JP7740386B2 - 操舵制御装置及び操舵制御方法 - Google Patents
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Description
以下、操舵制御装置の第1実施形態を図面に従って説明する。
(全体構成)
図1に示すように、操舵制御装置1は、ステアバイワイヤ式の操舵装置2を制御する。操舵装置2は、運転者の操作に応じて、転舵輪3を転舵させることにより車両の進行方向を変更する。操舵装置2は、運転者により操作される操作ユニット4と、転舵輪3を転舵させる転舵ユニット5とを備えている。操舵装置2は、操作ユニット4と、転舵ユニット5との間の動力伝達路が機械的に分離した構造を有している。
以下、操舵制御装置1の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、操舵制御装置1は、マイクロコンピュータ51と、操作駆動回路52と、転舵駆動回路53とを備えている。マイクロコンピュータ51は、操作制御信号Ms及び転舵制御信号Mtを出力する。操作駆動回路52は操作制御信号Msに基づいて操作モータ16に電力を供給し、転舵駆動回路53は転舵制御信号Mtに基づいて転舵モータ32に電力を供給する。
マイクロコンピュータ51は、所定の演算周期毎に以下の各制御ブロックが演算処理を実行することで、操作制御信号Ms及び転舵制御信号Mtを出力する。マイクロコンピュータ51には、上記車速V、レバー傾角θl及び回転角θtが入力される。マイクロコンピュータ51は、これらの状態変数に基づいて操作制御信号Ms及び転舵制御信号Mtを生成して出力する。マイクロコンピュータ51は、操作制御信号Msを生成する反力制御部54と、転舵制御信号Mtを生成する転舵制御部55とを備えている。
反力制御部54は、目標操作反力T*を演算する目標操作反力演算部61と、操作制御信号Msを生成する操作制御信号生成部62と、緊急回避操作が行われる緊急時であるか否かを示す緊急状態信号Seを出力する緊急時判定部63とを備えている。
転舵制御部55は、転舵対応角θpを演算する転舵対応角演算部71と、目標転舵対応角θp*を演算する目標転舵対応角演算部72と、転舵制御信号Mtを生成する転舵制御信号生成部73とを備えている。
次に、緊急時判定部63による緊急時判定及び完了判定について詳細に説明する。
緊急時判定部63は、緊急時フラグFの値が「0」である場合、すなわち緊急回避操作が行われる緊急時ではない場合に、車速V及びレバー傾角θlに基づいて緊急時判定を実行する。また、緊急時フラグFの値が「1」である場合、すなわち緊急時である場合に、レバー傾角θlに基づいて完了判定を実行する。そして、緊急時判定部63は、緊急時判定又は完了判定を実行した結果に応じて緊急時フラグFの値を変更し、緊急時フラグFの値を示す緊急状態信号Seを出力する。
緊急時判定部63は、下記(a1)~(a3)のすべての条件が成立する場合に、緊急時であると判定する。
(a2)レバー傾角θlの絶対値が旋回判定閾値θlth未満であること。
(a3)操作レバー11の操作速度ωlの絶対値が急操作判定閾値ωlth以上であること。
図3に示すように、緊急時判定部63は、各種状態変数を取得すると(ステップ101)、操作速度ωlを演算し(ステップ102)、車速Vが高速判定閾値Vth以上であるか否かを判定する(ステップ103)。車速Vが高速判定閾値Vth以上である場合(ステップ103:YES)、レバー傾角θlの絶対値が旋回判定閾値θlth未満であるか否かを判定する(ステップ104)。レバー傾角θlの絶対値が旋回判定閾値θlth未満である場合(ステップ104:YES)、操作レバー11の操作速度ωlの絶対値が急操作判定閾値ωlth以上であるか否かを判定する(ステップ105)。
緊急時判定部63は、下記(b1)の条件が成立する場合に、緊急回避操作が完了したと判定する。
緊急時判定部63は、操作速度ωlの符号に基づいて、緊急回避操作に対する戻し方向の操作が行われたか否かを判定する。具体的には、緊急時判定部63は、レバー傾角θlに基づいて操作速度ωlを演算し、この操作速度ωlの符号に基づいて現在の操作方向を検出する。そして、検出した操作方向が記憶していた緊急回避操作による操作方向と反対である場合に、戻し方向の操作が行われたと判定する。緊急時判定部63は、(b1)の条件が成立する場合に、緊急時フラグFの値を「0」にリセットする。また、緊急時判定部63は、戻し方向の操作が行われたと判定した場合、記憶していた緊急回避操作による操作方向を消去する。一方、緊急時判定部63は、(b1)の条件が成立しない場合、緊急時フラグFの値を変更せず、記憶していた操作方向を消去しない。
