基が好ましい。またアルアルキル基中のアルキ
ル基部分は、炭素数は1〜4のアルキル基が好ましい。
アルアルキル基の例としては、ベンジル基、ベンズヒド
リル基、トリチル基、またはフェニルエチル基等が挙げ
られる。
【0019】「シクロアルキル基」とは3員環以上の環
状のアルキル基をいい、3〜8員環のシクロアルキル基
が好ましい。置換シクロアルキル基中の置換基として
は、低級アルキル基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基
等が挙げられる。シクロアルキル基、および、置換シク
ロアルキル基の例としては、シクロプロピル基、シクロ
ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シク
ロヘプチル基、メチルシクロヘキシル基、ジメチルシク
ロペンチル基、ジメチルシクロヘキシル基、クロロシク
ロヘキシル基、またはジクロロシクロヘキシル基等が挙
げられる。
【0020】「ハロゲン化アルキル基」とは、アルキル
基中の水素原子の1個以上がハロゲン原子で置換された
基をいい、炭素数1〜6の低級ハロゲン化アルキル基が
好ましい。ハロゲン化アルキル基の例としては、フルオ
ロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル
基、トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、
クロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメチル
基、またはブロモメチル基等が挙げられる。
【0021】「アシル基」とは、カルボン酸のカルボキ
シ基から水酸基を除いてできる1価基をいう。カルボン
酸としては飽和脂肪族カルボン酸、不飽和脂肪族カルボ
ン酸、炭素環カルボン酸、複素環カルボン酸が挙げられ
る。炭素環カルボン酸の例としては、飽和脂肪族環、不
飽和脂肪族環、または芳香族環、中の環を形成する炭素
原子にカルボキシ基が結合した化合物が挙げられる。
【0022】式(1)で表される15−デオキシ−1
5,15−ジフルオロPG誘導体(以下、本発明のPG
誘導体(1)ともいう)としては、生理活性や物性の観
点より以下の化合物が好ましい。
【0023】すなわち、Aとしては、ビニレン基または
エチレン基が好ましい。ビニレン基はシス体であっても
トランス体であってもよく、特にトランスのビニレン基
が好ましい。なお、Aが−OCH2−、−SCH2−であ
る場合の結合の向きは特に限定されず、酸素原子または
硫黄原子でそれぞれ環に結合していることが好ましい。
Xとしては−CH2−が好ましい。実線と破線の重複部
分はシス二重結合であることが好ましい。
【0024】R1が、炭素数3〜8の直鎖アルキル基、
炭素数3〜8の直鎖アルキル基中の水素原子が置換され
た基(以下、「置換(炭素数3〜8直鎖アルキル)基」
のように記す。他の基においても同様である。)、炭素
数3〜8の直鎖アルケニル基、置換(炭素数3〜8直鎖
アルケニル)基、炭素数3〜8の直鎖アルキニル基、ま
たは置換(炭素数3〜8直鎖アルキニル)基(以下、こ
れらの基を総称して基(r1)とも記す。)である場
合、直鎖アルキル基部分、直鎖アルケニル基部分、直鎖
アルキニル基部分の炭素数は、それぞれ5〜6が好まし
い。
【0025】また基(r1)中に置換基が存在する場合
には、メチル基が好ましく、また、置換したメチル基の
数は1または2個が好ましい。基(r1)としてはn−
ペンチル基、2−メチルヘキシル基、1−メチル−3−
ペンチニル基、1−メチル−3−ヘキシニル基、または
1,1−ジメチル−3−ヘキシニル基が好ましい。
【0026】また、基(r1)がメチル基以外の置換基
を有する場合、該置換基としては、シクロアルキル基が
好ましい。たとえば、シクロアルキル基が置換した基
(r1)としては、シクロアルキル置換(炭素数3〜8
直鎖アルキル)基、シクロアルキル基置換(炭素数3〜
8直鎖アルケニル)基等が挙げられる。置換基としての
シクロアルキル基としては、シクロペンチル基またはシ
クロヘキシル基が好ましい。
【0027】R1が、炭素数3〜8のシクロアルキル
基、置換(炭素数3〜8)シクロアルキル基、アルアル
キル基、置換アルアルキル基、アリールオキシアルキル
基、置換(アリールオキシ)アルキル基である場合(以
下、これらの基を総称して基(r2)とも記す。)、該
基(r2)中の環構造部分には、炭素数1〜6のアルキ
ル基、ハロゲン原子、酸素原子含有置換基、硫黄原子含
有置換基、または窒素原子含有置換基等が置換していて
もよく、炭素数1〜3のアルキル基またはハロゲン原子
が置換しているのが好ましい。基(r2)としては、ア
リールオキシアルキル基、置換(アリールオキシ)アル
キル基が好ましい。
【0028】ここで基(r2)が炭素数3〜8のシクロ
アルキル基である場合には、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基が好ましく、置換(炭素数3〜8)シクロア
ルキル基である場合には、1個以上の低級アルキル基で
置換された炭素数3〜8のシクロアルキル基が好まし
く、炭素数1〜4のアルキル基で置換されたシクロペン
