『デスクトップ オペレーティングシステム(OS)の提供およびサポートの提供期間に関するガイドライン』(以下、本ガイドライン)では、デスクトップ
オペレーティングシステムの販売およびサポートに関する、マイクロソフトの基本方針を主に企業ユーザー様向けにご案内いたします。
本ガイドラインは、デスクトップ オペレーティングシステムの提供期間とサポートの提供期間を、製品の US での発売開始の時点を起点に、一定期間以上の提供保証をさせていただいたのち、市場動向などの要因を検討しながら十分な事前通知期間を設けた上で段階的に終了させていくものです。
これにより、官公庁や企業ユーザー様およびパートナーの皆様が、製品の計画や情報システムの導入を決定する際に、参考データとして本ガイドラインをご活用いただけるようになっています。
本ガイドラインに基づいて、マイクロソフトでは デスクトップ オペレーティングシステムのライセンスの提供を最低でも 5 年間、サポートについても最低 4 年間を保証いたします。これらの期間内における Windows デスクトップ製品の入手方法およびサポートの形態は、次に示す各フェーズを段階的に移行していきます。
*ソフトウェアメーカー、ハードウェアメーカーおよびパソコンメーカー様には、製品の特性、及びお客様の使用環境を考慮させていただき、Windows Me および将来の家庭向けデスクトップ オペレーティングシステムのホットフィックス対応をメインストリーム フェーズの期間中のみとさせていただきます。
2001年4月1日より以前に、ボリューム ライセンス プログラムによって Windows Meを購入した官公庁や企業ユーザー様が、ホットフィックスを必要とする場合は、弊社テクニカル アカウント マネージャまたはアプリケーション開発コンサルタント(MCS)にお問い合わせください。マイクロソフトでは、2002年1月31日まで、官公庁や企業ユーザー様へのホット フィックス対応をおこなっていく予定です。
現行デスクトップ オペレーティングシステムの提供およびサポート提供期間
本ガイドラインを現在販売中のデスクトップ オペレーティングシステムに適用した場合の移行時期は以下の日程となる予定です。
延長フェーズに移行するデスクトップ オペレーティング システムと移行予定日
- Windows 95 2000年12月31日**
- Windows 98 / 98 SE 2002年 6月30日**
- Windows NT Workstation 4.0 2002年 6月30日
- Windows 2000 Professional 2003年 3月31日
非サポート対象フェーズに移行するデスクトップ オペレーティング システムと移行予定日
- MS DOS x.xx 2001年12月31日
- Windows 3.xx 2001年12月31日
- Windows 95 2001年12月31日
- Windows 98 / 98 SE 2003年 6月30日
- Windows NT Workstation 4.0 2003年 6月30日
補足事項:
** すでにご案内をしておりますとおり、Windows Meのボリューム ライセンス プログラム(Select/Open)でのご提供は2001年3月31日までとなっております。また、MS-DOS、Windows 3.xx、Windows 95、Windows 98、および Windows 98 SE のボリューム ライセンス プログラムでの提供は2001年6月30日までとなりますが、2001年7月以降、ボリュームライセンス プログラムにてWindows 2000 Professional ライセンスを取得された場合、Windows 9.x(Windows 98、Windows 95、Windows NT Workstationを含む)にダウングレードが可能になっております。また、将来の家庭向けデスクトップ オペレーティングシステムに関しましては、製品の特性上マイクロソフト ボリューム ライセンス プログラムでの提供を予定しておりません。
製品ライフサイクルについてよく寄せられる質問:
ガイドライン全般
Q マイクロソフトが、本ガイドラインを公開する理由は何ですか。
A マイクロソフトのお客様やパートナーの皆様からのフィードバックの中で、マイクロソフトがデスクトップ オペレーティングシステムの入手可能な期限やサポートの変更を計画している場合、あらかじめ十分な準備期間を設けることができるよう計画の内容を明確にしてほしい、というご要望がこれまでに多数寄せられたことから、今回のガイドラインのご案内となりました。
Q 本ガイドラインはどのようにして作成されたのですか。
A お客様やパートナー企業の皆様のフィードバックや、アナリストおよび調査会社の情報を基に、お客様やパートナーの皆様の組織内で適切な情報技術および製品計画を選択できるように、十分な準備期間を設けたガイドラインとなっています。
Q 本ガイドラインは、マイクロソフトのオペレーティング システム製品のライセンスを取得した後に、法的な使用可能期間に関わる影響を与えるものですか。
A いいえ。本ガイドラインは、特定のチャネルにおける新しいライセンス取得や製品サポートの方針についてのガイドラインであって、ユーザーの皆様が法的に Windows デスクトップ オペレーティング システムのライセンスを取得した場合の使用権には影響しません。Microsoft Windows オペレーティング システムのライセンスを合法的に取得いただいたのであれば、その製品はユーザーご自身のものであり、必要な期間だけ使用することができます。ただし、オペレーティング システムを長くご利用いただくにつれ、技術的な進化が進む新しいソフトウェアやハードウェアの利用が難しくなる可能性があることにご注意ください。