図4に示すように、緊急時判定部63は、各種状態変数を取得すると(ステップ201)、操作速度ωlを演算し、この操作速度ωlの符号に基づいて操作レバー11の現在の操作方向を検出する(ステップ202)。続いて、現在の操作方向が緊急回避操作による操作方向と反対であるか否か、すなわち戻し方向の操作が行われているか否かを判定する(ステップ203)。
次に、図2に示す目標操作反力演算部61による目標操作反力T*の演算について詳細に説明する。
詳しくは、目標操作反力演算部61は角度軸力を基礎操作反力Tbとして演算する。角度軸力は、転舵輪3が路面から受けると考えられる路面反力であって、任意に設定する車両のモデルにより規定される理想値である。角度軸力は、路面情報が反映されない軸力である。路面情報とは、車両の横方向への挙動に影響を与えない微小な凹凸や車両の横方向への挙動に影響を与える段差等の情報を含む。角度軸力は、例えばレバー傾角θlの絶対値が大きくなるほど、角度軸力の絶対値が大きくなるように演算される。また、角度軸力は、例えば車速Vが大きくなるほど、角度軸力の絶対値が大きくなるように演算される。
図5に示すように、目標操作反力演算部61は、各種状態変数を取得すると(ステップ301)、基礎操作反力Tbを演算する(ステップ302)。続いて、緊急時フラグFの値が「0」であるか否かを判定する(ステップ303)。緊急時フラグFの値が「0」である場合(ステップ303:YES)、ゲインGを通常時ゲインGnに設定し(ステップ304)、通常時ゲインGnを用いて目標操作反力T*を演算する(ステップ305)。
次に、図2に示す目標転舵対応角演算部72による目標転舵対応角θp*の演算について詳細に説明する。
目標転舵対応角演算部72は、各種状態量を取得すると(ステップ401)、緊急時フラグFの値が「0」であるか否かを判定する(ステップ402)。緊急時フラグFの値が「0」である場合(ステップ402:YES)、通常時マップ81を用いて目標転舵対応角θp*を演算する(ステップ403)。
(1-1)仕事量調整部である目標操作反力演算部61は、緊急時であるか否かの判定結果に応じて転舵輪3を転舵させるために必要な仕事量を調整する緊急時調整処理を実行する。緊急時調整処理は、緊急時判定部63により緊急時であると判定された後の前期段階において、緊急時であると判定されない場合に比べ、仕事量を小さくする軽減処理を含む。そのため、緊急時であると判定されると、小さな仕事量で転舵輪3を転舵させることができる。これにより、緊急回避操作を容易に行うことができる。
ここで、レバー傾角θlの変化量に対する転舵角θiの変化量の角度比αは、操舵装置2が搭載される車種によって異なることがある。そのため、前期段階から後期段階に移ったか否かの判定を、例えばレバー傾角θlに基づいて行うと、車種ごとに最適なレバー傾角θlの閾値を検討しなければならない。この点、上記構成によれば、前期段階から後期段階に移ったか否かの判定を緊急時であると判定されてからの経過時間tに基づいて行う。そのため、幅広い車種に対して、前期段階から後期段階に移ったか否かの判定を容易に行うことができる。
次に、操舵制御装置の第2実施形態を図面に従って説明する。なお、説明の便宜上、同一の構成については上記第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
(2-1)仕事量調整部である目標転舵対応角演算部72は、緊急時であるか否かの判定結果に応じて転舵輪3を転舵させるために必要な仕事量を調整する緊急時調整処理を実行する。そのため、緊急時であると判定されると、小さな仕事量で転舵輪3を転舵させることができる。これにより、緊急回避操作を容易に行うことができる。
・上記(a1)~(a3)のすべての条件が成立する場合に緊急時であると判定したが、これに限らない。例えばレバー傾角θlに関する(a2)の条件を判定せず、(a1)及び(a3)の条件が成立する場合に緊急時であると判定してもよい。また、操作ユニット4の操作状態を示すパラメータ及び車両の走行状態を示すパラメータ以外の他の情報を用いて、緊急時であるか否かを判定してもよい。他の情報は、例えば障害物を検出するカメラからの信号であってもよい。また、他の情報は、付近を走行する他の車両又は走行する道路に設置された監視機器との間で通信により得られる情報であってもよい。