チル基、炭素数1〜4のアルキル基で置換されたシクロ
ヘキシル基が好ましい。
【0029】ここで基(r2)がアルアルキル基である
場合には、ベンゼン環またはナフタレン環を有するアル
アルキル基が好ましい。基(r2)が置換アルアルキル
基である場合の置換基としては、低級アルキル基、ハロ
ゲン原子、ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、水酸
基等が挙げられる。アルアルキル基および置換アルアル
キル基中のアルキレン基部分の炭素数は1〜4が好まし
い。アルアルキル基としては、ベンジル基、フェニルエ
チル基が好ましい。置換アルアルキル基としては、ベン
ジル基およびフェニルエチル基中のフェニル基に、メチ
ル基、エチル基、またはハロゲン原子が置換した基が好
ましい。
【0030】基(r2)がアルアルキル基または置換ア
ルアルキル基である場合の具体例としては、ベンジル
基、2−フェニルエチル基、3−メチルフェニルメチル
基、2−(3−メチルフェニル)エチル基、3−トリフ
ルオロメチルフェニルメチル基、2−(3−トリフルオ
ロメチルフェニル)エチル基、3−クロロフェニルメチ
ル基、2−(3−クロロフェニル)エチル基、2−
(3,5−ジクロロフェニル)エチル基、または2−
(3,4−ジクロロフェニル)エチル基等が挙げられ
る。
【0031】基(r2)がアリールオキシアルキル基で
ある場合は、ベンゼン環を有するアリールオキシアルキ
ル基が好ましく、フェニルオキシアルキル基が特に好ま
しい。基(r2)が置換アリールオキシアルキル基であ
る場合には、アリール基の水素原子が、ハロゲン原子、
ハロゲン化アルキル基、アルコキシ基、または水酸基で
置換されるのが好ましい。アリールオキシアルキル基お
よび置換アリールオキシアルキル基、におけるアルキル
基部分の炭素数は1〜3が好ましい。
【0032】さらに、置換アリールオキシアルキル基と
しては、1〜3個のハロゲン原子で置換されたフェニル
基または1〜3個のハロゲン化アルキル基で置換された
フェニル基が好ましい。
【0033】アリールオキシアルキル基または置換アリ
ールオキシアルキル基の例としては、フェノキシメチル
基、3−クロロフェノキシメチル基、3−フルオロフェ
ノキシメチル基、3−トリフルオロメチルフェノキシメ
チル基、3,5−ジクロロフェノキシメチル基、3,4
−ジクロロフェノキシメチル基、3,5−ジフルオロフ
ェノキシメチル基、3,4−ジフルオロフェノキシメチ
ル基、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェノキシ
メチル基、または3,4−ビス(トリフルオロメチル)
フェノキシメチル基等が挙げられ、フェノキシメチル
基、3−クロロフェノキシメチル基、3,5−ジクロロ
フェノキシメチル基、または3,4−ジクロロフェノキ
シメチル基がとりわけ好ましい。
【0034】特に好ましいR1は、炭素数3〜8の直鎖
アルキル基、アリールオキシアルキル基、または置換ア
リールオキシアルキル基である。
【0035】R2、R3はそれぞれ独立に水素原子または
炭素数1〜20のアシル基であり、水素原子が好まし
い。R2、R3が炭素数1〜20のアシル基である場合の
本発明のPG誘導体(1)は、生体内での加水分解によ
り生理活性のある化合物に変換されうるため、プロドラ
ッグとして有用である。
【0036】R4、R5は、それぞれ独立に、水素原子、
炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアル
キル基、アリール基、アルアルキル基、または、水酸
基、アルコキシ基、カルボキシ基およびアルコキシカル
ボニル基から選ばれる基で置換されていてもよい炭素数
1〜6のアルキル基である。
【0037】R4、R5中にアルキル基部分が存在する場
合には、該部分は直鎖であっても分岐であってもよい。
【0038】本発明のPG誘導体(1)は、同一基本骨
格の15−デオキシ−15,15−ジフルオロPGF類
の化合物(たとえば、下記式(2)で表されるPGF2
α誘導体。以下、PGF2 α誘導体(2)と記す。他の
式で表される化合物においても同様である。)を原料と
して製造するのが好ましい。
【0039】この15−デオキシ−15,15−ジフル
オロPGF類は、特開平11−071344に記載の方
法にならって合成できる。たとえば所望のω鎖を有する
ケトン類(3)にフッ素化反応を行って15位にフッ素
原子2個を有するω鎖付ラクトン類(4)を製造し、次
いで、このラクトン類(4)を還元してラクトール類
(5)に変換し、さらにこのラクトール類(5)にホス
ホラン類(6)を反応させてα鎖ユニットを導入するこ
とにより、PGF2 α誘導体(2)が得られる。ホスホ
ラン類(6)はホスホニウム塩類(7)より得られる。
【0040】ただし、下式中のR1、R2、A、およびX
は、式(1)における意味と同じ意味を示し、R20は、
水素原子、または水酸基の保護基を示す。Zは水酸基、
または炭素数1〜20のアルコキシ基を示す。Yは、ハ
ロゲン原子を示し、塩素原子、臭素原子、またはヨウ素
原子が好ましい。R6は、アルキル基、アリール基、お
よびアルアルキル基から選ばれた基、該選ばれた基中の