Q 今後の発売製品や、現在メインストリーム フェーズの Windows デスクトップ オペレーティング システムについて、お客様やパートナーはどのようにして製品の提供およびサポート提供期間を予測することができますか。
A 本ガイドラインは、お客様が Windows デスクトップ オペレーティング システム製品の提供およびサポート提供期間を予測するためにご利用いただくためのものです。たとえば、お客様やパートナーの皆様は、新製品がメインストリーム フェーズの 3 年間は入手可能であると考えることができます。次に、1 年間の延長フェーズに移行します。延長フェーズの終わりには、製品は非サポート対象フェーズに移行します。次のフェーズへの実際の移行日については、このページの「現行デスクトップ オペレーティングシステムの提供およびサポート提供期間」を参照してください。
Q マイクロソフトはどのくらいの頻度でこの情報を更新しますか。
A このページに示されている情報は、約6か月毎に更新され、その方針は更新以降24か月間有効になります。次のフェーズへの移行日は、企業の事業計画および購買サイクルに合わせて、その次の四半期の末日に設定されています。
Q マイクロソフトは常に本ガイドラインに従いますか。
A マイクロソフトは本ガイドラインが適切であるかを継続的に見直し、特定のデスクトップ オペレーティングシステムについて方針を修正する場合があります。あるデスクトップ オペレーティングシステムが上に示したガイドラインに則さない場合でも、入手可能期限やサポートを変更する際には12か月以上前に通知する、というマイクロソフトの方針は変わりありません。なお、マイクロソフトが既に方針を変更しているデスクトップ オペレーティングシステムについては、本ガイドラインの対象外となります。このような場合、マイクロソフトは過去に遡って製品ライセンスの提供手段やサポートを復活させることはありません。
Q 本ガイドラインはすべての言語のバージョンに適用されますか。
A はい。デスクトップ オペレーティング システムのすべての言語バージョンが、同時に次のフェーズに移行します。
Q 本ガイドラインは、デスクトップ オペレーティングシステム以外の マイクロソフトのアプリケーションにはどのように影響しますか。
A : 本ガイドラインは、デスクトップ オペレーティングシステムにのみ適用されます。アプリケーション製品、開発ツールおよびサーバー製品などのデスクトップ オペレーティングシステム以外の製品には適用されません。
Q 使用中の Windows デスクトップ オペレーティング システムが非サポート対象フェーズに移行することは、新しいアプリケーションがその古いオペレーティング システム上で稼働しないことを意味するのでしょうか。
A : オペレーティング システムが非サポート対象フェーズに移行する時期と、新しいアプリケーションや新しいハードウェアが古いオペレーティング システムで動作しなくなる時期には直接的な関係はありません。ただし、オペレーティング システムが古くなるほど、新しいアプリケーションが正常に実行できなくなる可能性は高くなります。また、古い、サポート対象ではないオペレーティング システムが新しいハードウェアで正常に実行できなくなる可能性も高くなっていきます。現在でも行われているように、最新のオペレーティング システムの機能をフルに活用した製品を提供するために、ハードウェアおよびソフトウェアの製造メーカーはその製品が最新のオペレーティング システムでのみ動作すること選択し、古いオペレーティング システムでの製品サポートを打ち切る場合があります。
ライセンス購入について
Q 「延長フェーズ」および「非サポート対象フェーズ」に移行することによってダイレクト OEM チャネルから入手できなくなったデスクトップ オペレーティングシステムのライセンスを、もう購入することはできないのですか。
A マイクロソフトでは、「延長フェーズ」および「非サポート対象フェーズ」においても、コンピュータメーカー様へのライセンス提供を継続します。これはマイクロソフトから直接のライセンスを提供する形態から、マイクロソフト OEM 製品正規販売代理店へ物流面および契約面での方法が変わるだけで、これによってコンピュータメーカー様は延長フェーズおよび非サポート対象フェーズにおいても デスクトップ オペレーティングシステムのライセンスを取得可能です。
なお、実際にコンピュータメーカー様からデスクトップ オペレーティングシステムのライセンスをエンドユーザーの皆様が入手できるかどうかは、メーカー様の方針によって異なります。
Q Windows 95/98やWindows Meのライセンスを所有している場合、Windows 2000 Professionalにアップグレードするにはどうすればいいのでしょうか。
A 現在Windows 95/98やWindows Meのライセンスをお持ちの場合、「Windows 2000 Professional プロダクト アップグレード ライセンス」をご購入いただくことでライセンスをアップグレードすることが可能です。また、新規 PC での導入の場合には、Windows 2000 がインストールされているのかどうか、コンピュータメーカー様に確認することをお勧めします。