・目標操作反力演算部61は角度軸力を基礎操作反力Tbとして演算したが、これに限らず、例えば電流軸力を基礎操作反力Tbとして演算してもよい。電流軸力は、転舵モータ32からラック軸22に実際に伝達される軸力であり、路面情報を含む。電流軸力は、転舵モータ32に供給される実電流値に基づいて演算することができる。また、角度軸力と電流軸力とを所定比率で足し合わせた配分軸力を基礎操作反力Tbとして演算してもよい。さらに、例えばレバー傾角θlの絶対値に比例する値を基礎操作反力Tbとして演算してもよく、基礎操作反力Tbの演算は適宜変更可能である。
・上記第1実施形態において、緊急時調整処理は、抑制用目標転舵対応値演算処理を含まなくてもよい。つまり、緊急時であると判定される場合と緊急時であると判定されないとで、同様に目標転舵対応角θp*を演算してもよい。
・操作レバー11は、ベース12に傾動可能に支持されたが、これに限らず、例えばベース12に対してスライド可能に支持されてもよい。この場合、運転者による操作量は、操作レバー11のスライド量で表される。操作レバー11は、転舵輪3の転舵角θiを制御することに加え、車両の駆動/制動を制御するために用いられてもよい。
Claims (19)
- 車両の操舵装置を制御する操舵制御装置であって、
前記操舵装置は、操作部材を有する操作ユニットと、転舵輪を転舵させるように構成される転舵ユニットとの間の動力伝達路が機械的に分離した構造を有し、
前記操舵制御装置は、
前記操作部材の操作量に基づいて、前記転舵輪の転舵角に換算可能な換算可能値の目標値である目標転舵対応値を演算するように構成される目標転舵対応値演算部と、
前記目標転舵対応値に基づいて、前記転舵ユニットを作動させる転舵制御信号を生成するように構成される転舵制御信号生成部と、
緊急回避操作が行われる緊急時であるか否かを判定するように構成される緊急時判定部と、
前記転舵輪を転舵させるために必要な運転者の仕事量を調整するように構成される仕事量調整部と、を備え、
前記仕事量調整部は、緊急時であるか否かの判定結果に応じて前記仕事量を調整する緊急時調整処理を実行するように構成され、
前記緊急時調整処理は、前記緊急時判定部により緊急時であると判定された後の前期段階において、緊急時であると判定されない場合に比べ、前記仕事量を小さくする軽減処理を含み、
前記操作ユニットは、前記操作量に応じた操作反力を前記操作部材に付与するように構成され、
前記操舵制御装置は、
前記操作量に基づいて、前記操作反力の目標値である目標操作反力を演算するように構成される目標操作反力演算部と、
前記目標操作反力に基づいて、前記操作ユニットを作動させる操作制御信号を生成するように構成される操作制御信号生成部と、をさらに備え、
前記仕事量調整部は、前記目標操作反力演算部を含み、
前記軽減処理は、緊急時であると判定されない場合に比べ、小さな絶対値を有する前記目標操作反力を演算する軽減用目標操作反力演算処理を含み、
前記緊急時調整処理は、前記前期段階の後に続く後期段階において、前記前期段階に演算される前記目標操作反力よりも大きな絶対値を有する前記目標操作反力を演算する加重処理をさらに含む、操舵制御装置。 - 請求項1に記載の操舵制御装置であって、
前記軽減用目標操作反力演算処理は、車速に基づいて前記目標操作反力を演算する処理である、操舵制御装置。 - 請求項1又は2に記載の操舵制御装置であって、
前記目標操作反力演算部は、緊急時であると判定されてからの経過時間に基づいて、緊急回避操作による回避の段階が前記前期段階から前記後期段階に移ったと判定するように構成される、操舵制御装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の操舵制御装置であって、
前記仕事量調整部は、前記目標転舵対応値演算部をさらに含み、
前記緊急時調整処理は、緊急時であると判定されない場合と比べ、前記操作量の変化量に対する前記転舵角の変化量が小さくなるように前記目標転舵対応値を演算する抑制用目標転舵対応値演算処理をさらに含む、操舵制御装置。 - 車両の操舵装置を制御する操舵制御装置であって、
前記操舵装置は、操作部材を有する操作ユニットと、転舵輪を転舵させるように構成される転舵ユニットとの間の動力伝達路が機械的に分離した構造を有し、
前記操舵制御装置は、
前記操作部材の操作量に基づいて、前記転舵輪の転舵角に換算可能な換算可能値の目標値である目標転舵対応値を演算するように構成される目標転舵対応値演算部と、