水素原子の1以上が置換された基、またはジアルキルア
ミノ基を示す。また、Zが水酸基である場合、該当する
化合物(ホスホラン類(6)、ホスホニウム塩類
(7)、PGF2 α誘導体(2))は、塩基との塩を形
成してもよい。塩基との塩としては、ナトリウム塩やカ
リウム塩等のアルカリ金属塩、カリウム塩やマグネシウ
ム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩やN−ア
ルキル置換アンモニウム塩等のアンモニウム塩が挙げら
れる。
【0041】
【化3】
【0042】なお、式(2)〜(7)の立体配置は、P
G誘導体(式(1))と異なっていてもよい。また式
(2)〜(5)中のシクロペンタン環に結合する置換基
の立体配置も特定されない。
【0043】R1が特定の置換基を有する場合を除き、
ケトン類(3)は公知の化合物である。R1が特定の置
換基を有する新規な上記ケトン類(3)は、公知のケト
ン類(3)と同様の方法で製造できる。たとえば、3−
置換−2−オキソプロピルホスホン酸ジアルキルを、ホ
ルミル基を有するコーリーラクトンと反応させて新規な
ケトン類(3)を製造できる。
【0044】ケトン類(3)にフッ素化反応を行ってラ
クトン類(4)とするには、種々の公知のフッ素化法が
適用できる。たとえば、種々の求核的フッ素化剤を用い
不活性溶媒中で反応させる方法が採用される。
【0045】ケトン類(3)が、フッ素化反応時にフッ
素化されうる官能基を有している場合は、その官能基を
あらかじめ保護基で保護しておくことが好ましい。たと
えばR2が水素原子である場合は、保護基で保護して1
5位のカルボニル基をフッ素化し、その後脱保護を行う
のが好ましい。なお、ケトン類(3)における11位の
水酸基をアシル基で保護する場合には、脱保護せずに最
終化合物のR2としてもよく、脱保護してから新たなR2
を導入してもよい。
【0046】保護された水酸基の脱保護の方法は、常法
が採用できる。たとえば、「新実験化学講座14有機化
合物の合成と反応(I)、(II)、(V)」(丸善)、
「プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・
シンセシス」(T.W.Greene 著、J.Wiley & Sons)等に
記載の方法が採用できる。
【0047】ケトン類(3)のフッ素化反応では、フッ
素化剤を使用するのが好ましい。フッ素化剤としては、
公知または周知の求核的フッ素化剤を使用できる。たと
えば、北爪智也、石原孝、田口武夫著「フッ素の化学」
(講談社サイエンティフィック)等に記載される求核的
フッ素化剤が挙げられる。また、フッ素化剤の反応性を
高めたり副反応を抑制するために、ケトン類(3)の1
5位のカルボニル基に、オキシム、ヒドラゾン、チオア
セタール、またはジアゾ化合物等を反応させた後にフッ
素化剤を作用させてもよい。たとえば、Olah らの方法
(Synlett.,1990,594、Synlett.,1994,425)、Katz
enellenbogen らの方法(J.Org.Chem.,51,3508(198
6))、檜山らの方法(Synlett.,1991,909)、藤沢ら
の方法(J.Fluorine Chem.,71,9(1995))等の方法
が採用できる。
【0048】求核的フッ素化剤は、不活性溶媒の存在下
で用いるのが好ましい。不活性溶媒としては、ハロゲン
系溶媒、エーテル系溶媒、炭化水素系溶媒、エステル系
溶媒、極性溶媒、またはこれらの混合溶媒等が挙げられ
る。
【0049】フッ素化反応で得られたラクトン類(4)
は、次に還元してラクトール類(5)とする。ラクトン
類(4)の還元は、不活性溶媒中で還元剤を作用させる
方法で行うのが好ましい。たとえば、「新実験化学講座
15酸化と還元(II)」(丸善)、「第4版実験化学講
座26有機合成 VIII、不斉合成・還元・糖・標識化合
物」(丸善)等に記載の方法を使用できる。
【0050】ラクトン類(4)の還元に用いる還元剤と
しては、種々の水素化物が好ましい。たとえば、ケイ素
を含む金属の水素化物、金属水素錯体化合物、水素化ホ
ウ素化合物等が挙げられ、水素化ジイソブチルアルミニ
ウム[DIBAH]、水素化ビス(2−メトキシエトキ
シ)アルミニウムナトリウム等が好ましい。ラクトン類
(4)の還元に用いる不活性溶媒としては、エーテル系
溶媒、炭化水素系溶媒、極性溶媒、またはこれらの混合
溶媒等が挙げられる。なお、還元反応で生成するラクト
ール類(5)の水酸基の立体配置は特に限定されない。
【0051】ラクトン類(4)の還元により生成したラ
クトール類(5)は、つぎにホスホラン類(6)と反応
させてPGF2 α誘導体(2)とする。ホスホラン類
(6)は、対応するホスホニウム塩類(7)より、不活
性溶媒中、塩基の存在下に製造され、生成したホスホラ
ン類(6)は、単離せずにそのままラクトール類(5)
とのウィッティヒ反応に用いるのが好ましい。ホスホラ
ン類(6)の製造方法は、「新実験化学講座14有機化
合物の合成と反応(I)」(丸善)、「第4版実験化学
講座19有機合成 I、炭化水素・ハロゲン化合物」(丸
善)等に記載の方法、シャーフ(Schaaf)らの方法(J.