Q マイクロソフト ボリューム ライセンスのユーザーは、製品が延長フェーズまたは非サポート対象フェーズに移行したときに、どのようにして Windows オペレーティング システムのメディアを入手できますか。
A マイクロソフトは、延長フェーズおよび非サポート対象フェーズでも、ワールドワイドの全言語バージョンのディスクキットを継続して供給します。
Q 本ガイドラインは学校向け購入制度にも適用されるのでしょうか。
A アカデミックライセンスなど、学校向け製品ご購入制度についてはこの変更を適用しません。ご提供期間やサポート期間については、別途ご案内する予定です。
テクニカル サポートについて
Q 使用している Windows デスクトップ オペレーティング システムのサポートをどこで受けられるかは、どのようにすればわかりますか。
A 一般の販売店でパッケージ製品の Windows デスクトップ オペレーティング システムを購入した場合は、本ガイドラインおよび購入時点でのサポート条件に基づいて、マイクロソフトからサポートを受けることができます。マイクロソフト ボリューム ライセンス プログラムで、または OEM 製品正規販売代理店様から Windows デスクトップ オペレーティング システムを購入した場合は、マイクロソフトでは豊富なオンライン サポート コンテンツのほか、有料のサポートも提供しています。OEM 製品正規販売代理店様から Windows デスクトップ オペレーティング システムを購入した場合は、サポートの詳細について OEM 製品正規販売代理店様にもお問い合わせください。また、Windows がプレインストールされたPCを購入した場合のサポートについては、コンピュータメーカー様にお問い合わせください。
Q サポートにはこの他のどのようなオプションがありますか。
A マイクロソフトでは、毎日24時間、サポート技術情報 Web サイトで、無償のヘルプツールやコンテンツを提供しています。これらのリソースには、150,000項目のサポート技術情報、How To 情報、トラブルシューティング情報、よく寄せられる質問の一覧、オンラインサポートサービス、ニュースグループなどが含まれます。
また、Windows 95、Windows 98、Windows NT、Windows 2000、および Windows Me の [スタート] ボタンから「ヘルプ」をクリックして、総合的なヘルプファイルおよびトラブルシューティング情報を参照することもできます。
Q マイクロソフトによるサポートが、最短で発売後4年目以降に終了するのはなぜですか。
A サポートが可能になってから、特定の古いオペレーティング システムのサポートが終了するまでの 4年間に、ハードウェア デバイスやソフトウェア アプリケーションは大きく進歩します。これらの進歩の多くは、古いオペレーティング システムの開発中には予想されていないことであり、またテストすることもできませんでした。
こうしたことから、新しいハードウェアやソフトウェア アプリケーションを購入して、プラットフォームとして古いオペレーティング システムをインストールする場合、それらのハードウェアやアプリケーションが、期待されたほど十分には機能しない可能性が考えられるからです。
Q 本ガイドラインは既存のプレミア サポートのお客様に適用されますか。
A はい。本ガイドラインは マイクロソフトのすべてのお客様に適用されます。ただし、マイクロソフトは、既存のプレミア サポートのお客様に対して、お客様が使用のデスクトップ オペレーティング システムを現在のバージョンに移行することを支援すると表明しています。既存のプレミア サポートのお客様は、選択可能な解決策について、テクニカル アカウント マネージャまたはアプリケーション開発コンサルタント(MCS)にお問い合わせください。
Q ホットフィックス サポートとは何ですか。
A ホットフィックスは、特定のお客様の環境にインストールされたコード ベースに対して マイクロソフトが行う変更です。ホットフィックスは、作成時に広範囲にわたるベータテストを行っていないので、一般的にインストールすることを目的としたものではありません。マイクロソフトでは企業レベルのお客様をホットフィックス サポートの対象とし、ミッションクリティカルなソフトウェアシステムに高度なセキュリティを提供するように設計しています。ホットフィックス サポートの詳細については、ここをクリックしてください。
Q 延長フェーズでのホットフィックス サポートを受けるには、どこに問い合わせればよいですか。
A 延長フェーズでのホットフィックス サポートは、弊社テクニカル アカウント マネージャまたはアプリケーション開発コンサルタント(MCS)から購入できます。弊社テクニカル アカウント マネージャまたはアプリケーション開発コンサルタント(MCS)にお問い合わせをいただくか、マイクロソフトのサポートWeb サイトでご確認ください。価格、その他の詳細については、直接弊社テクニカル アカウント マネージャまたはアプリケーション開発コンサルタント(MCS)にお問い合わせください。
本内容に関する注意事項
ここに記載されている内容は、将来的に製品ごとの特性や、市場動向および技術的な制限事項の有無、次期バージョンのリリース予定などのさまざまな要因によって変更される場合があります。また、実際の デスクトップ オペレーティングシステムの入手方法は、販売会社様の方針によって記載されている内容と異なる場合があります。