前記目標転舵対応値に基づいて、前記転舵ユニットを作動させる転舵制御信号を生成するように構成される転舵制御信号生成部と、
緊急回避操作が行われる緊急時であるか否かを判定するように構成される緊急時判定部と、
前記転舵輪を転舵させるために必要な運転者の仕事量を調整するように構成される仕事量調整部と、を備え、
前記仕事量調整部は、緊急時であるか否かの判定結果に応じて前記仕事量を調整する緊急時調整処理を実行するように構成され、
前記緊急時調整処理は、前記緊急時判定部により緊急時であると判定された後の前期段階において、緊急時であると判定されない場合に比べ、前記仕事量を小さくする軽減処理を含み、
前記操作ユニットは、前記操作量に応じた操作反力を前記操作部材に付与するように構成され、
前記操舵制御装置は、
前記操作量に基づいて、前記操作反力の目標値である目標操作反力を演算するように構成される目標操作反力演算部と、
前記目標操作反力に基づいて、前記操作ユニットを作動させる操作制御信号を生成するように構成される操作制御信号生成部と、をさらに備え、
前記仕事量調整部は、前記目標操作反力演算部を含み、
前記軽減処理は、緊急時であると判定されない場合に比べ、小さな絶対値を有する前記目標操作反力を演算する軽減用目標操作反力演算処理を含み、
前記仕事量調整部は、前記目標転舵対応値演算部をさらに含み、
前記緊急時調整処理は、緊急時であると判定されない場合と比べ、前記操作量の変化量に対する前記転舵角の変化量が小さくなるように前記目標転舵対応値を演算する抑制用目標転舵対応値演算処理をさらに含む、操舵制御装置。 - 請求項5に記載の操舵制御装置であって、
前記軽減用目標操作反力演算処理は、車速に基づいて前記目標操作反力を演算する処理である、操舵制御装置。 - 請求項5又は6に記載の操舵制御装置であって、
前記緊急時調整処理は、前記前期段階の後に続く後期段階において、緊急時であると判定されない場合に演算される前記目標操作反力以上の絶対値を有する前記目標操作反力を演算する加重処理をさらに含む、操舵制御装置。 - 請求項7に記載の操舵制御装置であって、
前記目標操作反力演算部は、緊急時であると判定されてからの経過時間に基づいて、緊急回避操作による回避の段階が前記前期段階から前記後期段階に移ったと判定するように構成される、操舵制御装置。 - 請求項4~8のいずれか一項に記載の操舵制御装置であって、
前記抑制用目標転舵対応値演算処理は、車速に基づいて前記目標転舵対応値を演算する処理である、操舵制御装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の操舵制御装置であって、
前記仕事量調整部は、前記目標転舵対応値演算部を含み、
前記軽減処理は、緊急時であると判定されない場合に比べ、前記操作量の変化量に対する前記転舵角の変化量が大きくなるように前記目標転舵対応値を演算する軽減用目標転舵対応値演算処理を含む、操舵制御装置。 - 請求項10に記載の操舵制御装置であって、
前記軽減用目標転舵対応値演算処理は、車速に基づいて前記目標転舵対応値を演算する処理である、操舵制御装置。 - 請求項10又は11に記載の操舵制御装置であって、
前記目標転舵対応値演算部は、メモリを備え、
前記メモリは、前記操作量と前記目標転舵対応値との関係を示す通常時演算情報及び緊急時演算情報を記憶し、
前記操作量は、前記車両が直進する場合にゼロであり、
前記通常時演算情報及び前記緊急時演算情報の各々は、ゼロを含む前記操作量の範囲である小操作範囲と、前記小操作範囲よりも絶対値が大きな前記操作量の範囲である大操作範囲と、を含み、
前記小操作範囲において、前記緊急時演算情報における前記操作量の変化量に対する前記目標転舵対応値の絶対値の変化量は、前記通常時演算情報におけるそれよりも大きくなるように設定され、
前記軽減用目標転舵対応値演算処理は、前記緊急時演算情報を用いて、前記操作量に基づく前記目標転舵対応値を演算する処理である、操舵制御装置。 - 請求項12に記載の操舵制御装置であって、
前記大操作範囲において、前記緊急時演算情報における前記操作量の変化量に対する前記目標転舵対応値の絶対値の変化量は、前記通常時演算情報におけるそれよりも小さくなるように設定される、操舵制御装置。 - 請求項1~13のいずれか一項に記載の操舵制御装置であって、
前記転舵制御信号生成部は、前記目標転舵対応値の変化を前記転舵角に徐々に反映させる前記転舵制御信号を生成するように構成される、操舵制御装置。 - 請求項1~14のいずれか一項に記載の操舵制御装置であって、