Med.Chem.,22,1340(1979))等を採用できる。ホス
ホラン類(6)やホスホニウム塩類(7)におけるZと
しては、水酸基が好ましい。不活性溶媒としては、エー
テル系溶媒、炭化水素系溶媒、極性溶媒、水系溶媒、ア
ルコール系溶媒、またはこれらの混合溶媒等が挙げられ
る。
【0052】以上の方法で得たPGF2 α誘導体(2)
の1位のカルボキシ基を、アミン類と反応させることに
より、本発明のPG誘導体(1)を得る。
【0053】
【化4】
【0054】具体的にはPGF2 α誘導体(2)の1位
のカルボキシ基のアミド化反応は、カルボン酸やその誘
導体をアミン類と縮合する方法により実施できる。式
(2)中のZがアルコキシ基である場合の縮合反応は、
そのまま行っても、カルボン酸に転化した後に行っても
よい。
【0055】この縮合反応で用いられるアミンの量は、
通常の場合、PGF2 α誘導体(2)に対して0.1〜
50倍モルが好ましく、特に1〜20倍モルが好まし
い。反応温度は−50℃〜+200℃が好ましく、特に
0℃〜150℃が好ましい。
【0056】カルボン酸部分とアミンを縮合してアミド
反応を形成する反応としては、公知の方法を用いること
ができる。一般には、アミド合成やペプチド合成に用い
られている方法等が用いられ、たとえば、新実験化学講
座「有機化合物の合成と反応(II)」(丸善)、後藤俊
夫、芝哲夫、松浦輝夫監修「有機化学実験のてびき4−
合成反応〔II〕」(化学同人)等の成書に記載の方法等
を用いることができる。
【0057】たとえば、カルボン酸あるいはカルボン酸
エステルとアミンを混合して縮合する方法、カルボン酸
を酸クロリド等の酸ハライドや活性エステルに変換して
アミンと反応する方法、カルボン酸とアミンを縮合剤の
存在下に反応する方法等が挙げられる。
【0058】カルボン酸あるいはカルボン酸エステルと
アミンを混合して縮合する方法としては、通常、室温以
上の沸点の溶媒中に混合して加熱する方法が挙げられ
る。さらに、さらに溶媒と共沸させて脱水または脱アル
コール反応を起こさせることによる縮合を行ってもよ
い。
【0059】カルボン酸を酸ハライドや活性エステルに
変換してアミンと反応する方法としては、たとえばチオ
ニルクロリドやシュウ酸クロリド等を用いて酸クロリド
に変換する方法、N−ヒドロキシコハク酸イミド、N−
ヒドロキシベンゾトリアゾール、ペンタフルオロフェノ
ール等を用いて種々の活性エステルに変換したのちに、
アミンと反応する方法が挙げられる。縮合反応はトリエ
チルアミン、ジイソプロピルアミン、N−メチルモルホ
リン、ピリジン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、または炭酸水素ナトリウム等の塩基の
存在下に行ってもよい。
【0060】カルボン酸とアミンを縮合剤の存在下に反
応する方法としては、種々の公知の縮合剤を用いること
ができる。縮合剤としては、たとえば、N,N−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド、ベンゾトリア
ゾール−1−イル−オキシトリス(ジメチルアミノ)ホ
スホニウム ヘキサフルオロホスフェイト[BOP]、
ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシトリスピロリジ
ノホスホニウム ヘキサフルオロホスフェート[PyB
OP]、O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,
N’,N’−テトラメチルウロニウム テトラフルオロ
ホスフェイト[HBTU]等が挙げられる。縮合剤はN
−ヒドロキシベンゾトリアゾール、または3,4−ジヒ
ドロ−3−ヒドロキシ−4−オキソ−1,2,3−ベン
ゾトリアジン等の添加剤と同時に用いてもよい。また、
縮合反応はトリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、
N−メチルモルホリン、ピリジン、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム
等の塩基の存在下に行ってもよい。
【0061】PGF2 α誘導体(2)の1位のカルボキ
シ基のアミド化反応は、不活性溶媒の存在下に実施する
のが好ましい。不活性溶媒としては、エーテル系溶媒、
炭化水素系溶媒、ハロゲン系溶媒、極性溶媒、またはこ
れらの混合溶媒が好ましく、テトラヒドロフラン(TH
F)ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、トルエン、
キシレン、ヘキサン、ヘプタン、塩化メチレン、クロロ
ホルム、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、アセトン等が通常、用いられる。
【0062】本発明のPG誘導体(1)の9位および1
1位の水酸基を保護せずに上記の反応を行うこともでき
るが、たとえば「新実験化学講座14、有機化合物の合
成と反応(V)」(丸善)等に記載の方法により、水酸
基を保護基で保護してから上記の反応を行うこともでき
る。保護基としては、トリオルガノシリル基、アルキル
基、アルアルキル基、環状エーテル構造を有する1価基
等が挙げられる。トリオルガノシリル基としては、アル
キル基、アリール基、アルアルキル基、またはアルコキ
シ基がケイ素原子に3個結合した基が好ましく、特に低
級アルキル基またはアリール基がケイ素原子に3個結合
した基が好ましい。保護基の具体例としては、テトラヒ
ドロピラニル基、tert−ブチルジメチルシリル基、
tert−ブチルジフェニルシリル基、トリエチルシリ
ル基、トリフェニルシリル基、またはトリイソプロピル
シリル基等が好ましい。水酸基の保護基は、容易に脱保
護できる。
【0063】本発明のPG誘導体(1)が、9位または
11位にアシルオキシ基を有する場合には、該PG誘導
体(1)は、脂溶性が大きく、生体内で加水分解により
生理活性のある化合物に変換されうる有用なプロドラッ
グになりうる。
【0064】該化合物は、9位または11位に水酸基を
有するPG誘導体(1)をアシル化することによって製
造するのが好ましい。アシル化は、水酸基にアシル基を
結合させる方法が挙げられる。該方法としては、「新実
験化学講座14、有機化合物の合成と反応(II)」(丸
善)、「第4版実験化学講座22有機合成 IV、酸・ア
ミノ酸・ペプチド」(丸善)等に記載の方法を採用でき
る。アシル基の基になる化合物としては、カルボン酸、
酸無水物、またはカルボン酸ハライド等が挙げられる。
【0065】なお、本発明のPG誘導体(1)はその構
造中に不斉炭素を有するため、各種の立体異性体、光学
異性体が存在するが、本発明においては、これらすべて
の立体異性体、光学異性体、およびそれらの混合物を包
含する。
【0066】本発明のPG誘導体(1)の具体例として
は、つぎの化合物が挙げられる。
【0067】[本発明のPG誘導体(1)の例]下式
(1)においてA、R1、R4およびR5が下表1〜3に
示す構造である化合物が挙げられる。
【0068】
【化5】
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】
【0072】本発明のPG誘導体(1)は医薬品として
有用であり、眼疾患、炎症性疾患、アレルギー・免疫性
疾患、消化器系疾患、中枢神経系疾患、循環器系疾患、
鎮痛剤、骨粗鬆症治療剤、制ガン剤等の薬剤として優れ
た効果を示しうる。特に本発明のPG誘導体(1)は眼
疾患用の薬剤として有用である。眼疾患としては、緑内
障、高眼圧症、網膜症、結膜炎、ぶどう膜炎、網膜炎等
が含まれる。炎症性疾患としては、急性肝炎、慢性肝
炎、肝硬変、胆のう炎、胆管炎、急性膵炎、慢性膵炎、
慢性腹膜炎、急性腹膜炎、膀胱炎、急性腎炎、慢性腎
炎、脳炎、多発性神経炎、髄膜炎、脊髄炎、関節炎、リ
ュウマチ性関節炎、気管支炎、肺炎、肋膜炎、静脈炎、
心膜炎、鼻炎、咽頭炎、内耳炎、外耳炎等が含まれる。
【0073】アレルギー・免疫性疾患としては、気管支
喘息、アレルギー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アトピ
ー、リュウマチ、膠原病等が含まれる。消化器系疾患と
しては、胃潰瘍、胃炎、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、
クローン病等が含まれる。中枢神経系疾患としては、不
眠、不安症、鬱病、精神分裂病、痴呆等が含まれる。循
環器系疾患としては、末梢循環障害、バージャー病、レ
イノー症、狭心症、心筋梗塞、心不全、肺高血圧症、肺
塞栓、糖尿病、脳梗塞、脳血栓、難聴、メニエル病等が
含まれる。
【0074】
【実施例】以下に具体例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの例に限定されない。
【0075】[例1](1S,5R,6R,7R)−2
−オキサ−7−ベンゾイルオキシ−6−[(1E)−4
−フェノキシ−3−オキソ−1−ブテニル]−ビシクロ
[3.3.0]オクタン−3−オンの合成
【0076】2−オキソ−3−フェノキシ−プロピルホ
スホン酸ジメチル(26.5g)のTHF(260m
L)溶液に、氷冷下で塩化リチウム(3.39g)、ト
リエチルアミン(10.9mL)を加えた。15分間撹
拌した後、(1S,5R,6R,7R)−6−ホルミル
−7−ベンゾイルオキシ−2−オキサ−ビシクロ[3.
3.0]オクタン−3−オン(18.1g)の塩化メチ
レン(65mL)溶液を加えた。0℃で1時間撹拌し、
反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液/酢酸エチル=1
/1混合物に注ぎ分液した。水層を酢酸エチルで抽出
し、合わせた有機層を乾燥後濃縮した。シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチル=1/3〜
2/1)で精製し、標題化合物(19.8g)を得た。
【0077】1H−NMR(CDCl3):δ2.29
(ddd,J=15.6,4.9,0.2Hz,1
H),2.45−2.51(m,1H),2.60(d
t,J=15.6,6.6Hz,1H),2.83−
2.95(m,3H),4.67(s,2H),5.0
8(td,J=4.6,1.7Hz,1H),5.31
(m,1H),6.60(dd,J=15.6,1.0
Hz,1H),6.84−6.87(m,2H),6.
91(dd,J=15.6,7.8Hz,1H),6.
98(t,J=7.3Hz,1H),7.25−7.2
9(m,2H),7.44(t,J=7.3Hz,2
H),7.58(dt,J=7.3,1.2Hz,1
H),7.97(dd,J=8.3,1.2Hz,2
H)。
【0078】[例2](1S,5R,6R,7R)−2
−オキサ−7−ベンゾイルオキシ−6−[(1E)−
3,3−ジフルオロ−4−フェノキシ−1−ブテニル]
−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−オンの合成
【0079】例1で合成したエノン(19.8g)の塩
化メチレン(150mL)溶液に、モルホリノサルファ
トリフルオリド(78.4g)を0℃で加えた。室温で
180時間撹拌した後、飽和重曹水に注ぎ、酢酸エチル
で抽出した。シリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキ
サン/酢酸エチル=2/1)で精製し、標題化合物(1
3.7g)を得た。
【0080】1H−NMR(CDCl3):δ2.2−
2.9(m,6H),4.17(t,J=11.5H
z,2H),5.09(m,1H),5.29(m,1
H),5.89(dt,J=15.6,11.0Hz,
1H),6.15(m,1H),6.85(d,J=
7.8Hz,2H),6.99(t,J=7.3Hz,
1H),7.27(m,2H),7.41(m,2
H),7.55(t,J=7.3Hz,1H),7.9
7(d,J=7.3Hz,2H)。
【0081】19F−NMR(CDCl3):−104.
0(m)。
【0082】[例3](1S,5R,6R,7R)−2
−オキサ−7−ヒドロキシ−6−[(1E)−3,3−
ジフルオロ−4−フェノキシ−1−ブテニル]−ビシク
ロ[3.3.0]オクタン−3−オンの合成
【0083】例2で合成したフルオリド(13.7g)
をメタノール(160mL)に溶解し、炭酸カリウム
(2.55g)を加え、室温で3時間撹拌した。酢酸で
pHを7にした後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。
シリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エ
チル=1/2〜2/3)で精製し、標題化合物10.6
g)を得た。
【0084】1H−NMR(CDCl3):δ2.0−
2.8(m,6H),4.09(m,1H),4.20
(t,J=11.5Hz,2H),4.94(m,1
H),5.84(dt,J=15.6,11.2Hz,
1H),6.07(m,1H),6.91(d,J=
7.8Hz,2H),7.02(t,J=7.3Hz,
1H),7.31(m,2H)。
【0085】19F−NMR(CDCl3):−103.