前記緊急時判定部は、緊急回避操作が完了したか否かを判定するようにさらに構成され、
前記仕事量調整部は、前記緊急時判定部により緊急回避操作が完了したと判定された後に前記緊急時調整処理を停止するように構成される、操舵制御装置。 - 請求項15に記載の操舵制御装置であって、
前記緊急時判定部は、緊急回避操作による前記操作部材の操作方向と反対の戻し方向の操作が行われるか否かに基づいて、緊急回避操作が完了したか否かを判定するように構成される、操舵制御装置。 - 請求項1~16のいずれか一項に記載の操舵制御装置であって、
前記緊急時判定部は、前記車両の走行状態を示すパラメータと閾値との大小比較の結果、及び前記操作ユニットの操作状態を示すパラメータと閾値との大小比較の結果に基づいて、緊急時であるか否かを判定するように構成される、操舵制御装置。 - 車両の操舵装置を制御する操舵制御方法であって、
前記操舵装置は、操作部材を有する操作ユニットと、転舵輪を転舵させるように構成される転舵ユニットとの間の動力伝達路が機械的に分離した構造を有し、
前記操舵制御方法は、
前記操作部材の操作量に基づいて、前記転舵輪の転舵角に換算可能な換算可能値の目標値である目標転舵対応値を演算することと、
前記目標転舵対応値に基づいて、前記転舵ユニットを作動させる転舵制御信号を生成することと、
緊急回避操作が行われる緊急時であるか否かを判定することと、
前記転舵輪を転舵させるために必要な運転者の仕事量を調整することと、を含み、
前記仕事量を調整することは、緊急時であるか否かの判定結果に応じて前記仕事量を調整する緊急時調整処理を実行することを含み、
前記緊急時調整処理は、緊急時であると判定された後の前期段階において、緊急時であると判定されない場合に比べ、前記仕事量を小さくする軽減処理を含み、
前記操作ユニットは、前記操作量に応じた操作反力を前記操作部材に付与するように構成され、
前記操舵制御方法は、
前記操作量に基づいて、前記操作反力の目標値である目標操作反力を演算することと、
前記目標操作反力に基づいて、前記操作ユニットを作動させる操作制御信号を生成することと、をさらに含み、
前記仕事量を調整することは、前記目標操作反力を演算することを含み、
前記軽減処理は、緊急時であると判定されない場合に比べ、小さな絶対値を有する前記目標操作反力を演算する軽減用目標操作反力演算処理を含み、
前記緊急時調整処理は、前記前期段階の後に続く後期段階において、前記前期段階に演算される前記目標操作反力よりも大きな絶対値を有する前記目標操作反力を演算する加重処理をさらに含む、操舵制御方法。 - 車両の操舵装置を制御する操舵制御方法であって、
前記操舵装置は、操作部材を有する操作ユニットと、転舵輪を転舵させるように構成される転舵ユニットとの間の動力伝達路が機械的に分離した構造を有し、
前記操舵制御方法は、
前記操作部材の操作量に基づいて、前記転舵輪の転舵角に換算可能な換算可能値の目標値である目標転舵対応値を演算することと、
前記目標転舵対応値に基づいて、前記転舵ユニットを作動させる転舵制御信号を生成することと、
緊急回避操作が行われる緊急時であるか否かを判定することと、
前記転舵輪を転舵させるために必要な運転者の仕事量を調整することと、を含み、
前記仕事量を調整することは、緊急時であるか否かの判定結果に応じて前記仕事量を調整する緊急時調整処理を実行することを含み、
前記緊急時調整処理は、緊急時であると判定された後の前期段階において、緊急時であると判定されない場合に比べ、前記仕事量を小さくする軽減処理を含み、
前記操作ユニットは、前記操作量に応じた操作反力を前記操作部材に付与するように構成され、
前記操舵制御方法は、
前記操作量に基づいて、前記操作反力の目標値である目標操作反力を演算することと、
前記目標操作反力に基づいて、前記操作ユニットを作動させる操作制御信号を生成することと、をさらに含み、
前記仕事量を調整することは、前記目標操作反力を演算することを含み、
前記軽減処理は、緊急時であると判定されない場合に比べ、小さな絶対値を有する前記目標操作反力を演算する軽減用目標操作反力演算処理を含み、
前記仕事量を調整することは、前記目標転舵対応値を演算することをさらに含み、
前記緊急時調整処理は、緊急時であると判定されない場合と比べ、前記操作量の変化量に対する前記転舵角の変化量が小さくなるように前記目標転舵対応値を演算する抑制用目標転舵対応値演算処理をさらに含む、操舵制御方法。
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