6(m)。
【0086】[例4](1S,5R,6R,7R)−2
−オキサ−3,7−ジヒドロキシ−6−[(1E)−
3,3−ジフルオロ−4−フェノキシ−1−ブテニル]
−ビシクロ[3.3.0]オクタンの合成
【0087】例3で合成した(1S,5R,6R,7
R)−2−オキサ−7−ヒドロキシ−6−[(1E)−
3,3−ジフルオロ−4−フェノキシ−1−ブテニル]
−ビシクロ[3.3.0]オクタン−3−オン(10.
6g)のTHF(53mL)溶液に−78℃でジイソブ
チルアルミニウムヒドリドのトルエン溶液(1モル/
L、81mL)を加え、30分間撹拌した。メタノール
(8mL)、塩酸(2モル/L、122mL)を加え、
酢酸エチルで抽出し、粗精製物(11.0g)を得た。
【0088】1H−NMR(CDCl3):δ1.8−
2.9(m,6H),3.96(m,1H),4.19
(t,J=11.5Hz,2H),4.60−4.71
(m,1H),5.56−5.65(m,1H),5.
82(m,1H),6.11(m,1H),6.91
(d,J=8.3Hz,2H),7.00(m,1
H),7.30(t,J=7.8Hz,2H)。
【0089】19F−NMR(CDCl3):−103
(m)。
【0090】[例5]16−フェノキシ−15−デオキ
シ−15,15−ジフルオロ−17,18,19,20
−テトラノルPGF2 αイソプロピルエステルの合成
【0091】4−カルボキシブチルトリフェニルホスホ
ニウムブロミド(60.0g)のTHF(220mL)
懸濁液に、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド
のTHF溶液(1モル/L、270mL)を加え、室温
で1時間撹拌した。例4で合成したラクトール(11.
0g)のTHF(44mL)溶液を0℃で加え、3時間
撹拌した。冷水を加えて反応を停止し、酢酸エチルで洗
浄し、水層を酸性としたのち、酢酸エチルで抽出した。
シリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エ
チル=2/3〜1/3)で精製し、カルボン酸(7.5
9g)を得た。
【0092】合成したカルボン酸(7.59g)のアセ
トン(38mL)溶液に、0℃で1,8−ジアザビシク
ロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(10.2m
L)、2−ヨードプロパン(9.3mL)をそれぞれ加
え、30℃まで昇温の後、18時間撹拌した。反応液を
酢酸エチルで希釈し、5%クエン酸水溶液、重曹水で洗
浄し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン/
酢酸エチル=2/3)で精製し、標題化合物(4.77
g)を得た。
【0093】1H−NMR(CDCl3):δ1.22
(d,J=6.4Hz,6H),1.59(m,1
H),1.66(m,2H),1.83(m,1H),
2.0−2.4(m,7H),2.47(m,1H),
4.02(m,1H),4.19(t,J=11.5H
z,2H),4.19(m,1H),4.99(m,1
H),5.38(m,2H),5.80(dt,J=1
5.6,11.2Hz,1H),6.10(m,1
H),6.91(d,J=8.2Hz,2H),6.9
6(m,1H),7.25(m,2H)。
【0094】19F−NMR(CDCl3):−103.
2(m)。
【0095】[例6]16−フェノキシ−15−デオキ
シ−15,15−ジフルオロ−17,18,19,20
−テトラノルPGF2 αメチルエステルの合成
【0096】例5と同様にして、上記のカルボン酸をメ
チルエステル化して、標題化合物(1.0g)を合成し
た。
【0097】1H−NMR(CDCl3):δ1.60
(m,1H),1.67(m,2H),1.84(m,
1H),2.0−2.4(m,8H),2.47(m,
1H),3.66(s,3H),4.02(m,1
H),4.20(t,J=12.0Hz,2H),4.
20(m,1H),5.38(m,2H),5.80
(dt,J=16.4,10.8Hz,1H),6.1
0(m,1H),6.91(m,2H),7.00
(m,1H),7.30(m,2H)。
【0098】19F−NMR(CDCl3):−103.
7(m)。
【0099】[例7]9,11−O−ビス(テトラヒド
ロピラン−2−イル)−16−フェノキシ−15−デオ
キシ−15,15−ジフルオロ−17,18,19,2
0−テトラノルPGF2 αメチルエステルの合成
【0100】例6で合成した16−フェノキシ−15−
デオキシ−15,15−ジフルオロ−17,18,1
9,20−テトラノルPGF2 αメチルエステル(1.
0g)を塩化メチレン(10mL)に溶解し、3,4−
ジヒドロ−2H−ピラン(1.11mL)、ピリジニウ
ム p−トルエンスルホナート(61.3mg)を加
え、室温で1時間撹拌した。飽和重曹水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥したのち、減圧濃縮して標題化合物
(1.237g)を得た。
【0101】1H−NMR(CDCl3):δ1.3−
2.7(m,24H),3.38(m,1H),3.4
6(m、1H),3.64(s,3H),3.70−
4.05(m、4H),4.10(m,1H),4.1
6(m、1H),4.55−4.70(m、2H),
5.32−5.40(m,2H),5.82(m,1
H),6.10(m,1H),6.91(m,2H),
7.00(m,1H),7.30(m,2H)。
【0102】19F−NMR(CDCl3):−103.
2(m)。
【0103】[例8]16−フェノキシ−15−デオキ
シ−15,15−ジフルオロ−17,18,19,20
−テトラノルPGF2 α(2−ヒドロキシエチル)カル
ボキサミド(化合物A)の合成
【0104】例7で合成したメチルエステル(237m
g)にトルエン(3mL)、エタノールアミン(0.5
mL)を加え、36時間加熱還流した。飽和食塩水を加
え、酢酸エチルで抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥
し,減圧濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール 20:1)で精製し、対
応するエタノールアミド(206mg)を得た。これを
メタノール(3mL)に溶解し、p−トルエンスルホン
酸(10mg)を加え、室温で1.5時間撹拌した。メ
タノールを減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム/メタノール 20:1〜10:
1)で精製して、標題化合物(88mg)を合成した。
【0105】1H−NMR(CDCl3):δ1.50−
1.80(m,4H),2.00(m,2H),2.1
5(m,4H),2.32(m,1H),2.43
(m、1H),3.33(m、2H),3.63(s,
3H),3.88(s,2H),3.98(s,1
H),4.12(s、1H),4.16(t,J=1
2.0Hz,2H),5.33(m,2H),5.76
(dt,J=15.8,11.2Hz,1H),6.0
8(m,1H),6.72(s、1H),6.89
(m,2H),6.97(m,1H),7.27(m,
2H)。
【0106】19F−NMR(CDCl3):−103.
0(m)。
【0107】[例9]16−フェノキシ−15−デオキ
シ−15,15−ジフルオロ−17,18,19,20
−テトラノルPGF2 α(2−メトキシエチル)カルボ
キサミド(化合物B)の合成
【0108】例7で合成したメチルエステル(1g)に
メタノール(4mL)、2NのNaOH(2mL)を加
え,室温で10時間撹拌した。1Nの塩酸で中和し、ク
ロロホルム、酢酸エチルで抽出した。硫酸マグネシウム
で乾燥後,減圧濃縮してカルボン酸(9,11−O−ビ
ス(テトラヒドロピラン−2−イル)−16−フェノキ
シ−15−デオキシ−15,15−ジフルオロ−17,
18,19,20−テトラノルPGF2 α)(912m
g)を得た。
【0109】このカルボン酸(231mg)にトルエン
(5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(31μ
L)、シュウ酸クロリド(698μL)を氷冷下に加え
た。次に2−メトキシエチルアミン(348μL)を加
え、0℃で2時間撹拌したのち、飽和重曹水に注いだ。
酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシ
ウムで乾燥したのち、減圧濃縮した。シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム/メタノール=20
/1)で精製し、対応するアミド(329mg)を得
た。これをメタノール(3mL)に溶解し、p−トルエ
ンスルホン酸(10mg)を加え、室温で2時間撹拌し
た。飽和重曹水に注ぎ、クロロホルムで抽出した。抽出
液を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム/メタノール=50/1〜20/1)で精製し
て、標題化合物(113mg)を合成した。
【0110】1H−NMR(CDCl3):δ1.51
(m、1H),1.63(m、2H),1.78(d,
J=14.6Hz,1H),1.90−2.15(m,
6H),2.32(m、1H),2.44(m、1
H),3.30(s,3H),3.37(m、4H),
3.59(d、J=5.3Hz,1H),3.63
(d,J=7.0Hz,1H),3.98(m,1
H),4.12(m、1H),4.15(t,J=1
1.7Hz,2H),5.33(m、2H),5.76
(dt,J=15.8,11.3Hz,1H),6.0
8(m,1H),6.24(s,1H),6.87
(d,J=7.9Hz,2H),6.95(t,J=
7.3Hz,1H),7.25(t,J=8.0Hz,
2H)。
【0111】19F−NMR(CDCl3):−103.
1(m)。
【0112】[例10]16−フェノキシ−15−デオ
キシ−15,15−ジフルオロ−17,18,19,2
0−テトラノルPGF2 α(エトキシカルボニルメチ
ル)カルボキサミド(化合物C)の合成
【0113】例9で合成した9,11−O−ビス(テト
ラヒドロピラン−2−イル)−16−フェノキシ−15
−デオキシ−15,15−ジフルオロ−17,18,1
9,20−テトラノルPGF2 α(231mg)にトル
エン(5mL)、N,N−ジメチルホルムアミド(31
μL)、シュウ酸クロリド(698μL)を氷冷下に加
えた。次にトリエチルアミン(558μL)、グリシン
エチルエステル塩酸塩(558mg)を加え、0℃で2
時間撹拌したのち、飽和重曹水に注いだ。酢酸エチルで
抽出し、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し
たのち、減圧濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム/メタノール=20/1)で精製
し、対応するアミド(268mg)を得た。これをメタ
ノール(3mL)に溶解し、p−トルエンスルホン酸
(10mg)を加え、室温で3.5時間撹拌した。飽和
重曹水に注ぎ、クロロホルムで抽出した。抽出液を飽和
食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム/メタノール=50/1〜40/1)で精製して、標
題化合物(73mg)を合成した。
【0114】1H−NMR(CDCl3):δ1.25
(t,J=7.0Hz,3H),1.55(m、1
H),1.66(m,2H),1.80(d,J=1
5.0Hz,1H),1.95−2.25(m,6
H),2.34(m、1H),2.45(m、1H),
3.21(br s,2H),3.97(d、J=5.
3Hz,1H),4.00(m,1H),4.13
(d,J=3.2Hz,1H),4.17(t,J=1
1.7Hz,2H),4.18(q,J=7.0Hz,
2H),5.35(m、2H),5.77(dt,J=
15.8,11.3Hz,1H),6.08(m,1
H),6.31(s,1H),6.89(d,J=7.
9Hz,2H),6.95(t,J=7.3Hz,1
H),7.25(t,J=7.9Hz,2H)。
【0115】19F−NMR(CDCl3):−103.
1(m)。
【0116】[例11(製剤例)]本発明のPG誘導体
(1)を用いた点眼液および眼軟膏の代表的な製剤処方
例を示す。
【0117】 1)点眼液 100mL中 本発明のPG誘導体(1) 10mg 濃グリセリン 2500mg ポリソルベート80 2000mg リン酸二水素ナトリウム二水和物 200mg 滅菌精製水 適量 1N塩酸または1N水酸化ナトリウム 適量 pH 6.0
【0118】上記処方において、本発明のPG誘導体
(1)の量を変え、添加剤の量を適宜増減させること
で、0.00005%(w/v)点眼液、0.0001
%(w/v)点眼液、0.001%(w/v)点眼液、
0.005%(w/v)点眼液、0.05%(w/v)
点眼液および0.1%(w/v)点眼液が調製できる。
【0119】 2)眼軟膏 100g中 本発明のPG誘導体(1) 0.1g 流動パラフィン 20.0g 白色ワセリン 77.9g 精製ラノリン 2.0g
【0120】[例12(薬理試験)]本発明のPG誘導
体(1)の眼疾患に対する医薬としての有用性を見い出
すために、眼圧への影響を検討した。
【0121】1)眼圧への影響 PGF2 αのトロメタミン塩やイソプロピルエステルに
ついて眼圧への作用を検討した例として、カニクイザル
を用いた方法が知られている(Exp. Eye Res.,61, 677-
683(1995))。そこで、上記文献に記載された方法に
準じて本発明のPG誘導体(1)(以下、被験化合物と
する)の眼圧への影響を1回点眼試験にて検討した。
【0122】(a)1回点眼試験 (実験方法)体重5.6〜7.7kg(5〜7才齢)の
雄性カニクイザルを実験に用い、被験化合物点眼投与直
前および点眼投与8時間後までの眼圧をそれぞれ測定し
た。なお、眼圧測定は、無麻酔下、圧平式眼圧計を用い
て行った。
【0123】(点眼液の調製)被験化合物の生理食塩水
溶液(溶解補助剤としてポリソルベート80を使用)
0.03%(w/v)を点眼液として用いた。また、被
験化合物を含まない基剤のみの溶液をコントロールとし
て用いた。
【0124】(結果)表4に実験結果の一例として、化
合物A、化合物Bまたは化合物Cの0.03%(w/
v)点眼液を片眼に20μl点眼したときの、最大眼圧
下降幅(各個体ごとに点眼後の眼圧の最低値を測定時間
に関係なく抽出し、初期眼圧値からこの最低眼圧値を差
し引いた値)を示す。なお、試験結果は2例の平均値で
ある。ただし、表4中の数字単位においては、1mmH
g=133.322Paである。
【0125】
【表4】
【0126】
【発明の効果】本発明は、医薬品として有用なPG誘導
体である、1位のカルボキシ基がアミド化され、15位
にフッ素原子2個を有するPG誘導体を提供する。本発
明のPG誘導体(1)は、公知の製造方法を適用するこ
とにより容易に製造できる化合物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/00 A61P 25/00 27/00 27/00 27/06 27/06 29/00 29/00 35/00 35/00 37/00 37/00 37/08 37/08 (72)発明者 宮脇 宣明 大阪府大阪市東淀川区下新庄三丁目9番19 号 参天製薬株式会社内 (72)発明者 松木 雄 大阪府大阪市東淀川区下新庄三丁目9番19 号 参天製薬株式会社内 (72)発明者 島崎 敦 大阪府大阪市東淀川区下新庄三丁目9番19 号 参天製薬株式会社内 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA03 DA02 MA01 MA02 MA07 MA28 MA58 NA14 ZA02 ZA33 ZA36 ZA66 ZA97 ZB11 ZB13 ZB26 4H006 AA01 AA03 AB27 UE14 UE51

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下式(1)で表される15−デオキシ−1
    5,15−ジフルオロプロスタグランジン誘導体。 【化1】 ただし、式(1)中の記号は以下の意味を示す。 A:エチレン基、ビニレン基、エチニレン基、−OCH
    2−、または−SCH2−。 X:−CH2−、−O−、または−S−。 R1:炭素数3〜8の直鎖アルキル基、炭素数3〜8の
    直鎖アルケニル基、炭素数3〜8の直鎖アルキニル基、
    炭素数3〜8のシクロアルキル基、アルアルキル基、お
    よびアリールオキシアルキル基から選ばれた基、または
    該選ばれた基中の水素原子の1個以上が置換された基。 R2、R3:それぞれ独立に、水素原子、または炭素数1
    〜20のアシル基。 R4、R5:それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜6の
    アルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、アリー
    ル基、アルアルキル基、または、水酸基、アルコキシ
    基、カルボキシ基およびアルコキシカルボニル基から選
    ばれる基で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキ
    ル基。 実線と破線の重複部分:単結合、シス二重結合、または
    トランス二重結合。
  2. 【請求項2】Aがエチレン基またはビニレン基である請
    求項1に記載のプロスタグランジン誘導体。
  3. 【請求項3】Xが−CH2−である請求項1または2に
    記載のプロスタグランジン誘導体。
  4. 【請求項4】R2が水素原子である請求項1〜3のいず
    れかに記載のプロスタグランジン誘導体。
  5. 【請求項5】R4が水素原子である請求項1〜4のいず
    れかに記載のプロスタグランジン誘導体。
  6. 【請求項6】R1がアリールオキシアルキル基、または
    アリールオキシアルキル基中の水素原子の1個以上が置
    換された基である請求項1〜5のいずれかに記載のプロ
    スタグランジン誘導体。
  7. 【請求項7】R1がフェノキシメチル基、3,5−ジク
    ロロフェノキシメチル基、または3−クロロフェノキシ
    メチル基である請求項1〜6のいずれかに記載のプロス
    タグランジン誘導体。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載のプロスタ
    グランジン誘導体を有効成分として含む医薬。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載のプロスタ
    グランジン誘導体を有効成分として含む眼疾患の予防ま
    たは治療のための医薬。
  10. 【請求項10】眼疾患が、緑内障または高眼圧症である
    請求項9に記載の医薬。
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